防具/ミラバルカンシリーズ

Last-modified: 2024-01-27 (土) 11:11:49

MHGで登場した、紅龍ミラボレアスの素材から作られる防具一式。
シリーズによっては文字数制限により「ミラバルシリーズ」という呼称になっていることもある。
本項では紅龍ミラボレアス特殊個体の素材から作製できる「ラースシリーズ」についても別項にて紹介する。

  • なお、MHFに登場するラースシリーズはこちらを参照

目次

概要

  • 上位装備はミラバル(カン)シリーズ、G級装備はミラバルZシリーズ(GXミラバルシリーズ)と呼ばれている。
    初登場であるMHGではG級でしかミラボレアス亜種が出現するクエストがないため、
    G級であってもミラバルカンシリーズと呼ばれる。
    またMHP2Gでは同系統装備ながら、上位とG級では見た目が大きく異なる。
  • 見た目は男女ともに初代レイア防具とデザインの類似点がある。
    特に女性用剣士装備の腰部はあの特徴的な大きなスカートなので、より似て見える。
    しかし配色は紅龍を思わせる赤黒いもので、ところどころの角の様な突起が禍々しさを感じさせる。
  • 剣士用頭部とガンナー用腕部の説明から、古代の壁画に描かれている、
    龍をも凌ぐ力を持つ人々が身に着けていた防具とされている。
    剣士用腰部は古い文献に記されており、ガンナー用腰部は古代の人々が用いていたらしい。
  • プレイヤー間では主に「ミラバルカン」と呼ばれる紅龍ミラボレアスだが、
    これは防具の名前から付けられた通称(俗称)である。
    同様に、紅龍ミラボレアス特殊個体に冠された「ミララース」という通称も、
    後述する防具の名称が由来となっている。

性能

MHG, MHP

  • 剣士用とガンナー用でスキルの一部がプラスマイナス全く逆の構成となっている。
  • 剣士用は各耐性+3精霊の加護斬れ味レベル+1が発動し、代償として腹減り倍加がつく。
    防御力は剣士最高峰の一部位44を誇り、全耐性強化と精霊の加護も相まって防御面はほぼ最強。
    攻撃面も当時では貴重な斬れ味レベル+1が付くため、
    当時の環境の中ではスキル・防御・耐性どれをとっても殆ど隙の無い仕上がりとなっている。
    故に、当時近接武器最強とも謳われた黒滅龍槍と組み合わせていたハンターも数多く、
    彼らが四人揃えばあらゆる難関クエストも簡単に突破できてしまう程であった。
    強いて言えば龍耐性が低いものの、当時は龍属性攻撃を使ってくる敵は少なく*1それほど脅威ではない。
    • 「G級相当の作品でその時代の基準にて攻防を完璧に維持、覇権の一角となった禁忌モンスターの一式装備」
      という点では後のEXドラゴンの先駆けとも言えるかもしれない。
    • なお、はらへり倍加はそれ単体では無視できないデメリットではあるが、
      この当時の環境は匠を付けようとするとやたらお腹を減らされていた為、
      ミラバルカン装備制作以前から匠装備を愛用していたプレイヤーであれば使用感としてはほとんど変わらない。
      例外があるとすればガノスS脚辺りではらへり倍加を打ち消していた場合くらいか。
  • 一方のガンナーは、どういうわけか各耐性-5、防御-20のデメリットスキルが付属。
    防御が薄いガンナー用防具としてはあまりに酷い待遇である。
    代わりということでか(訓練所以外で)連射スキルが付く唯一の防具ではあるが、
    当時の連射スキルは反動が強制的に最大になるなど死にスキルに近く、むしろ発動によるデメリットの方が大きい
    • 一応、防御力は一部位22と当時のガンナー用防具では最強格、耐性もガンナー故にとても高い。
      しかし先述の二つの防御・耐性補正スキルによって結局その辺の防具とどっこいどっこいになってしまっており、
      更に装飾品がなかった当時においてはこれらのマイナススキルを消すことは不可能だった。
    • また、仮にこれらの発動スキルが各耐性「+」5、防御「+」20の間違いだったとしても、
      ダメージ計算上水・雷でない限りHP150であってもG級の攻撃を2発以上耐えきるのは難しく、
      実は他のガンナー装備と耐久面で明確に差が付いていたかは微妙なライン。
      むしろ連射スキルのデメリットの大きさや、作成難易度も加味するとこれでもまだ微妙さが否めない。
      ……そして現実は非情にも各耐性「-」5、防御「-」20である。
    このように、あろうことか事実上全スキルがデメリット持ち
    そして防御力や耐性はその辺のハード級ガンナー防具とどっこいどっこい
    もはやガンナー最弱防具の候補にすら挙がりうる残念防具であり、
    ミラバルカンを討伐して工房を覗いた当時のガンナーたちを愕然とさせた。
    剣士防具の優遇ぶりが嘘のような仕打ちである。
    • なお、連射の発動には5部位、もしくは脚以外の4部位と胴系統+2を揃える必要がある。
      ここまで発動が困難であった当時の連射の性能については該当記事を参照していただきたい。
  • 作成難易度は非常に高い。
    MHGでは、当時は激レアスキル扱いであった斬れ味+1や連射が
    G級で発動する強力な防具ということもあってか、
    尻尾の剥ぎとりと頭部破壊報酬でわずか1~2%の入手率の火竜の紅玉を頭と腰に、
    同じく尻尾の剥ぎとりと頭部破壊報酬で1~3%の入手率の雌火竜の紅玉を腕に
    それぞれ1つずつ使用するという尋常ではない難しさ。
    ガンナー用に至ってはそれらが3つに増えるのだから気が遠くなる(Wii版では1つに修正された)。

