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種別 | 級 | PS | 名称 | 耐久 | 重量 | 最高 速度 | パワー ロス | 積載量 | 積載増加量 |
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ホバー | 300 | イカロス VII | 193 | 280kg | 85km/h | 8.0% | 900kg | 620kg | |
350 | イカロス IV | 252 | 325kg | 75km/h | 10.0% | 1350kg | 1025kg |
解説
このゲームの車両という概念を破壊したムーブメントその2。
ドーンチルドレンが現在はカテゴリを独占している。
ジェット噴射により中空をフヨフヨと浮かんでいるため、地を這うムーブメントでは中々見られない様々な特性を持つ。
主な特徴は下記の通り
長所
- 地形ペナルティの影響を受けない。地形の凹凸での減速が少ない。
- ある程度の障害物や他プレイヤーを乗り越える事が可能。
- ジャンプ時の滞空時間が長い。
- 酸の池をノーダメージで渡れる。
- 車体が浮いているため、地面付近の攻撃を受けづらい。
- 車体が浮いているため、上面を撃たれる心配があまりなく、装甲を水平方向に集中できる。
- 常に姿勢を維持しようとする力が働くため、横転することはほぼない。
- 前後左右に高速で動ける。
- 超信地旋回が可能。方向転換が速い。
短所
- 耐久値が低め。サイズが大きく被弾しやすい。
- 車高が高く敵に見つかりやすい。
- 速度制限がある。
- 接地していないため慣性で車体が流されやすく、停止位置や細かな向きの調整が難しい*1。
- 車体が揺れ動きやすく照準がブレやすい。
- サイドブレーキがなく急停車できない。
- 衝突で姿勢を崩しやすい。
- 急な坂道で減速しやすい。
- 進行方向に向かって車体が大きく傾くため、全方位に機敏に動けるわりに機動戦が苦手。(イカロス VIIのみ)
要素をあげればこんなところだが、全般的な特徴を言えば、直線機動の最高速度こそやや遅めだが、前後左右に自在に移動でき、地形適応力や旋回速度の高さなどを活用することで他ムーブメントとは一線を画した機動力を持つムーブメントと言える。
また、回避力が高い分、装甲を削って軽量化しやすいという特性があり、被弾を前提に装甲を積んで鈍重化しがちな地上機体を圧倒する高機動の一因となっている。
ただし、ホバーは機動力こそ高いもののパーツそのものの脆さと操作の難しさから運用には強い制約がかかり、見た目ほど簡単な装備とは言えない。
グリップの効かない不安定な車体をコントロールしながら前後左右に自在に動き回るにはホバー操作の熟練やマップ知識の習熟が必須。未熟な使用者が適当に使ってみると、車体の端が障害物に引っかかって車体全てがあらぬ方向を向いたり、地上機であれば問題にならないような起伏で車体が大きく揺れ動いて照準が滅茶苦茶にずれたり、方向を調整しようとした勢い余って逆方向へ滑ってしまったりと、様々なトラブルに直面することになる。
「機体の脆さを回避力で補う」と言葉にすると簡単だが、敵の照準から逃れ続ける為に忙しなく機体を動かし続けながら戦闘を行うのは中々に難易度が高くシビアな操作を要求される。
長距離攻撃を撒きつつひたすら距離を取って戦うならば大雑把な移動で済むのでさほど技術は必要ないのだが、直接照準の武器である程度距離を詰めて戦おうとすると途端に操作難易度が跳ね上がる。
ホバーの大まかな傾向はパワースコアのエリアごとに特色が異なる為、それぞれを分けて解説する。
低PS帯(コモン~レア程度)
ホバーを採用した代償に火力や装甲を削りまくっている回避特化ホバー。ホバーだけでパワースコアの2~3割を占めている事もザラ。パワースコアの関係上、高性能な武器などとても採用できず、大半は直接照準の低ランク武器を使っており、攻撃性能はお世辞にも高くない。
それに加え回避型の立ち回りを支える為のエンジンやレーダーもパワースコアを底上げしており、総合的な性能は貧弱極まりない。恐らくこのエリアのホバーが最も弱く、最も速く、最もウザい。
