◆忍◆ ニンジャ名鑑#129 【パラゴン】 ◆殺◆
ロード・オブ・ザイバツの腹心の配下。ニンジャ学、古事記、歴史学、カラテ学に深く通じ、百科事典めいた万全の解説で、主君の戦闘観戦をサポートする。
登場エピソード 
「……私は完璧主義者なのだ。私は生き続け知識を蓄え続ける。ロード・オブ・ザイバツを永遠に支えるためにな」
人物 
- ザイバツの最高幹部たるグランドマスターの一人。ザイバツを実質的に運営しているが、最終決定権はロード・オブ・ザイバツが持っている。
- 海千山千のグランドマスターの中でも特に曲者であり、全員が対等であるとするタテマエに反し特権的な地位を持つ。
- このことから他のグランドマスターからは嫌われており、陰で「毒蛙」と呼ばれている。
- 他の者がロードの正体を知ってしまった場合、自我の破壊など厳しい処罰を受けるのだが、パラゴンは唯一「健常な」状態でロードの正体を知る人物でもある。
- 体格に優れず、貴族でもなければカラテやジツに長けてもいないため、頭脳と猜疑心でグランドマスターの地位に就いているとザイバツ内では見られている。
- 普段は陰気かつ知的なアトモスフィアを漂わせるが、激昂すると一転、ヤクザスラングをがなり立てて相手を威圧する。
- ニンジャスレイヤープラスのN-FILES【キョート・ヘル・オン・アース:急:ラスト・スキャッタリング・サーフィス】後編
にて、アイキ・ニンジャクランのレッサーニンジャのソウル憑依者であることと、本名が「ロク・キヅキ(築喜 鹿)」であることが明かされた。
- N-FILESはロードとパラゴンに関する重大なネタバレを含むので注意。
外見 
- 小柄で猫背ぎみ。身長190cmのタカギ・ガンドーとの体格差は「スーパーヘビー級とストロー級ほどもある」。
- アマチュアボクシングでスーパーヘビー級は91kg以上(プロには無い区分)、プロボクシングでストロー級は105ポンド(47.627kg)以下である。
- ニンジャスレイヤープラスの身長一覧表
によると身長165cm。
- その目は猜疑心に満ち、底なし沼めいて暗い。手を腰の後ろで組んで立つ癖がある。
- LAN直結者であり、右手人差し指には違法サイバネ手術によりレーザーポインターをインプラント。ロードへの解説に使用している。
- ちなみにレーザーは有害。隠し武器としても利用される。
元ネタ・考察 
- パラゴン(Paragon)は「倣うべき模範」「完成された手本」を意味する。
部下 
- ロード直属・パラゴン傘下の区別が困難なのでまとめて紹介する。
名称 | 位階 | 備考 |
---|---|---|
バードゥン | マスター | ムーホン者討伐に参戦するが死亡 |
ノクターン | ||
ヴェラー | 討伐組。パーガトリーの指揮下で戦っているが、 物理書籍版の登場人物名鑑でパラゴン配下の親衛隊と明記された | |
ヘリオン | ||
ゴライアス | アデプト | ロードへの何らかの不敬によりケジメされているビッグニンジャ。 有事に備え控えている |
ジェスター | 位階なし | ロードの正体を知り自我を破壊された道化ニンジャ。 ロードの傍に侍り、踊り子を務める |
ナヤミ | 不明 | パラゴンに仕える諜報員的な立場 |
ワザ・ジツ 
「……実際、私の真のカラテ力量を知るグランドマスターは、一人もいない!」
- 意図してグランドマスターや部下にワザマエを見せず周囲を欺いていたが、実際は深く精通したカラテ学を「実演」を以て体現せしめるほどの、非常に高いカラテの持ち主。
- 合気道めいて向かってくる相手からカウンターを狙う戦法が得意だが、激昂するとグラップリング・スタイルに変化。積極的に相手へ組み付き、関節をゴキゴキ外していく。
- 卓越したカラテ知識は戦闘に応用が利き、相手のカラテの性質や弱点を見抜いて先手を取り、イクサを有利に進める。
- 得物としてドス・ダガーを使用する。また、スリケンとクナイ・ダートを両方使用している。
「ヒカエオラー!」
インロウ・オブ・パワー 
- パラゴンが懐に隠し持っていた謎のアイテム。
- 元ネタが日本一メジャーな時代劇ドラマ『水戸黄門』の印籠であることは明白であろう。
- これをかざし、上記の古代ニンジャスラングを詠唱することで、オヒガンより召喚されし顔の無いニンジャソウル体「フェイスレス」をドゲザさせた後に使役することを可能とする超自然レリック。