MH2, MHF

  • さすがにガンナー用のはマイナス要素が大きすぎたのか、2つのマイナススキルが体力-20だけになり、
    合わせて拡散弾全Lv追加が付加された。
    バランス調整なのか、剣士用は攻撃力UP【大】龍風圧無効だけに抑えられ、
    このせいで「匠のないミラバルカンシリーズ」になってしまった。
    防御力に関してもミラルーツシリーズが先に控えていることを踏まえてか一部位70と低め。
    防具スロットも皆無であり、どうしても龍風圧を防ぎつつ火力を盛りたいにしても
    低すぎる龍耐性のせいで他の防具を使ったほうが結果的に生存率は上がるだろう。
  • ただし、混合装備用パーツとしての価値はそこそこある。
    頭と腕と脚が攻撃SP6と風圧SP5という当時の基準では破格の数値を持ち、
    どれか2つを付けるだけで攻撃力UP【小】と風圧【小】無効が発動する
    リオスや各鳥竜種など風圧【小】無効で足る相手は少なくなく、
    風圧【大】無効を付けたくなる場面のある相手は精々ブロス系かミラ系くらいだが、
    彼らに関しては風圧はどちらかというとオマケに近く、限られたスキル枠で発動させることを考えると
    高級耳栓の方が実用性は高いといえる。
    よって風圧【小】無効まででも風圧対策としての実用性は十分である。
    そしてこの場合3部位も余っているのでここにさらに匠を追加する等も可能。
    スロット皆無という弱点はあるが、混成防具に向き気味の防具といえるだろう。
    • MHFでは剣士、ガンナーともに同じスキルが発動し、
      一式装備で攻撃力UP【大】見切り+3高級耳栓ランナーが発動する。
      スロットも12個空いており、一見使い勝手がよいように思えるが、防御力が低め。
      マイナススキルは完全に排除されているが、匠がないのは全く変わっていない。
  • 防具を素材で強化していくことで別の防具に派生させる風変わりなシステムが成されているMH2とMHFでは
    ドラゴンシリーズから強化していくことでようやく辿りつける。
    しかし強化の途中で需要と供給のバランスが全く合ってないと悪名高い炎龍の塵粉が一つ要求されるため、*2
    作成難易度は高い。

