Black Night

Last-modified: 2025-11-12 (水) 18:03:33

イギリス RankVIII 中戦車 Challenger 2 Black Night

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概要

Update 2.15 “Wind of Change”にて追加された。イギリスのBAE社がChallenger 2のアップグレード案として提案したもので基本的に視察装置などシステム面での改訂が多く行われた試験車両。ソ連のT-55AMD-1・イスラエルのMerkava Mk.4M等と同様に本車にはATGMを迎撃できるハードキルAPS(アクティブ防護システム)が搭載されていて、それに加え本車のみAPFSDSを迎撃できる。
ちなみに本車の名称はKnightではなくNightなので黒い騎士ではなく黒い夜であることに留意されたし

車両情報(v2.15.0)

必要経費

必要研究値(RP)400,000
車両購入費(SL)10,80,000
乗員訓練費(SL)310,000
エキスパート化(SL)10,80,000
エース化(GE)***
エース化無料(RP)***
バックアップ(GE)130
護符(GE)3,000

BR・報酬・修理

項目【AB/RB/SB】
(初期⇒全改修完了後)
バトルレーティング12.0 / 12.0 / 12.0
RP倍率2.44
SL倍率1.2 / 1.9 / 1.8
最大修理費(SL)***⇒9,110 / ***⇒9663 / ***⇒13,074

車両性能

項目数値
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後)
砲塔旋回速度(°/s)**.*⇒**.* / **.*⇒31.0
俯角/仰角(°)-10/20
リロード速度(秒)
(初期⇒スキルMAX+エース化)
6.5⇒5.0
スタビライザー/維持速度(km/h)二軸 / 75
車体装甲厚
(前/側/後)(mm)
130 / 38 / 50
砲塔装甲厚
(前/側/後)(mm)
270 / 90 / 58
重量(t)62.5
エンジン出力(hp)***⇒*** / ***⇒1217
2,300rpm
最高速度(km/h)66 / 59
実測前進~後退速度(km/h)66 ~ -42 / 59 ~ -37
視界(%)87
乗員数(人)4
 

光学装置

倍率暗視装置種類世代
IR投光器-有/無--
車長2.0x-8.0x熱線第三
砲手4.0x-10.0x熱線第三
操縦手1.0x熱線第一

武装

名称搭載数弾薬数弾薬費
(SL)
主砲120mm L30A1 cannon150230
機銃7.62mmL37A211700-
機銃7.62mmL94A114000-

弾薬*1

搭載武装解説ページ(弾薬テンプレート置き場)を開く

名称砲弾名弾種弾頭
重量
(kg)
爆薬量
(g)
初速
(m/s)
貫徹力(mm)
10m100m500m1000m1500m2000m
120 mm
L30A1
Shot L23A1APFSDS3.89-1535396394387376367357
L26APFSDS4.1-1650493491487481474468
L27A1APFSDS4.1-1650564562557551545538
L37A7HESH17.14.1670152
L34Smoke17.1-670-
 

車両改良

解説ページを開く

Tier名称必要量(RP)購入費(SL)購入費(GE)
I履帯*********
修理キット***
砲塔駆動機構***
弾薬開発1
IIサスペンション*********
ブレーキシステム
手動消火器***
砲火調整***
弾薬開発2
IIIフィルター*********
救急セット
昇降機構
弾薬開発3
IV変速機*********
エンジン
追加装甲
砲撃支援

カモフラージュ

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規定
[添付]
条件-
説明標準カモフラージュ
△△△
[添付]
条件
説明

研究ツリー

 
 

解説

特徴

 

【火力】
砲自体はChallenger 2から変化なし。優秀な砲を搭載していたChallenger 3 TDとは打って変わって最終弾のL27A1ですら貫通600mmに届かず、BR12.0では力不足感が否めない。
ただし車長用、砲手用サイトに第3世代熱線映像装置が搭載されており、倍率の高さもあって索敵能力は同格の中でも高い部類に入る。尚車長用サイトの倍率は8倍固定

 

【防御】
車体、および砲塔の防御力そのものはDorchester 2E装備前のChallenger 2と変わらず、薄い車体や大きな防楯、劣悪な車内レイアウトも同様に変化なし。
流石に最高ランク帯ではお世辞にも硬いとは言えないが、それでも本車両の総合的な防御力はWT内トップクラスと言えよう。超優秀なハードキルAPS、Iron Fistが文字通り何でも防いでくれるためである。

