F-4C Phantom II

Last-modified: 2021-02-21 (日) 20:17:50

アメリカ RankVI ジェット戦闘機 F-4C Phantom II

概要

Ver1.91で実装された、アメリカRankVIジェット戦闘機。
アメリカ海軍・空軍・海兵隊の他、日本を含む世界各国でも採用され、一部の国では今なお現役な空の老兵。
C型はアメリカ空軍向けの初期型で、機関砲が外付けのガンポッド式になっている。

機体情報(v1.**)

必要経費

必要研究値(RP)390,000
機体購入費(SL)1,020,000
乗員訓練費(SL)290,000
エキスパート化(SL)1,020,000
エース化(GE)2,800
エース化無料(RP)1,080,000
バックアップ(GE)20
護符(GE)2,800

BR・報酬・修理

項目【AB/RB/SB】
(初期⇒全改修完了後)
バトルレーティング10.7 / 10.7 / 10.7
RP倍率2.32
SL倍率1.4 / 2.9 / 4.7
最大修理費(SL)2,760⇒3,723 / 10,810⇒14,582 / 36,640⇒49,427

機体性能

項目(初期⇒全改修完了後)
【AB/RB&SB】
最高速度(km/h)2242⇒2358 / 2220⇒2290
(高度***m時)
最高高度(m)16000
旋回時間(秒)26.4⇒25.6 / 27.9⇒26.0
上昇速度(m/s)144.1⇒202.2 / 134.7⇒172
離陸滑走距離(m)850
離陸推力(kgf)***⇒*** / ***⇒***
毎秒射撃量(kg/s)13.20(M61x1)・39.60(M61x3)
燃料量(分)min9 / 20 / max31
限界速度(IAS)*** km/h
フラップ破損速度(IAS)(戦闘)*** km/h, (離陸)*** km/h,(着陸)*** km/h
主翼耐久度-***G ~ ***G

レーダー

分類有無距離
(km)
索敵レーダー有/無**/**/**
測距レーダー有/無***
追跡レーダー有/無***
火器管制装置有/無***
敵味方識別装置有/無***
捜索中追尾有/無***

武装

分類名称搭載数装弾数搭載箇所購入費用(SL)
通常/ステルス
機関砲20 mm
M61
****△△△**/**

弾薬

搭載武装解説ページ(弾薬テンプレート置き場)を開く

武装名ベルト名内訳最大貫徹力(mm)
10m100m500m1000m1500m2000m
20 mm
M61
既定AP-I/HEF-I/AP-I535039282014
空中目標HEF-I/HEF-I/API-T/HEF-I/HEF-I/AP-I535039282014
装甲目標API-T/AP-I/AP-I/AP-I/HEF-I535039282014
ステルスHEF-I/AP-I/AP-I535039282014
 

追加武装


名称
(爆薬量)
種類


影響【AB/RB/SB】費用
(SL)
搭載条件備考*1
最高速度
(km/h)
上昇速度
(m/s)
旋回時間
(sec)
B**lbs
(**kg)
△△
*-**/-**/-**-**/-**/-**+**/+**/+****合計搭載量
**lbs
(爆薬量**kg)
B**kg
(**kg)
△△
*-**/-**/-**-**/-**/-**+**/+**/+****合計搭載量
**kg
(爆薬量**kg)
T**kg
△△
*-**/-**/-**-**/-**/-**+**/+**/+****投下可能速度
0-**km/h
投下可能高度
0-**m
R**mm
△△
*-**/-**/-**-**/-**/-**+**/+**/+****重量**kg
G**mm
△△
*-**/-**/-**-**/-**/-**+**/+**/+****搭載弾薬数
**
搭載時の
毎秒射撃量
**kg/s
R

B
**mm
△△
*-**/-**/-**-**/-**/-**+**/+**/+****重量**kg
**kg
(**kg)
△△
*合計搭載量
**kg
(爆薬量**kg)

爆弾

名称重量
(kg)
爆薬量
(kg)
最大貫通力
(mm)
装甲車両
破壊距離(m)
非装甲車両
破壊距離(m)
250 lb LDGP Mk 81113.461.29934105
 
名称重量
(kg)
爆薬量
(kg)
最大貫通力
(mm)
装甲車両
破壊距離(m)
非装甲車両
破壊距離(m)
500 lb LDGP Mk 82226.7117.591005119
 
名称重量
(kg)
爆薬量
(kg)
最大貫通力
(mm)
装甲車両
破壊距離(m)
非装甲車両
破壊距離(m)
750 lb M117 cone 45340.2205.441099134
 
名称重量
(kg)
爆薬量
(kg)
最大貫通力
(mm)
装甲車両
破壊距離(m)
非装甲車両
破壊距離(m)
1000 lb LDGP Mk 83453.6272.4311712145
 

ロケット

名称弾頭重量
(kg)
爆薬量
(kg)
最高速度
(m/s)
射程
(km)
貫徹力(mm)
10m100m500m1000m1500m2000m
FFAR Mighty Mouse81.17701-290
 
名称弾頭重量
(kg)
爆薬量
(kg)
最高速度
(m/s)
射程
(km)
貫徹力(mm)
10m100m500m1000m1500m2000m
Zuni Mk.32 Mod.0 ATAP478.91722-457
 

ミサイル

名称弾頭重量
(kg)
爆薬量
(kg)
最高速度
(m/s)
誘導
システム
射程
(km)
貫徹力(mm)
10m100m500m1000m1500m2000m
AGM-12B Bullpup26063.5245手動-93
 
名称弾頭重量
(kg)
爆薬量
(kg)
最高速度
(m/s)
誘導
システム
射程
(km)
最大過負荷
(G)
AIM-9B Sidewinder727.621000自動, IR,
後方
4.006
 
