防具/レイジ・アナトシリーズ

Last-modified: 2023-08-09 (水) 21:01:46

MH4Gの海外版である『Monster Hunter 4 Ultimate』、
及びMHXに登場する防具。
男性用がレイジ(Rage)シリーズ、女性用がアナト(Anat)シリーズとなっている。
同コラボ武器である審判の翼と同様に、性能は独自のものとなっている。
本項では、オトモ装備ニャイトシリーズ(Purrity Palico Armor)についても解説する。

目次

概要

  • スクウェア・エニックスのクリエイター、野村哲也氏によりデザインされた防具。
    アメリカ・ニューヨークにて、現地時間2014年10月9日から10月12日まで開催されたイベント、
    「ニューヨーク・コミコン」においてデザインが公開された。
    外観はどちらもFFシリーズに登場する召喚獣がモチーフとなっており、
    Rageシリーズはディアボロス、Anatシリーズはバハムート*1がモデルであり、非常に禍々しいものとなっている。
    より細かい所まで見ていくと、双方とも両召喚獣の翼を小さくして尻尾を取り払ったようなデザインで
    レイジシリーズは本来の腕のほかにもう一対の腕があり、胸元で腕を組んでいる。
    アナトシリーズにはこの腕が存在しないが、代わりに乳房があり女性的な意匠となっている。
    同イベントのスクウェア・エニックスブースでは、
    同じく野村氏がデザインした武器「審判の翼」とともに、立体化イメージが展示されていた。
  • 2015年6月に解禁されたイベントクエスト「Twilight of the Gods*2の報酬である、
    Goddess's Embrace*3で作成可能となる。
  • MH4G(つまり日本語版)では残念ながら登場しなかったが、
    MHXにてコラボレーション企画として登場することが決定している。
    防具名は「レイジシリーズ・アナトシリーズ」となっており、
    プロモーションサイトではレイジシリーズを「ディアボロス装備」、
    アナトシリーズを「バハムート装備」と表記している。
    これらの装備の生産素材「女神の抱擁」が手に入るコラボクエスト
    幻譚~貪食の恐王」は2016/2/26より配信された。

性能

MH4U

  • 腰以外の4部位で構成されており、剣士一式を装備した場合は見切り+2増収弱点特効が発動する。
    さらにのスキルポイントが6付いてくるため、斬れ味レベル+1も容易に発動可能。
    反面、斬れ味のスキルポイント-6となっているが、装飾品を使ってもなまくらはまず発動しないのがありがたい。
    ただし、スロットはどの部位も0となっているので拡張性は低い。
  • せっかくなので審判の翼とともに一式で使う方法を考察してみると、
    腰を三眼の腰飾りにし、武器スロと腰スロに匠珠【2】、名匠珠【3】を装着する事で、
    外観を変えずに見切り+2、増収、弱点特効、斬れ味レベル+1を発動でき、さらにお守りでスキルを追加可能。
    また、匠+4以上のお守りがある場合、上記と同様のスキル構成に加え、
    武器・腰・お守りのスロットを活用して任意のスキルを発動させられる。
  • 部位単位で見ると、胴と腕が特に優秀。
    • 胴部位は達人2、痛撃2、匠3となっており、優秀な胴装備としてよく挙げられるカイザーXに肩を並べる性能。
      しかし、スロット0な点や、カイザーXには居合が付属する点も加味するとやや負けていると言った方が正しいか。
  • 一方腕部位は、達人2、痛撃5、匠2と他の腕装備では替えの効かない超高性能となっている。
    この装備が4Gに存在したならば、剣士で弱点特効を組み込む際に重宝されたのは間違いない。
  • ここまで剣士装備について解説してきたが、今度はガンナー装備について見てみよう。
    こちらは一式で砲術王、増収、KO術が発動し、装填数のSPが6付属する。
    …なんというべきか、発動するスキルの大半がガンナーの需要とほとんど噛み合っていない。
    一式でもそれなりに有用な剣士装備との落差があまりにも大きいのではないだろうか。
    あえて使い道を探すならば、ライトボウガンの徹甲榴弾と減気弾でスタンを狙っていく運用となるのだろうが、
    ほぼ全てのガンナーは、そこまでして使う意味は無いとの結論に至るだろう。
    むしろ砲術王が発動し、装填数+1が容易に発動可能な関係上、
    剣士武器であるガンランスの方が相性が良いというのがなんとも…。

