シリーズ/モンスターハンター3G

Last-modified: 2024-11-15 (金) 13:55:31
 

さらに深まる、狩猟生活(ハンターライフ)!!

 

MH3のG級追加版。読みは『トライジー』。
ニンテンドー3DS用ソフトとして2011年12月10日発売に発売された。
メインモンスターは今回から初登場した爆破属性の使い手、ブラキディオス

目次

概要

  • 多くのハンター達が待ち望んだ、モンスターハンター3(トライ)のG級追加版。
    ナンバリングタイトルでありながら据え置き機ではなく携帯機ニンテンドー3DSでの登場と相成ったため、
    当時のハンターは驚きを隠せなかったことだろう。
    なおハードウェアの変更のため、他のG版タイトルとは違い前作(MH3)からのデータ引継ぎはない。
    当作はMHGをWiiに移植した、株式会社エイティングが開発に関わっている。
    • 前作MHP3の爆発的ヒットの熱が冷めやまない時期に発表されたことやハードの変更もあり、
      最初期には「MHP3のG級対応版」と捉える人が居た。
      当作のベースやストーリーはMH3準拠になっているのでこの認識は間違いだが、
      一方MHP3由来の要素も多く、MHP3のG級対応も兼ねていると言っても過言ではないほどのボリュームになっている。
  • 当作は標準でオンラインに対応しておらず(後述)、ロックラックの街は登場しない。
    しかし拠点は引き続きモガの村であり、街ポジジョンとしては集会所ではなく
    タンジアの港」という地域が登場、そこでの新展開もある。
  • MH3に引き続き水中戦があり、それに伴ってMHP3でリストラされたラギアクルスやチャナガブルなども復活。
    オトモの奇面族も再登場。しかも今回はチャチャだけではなく、幼なじみでライバルのカヤンバも登場する。
    MHP3からの要素も取り入れられており、3でオミットされていた双剣、狩猟笛、ガンランス、弓が復活。
    もちろんこれらは水中戦にも対応している。
    • また、MHP3から渓流が導入され、
      アマツマガツチとティガレックスとその亜種、ドスファンゴ、アカムトルムとウカムルバスを除く
      ほぼ全てのMHP3で登場したモンスターも導入されている。
      更に、ガノトトス(亜種)リオレウス亜種リオレウス亜種等の
      MH3・MHP3で登場できなかったモンスターが復活しており、ガノトトスは水中戦を引っ提げて参戦した。
      新亜種や新モンスターも登場する。詳しくは後述。
  • 3DSはPSPと違い、パッドが上、十字キーが下に配置されている都合上、従来のモンハン持ちが困難である為、
    下画面の仮想十字キーや拡張スライドパッドという外部アタッチメントを用意することで、
    従来のモンハン持ちやそれに頼らず移動とカメラを同時に操作する事に対応させている。
  • 当作は上述したように標準ではオンラインプレイに対応していないが、
    携帯機故にPSP作品同様3DSを持ち寄っての協力プレイは可能。
    また、Wii Uを所持していれば「パケットリレーツール」をダウンロードすることで、
    Wii U経由でHD版MH3Gの部屋に接続する、という形でオンラインプレイが可能となっている。
    • 発売当初はパケットリレーツールもHD版MH3Gも当然なかったため、
      孤高のプレイヤーが仲間の手を借りる事が難しいという問題があった。
      オンラインプレイ不可の処置に関してユーザーからの批判が多かった所為なのか、
      クラブニンテンドーの「プレイ後アンケート」の項目でも関連した質問が用意されていた。
      上述のパケットリレーツールはそれに応えて用意されたもの、とされている。
      • 現在ではパケットリレーツールはおろかバグを修正する更新データ
        新規での入手は出来ないため新たに挑むハンター諸氏には注意が必要。

