飛甲虫の素材で作り出されたガンランス。
目次
概要
- 盾と槍のどちらもブナハ防具に似た紫色の非常に目立つデザインをしている。
派生するベルデとルージュはそれぞれ鮮やかな緑と淡い赤色となり、
こちらも透き通ったような質感と合わせて非常に美しい。
性能
MHX
フィオレセロ
- 生産時の性能は攻撃力80、斬れ味はこの時点ならば十分な緑ゲージ、
砲撃タイプは通常型のLV1と他のブナハ武器同様の並程度の性能。
初期ではスロットは空いていないが、
強化をしていくとLV3とLV5で1個ずつスロットが増えていき最終的には2つ空く。
- ブナハ武器お馴染みの派生はLV2からは火属性のルージュと、
麻痺属性のベルデへと、派生させることができるようになる。
LV3まで強化すると同じく甲虫種のモンスターであるセルタス種のガンランス、
ミスタゴアードへと派生することができるようになる。
そしてそのまま派生させずにゲネル・セルタスの素材を、
使って強化していくことでLV6で最終強化のフィオレウノとなる。
- 最終強化であるフィオレウノの性能は
- 攻撃力190
- 斬れ味は素で匠無効の実戦レベルの白ゲージ
- 砲撃タイプは通常型LV2
- スロットは初期の0から増えて2つ
見た目よりは物理性能は低くない。
スロットも2つ空いており、匠が不要ということもあって拡張性は悪くない。
しかしガンランスの象徴である砲撃レベルが最終強化に至っても2止まりなため、こちらには期待できない。
また素で白ゲージを持つ2スロ付きのガンランスとしては、
セルレギオスの叛逆銃槍ロドレギオンがあり、
あちらはこちらより攻撃力こそ低いものの会心率や、
斬れ味修復に加え、砲撃レベルも最高の放射型LV4を持つ。
入手の手軽さで勝負をしようにもこちらも勇気の証Gや重甲エキスを必要とし、
簡単とは言えないのでそこでも残念ながら勝ち目はないのである。
フィオレセロベルデ&フィオレセロルージュ
- LV2から派生するベルデとルージュは
ベルデはスロット1、ルージュはスロット3とスロット数もそれぞれに異なるが、
砲撃タイプはどれも共通の通常型LV2となっている。
またこちらは最終強化にレア素材こそ必要ないものの、
獰猛化重甲虫殻を使うため、強化の負担も大きい。
それぞれの最終強化性能は - フィオレウノベルデ
- 攻撃力180
- 麻痺属性14
- ルージュより控えめながら長い青ゲージに匠で白ゲージ。
- スロット1
- フィオレウノルージュ
- 攻撃力170
- 火属性22
- 素で長い青ゲージに匠で白ゲージを得る。
- スロット3
そのせっかく得た属性値もルージュの属性値は、
残念ながら下から数えた方が早いほど低く、
残念な物理性能も相まってスロット3を以ってしても擁護できないことになっている。
最終強化の性能は非常に残念だが、LV1は最速で手に入る火属性ガンランスであり、
緑ゲージもこの時点としてはかなりの長さがあるため、
フルフルやウルクスス、ドドブランゴに加えナルガクルガあたりまで対応できる、
ライトクリスタルの入手が面倒ではあるが攻略用としては悪くない武器である。
- ベルデの方は属性値は最下位となっているが、
物理性能は長い斬れ味もあってなんと麻痺銃槍トップとなっている。
しかし実際のところ属性値14ではあまり麻痺は期待できず、
麻痺を目的として使う場合はゲネポスのV-クレストが使われることが多い。
MHXX
今作でフィオレウノ達にも究極強化が与えられ、
それぞれフィオレドス、フィオレドスベルデ、フィオレドスルージュとなる。
今作のラスボスの種族が種族だけに各種の究極強化に要求されるため、完成時期はHR解放後となる。
フィオレドス
- フィオレウノから強化された性能は
- 低いどころか非常に優秀な攻撃力330
- その攻撃力にしては破格の紫30、匠で延長不可
- 更に豪華なスロット2
- それらを一気にぶち壊す砲撃タイプ通常型Lv3
が、その代償として砲撃レベルが上位並みと言う足枷が付いてくる事に。
物理特化で戦おうにも今作のガンランスはヒートゲージシステムがあるため、砲撃の使用は必須となる。- 一応、匠が不要なのでセルタスXとの相性が抜群に良い。通常3を砲術で強化しても微妙なところだが。