名称弾頭重量
(kg)
爆薬量
(kg)
最高速度
(m/s)
誘導
システム
射程
(km)
最大過負荷
(G)
AIM-9E Sidewinder767.621000自動,IR
後方
5.5010
 

機体改良

解説ページを開く

Tier名称必要RP購入費(SL)
I胴体修理******
ラジエーター
**mm弾薬ベルト
**mm銃座用弾薬ベルト
IIコンプレッサー******
機体
新しい**mm機関銃
新しい**mm銃座用機関銃
III主翼修理******
エンジン
**mm弾薬ベルト
爆弾懸架装置
IVインジェクター交換******
**オクタン燃料使用
カバー交換
新しい**mm機関砲
ロケット懸架装置

カモフラージュ

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△△△
[添付]
条件-
説明標準カモフラージュ
△△△
[添付]
条件
説明

研究ツリー

前機体F-100D
派生機体
次機体F-4E Phantom II
 
 

解説

特徴

対空兵装に限っても20mm M61のガンポッド(1または3基)、赤外線誘導のAIM-9B/E×4、セミアクティブ・レーダー誘導のAIM-7D×4と、アメリカBR10.7の先鋒を担うだけあって強力なラインナップが揃う。ガンポッドを胴体下部の1基のみとすれば、サイドワインダー、スパローの併用も可能。
また史実通り対地兵装も豊富で、250~1000ポンドまでの各種爆弾は勿論のこと、ロケットポッドや誘導ミサイルAGM-12B/Cも搭載可能。うまく使えば単機で基地を複数壊せるため、デイリー軍票タスクやSBでのRPや小遣い稼ぎ、陸RBのヤーボ枠にも適性がある。
なお、これらの対地兵装はガンポッドやサイドワインダー、スパローとの混載も可能だが、その場合サイドワインダーはB型のみとなる。
 一方機体性能は600~800km/h付近での鋭い旋回性やマッハ1突破後の高い安定性など、速度域に応じてやや特性が変わってしまう。丁寧に動かしていきたい。
また、アップデート1.101で待望のBVR弾(AIM-7D スパロー)が実装された。その使用方法は以下の通り。

AIM-7の使用方法

本機を含むF-4シリーズは中射程ミサイルであるAIM-7を搭載可能であり、機関砲や短射程ミサイルに比して戦闘距離を大きく拡張する事が出来る。しかし当然の事ながら最大射程で撃って命中するものではなく、また弾体の限界旋回性能もAIM-9シリーズと比べれば明確に低い為有効打を狙うのであれば慎重に接近し、中高度の敵に対しては高度優位の状態から、高々度の敵に対しては僅かに下方から撃ち込む事を心掛けよう*2

スパローミサイルの撃ち方

ここではスパローミサイルの撃ち方を、1.必要なキー設定→2.ロックオン~命中までの順に解説していく。

1.事前に必要なキーを設定する(日本語表記で解説)
上から順にコントロール内にある【レーダーモード変更】【レーダースコープスケール変更】【ロックオンするレーダー目標の選択】【レーダー目標ロック】を設定する。設定キーを何にするのかは自由。

2.ロックオン~命中まで
スパローミサイルは従来の赤外線誘導方式(AIM-9等)とは違い、セミアクティブ・レーダー誘導方式を持つ。これは母機(F-4C)が発信した電波で敵機をロックオンし、その反射波をミサイルが捕捉することで誘導される方式だ。つまり、今までのミサイルと比べてロックオンの手間が一つ増え、かつミサイルの命中までロックオンを維持し続ける必要がある。ここではそのロックオンから命中させるまでの手順を記す。

①索敵~レーダーロック:まずは【レーダースコープスケール変更】で適切な距離に変えつつ、レーダーに目標を映そう。レーダーには「I一I」のようなマークで目標が現れる。ロックオンしたい目標が映ったら、次に【レーダー目標ロック】を押そう。すると緑色の枠が現れるので、その枠内に敵機を捉える。そうすることで敵機が緑色の小さなコンテナに囲まれる。これでF-4Cのレーダーが敵機をロックオンした状態となる。なお、違う目標をロックしてしまった場合は【ロックオンするレーダー目標の選択】で選択し直そう。

②ミサイルロック・発射:レーダーロックが完了したらミサイルで敵機をロックオンする。これは今まで通り【ミサイルの安全装置】を押してロックオンすればいい。そして灰色のサークルが赤色に変わったら【空対空ミサイル発射】を押してミサイルを発射しよう。

③誘導~命中:誘導といってもミサイルを手動で操作する必要はない。①でしたレーダーロックの状態が維持されていれば良いのだ。詳しく言えば、敵機を自機の前方120度以内に捉え続けていれば問題ない。レーダーロックされているかどうかは自機のレーダースクリーン(敵機のマークと自機とが点線で繋がれている状態ならロックされている)やコンテナが敵機を囲えているかを確認すると良いだろう。あとは命中するのを待とう。高度差や角度にもよるが、5kmの距離であれば10秒程で着弾する。(1kmにつき2秒程)

スパローとサイドワインダーを切り替えて撃つ方法

1.事前に必要なキーを設定する(日本語表記で解説)
上から順にコントロール内にある【Fire primary weapons】【Fire secondary weapons】【選択した武器モードを終了する】【Switch secondary weapons】の4つのボタンを設定する。この時【Fire primary weapons】は固定武装のボタン(デフォルト左クリック)と、【Fire secondary weapons】は【空対空ミサイル発射】ボタンと同じキーにすると便利になる。【選択した武器モードを終了する】と【Switch secondary weapons】は自由で構わない。

2.切り替え方
【Switch secondary weapons】を押そう。押した回数によってスパロー→爆弾→サイドワインダーの順に武装が変更される選択モードになる。なお、どの武器が選択されているかは画面左上と下部に表示されるので適宜確認しよう。そのためスパローが余っている状態でサイドワインダーを撃ちたい時は、①【Switch secondary weapons】を複数回押してサイドワインダーを選択。②【ミサイルの安全装置】を押してロックオンし、【Fire secondary weapons】を押そう(この時、【Fire secondary weapons】以外では発射できないので注意)。また、選択モードを終了したい時は【選択した武器モードを終了する】を押せばいい。

