目次
概要 
- MHP2Gから登場する狩猟笛。
ボーンホルンから派生し、オオナズチの素材から作られるウラナイオカリナ系最終形態。
アラビアンナイトなどに登場する「魔人のランプ」が大きく伸びたような形をしている。
そして、演奏時の音色もアラビアンチック。
性能 
MHP2G・MHF 
- 毒属性440と、P2Gに登場する毒属性武器の中ではトップレベルの属性値を持つ。
武器攻撃力そのものも1300と、狩猟笛としてはまずまずの値。
音色は紫緑青で演奏効果が強走効果【大】、風圧無効、
体力回復【小】、体力回復【中】&解毒とありがたい効果が目白押し、と三点揃った優良武器。
攻撃に出るもよし、サポートに回るもよしの使い勝手の良さが売り。使い方はハンター次第。
弱点属性の異なるモンスターが登場する大連続狩猟で真価を発揮する。
モンスターハンターや武神闘宴でお世話になったカリピストは多いのではないだろうか。
- 難を言えば、作成に古龍の大宝玉を一つ必要とする点だろうが、
G級ナズチを頭を破壊し尻尾を切って討伐すればいつかは手に入るだろう。
少なくとも、作成するのに大宝玉を5個も要求されるコレよりは遥かにマシ…なはず。
- MHFではマジナイオカリナからマジナイオカリナ改⇒オカルトオカリナへと強化可能だが、
マジナイオカリナ改に黒龍の魔眼を2個使用するため、無駄に作成難易度が高い。
また、火&麻痺属性版SP武器の「ロッソニアロッソSP」も存在する。
「情熱のように赤く燃える音色は、聴いたもの全てを痺れさせる」らしい。
MH4G 
- オオナズチや他のナズチ武器と共に見事復活。
今作では下位・上位ランクのクエストにオオナズチが登場しないので*1、
ウラナイオカリナやマジナイオカリナは存在せず、マジンノオカリナを直接生産する形になる。
- 攻撃力は1456で属性値は380と、P2Gの時よりもやや物理寄りの性能になった。
匠発動時のゲージの長さやスロットの数は当時のままなので、
鈍器としての使い勝手は当時とそう変わらないだろう。
- その一方、音色が紫空橙になったことで演奏効果は一新され、
- 精霊王の加護
- 全状態異常無効
- 状態異常攻撃強化
- 耐雪&耐泥無効
今作では腐食やられや爆破やられ、新登場の裂傷状態などの
厄介な状態異常攻撃を使ってくるモンスターや、
ネルスキュラ亜種、ゲネル・セルタス亜種とその餌などの
複数の状態異常を使い分けるモンスターが多数実装されているので、
この笛が活躍できる機会は多くなるだろう。
ただし、狂竜症や糸・重油拘束状態は無効化できないので注意。
- 今作でも相変わらず古龍の大宝玉を要求されるが、
それ以外には特にこれといって希少な素材は必要としないので、
村クエのナズチを何度か回せば割と簡単に作成できるだろう。
…例のアレに引っ掛かったらどうしようもないが。
- ゼルダの伝説とのコラボ装備と組み合わせて時のオカリナ
と洒落込むのも悪くはない、かもしれない。
スキル的には何一つとして噛み合ってないのが玉に瑕だが。
MHX 
- オオナズチと共に続投。今作では下位オオナズチが集会所で狩れるため、
この笛も下位バージョンのウラナイオカリナからの生産になる。
下位で強化できるLV2の時点では、まずまずの攻撃力120にかなり高い毒属性33を持つ。
音色は白緑青で、P2Gの音色の下位バージョンといったところ。
しかし、問題はその後で、次に強化できるのはHR解放後と極めて遅い。
下位で作ったところですぐに上位モンスターに通用しなくなるのは目に見えている…。- ちなみに、下位の生産時点でいきなり霞龍の尻尾2本を要求される。
幸い基本報酬でも出るのだが、出鼻を挫かれるのは間違いないだろう。
- ちなみに、下位の生産時点でいきなり霞龍の尻尾2本を要求される。
- そんなこんなでもうこの笛の存在も忘れかけた頃、HR解放後にようやく最終強化にできる。
最終強化はマジナイオカリナ。
攻撃力170に毒属性41と凄まじいまでの属性偏重。
斬れ味は素でそこそこの青だが匠で長めの白ゲージが出る。