マシンガン等の命中力の高い武器で回避性能を無力化して削り合いに持ち込まれると地の弱さが出るものの、低ランクのキャノンではいくら撃っても当たらなかったり、低ランクキャビンの機動力で距離を詰めることは至難。「当てれば落とせるが当たらない」「近寄れば落とせるが近寄れない」「ホバー側からは低攻撃力を一方的にぶつけ続けてくる」という害悪の極まったストレスフル仕様になっている。
これまでもこれからもこのエリアではゲームを始めたばかりの初心者プレイヤーがホバーに対する限りない憎悪を植え付けられている。
- 対処法
- ホバーが自由に動けている状況では勝ち目は薄い。
最高速度の弱さにつけこみ、軽量高速のタイヤビルドで突撃してショットガンで削り倒すか、ある程度の装甲と速度を備えたマシンガンビルドで追い回しながら削り倒すのが最適解。
基礎性能が劣悪なので、距離さえ潰し続ければ勝てない勝負ではない。
突撃できない状況なら半端に撃ち合いに付き合ったりせず、さっさと逃げて陣地転換、といったメリハリが重要。
中PS帯(エピック程度)
ホバー相応のPS帯。命中力の高い武器が増えてくる為、このエリアでも装甲をろくに積んでいないホバーは少数派。攻撃力、回避力、防御力をそれなりに抑えたバランス型が多い。
ある程度の装甲を備えている分、多少の被弾では中々落ちず、障害物からの素早い出入りを容易にこなしたり、往復運動で低弾速の攻撃を回避したり、後退速度を活かして敵の攻撃が届かない位置をキープしたりと、殴り合いにはかなり強い。
低PS帯ほどキビキビ動く訳ではないが、地上機を容易に振り切る程度の機動力を持つため、ある程度の射程がなければ攻撃範囲に捉え続けることは難しい。ステルスやブースター等を上手く利用すれば一時的に近接戦の距離まで詰める事は可能だが、地上機はホバーの急激な方向転換についていくことができないので、(上手くホバーを拘束できなければ)攻撃できる時間はそう長くない。
とはいえホバーの特性上、素の攻撃能力や防御力は低め、回避性能を無効化する高弾速高DPSの武器で追い回されて削り合いに持ち込まれると脆い。
また、低PS帯同様に装甲を削ることで回避力を上げて、1ランク上の装備を積んだホバーも存在する。
こちらはやや特殊で、どういった装備を採用しているかによって特色や立ち回りが大きく異なるため一概にどうこうは言えない。
高PS帯(レジェンダリ~レリック程度)
流石にこのエリアまで来るとホバーの足回りのパワースコアは特筆するほど高いとは言えない。多脚ホバーによる火力や装甲、補助装備を盛りまくった高性能な機体が出現する、中PS帯以下のホバー論は通用しない、なんでもありのわくわくワンダーランド。
飛び抜けた射程と攻撃力を持つスコーピオンが環境要因として大きな立ち位置を占めており、それに対抗する為に多重装甲を積載した重ホバーが多いようだ。
ホバー特有の回避力は劣悪を極めているが、攻撃が済んだら遮蔽に逃げ込んだり、水平移動で狙いをずらしたり、バック走で距離を取り続けたりする程度の移動力は当然持ち合わせている。その上で前方に特化してミルフィーユのように装甲と隙間を重ねた防御性能は単発攻撃に対しては並の地上機よりも硬かったりする。
防御性能を得た代償として速度を意識した地上機よりも機動力は明確に劣っているという逆転現象が発生することもままあり、近接ビルドによる強襲が一種のホバー攻略法として成り立っている模様。
- 対処法
- このエリアのホバーは装甲が堅牢な上、高威力高精度の単発攻撃を射出して即座に離脱できるため、遠距離からの打ち合いには滅法強い。追いかけ回す事のできない状況で半端に撃ち合いに付き合うと一方的にボロボロにされるため、殴りに行くか逃げ回るかメリハリを徹底した方が良い。
一部、近寄ってショットガンやヤマアラシを撒く近接ホバーなどという色物もいたりはするが、基本的にはとにかく追い回して距離を詰め続け、ホバーの装甲を削り倒す事で対処するのがベター。
堅牢な上に回避力が高いため、キャノンやミサイルなどは相性が悪い。また、ホバー武器として人気の高いスコーピオンを想定すると、マシンガンやグレネードランチャーなどの低耐久武器も瞬殺されかねないので避けた方が良い。
