数々の獲物を引き裂いて来たティガレックスの鋭い爪を同じく甲殻で出来た刀身に埋め込み、
太刀に仕立て上げた一振り。その鋭い刀身は触れた物をバラバラに引き裂いてしまう。
目次
概要
- ティガレックスが初めて登場したMHP2、シーズン1.5にてそれを輸入したMHF、
MHP2の後期作であるMHP2Gに登場する太刀。
MHP3以降のメインシリーズにもティガレックス素材の太刀が存在するが、外見は大きく異なる。
- 太刀ではあるが刀身が幅広で鋸状になっており、ぱっと見大剣のよう。
これは前述した通り、刀身にティガレックスの鋭い爪を埋め込んでいるためで、
鋭利かつ頑強なその爪の斬れ味は凄まじい。
黄色と青色のストライプ模様は、一目でティガレックスの素材と解らせる色である。
性能
- ティガ武器の特徴は高い攻撃力と優れた斬れ味、そして低い会心率であり、
この武器もその定めからは逃れられず、攻撃力1392と素で紫30のゲージと引き換えに会心率がかなり低い。
さらに、ティガノタチから轟刀【大虎徹】まで一貫してスロットが一つも解放されない。
他にもMHP2Gでは、攻撃力は低いが同様に斬れ味が良く会心率とスロットに優れた無属性武器が登場した上、
それ以外にも十分な実力を持つ無属性太刀が存在する。
低いマイナス会心がネックとなる本武器は少々扱い辛く、
さらにティガレックス自体に苦手意識を持つハンターも少なく無い事から、
スキル次第でティガ武器のマイナス会心を全く無視出来る大剣に注目が行きがちなため、
この武器を積極的に扱うハンターは少数かもしれない。
- MHP2Gでは会心率がプラスの時に、斬れ味に応じて更なる会心率ボーナスが付加される仕様であるため、
会心率-30%以下の武器は基本的に不遇である。
ティガ武器も多くは会心率-30%であり、このボーナスを受けられず一部を除き物理期待値で遅れを取る形に。
しかし、この武器はギリギリ-25%で踏みとどまっており、見切り+3まで付ければ会心率+15%に改善可能。
他の物理重視の武器種は軒並み会心率-30%であり、ギリギリセーフと言った所。
- この武器の本領は、やはり匠不要によって防御スキルや物欲スキルを積むことができる点だろう。
必須である見切り+3・業物を発動させた上でも、更に高級耳栓や回避性能+1、激運などを追加可能。
見切り+3・業物・高級耳栓というスキル構成でも、テンプレ装備ゴゴゴの90%程度の期待値は確保できる。
この様なスキル構成は他の素で紫ゲージを持つ武器でもできるが、発動スキルやスロット数を考慮しても
物理期待値に難がある性能となっており、最終装備として唯一無二の個性を確立できている。- ちなみにゴゴゴでも匠・業物・高級耳栓を同時発動させる事は可能であり、
期待値も本当に極僅かではあるが上記の轟刀【大虎徹】を上回っていたりする。
ただし、爪護符猫飯怪力の種まで含めるとほぼ同じ期待値に並び、
練気ゲージMAX時にはこちらが僅かに上回るので、火力面は問題ない。
ここまでスキルを吟味してようやく横並びになれる辺り、ゴゴゴが強すぎる事が分かる。
- ちなみにゴゴゴでも匠・業物・高級耳栓を同時発動させる事は可能であり、
- MHFでは凄腕級で「真・轟刀【虎徹】」へと強化可能で、高攻撃力に会心率マイナスの特徴は据え置きとなる。
作成難易度
- 前述しているが、この武器の作成難易度は素材元となるティガレックスに対するハンターの意識が、
そのまま作成難易度に直結する。特にMHP2Gまでのティガレックスは当たり判定が非常に大きい上、
一撃一撃が非常に重く、なおかつ龍属性を伴った攻撃である為、耐性にも注意しなければならない等、
ティガレックスというモンスターが、ハンターに襲いかかる厳しい試練のような存在であった。
特にゲーム開始直後ポポノタン採取に出向いてトラウマを植え付けられたハンターは、
いくら経験を重ねてもティガレックスには苦手意識を持つ場合もある。- それ故、ティガレックスを征して漸く作れる本武器を始めとするティガ武器に
思い入れを持つハンターもきっといるはず。
- それ故、ティガレックスを征して漸く作れる本武器を始めとするティガ武器に
余談
- 「虎徹」とは江戸時代の刀工、長曽禰興里の使った名の一つ。及びその刀工の作った刀の事。
要するに作者の名であり、ブランド名なので一本の刀剣の事を指す名ではない。
厳密には本人の名である「興里」が刀の名前としては正しいのだが、現在は「虎徹」の名で定着している。
また、彼の後期名である「乕徹」の名を記された刀も多く存在するが、常用漢字外の為こちらも「虎徹」と呼ぶ。
- また、長曽禰興里は元々甲冑師だったので籠手や兜の虎徹もある。興里が包丁を作ればその包丁も虎徹である。
ティガ武器には【虎○】と名のつくものが多いが、太刀なのでこのチョイスなのだろう。
斬れ味が極めて鋭い上に鑑賞面にも優れていたため、大名等の上流階級の人間がこぞって欲しがったという。
しかしモンハン世界では鍛えた鉄よりよっぽど硬い牙やら爪やら甲殻やらがあるので、
シリーズによっては終盤ボックスの中に鉄の刀が一つもねぇ!という事もありがち。
虎徹涙目である。- 現実世界の虎徹は非常に人気が高く、数多くの偽物が作られた。
そのため、「虎徹を見たら偽物と思え」と言われるようになった逸話も存在する。
新選組局長・近藤勇も虎徹を愛用していたと言われているが、実はそれも偽物だったという説が有力。
なお贋作ではあったとしても相当の業物だったことは確かなようだ。
- 現実世界の虎徹は非常に人気が高く、数多くの偽物が作られた。
- 上記の通りかなり特異な形状の太刀だが、
鞘は(太刀全体で見れば)まだまともな形であり、ぶっちゃけ鞘に収まっていた方が太刀っぽい。
ちなみにMHP3、MH3Gに登場した同じような形をしたディアパゾンには鞘がない。
どっちも刀じゃねぇだろと言われたらそれまでであるが。- 代替わりした一虎刀とどちらが好みかは人によるが、やはり正統派太刀である一虎刀の方が万人受けはしやすいようである。
どうやら一虎刀への代替わり以降、「メインモンスターの太刀は正統派イケメン系にする」という暗黙の了解があるようで、
以降のシリーズに登場するメインモンスターの太刀は概ね普通の日本刀型が大多数を占める。
- 代替わりした一虎刀とどちらが好みかは人によるが、やはり正統派太刀である一虎刀の方が万人受けはしやすいようである。
関連項目
モンスター/ティガレックス
武器/ティガ武器
武器/一虎刀 - MHP3以降のシリーズに登場するティガレックス素材の太刀