フィオレドスベルデ
- 今作で復活した大雷光虫の素材を加えて強化すると…
- 麻痺ガンスTOPの攻撃力310
- 麻痺ガンスワースト1の麻痺属性20
- 匠不可で先端に僅かな紫と長めの白
- スロット1
- やはり低い砲撃タイプ通常Lv3
相変わらず麻痺属性が低く、麻痺目的なら万福福アイリューシカやV-ガルランドの方が担がれる。
一応、麻痺に期待しつつ物理性能を追い求めたい場合に選択肢が上がる。
フィオレドスルージュ
- なんとフィオレウノルージュが一発生産可能となった。
今まで作っていなかった場合や他武器種からの転向時にはありがたい措置だが、
究極強化したその性能はというと…- そこそこの攻撃力310
- 低めの火属性28
- G級武器にしては悲惨過ぎる青110、匠で紫10
- 嬉しいスロット3
- 案の定砲撃タイプ通常Lv3
前作では唯一の火属性の3スロ付きガンスであったが、今作では火属性の3スロガンスが2本も追加。- ひとつはチャチャンバ武器の至高のジューシー銃槍。
素で白ゲージを有しており、匠ありではルージュより長い紫ゲージが現れる。 - もう一つは龍識船武器の龍識究撃ブウラハガズ。
匠不要で十分な長さの白・紫ゲージを保有している。
よりにもよって青ゲージが長いため鈍器との相性も劣悪。
…それ以前に鈍器火属性ガンスならばガンキンガンスのギガスブルトゼニスが存在するため、
どちらにせよルージュはお呼びではない。
しかも性能が普通に産廃程度であるため、話のタネにすらならないと踏んだり蹴ったりである。
どうしてこうなった…
MHRise
- ブナハブラが復活したため、本武器も復活を果たした。
フィオレセロIの段階では氷属性のフィオレセロブラン(本作で初登場)、
麻痺属性のフィオレセロベルデへ強化することが可能。
フィオレセロIIからは新たに登場したフィオレセロノワールへと強化が可能。一発生産も対応している。
何にも派生せずそのままフィオレウノまで強化することで、今作初登場のヤツカダキ武器へと派生する。
火属性部門はヤツカダキ武器で埋まってしまったためか、フィオレセロルージュは残念ながら未参戦。
- それぞれの最終強化の性能は
武器名 攻撃力 斬れ味(匠) 属性値 スロット 砲撃レベル フィオレトレスノワール 200 青(白40) 龍26 3-1 通常型Lv4 フィオレトレスブラン 180 青(白20) 氷20 3 通常型Lv4 フィオレトレスベルデ 140 青(白10) 麻痺19 1-1-1 通常型Lv3
フィオレウノノワール
- 本作では貴重な龍属性ガンランスの一本で、Riseの大型アップデートが終わってなお本武器含め三本しか存在しない*1。
- 性能は攻撃力、属性値共に平均的で匠2で白ゲージが出現する優秀な斬れ味を持っている。
武器スロットも大小バランスよく備えており、虫武器ながらかなり強力。
しかし虫武器の中では一番作成難易度が高く、最終強化に妃蜘蛛の堅殻と風神龍の風袋を使う。 - 百竜強化は
- 会心率強化III
- 防御力強化III
- 弱点特効【属性】
- フィオレウノIIから攻撃力強化IIと操竜の達人を引き継ぎ可能。
無難に攻撃力を高めてもいいし弱点特効【属性】で龍弱点の相手に強烈な一撃を与えてもいい。
操竜の達人を装備して操竜で大ダメージを与えつつチャンスを作り出すのもありだろう。
- 余談なのだが、発売当初のガンランスはナルガ武器やティガ武器が軒並み強化途中で終わっていたため、
- 攻撃力がやや低いが龍属性持ちなので弱点をつける。しかも匠2で白ゲージが出現
- ディアブルジートにはない優秀な武器スロット
Ver.2.0以降はナルガ、ティガガンスに強化先が追加されたため本武器は姿を消してしまったが、
もともと虫武器であることを考えると古龍に渡り合っただけでも十分大健闘である。
フィオレウノブラン
- 他の氷属性武器と比べると力不足ではあるが、必要素材はかなり優しいため手にしやすい氷属性ガンランス。
終盤にはほかの氷属性武器へバトンタッチすることになるだろう。 - 百竜強化は
- 防御力強化III
- 弱点特効【属性】
- 鉄蟲糸技強化
- フィオレウノIから攻撃力強化I、会心率強化I、操竜の達人を引き継ぎ可能。