高機動で一気に距離を詰めてショットガン・火炎放射器・テスラキャノンなど短射程武器でカタに嵌めるか、ある程度高耐久なビルドとミニガン・オートキャノン・ドローンなど堅牢な高DPS武器を組み合わせて追い立てながら削り倒すか、といったところが有力候補と言えるだろう。
実装当初から現在まで高速機動で距離を支配しつつ一方的に高火力をブチ込んでくるハメ技じみた危険度の高いビルドとして君臨し続けている為プレイヤー達からのヘイトは高く、敵ホバーを優先的に狙うプレイヤーや味方ホバーに嫌がらせをするプレイヤー、ホバーの削除を願うプレイヤーや削除レベルの弱体化を望むプレイヤー、果ては誹謗中傷や虚偽通報に及ぶ事もあるようで、ホバーを憎むあまりcrossoutの暗黒面に落ちていくプレイヤーは後を絶たない。
全体的にホバーにカモられやすいのは、50km程度が最高速という鈍足ビルドであったり、低耐久武器を使っていながら装甲を積み過ぎて半端に速度が死んでいるビルドや、距離を取って単発射撃を投げ込む低DPS武器だったりする。
ある程度素早く距離を詰めて高火力で圧殺するタイプのビルドはホバーにもいくらか対抗しやすいので、ホバーに対抗したいのならその辺りを意識すると良いだろう。
もしくは、重量キャビンに隠しやすい武器を積み、1対1のできそうなタイミングでゴリ押しで単純な耐久力勝負に持ち込むという手もある。
他装備との相性
流石に全てを網羅するのは難しいので、大雑把に主要なものを。
- ハードウェア類
- ホバーは脆弱な機体を持つため、敵との距離のコントロールがシビア。
接近を察知する為のレーダー類や、行方を眩ませる為のステルス、場合によってはバリア装備など、様々なハードウェアが候補になる。- エンジン類
- 機動力、特に小回りや加速力が重要なホバーにとってエンジンの重要度は高い。
また、ある程度の耐久力を持った装甲パーツとしての効果も期待できるため、軽量エンジンではなく電力を支払って何らかの高性能エンジンを積んでいることが多い。
足回りを補強できる上に加速力が大きく向上するコロッサスの価値も高いが、積載量を底上げできるエンジンも大きな効果がある。機動力と防御力のどちらを優先するか悩ましいところ。
- 撃ち逃げ(誘導ミサイル、プラズマガン、無誘導ロケット、焼却炉など)
- 射程が長く、攻撃が一瞬で終わる撃ち逃げに適した武器群。ホバービルドの代表的な装備。
ひたすら距離を取ってばら撒くだけで安全に戦闘が行えるため、あまりホバーを上手く使えない初心者でも扱いやすい。
また、比較的軽量なためホバーに搭載しやすい。
- 削り(マシンガン、グレネードランチャー、プラズマ発射機など)
- 敵を機動力で翻弄しながら高DPSで削っていく戦法。状況や敵の使用武器に合わせた立ち回りを必要とする。
ホバー自体が耐久値を捨て去って回避力で勝負するタイプのムーブメントなので、特に低耐久で高火力なものが好相性。
ただし姿勢の不安定さの影響をモロに受けるため、なるべく姿勢を安定させながら戦う操作技術が要求される。
- 短射程(ショットガン、火炎武器、テスラキャノンなど)
- 距離を詰めてまとわりついてハメ殺す運用法。
貧弱なホバーで敵に距離を詰めることには多大なリスクを伴うものの、敵の背面に回り込みやすいので、上手くまとわりつければリターンも大きい。
接近・離脱時のリスクを軽減するため、イージスプライムを併用する事がある。
- ツナミ、マンモス
- ホバーにこんなん積む奴いんのかよバカじゃねーのと言いたくなる組み合わせだが、機体をひたすら軽量化して武器を積むことに全力を費やせば一応成立はするようだ。
バランスが悪く使い勝手は劣悪だが、高耐久の武器を盾にしながら高速で移動できるので使いこなせば中々強いらしい。
バカじゃねーの。
- スコーピオン
- 最初の一発でKOもあり得る超高火力武器。
何に載せても強いが機動力の高いホバーとは特に相性が良く、恐らくゲーム中で最強の組み合わせの一つ。
「2つ積んで1トン近いのでホバーに積むと機動力は犠牲になる」