新要素・MH3からの変更点

  • 上記のようにMHP3の要素の多くが3Gへと逆輸入され、水中戦など3独自だったシステムも複合、
    それに新要素を加えた形となっている。
    その結果としてゲーム内ボリュームは非常に豊富になった。
  • 当作ではMH3で萌芽した、MHP系のコンセプトである
    「手軽にモンハン」をシリーズ全体のコンセプトにしていく流れが更に強まっており、
    携帯機ゆえに据え置き機よりPシリーズに近い要素も多い。
    ただし、全体的な難易度は環境の問題もあって高めと言われている。
  • 当然といえば当然だが、3DSの特徴である裸眼立体視に対応している。
    ゲーム画面だけでなく、一部を除いたプリレンダムービーも立体映像で見られるようになっている。
  • 3DSの下画面のタッチスクリーンを用いた操作が多数追加された。
    クエスト中のものでは、タッチ操作を用いたアイテムポーチや、
    いわゆるモンハン持ちに対応するためのカメラ操作用の疑似十字ボタンなどがある。
    完全新アイデアとしては大型モンスターのアイコンをロックして、
    ボタン一つでその対象を中心とした視点へと自動的を合わせられるようにする
    ターゲットカメラ」というシステムが追加されている。
  • MH3のロックラックに代わるパーティープレイの拠点として「タンジアの港」が登場。
    また、それまでのGシリーズと同様に上位クエストの上であるG級クエストが登場。
    今作のG級のモンスターは単に攻撃力や耐久力が増大するだけでなく、
    行動パターンそのものが強化および新しくなるものが多く、
    それまでのシリーズと比較しても高難易度となっている。
  • MH3で廃止された武器4種(双剣、狩猟笛、ガンランス、弓)が3rd基準のモーションで再登場し、
    ボウガンも3の組み立て式から、他の作品と同じ個別生産方式に戻され、ミドルボウガンは廃止された。
    しかし、G級ハンターと認められてから施すことができる「リミッター解除」に、
    移動速度の変化などでその名残が残っており、完全に廃止されたわけでは無いとも言える。
    また、スラッシュアックスを含む全ての武器種が初期から生産・使用が可能となっている。
    PSP作品の要素を導入した形であるが、以後のシリーズでもこれは踏襲されることになった。
  • 登場モンスターはMH3に元々登場していたモンスターはもちろん、
    上述したようにMHP3からの導入組、P2Gからの復活組など多数に渡る。
    また、ラギアクルス、ジンオウガ、ドボルベルクには新規で亜種や希少種が追加された。
    さらにMH3G新モンスターにして看板モンスターのブラキディオス
    ラスボスのグラン・ミラオスが追加された。
    なおこれらの追加モンスターに関しては、
    MHP2G同様に大半は上位半ば以降でないと出会うことができない
    • 大量の新モンスターとG級クエストの登場により、
      モンスターから入手できる素材の種類が飛躍的に増大したが、倉庫の大きさは従来のままである
      モガの森の特産品の要素などもあるため、
      ゲームの進行に伴う倉庫の圧迫度はシリーズ中でも屈指のレベルである。
  • 新登場モンスターとG級の登場により、武器・防具といった装備の数が大幅に増加し、
    スキルも3rdのものに加え更に多数が新登場。
    G級によってMH3、P3rdのモンスターのX防具、Z防具もお披露目となった。
  • 村クエストにも上位クエストが追加され、チャチャに続く第2のオトモ・カヤンバが新登場した。
    また、下位クエスト(元の3の村クエスト)も、
    P3からのモンスターとカヤンバ関連のイベントを加えたものへとアレンジがなされている。
    上位クエストは新キャラであるカヤンバと、
    新たに追加されたお面「最高のお面」がストーリーの中心となってくる。
    その他、上位になると入手できるチャチャ・カヤンバ用の新たなお面も多数用意された。
    モガの森のシステムも変更され、下位では昼の森のみ、夜の森は上位クエスト扱いとなり、
    さらに上位クエストを進めていくと、
    夜のモガの森の登場モンスターの種類が増えて(半ば魔境と化して)いくようになった。
    • なお、エンディングは上位クエストの最後をクリアしないと見られないようになったため、
      スタッフロールにたどり着くまでかかる時間はシリーズ中でも最長クラスである*1
  • ハンターランクのシステムは独特なものとなっている。
    最初は港(Pシリーズでいう集会場)の緊急クエストをクリアすると1段階ずつ上昇していくという
    Pシリーズと同じ流れなのだが、
    ラスボスのグラン・ミラオスを緊急クエストで倒すとその上限が解放され、
    以後は3と同じくクエストクリア時に報酬としてハンターランクポイントが得られ、
    そのポイントが規定値を超えるたびにランクが上昇していくというシステムに変化する。
    なお、上限解放以前のポイントも内部データとして蓄積されており、
    解放時には蓄積に準じたランクへと一気に上昇する。
    この流れは若干異なるがMH4でも引き継がれている。
  • ブラキディオスの登場にあわせて、新たな属性として爆破属性が追加された。
    基本的な性質は状態異常属性に近く、攻撃の際に一定確率で属性値が蓄積していき、
    蓄積値がモンスターの耐性を超えると爆発のエフェクトが起き、
    爆発時に攻撃していた部位に肉質無視のダメージを与え、同時に怯ませる。
    詳しい事はリンク先を参照。
  • フィールドとしてはMHP3より渓流が導入されたほか、
    MHP2Gでキリンなどとの戦闘の舞台だった塔の秘境エリアが復活した。
  • こちら側が使う毒属性の仕様がMHP2Gの仕様に戻り、
    再び、相手が既に毒状態でも効果を重複させて毒を加える事が出来る様になり、
    入手時期や一部の相手にはかなり役立つ様になった。
  • 地味な変更点であるが、属性やられの「龍属性やられ」が復活し、
    さらにその内容が「会心率-50%」から「武器の属性が無効になる」へと変更された。
    ただし、ナバルデウスは龍属性やられを使わなくなり、
    新モンスターで使ってくるのはジンオウガ亜種と怒り喰らうイビルジョーのみである。
    また、MHP3での武器倍率を含めた武器の攻撃力表示が見直され、
    武器攻撃力は近接は従来、ボウガンはMHP3の補正数値が武器倍率として乗算された数値が表示される。
  • ニンテンドー3DSの本体機能の特性として、Pシリーズのようにすれちがい通信によるギルドカードの交換が可能。
    さらに一度に最大50枚と大幅に増加し、
    電源が付いている最中は常時通信可能な3DSのすれちがい通信システムの仕様のためやり易くもなった。
    これを活かして、ギルドカードを受け取ったハンターへ素材収集を依頼する
    「ふらっとハンター」という新システムも導入された。
    ただ、その割には保存できるカードの枚数は98枚と明らかに少ない。
    また、3Gをプレイしている人を自動検索する「ハンターサーチ」機能が登場した。

