Challenger 3 TD

Last-modified: 2025-08-24 (日) 03:01:30

イギリス RankVIII 中戦車 Challenger 3 TD

War Thunder Screenshot 2025.08.10 - 20.26.15.83.webp

概要

Update 2.33 "Air Superiority"にて追加された。
2024年現在のイギリス陸軍最新装備……を遥かに飛び越え、正式配備2027年予定の未来の戦車の技術実証車両
--加筆求む--

車両情報(v2.33.0)

必要経費

必要研究値(RP)410,000
車両購入費(SL)1,1000,000
乗員訓練費(SL)310,000
エキスパート化(SL)1,1000,000
エース化(GE)***
エース化無料(RP)***
バックアップ(GE)65
護符(GE)***

BR・報酬・修理

項目【AB/RB/SB】
(初期⇒全改修完了後)
バトルレーティング11.7 / 11.7 / 11.7
RP倍率2.56
SL倍率1.6 / 2 / 2.1
最大修理費(SL)4446⇒7020 / 4309⇒6803 / ***⇒***

車両性能

項目数値
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後)
砲塔旋回速度(°/s)**.*⇒**.* / 18.4⇒31.0
俯角/仰角(°)-10/20
リロード速度(秒)
(初期⇒スキルMAX+エース化)
7.8⇒6.0
スタビライザー/維持速度(km/h)二軸 / 75km
車体装甲厚
(前/側/後)(mm)
130 / 38 / 50
砲塔装甲厚
(前/側/後)(mm)
270 / 90 / 58
重量(t)62.5
エンジン出力(hp)***⇒*** / ***⇒**+
2,300rpm
最高速度(km/h)*** / 59
実測前進~後退速度(km/h)*** ~ -*** / 59 ~ -37
視界(%)87
乗員数(人)4
 

レーダー

車両用レーダー解説ページを開く

分類有無距離
(km)
索敵レーダー有/無**/**/**
追跡レーダー有/無**
光学索敵センサ有/無**/**/**
光学追跡センサ有/無**
敵味方識別装置有/無**

光学装置

倍率暗視装置種類世代
IR投光器-有/無--
車長3.0x-10.0x熱線第三
砲手2.0x-10.0x熱線第三
操縦手1.0x熱線第一

武装

名称搭載数弾薬数弾薬費
(SL)
主砲120mm Rh120 L/55 A1砲137240
機銃7.62mm L94A1 機関銃14000-

弾薬*1

搭載武装解説ページ(弾薬テンプレート置き場)を開く

名称砲弾名弾種弾頭
重量
(kg)
爆薬量
(kg)
初速
(m/s)
貫徹力(mm)
10m100m500m1000m1500m2000m
Rh120 L/55 A1 120mm
cannon
DM12A1HEATFS13.52.151,190480
DM33APFSDS4.3-1,690496494486476466456
DM11HE-TF193.931,01537
DM53APFSDS5-1,750652650640628616604
 

車両改良

解説ページを開く

Tier名称必要量(RP)購入費(SL)購入費(GE)
I履帯*********
修理キット***
砲塔駆動機構***
弾薬開発1
IIサスペンション*********
ブレーキシステム
手動消火器***
砲火調整***
弾薬開発2
IIIフィルター*********
救急セット
昇降機構
弾薬開発3
IV変速機*********
エンジン
追加装甲
砲撃支援

カモフラージュ

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規定
[添付]
条件-
説明標準カモフラージュ
△△△
[添付]
条件
説明

研究ツリー

前車両Challenger 2 TES
次車両Black Night
 
 

解説

特徴

チャレンジャー2の延命のため、砲塔、車体、各種機器類の全てを大幅に改良・更新したものが第4世代主力戦車のチャレンジャー3…ではあるが、現状War Thunderでは砲塔を換装しただけのChallenger 2といった感じの性能に落ち着いている。

 

