目次
概要
- 読んで字の如く。ボウガンに使用する弾のこと。
レベル1通常弾を除き全て消耗品であり、持てる数は弾丸の種類ごとに異なる。
- 主な入手手段は店での購入、支給品、調合。採取で手に入るポイントはほぼ存在しない。
ベースとなるのはカラの実、カラ骨など。
調合でしか手に入らない弾丸も一部存在する。
所持数の少ない滅龍弾や拡散弾、状態異常弾をガチで使用するなら調合素材と調合書は必携と言える。
ちなみに、爆薬の原料になる野草やキノコは登場しているのだが、
弾丸用の発射薬(いわゆる火薬)の原料はハッキリ語られていない*1。
MHWorldからは「チャッカの実」「ハッカの実」と言う植物から、
さらにMHRiseからはそれに加えて「チャッカツオ」「ハッカジキ」と言う魚から「火薬粉」と言うアイテムが精製でき、
これを弾薬に加えることでレベルを上げられるのだが、その基礎となるレベル1弾薬は結局謎のままである。- ただし現状のモンハン世界において爆薬と火薬の峻別が成されているかもまた不明なので、
或いは火薬と爆薬双方を兼ねているようなファンタジー素材でゴリ押ししている可能性もある。
ちなみに現実でかつて鉄砲に用いられた黒色火薬も、どちらかというと爆薬に近い代物だった。*2- なぜ爆薬ではいけないのかを理解したいならば、重いタンスを動かす事を想像すると分かりやすい。
タンスを動かしたいとき、勢いよく叩くように押すか、
ゆっくり力を込めて押すかならば、当然後者の方が効率よく動かせる。
これは、押す速度がその対象となる物よりも速過ぎると、
そのエネルギーが押した本人やその人が立っている地面の方を押すのに使われてしまう為。
言ってみれば、壁にぶつかって跳ね飛ばされるのに近い。
弾丸もこれと同じで、あまりに燃焼速度、つまりガスの膨張速度が速過ぎると、
銃や射手の方に多くのエネルギーが逃げてしまい、
反動が大きくなる上に弾頭を動かすエネルギーもロスしてしまう。
故に、現在の銃に使用される弾丸には、あえて燃焼速度を抑えた火薬が使用されているのである。
- なぜ爆薬ではいけないのかを理解したいならば、重いタンスを動かす事を想像すると分かりやすい。
- ただし現状のモンハン世界において爆薬と火薬の峻別が成されているかもまた不明なので、
- 基本的に弾頭は木の実やモンスターの牙であり、薬莢もこれまた木の実や骨が使われる。
文明の利器でありながら金属や薬品を使用しない、かなり環境に優しい弾丸である。*3
選別はしているだろうが、サイズ・強度などで大きく個体差があろうこれらの素材で
実用に足る弾丸を量産できるという辺りに、モンハン世界の桁外れっぷりが見て取れる。- 反面、余りにこれらの素材が優秀すぎるためか、作中では銃弾の標準化*4といった概念が見られず、
技術的には停滞している節が見られる。モンスターのスペックは良くも悪くも殆ど変わることが無いため、
日進月歩で発展していく人間の軍隊相手のように、銃弾を効率化・大量生産する必要性も薄いのだろう。
言い換えれば現状でも、モンスターを狩るには必要十分な威力と供給量を確保できているということか。
- 反面、余りにこれらの素材が優秀すぎるためか、作中では銃弾の標準化*4といった概念が見られず、
- 初期は普通にポーチに入れていたため、調合素材も含めるとガンナーのポーチの圧迫率は異常とも言えた。
近年はガンナー用ポーチの実装でこの問題は改善されつつある。- MH4では遂に剣士もガンナー用ポーチを使用可能になった。
基本的にメリットは何もないが、支給品の弾丸を拝借するのが楽になった。
またパーティーでガンナーに予備の弾丸を渡しやすくもなっている。
ガンナー防具の防御力の低さは弾丸用の収納スペースに起因する設定のはずなのだが… - MHXでは遂にニャンターすらガンナー用ポーチを使えることが判明。
…まぁ剣士同様メリットは何もないが、
弾補充ネコと言うのも可愛い物ではないだろうか。
- MH4では遂に剣士もガンナー用ポーチを使用可能になった。