登場モンスター

  • 太字はMH3→MH3Gで追加された新モンスター。
獣人種
アイルー
メラルー
甲虫種
甲虫オルタロス
飛甲虫ブナハブラ
草食種
アプトノス
ケルビ
エピオス
ポポ
草食竜リノプロス
垂皮竜ズワロポス
ガウシカ
牙獣種
ブルファンゴ
青熊獣アオアシラ
白兎獣ウルクスス
赤甲獣ラングロトラ
鳥竜種
丸鳥ガーグァ
ジャギィ
ジャギィノス
狗竜ドスジャギィ
バギィ
眠狗竜ドスバギィ
フロギィ
毒狗竜ドスフロギィ
彩鳥クルペッコ
紅彩鳥クルペッコ亜種
飛竜種
雌火竜リオレイア
桜火竜リオレイア亜種
金火竜リオレイア希少種
火竜リオレウス
蒼火竜リオレウス亜種
銀火竜リオレウス希少種
角竜ディアブロス
黒角竜ディアブロス亜種
ギィギ
毒怪竜ギギネブラ
電怪竜ギギネブラ亜種
氷牙竜ベリオロス
風牙竜ベリオロス亜種
迅竜ナルガクルガ
緑迅竜ナルガクルガ亜種
月迅竜ナルガクルガ希少種
海竜種
水生獣ルドロス
水獣ロアルドロス
紫水獣ロアルドロス亜種
灯魚竜チャナガブル
潜口竜ハプルボッカ
海竜ラギアクルス
白海竜ラギアクルス亜種
冥海竜ラギアクルス希少種
溶岩獣ウロコトル
炎戈竜アグナコトル
凍戈竜アグナコトル亜種
魚竜種
デルクス
水竜ガノトトス
翠水竜ガノトトス亜種
獣竜種
土砂竜ボルボロス
氷砕竜ボルボロス亜種
爆鎚竜ウラガンキン
鋼鎚竜ウラガンキン亜種
尾槌竜ドボルベルク
尾斧竜ドボルベルク亜種
砕竜ブラキディオス
恐暴竜イビルジョー
怒り喰らうイビルジョー
牙竜種
雷狼竜ジンオウガ
獄狼竜ジンオウガ亜種
古龍種
大海龍ナバルデウス
皇海龍ナバルデウス亜種
峯山龍ジエン・モーラン
霊山龍ジエン・モーラン亜種
煌黒龍アルバトリオン
煉黒龍グラン・ミラオス

余談

  • 本作の発売が発表されたのは翌週に東京ゲームショウ(TGS)を控えていた2011年9月8日。
    TGS2011でプレイアブル出展というTGSのための隠し弾とも捉えられる本作だが、
    それに加えて次回作であるMH4その僅か5日後に存在が公表されたため、界隈に衝撃が走ることになった*2
    なおMH4はMH3発売直後の2009年頃から構想が練られており、
    3G(とMHP3)に関してはそれと並行する形で開発が進められていたのだという。
    • MH20周年記念特番にて、MH4の長期開発も相まって本作はMH3の3DS移植版を想定していたが、
      開発を進めるうちにいつの間にか新要素が盛りに盛られていった結果
      続編のG級作品として方針転換をしたという秘話が語られた。
      また、今作は「モンスターハンター3Dワールド」といった仮題だったと辻本Pが語った。
      後に国民的配管工がその名を使うことになる
  • 本作はMHP2GやMH4Gとは異なり、一切のデータ引き継ぎに対応していない完全新規の作品であるため、
    MHP2やMH4のように上位までで完結せず、G級まで一貫したゲームバランスが取られている*3
    そのため上述の2作品と比較するとハンター側・モンスター側ともにインフレが抑えられており、
    徹頭徹尾「簡単すぎず、難しすぎず」のゲームバランスが貫かれている。
    • このこともあり、現在いわゆる「G級(MR)作品」と呼ばれる作品の中では、
      爆破属性の強力さを加味してもなお全体的な難易度バランスは良く、
      この点においては再評価がなされているといえる。

