MH3G、MH4(G)、MHXで配信されたイベントクエストの報酬チケットで生産できる武器。通称:コロコロ剣。
小学館の漫画雑誌『月刊コロコロコミック』とのコラボ。
MHFを除けば、MHP2G以来のイベント片手剣である。
目次
概要
- コロコロコミックのマスコットキャラである「コロドラゴン」をモチーフとした片手剣。
黒い竜の頭部を模した柄に雷のような刀身(おそらくはコロドラゴンのヒゲがモチーフ)を持ち、
盾にもコロドラゴンが描かれている。
性能
MH3G
- まずステータスを見て真っ先に目に付くのが雷属性500という驚異の属性値だが、
斬れ味が匠発動で白70止まりで、残念ながら紫ゲージはお預け。
しかし、属性ダメージは物理ダメージより斬れ味による補正が小さめ*1なため、
そこまで致命的な欠点というわけでもない。
どちらかというと、手数の多い片手剣において長く斬れ味を保てる、という事実は
例え白ゲージであってもある程度のアドバンテージと言える。
ということで、斬れ味よりも片手剣でこの素晴らしすぎる属性値であることに注目したい。
攻撃力は上位武器レベルの280(武器倍率200)しかないが、
会心率が15%あり、ある程度はカバーされている。期待値は290.5(武器倍率207.5)。
ついでにスロットが1つついており、結構ありがたい。
更にレア素材を一切必要とせず、作成難易度もかなり低い。
しかし作成には何故か砕竜の重殻も要求されるため、残念ながら製作はHR7までお預け。
G級序盤で化け物を狩れるのであれば話は変わってくるが…。- 一応、その化け物相手にメラルーフェイクを連れて行き、
素材をぶんどらせた後でわざと3乙、という手段もあるにはある。
このやり方だと風おまも狙えて一石二鳥だったりする。
HR7までに必要なキークエストの対象にはガノトトス亜種以外に雷属性が効く相手はいないため、
他属性の武器や爆破属性の武器が揃っているのであれば、
HR6の時点で作成しても活躍の機会はあまりない場合もある。
- 一応、その化け物相手にメラルーフェイクを連れて行き、
- 一方、他の雷属性片手剣は、これの相互互換に近く、より生産難易度が高い(流石に攻撃力は大分高いが)、
作成難易度が超鬼畜な上に物理重視、
結果として、雷属性片手剣の中での採用率はナンバーワンとなっている。
- 全体防御率により実質肉質が硬化するG級、とりわけ雷弱点のモンスターは物理に強い奴らが多いため斬れ味が紫に届かないのは辛いが、白ならば大半の部位に弾かれないうえ属性値も高く、普通に使える。
しかしチャナガブルなどに片手剣で水中戦を挑むのは辛く、手数も減るのでせっかくの雷属性を活かしにくい。
MH4(G)
- 割と好評だったのか、コロコロとのコラボはMH4でも続投。
今回は曽山一寿氏の漫画『絶体絶命でんぢゃらすじーさん』とのコラボクエストである
「コロコロ・モンスターじゃい!」をクリアすることで作成可能となる。
- しかし、雷属性偏重のポジションを後述のキリンに譲ったためか
攻撃力は200にも届かず、肝心の属性値も240という完全なネタ武器と化した。
上位入りたてから簡単に作れるメリットはあるが、匠無しでは繋ぎ武器としても怪しい。
かつての栄光からは引退したものだと思って素直に諦めよう。- が、こんな性能でも斬れ味白が20以上出る唯一の雷属性片手剣だったりする。
「だから何だ」と言われたらそこまでだが…。
- が、こんな性能でも斬れ味白が20以上出る唯一の雷属性片手剣だったりする。
- ちなみに前述の漫画はかつてゲーム化された際、
公式自らクソゲー呼ばわりした事があったり、何かとクソに縁がある作品なのだが、
よもや武器すらもクソ性能にしてしまうとは…。- なお、同クエストで製作できるオトモ装備「でんぢゃらすなアレ」は意外と高めの性能だが、
こちらはこちらで武器の見た目がまんま…。
「最強の武器を発明したぞい!どんな危険なモンスターもこれでイチコロじゃ!」
- なお、同クエストで製作できるオトモ装備「でんぢゃらすなアレ」は意外と高めの性能だが、
- やはりと言うかなんというか、MH4時代のほとんどのイベント武器の例にもれず、
MH4GでのG級強化先の登場はなかった。
MHX
- MHXでもやはり続投。最終強化すると、名前が『雷剣コロコロドライト』に変化する。
- 今作でも『でんぢゃらすじーさん』とのコラボクエストは存在するが、
それとはまた別のイベントクエストが用意された。クエスト固有素材もそれぞれ別々である。
- 今作でも『でんぢゃらすじーさん』とのコラボクエストは存在するが、
- さて心配な性能だが、
- 標準的な攻撃力200
- 片手剣としては若干物足りない雷属性22
- 斬れ味は素で青20、斬れ味+2で白30が出現
- 残念ながらスロット無し
- 申し訳程度の会心率10%
3Gの頃ほどインパクトのある性能ではないが、
不遇の4時代に比べれば復権と言って良いだろう…と、言いたいところだが実際はそうでもない。 - 問題となるのは妙に高い作成難易度。
生産の段階では特に入手が難しい素材も無いのだが、