3.注意点
①選択モード中は、選択した武装以外発砲することができない。そのため、サイドワインダーを選択した状態でスパローや爆弾、ロケット弾を発砲・投下することはできない。その時は発砲したい武装を適宜選択するか、選択モードを終了するかしよう。

②選択モード中は【Fire primary weapons】を押さなければ機関砲が発砲されないので注意しよう。

スパローミサイルの運用法

ここでは空RBにおける、スパローを使用した基本的な立ち回りを解説する。前提として、T-2やMiG-21など短射程ミサイルを主兵装にした戦闘機を剣士と例えるなら、スパローを装備した本機は弓兵である。剣士が敵と切り合っている際に、後ろからスパローの矢で援護・攻撃するのが主な戦法になる。とはいえ、後ろに下がり過ぎると味方が溶けて攻撃のチャンスがなくなるので、丁度良い距離とタイミングを保とう。

①まず、離陸したら真っ直ぐ主戦場に向かってはいけない。少し迂回して、主戦場に真っ直ぐ向かう味方の7km程後をつけよう。またこの時、狭いマップなら4000m、広いマップであれば6000mまで登ると、スパローが威力を発揮できる高度と射点につくことが出来る。

②射点につき、味方第一波が敵とぶつかりそうになったら攻撃開始の合図だ。高高度又は同高度まで登ってきた敵機や、味方第一波と戦う敵高性能機(MiG-21など)を優先的にスパローで排除しよう。この時、発射距離は5km前後、誘導中に自機へGをかけすぎないことを意識すると当たりやすい。敵の数を減らすことに成功したら、サイドワインダーや機関砲で低空の敵を掃討しよう。

*スパローの弱点と注意事項
敵の射程外から一方的な攻撃のできるスパローだが、3つの弱点がある。運用するうえで頭に入れておくとよいだろう。
①低空(レーダースクリーンに緑のモヤがかっている時)の敵をロックできない点。スパローはレーダーでミサイルを誘導する。そのため、敵機が低空を飛んでいると地面や海面でレーダー波が乱反射し、敵機を捕捉できない(撃てない)のだ。この時の対処法としては、サイドワインダーに切り替えるか、敵機より低高度を飛ぶことでロックできる可能性に賭けるかである。

② 早爆することがある点。原因はスパローのシーカーが敵機を捉えられていないことである。スパローは発射から2秒後に誘導を開始する(その間は直進するだけ)ので、2秒の間に敵機が移動する分の偏差を取って発射する必要がある。早爆してしまったら気にせず2発目を撃つとよい。

③誘導中は回避行動をとれない点。スパローの誘導中はロックオン維持のために機体を縦横無尽に動かすことはできない。そのため、スパロー誘導中に攻撃された場合は、誘導を諦めるか相打ち覚悟で誘導を続行するか、もしくはクランクと呼ばれる回避機動を取ることになる。クランクに関して詳しく知りたい方は独自に調べていただきたい(それだけで記事1本が書けてしまう文量のため)。

関連して、AIM-9含む兵装のレーダー射撃についても触れる。以下を参考のこと。

レーダーモード切替の意味

本機を含め、Warthunderに実装されている第3世代ジェット機のレーダーは敵へのロックオンを2つの方法で行う事が出来る。
1つ目は【ロックオンするレーダー目標の選択】でレーダースコープ上の目標を選び、【レーダー目標ロック】でロックオンを確定させる通常の長距離索敵(Long Range Search。レーダースコープ上部に"SRC"と表示される)モード。こちらはレーダー上の敵機の分散度合いや挙動を見ながら狙う目標を選択することが出来、AIM-7による先制第一撃の際に主に使用するものとなるだろう。
2つ目は、レーダースコープ上部に"ACM(Air Combat Maneuver)"と表示される近距離用の自動捕捉モード(俗にボアサイト・モードと呼ばれる)。画面上に緑色で点滅し続ける四角形のサイトが表示されるのがこのモードであり、レーダーの走査距離を9km、走査範囲を機首直線上から上下左右13度の狭い円錐上に制約する代わりにこの範囲に入った最初の目標を自動でロックオンする能力を持つ。
こちらはAIM-7による第一撃を終え、AIM-9JやR-60のような短射程ミサイルの有効射程に入り始めるタイミングで後述のSEAM(Sidewinder Expanded Acquisition Mode)を有効化する場合、或いはAIM-7の第一撃の後、高高度から第二波の敵が接近しており即時AIM-7の第二射を必要とする場合等に大きな助けとなるだろう。
ただし、このモードは走査範囲内に入った目標に対しIFF応答を無視して自動ロックオンを行う特性を持っており、自分が狙いたい敵機より先に味方機が範囲を通過した場合は当然、その味方機をロックオンしてしまうこととなる。彼我の機数の試合進行への影響はレシプロ機時代よりも格段に大きいため、誤って味方機にミサイルを射出することがないよう注意が必要だ。
なお、SEAMについては次項「レーダー火器管制を利用したAIM-9の射撃方法」を参照されたい。