評価点

  • MH3Gでは単にMH3をバージョンアップさせるだけでなく、
    前作に相当し爆裂的な普及を見せたMHP3の要素を取り入れて昇華することで、
    MH3は勿論、MHP3を超える圧倒的なボリュームを実現したことが評価されている。
    また、携帯機作品の中ではG級クエストなどの高難度クエストの難易度が高めに設定されており、
    「MHP3は手応えが足りなかった」とするプレイヤーをも唸らせるクエストも複数存在していた。
    • 画期的であったのは、G級クエストのモンスターの動き。
      かつての様に体力や攻撃力を強化するだけでなく、新しいモーション(通称「G級行動」)を追加させている。
      MHP2Gの時も一部のモンスターでG級行動が導入されてはいたが、
      今作ではほぼすべてのモンスターがG級行動を行うようになり、
      上位までは楽に倒せた相手もG級では一筋縄ではいかなくなっている。
      • 一方でボルボロスのスピード低下、ベリオロスの技オミットなど、
        MH3産モンスターの行動パターンや肉質は、多くがMHP3に準拠したものになっている。*4
        MH3はプレイせずとも、動画などで手強く硬派な3勢の戦闘力を見て、
        それが実機で体験できると期待していた層には残念がられることも。
    • 防具のデザインもG級に入ると上位までのものとは一新されたものが増えた。
      リオス夫婦系やディアブロス、ガノトトスの防具など、過去に登場したG級防具も、
      過去作の要素を残しつつ、今作で大幅なモデルチェンジを遂げている。
      3rdでは、下位と上位で防具のデザインが変わらなかったので、この点も地味に嬉しいものだった。
      デザインもスタイリッシュなものが多く、プレイヤーからの評価は高い。
    • また、当たり判定の細密化は今作でも徹底されており(エリアマップの当たり判定はそのまま)、
      多くのプレイヤーがストレスのない戦闘を行えるような配慮がなされている。
      特に、過去作で理不尽な当たり判定を持つことで不評だったガノトトスは大幅に改善が施され、
      その代わりに水中での新モーションや新たな攻撃パターンが追加されたことで、
      過去作と比べて戦い甲斐のあるモンスターになった。
  • 3DSになったことによる新しい操作方法に関しては、特にターゲットカメラがユーザーから好評だった。
    3DSはアナログパッドと十字キーの配置が逆になったことで、従来通りのモンハン持ちができず、
    操作に支障をきたすのではないかと不安を覚えたプレイヤーも多かったが、
    ターゲットカメラの導入により被害は弓を除いて戦えない事は無い出来上がりになっている。
    反応速度としてはモンハン持ちやクラシックタイプの方が上なので、少々もっさりしているように思えるか。
    • ちなみにこのターゲットカメラは、本来MH4から実装する予定だったものを
      MH3Gで試験的に導入したものらしい。
  • フレームレートは30fps以下だったPシリーズ以前と比較して飛躍的に上昇、
    可変式ながら60fps化を達成している。
    闘技場など他のオブジェクトが少ないフィールドだと60fps描画が安定するため、
    過去のモンハンにはなかった動作のヌルヌル感に驚いたハンターも居た。
    オプションから立体視表示を完全に切ることができ、
    この場合、立体視表示がなくなる代わりに高フレームレート描画が安定し、
    余程のことがない限りヌルヌルな環境下でハンターライフを満喫することが出来る。
    ただし、唯一のデメリットとして立体視と同時にアンチエイリアスも無効になり、
    グラフィックの輪郭が少し粗くなってしまう。
    といってもプレイに差し支える程ではないので、トレードオフで十分妥協できるレベルではある。

