ソ連 RankVI ジェット戦闘機 MiG-21PFM
Kh-66空対地ミサイル
機首のレーダーを用いたビームライディング方式のため、機首を目標へ向けて誘導する。
概要
2020/2021年冬イベント、Operation「W.I.N.T.E.R.」の上位報酬として空タスクを10個クリアすることにより入手することが出来たソビエトRankVIジェット戦闘機。
MiG-21としては第二世代にあたり、ベトナム戦争でF-4ファントムⅡ等の米軍機を苦しめたのがまさにこの機体である。
ソビエト空軍ツリーでは数少ないAGM装備機で、ビームライディング式のKh-66を2発搭載することが出来る。
機体情報(v2.3)
必要経費
必要タスク数(★) | 10 |
---|---|
乗員訓練費(SL) | 290,000 |
エキスパート化(SL) | 1,020,000 |
エース化(GE) | 1400 |
エース化無料(RP) | 1,080,000 |
バックアップ(GE) | 30 |
護符(GE) | 2,800 |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
---|---|
バトルレーティング | 8.7 / 9.3 / 10.0 |
RP倍率 | 2.32 |
SL倍率 | 1.0 / 1.9 / 4.5 |
最大修理費(SL) | 3,230⇒4,363 / 7,590⇒10,254 / 24,320⇒32,856 |
機体性能
項目 | (初期⇒全改修完了後) 【AB/RB&SB】 |
---|---|
最高速度(km/h) | 2,211⇒2,280 / 2,196⇒2,240 |
(高度13,000m時) | |
最高高度(m) | 16,000 |
旋回時間(秒) | 37.6⇒36.0 / 38.1⇒34.8 |
上昇速度(m/s) | 123.2⇒168.6 / 115.9⇒145.0 |
離陸滑走距離(m) | 750 |
離陸推力(kgf) | 5,120⇒5,500 / 5,090⇒5,300 |
毎秒射撃量(kg/s) | 11.18 |
燃料量(分) | min10 / 20 / 30 / max33 |
銃手(人) | 0 |
限界速度(IAS) | 1300 km/h |
フラップ破損速度(IAS) | (離陸)550 km/h, (着陸)450 km/h |
主翼耐久度 | -5G ~ 11G |
レーダー
分類 | 有無 | 距離 (km) |
---|---|---|
索敵レーダー | 〇 | 30 |
測距レーダー | × | - |
追跡レーダー | 〇 | 15 |
火器管制装置 | × | - |
敵味方識別装置 | 〇 | - |
捜索中追尾 | × | - |
レーダー警報装置 | × | - |
武装
分類 | 名称 | 搭載数 | 装弾数 | 搭載箇所 | 購入費用(SL) |
---|---|---|---|---|---|
通常/ステルス | |||||
機関砲 | 23 mm GSh-23L cannon | 1 | 200 | 機体腹面 | 290/430 |
弾薬
武装名 | ベルト名 | 内訳 | 最大貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||
23 mm GSh-23L | 既定 | AP-I/FI-T | 29 | 26 | 20 | 16 | 14 | 9 |
徹甲弾 | FI-T/AP-I/AP-I/AP-I | 29 | 26 | 20 | 16 | 14 | 9 | |
空中目標 | FI-T/FI-T/FI-T/AP-I | 29 | 26 | 20 | 16 | 14 | 9 | |
ステルス | AP-I | 29 | 26 | 20 | 16 | 14 | 9 |
追加武装
分 類 | 名称 種類 | 搭 載 数 | 影響【AB/RB&SB】 | 費用 (SL) | 搭載条件 | 備考*1 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
最高速度 (km/h) | 上昇速度 (m/s) | 旋回時間 (sec) | ||||||
A | R-3S | 2 | -16.6/-16.6 | -14.4/-14.4 | +0.5/+0.7 | 70 | R-3S | 重量150.6kg |
R | S24 | 2 | -10.8/-10.8 | -21.2/-21.2 | +1.5/+2.0 | 150 | C-24 | 重量470kg |
R | S5K | 32 | -43.9/-43.9 | -43.9/-43.9 | +0.5/+0.7 | 510 | UB-16 | 重量116.5kg |
R | S5K | 64 | -80.6/-80.6 | -56.0/-56.0 | +1.1/+1.5 | 510 | UB-32 | 重量233kg |
M | Kh-66 | 2 | -23.0/-23.0 | -30.2/-30.2 | +1.9/+2.4 | 80 | X-66 | 重量556kg |
B | 250 kg OFAB-250 | 2 | -58.3/-58.3 | -49.1/-49.1 | +1.9/+2.4 | 120 | FAB-250 | 合計搭載量 500kg (爆薬量194kg) |
B | 500 kg FAB-500M-54 | 2 | -77.8/-77.8 | -70.4/-70.4 | +3.8/+4.5 | 260 | FAB-500 | 合計搭載量 956kg (爆薬量402kg) |
