イギリス RankIV 中戦車 Strv 81 (RB 52)
概要
イギリスランク4課金車両。
スウェーデン陸軍が導入したCenturion Mk.3の砲塔側面にRb.52対戦車ミサイルを3発装備させた車両である。
残念ながら現在は販売停止している(後にスウェーデンツリーの課金枠で復活)。
車両情報(v.1.59)
必要経費
必要研究値(RP) | - |
---|---|
車両購入費(GE) | *** |
車両購入費($) | 39.99 |
乗員訓練費(SL) | 10,000 |
エキスパート化(SL) | *** |
エース化(GE) | *** |
エース化無料(RP) | *** |
バックアップ(GE) | 200 |
デカール枠解放(RP) | *** |
基本性能情報
報酬・修理関係
AB | RB | SB | |
リワード(%) | 100+100 | ||
---|---|---|---|
開発ボーナス(%) | +268 | ||
最大修理費(SL) | 5100 |
車両性能
AB | RB | SB | |
Battle Rating | 7.7 | 7.7 | 7.3 |
---|---|---|---|
Rank | IV | ||
車種 | MT |
初期 | ⇒ | 最終 | |
重量(ton) | 50.8 | ||
---|---|---|---|
エンジン出力(hp) | 650 | ||
2,550rpm | |||
最高速度(km/h) | 39 | ||
最大登坂能力(°) | 40 | ||
砲塔旋回速度(°/s) | 14.8 | ||
仰俯角(°) | -10/20 | ||
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 76/50/38 | ||
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 152/89/89 | ||
再装填時間(sec) | 8.1 | ||
武装プリセット | 1 |
基本武装
名称(戦車砲) | 搭載弾薬数 | |
ミサイル | Rb.52×1 | 3 |
---|---|---|
主砲 | 84 mm 20pdr OQF Mk.1 cannon×1 | 65 |
機銃 | 7.92 mm BESA machine gun×1 | 3600 |
弾薬*1
名称 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
84 mm kan Strv 81 | slpprj | APCBC | 9.1 | - | 1,000 | 232 | 229 | 216 | 206 | 187 | 173 |
slpprj m/54 | APDS | 3.2 | - | 1,400 | 285 | 283 | 262 | 239 | 218 | 198 | |
slsgr m/53 | HE | 7.5 | 1.13 | 600 | 15 | ||||||
rökgr m/53 | Smoke | 9.3 | 0.05 | 250 | - |
ミサイル
名称 | 弾種 | 弾頭重量 (kg) | 弾速 (m/s) | 誘導 システム | 射程 (km) | 爆薬量 (kg) | リロード | 貫徹力(mm) | 購入費用 (SL) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
距離10~2000m | |||||||||
Rb.52 | ATGM | 30 | 190 | 手動*2 | 3 | 4.55 | 有 | 600 | - |
車両改良
Tier | 名称 | 必要RP(RP) | 購入費用(SL) |
I | Tracks | *** | *** |
---|---|---|---|
Parts | *** | *** | |
Turret drive | *** | *** | |
II | Suspension | *** | *** |
Brake system | *** | *** | |
FPE | *** | *** | |
Adjustment of Fire | *** | *** | |
III | Filters | *** | *** |
Elevation Mechanism | *** | *** | |
IV | Transmission | *** | *** |
Engine | *** | *** |
スキン
名称 | 条件 | 説明 |
Standard | - | 初期スキン |
---|
スキン画像
Standard |
---|
[添付] |
研究ツリー
前車体 | ー |
---|---|
派生車体 | ー |
次車体 | ー |
解説
- 火力