レーダー火器管制を利用したAIM-9の射撃方法

Warthunder内西側ジェット機の主兵装であるAIM-9だが、本機の搭載するB、E型(及び登場するすべての型)には新たな射撃モードが追加されている。
SEAM(Sidewinder Expanded Acquisition Mode)と呼ばれるものであり、平たく言えば発射母機のレーダーからミサイルに目標情報を与える事でミサイルの有効範囲を拡張する事(より高Gの飛行下での有効なミサイルの射出、射出後の飛翔軌道効率化による有効射程の延長)を企図している。
Warthunderでもこれが再現されており、「レーダー目標ロック」或いは「レーダーモード変更」により敵機をロックオンした後にAIM-9B,Eの安全装置を解除する事で、F-4Cのレーダーを起動したAIM-9B,Eのシーカーに連接することが出来る。
単にミサイルを起動してロックさせるのと比べ一手順踏むことにはなるが、これによって3つの恩恵を受ける事が出来る。
第1はミサイルロックの高速化である。単にミサイルを起動してシーカーにロックオンさせる場合よりもロックオンの確定が早くなり、敵味方双方が容易に音速を越え得る最高BRの環境において有効弾を送り込めるチャンスを増やしてくれるだろう。
第2に、ミサイルの初期誘導強化が挙げられる。レーダー連接状態で発射したAIM-9B,Eは機体から射出され、速度が乗り始める間に標的へのリード追尾を開始する。これによって標的に対してより高い飛翔速度、且つより有効な回避のし難い角度でミサイルを送り込むことが出来、特に機動性の高いMig-21MFやMig-21bisといった難敵への有効な攻撃手段となる。
第3の恩恵は第2のそれの副次効果と呼ぶべきものではあるが、フレアによる欺瞞への耐性上昇である。標的に対して大きなリード角で飛翔させる事で構造上敵機後部から射出されるフレアがミサイルのシーカー視野角から外れる可能性が上がり、結果として元から高いAIM-9シリーズの欺瞞耐性をさらに上げる事が出来る。

現環境ではF-4Cはもちろん、E/EJに上昇力で肉薄し、旋回率と旋回半径の双方で上回るMig-21bisが敵として出現する為、例え命中率の高いAIM-9Eであってもすぐにシーカー視野角から外れてしまったり、射撃時の相対角度によっては単純な旋回で回避されてしまったりという事が起こり得る。冷戦、日米vsその他全国家のどちらのマッチ形式に於いても出現するこの難敵に対し、SEAMの利用は必須技能と言えるだろう。

フレアの効果的な使用方法

本機はカウンターメジャーであるフレアを装備している機体であるが、どのように使えばうまくミサイルを欺瞞させることができるのかわからないパイロット諸氏も多いことだろう。
フレアとは、熱源体を放出することで熱源を追いかける赤外線誘導ミサイルの目を惑わせる装置である。赤外線ミサイルは強い熱源を追いかけるため、エンジンよりも強い熱源を見つけるとそちらに逸れてしまうことを利用したものである。逆に言えば、フレアよりも自機即ちエンジンの方が高い熱を放っていた場合は効果が薄い。さて、アフターバーナーというのはエンジンの排気に再度燃料を吹き込んで燃焼させることで高出力を発揮する装置である。当然、使用中は未使用時と比較して比べ物にならない熱量になる。つまり、大前提としてフレアを使う際は最低限アフターバーナーを止めないと全くの無意味なのである。

それを理解した上で、フレアには二種類の使い方がある。
一つ目は「置きフレア」と言われる使い方である。これは、敵がミサイルを撃つ前、すなわち敵がミサイルロックを行っている最中にフレアを予め蒔いておくものである。この使い方では、そもそも初動にあたる相手のミサイルロックをも妨害することができる。ただし、レーダー連接で狙われている場合は効果が下がってしまうため注意が必要。敵の連接の有無はRWRを見ればよい。なお、こちらはアフターバーナーを切らなくても一定の効果を見込める。

二つ目は、ミサイルが発射されてからフレアを展開する方法である。一般的な用途はこちらだろう。ミサイルが発射されたことを確認した時点でフレアを展開しつつ旋回することで、ミサイルの視界にフレアを残して機体が離脱することで回避できる。ここで機体を離脱させないと、フレアが消えた後に再ロックオンされてしまうので気を付ける必要がある。ただし、旋回しすぎるとエネルギーを失い格闘戦に巻き込まれることになるのでこちらも要注意*3

実戦においては、「フレアの放出」と「フレアの自動放出」を適宜使い分けるといいだろう。「フレアの自動放出」では戦闘開始前に「フレア連続放出」で一回の放出回数、「フレア放出の時間」で「フレア連続放出」で決めた1セットの中での間隔、「フレア連続放出の時間」でセットとセットの間の感覚を指定可能である。たとえば、「フレア連続放出:2」「フレア放出の時間:0.1秒」「フレア連続放出の時間:1.0秒」にすると、1秒ごとに0.1秒間隔で2回放出される。
なお、フレアの数には限りがあるので使いすぎには注意しよう。90発を一回に2発ずつ消費するので全部で45回分しかない。

立ち回り

【アーケードバトル】

空アサルトにおいて

*空アサルトにおいて
空アサルトではトップクラスの機体性能と豊富な武装により、日英ファントムと並んで試合を勝利に導くヒーローとなる。そして空アサルトにおける本機最大の武装が3門の追加ガンポッドだ。その装弾数は合わせてなんと3640発を誇る。これによってそれまで苦労していたであろうB-29の編隊も、防護機銃の射程外から一方的に且つ文字通り消し炭に出来る。効果的な運用法としては以下の通りだ。まず、敵編隊を正面から捉えるように位置取りをしつつ、2km程手前で音速を超えないように調整(ベイパーコーンによる視界悪化を防ぎ、射撃時間を延ばすため)。2km~1kmの距離では試射をしつつどの順番で敵機を落とすかシミュレートすると良いだろう。1kmを切った時点(慣れた場合は2~1.5kmの時点)で発砲開始。事前に定めた順番に従って射撃しつつ、敵編隊後方へ貫くように飛行しよう。この際、1機ごとの撃墜に固執し過ぎないよう注意しよう。何故なら回避が遅れて敵機と空中衝突する可能性が高くなるからだ。以上の流れを反転して行えば、大抵の場合、1~1.5往復する間に敵編隊を全滅させることができるだろう。

