クエスト/ImperialSaGaシリーズ

Last-modified: 2023-10-20 (金) 00:24:06

ねんがんの アイスソードをてにいれたぞ!
 
  そう かんけいないね
  してでも うばいとる
  ゆずってくれ たのむ!!


な なにをする きさまらー!

MHFとスクウェア・エニックス社のブラウザゲーム『Imperial SaGa』とのコラボクエスト群。
実質的には『SaGa』シリーズとのコラボといっても差し支えない。
配信期間が2017年2月15日から2018年2月14日までの物と、同年3月上旬まで配信されるものが存在する。
2018年4月のアップデートでコラボ第2弾が登場しており、どちらのクエストも再登場しているが
前者は貸出装備や報酬が変更されている他、配信期間が5月9日までと短い(後者は11月まで配信)。
本記事では両弾における前者のクエストについて述べる。
MHF側特設サイトImperialSaGa側特設サイト

目次

概要

  • 『Imperial SaGa(インペリアルサガ)』とは2015年にサービスを開始したゲームであり、
    旧スクウェアの作品である歴代『SaGa』シリーズに登場するキャラクター達も含めた、
    英雄たちの戦いが描かれるRPG作品である。
    多数のシリーズ作品があるため一概に世界観を表現することはやや難しいが、
    冒頭の武器入手イベントに代表される、当時としては自由度の高い進行が可能な作品も存在する。
    • 旧スクウェアにおいては『ファイナルファンタジー(FF)』シリーズに並ぶ看板シリーズであり、
      特に音楽面については植松伸夫氏や伊藤賢治氏の楽曲が使われ、人気がある。
      今なおパロディネタには事欠かない、日本のゲーム史に残る作品と言える。
    • MHFにはFFシリーズとのコラボは現状存在していないものの、
      メインシリーズやMHXRではコラボが実現しており、今回は後者の縁から実現したもの。
      MHF開発陣にはSaGaシリーズのファンが多かったことから、
      ゲーム内実装には至っていない様々な小ネタも構想されていたようだ。
      なお、MHFとスクウェア・エニックス社のコラボはSaGaシリーズだけではなく、
      翌週(2月23日)に発売されたゲーム『NieR:Automata』(ニーア オートマタ)とのコラボも、
      同年4月19日より開始された。*1
  • 殆どの作品で「キャラクターのレベルによる強化が存在しない」という特徴がある。
    また、MHFユーザーにとっては一部SaGaシリーズに登場する「陣形」システム絡みで
    「ダンシングムーンの陣」というロマサガネタが一部プレイヤーには知られている。
  • コラボ自体はMHF-Z 2017年2月アップデート以前から行われることが判明していたものの、
    その後はあまり詳細が明らかにされず、2月15日のコラボ解禁と同時に情報も公開された。
    コラボクエストも配信されており、配信期間も1年以上という長期に渡る。
    • また、このコラボに合わせてMHFでは恒例になったコラボガチャが導入されている。
      チケット名は「サガコラボくじ券」。今回は特に捻りがない。
      2018年2月14日までは全アカウントで2個プレゼントを受けることが可能。
      こちらもコラボガチャ恒例のお試しといったところ。
      • 第2弾の開催時にも、2018年5月9日までと期間は短いが第2弾くじ券のプレゼントが実施されている。
  • MHFの他社ゲームコラボはMHF側のみの一方的なコラボになることも多いが、
    今回はサービス中のゲーム同士ということもあり、インペリアルサガ側もコラボを行っている。
    • 第二弾では極み吼えるジンオウガがコラボイベントのボス敵として実装された。
      エリスZPシリーズやMHFでも実装されたばかりの煉緋シリーズを纏ったキャラが登場する他、
      極み吼えるジンオウガに因んだチールGXシリーズが限定装備として登場する。

クエスト

  • 大別して2種類のクエストが配信される。配信期間は異なる。
    また防具貸出の関係で男女のクエストが分かれているという特徴がある。
  • 「対決、半神VS炎の帝王!」「森の番人、炎の帝王と対峙す」については
    2017年2月15日から翌年の2月14日までの配信期間となっている。
    • 一方「刀の声」は上記から一日遅れの2017年2月16日より配信予定、
      配信終了は2018年3月7日までと期間が長く設定されている。
      これは「刀の声」には原作再現として武器強化と絡めたギミックがあり、
      コラボ期限終了直前に武器を入手して強化できない状況を避けるためと見られる。
  • 第2弾では「冒険者の行く手を阻む者」「可憐なる姫の冒険」が2018年5月9日まで、
    「刀の声」が11月7日までとなっている。

対決、半神VS炎の帝王!

