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【チウ】

Last-modified: 2019-09-09 (月) 07:49:00

ダイの大冒険 Edit

漫画【ドラゴンクエスト ダイの大冒険】に登場するキャラクター。
拳聖【ブロキーナ】の自称一番弟子にして空手ネズミを名乗る武闘家の【おおねずみ】。年齢は人間の年齢に換算して10歳前後。
元々は近くの村で暴れ回る悪いモンスターだったが、ブロキーナが捕まえて徹底的に修行をさせて体質改善を施した結果、
魔王の邪悪な意思も跳ね返せるぐらいの強い心を持ち、人間の言葉も勉強して会話できるようになったという。

略歴 Edit

【ロモス武術大会】編で初登場。
【マァム】と共に大会に出場するも【ゴメス】に敢えなく敗退、予選落ちする。
ザムザに飲み込まれたダイを助けるため、とっさに編み出した新技・窮鼠包包拳を放つも、調子に乗ってしまいダイを救出する機を逃す。
マァムによってダイが救出された後、彼に【覇者の剣】(贋作ではあったが)を使わせるため賞品台まで担ぎ上げ、【涙のどんぐり】をあげて体力をわずかに回復させるなどサポートをした。
 
鬼岩城編では戦場に向かう途中、偶然落ち合った【バダック】と、自信過剰な台詞を聞き合って互いに(なんだコイツ…?)と思いつつ参戦。魔影軍団の鎧兵士の剣を頭で受けてへし折り、そのまま頭突きで戦って数体を撃破している。
 
と、ここまでは、実力もそこそこなお調子者…というキャラクターだったチウだが、その本領は【クロコダイン】【獣王の笛】を譲り受けてから発揮される。
「笛の音でモンスターを呼び出し、倒せば仲間にできる」という笛の効果に、チウは自らが指揮するモンスター軍団「獣王遊撃隊」を結成しようと夢を馳せる。
まずは飛行モンスター【バピラス】(作中では"パ"ピラス)の「パピィ」を仲間に加え、その背に乗り死の大地に乗り込むと、パピィや【ゴメちゃん】、そして死の大地で仲間にした【マリンスライム】の「マリべえ」と共に探索を行い、【ポップ】が落とした輝きの杖を見つけたのち、海底に隠されたバーンパレスの入り口、魔宮の門を発見する。
 
しかし、その諜報活動が【ハドラー】の目に留まり、ネズミ退治と称して【フェンブレン】が派遣される。
窮鼠包包拳で立ち向かうものの、相手は全身刃物のフェンブレン。体当たりが得意技のチウとは相性も実力差も絶望的で、自分がズタズタになってしまう。
それでも3匹の遊撃隊員を守るため、なぶるようなフェンブレンの攻撃に耐え続け、心臓を串刺しにされそうになっても「こんなの痛くもかゆくもない」と気丈に振る舞う。
流石に実力差は大きく、フェンブレンの刃を抑えきれなくなった瞬間、「強い身体が欲しい」という願いを受け硬化したゴメちゃんが決死の体当たりを放ち、オリハルコン製のフェンブレンの顔を歪めるほどのダメージを与える。
逆上して彼らにトドメを刺そうとしたフェンブレンは居合わせた【バラン】が撃退したが、ただ態度がデカいだけではない、リーダーとしての心構えを読者に見せつけたシーンとなった。
 
それ以後、獣王遊撃隊は数を増やし、先の3体含めて10体までを数えるようになった。
ミナカトール防衛戦では彼ら遊撃隊(+ビーストくん)を指揮しつつ、自らもバダックが作ってくれた【ズタズタヌンチャク】を手に、自分を傷つけながらも魔界のモンスター相手に互角以上の戦いを繰り広げる。
遊撃隊メンバーをクロコダインに紹介した際には、勝手にクロコダインを先代獣王扱いし、笑って流されるという一幕も。
また、「正義は必ず勝ぁ~つ!!」と凄んで敵の【バアラック】を怯ませるなど、無駄な器のデカさを見せつけたりしていた。
その後、劣勢となった魔界のモンスター達を【ザボエラ】が見限り、【超魔ゾンビ】の材料として殺そうとした時には、敵味方を超え身を挺して救っている。この縁で、戦闘終了後行く当てのなくなった彼らを獣王遊撃隊にスカウトした。
ちなみに彼らの方が入隊する意思を見せたのが早かったのに、ナンバーは【ヒム】に先んじられてしまった。
 