「命中箇所から6マス以内に重要パーツがなければ雑魚パーツを破壊しただけで終わる」
「弾速無限ではないので高速で動く敵にはミスショットの恐れがある」
「貫通が効果をなさない重量キャビンなどを前に出されるとDPSがいまいち振るわない」
といった点が挙げられる。
弱点の露出した比較的低耐久な敵に関しては圧倒的な殺傷力を持つが、弱点部位が厳重に防護されたひたすら硬いタンク型ビルドに対しては意外と手を焼いたりする。
対ホバー
ホバーは距離を取ったり不規則な動きでフェイントをかけたり、機動力の高さで行方をくらませたり、攻撃範囲外に回り込んだりと、攻撃を当てづらくする事が得意。
また、正面に限れば意外とよく耐えるため、安全圏からチマチマ狙い撃つ戦法ではそう簡単に落とせない。そしてホバー側は低耐久高火力の武器を思う存分に振り回してくる。
といった性質から、全方向にそこそこバランス良く性能を伸ばした万能型ビルドではホバーの防御を貫くことは難しく、カモにされやすい。
序盤のホバーは基本的に安全圏で行動し危険を最小限に抑える動きをするため攻撃しづらく、大抵の場合はホバーに取り掛かる前にある程度敵チームのプレイヤーを片付ける必要がある。
しかし終盤になれば敵味方ともに人数が減ってホバーが自由に動きやすくなるため、ハードウェアを交えて一方的に殴り逃げを繰り返す事ができるようになったりする。
ホバーを逃さず捉え続ける機動力や、精密レーダーでホバーの位置を補足できなければ同じ土俵に立つ事すら難しい。
また、遠距離から一方的に誘導ミサイルを撃ち逃げするホバーも多く、ミサイルへの対抗手段がなければ大変な不利がついたりする。
上記を踏まえた上でホバー対策としては概ね以下の通り。
- A案:距離を詰める
- ホバーは直線の速力はそこまで高くないため、距離を詰める事自体は比較的容易。
距離さえ無ければホバーの不規則な動きと関係なく確実にダメージを与える事ができるという寸法。
しかしホバー側も水平移動やバック走の早さを駆使して必死に逃げようとするため、至近距離を維持し続けるには機動力(特に加速力)が重要。
装甲パーツを限界まで積みまくって加速力の死んだビルドだと、ホバーの逆側への移動に追随できず、方向転換で動きが止まった隙にホバーにいいように殴られたり逃げ切られたりする。軽量案
100km超の高機動にカメレオンなどを合わせて一気に距離を詰め、大打撃を与える方針。
ホバー側の対応によっては返り討ちにされる可能性もあるものの、仕掛けから決着までが速いため、他プレイヤーの横槍が入りづらいのが利点。
積載量いっぱいに装甲を積むことを控えて軽量化と加速力を優先することはやや難度が高いビルド方針だが、頭を空っぽにして頑張ろう。
なんならブースターの採用を視野に入れてもいい。敵プレイヤーも照準も置き去りにする圧倒的な速度さえあれば、相手の防衛ラインの隙間を無理矢理こじ開けて裏側に潜むホバーにダイレクトアタックを仕掛ける事もできる。ホバーに対する攻撃手段としては、やはり短期決戦で仕留める為、火力重視の短射程武器がオススメ。
ただし、距離を詰めた後はホバーと格闘戦になりやすいので、なるべく武器旋回が効いて攻撃範囲を広くとれる武器を使うと良い。
ショットガンやラピッドファイアマシンガンで一気に削り取ってもいいし、装填式ショットガンやヨン・ワンの一撃を当ててもいい。テスラキャノンで動きを止めて、回り込みながら殴りつけていくのも効果的。
牙やランスを使った体当たりも命中さえすれば有効だが、ホバーはいろいろな意味でよく動くため、速度の乗せた体当たりをぶち当てる相手としては難しい部類に属する。重量案
とにかく高耐久なビルドで追い回す方針。
完全に詰め寄ることは難しくとも、70km程度の速度を維持して最短距離で追い続ければある程度の距離で追随することは不可能ではない。
一撃離脱仕様の単発攻撃武器を使っている持続的なDPSに欠ける武器を使用している場合、特に弱点部位の無い鉄壁の高耐久に仕上げたビルドと対面すると、有効打になりにくく長時間攻め立てることもできるかもしれない。