目的地報酬金契約金成功条件条件制限時間
決戦場
温暖期
<昼>
3600z0zフレイムタイラント1体の討伐男性限定
武器防具貸出
HR1
10分
依頼主:帝国皇帝
炎の帝王の二つ名を持つ強敵「フレイムタイラント」が姿を現した。
目的不明だが、この難敵をそのままにはしておけぬ。
奴と戦うため特別な剣を用意した。これを用い、炎の帝王を倒すのだ!
  • 男性限定のコラボクエスト。条件がHR1であるため、ゲーム開始直後から挑める。
    内容はロマンシングサガシリーズなどに登場するモンスター、
    "炎の帝王"とよばれるフレイムタイラント」を討伐せよというもの。
    彼岸島コラボ「魚人型邪鬼」と同様、既存モンスターの改造による原作再現であり、
    魔改造を受けたのはあろうことか暴君ことイビルジョー
    • MHFのイビルジョーは遷悠種に区分され、通常はHR5にならないと戦えない。
      改造済とはいえ、遷悠種絡みのモンスターが初めてイベクエに登場したことになる。
      当然ながら強さは抑えられており、遷悠種イビルジョーほどは強くない。
      ……というよりも、HR1であることを加味しても被ダメージが異様に低い
      クエスト自体はHR帯イベントクエストとしての配信になっているが、
      BGMは健啖の悪魔成功!!!が流れる遷悠種イビルジョーの仕様に準じている。
  • 原作におけるフレイムタイラントは「炎を纏った恐竜の骨」といった見た目だが、
    こちらは「体表に炎を纏った火属性版イビルジョー」程度の表現に留まっている。
    獣竜種の先輩にまで属性被りされたアビオルグは泣いて良い。
    炎のエフェクトはかなり激しく、また身体の周りを火球が飛び回っているが、
    これは「ミンサガ(ロマンシングサガ ミンストレルソング)」版の忠実再現となっている。
  • 外見からも判る通り、龍属性ではなく火(あるいは炎)属性で攻めたてる。
    ブレスは当然ながら火属性、岩投げのモーションで火球を飛ばす、
    四股踏みの要領で地面を砕くと同時に爆発を起こす、など徹底している。
    ただし遷悠種としてのモーションはないようで、MH3GのG級個体に近い挙動を取る。
    また戦闘中は拘束攻撃や罠肉の捕食などは一切行わない。
  • このクエストではコラボ武具がハンターに貸与されている。
    依頼文に載っている「特別な剣」とは、記事冒頭のイベントで有名なアイスソード(大剣)。
    フレイムタイラントはこの武器が脅威であると明言しており、
    その威力もあってか、MHF版フレイムタイラントはあっさりと討伐出来る。
    • 本クエストで貸し出されるのはアイスソードIIIとなっている。
    • 内部データでは、餓え喰らうイビルジョーと同じ物が使用されている。
      餓え喰らうイビルジョーは属性が非常に通りやすいため、
      アイスソードが脅威である、という部分の再現に繋がっている。
  • このクエストの一番の見所はクエスト達成時にある。
    なんとグァンゾルムと同じく討伐時に専用ムービーが流れる特殊仕様となっているのだ。
    これは上述したミンサガ版のフレイムタイラント戦演出を再現したもので、
    炎が竜巻のように渦を巻き、その渦中で絶命する姿は衝撃的。
    猛烈な炎が収まると、フレイムタイラントの死体は完全に消失している
    わざわざムービーまで導入している辺り、力の入れようが窺える。
    • 死体が消え去ってしまうため、当然ながら剥ぎ取りは不可能。
      コラボイベントならではの特殊演出と言えるだろう。
    • ただし、クリアしてもイビルジョーの狩猟数やモンスター狩猟報酬のゼニー、
      狩人祭の魂や歌姫狩衛戦の歌玉といった要素は一切得られない。
      唯一狩人珠のポイントは獲得可能だが、それも自身に対する色のみであり獣竜種に対する色は不可。
      これらはオディバトラスなどの撃退クエストでも同様の挙動であり、
      MHFでは以前からターゲットの内容が伏せられたクエスト
      意味不明な記述がされているケースがあるため、
      ターゲットの表記上は討伐となっているが内部的には撃退クエストである
      (一定量のダメージを与えるとムービーが入り、そのまま撃退によりクリアと扱われて終了)可能性はある。
  • このクエストを達成することで「T260G生産券」となぞの骨が入手できる。
    前者はパートニャー専用防具の生産素材となっている。
    また、クリア回数によって称号「戦士」「将軍」「皇帝」を獲得できる。
  • 「対決、半神VS炎の帝王!」は男性専用であるが、これは貸出される防具が原因。
    こちらのクエストでは今回のコラボ先作品「インペリアルサガ」の主人公である、
    半神「アデル」をモチーフにした防具「アデルシリーズ」一式を着用することになる。
    • なお、依頼主の「帝国皇帝」はアデル本人のことを指しているとみられる。

