ソ連 Rank IV 軽巡洋艦 Kirov,1941
概要
ver1.87"Locked on!"で実装されたソビエト海軍の軽巡洋艦。Krasny Kavkazと同じ口径の18cm砲を備える。
艦艇情報(v2.1)
必要経費
必要研究値(RP) | 89,000 |
---|---|
艦艇購入費(SL) | 300,000 |
乗員訓練費(SL) | 87,000 |
エキスパート化(SL) | *** |
エース化(GE) | *** |
エース化無料(RP) | *** |
バックアップ(GE) | *** |
護符(GE) | *** |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB】 (初期⇒全改修完了後) |
---|---|
バトルレーティング | 5.7 / 5.7 |
RP倍率 | 1.72 |
SL倍率 | 2.8 / 3.6 |
最大修理費(SL) | 5,130⇒*** / 7,400⇒*** |
艦艇性能
項目 | 数値 |
---|---|
【AB/RB】(初期⇒全改修完了後) | |
シタデル装甲 (前/側/甲板)(mm) | 50 / 50 / 50 |
主砲塔装甲 (前/側/後)(mm) | 50 / 50 / 50 |
船体 | 鋼, 20 mm |
上部構造物 | 鋼, 8 mm |
排水量(t) | 9436 |
最高速度(km/h) | 57⇒*** / 57⇒*** |
乗員数(人) | 695 |
武装
種類 | 名称 | 砲塔 | 搭載基数 | 弾薬数 | 購入費用(SL) |
---|---|---|---|---|---|
主砲 | 180 mm/57 B-1-P naval gun | 三連装 | 3 | 900 | 2 |
副砲 | 100 mm/56 B-34 universal naval cannon, pattern 1940 | 単装 | 6 | 1800 | 1 |
対空砲 | 45 mm/46 21-K cannon | 単装 | 7 | 3500 | - |
12.7 mm DShK machine gun | 単装 | 3 | 6000 | - |
弾薬*1
艦砲
武装名 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 信管 遅延 (m) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1000 m | 2500 m | 5000 m | 7500 m | 10000 m | 15000 m | |||||||
180 mm/57 B-1-P | OF-32 | HE | 97.5 | 12170 | 920 | 0.45 | 65 | |||||
B-32 | APCBC | 97.5 | 2800 | 920 | 9 | 412 | 373 | 324 | 289 | 262 | 226 | |
PB-32 | SAPCBC | 97.5 | 10780 | 920 | 9 | 204 | 184 | 160 | 143 | 130 | 112 | |
ZS-32 | HE-DF | 97.5 | 11580 | 920 | - | 64 |
小口径砲
武装名 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 信管 遅延 (m) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
100 m | 1000 m | 2000 m | 3000 m | 4000 m | 5000 m | |||||||
100 mm/56 B-34 | ZS-56 | HE-DF | 15.6 | 1890 | 900 | - | 24 | |||||
ZS-56R | HE-VT | 15.9 | 1220 | 900 | - | 16 |
機銃
武装名 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 信管 遅延 (m) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
100 m | 1000 m | 2000 m | 3000 m | 4000 m | 5000 m | |||||||
