アメリカ RankIV 戦闘機 P-51H-5NA Mustang(マスタング)

概要
ver.1.71アップデートで追加されたアメリカランクⅣ戦闘機。
恐るべきG耐性はそのままに優秀な空力処理を一層洗練し、加えてエンジンの更なるハイブースト化と大幅な軽量化まで果たした。その速力は黎明期のジェット機にも匹敵し、WT内の単発レシプロ機最速を誇る。
機体情報(v2.5.1.56)
必要経費
| 必要研究値(RP) | 78,000 |
|---|---|
| 機体購入費(SL) | 310,000 |
| 乗員訓練費(SL) | 90,000 |
| エキスパート化(SL) | 310,000 |
| エース化(GE) | 1,400 |
| エース化無料(RP) | 620,000 |
| バックアップ(GE) | *** |
| 護符(GE) | 1,900 |
BR・報酬・修理
| 項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
|---|---|
| バトルレーティング | 6.3 / 6.3 / 6.7 |
| RP倍率 | 1.66 |
| SL倍率 | 1.0 / 2.2 / 5.3 |
| 最大修理費(SL) | 2,495⇒3,395 / 6,107⇒8,061 / 9,526⇒12,574 |
機体性能
| 項目 | (初期⇒全改修完了後) 【AB/RB&SB】 |
|---|---|
| 最高速度(km/h) | 731⇒830 / 712⇒776 |
| (高度7,000m時) | |
| 旋回時間(秒) | 19.6⇒18.7 / 20.8⇒19.0 |
| 上昇速度(m/s) | 12.1⇒27.0 / 12.1⇒18.2 |
| 離陸滑走距離(m) | 396 |
| エンジン型式 | Packard V-1650-9 |
| 最大出力(hp) | 1,286⇒1,990 / 1,268⇒1,580 |
| 離陸出力(hp) | 1,946⇒2,649 / 1,927⇒2,239 |
| 毎秒射撃量(kg/s) | 3.23 |
| 燃料量(分) | min*** / *** / *** / max*** |
| 限界速度(IAS) | 887km/h |
| 降着脚破損速度(IAS) | 281 km/s |
| フラップ破損速度(IAS) | (戦闘)651km/h, (離陸)520 km/h, (着陸)265 km/h |
| 主翼耐久度 | -4G ~ 11G |
レーダー
なし
武装
| 分類 | 名称 | 搭載数 | 装弾数 | 搭載箇所 | 購入費用(SL) |
|---|---|---|---|---|---|
| 通常/ステルス | |||||
| 機銃 | 12.7mm M2ブローニング | 6 | 1,820 | 主翼内 | ***/*** |
弾薬
| 武装名 | ベルト名 | 内訳 | 初速 (m/s) | 最大貫徹力(mm) | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||
| 12.7 mm M2 Browning 後期ベルト | 既定 | API-T/AP/AP/I | 944 | 30 | 27 | 20 | 13 | 9 | 6 |
| 汎用 | AP-I/AP-I/ API-T/I/I | 1040 | 28 | 26 | 18 | 11 | 7 | 4 | |
| 地上目標 | API-T/I/AP/ AP/AP-I/AP-I | 1040 | 30 | 27 | 20 | 13 | 9 | 6 | |
| 曳光弾 | API-T | 899 | 28 | 26 | 18 | 11 | 7 | 4 | |
| ステルス | AP-I/I | 1040 | 28 | 26 | 18 | 11 | 7 | 4 | |
追加武装
| 分 類 | 名称 (爆薬量) 種類 | 搭 載 数 | 影響【AB/RB/SB】 | 費用 (SL) | 搭載条件 | 備考*1 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 最高速度 (km/h) | 上昇速度 (m/s) | 旋回時間 (sec) | ||||||
| B | 100Ib (45.4kg) AN-M30A1 | 2 | -**/-**/-** | -**/-**/-** | +**/+**/+** | 40 | △ | 合計搭載量 200Ib (爆薬量**kg) |