森の番人、炎の帝王と対峙す

依頼主:帝国皇帝
炎の帝王の二つ名を持つ強敵「フレイムタイラント」が姿を現した。
奴と戦うため、弱点と言われているあの剣を用意した。
入手するのに苦労をしたが…まぁ、気にするな。
これで炎の帝王を倒すのだ!
  • こちらは上記クエストの女性限定版。
    貸出防具が異なること以外は「対決、半神VS炎の帝王!」と同内容となっている。
    着用するのは「ロマンシングサガ」及び「ミンサガ」出身の"森の番人"、
    「クローディア」のミンサガにおける姿を模した「クローディアシリーズ」一式となる。
    • 原作のクローディアは弓を中心に扱う印象の強いキャラクターであり、
      彼女向けに「グリムリーパー」というコラボ弓まで実装されてはいるのだが、
      本クエストで貸与される武器は「あの剣」……つまりアイスソードである。
  • こちらのクエストで注目すべきは、男性版とは異なる依頼文であろう。
    最初こそ男性版と同一だが、アイスソード絡みの裏話が増えている。
    「入手するのに苦労をしたが」という記述から察するに、
    例の如く不憫なガラハド氏が犠牲になったものと考えられる。合掌。
    • 原作では「殺してでも奪い取る」「アイスソードを譲ってもらう」他に、
      武器屋などで高額ながら購入することも可能*2ではあるのだが、
      PVでアイスソードを奪い取る場面が描写されているあたり、そういうことなのだろう。
    • ガラハド氏は、ロマサガでは戦闘すらさせてもらえず殺害されてしまう
      PVでも原作での冒頭の会話シーンの後いきなり、倒れるハンターと奪い取ったアイスソードを
      砥石で研いでいると思しきアデルが登場するため、この倒されたハンターがガラハドに相当すると思われる。
      防具の装飾のせいでギネルに見えなくもない。
      フレイムタイラントの登場シーンについてはリメイク版である「ミンストレルソング」の物が
      使用されているようだが、こちらでは奪い取る選択肢でバトルこそ発生するものの、
      その後に辿る顛末はロマサガと変わりない。
      CEROの影響か物騒な「殺してでも~」が穏当な表現に差し替えられた作品でも同じである。
      しかし、大抵のプレイヤーからは一連の展開のせいでネタ要員と見なされ、
      悲劇が回避できる方法を知っているにもかかわらず奪い取られることが多い。
      • PVでは瞬殺されているが、このクエストの依頼文を見るに戦闘くらいは発生したのかもしれない。
        しかし、その詳細を含めて「気にするな」で断じられている辺りが不憫である。
      • 余談だが、ロマサガ1ではシナリオ終盤にそれまでの進め方によって
        最終ボスの居場所を聞き出すことができる3か所の内どこに行けるかが変化するという仕様が存在するが、
        ガラハドからアイスソードを強奪することでこの3か所のうちの1つである「冥府」に行くフラグが成立し、
        冥府でガラハドを復活させることで残る2か所の内のどちらかに行けるようになるという理由で、
        「本来行きたい場所に追加で冥府にも行く」という理由で殺されたりもした。*3