だが恐ろしいことに、本機の活躍の場は対空戦闘に限らない。本機の圧倒的爆装によってあのポッと出でどこからか現れた挙句、ゲージをゴリゴリ削る憎き榴弾砲をワンアプローチで吹き飛ばすことも可能だ。榴弾砲には出現する度に密集するムラ(密集地帯)がランダムで存在する。そのムラを優先しつつ爆弾をばら撒くことで簡単に榴弾砲を一掃できるだろう。

 

【リアリスティックバトル】

空RBでの立ち回り

前機体F-100Dよりも強力なエンジンを2基搭載し、速度性能と爆装量を大幅に増した機体であり、その圧倒的な速度に憧れを抱いているF-100Dパイロットは多いだろう。しかし、初期型ゆえに速度性能、旋回性能、短射程AAMなどは若干だが他の10.3級M2.0機体とは遅れを取っている。逆に、F-100Dならば10.3機体に対して旋回性能を活かして戦えるので一見すると本機よりも簡単にスコアを出すこともあるだろう。
しかし、アップデート1.101で待望のBVR弾(AIM-7D スパロー)が実装された。同アップデートでは上位互換に当たるAIM-7E*4も実装されているが、そもそも視程外攻撃手段があるのとないのとでは大違い。これにより、初動の大きく立ち回りが変わることとなった。まず高度を確保することは変わらないが、開幕上昇合戦では本機よりも上を取られてしまうことが多いため、序盤はマップ中央から距離を取るようにして7000mほどまで上昇して戦闘開始に備えよう。その後、索敵レーダーとRWRを駆使して敵機の位置の概略を掴む。IFFで敵機を把握したらすかさずレーダーロックし、AIM-7Dをセレクトして先制射撃を見舞ってやろう。SARHの特性上常にレーダーロック範囲を向き続ける必要はあるものの、Rmaxよりそこそこ内側(大体Rmax-15kmでよい)であれば相手が多少機体を振っても直撃してくれる。そこからはスパローの第2射にかかるか、サイドワインダーをセレクトして近距離戦闘に備えるかを状況に応じて判断して対応しよう。

高高度制空権を掌握して低空での戦闘が始まったら、味方の後ろについている敵機や味方の攻撃を回避して低速になった敵機を狙って攻撃を仕掛けよう。AIM-9B,Eともに10Gまでの機動しか出来ないため、エネルギーがある機体に撃っても簡単に回避されてしまう。速度を失わせてGunsのきっかけにするか低速になった機体を狙って発射しよう。この際は旋回性能が低いことを意識して、常に敵機の進路上に照準を合わせて大きく偏差を取り、豊富な弾数を生かしてバラ撒くように射撃すること。また、AIM-9JやR-60を後方2km以内から発射されると回避はほぼ不可能なため、攻撃を仕掛ける際は十分周りに注意し、後ろを取られた際は雲を使ってIRシークを妨害しながら急加速して味方の方へ逃げよう。もしぴったりと後ろにつかれた際には旋回、速度で敵機を振り切ることはほぼ不可能なので後ろを取られた際はエアブレーキとバレルロールで押し出すか、敵のAAM発射を覚悟で思い切り加速して押し離すかの2択になる。

対地兵装とAAMの混載も可能である。現時点でこれを実現しようとすると、AIM-9B・AIM-7D・ガンポッド・各種爆弾orロケットのプリセットがあるため、これらを用途や目的に応じ選択すること。環境を考慮せずともスパローによる高高度先制射撃がF-4の最初の仕事である以上、AIM-9のみ混載のプリセットは非推奨。後々の対地攻撃は戦術的に効果はあるものの、それは全て制空権ありきの話である。最初は必ず味方とともに制空権確保に務めること。

BVR戦闘における基本動作

AIM-7を用いた視界外距離での戦闘において、意識すべきことは以下の3つである。
1. レーダー・目視双方における索敵の確立
SARHであるAIM-7の特性上、自機は射撃の際発射から命中までの間目標をレーダーで捕捉し続ける必要がある。言い換えれば、発射母機のレーダーから見えていない目標を撃つ事は不可能である。従って、有効にBVR戦闘を進める上ではレーダーの視野を可能な限り広くする必要がある。
レーダー視野を確保するに当たって最速の手段は上昇による高高度からの走査となる。Warthunderにおいては低高度での地表面クラッタが非常に強く発生する為低高度ではレーダーの能力が大きく低下する他、F-4シリーズのレーダーには走査範囲のエレベーション変更が実装されておらずレーダーアンテナの首振りによって垂直方向に広い走査を行うことが出来ない。同時に目視による索敵も、見上げ方向で行う場合地形や雲等に容易に遮られてしまうため、高高度からのそれに対して低高度からのそれが有利に立つ事はない。これらの要因により、低空を維持したまま戦闘に入ることは自分を不利にするだけでなく敵を利することにも繋がってしまい、二重苦を背負うこととなる。敵の利を削り、自軍の利を増す為に戦闘開始前の上昇はレシプロ時代と変わらず必須となる。