バーンパレスに乗り込んだ最終決戦では、正義の心に目覚めつつあったヒムを半ば無理やり遊撃隊員に加えてしまう。
だが、この2人は意外に相性がよく、ミストバーン戦で自分の身に起こった奇跡を信じたいというヒムに、「悪に奇蹟は起こらないっ!! キミは正義の獣王遊撃隊第12号だから、それでいいのだっ!!」と、その気持ちを迷いなく後押ししてあげたことで、ヒムもチウを素直に「隊長さん」と呼ぶようになった。
ちなみにバーンパレス脱出時、【グランドクルス】によりヒムが散ったと思い込み、彼の隊員番号を永久欠番にしてしまう。ちゃんと生きてたヒムは崖下で「ひっでぇなぁ~」と嘆いていた。

ちなみに、素顔を見せたミストバーンとの戦いでクロコダインが壁に叩きつけられた際、飛び散った岩の破片からヒュンケルをかばい、「まさかおまえに助けられるようになるとはな」と、自嘲交じりに言われていた。
 
バーン戦では一応バーンの目前まで辿り着くものの、当然というかレベル不足でバーンの術をくらい、瞳に封印されてしまい戦闘には参加できなかった。
バーンがカラミティウォールを放った際には、チウを封じた瞳が一番近くに転がっていたため、バーンが言う「巻き添えを食って砕け散る瞳」が自分だと気づき、瞳の中で狼狽している。
結局は助かったのだが、はやり三枚目な役回りとなってしまうのだった。
 
エンディングでは、クロコダインやヒム、ダイの育ての親【ブラス】らと、デルムリン島で楽しく暮らしている一コマが描かれている。

性格 Edit

とにかく自信過剰で格好つけたがり。
だが、その性格がやがて大物感にまで発展し、ついにはある種のカリスマ性にまで到達している。
かつて軍団を率い、長たる責務を熟知していたクロコダインをして「大物になる」「器が大きい」と言わしめ、明言はしていないものの、当代の獣王を名乗ることを黙認している。
 
【ブロキーナ】が言うには、人間の格好良い所ばかりに憧れていた事でカッコをつけてばかりいた為、拾われてからもあまりレベルアップしなかったらしい。
実際に武闘家としての実力は後輩にあたる【マァム】にもあっさり抜かれている。そもそも体格の小ささゆえに攻撃のリーチが非常に短いという、武闘家としては致命的な弱点があるのだが、ザムザ戦の土壇場でその弱点を補う必殺技「【窮鼠包包拳】」を編み出すなど、格闘の素質がないわけではない。
しかし、新技発明で調子に乗って動きを止め、超魔生物ザムザに飲み込まれたダイを救出し損ねてしまうなど、慢心もところどころ散見される。
師匠であり、更正してくれた恩人でもあるブロキーナには怒られるのを怖がったり、素直に泣き付いたり、別れ際には礼をするなど、他では見せない顔を見せることもある。
 