問題点

  • 上述したように本作は当初オンラインに対応しておらず、その点を問題視する声は少なくなかった。
    Xlink kaiなどの抜け道もないため、多人数プレイ環境は当初はかなり厳しいものがあった。
    その後HD版とパケットリレーツールが登場したことである程度は改善を見ている。
  • また、年末商戦に向けて短い開発期間しか確保できなかったためなのか、
    以下のような不具合や調整の甘さが目立った。
    • 本作の目玉の一つとして登場した爆破属性は、誰もが扱える万能な属性として人気を博したものの、
      武器種によっては弱点属性よりも爆破属性の方が早く狩猟できるほど強力である事から、
      爆破武器以外の属性武器の存在価値を大きく損ねてしまっており、バランスを疑問視する声も多い。
    • モンスターにG級専用の凶悪な攻撃が多数追加されたのは先に述べた通りだが、
      中には対策無しでは回避不可能な超威力の攻撃を行う敵もおり、
      スキルによる対策も必要になってくることから、装備の自由度や狩り方などが制限されてしまう事もある。
    • 一部イベントクエストではプロハン推奨としか言いようのない凄まじい強さを誇るモンスターが登場した。
      この強さ自体は玄人向けのチャレンジクエスト的な扱いであれば何ら問題はないのだが、
      何分その強化クエストの全てがコラボ武器が作成可能になるコラボクエストであり、
      またオンラインプレイがし難い本作ではソロプレイで挑まねばならない場合が殆どであったため、
      登場モンスターの余りの強さにコラボ武器の作成を断念するプレイヤーが出てきてしまうこととなり、
      コラボクエストであったことを残念がる声も聞かれた。
      一方で、「過去に例を見ない高難易度クエスト」という点においては
      玄人ハンターからはかなり高い評価を得ており、
      3Gプレイヤーの中にはこれらの攻略を最終目標として邁進するハンターも見受けられた。
    • その他にもMHP3でせっかく修正された壁際のカメラワークがまた昔の仕様に戻っていたり、
      ターゲットカメラ自体も方向調整や視点移動の初動の遅さの所為で、別の問題が浮上したり、
      3時代から改善を希望されていた水中狩猟も3次元移動の重要度が上がっているのに、
      水中操作がMH3で言うType1固定であり、相手を捕捉しながら斜めや上下左右に
      自在に泳ぐ事が不可能になった(これはボタン数的に仕方がないかもしれないが)など、
      地味に困る部分も多い。
      また、STARTボタンとSELECTボタンが同一の扱いとなっている。
      以前はSTARTボタンでメニュー画面を開き、SELECTボタンでキックを放っていたが、
      今作ではどちらを押してもメニュー画面orキックのどちらかしか発動しない*5
      • この両ボタンは押しにくく、狩猟笛や大剣などではアクション性が損なわれることも。
        また、タッチパネルにメニューやキックを配置する事も可能だが、
        こちらはハンターサーチ機能を間違って押してしまいやすい上、
        押してしまうとアナログパッド以外の操作を受け付けなくなる。
        クエスト出発前ならまだしも、狩猟中には全く必要のない機能であるため、これに対する不満は大きい。
    • また、初期の3DSではSTARTボタンの近くに電源ボタンが配置されており、
      狩猟中や拠点でメニューを開こうとして
      うっかり電源ボタンを押してしまおうものなら、容赦なく電源を切られてしまう。
      拠点で装備を構築し、ステータスを確認しようとして電源ボタンを押す、
      モンスターを追い詰めてクエストの残り時間を確認しようとして電源ボタンを押すといった、
      泣くに泣けない被害も発生していた。
    このように、細かな調整不足がこのゲームに悪影響を及ぼしてしまっている。
    何度も述べているように、ゲームの内容自体は決して悪くない。
    ボリュームに関してはMHP2Gに匹敵するレベルであるといっても決して過言ではなく、
    長く遊べるやり応えのあるものとなっているだけに、非常に残念なことである。
    特に、1つ前のMHP3では全シリーズを通してモンハンの仕様としてユーザーが諦めていた
    いくつかの部分にメスが入っていた(カメラワークの改善や臨時ポーチの実装など)。
    これらの好評を得た部分を、(ユーザー視点で言えば)「戻してしまった」のは、
    開発時期やスタッフの違いを考慮しても少々不満の残るところである。
    バグも含め、長く続いているシリーズゆえに、
    ヘビィユーザーからすれば粗い部分がピックアップされやすい作品になってしまったと言える。
    • なお当作の3DSへの移植は上述したように株式会社エイティングが関わっており、
      MHP3の開発体制と当作の開発体制は異なるものであった可能性が高い。
      新ハードということもあり、スタッフも手探りの状態で制作を行った可能性は決して否定はできないだろう。
  • 本作独自の問題という訳ではないが、上述した高難度クエストの設定などもあり、
    MH3より取り入れられてきたモンスターのアナログ的な挙動の強化について、
    ハンター側の強化がそれに追いつかず、やりにくいという声が聞かれるようになった。
    こちらの記事も参照の事。
  • システム的な問題では無いが、本作の社会背景として、
    対応ハードが当時最新ハードであったニンテンドー3DSに移行した事で、
    それまでのプレイヤー層とは異なるプレイヤーが多く新規参入した、という点が挙げられる。
    3Gではインターネットを介したオンラインマルチプレイは未対応のため、
    「オンラインで面倒事に巻き込まれる」こそ無いものの、
    (G級が存在することなど)直前作のMHP3より高難度になっているという事情もあり、
    攻略掲示板やファン交友サイトなどのマナーやモラルが一気に幼稚化・剣呑化が加速した。
    例えば、水中戦での挙動や立ち回りを質問した際にも「水中でロクに戦えない奴はハンター失格」など、
    MH3・MHP3時代よりも短絡的な挑発言動や煽りが目立つようになった。
    この問題は、以降のMH4より「3DSでのインターネットマルチプレイ」環境に於いて
    さらに顕著な形で表面化し、その対応に苦慮する時代の流れへと至る。
    それは本作とはまた別の問題でこそあるが、本作がその起点になってしまったという声もある。
    • ただし、ネット上では(MH界隈に限らず)この頃から短絡的な挑発言動や煽りが目立つ
      (いわゆるまとめサイトの隆盛など様々な理由が考えられるが、詳しくは各自検索の事)ようになっており、
      この件について、"ハードの移行による新規ユーザーの参入増加"が原因の全てではない。
      本作に関して言えば、ユーザーの層が広がったことにより、問題ユーザーも相対的に増えた、と言う話である。

売上・体験版

  • 3DS黎明期の当時は本体とMH3Gとの抱き合わせで購入するユーザーが多く、
    発売時期がクリスマス・年末だったこともあり多くの新規ユーザーを獲得した。
    そして2012年に入り、販売本数が100万本を突破した。
    3DSのサードパーティーのソフトとしては、ミリオン一番乗りである。
    • ちなみに3DSのミリオン達成ソフトの1、2番目は任天堂のゲームで、MH3Gは3番目。
      これら3本のゲームソフトを総称し、一時期は「3DSソフト御三家」と呼ばれたこともあった(現在はほぼ死語)。
  • よく3rdと比較され、売り上げが落ちたと言われることがあるが、
    カプコンは発売前に売上120万本と見込んでおり、カプコンの予想を大きく上回る売り上げ本数である。
    ちなみに3rdの売上は約485万本(HD除く)である(2012年12月現在)。
  • 「ニンテンドーeショップ(ニンテンドー3DSのオンラインストア)」では無料体験版が配信されていた。
    戦えるのはウルクススとガノトトスのみ、1クエストにつき制限時間20分、
    起動回数は30回までと制限が設けられている。
    なお、配信開始されたのは2011年12月7日。製品版発売のわずか3日前である
    発売日寸前過ぎて売上増加に貢献したのか疑問符が出るような時期であるが、
    この日となったのは、3Gに限らず多数の3DSソフトの体験版がダウンロードできるようにするための
    システムアップデートが必要なためであった。