Iron Fistの説明

カバー範囲
広い。左右のランチャーがそれぞれ水平方向に-15°~195°、垂直方向に-15°~55°をカバー。この範囲は他国のAPS(VT-4A1のGL6、Merkava Mk.4MのトロフィーHV等)と比べても広く、特に仰角がよく取れる。これによって航空機やヘリからの攻撃を効果的に防げるだけでなく、砲塔や車体の状態を問わず迎撃が可能であり、チャレンジャー2自体の仰俯角の広さ、地形適応能力の高さをフルに活用することができる。
迎撃性能
Iron Fistの最も優れている点。左右のランチャーに迎撃体をそれぞれ2発ずつ装填しており、合計で4回迎撃可能。迎撃のクールタイム(次の迎撃体を射出できるようになるまでの時間)は0.3秒で、この点も他国のAPSと比べて優秀。極めつきは迎撃可能速度で、他国のAPSより群を抜いて速い1700m/sの飛翔体まで迎撃できる。つまりAPFSDSが迎撃できるのである。
カタログスペック上ではアメリカやロシアMBTの砲口初速1600m/s台の砲弾(M829A2、3BM60等)をゼロ距離で防げるが、実際にはラグや同期ズレの影響で400~700mほど(サーバー、回線により変動)離れたあたりから迎撃するようになる。1.5km~2.0kmほど離れるとドイツや日本MBTの高初速APFSDS(DM53、Type 10等)も安定して迎撃するようになる。Sands of Sinai(陸)Mozdok(陸)Maginot Line(陸)Red desert(陸)のような狙撃マップでは仕事をする場面を多々見られるだろう。
もちろんATGMも迎撃可能で、前述した広いカバー範囲も相まって強力な最高ランク帯の攻撃機や攻撃ヘリに対して強気に出ることができる。
その他事項・注意点
・消費したAPSの迎撃体はドローンや発煙弾と同じように拠点で回復することができる。それなりに時間を要するが、一度の補給で一気に左右ランチャーにそれぞれ1発ずつ合計2発回復するのでタイミングを見つけて補給していきたい。
・当然ではあるが、砲塔各所に配置されたレーダー類が損傷すると迎撃できなくなる。そもそもラグや同期ズレで迎撃してくれないこともあるので、Iron Fistの力を過信せず極力被弾は避けよう。
・APFSDSすら迎撃可能なIron Fistは基本的に範囲内の物体であれば何でも迎撃してしまうため、HSTV-Lのような連射速度の高い車両に撃たれると一瞬で飛翔体を使い果たしてしまう。軽い弾の迎撃に全弾使い果たし、肝心のATGMを迎撃できなかった…なんてことにならないように立ち回りには注意が必要である。

1発1発が致命傷になる最高ランク帯ではあらゆる方向からの攻撃を4発防げるのは実質的に残機が4機あるようなもので、これこそがBlack Nightの防御力、ひいてはその戦闘能力をWT内トップクラスに押し上げている所以である。

 

【機動性】
Challenger 2および他のチャレンジャー2系列と大差ないが、弱いくせに無駄に重いDorchesterを装備していないため、Challenger 2 TESChallenger 2 (2F)に比べると機動性は良い。それでも現代MBTとしては異様なほどもっさりしているうえ、次車両のChallenger 2Eがパワーパック換装により他国戦車と同レベルの俊足を手に入れているため、機動性を求めるのであればそちらを使った方が良い。

 

【総評】
車両そのものの性能はそれまでのチャレンジャー2系列と大差ないが、優秀なAPSと高い索敵能力のおかげで総合的な戦闘能力は極めて高い。レオパルド2系列やロシアMBTのようにガンガン前に出られるような戦車ではないが、イギリス陸軍ツリーの終着点のうちの一つに恥じない優秀な性能に仕上がっているため、挑戦してみる価値は間違いなくある。これまで一癖も二癖もあるイギリス戦車を乗りこなしてきた英国戦車兵ならきっと活躍することができるだろう。
足の速いChallenger 2Eと砲が優秀なChallenger 3 TDが前後にいるため、Black Nightを合わせて走攻守それぞれに特化したチャレンジャーで最高ランク帯デッキを組むことができる。ぜひ状況に応じて使い分けて戦ってみてほしい。

 

史実

2018年に発表された、APSなどの革新技術を引っさげて第4世代主力戦車として堂々活躍……するかもしれなかった超☆新型戦車である。
実際は下記にも言及されている通り、BAEシステムズを中心としたチャレンジャー2延命案検討チーム、その名も「チーム・チャレンジャー2」によって提案された「幻の」主力戦車である。
その実力は目を見張るもので、ATGMどころかAPFSDSを打ち落とすことが可能なAPS(アクティブ防護システム)を搭載。
さらに、レーザー照射を受けた際に、照射方向に自動で搭載機関銃を向けるなど、ハイテク技術盛りだくさんの兵器である。
また名前の由来となった夜戦能力が向上しており、車両の前後に監視・照準用の赤外線カメラを装備している。

実際にはイギリス陸軍がチャレンジャー2の延命を決定するより前に先出しで提案されたものであり、現在はそれとは別の延命計画によって「チャレンジャー3」が開発中である。2027年までに最初のチャレンジャー3を取得する予定だそう。
なお、APSはチャレンジャー3にも搭載される予定であり、遂に第4世代主力戦車の登場か…!?と期待したいが、実際は第4世代主力戦車の形がどうなるかは不透明である。

小ネタ

因みにイギリス陸軍で採用されたわけではなく、BAEシステムズがチャレンジャー2TESやメガトロンをさらに防御力の方向で改修して提示したタイプである。(所謂試作機)
当初はイギリス軍も興味を示していたが、やはりその鈍足さや昨今の4次元的な戦闘経過の速さも相まって結局は採用されず、
2021年5月、英国のBAEシステムズとドイツのラインメタルAGとの合併企業で軍用車メーカーのラインメタルBAEシステムズランド(RBSL)に委託してチャレンジャー2を改修してチャレンジャー3にする計画を決定し
これまでの伝統だったライフル砲からNATO軍との互換性がある120mm滑腔砲(L/55A1)に更新される。
同時に、より大出力のエンジン、新しい冷却システム、サスペンションシステムを装備し、移動中の射撃の精度を向上させると共に、チャレンジャー3の最高速度を95km/hに引き上げ、航続距離も延長させる。
といった今までのイギリスの伝統だった「ライフル砲を装備して歩兵と共同可能な強固で鈍足な戦車」を突き破り新しい試みを目指すことになった。
--加筆求む--

外部リンク

 

WarThunder公式英語Wiki

 

公式Devログ

 

DMM公式紹介ページ

 

インターネット百科事典ウィキペディア

 

コメント

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*1 爆薬量はTNT換算