対空ミサイル
名称 | 弾頭重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 最高速度 (M) | 誘導 方式 | 射程 (km) | 誘導時間 (s) | 最大過負荷 (G) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
R-3S | 75.0 | 8.80 | 1.7 | IR, 後方 | 3.50 | 21.0 | 10 |
対地ミサイル
名称 | 弾頭重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 最高速度 (M) | 誘導 システム | 射程 (km) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
Kh-66 | 278 | 65.28 | 2.0 | 半自動 | 10.0 | 93 |
ロケット
名称 | 弾頭重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 最高速度 (m/s) | 射程 (km) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||||
S-24 | 235 | 25.5 | 410 | - | 80 |
名称 | 弾頭重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 最高速度 (m/s) | 射程 (km) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||||
S-5K | 3.0 | 0.573 | 570 | - | 150 |
爆弾
名称 | 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 最大貫通力 (mm) | 装甲車両 破壊距離(m) | 非装甲車両 破壊距離(m) |
---|---|---|---|---|---|
250kg OFAB-250sv | 250 | 97 | 97 | 6 | 114 |
名称 | 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 最大貫通力 (mm) | 装甲車両 破壊距離(m) | 非装甲車両 破壊距離(m) |
---|---|---|---|---|---|
500 kg FAB-500M-54 | 478 | 201 | 109 | 9 | 134 |
機体改良
Tier | 名称 | 必要RP | 購入費(SL) | 購入費(GE) |
---|---|---|---|---|
I | コンプレッサー | 15,000 | 44,000 | 380 |
胴体修理 | ||||
23mm弾薬ベルト | ||||
UB-16 | ||||
II | 新しいブースター | 13,000 | 38,000 | 330 |
機体 | ||||
FAB-250 | ||||
UB-32 | ||||
R-3S | ||||
III | 主翼修理 | 19,000 | 55,000 | 480 |
エンジン | ||||
新しい23mm機関砲 | ||||
C-24 | ||||
IV | エンジン | 24,000 | 70,000 | 610 |
カバー交換 | ||||
FAB-500 | ||||
X-66 | ||||
必要総量 | 297,000 | 866,000 | 7530 |
カモフラージュ
既定 | |
---|---|
条件 | - |
説明 | 標準迷彩 |
Demonstration Camouflage | |
条件 | 必要タスク数11 |
説明 | Red demonstration camouflage with insignia of the 234th GVIAP USSR |
研究ツリー
解説
特徴
第一世代のMIG-21 F-13に本格的なレーダーを搭載し、全天候戦闘能力を付与した第二世代(全天候型)のMiG-21PFに近代化改修を施したのが本機である。大型レーダーを搭載するために機体構造は大きく見直されて機首は太いものに変更され、機器や燃料タンクなどの搭載場所の不足から背部の膨らみが大型化されている。そのため第一世代とは外見上でも大きく異なっている。このPFMからは第二世代で一度廃止されていた機関砲を「胴体下にガンポッドを搭載可能」という形で復活させ、また搭載レーダーの能力によりRS-2US(AA-1 アルカリ)空対空ミサイルやKh-66空対地ミサイルといったビームライディング方式のミサイルを運用できるようになった。
MiG-21 F-13が簡易的な測距レーダーのみであったのに対し、本機は捜索・追尾が可能である本格的なレーダーを搭載したため索敵能力が大幅に向上している。またソ連本国で運用された機体のため輸出仕様機のようなダウングレードは当然無く、IFF(敵味方識別装置)が搭載されているという点では東ドイツのMiG-21MFよりも優れている。しかしエンジンがあまり強化されておらず、重量もほぼ変わらないため機体性能はMiG-21 F-13と大差ないと言ってもいい。