3DS同梱版

  • 3DS版発売から3ヶ月ほど経った2012年3月17日には、
    3DS本体と本作がセットになった「はじめてハンターパック」という商品が
    2バージョン(3DSの色が異なる)発売されたのだが、
    片方の「コスモブラック」のパッケージに描かれているのは、
    よりにもよって「地獄の大口」こと怒り喰らうイビルジョーであった
    そしてもう片方の「フレアレッド」に描かれているのは、
    地獄の番犬よろしくこれまた禍々しいジンオウガ亜種である
    黒いオーラを身に纏っていること、3G初登場であることから彼らが選抜されたのだと思われるが、
    2体とも龍属性特有のドス黒いオーラ全開であり、
    初めての名を冠するにはあまりに禍々し過ぎると言わざるを得ない。
    この禍々しい風貌の2体がパッケージでは、
    モンハンが悪魔や魔物を倒すゲームだと思われてもおかしくないのではないだろうか
    せめてメインモンスターのブラキディオスにしておけば…
  • さらに2012年11月1日には、
    3DSLL本体とダウンロード版がセットになった「モンスターハンター3(トライ)G パック」という商品が
    期間限定で発売された。
    ちなみに、DL版は2012年12月6日からの配信なので、一足先にDL版を手に入れることができた。
    こちらのパッケージにはブラキディオスとラギアクルス亜種とジンオウガ亜種が描かれている。
    3DSLL本体とDL版のセットパックは、ほかには任天堂の看板ソフトであるマリオ、どうぶつの森等なので、
    3GHDverのセットの件も含めてモンハンは非常に優遇されている。
    • ただし、DL版に既存ROMのデータ移行を行うには専用のツールが必要のため、注意が必要。
  • また、2012年11月15日にはBest Price版(廉価版)が発売された。
    まだパッケージ版が主流だった当時、廉価版の存在はユーザー需要に大きく貢献したことだろう。

HD Ver.