ただし、高耐久武器は総じて攻撃力が低めで、仕留めるのに時間がかかるので、敵プレイヤーの横槍などを意識する必要があり、本格的にホバーにプレッシャーを与えられるのはプレイヤーの数が少なくなる中盤以降となる。攻撃手段としては、生半可な耐久力の武器ではホバー側の反撃で返り討ちにされかねないため、とにかく防御力が重要。
M-32アドボケイトやアスペクト、冷却式ショットガンのような比較的装甲化しやすい武器や、丸々キャビンの後ろに隠せてしまえるドローン、ターレットキャノンのような高耐久の武器を使うと良い。
特に、狙った敵に強制的に移動デバフをかけられるアナイアレイターは効果が高い。
アナイアレイターに合わせてドローンに特化してもいいが、射撃武器などでホバーを追い回す際にも、まずアナイアレイターをひっつけておくと有利に撃ち合うことができるだろう。もっとも、マシンガンのようなDPSに優れた武器を搭載するホバーからしてみれば、ほどほどの距離を保ってまっすぐ向かってくる敵などただの的でしかないので、倒せそうなホバーとそうでないホバーの見極めは大事。
- B案:命中率の高い武器で確実に削る
- 命中率の高い武器とは要するに「高弾速」「長射程」の2要件を満たす武器。
ホバーは回避力の高さで防御力を底上げしているため、攻撃を外さず確実に命中できる武器ならイージーな相手だという考え方。
勿論、ホバー側も反撃できる状態ならしっかり殴り返してくるため、ホバーが上手く戦えない状況を作ったり、正面から殴り合いでホバーを制するプレイヤースキルが重要。やや難度の高い対策法。単発型
コルヴォ、パーサー、レーザードリル、ブロックチェーンなど、射出後に即着弾する武器を使用する。できれば首振り速度も速い方が望ましい。
(フロント)キャノン、怪獣、スコーピオンなどの高弾速武器でもやってやれないことはないが、やはり着弾にラグがあると移動先の予測が絡むようになるため、ある程度距離が離れると高速で動き回るホバーを狙うのはかなり厳しくなる。ホバーの回避運動に殆ど影響されない高弾速があれば、ホバーが距離を取って水平移動で翻弄しようとしていても、構わず殴りつけていくことができる。
単発攻撃を上手くホバーの急所に当てるエイム力があれば、試合序盤の僅かなチャンスで一気に仕留めきることも可能。ホバー自体も似たような戦法を使ってくるので、ホバーと同じ土俵に登るような戦い方だが、どうしてもこちらは回避力で劣るため、やや不利がつくのは否めない。
攻撃後に素早く身を隠すことが重要なのは勿論だが、地上機体ならではの耐久力や、最高速度の高さなどを活かして優位を取りたい。
- C案:高衝撃武器で殴る
- ホバーのグリップの悪さ、姿勢の崩れやすさを利用する対策法。
基本的には(銃撃系)クロスボウでしか実現できない特殊な手法。かろうじてリーパーでも出来なくもない。
ホバーは大きな衝撃を受けると姿勢が崩れやすい。どころか当たりどころによっては車体の向き自体が大きく変化してしまうため、操作に多大な支障をきたしたりする。というところに期待するハラスメント的戦術。
上手く行けばホバーの反撃を許さず一方的に畳み込める、かも知れない。
また、サイズが大きく被弾しやすいため、鈍重なビルドで使うとホバー側に簡単に剥がされかねない。
ホバーを意識するのなら、ある程度素早いビルドで、比較的近い距離で使うものと考えるとよい。
- D案:ワイヤー殺法
- ハープーン、カプカンなどで動きを止めて致死の一撃を叩き込む。
十分な耐久力を持ったビルド相手にはあまり有効ではない、対ホバー(というか軽量ビルド対策)に特化した手法。ハープーン殺法
能動的に当てていけるハープーンで動きを止める手法。
機動力とステルスがあればスキンナーでホバーを捕まえること自体はそう難しくない。
しかしスキンナーで密着されるとほぼほぼ身動きの取れなくなる地上機と違ってホバーはある程度自由に動ける上、加速力重視のパワフルな機体が多いため、右に左にと釣り上げられた魚の如く暴れまわり、こちらの機体を引きずったりと、落ち着いて攻撃を加えることは難しい。
また、爆破攻撃の類は自機にも自爆ダメージが入ってしまうし、下手にスキンナーが接続しているパーツを壊すと逃げられてしまうため、なるべく効果的に一撃で戦闘不能に追い込む必要がある。その上、ホバーの装備している爆発物を壊すと巻き添えを食らう恐れがある、