45 mm/46 21-K | OR-73A HET | HE | 1.41 | 56.98 | 760 | - | 3 |
武装名 | ベルト名 | ベルト内容 | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||
12.7 mm DShK | 既定 | API-T/API-T/AP-I/IAI | 33 | 32 | 28 | 24 | 20 | 14 |
追加武装*2
分類 | 名称 | 搭載数 | 費用 (SL) | 搭載条件 |
---|---|---|---|---|
魚雷 | 533 mm 53-39 torpedo | 6 | 90 | - |
魚雷
名称 | 重量 (kg) | 爆薬量(kg) | 水中最大速度 (km/h) (初期⇒改修) | 射程 (km) (初期⇒改修) |
---|---|---|---|---|
533 mm 53-39 | 1780 | 317 | 94⇒65 | 4.00⇒10.00 |
カモフラージュ
研究ツリー
前艦艇 | Krasny Kavkaz |
---|---|
派生艦艇 | - |
次艦艇 | Sverdlov |
解説
ソビエト海軍ツリー最初のBR5.7巡洋艦。
火力・速度が高い水準で収まっているが装甲は並レベル。
ソ連の艦艇の中で数少ない水上機が利用可能な艦艇である。
--加筆求む--
【火力】
BR5.0でお世話になったKrasny Kavkazと同様に主砲は180mm砲を搭載、使用できる砲弾も同じ。
ただし砲門数は3連装砲塔3基9門と大幅に増加している。
装填速度も機力装填により高速化+安定化した、
乗員の主砲装填スキルMaxで12.65秒・エース化で11秒と日独英の8インチ砲より1秒ほど早い。
砲弾の特徴としては全体的に炸薬量が多く高初速、どの砲弾もソ連で多用される高性能炸薬A-IX-2が使われている。
180mmでありながら他国の203mm砲弾にも張り合える革命的性能を持つ。
対空砲はVT信管を持つ優秀な単装100mm砲を6門搭載しているが機関砲は45mm砲7門に12.7mm機銃3門と貧弱。
特にこの単装45mm砲は一発ごとに手動で装填する単発式、初速も遅いのでこのBR帯ではあまり頼りにならない。
魚雷も3連装発射機を2基6門、魚雷方式の変更で射程が10kmまで伸びる53-39を搭載する。
【防御】
舷側装甲・主砲塔装甲・バーベットなどは全て一律50mmの装甲で守られている。
弾頭弾薬庫に関してはバーベット+舷側装甲で100mm、装薬弾薬庫は舷側装甲のみで50mmとなっている。
榴弾にはそれなりに強いが徹甲榴弾系の砲弾には容易く撃ち抜かれてしまう。
乗員数はソ連巡洋艦ツリーで最も少ない692名、そのため装甲の薄さと相まってかなり脆い。
艦橋モジュールは150mmの装甲でしっかり保護、激しい撃ち合いになっても操艦不能に陥る危険は少ない。
【機動性】
パーツ全改修で67km/h(36kt)である、巡洋艦としてはかなり早い。
史実
「キーロフ」級はソビエト連邦が建造した巡洋艦。26型巡洋艦とも。艦名は共産党の有力者「セルゲイ・キーロフ」から。
18cm砲を搭載していることから重巡に類別されることもあるが、ソ連海軍では軽巡洋艦として類別された。
26型として2番艦「ヴォロシーロフ」が、さらに改良型として26bis型「マクシム・ゴーリキー」級が4隻建造された。
1930年代後半、ソ連海軍は質的増強を図って列強各国に技術購入・提携を打診。これに応じたのがイタリアだった。
イタリアに発注された駆逐艦「タシュケント」に続いて、次は巡洋艦を…ということで建造されたのがキーロフ級である。
キーロフ級はイタリア海軍の軽巡ライモンド・モンテクッコリの設計図の提供を受けて、これを元に改設計した。
ソ連国内で建造することが決まっていたため、改設計は国内の運用事情と建造技術を反映したものとなった。
まず主砲が15.2cmから18cmに変更された。同クラスの砲がソ連になく*3、一方で「クラースヌイ・カフカース」で18㎝砲の運用実績があったからである。
そこで「カフカース」と同じ18cm砲を砲架と砲塔を新設計のものにして三連装砲塔に収めた。この変更によって、艦体サイズが元設計のままでは小さすぎたので全長全幅共に拡張し(全長182.2m全幅16.6m→全長191.1m/全幅17.7m)、排水量もその分増えた。
