ダイヘッジホッグ

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新しいギャングについてまとめられているデータに含まれていた、ブレードスパインBRRB-1 のリーダーであるダイヘッジホッグについての報告書。

編集者：探検家オークル。

驚くべきことに、ダイヘッジホッグは自分の力で私を見つけ出し、彼の物語を語ってくれた。
彼の言葉は私のデータと一致するため、個人的には信ぴょう性は高いと評価する。

メモ：私と同じくらい、彼もこのデータを必要としているようだ。

一切編集を行っていない彼の話をここに記す。

「俺の両親は人々から尊敬されていた教授だったが、何かが、どこからか狂っていき、最終的に、俺は路上で暮らしている。
両親は酒を浴びるようになった。原因は仕事だったのか、俺がどこかで何かしでかしたのか…だが俺にどうやって悪いことをしたと言うんだ？
俺はただのガキで、両親を愛していた。だがわかるだろ…うまくいかなかったんだ。
親父は俺に手を上げるようになり、俺の顔やケツは潤滑油のような色になった。俺は立ち上がり、家を出た。

古い工場の中で居場所を見つけて、少しずつ落ち着いていった。まあ言ってみれば、残りの連中もそんな感じだった。
当時はそれが普通だった…国には食い物はなく、借金で困っている者は大勢いた。
酒があれば、誰も自分の子なんか気にもかけなかった。俺は連中に盗みなんかさせたくなかった。
あいつらはまだまだガキで、俺より小さかった…だがもし、誰かがあいつらに危害を加えたらどうすればいいんだ？
だから、俺は自分で働かなきゃならなかったから、荷物をまとめて、盗みをして、それから？ 俺は奴らに捕まった。

あぁ…俺が違う独房に連れて行かれている時だよ、『CROSSOUT』や全てを知ったのは。
俺がどうやって車から脱出したのかはまた別の話だが、俺の仲間はすでにシェルターからいなくなっちまっていた。

長いことそこにいたのに仲間は見つからなかった…そこら中を探したのに…俺には本当の家族がいたのによ、パッ…といなくなっちまった。
あいつらまだ生きてんのかなぁ…。

そんで、今では新しいギャングがある。まだ子犬みたいな奴らだったが、成長し、強くなり、厄介な奴らに育つとこを20年間全部見てきた。
だが、あいつらには何も言うなよ、この馬鹿な連中に俺のことを誇りに思ってなど欲しくねえからな！

もしこれを誰かに伝えるなら、そいつらに伝えろ。
ガンを持ってここにきた奴は、首から上をなくしてここから出ることになるとな。
ブレードスパインは諦めることも逃げることもしない。
もし奴らがはらわたを抜かれてピンと針をぶら下げてでも来たいってんなら、来ればいいさ！」