2. ミサイルの射撃・回避に十分な初期エネルギー(速度+高度)の確保
AIM-7は(AIM-9やR-60と比して)非常に長い最大射程を持つミサイルではあるが、失速中の目標、或いは爆撃機などの大型・低機動性の目標に対してでなければ最大射程で発射しても命中は見込めない。そして、現状WarthunderにおいてF-4シリーズが相対する敵はすべて戦闘機であるため、有効弾を見込むには最大射程から一定程度近い距離(有効射程)にまで接近しなくてはならない。
この有効射程を延伸する方法こそ、発射母機の事前の上昇・加速によって射出時のミサイルにより大きな位置エネルギー(=高度)と運動エネルギー(=速度)を付与してやることである。
有効射程とは端的に「ミサイルの持つ運動エネルギーと位置エネルギーの総和が標的機の持つそれを上回ったまま標的機と接触出来る距離」である。ミサイルの持つエネルギーが標的機のそれを下回れば、ミサイルは標的に到達する前に失速し落下することとなる。そして、ミサイルは射出後にロケットモーターの推進剤の燃焼によって運動エネルギーを増大し、推進剤を消耗し尽くした後はその燃焼によって得た運動エネルギーと位置エネルギーを消費しながら滑空、標的へと飛翔する。従って、より高高度、高速の状態からミサイルを射出すればミサイルが最初から持っているエネルギーの総和が大きくなり、同じ標的機に対してより長い距離で接触可能になる=有効射程が延伸される
この「エネルギーの総和」は当然、攻撃だけではなく回避についても重要である。先述した通り、ミサイルの運動エネルギーと位置エネルギーの総和が標的機のそれを下回ればミサイルは到達前に失速し落下する。高高度、高速の飛行によって自機が敵機よりが大きなエネルギーを持っていれば、それをミサイルから離れる方向への反転・離脱に使うことで容易に敵機から射出されたミサイルを回避することが出来る。同時に、エネルギー劣位に置かれた敵機から見た場合はより少ないエネルギーしかミサイルに付与出来ない状態で射出することを強いられる事となる。即ち、敵ミサイルの有効射程を短くすることに繋がる。

3. 第一撃後の攻撃・回避ルートの確立
AIM-7はSARHである関係上、射撃・誘導中には必ず敵の方向に機首を向け続ける必要がある。従って、射撃の成否に関わらず終了時には一定程度敵と近接した状態へ置かれることとなる。放っておけば首尾よく先制射撃で敵機を撃墜出来たとしても敵中で包囲され被撃墜、或いは中低空でマージ(交錯)し始めた味方機の援護に出遅れ、最終的に数の有利を敵に取り返される羽目になる。
第一撃後の行動に失敗した場合、上記のように往々にして破滅的な結果となるが、これを回避するには開幕の第一撃後に数舜、周囲を見渡すだけで十分である。時間が経ち、敵軍と自軍の距離が近くなれば自軍からの索敵情報は必然、より多く入手出来る。味方機の視界情報と自機のレーダー・視界情報を組み合わせ、自機を狙おうとする敵、味方を狙う敵、まだ戦線に参加していない敵を識別し、自機位置から最小の旋回=エネルギー消費で有効な攻撃・回避を行えるルートを算出し第二撃、そして詰めへと駒を進めるのがF-4シリーズの"勝ち筋"となる。

プリセットの余談

実装当初、史実でミサイルキャリアーとしての運用だったことを再現したのかスパローとAIM-9EをペアでセットしようとするとM61ガンポッドが装備から外れてしまっていた。しかし、ver2.1より、AIM-7D+AIM-9E+ガンポッドのみのプリセットが追加された。これにより、対空ロードアウトを選択する上で対地兵装とAAMの混載プリセットを選ぶ必要は無くなった。しかし、MiG-21bisの追加により敵対した場合今度はAAM、特にAIM-9Eの性能不足が目立つが、それでも従来よりは雲泥の差である。戦法もこれまで通り集団戦闘で仕留めるか、スパローで長距離無力化を狙うかの2択なのでこれも変わりない。何をどう間違っても絶対に1:1の戦闘を行ってはいけないのも一切変わりないため、慌てず冷静に戦闘すること。

 

【シミュレーターバトル】

機体操作について

本機にはシミュレーターコントロールのみの機能としてSAS(安定増大装置)が使用できる。使用する際は追加でキー設定が必要となる。SASを使用することによって飛行中に機首が一定の角度に保たれ、離着陸が極めて容易になる。着陸の際は320km/hを維持して着陸し、300km/hまで減速したらドラッグシュートを使用して減速すると良いだろう。
SASは高速飛行中でも機首を一定の角度に保ち続けるため、多少手を離しても真っ直ぐ飛んでくれる。マッハ0.97付近で発生する機首の動きもある程度抑えてくれるので大変便利な機能である。

立ち回りについて

SBでは速度性能と豊富な対空兵装及び爆装量でマルチロールな活躍ができる。
制空の場合は機関砲とミサイルを装備する事が望ましい。ミサイルは射程が3km以上あり、遠距離から正確な攻撃が出来る優れ物である一方、敵味方関係なくロックオンするため、使用する際は敵味方の識別を確実にしておく必要がある。(実際にミサイルによる誤射が多発している。)
対地攻撃においてはB-57に匹敵する量の爆弾を、B-57よりも遥かに短時間で運ぶ事が出来る。飛行場や小基地の爆撃には猛威を振るう。

史実

F-4 ファントムIIは、アメリカ合衆国のマクドネル社が開発した艦上戦闘機である。アメリカ海軍をはじめ、多くの国の軍隊で採用された。

アメリカ海軍初の全天候型双発艦上戦闘機として開発され、大型の翼と高出力のジェットエンジンを双発で装備し大きな搭載量を特徴としている。当初の機種番号は海軍ではF4H、アメリカ空軍ではF-110だったが1962年にアメリカ軍の軍用機の命名規則統一によりF-4となった。

ベトナム戦争での活躍から多くの西側諸国に採用され、各国の要求に応じて様々な派生型が数多く作られたことにより冷戦期の代表的な機体となった。数々の実戦戦績や各国へのセールスの成功も含めて傑作戦闘機と評価され、マクドネル社の発展の原動力としてその名を世界に広めた戦闘機とされる。

マクドネル社とダグラス社の合併によりマクドネル・ダグラス社となってからも生産が続き、総計5,195機*5の生産数となった。超音速戦闘機の歴史で5,000機以上製造されたのは、このF-4とMiG-19、MiG-21、MiG-23の4機種しかない。うち3機種は東側のソビエト連邦製であり、西側ではF-4が唯一例となる。現在のベストセラーF-16が2012年時点で4,500機程度の生産数であることを見ても特筆すべき生産数であるといえる。

設計・初飛行から約40年が経過した1990年代半ばに開発国のアメリカでは全機退役したが、その後も日本の航空自衛隊をはじめとする多くの採用諸国では現在でも機体が現役であり、2010年以降も運用され続ける見通しである。

小ネタ

◆ファントム? ファントムII?