| B | 250Ib (113.4kg) AN-M57 | 2 | -**/-**/-** | -**/-**/-** | +**/+**/+** | 100 | △ | 合計搭載量 500Ib (爆薬量**kg) |
| B | 500Ib (226.8kg) AN-M64A1 | 2 | -**/-**/-** | -**/-**/-** | +**/+**/+** | 200 | △ | 合計搭載量 1000Ib (爆薬量**kg) |
| B | 1000Ib (453.6kg) AN-M65A1 | 2 | -**/-**/-** | -**/-**/-** | +**/+**/+** | 400 | △ | 合計搭載量 2000Ib (爆薬量**kg) |
| R | 127mm HVAR | 6 | -**/-**/-** | -**/-**/-** | +**/+**/+** | 120 | △ | 重量63.4×6kg |
| R | 114mm M8 | 6 | -**/-**/-** | -**/-**/-** | +**/+**/+** | 60 | △ | 重量17.5×6kg |
| R & B | 127mm HVAR | 6 | -**/-**/-** | -**/-**/-** | +**/+**/+** | 160 | △ | 重量63.4×6kg |
| 100Ibs (45.4kg) M30A1 | 2 | 合計搭載量 200Ibs (爆薬量**kg) | ||||||
| R & B | 127mm HVAR | 6 | -**/-**/-** | -**/-**/-** | +**/+**/+** | 220 | △ | 重量63.4×6kg |
| 250Ibs (113.4kg) M57 | 2 | 合計搭載量 500Ibs (爆薬量**kg) | ||||||
| R & B | 127mm HVAR | 6 | -**/-**/-** | -**/-**/-** | +**/+**/+** | 320 | △ | 重量63.4×6kg |
| 500Ibs (226.8kg) M64A1 | 2 | 合計搭載量 500Ibs (爆薬量**kg) | ||||||
爆弾
| 名称 | 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 最大貫通力 (mm) | 装甲車両 破壊距離(m) | 非装甲車両 破壊距離(m) |
|---|---|---|---|---|---|
| 100 lb AN-M30A1 | 49.9 | 24.5 | 65 | 2 | 67 |
| 名称 | 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 最大貫通力 (mm) | 装甲車両 破壊距離(m) | 非装甲車両 破壊距離(m) |
|---|---|---|---|---|---|
| 250 lb AN-M57 | 117.9 | 58.5 | 73 | 5 | 105 |
| 名称 | 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 最大貫通力 (mm) | 装甲車両 破壊距離(m) | 非装甲車両 破壊距離(m) |
|---|---|---|---|---|---|
| 500 lb AN-M64A1 | 242.6 | 162.81 | 85 | 9 | 126 |
| 名称 | 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 最大貫通力 (mm) | 装甲車両 破壊距離(m) | 非装甲車両 破壊距離(m) |
|---|---|---|---|---|---|
| 1000 lb AN-M65A1 | 500.76 | 318.48 | 97 | 12 | 155 |
ロケット
| 名称 | 弾頭重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 最高速度 (m/s) | 射程 (km) | 貫徹力(mm) | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||||
| M8 rocket | 17.28 | 1.95 | 260 | - | 24 | |||||
| 名称 | 弾種 | 弾頭重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 最高速度 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||||