冒険者の行く手を阻む者、可憐なる姫の冒険

依頼主:アセルス
火山決戦場にフレイムタイラントが現れたみたい。
炎の帝王が一体なんでこんなところに…。
どうにか避けて通れないかと思ったけど、難しそうだね。
特注の装備を用意したから、身に着けて討伐に向かって!
依頼主:アセルス
火山決戦場にフレイムタイラントが現れたみたい。
炎の帝王が一体なんでこんなところに…。
このまま放っておくのは危険すぎるよ。
特注の装備を用意したから、身に着けて討伐に向かって!
  • 2018年のコラボ第2弾における上記2つに相当するクエスト。
    男性用は「冒険者の行く手を阻む者」、女性用は「可憐なる姫の冒険」となっている。
  • 貸出装備が変更されており、男性用はグレイシリーズ+鬼神刀、女性用はウルピナシリーズ+竜鱗の剣VIとなっている。
    最終強化である辿異武器段階のものが貸し出されるため、第1弾の時より所要時間は短くなると思われる。
    ただし男性キャラの場合武器種が変わるためプレイ感覚の変化に注意。
  • 報酬はパートニャー防具生産券が「ロビンネコ生産券」となっており、称号のセットも新しいものとなっている。
    また、ステータス画面の背景に設定できる壁紙も用意されている。
  • 依頼主の「アセルス」は『サガフロンティア』の主人公候補の1人である半人半妖の少女。
    ちなみに第1弾のコラボ防具の1つ「アルカイザー」やパートニャー防具「T260G」も同作が初出。*4

刀の声

  • 最初2つとは違うコラボイベントクエスト。
    原作再現の要素も絡んでいるので、詳しくはこちらの記事を最初から読んでみて欲しい。

MHXR

  • 十六人衝突戦との併用でコラボした。
    プロローグでは、アンドラ博士がスペシャル報酬として、闘技場内に異国の硬貨を再現したメダルを配置したようだ。
    • なお、このプロローグでは本記事冒頭のアイスソードのくだりも再現されている*5
  • コラボ素材として「キレイ石」「なめし革」「丈夫な木材」「修練の書」が登場。
    イベントポイントは「オーラムポイント」。

余談

  • 第二弾のコラボ中、メゼポルタ広場に邪神サルーインの像が設置される。
    インタビュー記事によると本来は第一弾の時点で既に登場予定があったそうだが、
    不具合があり実装が見送られたという経緯があるようだ。
    第一弾のPVにも少しこの像が映っているのがその名残であるとのこと。

関連項目

武器/古刀 - このコラボで作製できる太刀
武器/SaGa武器 - その他同コラボの武器
防具/SaGaシリーズ - 同コラボの防具
モンスター/イビルジョー/派生作品
クエスト/その島の名は彼岸島 - このイベントの先駆者ともいえるコラボ。
ゲーム用語/コラボレーション


*1 一部コラボ装備は、先行して3月より配布がスタートしている。
*2 ただし序盤ではとても手が届かず、ゲーム進行に伴ってガラハドが先にアイスソードを購入してしまう。そして強殺される。終盤でも一応入手はできるようだ。
*3 後年の解析により、これらはフラグではなく実際にはイベントの進め方によって変動する隠しパラメーター「悪行」によるものであり「ガラハドを殺害すると悪行が冥府行きレベルになり、復活させると冥府行きレベルを脱する」というものであることが判明している。なお残り2か所についても隠しパラメーター「善行」によるものであり、3か所すべてに行くというやりこみも存在している。また、ミンサガでもやり方は異なるが三地点へ行く方法が存在する
*4 アルカイザーは主人公候補の1人であるレッドが一定条件下で変身したときの姿、T260Gは自らの任務を求めてさすらうロボット(厳密にはかつて墜落した巨大なメカのコアを発掘しロボットとして再生したものであり、墜落の際に任務に関する情報が失われてしまっている)。
*5 ただし登場人物はエリザとアンドラ博士であるため、選択肢の「殺してでも~」は「××してでも~」となっている。