【火力】
本車の目玉。砲塔が丸ごと新しいものに乗せ換えられている。
今までのチャレンジャー2系列とは異なり、Leopard 2A6Leopard 2A7Vと同じ120mm Rh120 L/55 A1砲を採用。開発弾のDM53は652mmの貫徹力を有し、WT最強の砲弾と言っても過言ではない。貫徹たったの564mmのL27A1から飛躍的に成長を遂げており、今までのチャレンジャー2系列のように貫徹力で泣かされることはないだろう。初期弾がDM33(L26に相当)なのも嬉しいポイント。
Conquerorから続いてきた分離装薬式は遂に取りやめられ、砲塔後部に弾薬をまとめて搭載する西側標準のスタイルに変更されている。装填時間は6.5秒から7.8秒に伸びているが、代わりに即応弾数が4発(少なくね?)から15発に向上しているため実際の運用にほとんど影響はない。仰俯角、砲塔旋回速度も変わらないため、チャレンジャー2と同じ感覚で扱えるだろう。
また、第4世代主力戦車らしく車長用、砲手用サイトに第3世代熱線映像装置が搭載されており、倍率の高さや取付位置の高さもあって索敵能力は極めて高い。
防御欄に記載している通り、この車両では防御力向上のため砲塔内弾薬庫にのみ弾を搭載する16発運用が基本となる。砲塔内弾薬庫に30発近く搭載できた今までのチャレンジャー2系列の感覚で弾を撃ち続けるとすぐに弾切れになってしまう事には注意しよう。

 

【防御】
砲塔が丸ごと乗せ換えられているが、基本的に防御力はそのまま引き継がれている。天板や砲塔側面のスポールライナーが取り除かれているものの、車内レイアウトが大幅に改善されているため影響は比較的少ないだろう。
車体の防御力はDorchester 2E装備前のChallenger 2と同一で、相変わらず頼りない。広い防楯もそのままで一見すると弱そうに見えるが、ここに来て砲塔後部に弾薬をまとめて搭載したことが効いてくる。
携行弾数を16発(+21)まで減らすことによって、車体弾薬庫から弾を抜くことができる。こうすることによって簡単に抜かれてしまう車体から爆発物を取り除き、硬い砲塔に弾薬を集中させることができる。弱点をカバーし強みをさらに伸ばすことができるため基本的には減らしておこう。
広い防楯から弾薬庫に敵弾が届きやすいという新たな問題が生まれてはいるが、その問題よりも遥かにメリットの方が大きい。Black Nightと同様に、各所の防御力そのものは平凡かそれ以下だが総合的な防御力は高いタイプの戦車に仕上がっている。

 

【機動性】
Challenger 2および他のチャレンジャー2系列と大差ないが、仕事しないくせに意味わからないレベルで重いDorchesterを装備していないため、Challenger 2 TESChallenger 2 (2F)に比べると機動性は良い。とはいえ同格MBTに比べるともたついた動きで、BR12.0車両にはなるがChallenger 2Eの足回りが優秀なので人によってはそちらの方が快適かもしれない。
本来はチャレンジャー3になるにあたって足回りにも大幅な改良が施されているはずだが(実際WT内でもエンジンが違う)、試作車だからなのか、Gaijinのミスなのか、はたまた何かの意図があるのか、真相は定かではないが性能はChallenger 2と同一に設定されている。←有識者の諸兄により事実が判明、詳細は小ネタまで。

 

【総評】
イギリス戦車ツリーの大トリを飾る未来の戦車のはずが、周囲のBR上げに置いて行かれてBlack NightChallenger 2Eと立場が逆転する形になってしまった本車両。しかしながらBR11.7としては申し分のない性能を備えていることは確かである。優秀な砲と打たれ強さという今までのチャレンジャー2系列が持ち合わせていなかった要素を存分に発揮してしまえば、未来の戦車パワーで敵を蹴散らすことができるだろう。
BR12.0と組む形にはなってしまうが、圧倒的な防御力のBlack Nightと足の速いChallenger 2Eが直後にいるため、Challenger 3 TDを合わせて走攻守それぞれに特化したチャレンジャーで最高ランク帯デッキを組むことができる。ぜひ状況に応じて使い分けて戦ってみてほしい。

史実

--加筆求む--

小ネタ

◆予定されていた改修は?そもそもこの車両は一体何者?