さらに、スロットも2つ空いており、音色は紫緑青で
使える旋律はスタミナ減少無効【大】、風圧軽減、防御力強化【大】、体力回復【小】、体力回復【中】&解毒で、
ほとんどP2Gの頃と同じである。 - …しかし、残念ながらこの笛の人気は殆ど無い。単純に威力がかなり低いのである。
そのため、大連続狩猟では無属性か爆破属性を使った方が快適なのだ…。
オンラインであれば、となっても攻撃力強化や聴覚保護に人気が集まっている。
そして、解毒に活路を見出そうとしても、
同じ毒属性笛のファンガサクスがMH4Gの頃のこの武器と同じ旋律を扱うことができ、
後から治す解毒よりも未然に防ぐ全状態異常無効の方が優秀であるためこちらの出番はない。
結果、スタミナ減少無効で双剣や弓をちょっとサポートしてあげる程度の事しかできないのが辛い所。
MHXX 
- G級の解禁で再びマジンノオカリナまで強化できるようになった。
しかし、MHXのときと同じく最大レベルに強化できるのはHR解放後となるため出番は遅い。
- 今回のマジンノオカリナは上位から特に大きな変化はなく、
攻撃力290、毒属性49、スロット2に
素でそこそこの白ゲージと斬れ味レベル+2で紫ゲージという仕上がり。
G級の究極強化武器は攻撃力300以上のものが7割以上であり、それに満たないこの武器の性能はやはり低い。
風圧対策とスタミナ減少無効という組み合わせの毒笛なら素紫のレギーナエアルエピネがあり、
スロット付きの毒笛なら使える旋律が優秀な毒響カプリ【狂奏極】があり、
どちらも毒属性値が40以上と高いためそこで差別化も難しくオカリナの出番を探すのは厳しい。 - こんな性能でも古龍の大宝玉はしっかりと要求されるため、強化するかどうかは慎重に考えた方がいいだろう。
同じドス古龍の2体はどちらも攻防強化という優秀な旋律が扱えるため人気があるが、
なぜオオナズチだけこんな仕打ちなのだろうか…
MHRise 
- Ver.1.xの時点では存在していなかったが、Ver.2.0アップデートでドス古龍3体追加と同時に
ドス古龍装備が作成可能になり、ウラナイオカリナIとして登場。
- 武器性能は
- 攻撃力160
- 会心率0%
- 毒属性37
- Lv2スロット×1、Lv1スロット×2
- 斬れ味の方は僅かな青と短めの緑とあまりよろしくない
緑が短いせいで鈍器運用等もしづらいため、同時実装されたドス古龍狩猟笛3本の中では斬れ味的には悩ましい。
一応、匠があればほんの僅かに白ゲージが出るが、いかんせん赤ゲージが無駄に長い*2せいであまり伸びはしない。
スロット数が多いため、同時実装された装飾品等でカバーしろという事か。
- 攻撃力160は同レアリティ帯の笛としてはかなり頼りなく、殴り性能にはあまり期待できない。
本作では毒属性狩猟笛としては毒妖笛ヒルヴケーレ、毒奏ファンガサクスの2本が既に存在しているが、
素の攻撃力ではヒルヴケーレ>ウラナイオカリナI>ファンガサクス、
毒属性ではウラナイオカリナI>ファンガサクス>ヒルヴケーレとなっていて毒属性トップである。
更にスロット2-1-1があるという強みもある。
レアリティ4とは言えスロットなしで攻撃力ワースト、毒属性2位のファンガサクスの立場が無いような気もするのだが
- 百竜強化には「霞龍の魂」がある。
攻撃がヒットした際に体力回復、スタミナ消費軽減、攻撃力UP、防御力UPのいずれかがまれに現れるという効果。
殴っているだけでヒトダマドリを集めずともパワーアップできる…
…のだが、その仕様ゆえ使いにくく、大抵は攻撃力強化が選ばれてしまう。詳細はリンク先を参照。
- 旋律効果もドス古龍狩猟笛3本に共通するドス古龍3すくみに対応した組み合わせで、
聴覚保護【大】、風圧無効、属性攻撃力UPとなっている。- ただ、クシャルダオラは過去作のように風圧対策をしないと近づく事すら難しいというわけではないので、
どちらかというと3すくみ的には毒と硬い肉質で助かる属性攻撃力UPの方かもしれない。
聴覚保護【大】は咆哮中が攻撃チャンスになるのでありがたいと言えばありがたい。