F-4の愛称は「ファントムII」、すなわち「2代目のファントム」を意味する。では初代ファントムは何なのかと言うと、マクドネル社初のジェット機「FH」である。
FHファントムはWWII真っ只中の1943年、まだ新興メーカーだったマクドネル社にアメリカ海軍が発注した艦上戦闘機で、1945年1月に初飛行。1946年にはアメリカのジェット戦闘機で初めて航空母艦での運用試験を行い、発展改良型のF2Hバンシーがアメリカ海軍初の実用ジェット戦闘機となるなど、歴史的にも重要な機体なのだが…総生産数が62機に留まり、運用期間も僅かだったことから知名度が非常に低い。
そういうわけで、一般的に戦闘機の「ファントム」と言えばF-4の方を指す場合がほとんどである。たまにはFHのことも思い出してあげてください。


◆F-4で見よう!アメリカの技術!

F-4ファントム IIの主翼は『中間桁構造』という構造設計がなされている。これは超音速で飛ぶ為に翼厚比を小さく(つまり薄い翼)しつつも、様々な荷重に耐えうる構造の主翼にしたためだ。
『中間桁構造』とは、「多数の桁を狭い間隔で桁を配置して支えてやれば、太い桁がなくても強度確保できるぜ!」という※『多桁構造』の応用である。
F-4ファントム IIの場合、前桁と後ろ桁と厚い外板によりウィング・ボックス構造(トーション・ボックス構造とも言う)を形成し、前桁・後ろ桁・厚い外板によって剪断力や捩じり荷重を受け持たせ、外板を支持するために直立した棒状の圧縮荷重に強い部材を狭い間隔で並べる事によって強度を確保している。

多桁構造 T-2の小ネタ ◆薄い翼での強度確保 参照

余談であるが、F-4ファントム IIは左右の翼を一枚に結合してから胴体を継手で結合させる『取り外し式』となっている。(左右分割の翼をそれぞれ胴体に取り付ける方式とは別なので注意)
この方式は、継手ある分重量が増えるが、工場内のスペースを占めない他、機内の艤装工事の作業性が良く、他のセグメントとの組立工数のバランスが取りやすいというメリットがある。
この結合方式を使っている他の機体例としては、P-51マスタングであり、逆に継手を無くし胴体と翼を一体にした『永久結合方式』にして生産性<軽量化を図った機体としてはゼロ戦などがある。


◆F-4のサブタイプたち ~大家族!ファントムおじいちゃん~

注:非常に多いため解説は米軍型と自衛隊型のみに限定させていただいた。
F-4A:海軍の最初期型。特に生産16機目までは鼻先のレドームやキャノピーの形状が異なっている。
F-4B:海軍の初期型。実質的にはこれが海軍初の「F-4の量産型」となる。
F-4C:F-4Bを空軍向けに改設計したモデルで、空軍ではF-4最初の量産型。
F-4D:初めて最初から空軍向けに設計されたモデル。緑や土色の3色迷彩になったのはここから(正確にはD型から「工場出荷の時点でこの迷彩塗装」になった)。
F-4E:空軍向けモデル。エンジンを換装した他、空軍型F-4としては初めて機体側に固定武装(M61A1を1個)を備えた。本モデルから航空自衛隊には不要な機能(対地精密攻撃能力、空中給油ノズルなど)を外し、スクランブル発進・上昇能力を強化したものがF-4EJ、そこから対地能力を再装備したものをEJ改として航空自衛隊に運用実績あり。
F-4G:ワイルドウィーゼル機(敵防空網制圧任務用機)モデル。中途半端な性能に終わったEF-4C、試作のみのEF-4Dを経て攻撃機として洗練されており、対レーダーミサイルやECMポッドの運用も可能。ただし固定武装は再び外されており、実質的には攻撃機に近い。
F-4J:海軍型。電子機器の換装により、戦闘機としては初めてルックダウン能力(自機から見て水平線より下もレーダー追尾できる能力)を備えた。
F-4N:B型をJ型同等の機器に改修した近代化改修機。
F-4S:J型の近代化改修機。海軍向けモデルとしてはこれが最後となり、本機の後継が名機:F/A-18となった。
F-4T:FCSなどの強化により制空能力に特化させたモデルだが、各国空軍にはF-15やF-16が選択され試作に終わった。
F-4X:イスラエルへの輸出向けに計画・試作されたモデル。最高速度マッハ3.2、巡航マッハ2.7とF-4では最速となるはずだったが、アメリカ側が「他国、それも現状ゴタゴタの多い中東の国がマッハ3級の戦闘機を持つ」ことを問題視。武装能力のない偵察型・RF-4Xへの設計変更も行われたが、結局は正式採用は実現せずに終わった。

RF-4B:B型の偵察機型。海軍向けだったがRF-8、RA-5の存在を理由に採用されなかった。ただしアメリカ海兵隊が採用したため量産ラインに乗っている。武装能力なし。
RF-4C:C型の偵察機型。こちらはF-4C同様空軍向け。RF-4Bとは違いある程度の武装が可能であり、核爆弾やAIM-9も運用可能。
RF-4E:F-4EにRF-4Cの偵察装備を取り付けて偵察機としたもの。固定武装は外されている。アメリカ空軍にも提案されたが採用されず、実際には輸出専用モデルとなった。航空自衛隊も運用実績あり。
RF-4EJ:航空自衛隊が事故喪失により機数の減ったRF-4Eの補充としてF-4EJに偵察ポッド運用能力を付加したモデル。あくまで偵察ポッド増設によるもののため、こちらはF-4EJに存在した固定武装も残存している。