鉄蟲糸技強化はガンランスではあまり有効活用できないため採用されにくい。
ヘイルカッターを使おうものなら話は別だが
- ちなみに氷属性の通常型は百竜銃鎗を除くと本武器のみと地味ながら優遇(?)されている。
フィオレウノベルデ
- 虫武器の中で一番弱いであろう麻痺属性ガンランス。
攻撃力が140しかないためパワー不足がぬぐえず、砲撃レベルも3で止まるため
砲撃のダメージで巻き返すなんてことも不可能。
貴重な麻痺属性武器であるが、状態異常は番傘ガルクがとても優秀なので、
使われることはほとんどない。 - 百竜強化は
- 会心率強化III
- 属性強化【麻痺】II
- 空棲系特効
- 他はフィオレウノブランと同様
MHR:S
- MRの実装に伴い、本武器達も強化先が追加された。
ただしフィオレウノは上位でヤツカダキ派生に変化するためMRの強化先がない。
フィオレウノルージュに関しても上位から引き続き未参戦となっている。 - Riseの段階では最終強化時期がバラバラで性能も格差があったが、
今作は強化時期がストーリー攻略中はMR2,攻略後はMR20に統一された。
- それぞれの最終強化の性能は
武器名 攻撃力 斬れ味(匠) 属性値 スロット(百竜装飾品) 砲撃レベル フィオレトレスノワール 320 白(紫40) 龍39 3-1(3) 通常型Lv7 フィオレトレスブラン 320 白(紫40) 氷37 3(3) 通常型Lv7 フィオレトレスベルデ 320 白(白のみ) 麻痺21 1-1-1(2) 通常型Lv7
フィオレトレスノワール
- 上位から順当に強化された性能となっている。
匠2を用いることで紫ゲージが出現するようになった。
- ただし今作は新規、復活モンスター含め龍属性ガンランスがかなり増加した。
それに伴い龍属性は一気に激戦区となり、中でもアームofアロガンは強敵。
上位の時のようにはいかないだろう。
フィオレトレスブラン
- 性能はスロットと属性値が本武器基準であること以外上記とほとんど変わらない。
上位地点での性能を考えると相当性能が良くなったといえる。
- 実は本作でも氷属性の通常型ガンランスはVer.12時点でも本武器のみ*2。
最終強化の時期も他武器と横並びになったので、性能の低さに悩まされることなく担げるようになった。- Ver.14でイヴェルカーナが実装されたことにより氷属性の通常型ガンランスが増えることになった。
倒せさえすれば作成時期は早く、性能も格段に優秀なため本武器も採用率が下がるようになった。
元から使われてなかったとか言わない
- Ver.14でイヴェルカーナが実装されたことにより氷属性の通常型ガンランスが増えることになった。
フィオレトレスベルデ
- 上位と比べるとかなり強化された。おそらく虫武器の中で一番強化されているのだが、
今作の麻痺武器は露骨に性能が低く、本武器も例外ではない。
上記の武器たちと比べてみてもかなりわかりやすい。- 虫武器の中で唯一紫ゲージが出ない。出るのが遅いとかではなく本当に出ない。
そのくせして攻撃力は平均なのでダメージ面では他の虫武器に一歩劣ることとなる。 - 属性値が全く伸びていない。他の虫武器は上位と比べて10以上は伸びているのだが、
本武器の上昇量はなんとたったの2。麻痺属性強化の百竜スキルを付与した上位武器にすら負けている。 - 百竜スロットが唯一Lv2止まりであること。状態異常武器に弱点特効【属性】は使えず、
特効スキルはLv2から装備できるので大したデメリットではないのが救いか。 - 本武器のみ武器スロットLv2以上が存在しない。今作は火力スキルが軒並みLv2以上に集まっているため、
Lv2スロットの有無は装備構成の勝手が変わってくる。
ノワールとブランは問題なく運用できそうな性能に対し、ベルデはかなり難儀するだろう。
もう少し強くしてもよかったのでは… - 虫武器の中で唯一紫ゲージが出ない。出るのが遅いとかではなく本当に出ない。
余談
- ベルデの見た目はライゼクスの電荷した翼の色合いにとてもよく似ており、
知らない人にこれがライゼクスのガンランスだと紹介しても、
見た目だけなら特に違和感を感じさせないデザインとなっている。