- フェイスレスはオヒガンの門が開いている限り半ば無尽蔵に顕現するため、このアイテムを利用してパラゴンは無制限に増援を得られる。
- ただし、そのまま永続的に支配下に置けるわけではなく、劇中でこれほどの即効性を発揮出来たのは、ロードの血統とロードに憑依したソガ・ニンジャのソウルの威光、そしてフェイスレスがオヒガンから顕現した直後で自我が希薄だった点が大きい。長期的に支配下に置くためには、万全な状態のキョジツテンカンホーを用いなければならない。
- 各陣営が緊迫した死闘を繰り広げる最中、オヒガンから現れたフェイスレスの群れに対して何の前触れも伏線もなく突如このアイテムを掲げて上記のニンジャスラングを発したことで、アンブッシュめいてヘッズの腹筋を爆発四散させた。
ストーリー中での活躍 
- 第2部最終章「キョート・ヘル・オン・アース」にて、ユカノを救出すべく潜入していたガンドーと交戦。今まで秘匿していたカラテの腕前を遺憾なく披露し、ピストルカラテの達人であるガンドーを圧倒してみせた。
- ガンドーオタッシャ重点か!?と思われたが、拘束を脱出したユカノの捕縛を優先しイクサを中断。満身創痍のガンドーを残してユカノを追う。
- その正体は、ロードの罪罰罪罰であった。ザイバツ最初の構成員と言える。
- また、ショーグン・オーヴァーロードの鎧にまつわる一連の事件において、ザイバツの思惑を妨げる立場にいたシキベ・タカコを銃撃しており、ガンドーにとっては仇敵でもあった。
- 最終決戦ではキョート城の制御権を巡り、ユカノ及びガンドーと戦闘。2対1ながらも有利にイクサを進めたが、ガンドーの奇策によりローカルコトダマ空間に引き込まれる。
- 再現された「因縁の地」グランド・オモシロイ号の船上でパラゴンもコトダマ空間への適応力に覚醒するも、ガンドーの49マグナムと、かつて彼が殺害したシキベの49マグナムによる四丁一斉射撃を受けることとなる。
「!?マイロード……!マイロオオオオオード……!」
- ロードへの忠誠と執念で一度はマグナムの銃撃に耐えたものの、最後の四丁一斉射撃が決め手となり、上記の断末魔の雄叫びと共に論理肉体が消滅。同時に物理肉体も爆発四散した。
- なお、パラゴンの爆発四散後、彼の保有していたインロウの行方については特に語られないまま第2部は完結を迎えるが、そのことが後々深い禍根を残すことになる。
一言コメント
- もしやバイオ鹿計画とは… -- 2020-05-03 (日) 21:02:35
- インロウの説明は一切ないのか…前触れも伏線もなく出てきてその後何の補足説明もないマジックアイテムってすごいな… -- 2020-05-04 (月) 20:51:48
- ロードは現代におけるショーグン・オーバーロードを自称していた。日本人にとってショーグンの権威を示す最も有名なマジックアイテムとはインロウであり、その知名度とパワーたるや、改めて説明をする事自体が蛇足になりかねない程のアイテムだった事ですね?(彼狂 -- 2020-05-04 (月) 20:58:39
- カツ・ワンソーの御遺体の一部から作り出されたとか、一部が仕込まれてるとかは流石に無いか?そうだとしたら破壊は難しいと思うし。 -- 2020-05-04 (月) 23:15:58
- 「カツ・ワンソーの御遺体の一部」と聞いて咄嗟に股間部を想像してしまったのでハラキリしてくる -- 2020-05-04 (月) 23:42:25
- パラゴン=サン、ジツなしのカラテのみならグラマストップクラスではなかろうか? -- 2022-02-03 (木) 07:48:39
- 柔のパラゴンに剛のサラマンダー、ヘビ・ケン有りだとニーズヘグで拮抗しそうなイメージ。無論他のグラマスもジツ無しでも相当使いそうだが…キリング・フィールド内で決断的に勝負だ! -- 2022-02-03 (木) 08:56:33
- パラゴン=サンは技術はずば抜けてヤバイけど決定打に欠けるからなぁ…やはりドスダガーかマグナムとか持っておかないと…パワー系2人には厳しいでしょうねー -- 2022-02-05 (土) 21:36:51
- 普段冷静なのに激昂するとヤクザスラング連呼するの好き -- 2022-09-16 (金) 18:45:09
- 「……実際、私の真のカラテ力量を知るグランドマスターは、一人もいない!」ここめっちゃカッコいいのに…戦績が…もう少しガンバって! -- 2022-12-11 (日) 14:31:43