といった具合でトドメに関してはいくつかの課題が存在する。オススメは各種ホイールドローン類。
ホバーは正面に防御力を特化させているだけに側面や背面からの一撃には極めて脆弱で、ハードウェアなどが無防備に露出している事も珍しくない。
ホイールドローンが回り込んで攻撃を仕掛ければ上手い一撃が入る可能性は高い。
また、ホバーのフレーム位置の高さから、地を這うドローンの攻撃は重要パーツを加害しやすい。ホバーをスキンナーで捕まえたまま長引くのが嫌なら「フューズ」ドローンを放って終わりでもいい。
並のビルドであればフューズの一撃くらいは素の防御力で耐えてしまうが、ホバーにとってはフューズの一撃ですらかなり痛い。
何の工夫もなくホバーの近くにフューズを置いただけだと、出現直後のフューズが寝ぼけている隙に距離を取られ、そのまま逃げられてしまいがちだが、スキンナーで暫く動きを止めて、フューズが動き出すまでの時間を稼いでからスキンナーを外して離脱することで、ホバーvsフューズ(至近距離スタート)を強いることができる。
ホバー側がフューズを振り切れるか、フューズの攻撃力に耐えられるかは運次第といったところだが、上手くフューズが当たった時のリターンが大きいのでそこまで悪い勝負ではない。カメレオンを使うかも知れないのでヴァリファイアを持ち込んでおきたい。使用キャビンは高耐久高積載でそこそこの機動力を持ちドローンの強化もできるゴーストがオススメ。
しかも値段も安い。
Q.「軽量機を捕まえて当てれば効くのは分かった、じゃあ重量機にはどうするんだ」
A.スキンナーとか使わず普通にドローン撒きで立ち回ればええんちゃう・・・?カプカン殺法
スキンナーと違ってこちらはキャビン自体にワイヤーがかかるようなので、パーツ破壊で逃げられる心配はない。遠慮なく高DPS装備で焼き殺してしまえる。問題はどうやって逃げ回るホバーをカプカンに繋ぐかというところ。
起動までの時間があるので、1個では敵から近寄ってこないことには上手くかからないだろう。2個使用ですれ違いざまにサイドから撒けば、まぁかかる可能性はあるが、そのまま逃げ切られる可能性も低くない。
他のやり口としては、まずはスキンナーで捕まえて、その後にカプカンを設置してからスキンナーを解除、という手順を用いればそこそこ確実にカプカンに繋げることができる。
なんならカプカンとスキンナーで引っ張り合う形にすると敵を上手く目の前に固定出来るかも知れない。トドメを刺す手段は適当な高DPS装備で焼いてしまえばいい。火炎武器辺り近接武器に次ぐ攻撃力と射程があるのでおすすめ。
敵がドローンやアルゴス、テスラキャノンなどを装備していた場合はカプカンが解除されることもあるので注意。
アップデート
アップデート0.14.00で下記の修正が入った。
- 移動時に速度と加速度によって機体が傾きように変更
- ホバーの安定性はホバーベース(車両に搭載されたすべてのホバーを囲む長方形)の大きさに依存するように変更
- 「イカロス IV」を「中量」ビルド用のベースに適した性能に変更
- 「イカロス VII」が「軽量」ビルド用のベースに適した性能に変更
理不尽なほどの安定性を誇っていたホバーの安定性は過去のものとなり、アップデート0.14.00からは容易にひっくり返る。
従来のビルドは高確率で墜落するかひっくり返ってしまうだろう。
また、機体が傾くようになったことで、特に上下方向に照準が振れやすくなり、安定した射撃をするには武器やビルドを見直す必要がある。
「イカロス IV」と「イカロス VII」自体は高性能化したが、ホバーの仕様に対して手を加えられた形。
アップデート0.14.00の小規模アップデートで下記の修正が入った。
- ホバー付きの車両の旋回時の慣性を増加
- 機械脚を除き、他のムーブメントが取り付けられている場合、ホバーの特性が機能しないように変更
これにより飛行高度は地面を這いずる高さになるが従来の横向きホバーの図面のまま高性能化したイカロス達を運用できる状態となってしまった。