また当時のソ連での造船技術を考慮して、艦橋は塔型から加工・施工が容易な三脚檣型に変更した。
さらに、冬のバルト海・北極海の流氷圏での活動を考えて艦首部の構造を強化し、砕氷構造としている。
その他の設計は大枠で元設計を踏襲し、装甲配置や機関配置もおおむねそのままである。装甲はやや増厚されている。
機関部については「モンテクッコリ」の次級「エマヌエレ・フィリベルト・デュカ・ダオスタ」級の物が提供されそのまま搭載された。
ただし艦体拡大した影響で元の「モンテクッコリ」「デュカ・アオスタ」より最高速力は若干低下している。
「ヴォロシーロフ」には1番艦の旗艦を元に開発した国産機関が搭載され、計画値を上回る速力を発揮したという。
ベリエフBe-2水上機を2機搭載することになっていたが、カタパルトをドイツから輸入するのに手間取り1939年まで搭載できなかった。
搭載してみたBe-2自体の信頼性・性能もあまりよくなく、独ソ戦が始まると装備自体が取りやめられた。
細かい点では雷装も連装2基から3連装2基に変更されている。
1935年10月にレニングラード・オルジョニキーゼ造船所で起工。翌年同月に進水*4し、1938年9月26日に就役した。
就役後はバルト海艦隊に配備され、慣熟訓練を終えたのちバルト三国進駐戦に参加。続いて冬戦争でフィンランド南部ルッサロ島を砲撃するが、沿岸砲台から反撃弾を受けて損傷、後退して修理に入る。
独ソ開戦後はタリンで対地支援を行うが、タリンは失陥しレニングラードに後退。ここもドイツ軍の攻勢を受け、支援砲撃を続ける。
レニングラード包囲戦中にはドイツ軍の砲爆撃を何度も受けた。特に1942年4月4,5日に爆弾3発と15cm級砲弾1発を受け、86名戦死46名負傷の損害を出す。指揮所、火薬庫、蒸気管も損傷した。これが戦中最大の損傷で、この修理の際に前述のカタパルトを撤去、また対空砲の増強改修を受ける。
史実ではこれ以外にも1941年から1942年にかけて段階的に45mm対空砲を下して100mm対空砲と37mm対空機関砲を増設して対空装備を強化しているが、ゲーム中の姿はこれらの改装が行われる前の物であるため、残念ながら装備していない。
レニングラード攻防戦が終わると、フィンランドに対するヴィボルグ-ペトロザヴォーツク攻勢の対地支援に参加。
バルト海においては戦中を通してドイツ海軍が優勢であり、ソ連艦隊は支援以外の積極行動に出られずに終始した。
1945年10月、ドイツ軍がクロンシュタット軍港に残した磁気機雷に触雷し損傷し翌年までドック入り。
その後1953年までに数度の近代化改装を行い、火器管制システムを新型に換装、レーダーも米英のリース品から国産品に変更する。対空火器の増強やマスト位置の変更なども行い、以後1958年までリエパーヤを母港にしてバルト海艦隊で活動した。
さらにクロンシュタットに移籍後、1960年に解役されレニングラードでモスボール。翌年から練習艦となり、1974年2月22日に除籍されて生まれ故郷レニングラードで解体された。
第1砲塔と第2砲塔は取り外され、ヴァシレオストロフスキー島の西海岸近くにあるバルト艦隊広場で「巡洋艦キーロフ記念碑」として今も残っている。
2番艦「ヴォロシーロフ」は黒海沿岸ニコラエフで建造され1940年6月就役、戦中戦後と黒海艦隊で活動した。
1959年に試験艦となり各種兵装・ミサイルなどの試験に従事し、1972年に宿泊艦となった後1973年に売却・解体された。
政治家キーロフは巡洋艦キーロフの起工前の1934年に暗殺され、彼の業績を記念して新型艦に命名された(事になっている)。
対立候補として力をつけたことを危ぶんだスターリンの指示による暗殺説も強いが、明確な証拠はない。
キーロフの故郷ヴャトカはキーロフと改称されて現在もキーロフ州の州都である。
巡洋艦キーロフが除籍された翌々月、1隻の新型巡洋艦が起工。キーロフの名はこの艦に受け継がれた。
これが1144号計画型重原子力ミサイル巡洋艦「キーロフ」である。
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コメント
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- 装填はやいじゃん -- 2019-03-19 (火) 08:27:05
- 砲塔が壊れるのも早い模様... -- 2019-03-19 (火) 14:47:33