バルカンGシリーズ

  • MHFにはG級防具のバルカンG、GF、GXシリーズが存在する。
    通常防具とは異なり、ドラゴンGからの派生ではなく直接生産となっている
    (これに限らず、G級における亜種・希少種防具は全て同様である)。
  • デザインは火口深部で変異した紅龍を示すようなものとなっている。
    バルカンGXシリーズのスキル詳細は以下の通り。
    • 剣士頭:痛撃4、剛撃4、達人4、匠3、反射4
    • 剣士胴:痛撃4、剛撃4、達人4、匠3、怒3
    • 剣士腕:炎寵8、剛撃5、達人5、匠4、絶対防御8
    • 剣士腰:痛撃4、剛撃4、達人4、匠3、回避距離4
    • 剣士脚:炎寵8、剛撃5、達人5、匠4、移動速度6
    • ガンナー頭:精密射撃4、剛撃4、達人4、装着4、調合師5
    • ガンナー胴:精密射撃4、剛撃4、達人4、装着4、弾丸節約術3
    • ガンナー腕:炎寵8、剛撃5、達人5、装着5、絶対防御8
    • ガンナー腰:精密射撃4、剛撃4、達人4、装着4、回避距離4
    • ガンナー脚:炎寵8、剛撃5、達人5、装着5、移動速度6
  • 剣士には匠が復活。剛撃・達人・痛撃など使い勝手の良いスキルが揃っている。
    剣士・ガンナー共に腕と脚部位に新スキルの「炎寵」があり、
    両方の部位をGX防具まで強化して装備することで最上位スキルまで発動できる仕様になっている。
    つまり、2部位装備で紅焔の威光+2が発動するので他の防具と非常に組み合わせやすい。
    剛撃も達人も火力アップスキルの基礎であり、そこを底上げできるのも優秀である。
  • バルカンGシリーズの精錬装飾品は、
    G・GF段階だと剛撃、達人、匠(剣士)/装着(ガンナー)のスキルポイントを持つが、
    GX段階では上記した防具としてのスキル構成から匠/装着を抜いた4種になる。
    つまり、匠と装着が消滅してしまう
    GX珠がGF珠の完全上位互換とはならない稀有な例である。
    匠に関しては、それを内包する剣神が登場して以降はほぼ問題なくなったが、
    装着はそうではないため、剛撃、達人、装着の3つを採用する装備を組む場合は、
    あえてバルカン射珠GFを用いることもあるかもしれない。
    しかしGX珠とは異なり直接生産ができないのが難点である。
    • 一応、ディア射珠GX1がバルカン射珠GFの上位互換と言える性能を持つ。
      といっても4つ目のスキルは風圧なので、
      三界の護りが存在するG級の環境ではあってないようなものだが、
      そちらは直接生産ができる。
  • G級紅ミラボレアスと言えば、本気を出すとそれはもう恐るべき強さになると有名だが、
    極限征伐戦の仕様上、防具の素材だけを集めるだけなら低いレベルでも大丈夫なので安心してよい。
    部位破壊もしやすく、ムービーが短いこともあって討伐にあまり時間もかからない。
    ミラ系の特徴として剥ぎ取り箇所も多く、極征モンスターの中では素材収集が容易なほうである。

MHP2

  • 前述の腹減り倍加が嘘のように、剣士防具は斬れ味+1とランナーが発動する
    双剣&ハンマー使い垂涎モノの装備に変わった。
    ガンナーでは連射に変わって装填速度+1と反動軽減+1が発動するようになったため、
    弾全体の取り回しが利きやすくなった。
    どちらも防御低下のマイナススキルが発動してしまうものの、装飾品の空きスロットもそこそこあるため、
    消すこと自体は容易。
    勿論元の防御力はその辺のS防具より高いので、いっそ放置してもよい。

MHP2G

  • G級装備が追加された影響なのか、別物と言えるほどの弱体化調整をされている。
    まず各パーツのスロットがひとつ削除された。これにより胴部位はスロット無しに。
    そしてパーツ4個以上の使用でマイナススキルの悪霊の加護が発動するようになった。
    匠とスタミナのスキルポイントは健在なのでパーツ単位では優秀で、
    例えばハンマー用に集中・ランナー・匠を発動させるにはこの防具のどこかの部位が必要になりやすい。
    また腐っても紅龍の防具なので、最終的な防御力はG級飛竜のそれより僅かではあるが高い。
  • G級のミラバルZではフル装備で複合スキル逆鱗が発動する。
    これは火事場力+2根性を兼ね揃えたスキルで、まさに攻防一体と言ってもいい。
    剣士装備では他にも斬れ味+1が発動し、空きスロットを使えば回避性能+2に5スロスキルまで追加できる。
    マイナススキルの回復速度-1も付いてくるが、優先して消す必要は無い。
    一式装備ながら武神闘宴などにも最有力候補となりうる、極めて優秀な装備と言えよう。
    ガンナー装備では斬れ味+1のかわりに装填数UPが発動。
    フル装備前提のため、増弾のピアスが使えないことを考えればこれも嬉しい。
    慣れたプレイヤーからは究極のタイムアタック用装備として人気がある。
    • ただ、見た目は着ぐるみやらトカゲのバケモノやら言われている
      ドラゴンSの色違いであり、そこらへんは好き嫌いが分かれるだろう。

MH4(G)