  • MH3GのHDリマスター作品で、Wii Uと同時発売されたHD画質&オンライン対応バージョンである。
    2012年9月13日の「Nintendo Direct Wii U Preview」においてWii Uの詳細と共に発表された。
  • 2012年12月8日(WiiU本体発売日と同日)にまずパッケージ版が発売され、
    少し間を置いて12月27日にはダウンロード版も発売された。
    • ダウンロード版のインストールには6GB近い容量が必要になるので、
      内部ストレージの容量が少ないWiiU BASICSETではインストールできない*6
      その場合は、市販の外付けのUSBストレージを用意してWiiUに接続し、
      使用可能なデータ記録領域を増やす事で解決出来る。
    • 本作はMH3以来となる据え置き機でのリリースとなった作品…所謂「ナンバリング」の作品であり、
      単純に“MH3の続編がWiiの後継機で出る”と見ることもできる。
  • MHP3 HDverと同じく、フルHD画質への向上と3Gのセーブデータが使用可能となっている。
    しかし、解像度を引き上げた以外はPSP版のそれを移植した程度であったあちらと違い、
    こちらは「モンスターのグラフィックの再調整」や「UIの調整」を始めとした、
    Wii Uのハードに併せた最適化が実施されており、単純な移植作では片付けられない出来となっている。
    • このため、
      発売時点グラフィックはフロンティアを含めたモンハンシリーズの中でトップクラスの美麗さを誇っていた*7
    • 一方で高画質化を重視したためか、
      設定次第では60fpsのフレームレートを実現可能だった3DSと異なり、
      こちらのフレームレート(fps)は30~40辺りで推移する。
      ゲームパッドでのプレイでは気にならなくても、大型TVだと若干気になる部分はあるかもしれない。
  • Wii Uのハードウェアスペックに併せた最適化はサウンド面にも表れている。
    その代表例がサウンド出力形式で、本作はシリーズ初となる純粋なサラウンド出力に対応している。*8
    サラウンドに対応した音響装置(ヘッドフォン、スピーカー)を用い、
    Wii U本体側の音声出力設定を「サラウンド」にすれば、
    サウンド面に於いてもより臨場感溢れるモンハン世界を体感することができるだろう。
    • また、それ以外の面でも「一部SEの音質や聞こえ方」もWii Uのハードスペックに最適化されている。
      この例として「ガンナーの遠距離攻撃をクリティカル距離を大きく越えて当てた際の
      弾かれSEが3DSでは聞こえづらかったのに対して、
      Wii Uではハッキリと聞こえるようになっている」が挙げられるか。
  • MHP3 HD ver.で指摘されていた「UIがHD対応していない」という点にも対応し、
    マップやゲージなどのUIも今作のために作り直している。
    最大3台の3DSとのローカル通信プレイのほか、3G HDver同士でのオンラインプレイに対応している。
    そして、オンラインプレイの利用料金は無料である
    3DS版と同期させる関係上、MHP3 HD ver.と同じく、ゲーム自体には特に変更・追加内容は存在しない。
    • オンラインモードはこれまでのナンバリングのオンラインと大差ないが、
      部屋の定員が10人から4人に変更されており、旧タイトルの求人サーバに近い*9
      (MHFで言えば求人区の大衆酒場)。
      クエ回し部屋以外ではホストが貼ったクエストに参加するのが一般的で、
      地雷が紛れ込んだ場合はホストがメニューからキックアウトすることができる。
      さらにWii Uの方でブロックリストに入れれば、今後同じプレイヤーに悩まされることも無い。
    • また、当作の発売によって3DS版も無料オンラインプレイへの対応が出来るようになった
      Wii Uの所持が前提だが、Wii Uに「パケットリレーツール」というソフトウェアをダウンロードし、
      HD版の部屋を利用してそこに3DSを接続することで、オンラインプレイが可能になるのである。
  • 上記のような環境が整ったためか、据え置き機では初めてオンラインによるアップデート機能も実装されている。
    3DS版との互換性を保つ必要があるので追加コンテンツはないが、
    UIの調整やバグ修正などが買った後も行われるのは喜ばれていた。
  • 操作は、Wii U最大の特徴である「Wii U GamePad」と、Wii U PROコントローラで行う。
    Wii U GamePadでは、3DS版と同じようにパネルカスタマイズが可能である。
    また、Wii U GamePadに情報を表示して傍らに置き、Wii U PROコントローラで操作するという使い方も可能。
    • ただし、クラシックコントローラーで操作する場合MHP3HDと同じく携帯機操作のみで、
      据え置き型の操作はできない。せめてボタンコンフィグくらいあってもいいのではないか…。
    • 2013年3月26日のアップデートで待望のWii U GamePadオンリープレイが可能となった。
      この場合、当然だがタッチパネルでの画面は表示されなくなるためタッチ操作はできなくなる。
  • 先述のとおり、今作と3DS版でセーブデータを共有することができる。
    セーブデータの共有には、3DS側に無料の専用ソフト「データ移行プログラム」をDLする必要がある。
    その後、今作を起動してゲームモードの選択から「DATA TRANSFER」を選択することで3DS→Wii U
    またはその逆のデータ移行を行うことができる。
    • P3HDverでは、自分のミスでデータを上書きしてしまい深い哀しみを背負った人がいたが、
      今作ではデータ移行プログラムにてデータのバックアップをとることができるので、その心配はない。
  • オンラインプレイでは、あらかじめ打ち込んでおいた定型文でのやり取りの他、
    チャットでコミュニケーションを取ることができる。
    MH3ではAHOKの蔑称がつけられた変換エンジンはある程度改善されているが、
    発売当初は「亜種」のような使う頻度の高い語句が未だに一発変換できなかったり、
    PCのように使用した変換候補を記録し、優先する機能が無いなど、
    使い勝手の悪さを訴えるプレイヤーも少なくなかった。
    また、文字入力手段がWii U GamePadだけである点にも改善を求める声が挙がっていたが、
    これについてはジャンプフェスタ2013で辻本氏が「アップデートでの対応を検討する」との声明を出し、
    2013年2月19日のアップデートでボイスチャット、USB対応キーボードが使用可能になり、
    2013年3月26日のアップデートで辞書機能に学習機能が追加された。
  • 追加されたボイスチャット機能では外部機器のマイク類も使用可能だが
    Wii U GamePad下部にあるマイクに声を当てることでそのままボイチャができる。
    他の機材無しにゲームハードのみでボイチャが使えるシリーズは今作が初であり、*10
    コミュニケーション性が大きく向上した。…のはいいのだが、
    このアップデートを導入するとデフォルト設定がボイチャONで始まってしまう。
    そのためアップデート当日はプレイ中の独り言や生活音をオンラインで発信し続けるハンターが続出した。
    アップデート時に変更内容等の情報をゲーム内で詳細に告知する仕様ではなかったため
    何かおかしいなと思って設定を確認して気が付いたプレイヤーも中にはいたが
    ほとんどの者は自分が今握っているGamePadのマイクがオンになっているなどとは思いもしなかった。罠かよ。
  • 上述したアップデートについては上記のもの以外に、
    2013年2月19日のアップデートではZL/ZRボタンでカメラ視点の切り替えが可能になった。
    また、2014年5月13日のアップデートではオンラインのサーバー数が削減された。
    このように、度重なるアップデートによって大きな機能追加が行われている点は、
    発売後のソフトに対してのサポートがあまりよろしくない、と言われているカプコンとしては
    異例の対応の良さである(最初から全部入れておけよ、と言う声もあるにはあるが)。
    • ただし3DS版との整合性を保つ(3DS版は不具合修正も含めてアップデートが行われていない)ためなのか、
      3DSで発生していたお守りテーブルバグなどのバグは一切改善されていない。
  • HD Ver.となって3Dグラフィックのデータ容量も増した為か、
    3DSの時には全く問題が無かった鍛冶屋での装備品の変更や確認、
    またふらっとハンターなどで自キャラの装備品以外のデータが必要となると
    ディスクアクセスが入り、数秒待たされることになる。
    逆にSDカードへのアクセスがない為か、ベッドでのセーブに関しては格段に速くなっている。
    • ディスクアクセスで遅延が発生する部分に関しては、
      そのボトルネックとなっている光学ディスクへのアクセスが発生しないダウンロード版であれば
      それなりに改善される。
      前述の膨大なゲームデータをダウンロードする手間こそ必要だが、
      いくらかは安価で、かつ光学ディスク故のアクセス速度の低下や、
      ディスクの入れ替えなどの様々なデメリットを気にしなくても良くなるというメリットもある。
      これからHDVer.を買う予定のある人は、ダウンロード版の購入を検討してみてはどうだろうか。
  • 2023年3月28日をもってニンテンドーeショップがサービス終了し、
    ニンテンドー3DSとWii Uのデータ転送アプリ配信終了した
    • 終了以前に一度アプリを入れていた場合は再ダウンロードは可能だったが、
      これから導入しようとする場合は成す術がないため、ハード間のデータ共有は出来ない。
      また、後述するオンラインサービスの終了と共に再ダウンロードも不可能となった。
  • 2023年10月4日、任天堂よりニンテンドー3DSソフトおよびWii Uソフトのオンラインプレイサービスに関する終了が告知され、
    3DSおよびWii Uのオンラインプレイが2024年4月9日に終了することが発表された。
    そして2024年4月9日午前9時、告知どおりオンラインサービスが終了。
    本作を含む3DSおよびWii Uで発売されたモンスターハンターシリーズすべてのオンラインプレイが終了となった。
    • 本作のオンラインプレイサービス期間は実に11年と124日間におよび、
      家庭用向けのモンスターハンターシリーズでは最長記録となった*11

