スキル/しゃがみ移動速度UP

Last-modified: 2024-02-20 (火) 00:45:13

MHWorldで登場したスキル。

概要

  • しゃがみ中の移動速度が普段の小走りよりちょっと速いくらいになる。

関連項目

アクション/しゃがみ














































…冒頭の説明が全てではあるのだが、
それで終わるわけにもいかないのでもう少し詳しく掘り下げていく。

真面目な概要

  • 最初の解説通り、しゃがみ中の移動速度が上がるスキル。
    匍匐前進するような狭い場所の移動もしゃがみの範疇とみなされ速くなる。
    このスキルが発動するのは、下位・上位共にジャグラスシリーズの脚部位のみ。
    護石や装飾品すら皆無という無駄に珍しいスキルである。
    ジャグラス素材というだけあって発動難易度自体は低いが、
    貴重な脚部位をこのスキルに割くかといわれると…。
    • アイスボーンで追加されたマスターランクの防具では、
      EXナルガシリーズのα胴に付いているという謎の移植が施された。
      EXナルガシリーズは有用なシリーズスキルである「真・業物/弾丸節約」を備えており、
      発動のために「回避性能」Lv2を持つ胴部位を採用するハンターは多い…が、
      スロットがより優秀なβを選ぶ場合が殆どであり、更にEXジャグラス防具では発動しない為、
      希少性は変わっておらず、結局日の目を見ることは殆どない。
  • 戦闘用のスキルとしては役立つ機会はほぼ無いに等しい。
    MHWorldではしゃがむ有用性が向上してはいるものの、隙の多い行動である点は相変わらず。
    しゃがんで物陰に隠れることが出来る仕様についても、戦闘時であればスキル「潜伏」に分がある。
    あちらはやり方次第でハメ紛いのことが可能であり、このスキルよりよほど有用である。
    このため、基本的に狩猟用装備に利用する機会はまずないだろう。
    • 敢えて使い道を考えるとするなら、草むらに隠れてモンスターから身を隠した際、
      スムーズな移動から撤退や奇襲が行える点だろうか。
      ちなみに草むらから草むらへと渡り歩く運用で効果を実感できる代表的な場所と言えば、
      ジャグラス達の縄張りである古代樹の森エリア2だろう。
      身も心もジャグラスになりきれ、という事だろうか…?
    • オドガロンとの戦闘中、裂傷状態になった際には
      しゃがんで裂傷状態の治療をしつつ、オドガロンの攻撃をかわすのには役立つ。
      実際は各種アイテムを移動しながら使う方が遥かに早く安全なので、
      その手のアイテムの持参がない時に発動していれば少し嬉しい、程度のものである。
  • 戦闘回避というお題目に関しても、対小型モンスターであればスキル「威嚇」の方が効果的である。
    一応大型モンスターの痕跡集めには使えないこともないが、
    ハンターを視認しても気にも留めない多くの古龍種相手にはしゃがむ必要性すらなく、
    優秀な隠れ身の装衣を要所要所で使うくらいで事足りることも多かったりする。
  • このスキルの使い道としてはフィールド内をしゃがみ移動する機会が多いケース、
    すなわち「採取用」「環境生物集め用」が最も適しているといえる。
    MHWorldではBCと戦場を隔てるためかしゃがむ事で初めて通れる通路が出入り口に多く、
    そういった場所などを素早く通過できるこのスキルを発動させると快適になる。
    発動防具は最序盤に作れるため、フィールドで素材集めする際にはかなり便利。
    同様の理由でレア環境生物などを集める際にも出現地点まで移動するのに役立つほか、
    捕獲する段階でも、普通に近づくと逃げてしまう一部の環境生物相手に近づく時に有用。
    このような用途に割り切って専用装備を組んでみるのも悪くないだろう。
    • 似たような使い方として、歴戦クエスト用の痕跡集めに使われることがある。
      エンドコンテンツである装飾品集めのために、危険度2の歴戦クエストの需要が非常に高く、
      最も効率的に集められる方法としてディアブロスのストーキングが有名*1なのだが、
      ディアブロスは立っているハンターを発見して敵対してくるため、
      しゃがんで移動する必要が出てくる。
      そこで、ディアブロスの痕跡を集めつつ後を追いかけるために本スキルが使われる、
      というわけである。
      こういう方向でも「しゃがめよ」を体現してくるとは…
    • ただ、戦闘用装備に着替えてそういった場所を通ると、
      妙に遅い出入りがもどかしく感じてしまう
      BCから出る時は兎も角、BCへと逃げる際には微妙な遅さで追撃を受けてしまうケースもある。
      このスキルに限らず、スキル依存症には気をつけたい。
      このスキルに依存するハンターがいるのかという話だが
  • アサシンの装衣の効果と重複する。
    かなりの速さで移動できるようになるが、
    そもそもアサシンの装衣にはダッシュの移動速度アップもあるので
    着用中ならダッシュしたほうが速い。
  • しゃがんだハンターが異様に高速移動する点ではネタとして使えるかもしれない。
    勿論野良でしゃがみっぱなしで戦闘参加しないのは問題行為だが、
    そもそもこんなスキルの存在を覚えているプレイヤーの方が稀であり、
    下手したら何をやっているかすら理解されず、無視される可能性もある。
    帰還までの時間にでも実演して思い出させてあげよう。
  • 続くMHRiseでは本スキルの存在は無かったことにされてしまい、サンブレイクでも復活はしなかった。
    元々狩猟用としては使いどころに乏しかったことに加え、
    潜伏システム及び痕跡集めの削除、環境生物の仕様変更、
    さらにはしゃがみ移動しないと通過できない通路がほとんど無くなったこともあり、
    続投したところでほぼ完全に無意味なスキルになるのは目に見えたからと言ったところだろうか。

余談

  • 前転回避の移動速度を上げるスキルとしては古くから回避距離UPがある一方で、
    ハンター自身の移動速度に直接影響するスキルというのは非常に珍しく、
    コンシューマーシリーズに限れば、これまでスイマーしか存在しなかった。

本当の関連項目

アクション/しゃがみ
モンスター/ドスジャグラス - 本スキルが付与されている防具の記述あり。
スキル/閃光強化 - 同じくMHW初登場で、発動手段が少ない・効果が地味・そして影が薄いという妙な共通点がある


*1 ディアブロスは5歩に1つという高頻度で足跡を残す