イタリア RankI 軽戦闘機 CR.32
概要
ver 1.69にて実装された、イタリア空ランクI複葉戦闘機。
愛称は「Cricket」(コオロギ)で、スペイン内戦では反乱を支援したイタリアの主力戦闘機としてI-15やI-16と激しい空中戦を繰り広げた。
飛行性能は決して高くはないが、搭載武装のブレダ12.7mm機銃2挺は炸薬の入った弾が扱えるため、初期機体としては破格の大火力を発揮する。同格の機体が相手なら数発のヒットでも撃墜が期待できるだろう。
機体情報(v1.89)
必要経費
必要研究値(RP) | - |
---|---|
機体購入費(SL) | - |
乗員訓練費(SL) | 無料 |
エキスパート化(SL) | 1,000 |
エース化(GE) | 10 |
エース化無料(RP) | 80,000 |
バックアップ(GE) | 10 |
護符(GE) | 80 |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
---|---|
バトルレーティング | 1.0 / 1.0 / 1.0 |
RP倍率 | 1.00 |
SL倍率 | 0.1 / 0.2 / 1.2 |
最大修理費(SL) | 無料 |
機体性能
項目 | (初期⇒全改修完了後) 【AB/RB&SB】 |
---|---|
最高速度(km/h) | 363⇒381 / 349⇒372 |
(高度3,100m時) | |
最高高度(m) | 9,000 |
旋回時間(秒) | 14.2⇒13.9 / 15.1⇒14.0 |
上昇速度(m/s) | 7.3⇒13.1 / 7.3⇒9.6 |
離陸滑走距離(m) | 150 |
エンジン型式 | *** *** |
最大出力(hp) | ***⇒*** / ***⇒*** |
離陸出力(hp) | ***⇒*** / ***⇒*** |
毎秒射撃量(kg/s) | 0.78 |
燃料量(分) | min*** / *** / *** / max*** |
限界速度(IAS) | 590 km/s |
降着脚破損速度(IAS) | 590 km/s |
フラップ破損速度(IAS) | - |
主翼耐久度 | -7G ~ 15G |
武装
分類 | 名称 | 搭載数 | 装弾数 | 搭載箇所 |
---|---|---|---|---|
機銃 | 12.7mm Breda-SAFAT | 2 | 700 | 機首 |
弾薬
武装名 | ベルト名 | 内訳 | 最大貫徹力(mm) | 費用(SL) | ||
---|---|---|---|---|---|---|
10m | 500m | 1000m | ||||
12.7 mm ブレダ-SAFAT | 既定 | T/Ball/Ball/I/AP | 18 | 6 | 5 | - |
汎用 | AP/AP-I/IAI/API-T/I | 18 | 6 | 5 | *** | |
空中目標 | API-T/AP-I/IAI | 18 | 6 | 5 | *** | |
曳光弾 | API-T | 18 | 6 | 5 | ||
ステルス | AP-I/AP-I/IAI/IAI | 18 | 6 | 5 | *** |
追加武装
追加武装:無し
機体改良
Tier | 名称 | 必要RP | 購入費(SL) |
---|---|---|---|
I | 胴体修理 | *** | *** |
ラジエーター | |||
12mm弾薬ベルト | |||
II | コンプレッサー | *** | *** |
機体 | |||
III | 主翼修理 | *** | *** |
エンジン | |||
新しい12mm弾薬ベルト | |||
IV | カバー交換 | *** | *** |
カモフラージュ
研究ツリー
派生機体 | CR.32 quater |
---|---|
次機体 | CR.42 |
解説
特徴
初期機体でありながら、武装のブレダ12.7mm機関銃2挺は一部の格上機体にも勝る火力を発揮する。弾薬ベルトは炸薬入りの弾が多く含まれる"空中目標"、曳光弾無しでも命中させる実力があるなら"ステルス"を選択するとよい。
しかし、このブレダ機銃は弾速の低さのために、弾道が重力に負けて垂れてしまう。可能な限り接近してから射撃しなければ命中は期待できないだろう。
装弾数も発射速度の割に少ない。肝心な時に弾切れを起こさないように、無意味な乱射は控えるべき。
運動性能は決して低くないものの、より強力な複葉機(I-15、Ki-10など)が存在するので、無思考に格闘戦をするのは推奨できない。
ロール(横転)性能は同格機と比べて低めだが、急降下による加速が良好なため、初期機体としては一撃離脱向けな部類に入るだろう。
冷却器が機首から突き出すように配置されているためエンジンがダメージを受けやすい。ヘッドオンは早めに避ける等の注意が必要。
防弾装備は皆無で被弾は即死に繋がる。周囲警戒を怠らず、特に背後には常に気を配ろう。
立ち回り
【アーケードバトル】
ーー加筆求むーー
【リアリスティックバトル】
ダイブ性能の高さを活かした一撃離脱メインでの運用に適している。
最低でも1,000mまでは上昇し、会敵したら
- 自機より高度が低い
- こちらに気づいていない(味方への攻撃中など)
- 速度が落ちている
などの条件に当てはまる敵機を狙ってダイブし、回避されたら速度を落とさずに離脱、安全圏で高度を再び稼ぎながら周囲をよく観察して次の行動を判断する。
ブレダ12.7mm機関銃は当てづらいものの、火力があるので数発のヒットで撃墜を狙える。
【シミュレーターバトル】
上翼が上方向の視界を妨げるため、正面視界は劣悪。後方視界は良好。
単眼式照準眼鏡を搭載するため、狙撃視点では視界が極端に狭くなる。
史実
CR.32はCR.30をベースに設計、開発された複葉戦闘機で、1933年に試作機が初飛行し翌年4月から生産が開始された。
1936年にスペイン内戦が勃発、イタリアよりファシスト政権援護の為に派遣されるとソ連から共和国側に提供されたI-15・I-16を圧倒し、幾人ものエースを生み出した。
少数がベネズエラ・パラグアイなどの南米諸国に輸出された他、中華民国やオーストリアでも運用された。
CR.32が活躍した1930年代中期、主要各国では軍用機の単葉化が進んでおり、第二次世界大戦勃発の頃には複葉機の旧式化は甚だしかった。
ところが、スペイン内戦でのCR.32の活躍を受け止めたイタリア軍は「複葉機は一線級の戦闘機として通用する」と判断してしまった。
この判断は後継機の開発に多大な影響を及ぼし、大戦の起こった1939年の段階でCR.32の発展系であるCR.42(もちろん複葉機)を実戦部隊に導入、さらに一部はCR.32を装備したまま…という状態を招いている。
単葉機の配備の遅れには、保守的な運用体制・工業力の限界等の要素も影響を及ぼしているため、CR.32がこの状態をもたらした訳ではないのだが…優れた性能が自国を陥れてしまった、悲運の名機でもある。
ちなみに本機の影響を受けたのはイタリアだけではない。相対したソ連も自国のI-15やCR.32といった複葉機の活躍に目をつけ、「究極の複葉戦闘機」I-153を開発してしまっている。
小ネタ
翼から突き出ている小さなプロペラは、燃料をエンジンまで送るためのポンプの役割をする風車。
モーターによる漏電などの心配もないことから、戦間期には装備されることが多かった。
外部リンク
コメント
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