Monster Hunter 3 Ultimate

  • MH3Gの海外版のタイトル。
    欧米においてもWii Uに関するプレゼンで発表されたが、あちらでは3DS版も同時発売。
    ちなみに、パッケージに描かれているのは日本版とは異なり、
    リオレウス亜種リオソウルZシリーズのハンター、そしてチャチャとカヤンバである。
  • なお、MHP3は欧米では未発売であるため、MHP3で初登場したモンスターたちは、
    欧米では本作で初めてお披露目されるということになる。
    ただし、MHP3に登場してMH3Gに登場しなかったティガレックス亜種アマツマガツチは、
    この当時海外ではまだ未登場扱いであり、海外での登場はティガレックス亜種がMH4U
    アマツマガツチはMHGenまで待つことになった。
  • これまでと同じく、イベクエ装備のグラフィックは版権の関係で差し替えられている。
    一例として、アマゾンの商品紹介画像には日本版にはない土偶のようなお面が映り込んでいる。
    配置からスタンドのお面の差し替え版と思われる。
  • 残念ながら日本版のMH3Gとすれちがい通信や通信プレイなどを行うことはできない。
  • カプコン側は「海外でMHが広まったのはMH3Uの頃」と認識しているとのこと。
    MHW:Iにブラキディオスの参戦が確定したgamescom 2019では、
    特に海外の熱心なファンからの反響が大きく、泣いて喜ぶファンすらいたことが語られている。
    • 同イベントの実機プレイでは「ブラキディオスVSリオレウス亜種」の縄張り争いが発生。
      いうなれば「MH3Gのパッケージモンスター VS MH3Uのパッケージモンスター」の対決であり、
      やはり海外ファンからの反響が大きかったようだ。

関連項目

メインシリーズ
前作今作次作
モンスターハンターポータブル 3rd
(2010)
モンスターハンター3G
(2011)
モンスターハンター4
(2013)
ナンバリングタイトル
前作今作次作
モンスターハンター3
(2009)
モンスターハンター3G
(2011)
モンスターハンター4
(2013)
Pシリーズ
前作今作次作
モンスターハンターポータブル 3rd
(2010)
展開終了-
 

シリーズ/モンスターハンター3 - 拡張前作品
シリーズ/モンスターハンターポータブル 3rd - 多くの要素が当作に取り入れられている。

MH3Gの新要素・ネタ

ゲーム用語/拡張スライドパッド
ゲーム用語/すれちがい通信

登場人物/カヤンバ
登場人物/郵便屋さん

世界観/タンジアの港
世界観/黒龍祓いの灯台
世界観/シー・タンジニャ

モンハン用語/ピアスバグ
モンハン用語/お守りテーブルバグ
モンハン用語/バグマイセット
モンハン用語/ひでお

システム/爆破属性
システム/リミッター解除
システム/ターゲットカメラ
システム/パネルカスタマイズ
システム/ハンターサーチ

アクション/ジャンピング土下座
クエスト/黒曜石は砕けない
イベント・メディア展開/ご当地CM


*1 P2Gも村のアカムトルム戦後と遅かったが
*2 もっとも、MH4はそこから発売には約2年ほどの歳月を要したわけだが
*3 引き継ぎができない点に関しては、ハードの違いによる制約、MH3Gでは廃止された要素が数多かったことから仕方が無い事ではある
*4 ロアルドロス通常種のタックルなど、MH3準拠のモーションも僅かだがある。
*5 当時のSTART・SELECTボタン同一の扱いは3DSソフト共通の仕様となっていた
*6 8GBが用意されているが、半分近くはWiiUのシステムが使用する為
*7 解像度の限界でハッキリ分からなかった「グラン・ミラオスが排出するマグマの形」等もハッキリわかる
*8 MH2、MH3、MHPシリーズと、そのHD移植作である「MHP3 HDVer」もサラウンド出力には対応しているが、純粋なサラウンドではなく「ドルビープロロジックII」と呼ばれる「サラウンド音声データをステレオデータに変換して出力し、サウンドカードで再変換してサラウンド音声に戻す」方式が用いられており、純粋なサラウンド出力ではない(途中でステレオデータに変換されているため。また、この関係上サラウンドに対応した音響装置であっても、「ドルビープロロジックII」の方式に対応していないとサラウンド音声を楽しむことができない)。
*9 求人サーバは従来同様存在する。
*10 ニンテンドー3DSにはマイクが搭載されており原理的にはボイスチャットが可能だがモンハンでボイチャ対応したものは2017年時点では存在しない。
*11 家庭用の垣根を外すと、オンライン専用タイトルであるMHFが12年と167日間で最長(MHF-GおよびZのサービス期間を含む)。またマルチプレイの可否を問わないならば、MHP2のイベクエ配信が2007年2月から未だに続いており、2024年までの時点で丸17年が経過し最長となっている。
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