動物のモンスターだけに自分よりも格上の相手に本能的に怯える様子を見せることもあるが、決して臆病な性格ではなく、ザムザ戦ではポップに「仲間を置いて逃げる奴はクズ」と言い切っている。この時点では既に臆病な性格を克服していたポップも、内心で「耳が痛い」と感じていた。その根性は他の人間からも評価されている。
フェンブレンとの戦いでは最初に撤退を考えており、勝てそうにない相手に対して意地だけで無意味に戦いを挑んだりしない冷静な判断力も持ち合わせていることが伺える。それでも遊撃隊の仲間が危機に晒されれば無茶を承知で立ち向かっており、仲間や守るべき者のためならどんな相手であっても決して逃げ出さない。
一人ではイマイチでも他者の上に立つと輝く指導者気質のキャラクターであり、隊員からの信頼も厚い。獣王遊撃隊が魔界の怪物に怖じ気付いた時に喝を入れ奮起を施すなど、隊長としてすべき事も理解している。
駒として生み出されたヒムにとっては、新たに仕えるべき王(キング)のような存在なのかもしれない。
「ダイの大冒険」連載時期に発売されたDQ5の「モンスターを仲間にして、共に戦う」というエッセンスを取りこんだキャラクターとも言えるだろう。
 
モンスターながら大らかに生きているその姿に、「自分の特殊な出自と人間の間の壁という悩みなんてちっぽけなもの」とダイが思い至り、ある種、吹っ切れる様子を見せるようになるなど小さくない影響も与えている。
 
登場初期はマァムに色目を使っていたが、終盤はそんな描写もなくなる。格好つけて人間の真似をしなくなったからだろうか。

戦闘能力 Edit

初登場時は【ぐんたいアリ】に苦戦して手持ちの薬草5つを使い切るなど、基本的に強くはない。
それでも敵の雑兵(鎧兵士)ぐらいなら、なんとか互角以上に戦えるほどの強さは持っている。
鬼岩城の襲撃の際には、防具無しの頭で動く甲冑の剣を受け止め、剣をへし折るという石頭ぶりも見せている。
 
獣王の笛の「現れたモンスターを倒すことが出来れば、仲間にできる効果」で、パピラス3体が呼び出された際には一人で戦い、辛うじてだが一体は倒している。
3番目に仲間になったマリンスライムとは一騎打ちで勝利しているが、あんまり強くないといいつつ背中がズタボロだったので中々の苦戦だったことが伺える。
身の丈が倍以上のグリズリーも配下にしているので倒せはしたのだろうが、その時点で隊員はそれなりにいたので総力戦だったのかもしれない。
 
胴着の中には大量のアイテムをしまっており、薬草は最低5つ常備、毒消し草、毒草、涙のドングリなどが確認される。とはいえ几帳面という訳ではないようで、切らした薬草の補充を忘れていたことも。
 
腕力は高いという設定だが、【ダイ】を背負うとき「意外と重い」と言ったり、【グレイトアックス】を持ち上げられなかったりとあまり力強い印象がない。
その一方で、バルジ島の大渦の中でクロコダインの【獣王激烈掌】開発の特訓に付き合い彼の巨体を支えているなど、腕力の描写はハッキリしない部分もある。
 
登場時の必殺技として、岩をも砕く【窮鼠文文拳】があったが、リーチの短さから魔法使いのポップにすら片手で止められ活躍した試しはない。
その後、自分の格好つけたがりな精神をかなぐり捨てて編み出した体当たり、【窮鼠包包拳】を必殺技とする。
それによって「頭突きや体当たりはカッコ悪い」という考えも変えたのか、パプニカでの鎧兵士との戦いでは、ためらい無く頭突きを放っている。

獣王遊撃隊 Edit

チウが獣王の笛で呼び寄せ、従えたモンスターたち。(一部例外あり)
チウ本人も認める通り全体的に小粒な隊員が多い。
モンスターの仲間故、味方の兵士から敵との区別がつきにくいとの意見があって、それぞれのナンバー入りの遊撃隊バッジを付けている。
ヒムだけは手持ちのバッジが無かったので、一度書いたら消えない魔法の筆で直接身体に番号を書かれた。
 
