日本 RankV ジェット戦闘機 F-86F-30 セイバー

概要
日本ランクVのジェット戦闘機。ゴ〇ラを初め数々の怪獣と戦った、防衛チームJSDFの飛行メカ。
終戦と東西冷戦の発露に伴い米国から導入された、日本ツリーで最初に入手可能な戦後ジェット。
主翼に大きな後退角を持ち、従来機とは一線を画す高速を発揮する。
機体情報(v2.5.1.56)
必要経費
| 必要研究値(RP) | 99,000 |
|---|---|
| 機体購入費(SL) | 390,000 |
| 乗員訓練費(SL) | 110,000 |
| エキスパート化(SL) | 390,000 |
| エース化(GE) | 1,800 |
| エース化無料(RP) | 780,000 |
| バックアップ(GE) | *** |
| 護符(GE) | 2,200 |
BR・報酬・修理
| 項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
|---|---|
| バトルレーティング | 8.0 / 8.3 / 8.7 |
| RP倍率 | 2.02 |
| SL倍率 | 1.1 / 3.1 / 5.8 |
| 最大修理費(SL) | 3,800⇒5,133 / 10,740⇒14,509 / 10,000⇒13,508 |
機体性能
| 項目 | (初期⇒全改修完了後) 【AB/RB&SB】 |
|---|---|
| 最高速度(km/h) | 1,095⇒1,115 / 1,088⇒1,106 |
| (高度海抜m時) | |
| 最高高度(m) | 14,700 |
| 旋回時間(秒) | 24.7⇒23.6 / 26.0⇒24.0 |
| 上昇速度(m/s) | 38.8⇒56.5 / 35.7⇒46.7 |
| 離陸滑走距離(m) | 750 |
| エンジン型式 | ゼネラル・エレクトリック J47-GE-27 |
| 離陸推力(kgf) | 2470.5⇒2630.0 |
| 毎秒射撃量(kg/s) | 5.20 |
| 燃料量(分) | min7 / 20 / max26 |
| 限界速度(IAS) | 1170 km/s |
| 降着脚破損速度(IAS) | 350 km/s |
| フラップ破損速度(IAS) | (戦闘)590 km/s, (離陸)550 km/h, (着陸)350 km/s |
| 主翼耐久度 | -6G ~ 11G |
武装
| 分類 | 名称 | 搭載数 | 装弾数 | 搭載箇所 |
|---|---|---|---|---|
| 機銃 | 12.7mm M3ブローニング | 6 | 1800 | 機首 |
弾薬
| 武装名 | ベルト名 | 内訳 | 費用(SL) |
|---|---|---|---|
| 12.7mm ブローニング M3 | 既定 | API-T/AP/AP/I | - |
| 汎用 | AP-I/AP-I/API-T/I/I | 210 | |
| 地上目標 | API-T/I/AP/AP/AP-I/AP-I | ||
| 曳光弾 | API-T | ||
| ステルス | AP-I/I/AP-I/I | 320 |
追加武装
| 分 類 | 名称 | 搭 載 数 | 影響【AB/RB&SB】 | 費用 (SL) | 搭載条件 | 備考*1 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 最高速度 (km/h) | 上昇速度 (m/s) | 旋回時間 (sec) | ||||||
| R | HVAR | 16 | -121.7/-169.2 | -26.3/-26.3 | +2.8/+5.3 | 300 | FRC mk.2 | 重量1004.8kg |
| B | 1000lbs AN-M65A1 | 2 | -20.2/-22.3 | -16.9/-16.9 | +2.0/+3.9 | 360 | FLBC mk.1 | 合計搭載量 1001.5kg (爆薬量318.4kg) |
| B | 750ポンド M117 M117 cone 45 | 2 | -18.0/-19.4 | -14.3/-14.3 | +1.4/+2.9 | 260 | M117 | 合計搭載量 724.8kg (爆薬量206.62kg) |
機体改良
| Tier | 名称 | 必要RP | 購入費(SL) |
|---|---|---|---|
| I | 胴体修理 | 19000 | 28000 |
| コンプレッサー | |||
| 12mm弾薬ベルト | |||
| II | 新しいブースター | 22000 | 33000 |
| 機体 | |||
| FRC mk.2 | |||
| III | 主翼修理 | 24000 | 36000 |
| エンジン | |||
| 新しい12mm機関銃 | |||
| IV | 耐Gスーツ | 31000 | 46000 |
| カバー交換 | |||
| FLBC mk.1 | |||
カモフラージュ
研究ツリー
| 前機体 | Kikka |
|---|---|