追加されたミサイルは600mmもの貫徹力を誇り、当たり所が良ければマウスすら一撃で撃破できる威力を持つ。しかしながら誘導がかなり難しい上に、HEAT弾頭なので木や柵などの障害物に触れると爆発してしまう。また、ミサイル発射機が斜め上向きに取り付けられているので、発射後は一旦上昇してから降下しつつ目標に向かうという特性がある。このため、至近距離の敵にはミサイルを当てられない(飛び越えてしまう)という欠点がある。
このように癖がキツく、おまけに3発しかないが、上手く扱えればかなりの戦力になるだろう。発射時は高めに照準しておき、降りてきて弾道が安定してから誘導するようにすると当てやすいと思われる。
主砲はCenturion Mk.3と同じなので(略
- 装甲
Centurion Mk.3と同じ(略
因みに砲塔側面に装備されたミサイルだが、テクスチャ上は前側の物から順に発射されているように見えるが実際のモデル上では後ろ側の物から順に発射されていく(1~2発消費した状態でX線画面で見てみるとわかりやすいだろう)。滅多に誘爆しないものの、むき出しで装備されたミサイル本体にも弾薬庫としての当たり判定があるので注意しよう。
- 機動力
Centurion Mk.3と(略
- 総評
この車両の価値は、癖のある誘導ミサイルを扱いきれるかに全てがかかっているといっても過言ではない。使いこなせれば、同BR帯最強クラスの攻撃をピンポイントに放てる恐ろしい車両と化す。 同BR帯で貫徹600mmを防げる車両は存在しないと言っていいレベルである
RB、SBではミサイルの誘導をWASDキー(キーボード操作の場合)で行うことになるので、誘導している間は動けないという弱点もある(砲塔は動かせるのでもし敵が来たら砲で倒して差し上げよう)。
なお、ABでは誘導手順が簡略化されており、主砲と同じ照準点目がけて飛んでいく(=マウス操作で誘導が可能)。実戦をする前にテストドライブでコツをつかんでおくといいだろう。
史実
Strv m/42を開発するなど戦前から戦中にかけて有数の戦車生産国だったスウェーデンであるが、第二次大戦期の他国の目覚ましい戦車開発の進歩からは完全に置いて行かれてしまっていた。
そんな中、1950年代に入りスウェーデンにIS-3の情報がもたらされると、それまでにこの戦車の存在を知った他の国々と同じようにIS-3に大きな脅威を感じた。スウェーデンはソ連との間にフィンランドを挟んでいるとはいえ、大戦中ソ連に強硬的な姿勢を示していたフィンランドも戦後には比較的融和的な姿勢を見せていたことから、いざソ連が北欧へ侵攻してきた際にフィンランドは防波堤とはなってくれず、事実上ソ連と国境を接しているようなものだとスウェーデンは考え(実際はどうであれスウェーデンはそう思っていた)、常にソ連の侵攻という悪夢にうなされていた。
そこで、直ちにIS-3を筆頭とした東側戦車に対抗できるよう機甲戦力の拡充を図り、国産戦車の開発を行う一方で外国から戦車を輸入する事が画策された。そうした動きの中で、フランスとイギリスから戦車を導入する案が浮上した。仏からはAMX-13を、イギリスからはセンチュリオンをそれぞれ提案されたが、AMX-13は軽戦車の割にはコストが高いとスウェーデンは考えセンチュリオンの導入を決定した。
こうして1952年にイギリスから240両のセンチュリオンを購入する契約が結ばれ、この内1953年に届けられた80両がセンチュリオンMk.3であり*3、「Stridsvagn 81 / Strv 81」と命名された。「Stridsvagn(ストリッツヴァグン)」は戦車を意味し、「81」は8cmクラスの主砲(20pdr砲は84mm)を装備した1番目の戦車を意味する。
しかし、このセンチュリオンを導入した事で国産戦車の開発は中止となってしまった。
小ネタ
史実でも1950年にスウェーデンが国産戦車の開発を目指していた事は書いてあるが、この国産戦車は「IS-3に対抗できる重戦車」として開発が進められたものである。開発にあたりタイガー2を参考にするべく、フランスにタイガー2の情報を提出するように求めたが、この時思いもよらぬ収穫を得た。フランスは太っ腹にも当時の自国の最新鋭戦車AMX-50の情報まで提供してくれたのである。この戦車に大変大きな興味をもったスウェーデンはAMX-50を参考にした戦車の開発を行うことになる。
この戦車開発はいくつかの紆余曲折を経てなんとか形になったが、突然開発が中止された。というのも、IS-3に大きな脅威を感じ半ばパニック状態になって開発を始めたものの、センチュリオンを導入した所で「よく考えたらIS-3みたいな強力な重戦車は北欧の小国である自分達の方じゃなくて中央ヨーロッパの方にいくだろうし、相手するのはT-54/55だろうから重戦車とか必要ないな。」と急に冷静になったことで開発が中止となってしまった。
しかし、開発中止になったものの車体は完成しており、その車体は後に「砲塔を持たない主力戦車」として有名なStrv.103の開発の参考になるなど、いくつかのスウェーデン製戦車達の開発に利用された。
もしかすると、遠い将来この重戦車が本ゲームに登場する日がくる・・・かもしれない・・・
外部リンク
コメント
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