運営がこれを許すはずがなく、まさにこれを狙い撃ちにしたような修正が今回の小規模アップデートとなる。
アップデート2.0で下記の修正が入った。
- ホバーを著しくコンパクトなビジュアルかつ対称な形状に変更
- フレームのすべての側面に配置できるように変更
- ホバー側面からの被弾についてダメージが増加するように変更
また、ホバー側面からの被弾に対しては被ダメージ増加のデメリットを負うようになった。これは、ホバーが全周に配置できるようになったことと併せて、散々騒がれていた横向きホバーに対するバランス調整であると思われる。
これによって、横向きホバーは以前ほどの脅威にはならなくなった。
アップデート2.3.0.234365(2023/02/02)で下記の調整が入った。
- ホバーの加速計算のバグを修正
- 車両重量とホバーの装備数が加速に大きな影響を与えるように変更
- イカロスVIIの傾きに対する加速の影響を減少
- ホバーのエフェクトがステルス中も見えるように変更(検出距離はタイヤ痕の視認距離と同じ)
「高PS帯の大量のホバー搭載機だけ今回の加速変更の影響を受けるでしょう。あと、ステルス時の視認性をタイヤと同程度にしました。(意訳)」が開発者コメント。
加速計算にバグがあったって、そのバグのせいで性能が高すぎたのか低すぎたのかどっちなのさ。
アップデート2.3.0.234365(2023/02/02)で下記の調整が入った。
- イカロスⅣのPS220→350に増加
- イカロスⅦのPS220→300に増加
「側面ダメージ増加などが反映された現状のホバーに満足してます(なお、今後、空間装甲に大幅な修整を行う可能性があります)。ただ、PS5000~6000帯で特にイカロスⅣがぶっ壊れなのでPSを上げることで改善されるでしょう(意訳)」が開発者コメント。
イカロスのPS云々より遥かに重大なことが括弧書きで書いてあるんですけど!!
アップデート2.12.0.271051:Frostbite Assultで下記の調整が入った。
- 他のムーブメントと一緒に装備した場合、ホバーの飛行高度が低下するように変更
- 他のムーブメントと一緒に装備した場合、低下した飛行高度の位置にホバーがいないと積載が発生しないように変更
- ムーブメントの積載再計算時、機械脚が「最高高度」のムーブメントとしてホバーとは別グループに設定
「機械脚+ホバーの組合せは(機体が傾くなどして)ホバーが低下した飛行高度の位置にあるときだけホバーの積載が発生するようにしました。路面に対して仕事をしてるムーブメントだけが積載を発生する仕組みにしたいと考えています(意訳)」が開発者コメント。
ここまで徹底的に潰しに来たあたり、よほど運営をマジギレさせたっぽい機械脚+ホバーのビルド。
文章構成として
・一文一文が長い、句点でもっと文章を区切るべき
・主観的な見識を述べる点において「最も」などを安易に使い過ぎている
・無駄に長い解説
全体的に長い解説なのだが、水で薄めたカルピス感が強い。
例えば「逃げ回る過程でどこかに機体をぶつけたり、脚を落とされて姿勢を崩せば概ね勝負あり、姿勢復元に手間取って反撃もままならないところに
ありったけの攻撃を撃ち込んでそのまま畳み込む、という戦い方が基本的な対ホバー戦略として有効。」
なんかは「衝突等で姿勢を崩した時に畳み込むといった戦い方が基本的な対ホバー戦略として有効。」でいいのでは?
一々経緯を書く必要なんか何も無い。
内容として、
・近接ビルドがホバーに対して弱いというのは少なくとも海外勢の一般的な認識ではない。
(カニ脚>近接>ホバー>カニ脚)の三すくみの関係は公式掲示板でも触れられている。
・「キャノンやクロスボウが向いていないという対ホバーに対して向いていない」
弾が当たる当たらないの議論はもう見飽きたので個人の意見は割愛する。
が、「近接ビルドがホバーに対して弱い」もそうだがその主観的な意見を書かずとも対ホバーの立ち回りは書くことは可能。
A案B案C案が書かれていた前の解説ではそれが守られているのに、何故解説にこれらの余計な主観を挟みこんでいるのか意味不明。 -- 2020-10-31 (土) 16:22:37