メンバーは以下のキャラで構成される。
 

役職、ナンバー名前種族
先代獣王クロコダイン  【リザードマン】
現獣王(自称)チウおおねずみ
隊員1号パピィ【バピラス】(作中での表記は「ピラス」)
隊員2号ゴメちゃんゴールデンメタルスライム(神の涙)
隊員3号マリべえ【マリンスライム】
隊員4号アリババ【おおアリクイ】
隊員5号ドルやす【ドロル】
隊員6号ラミた【アルミラージ】
隊員7号ドナドナ【ドラキー】
隊員8号クマチャ【グリズリー】
隊員9号バタコ【ハンターフライ】
隊員10号だいご【だいおうガマ】
隊員11号ビーストくん拳聖ブロキーナ(人間)
隊員12号ヒムちゃんヒム(オリハルコン兵士)
保留中―――――種族不明(ピクシー系)A・B

 
フォーメーション殺法なるものの特訓を行っており、実際に集中アタックをしている。
魔界のモンスター相手にチウも作戦を考え、クマチャ・ドルやす・アリババはチウと一緒に敵を阻止、パピィ・ドナドナ・バタコは空中からの攻撃、だいご・ラミた・マリべえは動き回る事による撹乱、ゴメちゃんは伝令とそれぞれ指揮している。ビーストくんは単身先陣を切り皆に勇気を見せた。
周囲に強力な仲間がいたとはいえ、魔界の怪物や【超魔ゾンビ】との戦いを一人も欠ける事無く終える辺り、カリスマは元より、多人数戦における司令塔の資質があるのかもしれない。

ちなみにスーパーライトでは2018年5月よりモンスターとして登場。チウ(Aランク)からのSランクの魔獣系。
隊員はチウ、ゴメちゃん、マリべえ、パピィのみ。前述のフォーメーション殺法も特技として登場している。

余談 Edit

関連は不明だが、同じおおねずみのキャラクターとして、古くからのDQファンにはなじみが深い
【怪傑大ねずみ】がいる。

DQMJ3P Edit

ダイの大冒険コラボで登場。【崩落都市】センタービルの地下2階におり、マリべえ、ラミた、ドナドナとそれぞれ名付けた、マリンスライム、アルミラージ、ドラキーを連れてくれば仲間になってくれる。
ちなみに連れてくるのはどれか1体で構わないので、この中から自分が用意できるものをスカウトしてこよう。
オススメは【凍骨の氷原】の鉄の箱舟でスカウトできるマリンスライム。
また、指定されていないが遊撃隊のメンバーである【ゴメちゃん】を連れて行っても仲間になってくれ、専用のメッセージを話してくれる。
余談だがチウの種族はおおねずみなのだが、今作におおねずみは登場しない。(【トーポ】ならいるが)
 
魔獣系のSSランクで、固定特性は【不屈の闘志】。他は【スモールボディ】【負けずぎらい】
+25で【くじけぬ心】、+50で【おうえん】、+100で【ラッキー】、メガボディ化で【暴走機関】、ギガボディ化で【AI2回行動】、超ギガ化で【こうどう きぶん次第】が解放される。
不屈の闘志といい負けず嫌いといいくじけぬ心といい、いかにも彼らしい(?)特性が勢ぞろいしている。
合体特技は【金剛裂壊斬】、合体特性は【超タフガイ】
所持スキルは【チウ(スキル)】
 
尚、彼のモーションは【ぬすっとウサギ】系統や【ガルバゴルバ】系統と同じ。

先のとおり原作ではフェンブレンに完敗し、大魔王直々に戦力外扱いを食らうネズミレベルでしかないはずなのだが
今作の仕様上、ダイ大コラボキャラの例に漏れず合計値が非常に高く、大魔王だの裏ボスだの錚々たるメンツを凌ぎ、
そのバーン様と互角である。何があった…
上限に迫るHPや攻撃、低く抑えられた賢さから物理アタッカーとしてはかなり優秀で、固定特性も使いやすい。。
…しかし合体特性が終わっているため、単騎の方がおそらく強い。

ちなみに不屈の闘志だが、魔獣系なのでデフォルトで休み無効である。
もっとも今作は【根に持つタイプ】のせいで休み無効に不屈の闘志を持たせるのもメジャーな戦術。