| 派生機体 | - |
| 次機体 | F-86F-40 (JP) |
解説
特徴
機体購入費が高額だが、性能的にはアメリカツリーのF-86F-25と大差はない。後退翼は臨界マッハ数を上げ、高速度での飛行を容易にするという大きな利点はあるものの、主翼上面に偏流が起きやすく、AOAが大きくなるとガタガタと気流剥離を起こしそれ以上曲げられなくなる*2。フル改造後でも速度面ではドイツセイバーに、旋回率では後続のインパルスセイバーに分があるので、チームワークと経験でカバーしよう。
立ち回り
【アーケードバトル】
--加筆求む--
【リアリスティックバトル】
本機だけに限った話ではないが、F-86を使用する上で一番大切なことは速度を落とさないことだ。この機体は日本ツリー初の本格的なジェット戦闘機であり、今までのプロペラ機や大戦中の黎明期ジェット機の延長線上で使用してはいけない。ではどうするのかというと、高速度を落とさず一撃離脱に専心することが求められる。
これまでの機体と比べ圧倒的な高速度、ロールレート、そして濃密なM3 12.7mm6門の弾幕に驚くだろう。しかし実戦で使ってみると加速が非常に遅いため、初めは中々その性能を体感しづらいのは否めない。また加速が遅いということは旋回後の復速が遅いということでもあるため、感覚としては絶対にIAS800km/hを切らないように運用することが必須である。
試合開始後はまず約10°の上昇角で迂回上昇しよう。そして約4500~5500mごろになると会敵し始めるので、機体を水平に戻し索敵しながら750km/hを超えるまで加速しながら味方の方向へ針路を取ろう。そして戦闘中の敵のうち自分より低高度の敵に攻撃を開始し、1、2撃を仕掛けたらこれまでのように格闘戦を絶対にせず、降下のエネルギーも含め約1000km/hで水平にまっすぐ逃げ、追ってきた敵を突き放すこと。
なぜならこの状態で旋回をすると元から旋回性能は高くない上に急激に速度が落ちるため、相手に追いつかれて撃墜されてしまうためである。そうでなくとも主翼が高速度の飛行に適している都合上強度が低く、この状態で曲げると簡単に破損して墜落する危険性も高いため、逃げる利点はあっても曲げて追う利点は一つもないためである。相手が追跡を中断したら再度上昇し、およそ800km/hまで回復させ、再攻撃しよう。
また、このBR帯ではAAMを装備した敵機とマッチングする。AAMが発射されたらスロットルを落として旋回することで十分回避することができるが、急激にエネルギーが落ちるため回避後はモーメントを打ち消してから降下して速度を回復し、味方の方へ戻って体制を立て直すこと。
【シミュレーターバトル】
武装に関してだが、前任の橘花と異なりしっかりとした光学照準器が付いていることに安堵を覚えることだろう。搭載しているM3ブローニングはレートも高く、また弾道も素直であり、多少ばらまき気味に撃っても問題ない装弾数を誇る。ただし、所詮は12.7mmなので連続で当てなければ敵機を撃墜するのは難しく、エンジン出火やパイロット抜きなどを狙う必要がある。
この機体は日本ツリー初となるレーダーを搭載しており、電源が入っている状態で、目標を機体正面にとらえ3km圏内まで近づくとスクリーンに機影が表示される。この際特殊な操作は要らず自動的にロックオンされる。このF86F-30と後継機のF-40に搭載されているのは「測距レーダー」と呼ばれる類のものであり、前方の物体との距離を計測できるシンプルなものであり、それ以上の機能はないが、例えば敵機を追いかけている状態で敵機のアイコンが離れていっているか否かで相対速度を把握できたりなど、何かと便利な機能である。1km,2kmのところにそれぞれ線が入っている為、武装の偏差を取る際に活用できるかもしれない。尚敵味方識別装置は搭載されていないので、これまでと同様敵味方の識別を怠らないように。
昔は追跡レーダーを作動した時、照準器のレティクルがレーダーと連動して動作し、自動で偏差を取ってくれる機能「FCS」が搭載されていた。しかし、この機能は廃止され、のちの2023年3月7日のアップデート2.25"Sky Guardians"により一部機体に再実装された。現在日空ツリーではF-4EJ Kai Phantom IIとF-16AJのみが使用できる。(余談だがこのFCS機能、完全な空想の産物というわけではなく「an/apg-30」レーダー測距付きジャイロ式照準器として、きちんとレティクルが自動的に敵を追尾する機能は存在した。だが現在も復活する模様はない)
--加筆求む--
史実
F-86はアメリカのノースアメリカン社が開発したジェット戦闘機。日本国内での愛称は「旭光」(きょっこう)
日本におけるF-86の運用は、航空自衛隊の設立初期にアメリカ軍から供与されたF-30型およびF-40型がその鏑矢となった。その後はF-40型を国内でノックダウン生産し、製造技術の獲得を進めながらライセンス生産へと移行していった。
F-104J/DJの配備まで主力戦闘機として活躍した。最終的には435機が配備され、空自の初期を支えた名機である。
F-104J/DJの導入に伴い余剰となったF-30型の一部は、武装の撤去・F-40型への改修の上、写真偵察機RF-86Fとして運用された。