| HVAR | SAP-HE | 62.8 | 4.52 | 403 | 28 | 25 | 25 | 25 | 25 | 24 |
機体改良
| Tier | 名称 | 必要RP | 購入費(SL) |
|---|---|---|---|
| I | 胴体修理 | 10,000 | *** |
| ラジエーター | |||
| 12.7mm弾薬ベルト | |||
| FSBC mk.1 | |||
| II | コンプレッサー | 11,000 | *** |
| FSBC mk.5 | |||
| FRC mk.2 | |||
| 機体 | |||
| III | 主翼修理 | 13,000 | *** |
| エンジン | |||
| 新しい12.7mm機関銃 | |||
| FMBC mk.1 | |||
| IV | インジェクター交換 | 13,000 | *** |
| FLBC mk.1 | |||
| 耐Gスーツ | |||
| カバー交換 | |||
| M10 バズーカ | |||
カモフラージュ
研究ツリー
解説
特徴
日本機やスピットファイア並みの機体の軽さに加え、ひとたびWEPを発動すると2,200馬力戦闘機に早変わりする。これまでのマスタング同様の高高度・高速性能に加え、課題であった加速力や上昇力が改善されたことで、敵に付け入る隙を与えにくくなった。ただしWEP中は水メタノールを消費する為、維持時間は8分30±10秒間と、前任のP-51D-30と比べて限定的。
軽量化は機体の速度耐性を削って果たした物だが、元が元だけに800km/hで海面まで降りても分解する事はない。その高性能故に、BRは6.3と極めて高く設定されており*2、相対するのはN1K2-J、Re.2005 serie 0、Ta 152 H-1やBf 109 K-4など相応の強敵ぞろいだ。また、ボトムマッチを引けばBR7台のジェット戦闘機と戦うことになる。
いくら軽いと言っても、敵を機械的に追いかけて無双できる物ではなく、本機もマスタングの系譜であることに変わりはない。ここまでツリーを進めてきたプレイヤーなら、既にふさわしい戦術を身につけている筈だ。高性能を過信して低空での巴戦に走る事なく、セオリー通りの集団戦闘、高度優位からの一撃必殺で確実に貢献していこう。
立ち回り
【アーケードバトル】
--加筆求む--
【リアリスティックバトル】
WEP制限は楽観視出来ないが、余程のことがない限りフル改修なら残弾が尽きるまでは持たせられる。どれくらいの配分で使うかは悩みどころだが、上を取られてしまっては元も子ないので最低限初手で高度を確保できるくらいは使おう。
他に使うとすればエネルギー戦の旋回の最中がまず一例として上がるか。仮にWEPが切れたとしても、本体の軽さを始め速度性能に秀でているため仕留め残った敵へのとどめや撤退くらいは問題ない。ただし深追いはしないように。また、全体的に耐弾性には劣るが、幸い回避機動はかなり取りやすいため、無謀な突撃をしなければまず心配はないだろう。
まず絶対にやってはいけないのが、低空での格闘戦。6.0には紫電改など旋回半径では敵わない機体が多く、また武装の瞬間火力が相対的に劣る*3ため、ヘッドオンをしようものなら即被撃墜となる。
そのため、これまでのP-51シリーズと同様に基本戦術は高空からの一撃離脱となる。開幕は250km/h程度の速度になるように角度を調整し、上昇。少なくとも自機が一番高空にいるように立ち回りたい。概ね6500m~の高度であれば十分だろう。
その後は孤立もしくはこちらに気付いていない戦闘機を中心にダイブし攻撃。これによって中高高度の制空権を掌握したあとは鈍重な攻撃機や戦闘爆撃機を中心に攻撃して敵陣の戦闘能力を削いでいく。当然だが、どの相手に仕掛けても一撃が終わったらすぐに機体を高空へもっていくこと。限定的ながら2000馬力以上の強力なエンジンと自重の軽さで、あっという間に1000m以上上昇(回復)できる。これを繰り返すのが基本となる。
一撃離脱に失敗した場合も高空に逃げよう。間違っても2回目の攻撃を企ててはならない。何度も言うが、旋回戦はしてなならないことを肝に銘じよう。
しても3秒間の1回まで。これ以上旋回すると層流翼ということもありあっという間にエネルギーが無くなってしまい、カモとなる。
仮想敵としては同様に軽さと馬力を備えた機体、あるいは初期のジェット戦闘機だろう。このタイプの機体が上空から本機に襲われた場合、概ね横旋回か縦旋回戦になる。もし横旋回ならあきらめて高空に逃げ攻撃の機会をうかがい、縦旋回戦に入ったら追従してもよい。なぜなら、高空からダイブしてきた時点で本機には大量のエネルギーが蓄積されているため、縦旋回戦になったら圧倒的に有利な状況になるためである。セオリー通り、降下時に速度を稼ぎ、上昇に備えるのが良い。3-4回もすれば相手のエネルギーは枯渇し、直進もやっとの状態になる。そこにありったけのブローニングを撃ち込んでやれば撃墜は難しくないはずだ。