レベル1→2の段階でいきなり獰猛な帯電毛を要求されてしまう(ついでとばかりに砕竜の堅殻も)。
そして2→3の段階ではあろうことか激昂したラージャンの羅刹の金角を要求してくる。 - はっきりいってその苦労に見合う性能とは言い難い。
何よりこの武器の立場を厳しくしているのは、
同等の攻撃力を持ちながら属性値・会心率のいずれも勝るペインフルレイザーの存在である。
斬れ味ではややコロコロドライトに分があるものの、属性値16の差は手数が売りの片手剣にとっては無視できない。
製作難易度の比較だと、フルフル、ライゼクスorラギアクルスそれぞれの獰猛化個体の相手と、
怒れる金獅子のどちらを狩りに行くか…という事になる。
それぞれの手強さで言えば各人、意見が分かれるレベルではあろうが、
大差ない作成時期でありながら、性能で大きく水を空けられてしまっているのは事実である。
もう少し穏やかな相手の素材で作成できればまだ差別化も出来ていると言えたのだが…。
MHXX
- 究極強化で『雷剣コロX3ドライト』という前代未聞の名前になる。
おそらく『雷剣コロコロコロドライト』としたかったところ
文字数制限に引っかかり、苦肉の策としてこのような珍妙な銘になったのだろう。 - 名前はさておき性能の方はというと、
- 属性武器としてはかなり高い攻撃力330
- 物足りないままの雷属性26
- 斬れ味は素で青50、斬れ味+2で白50が出現
- 変わらずのスロット無し
- ほんの少し上がった会心率15%
攻撃力330は雷属性片手剣で2位タイの快挙であり、
その同率2位である金獣棍【禁呪】は会心率にマイナスを背負うがこちらはプラス。
属性値もわずかに勝っているため、同じ斬れ味なら威力はこちらが上になる。
紫ゲージが出ない関係上斬れ味+2の場合で比較するとやや劣ってしまうが、
プラスに転じた会心率を活かす超会心の存在も考慮するとほぼ互角と言ってよいだろう。 - だが、振り向けばヤツがいるといわんばかりに立ちふさがるのはやはりドレッドフルレイザーである。
あちらは攻撃力こそ10劣るものの、素で白の斬れ味に加えて相変わらず高い属性値40、
加えてこちらと並ぶ会心率15%も持っている。
そして斬れ味を含めて威力を計算すると、白フルレイザー>青コロドライト、
紫フルレイザー>白コロドライトとなってしまうのだ。
さらに悲しいことに究極強化可能になる時期すらドレッドフルレイザーの方が早い。繋ぎとも言えない訳である。
よって、今作でも後塵を拝する立場に甘んじてしまったという印象は否めない。 - しかし勝る点もあり、匠1だけで斬れ味が白に上がるという利点がある。
匠1での物理期待値は雷属性片手剣トップであり、グギグギグからグリードを一つ抜いて匠1業物を残しつつ別のスキルをつける猶予を作る装備構成によって輝くだろう。
業物臨戦を使えば手数武器でも白25を維持することは不可能ではない。- 上述のドレッドフルレイザー含め、匠1で無駄のない長さのゲージが出て、
物理火力が飛躍的に上昇する雷属性片手剣はコロドライト以外に存在しない。*2
- 上述のドレッドフルレイザー含め、匠1で無駄のない長さのゲージが出て、
- 完全上位互換の存在によって肩身が狭いコラボ雷片手剣仲間よりはマシな境遇と言える。
余談
- MH3Gで非常に高い属性値を持つ片手剣というと、ラスボス武器である其ノ刃ハ曙光ノ如シが存在する。
属性値は同じ500、やはり上位レベルの攻撃力294となっている。斬れ味は素で紫だが。
- 後のファミ通でジンオウガ亜種の肉質が判明し、
ジンオウガ亜種は雷属性に非常に弱いことがわかって以降、
この片手剣はジンオウガ亜種キラーとして名を馳せることとなる。
それを裏付けるかのように、これが入手できるイベントの次週のイベントは
超強化されたジンオウガ亜種だった。
- MH4ではキリン片手剣の最終強化が低攻撃力・雷属性値480・斬れ味レベル+1で長大青ゲージ(+極僅かに白)
という徹底的な属性特化の性能を体現している。
更に本作のコロドライトが引退同然の性能に大幅ダウンした事も重なり、
結果的に2代目ジンオウガ亜種キラーの地位を確立するに至っている
(補足すると、本作は斬れ味ゲージの上限は実質的に白までとなっている)。
ただし、上位キリンはHR解放後にしか戦えないので作成時期は遅い。
- MH3Gではそのとても長い白ゲージをネタにされてこんなAAまで作られた。
殺伐としたスレに白ゲージ止まりさんが!!! ┌──┬─┬┬┬─┬┐ └──┴─┴┴┴─┴┘ ┌──┬─┬┬┬─┬──┐ └──┴─┴┴┴─┴──┘ 雷 剣 コ ロ ド ラ イ ト
- 海外版では「Sanctioned Sword」という武器に差し替えられている。
デザインは大きく異なっているが、よく見ると配色にコロドライトの名残があるのがわかる。
- MHXXからおよそ3年後のMHW:Iでは、なんと12文字の銘を持つ武器が登場。
その後の作品においても10文字を超える長さの武器銘が続々と現れているため、
MHXXにおいて本来予定されていたであろう『雷剣コロコロコロドライト』が実現する未来も
そう遠くはないのかもしれない。