- MHWorldでは調合素材が一新され、またカラの実、カラ骨の両者がリストラされた。
どうやって調合するかといえば、上位弾は全て火薬粉と呼ばれる素材とレベル1との調合に統一され、
レベル1の弾は、ツラヌキの実などの素材単体、または消費されないレベル1通常弾と素材の調合で入手となった。- 例外は状態異常弾と回復弾でこれらは増強剤との調合でレベル2が入手できる。
これらの弾はレベルの基準がモンスターに与える物理的エネルギーではなく、弾頭の薬効の高さであるため、
火薬ではなく増強剤によって弾頭の効力を増しているのだろう。
- 例外は状態異常弾と回復弾でこれらは増強剤との調合でレベル2が入手できる。
- 質量保存の法則が通用しないことに定評がある。
一発の消費で何発も撃ったり、撃ったはずなのに弾が減らなかったり…
なお、これにはモンハン独特の力学が関係していると言える。
- 弾丸の種類は以下の通り。詳しくはリンク先参照。
通常弾
- 最もベーシックな弾丸。レベル1通常弾は所持数が無限である。
跳弾で追加ダメージを与えられるLv3以外は単発ヒットであり、
Lv1を除いて1ヒットあたりのダメージは貫通弾よりも高い。
調合素材の安さ、所持数の多さから主軸にしやすい弾丸である。
ピンポイント狙撃での部位破壊にも適する。
- 無印、およびMHWorld以降ではLv3の仕様が異なり、単純に威力が高い弾となっている。
無印では跳弾する弾として円盤弾が登場しており、そちらの特性がのちに統合されることとなった。
MHWorldではどの弾でも概ね「ライトがLv1~2、ヘビィがLv2~3をメインに扱う」というような形で火力差が表現され、
Lv3はヘビィボウガン向けの弾として跳弾の仕様が廃止されている。
散弾
- 広範囲に拡散する弾。小型モンスターの駆逐や部位破壊が主な役割。
パーティーでは対策なしでの使用は御法度。
水中戦用の水中弾もこれの一種。
- MHWでは大幅な仕様変更がなされ、
雑魚駆逐用などに留まらず、ヘビィボウガンの主力と化している。
放散弾
- MHRiseで登場した、散弾よりも広範囲を攻撃できる弾。
散弾がMHW以降の近距離特化仕様となったため追加された弾丸であり、実際MHXX以前の散弾のような使い勝手。
近~中距離の雑魚を散らすにはもってこいだが、適正距離が遠くなり至近距離ではあまりヒットしない点に注意。
- 味方にリアクションを与えなくなっているためパーティーでも使いやすくなっている。
- Ver.2.0まではガード中の味方のスタミナを吹き飛ばしてしまう不具合があったが、Ver.3.0にて解消された。
貫通弾
- モンスターを貫通して複数回ヒットする弾丸。
その性質上、大型モンスターとの戦いでは主力となる弾丸である。
クリティカル距離の把握が必須で近過ぎるとダメージが出せないため、
これをうまく最大回数クリ距離でヒットさせられるかがボウガン使いの腕の見せ所。
徹甲榴弾
- 着弾点で爆発し、固定ダメージを与える弾丸。
スタン能力を持ち、うまく頭に当てれば高い拘束能力を発揮する。
所持数も装填数も少なめである。
但しPTプレイでは味方を吹っ飛ばすことがあるので注意が必要。
拡散弾
- 着弾点で炸裂し、小型の爆弾をばらまく弾丸。
肉質無視の固定ダメージを与えるのは徹甲榴弾と同じだが、こちらにはスタン効果はない。
威力は抜群だが、所持数も装填数も極めて少ない。
徹甲榴弾以上に味方を吹き飛ばしやすいのでPTプレイ時にはより一層注意が求められる。
属性弾
- 属性ダメージを目的とした弾丸。MHP2以前とMHP2GからMH3、そしてMHP3以降では仕様がかなり異なる。
滅龍弾も属性弾の一つだが、いろいろな意味で異色。
状態異常弾
- 高い状態異常値を持つ弾丸。毒弾、睡眠弾、麻痺弾がある。
剣士と異なり、必ず蓄積するので状態異常発動のタイミングをコントロールできる強みがある。
減気弾、爆破弾、捕獲用麻酔弾も状態異常弾に近い存在である。
回復弾