アメリカに返還された機体は、標的機QF-86Fとしてアメリカ海軍で使用された。
現在、日本には3機のF-30型が現存し、いずれも静態展示・公開されている。
小ネタ
時は1960年代、北海道ではとある生物・・・いや怪獣・・・いや海獣が、漁師たちを大変な迷惑を掛けていた。その生物はトド。大型の海生哺乳類で、冬から春にかけ北海道に回遊、繁殖したのちまた回遊していくライフサイクルの生物である。宗谷海峡や千島列島に生息する個体が大半を占めているそう。
何故迷惑を掛けているかって?それはトドが、漁師たちの漁具や漁獲品を破壊し、荒らしまわっていたためだ。トドは体長が3m、体重が1.2トンにも達する個体がおり、網や仕掛けをいとも簡単に破壊する。
なので、北海道の新冠方面では、陸上自衛隊に声がかかり、日高方面では航空自衛隊に声がかかった。「何とかトドを追い払ってはくれぬか」と。
当時の航空団指令は悩みに悩んで承諾したそう。当時の自衛隊の予算は雀の涙で、ロケットのたぐいや爆弾はおろか、ミサイルなど高価なものは使用できない。陸上からライフルによる射撃は射程が足りず、当たっても装甲のように頑丈なトドの脂肪は貫通できない。なのでF-86のAN/M3 12.7mm機関銃にて退治しようと考えた。名目上は災害派遣。漁協には災害派遣で自衛隊を要請できる権限は今も昔もなく、北海道知事に掛け合い、最終的に「漁業の被害を軽減し民生の安定に寄与」するため、災害派遣を根拠に命令書を書いたとのこと。
さて、作戦立案は当時若手であった菅原淳氏*3が担当した。
菅原氏は、当初、ハンターキラー作戦を立案。これは、高高度を偵察用のF-86が飛行し、目標を確認でき次第別動隊が攻撃を仕掛ける戦法。また、射撃量を最大化するため、実践時以外は2門に絞られていた機関銃を、6門一斉射撃へ変更することにより、一度の攻撃でなるべく多くのトドを排除しようと考えた。
そして作戦実行日。偵察隊からの情報をもとに、攻撃隊が現場へと向かう。
野生生物は、聴覚や嗅覚が優れており、現代ほどではないにしろ爆音であるジェットエンジンの接近を悟られないよう、出力を落と・・・したのだが、予想以上の驚異的な聴力でこれを察知したトドは、一目散に海中へと逃亡。そうはさせまいと、攻撃隊長は6門のブローニングを斉射・・・したものの、速度差がある上に、海のうねりでいまいち戦果を確認できなかった。そうこうしているうちに燃料が足りなくなり、基地へ帰投した。
後日、漁協会長が戦果を報告しに来た。3頭のトドの駆除の報告と、お土産の魚を持ってきたそうだ。作戦を立案した菅原氏は射撃の機会はなかったが、トドの体内から見つかった12.7mmの実弾を見せてもらったとのこと。
余談ではあるが、とある歌手は駆除されたトドを哀れみ、抗議の意味もかねて、「トドを殺すな」という楽曲を作成した。一度視聴してみると良いかもしれない。
◆伝説の五輪マーク
空自のF-86で最も活躍したのが、アクロバットチームの「ブルーインパルス」所属機である。
当時は旧陸軍・海軍のパイロット達が現役だったので、現在のチームよりも迫力のある演技を行っていたと言われている。
そんな彼らの最大の業績が、1964年に開催された東京オリンピックでの曲技飛行だろう。
雲一つ無い快晴の空に描かれた五輪マークは、文字通り世界中を驚嘆させた。
ちなみに、この五輪マークは訓練では全く成功しておらず、事実上ぶっつけ本番に近い状態だったという。
しかも、開会式の前日は土砂降りの大雨だったので、翌日も雨だと思い込んだ隊員達は夜遅くまで酒盛りを行っていた、つまり
当日は全員二日酔いで演技を行ったとのこと。ベテランの経験が活きた瞬間でもあった。
更に大会当日の予定としては開会式の最後に鳩が放たれる瞬間を狙ってマークを描く予定が、スケジュールが予定より大幅に遅れており、会場にいた管制官からは「いつでも侵入できるよう待機しておけ」と言われていたが無論飛行機は空中じゃ静止できないのでタイミングが非常に掴み難い状態だった。しかしここで指揮を取る一番機が機転をきかせ、無線の周波数帯をラジオの一般放送に変更。キャスターのニュース内容を聞いて侵入タイミングをうかがったという。*4*5
なお、ブルーインパルスは2021年開催の東京オリンピックでも五輪マークを描いた。当然だが、その時に使用していた機体はとっくの昔に退役したF-86*6ではなくT-4*7だったため誤解なきよう。
◆実機配備について
実際に航空自衛隊へと配備されたF-86Fだが、配備数で見るとこの-30は少なく、改良型の-40が大多数を占めていた。また-40は三菱重工業によるノックダウン生産方式が採られていたため、この-30はノックダウン生産前の米国供与機体であると考えられている。
外部リンク
コメント
【注意事項】
- 誤解や混乱を防ぐために、使用感を話題にする際はゲームモード(AB/RB/SB)の明記をお願いします。
- 荒らし行為に対してはスルーしてください。不用意に荒らし行為に反応し、荒らしを助長した場合は、荒らし共々BANされる可能性もあります。
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