◆ミサイル万能論

ファントムで最も有名な経歴はベトナム戦争だろう。当初、アメリカは航空戦力のほとんどを地上攻撃に回していた。そして西側諸国はミサイル万能論を掲げており、将来的に空中戦の主要な動きは格闘戦から対空ミサイルとレーダーによる電子戦になると考えられており、アメリカは機体から機関砲を下ろし代わりに高性能レーダーとミサイル搭載能力を重視した機体の開発を進め、欧州やカナダは戦闘機そのものの開発をやめ地対空ミサイルの開発に全力を注ぐことになった。
そう。勘のいい人なら気づいているだろう、ファントムは元々このミサイル万能論に沿って設計された機体なのである。だからゲーム内のファントムも機関砲は外着けガンポットなのである。しかしゲーム内でもそうだが、当時のミサイルは命中精度がとにかく悪かった。例としてセミアクティブホーミングミサイルのAIM-7スパローはベトナム戦争において612発ほど発射されているが命中したのは60発に満たなかった。さらに当時は敵味方識別装置(IFF)が不完全であり目視外でミサイルを撃つものならそれは味方だった!なんてことも珍しくなかった。そのため目視で視認した上で空戦を行うよう規定された。そう、最終的に結局目視によるドックファイト状態になったのである。さらにmig17やmig21など北ベトナム軍の戦闘機がソ連製の格闘性能が高い機体を使用したため、アメリカ軍は苦戦を強いられるようになった。そのため、間に合わせで外着けガンポットをファントムに積み、無理やり格闘戦に持ち込むようになった。幸いファントムの機動性はそこそこよく、パイロットの鏈度も相まってそこそこの戦果をあげていたらしいがその一方で空軍、海軍共に損害も多かったようだ。
ベトナム戦争後、ミサイル万能論は完全に外れた論理であることが分かり、ファントムのE型に固定武装を着けると共にミサイル搭載能力と格闘性能を両立した次期主力戦闘機の開発を進め、これが後にF-15とF-16、F-14になった。一方欧州はこの誤りに気が付いたときはすでに戦闘機開発能力は完全に失われており、今後戦闘機の共同開発が行われるきっかけにもなった。余談だが湾岸戦争ではアメリカ空軍所属のF-15(E型を除く)は38機のイラク軍機を撃墜し、自軍機の被害はゼロだった。撃墜した38機のうちの約六割がAIM-7による撃墜である。
この一方的な戦果には、湾岸戦争の交戦規定ではベトナム戦争では禁じられていた目視外距離戦闘が許可された影響が大きい。IFFの照合のみで敵味方を判断してAIM-7を使用することで一方的に撃墜でき、さらにE-3などの早期警戒管制機とのデータリンクによって成果を上げている。皮肉にも、ベトナム戦争で果たされなかったミサイルキャリアーの概念を、ベトナム戦争の戦訓から生まれた格闘戦闘機F-15が実現したといえる。

外部リンク

 

WarThunder公式英語Wiki

 

WTフォーラム・データシート

 

公式Devログ

 

インターネット百科事典ウィキペディア

 

コメント

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最新の10件を表示しています。 コメントページを参照

  • こいつドラッグシュートないんだね。ブレーキ結構効くから困ることはないが -- 2019-09-11 (水) 20:16:21
  • 開発終わった方いる?T-2みたいにDev鯖からナーフ入ってるならちょっと考えようかな -- 2019-09-11 (水) 21:36:00
    • devのF4を知らないけど、陸RBでF4がフル爆装で飛んだら終戦だぞ。 -- 2019-09-12 (木) 08:50:41
  • はぁ...はぁ...小ネタだけは書いといたぜ…。F-4って地味に資料が集まらないね -- 2019-09-12 (木) 00:04:23
    • Eの方が知名度あるししゃーない -- 2019-09-12 (木) 01:16:42
  • 回らねえなこいつ -- 2019-09-12 (木) 02:16:50
    • 旋回すると暴れるよねこいつ・・・ -- 2019-09-12 (木) 03:16:06
    • 旋回した敵は他の味方に食べてもらわないとね -- 2019-09-12 (木) 03:34:26
  • スペックはやばいけど癖が強い。使いこなすのは中々難しい -- 2019-09-12 (木) 11:28:04
  • スパセにはAIM-9Eあってファントムに無いの納得いかん -- 2019-09-12 (木) 11:40:08
  • B57Bにせまる爆装量だね -- 2019-09-12 (木) 14:50:40
    • 貫徹290mmのロケット200発がマッハで巡回してる安心感よ。 -- 2019-09-12 (木) 17:04:02
  • 正面に捉えてても1km以内くらいに入ると追跡レーダーが失探しちゃうんだけどそういうもん?? -- 2019-09-12 (木) 15:35:01
    • 現状レーダー関係は近接だったり地表への乱反射でターゲットロストするから当てにならないかも。 -- 2019-09-12 (木) 15:44:24
  • 後端のセンサーが顔に見える -- 2020-06-25 (木) 13:36:29
お名前: URL B I U SIZE Black Maroon Green Olive Navy Purple Teal Gray Silver Red Lime Yellow Blue Fuchsia Aqua White

*1 爆薬量はTNT換算
*2 高々度では大気密度の関係から飛行性能が下がり、同高度の場合相討ちのリスクを負う事になる為
*3 最近は陣営マッチが多く敵の大半は本機より高い運動性を持つ。そのため格闘に巻き込まれたら終わりである。
*4 もっとも、史実では推進剤の違いで性能そのものは大きく変化がないはずだが…
*5 三菱重工業でのライセンス生産分を含む