フィールド/一方通行

Last-modified: 2023-07-25 (火) 18:12:10

エリア同士を繋ぐルートのうち、「片方からは行けるが戻ることは出来ないルート」のこと。
地図上ではそのルートには矢印のようなマークが重ねられている。

目次

概要

  • 戻れない理由としては孤島のエリア8→5のように飛び降りる形となる場合と、
    塔のエリア9→10のように侵入と同時に何故か退路を断たれる場合がある。
    闘技場やそれに近いタイプのフィールドは、基本的に後者のケースでキャンプに戻れない場合が多い。
    一見一方通行に見えても、ツタや石垣で登ることが出来る場合もある。
    • 基本的にエリア移動のロード画面が終わると「一方通行の奥」に到着して逆行できなくなるが、
      MH2の密林のように「一方通行の役割を担う"崖"の上(高台)に移動する」ケースもある。
      これならば崖から飛び降りない限り元来たエリアへと逆行できる。
      ただし、これを悪用した高台ハメが横行したため、後の作品では減少傾向にある。
    • プレイヤーの任意でのエリア移動の他、モンスターの攻撃の余波で押し出されることがある。
      この場合、一方通行のルートを迂回して元のエリアに戻らなくてはならなくなるため、
      時間の無駄なロス・精神的損耗が著しいものになってしまう。
      一方通行の崖が近くにあるようなエリアで戦う場合、該当ポイントに近寄らないよう注意したい。
  • フィールドによっては地図に載っていない抜け道が存在することもあるが、
    この抜け道も基本的に一方通行である。
    例として、セクメーア砂漠のベースキャンプの井戸から飛び降りてエリア6に行くルートや、
    渓流のエリア3の天然の吊り橋から飛び降りて川に流されエリア7に流れ着くルート、
    秘境エリアから通常の狩猟フィールドに降りるルートなどが挙げられる。
  • MH2ではこの一方通行が異様に多い為、定時移動と相俟って時間切れを起こしやすく、
    不評の原因の一つとなっている。
    同じマップでもMHFやMHP2(G)ではツタが設置される等して一方通行が解消されている箇所が多い。
  • 一方通行のルートは運搬クエストにおける悩みの種でもある。
    移動先となるエリアから逆行できないのは勿論、MAP上での順路も利用できない場合が多い。
    長距離落下や泳ぎが必要など、一方通行の原因となる要素で運搬物を落としやすいためである。
    • また、運搬時は上述のように運搬物との兼ね合いで通行不能になる場所が生じうる。
      MH4より前は運搬中ツタ登りが出来なかったため、単なる高台が一方通行と化したりもした。
  • 基本的に「ベースキャンプ(BC)を除くとエリアが1つだけ」という形態のフィールドは、
    BCから戦闘エリアへ繋がるルートが一方通行で、徒歩では撤退できないケースが殆ど。
    代表的な狩猟地から「闘技場型」「決戦場型」とも呼ばれるこれらの狩猟地では、
    一時的にエリアを離脱したい場合、モドリ玉の持ち込みが推奨されている。
    • 「任意でエリア移動できない」というのはそれだけで難易度が上がっていると捉えられており、
      高難度クエストがこの手のフィールドを舞台とするケースが多々見られる。
      また、MHFの覇種烈種も「一方通行によって脱出できないエリア」に出現する傾向があり、
      開発側からも難易度調整の一環として利用されている節が見られる。
    • 上述した「BC+戦闘エリアが1つだけ」でも徒歩でBCに戻れるフィールドは存在する。
      ただし、これについてはレアケースとして扱われている。
  • マップがシームレスになったMHWorldではエリア間を繋ぐ小道というシステムは消失したが、
    一方通行の概念は残っている。
    高所のエリアから低所のエリアに飛び降りると(楔虫等が配置されていない限りは)同じルートで戻れなくなるし、
    従来通り闘技場系のフィールドではBCを出ると徒歩では帰れなくなる構造になっている。
    また、後述の特殊なパターンによりエリア間が一方通行化することもある。
  • 続くMHRiseではハンターがあらゆる壁を登れるようになり、翔蟲という三次元的な移動手段を得たこともあって、
    一部の特殊フィールドを除けば、一方通行になるといったパターンは大幅に減った。
    驚くべきことに、闘技場ですら高台と翔蟲を駆使すればモドリ玉なしでBCまで戻れるほどである。
    ただし完全に無くなった訳ではなく、マップ上の特定ポイントに設置出来る「大翔蟲」という移動手段を使えば、
    フィールドの固定ルートを一方通行で高速移動できる。
    大翔蟲を使わなければ行けない場所も存在するため、本作においては大翔蟲こそが
    代表的な一方通行システムと言えるだろう。

特例的な一方通行

猛り爆ぜるブラキディオス

  • MHW:Iにて登場する猛り爆ぜるブラキディオスは一方通行をギミックとして獲得した。
    導きの地での狩猟時、体力が減少すると猛り爆ぜるブラキディオスは特定エリアに逃げ込む。
    そのエリアにハンターが踏み込むと、発覚直後に特殊な大技を発動する。
    猛り爆ぜるブラキディオスが地面を猛烈に乱打、粘菌を活性化させ大爆発を誘発することで、
    該当エリアに通じる全ての道に溶岩が噴出。そのエリアが隔絶された環境になる。
    • 溶岩は該当エリア外から中へと入るだけの一方通行の岩で移動が制限されている。
      更に、驚くべきことにモドリ玉が使用不可能になる*1ため脱出できなくなる
      内部空間では罠が設置できなくなるほか、形態変化したブラキディオスが待ち構えており、
      「ハンターが倒れるか、ブラキディオスが倒れるか」まで終わらない決闘のための場となる。
  • 追い詰められると一方通行で行き止まりになるエリアに移動するモンスターは存在しているが、
    フィールドに干渉し、自ら一方通行のエリアを作り出してしまうというのは驚愕に値する。

辿異種タイクンザムザ

  • MHFのタイクンザムザ潮島・洞窟限定のモンスターであり、
    洞窟エリアの狩猟クエストでは降りるルートが一方通行扱いになる*2ため、
    アイテムを使わない限り別エリアに移動できない……というのが通常である。
  • しかし、辿異種に認定されたタイクンザムザは一味違った。
    特定の攻撃をハンターが受けることでハンターが地上まで吹っ飛ばされて強制的にエリア移動
    洞窟へ降りる穴の外まで打ち上げられて追い出されてしまう。
    常識破りの一方通行を無理矢理逆行できる仕様とも言えるため注目された。
    • このエリア強制移動は攻撃を受けた際、ハンターの体力が残っていた場合のみ発生する。
    • MHFではモンスターと相対し続ける方がメリットを受けやすいスキル群が存在するため、
      強制離脱させるこの技は「攻撃を受けた際のペナルティ」と見なすことができる。
      一方、即死級攻撃が当たり前な辿異種モンスターの技の中では軽いペナルティであり、
      退出先で態勢を立て直すことも可能なので、そこまで脅威は感じられない。
      どちらかといえばギャグ要素の強い技と捉えられている。

関連用語

アクション/エリア移動
フィールド/秘境 ‐ 珍しい素材や普段はいけない場所。
フィールド/ショートカット ‐ 狩場への近道。


*1 MHW:Iではモンスターの挙動に応じて特定アイテムの使用自体が封じられる仕様があり、それが適用されている。
*2 熱帯林に用があるクエストの場合は別エリアに接続する(一方通行ではない)タイプのMAPが用いられる。