概要や特徴、Black Nightのページで述べている通り、チャレンジャー3とはチャレンジャー2の延命のため、砲塔、車体、各種機器類の全てを大幅に改良・更新したイギリスの次期主力戦車である。
そのため本来チャレンジャー3はチャレンジャー2に比べて大幅に性能が向上しているはずなのだが…WarThunderに実装されているこのChallenger 3 TDは全くと言っていいほど進歩していない。X線から確認できる通りエンジンがCV12-6AからCV12-9Aに変更されているのに、走行性能は全く改善していない。史実では没になった改良型のBlack NightChallenger 2EがBR12.0に上げられる中、英陸軍に正式採用されるはずのチャレンジャー3が11.7に据え置かれる有様である。
一体なぜこのような奇妙な事態に陥ってしまっているのだろうか?

 

実は、このゲームに実装されているChallenger 3 TDは本当の意味でのChallenger 3ではなく、Challenger 2の延長線上に位置する改良型、つまりChallenger 2そのものなのである。
このChallenger 3 TDの実車はChallenger 2 Life Extension Programme(LEP)の中で提案され(Black Nightも同プログラムで提案された車両の一つ)、ラインメタルとBAEシステムズの合弁会社のラインメタルBAEシステムズランド(RBSL)社から2019年に発表されたChallenger 2 advanced technology demonstrator(以下、Challenger 2 ATDと称する)で、メーカー側がChallenger 2と呼んでいる。(参考1)(参考2)このChallenger 2 ATDの時点では砲塔が換装されただけで車体に関しては文字通り手付かずであり、その実態もChallenger 3というよりChallenger 2に近い。
そもそもChallenger 3という呼称が公式の場で初めて出たのは2021年3月のCommand Papers(政府が議会へ提出する文書)で、Challenger 2 ATD(ゲーム内Challenger 3 TD)の発表された2019年時点では公式的にはChallenger 3という概念すらないのだ。
Challenger 3なのに改修されていない、性能が低い!という混乱を招いている要因の一つ目がこの「本来Challenger 2である車両をChallenger 3として実装している」点である。
元々GaijinはChallenger 3(Prototype)として実装する予定だったが、上記の事実の指摘を受け急遽Challenger 3 TDに名前を変更。車体にも大幅な変更点のあるChallenger 3試作車として実装されることは避けられたが、Challenger 3という名前は残る形になってしまった。もちろんChallenger 2 ATDに採用された要素はそのほとんどが現在のChallenger 3試作車にそのまま採用されており、Challenger 3 TDという名前はあながち間違いではない。(参考3)(参考4)しかしながら、Challenger 3は砲塔、車体、各種機器類の全てを大幅に改良・更新したもの。車体がChallenger 2そのまま、つまり本来改修されている部分がそのままの車両をGaijinがChallenger 3としていることに混乱の原因があることは確かだろう。

 

この文章を読んできた勘の鋭い方ならお分かりかもしれないが、この「車体がそのまま」という点に二つ目の問題点がある。ゲーム内でChallenger 3 TDを確認してみるとエンジンがChallenger 2のCV12-6AからCV12-9Aに乗せ換えられていることが分かるが、先述の通り機動性は全く変わっていない。
それもそのはず、Gaijinは「間違えてエンジンを名前だけ換装」してしまったのである。Gaijinの当初の計画通りChallenger 3の試作車として実装するならエンジン換装が正解だが、車体がそのままということはエンジンもそのままでChallenger 2 ATD(ゲーム内Challenger 3 TD)としては間違っている。しかも性能だけはCV12-6Aに修正し名前はCV12-9Aのまま、つまり名前だけ換装状態というなんとも中途半端な修正がされている。これでは混乱を招くのも無理はない。
なおCV12-9Aは現在開発が難航しており現段階の性能はCV12-6Aと同じに制限されているため、結果的にCV12-9Aのままでも性能は間違っていない。

 

本来Challenger 2であるのだから、相変わらずな車体の防御力や機動力も史実の再現としては正確で、残念ながらChallenger 3 TDの何とも言えない性能に変更の余地は無い。
しかし現在開発中のChallenger 3の試作車や量産車では間違いなくこの欠点は潰され、英国史上最高で最強の戦車が実現しているだろう。英国戦車兵としてはChallenger 3の更なる進歩と試作車か量産車の実装を願ってやまない。

外部リンク

 

WarThunder公式英語Wiki

 

公式Devログ

 

DMM公式紹介ページ

 

インターネット百科事典ウィキペディア

 

コメント

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*1 爆薬量はTNT換算