- 当たったハンターの体力を回復するサポート用の弾丸。
散弾の照準範囲を当たり判定無視で貫通し、モンスターを挟んだ位置の味方も回復可能。
モンスターも回復してしまうが、回復量はハンターと同じなので片手剣の攻撃1回で取り返せる。
鬼人弾、硬化弾
- 当たったハンターを一定時間強化するサポート用の弾丸。
作品により名前と性能が微妙に異なる。
勘違いされやすいがモンスターに効果はない。
減気弾
- モンスターのスタミナを奪う特殊な弾丸。
スタン効果もあり、徹甲榴弾と同様拘束能力に優れる。
斬裂弾
- 切断属性のダメージが付加される特殊な弾丸。切断属性だがダメージ計算には弾属性が適用されるので注意。
従来はボウガンで尻尾切りを狙う際に用いられたが、MHXXではブレイヴスタイルのゲージ溜めに
非常に有用であることが判明した。
ブレイヴガンナーが開幕一番に斬裂弾を撃ち込むのは最早定番の光景である。
- MHWの初期ではバランスブレイカークラスの攻撃力を誇り、一躍脚光を浴びた。
後にアップデートにより威力が抑えられたものの、サブウェポンとしては未だに現役。
竜撃弾
- ガンランスの竜撃砲を参考に開発された特殊な弾丸。
威力は抜群だが、ガンナーの耐久力で接近するリスクを負う必要がある。
あちらは使用後にクールタイムが必要なのに対し竜撃弾は再装填ですぐに再使用できる。
基本的には肉質無視攻撃だが、MH3Gのみ肉質の影響を受ける。
爆破弾
- 爆破属性を蓄積させ、爆破によって追加ダメージを与える弾丸。
状態異常弾に近い効果を持つ。
捕獲用麻酔弾
- 罠に掛かった瀕死状態のモンスターを捕獲する弾丸。
MH3G以前の作品ではイベントなどに登場する極小個体や鳥竜種に麻酔玉が当てづらかったため、
この弾での狙撃が代わりに使われることがあった。
その他、ポーチ圧縮、素材玉節約、遠くで罠にかかったモンスターの捕獲など地味に使い道がある。
ペイント弾
- モンスターに当ててペイントする弾。
どんなボウガンでも基本的に装填可能。
ペイントボールと違って店売りしている上、非常に射程が長いのでエリアチェンジを開始したモンスターにも扱いやすい。
また、抜銃状態から戦闘開始にできるメリットもあり、好んで使うガンナーは多い。
レンキン狩技弾
- MHXXで登場したレンキンスタイルで作れる特殊な弾。
- ボウガン装備時のみゲージ消費1で5個生成可能。
ヒットすると他の弾より狩技ゲージが多く溜まる効果を持つ弾。
ライト・ヘビィ問わず全てのボウガンで装填可能となっている。
更に、レンキンスタイルで尚且つボウガンを装備している場合は追加の効果がある。
ライトボウガンは武器を問わずレンキン狩技弾が速射(2連射)できるようになり、
ヘビィボウガンはレンキン狩技弾の装填数が(他スタイルより)増加する。
モーション値はLV3通常弾と同じだが、適正距離範囲がせまく弾強化スキルも対応しないため火力は低い。 - 最大所持数は30個。
その他
- 無印にはこやし弾、毒消し弾、円盤弾といった特殊な弾丸が存在していた。
使用頻度が低かった事からかMHGにて属性弾と差し替えられる形でオミットされたが…。- 円盤弾については、跳弾特性がLV3通常弾に受け継がれたため、形を変えて生き残ったともとれる。
- MHXではアイテムとしてではなく、ボウガンに内蔵された弾丸が多種存在し、
持ち込み弾丸と同様にクエスト中に撃つことが出来る。
ラインナップには懐かしのこやし弾や、毒消し弾の強化版といえる治癒活力弾も並んでおり、
LV3通常弾と合わせて、無印限定だった弾丸が何らかの形でついに総復活したといえなくもない。
- MHFでは、進化武器にのみ装填可能な、特殊な弾丸も存在する。
関連項目
武器/ライトボウガン
武器/ヘビィボウガン
武器/ボウガン(組立式)
武器/ミドルボウガン
システム/クリティカル距離
システム/武器内蔵弾
システム/ガンナー
システム/弾切れ
モンハン用語/特殊弾
アイテム/バリスタの弾
アイテム/大砲の弾
スキル/~弾強化