【シミュレーターバトル】
BRローテーション制になりトップマッチで出せるようになった。レシプロ戦場では敵の有効射程に止まる方が難しいので、よほどの下手を打たなければ撃墜される心配はまず無いだろう。何も考えず動力性能で敵の進路上空を抑え、片っ端から直上攻撃をかけるだけで事は済む。
初期ジェットを相手にしても速力で迫り、格闘性能では圧倒しているので、頭を完全に抑えられない限り十分対抗可能。そのような敵が現れたら対空砲の射程圏内まで逃げてしまおう。
圧倒的な速度性能もさることながら、P/Wレシオと風見安定性の改善により、操縦性が格段に向上している。乱暴に扱ってもこけにくく、再加速してリカバリが利くので、高ランク機でありながらSBルーキーにも適した機体だ。D型の重さが合わなかった人も一度は試してみる価値がある。
また、D型と比べるとコクピットがエンジン寄りに前進し、着座位置も高くなっているので、SBで重要な前下方視界が改善しているのも大きなポイント。
万一本機を以てしても活躍出来ない場合は、最も基礎的な次元での操縦技術や索敵が疎かになっていないか、自己チェックが必要だ。
史実

P-51Dを軽量化した『XP-51F』、エンジンをマーリン RM 14 SMsに変更した『XP-51F』、アリソン V-1710-119を搭載した『XP-51J』などの試作機の実験飛行の成果から生まれたものがこのH型。
最終生産型となったH型は新型のV-1650-9エンジンを搭載。これはマーリンエンジンの改良型で、自動スーパーチャージャー制御を備え、水メタノール噴射によって最大出力は2,000 HP(1,490 kW)に達した。プロペラはAeroproducts製の物を採用し、最終的にP-51Dからの数百ポンドの機体軽量化・出力の増加・ラジエーター形状の改善によって、P-51Hは9430 lb(4,277 kg)に高度6,919 m(22,700 ft)で759 km/h(412 knots)に達することができた。
それまでの多くの型が抱える欠点であった方向安定性改善のため、製造途中から垂直尾翼が高くなった。
日本への侵攻作戦において、全てのマスタングのモデルをP-51Hによって置き換え、USAAFの標準戦闘機とすることが計画されていた。生産は増加したが、555機が前線に送られたところで終戦となり、予約済みだった追加発注分はキャンセルされた。前線から戻った機体の一部は州兵の整備訓練で教材として使われた。
生産された機体が少ないことに加え、民間に放出された機体も人気の高いD型の部品取りにされ現存数は少ない。
小ネタ
プロペラピッチ(回転数):オート/マニュアル切り替え可(P-51Dからの変更点その1)
混合気制御:オート
スーパーチャージャー切り替え:オート
ラジエーター:オイルクーラーと集中配置化、排気をラジエーターフラップ側で統一(P-51Dからの変更点その2)
オイルクーラー:上記の通りラジエーターと同時制御になり、したがってオイルクーラーフラップは撤去(P-51Dからの変更点その3)
さらにラジエーターフラップの(必要開度%が大きい割に)抵抗が小さく、冷却効果は数字通りなのでWEPすらオーバーヒートさせずに全開で回すことが可能である。(100%時75%前後 WEP時95%前後)
パイロットはラジエーターフラップ1つだけいじればよいというお手軽仕様である。
そして高度10000ftでこれだけラジエーターを開けてなお他国機最高速度級の時速700km(WEP)を引き出せるあたり軽量化&抵抗削減が垣間見える
概要欄にもあるように、本機は最高速度が776km/hである。「あれ?」と思うのも無理はない。Spitfire F Mk.24やHornet Mk.IIIなどは本機より2-10km/h以上最高速度が速い。
だが、実際にこいつを追いかけまわすのは不可能ではないがほぼ無理である。というのも、後者2機体は低~中高度では手も足も出ないのである。2000-6000mでは引き離されていく一方であり、追い越すもしくは追いつくためには10000m以上の高度が必要なのだ。アメリカンパイロットの諸君はこの性能をいかんなく発揮できるだろう。
外部リンク
●DMM公式
P-51H マスタング:完璧な翼
コメント
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