固定武装は先述の通り胴体下にガスト式機関砲のGsh-23-2ガンポッドを標準装備している。F-13の搭載するNR-30の弾数60発に比べて本機は弾数200発と数の上では増加しているが、このGsh-23-2は発射レートが極めて高いため一瞬で撃ち尽くしてしまう上に弾速が極めて遅く、高速で飛行する相手に対しては大きく偏差を取らなければならないなど一筋縄ではいかない面もある。
追加武装は空対空ミサイルがR-3Sのみで追尾性能が良くないため苦戦の際は機関砲をメインに考えるのが無難である。対地兵装は各種爆弾、S24ロケットのいずれか2発、またはS5Kロケットを32または64発搭載できる。ただし兵装ステーションが2か所しかないため空対空ミサイルと対地兵装の混載は不可能である。
WarThunderにおける本機最大の特徴はやはりKh-66空対地ミサイルであろう。このミサイルは機首のレーダーが照射するビームに乗ってミサイルが目標に向かうビームライディング誘導方式のミサイルであり、発射されると機首の向けている方向、正確にはコックピット内の照準器の中心線に向かって飛翔する。そのため着弾までは目標に機首を向け続ける必要がある。しかしながらKh-66ミサイルの排煙は凄まじく、照準している間に排煙で目標を見失いやすいので注意すること。
ソ連空軍ツリーで空対地ミサイルを搭載可能な機体はKh-66を運用する本機と、同じくビームライディング誘導であるKh-23Mを運用可能なVTOL機のYak-38(課金機)、Yak-38M(通常機体)の3機のみとなる。
立ち回り
【アーケードバトル】
--加筆求む--
【リアリスティックバトル】
--加筆求む--
【シミュレーターバトル】
- 航空シミュレーターバトル
本機の改修に困っているのであれば空SBの永久対立をお勧めしたい。ABやRBと違い、空SBではこの機体の性能を十分に活用することが出来る。
基本的な立ち回りとしては、レーダーを駆使して敵国となる確率の高いアメリカの対地勢を迎撃する史実に近い運用をするとよいだろう。敵対しやすいのは主にB-57BやA2D-1、そしてF-4ファントムⅡである。F-4ファントムⅡを撃墜すると相手プレイヤーの10.7機体のスロットを30分ロックさせることが出来るため敵陣営の爆撃効率を大幅に低下させることができる。その超音速性能を活かし率先して迎撃するとよいだろう。IFFも搭載されているため、アンダーバーのないレーダー目標があれば確実に敵機であると判断できる。そのため誤射も極力減らすことが出来る。
ABやRBではなかなか命中させにくいR-3S空対空ミサイルもSBでは相手に気付かれにくいためしばしば命中する。特にアメリカの対地機体は軒並み後方視界が悪く、また鈍重でほぼ真っすぐにしか飛行しないプレイヤーが多いため、安定して稼ぐことが出来る。永久対立では試合中にAI偵察機やAI爆撃機編隊、AI攻撃機編隊が出現することがあり、これを迎撃すると味方の勝利に貢献できるうえに改修も捗るので率先して迎撃しよう。
- 戦車シミュレーターバトル
本機ならではのKh-66空対地ミサイルを活用できる戦場であるが、現状SAMやAAAがほぼ確実にいるため攻撃できる機会はあまり多くない。なかなかない事ではあるが制空権が取れた状況であれば悠々とミサイル攻撃が可能である。攻撃の際は目標を照準器の中心に合わせて着弾まで誘導し、着弾したら速やかに機首上げをして上昇しよう。急角度でミサイルを誘導すると引き起こしが間に合わなくなるので注意すること。対地攻撃に限らずとも敵ヘリコプターや敵航空機の迎撃には十分活躍できるであろう。
史実
MiG-21はソ連が開発した超音速ジェット戦闘機。NATOコードネームはフィッシュベッド(Fishbed)で、本機はFishbed-Fとされている。(ちなみにNATOコードネームは戦闘機・攻撃機の場合は「フランカー(Su-27)」や「フルクラム(MiG-29)」などの「F」から始まる言葉、爆撃機の場合は「バジャー(Tu-16)」や「ベア(Tu-95)」などの「B」から始まる言葉を割り当てるようになっている。)
多数の派生型や改良型がある中で、本機はMiG-21系列では第二世代、ジェット機としては第三世代にあたる。
派生の「PFM」とは
P = Perekhvatchik(Interceptor:迎撃機)
F = Forsirovannyy(Uprated:改良)
M = Modernizirovannyy(Modernised:近代化)
を意味しており、改良されたRP-21Mレーダーの搭載、SRZO-2 IFFトランスポンダーの搭載、そして従来の迎撃機型では廃止されていた機関砲を胴体下にガンポッドという形で装備できるように改良された。また搭載レーダーの能力に合わせてビームライディング方式のKh-66空対地ミサイルも運用可能となった。
主な活躍の場としてはMiG-21を有名にしたベトナム戦争である。北ベトナム空軍に1968年から100機または110機のMiG-21PFMが納入され、第927戦闘機連隊などに配備されて地上レーダーの管制を受けながら米軍機の迎撃を実施し、米軍機に多くの損害をもたらしたほか、迎撃により爆弾を投棄させて爆撃を阻止するなど迎撃機として十分な活躍を見せた。
小ネタ
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外部リンク
コメント
【注意事項】
- 誤解や混乱を防ぐために、使用感を話題にする際はゲームモード(AB/RB/SB)の明記をお願いします。
- 荒らし行為に対してはスルーしてください。不用意に荒らし行為に反応し、荒らしを助長した場合は、荒らし共々BANされる可能性もあります。
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