- ただ、クシャルダオラは過去作のように風圧対策をしないと近づく事すら難しいというわけではないので、
Ver.3.0 
- Ver.3.0においてマジナイオカリナへの強化が可能となった。
武器性能を見ていくと- 属性武器としてまずまずの攻撃力180
- さらに伸びた毒属性40
- 斬れ味は素で青40、匠1から白が出るように
- 百竜強化は攻撃力強化がIIIにアップ
- 会心率0%、スロット2-1-1は変わらず
元々毒笛トップだった属性値もさらに上がり、スロットの多さも相まって中々に使い勝手が良いと言える。
- 対クシャルダオラ用としての使い方は大きく変わらないが、
継戦能力が伸びたことや新規防具の追加により
ミヅハシリーズの「霞皮の恩恵」と火力スキルの両取りがしやすくなった点は見逃せない。
Lv3まで上げれば毒の効果時間を長くできるので、属性値を蓄積させにくい今作の狩猟笛にはぴったり。
一方で、風圧無効の旋律はひと吹きで龍風圧も無効化するため、毒属性は純粋なダメージ目的と見る向きもある。
また、赫耀シリーズを使う場合は龍気活性で毒属性が無効化されることも注意する必要がある。
毒属性を伸ばすもよし、別のスキルを積むもよし、
自分の戦い方や手持ちの護石と相談して色々な組み方を考えるのもよいだろう。
MHR:S 
- MR相当の強化系が登場し、最終強化系は再びマジンノオカリナとなった。
武器性能としては、- 攻撃力310
- 毒属性50
- 斬れ味は紫10。匠5で最大60
- 百竜装飾品スロットはLv3
- 会心率0%、スロット2-1-1部分については据え置き
上位時点よりも全体的にバランスよく高水準にまとまった性能となった。
本作では属性狩猟笛が大躍進を遂げている一方、状態異常狩猟笛はやや影が薄いが
毒属性50かつ属性攻撃力UP旋律で更に伸びしろがあることから、毒にかけての期待値は高い。
肉質がやたら渋い相手に対する毒属性笛としては充分に存在意義があるだろう。
- 相変わらずクシャルダオラに対して非常に相性の良い状態異常+旋律だが、
同じく旋律で風圧の対策が可能なグルンリヒトフラップ等が
ダメージ効率的には並んできているため、武器自体のスロ数が多い上に
百竜スロットもLv3という点が差別化点となるだろう。
ただ、狩猟笛にはLv3の専用百竜装飾品が無い、状態異常武器なので弱点特効【属性】は
意味がない、鋼魂竜珠の会心率上昇についても打撃部分にしか乗らないため持て余しがち。
- Ver.11で新たに追加された状態異常確定蓄積との相性は良い。
無印時代は攻撃7+匠5+業物のような激重構成に悩まされていた狩猟笛も、
傀異錬成によりある程度パーツの付け替えが効くようになった為、
頭と腰をゴールドルナに差し替えてこのスキルを採用できるようになっている。
また、攻勢は毒状態の相手に対して効果が乗る事や、
連撃の方も状態異常にこそ効果はないが打撃+音波の二段攻撃部分に関しては最低限の仕事はしてくれる。
充分にシナジーがあると言える組み合わせだろう。
余談 
- 説明文によれば、広大な砂漠を治めている西方のとある国にはこの武器によく似た形状の秘宝が存在するらしい。
なんだかんだで東方が話題に上がる事は多いが、
西方について触れている武具はなかなか珍しい。
- オカリナ(Ocarina)というのは「小さなガチョウ」という意味で、
イタリア語で"ガチョウ"を表す「Oca」と "小さい" を意味する接尾語「-ina」を組み合わせた造語である。- オカリナは、横笛やリコーダーなどほぼ同様の用法をするにもかかわらず、
「形状が管状をしていないから管楽器ではない」とされ、肩身の狭い思いをしていた楽器である。
現在の楽器分類学では管楽器という言葉はあまり使われず、気鳴楽器(または吹奏楽器)と呼ばれる。
- オカリナは、横笛やリコーダーなどほぼ同様の用法をするにもかかわらず、
関連項目 
モンスター/オオナズチ
武器/ナズチ武器
武器/ネブラコルス - MHFのオオナズチ狩猟笛
武器/リモカリーナ - MHXで登場したオカリナの後輩