MHX

  • 腰以外の4部位で構成されているところは同じ。
    全部位共通で聴覚保護+3、本気+3、効果持続-3。
    ちなみにこの手の装備では珍しく、剣士ガンナーでスキルポイントの割り振りが全く同じ。
    デザインも同じなので、基本的にガンナー用頭を作るメリットはないと言っていいだろう。
    剣士ガンナー共に力の解放+1耳栓、アイテム使用弱化が発動する。
    腰に倍加をつけるとそれぞれ力の解放+2と高級耳栓にランクアップする。以上。
    ……空きスロットも余剰ポイントもないのでこれ以上の強化は難しい。
    お守りも効果持続-12(腰を倍加にしている場合は-15)を打ち消すので精一杯だろう。
  • しかし、一線級とは言い難いものの、全く使えないスキル構成でも無い。
    腰をスカルダSアンカにし、スロット3のお守りに防音珠【3】をセット。
    審判の翼の武器スロットで効果持続を打ち消せば、コラボ一式でも運用できる。
    スカルダSアンカは自由に色変更可能かつ、悪魔の尻尾の様な外見なので馴染みやすい。
    力の解放+2を利用して会心率100%のロマンに近づくことも出来る。
    • 見た目の統一性を気にするならば、やはり三眼の腰飾りか。
      腰飾りのスロットを全て全開珠にすれば、上記と同様の構成にする事は可能。
      但しやはり三眼の分だけ耐久が落ちる為、その辺には注意が必要。
    • ちなみに頭にハイメタUヘルムを装備して武器・腰・お守りで1スロット消費すれば、
      高級耳栓と力の解放+1を発動させながら腰とお守りをほぼフリーにできる*4
      アイテム使用弱化を打ち消す必要がなくなるため、運用としてはそれなりに強いが、
      頭がピンクバケツorガルルガ仮面なので見た目がそれはもう酷いことになるのは覚悟すること。

ニャイトシリーズ(Purrity Palico Armor)

  • 同コラボで野村哲也氏がデザインした、オトモアイルー用装備。
    外観は青を基調としたオーソドックスな甲冑といった感じで、魔物風のハンター装備とは対照的。
    後述するがFFシリーズの「光の戦士」がモチーフになっているようだ。
    MH4Uでは、2015年6月に解禁されたイベントクエスト「Steel Vanguard*5の報酬である、
    Goddess's Grace*6で作成可能。
    一方のMHXでは、イベントクエスト「幻譚~怨鋼の尖兵」のクリア報酬女神の眼差しで生産できる。

MH4U

  • オトモ武器の「Sword of Purrity」は斬属性で攻撃力100、会心率10%と、
    下位モンニャン隊で作成可能な最強装備である、窮鼠猫噛のボルグと肩を並べる性能である。
  • 防具は頭部位の「Helm of Purrity」が防御36、胴部位の「Armor of Purrity」が防御64となっており、
    やはり下位モンニャン隊で作成可能な最強装備である、スパルタンネコシリーズと同じとなっている。
    しかしそれだけでは留まらず、全耐性+9という破格の性能まで与えられている。
    下位オトモ装備でこれに勝るものは無いと言っていいだろう。
    • ただし、4Gのいくつかのイベント装備のように上位版は用意されていない。
      アマデュラ装備と同等の性能であるオトモ装備がイベクエ素材で容易に作れたら、
      それこそモンニャン隊の存在意義が無くなってしまうだろうし、
      海外版だけこんな高性能防具の上位版が用意されていたなら、
      さすがに日本のユーザーも黙ってはいなかっただろう。

MHX

  • FFシリーズのキャラクター、ウォーリア・オブ・ライト風オトモ武具ということで名称は「ニャイトシリーズ」。
    ぎりぎりアイルー村が復活したらどうするのやら。
    説明文には『伝説のオトモ「ウォリアー・オブ・ニャイト*7」』が身に着けていた武具だと書かれている。
    • この「ニャイト」はライト(Light:光)のもじりだが、
      同時にデザインはウォーリア・オブ・ライトのナイト(Knight:騎士)としての姿でもある。
  • オトモ武器の「ニャイトソード」はバランス型で、攻撃力152、斬れ味は素で白、
    会心率10%と悪くはない性能。難点を上げるとすれば属性がないことか。
    防具の「ニャイトシリーズ」も、頭部位のニャイトヘルムは防御力80、胴部位のニャイトアーマーが144、
    属性耐性も龍以外はプラスと十分及第点と言える性能。
    さすがに強力な二つ名持ちモンスターの装備には及ばないものの、十分実戦レベルの性能を誇っている。
  • MHXXからはオトモ装備の防具の着彩設定が可能になったが、残念ながらこの防具はカラー変更に対応していない。

余談

  • 「レイジシリーズ」という同名の防具は、古くからMHFにて存在している。
    エスピナスをモチーフとした防具(エスピナシリーズとは別物)で、
    エスピナスの特徴である「怒り」(Rage)をそのまま防具名に冠している。
  • オトモ装備の元ネタ「ウォーリア・オブ・ライト」とは、FF1のパッケージ等に描かれた光の戦士をモデルとして
    シリーズクロスオーバー作品で登場したキャラクター。
    モデルにデフォルトネームがないため「光の戦士」の直訳が名前になっている。

関連項目

ゲーム用語/コラボレーション
クエスト/幻譚
武器/審判の翼 - 同じく、スクウェア・エニックスとのコラボによる武器。


*1 バハムートの外観はFFシリーズでも作品ごとに大きく異なるが、アナトシリーズの原型となったのはFF7のバハムートである可能性が高い。
*2 神々の黄昏の意。
*3 女神の抱擁の意。
*4 ガルルガSフェイクでもいいが、聴覚保護のSPが過剰になるので防御力的にハイメタUの方がいい。
*5 鋼の前衛の意。
*6 女神の気品の意。
*7 元ネタと違う「ウォリアー」に意図があるのか誤字なのかは不明。