ミラバルシリーズ

  • イベントクエストに登場する紅龍の素材を使うことで作成可能。
    MH4Gでは旅団クエストにも紅龍のクエストがあるため、イベントクエストをダウンロードせずとも作成できる。
    MH4においてはイベントクエストの配信以前に、公式ガイドブックにて
    一足先に画像と共にスキル構成やスロット数などの詳細が書かれていた*3
    ちなみに、地味に名称が「ミラバルカンシリーズ」から「ミラバルシリーズ」に変更されている。
  • 逆鱗が発動する上、業物・ランナーと双剣に有利なスキルが付いているが、
    防御力DOWN【中】が少々ネックであり、スロットの少なさからスキルの拡張性も乏しい。
    今作ではリベリオン/ライオット発掘装備により逆鱗の発動が容易になっていることから、
    やはり一式での運用は難しいだろう。
    強いていえばランナーと通常弾強化、そして逆鱗という構成となっているため、
    混合防具を抜きにして連射弓を扱う分にはそこそこ使えるだろうか。
  • また、最終強化の防御力が1部位あたり怒濤の121となっており、
    フル装備すれば驚異の防御力605と、3Gの最高級のG級防具をも上回る数値を叩き出した。
    この数値は本作ではエスカドラシリーズと同等のトップタイとなっている。
    だが実際は、防御力DOWNのせいで前作のG級中堅程度に落ちてしまう。
    この防御力もまた、混合防具でこそ真価を発揮するだろう。
    • MH4Gではエスカドラとともに初期防御力が一部位86→84に減らされるという地味な弱体化を受けた。
  • ちなみに女性用の頭部のデザインが変更されている。
  • ミラバルカンがまだ解禁されていない時期に、
    オンラインで不正に入手したミラバルシリーズを装備しているチートプレイヤーが多数確認され、問題となっていた。
    本来ミラバルカンのクエストはPTで挑んでもクリアが難しいクエストであり、
    この武具を装備しているのは実力の証明のはずだったが、
    このようなプレイヤーのせいで実力の代名詞とは全く逆の印象を受けることになってしまった。

ミラバルZシリーズ

  • G級発掘装備限定で復活。
    相変わらずトカゲのバケモノの通常版と、新たにレア版が登場。
  • レア版のデザインは頭や肩、腕から角がたくさん生えているというとても刺々しいデザイン。
    ガンナー用はヤギの角の様にグニャりと曲がっている。
    通常版のトカゲのバケモノの汚名を返上するがごとくのかっこいい見た目となっている。
  • 生産防具が存在しないのは、本作にG級紅龍通常個体が登場しないせいで素材が入手できないためである。
    G級に登場する紅龍は全て特殊個体で素材も固有のもののため、下記のラースシリーズしか作れない。
    こんな展開を予想できた人は皆無であろう。

GXミラバルZシリーズ

  • 公式ガイドブックにて公開されたGX装備
    キー素材の『紅龍チケット』は、イベントクエスト『紅の終焉』の報酬として入手可能。
    • 素材はミララースのものを用いるが、デザインはG級発掘装備のレア版の流用。
      色合いも後述するラースシリーズとは異なり、ミラバルシリーズのそれを踏襲している。
      こういった特徴から、「ラース素材で作製した、ミラバルZシリーズの亜流」に当たる防具だと推測される。
  • 肝心の性能はというと、高めの初期防御力110/64に上位版から微増した各部位スロット1とそこそこ。
    属性耐性は上位ミラバルの据え置き。つまり龍耐性は極端に低い。
    スキルはというと共通で根性体術-2が発動。
    それに加えて各部位に剣士は刀匠秘伝、ガンナーは射手裏稼業がついている。
    付いているだけで発動しないとかではなく、一式装備でしっかりと発動する。ラース同様に2つの複合スキルを持っている。
    複合スキルを2つ持つだけでも珍しいのに、その複合スキルも強欲等の割とどうでもいい非戦闘用のものではなく、
    普通に戦闘で使えるものが揃っている。
    体術-2は痛いが、使い方さえ心得ればかなり強力な装備になる可能性を秘めている。
  • 剣士防具の場合、真打と奥義を併用したい場合はほぼこの一式装備またはそれに順ずる構成になる。
    お守りにもよるが、真打+属性攻撃強化+覚醒などと別々に付けるよりはこちらの方が若干スキルが多く盛れる。
    手数重視の武器種で覚醒で高属性値が現れる武器を担ぐ場合には検討の余地があるだろう。
    • しかし覚醒が必要ない武器を担ぐ場合は刀匠のテンプレ装備に属性強化なりを付け足す方が明らかに良い。
      刀匠のスキルポイントを持つパーツとして使うにしても、あいにくMH4Gには
      刀匠+3のSPを持ちスロット数もGXミラバルZと同等以上のパーツが全ての部位に存在しているため、
      GXミラバルZの出番がこれと言って無い。
      唯一、腕部位だけは刀匠+3のスロット1とクジュラハトゥーとコンパチの性能を持つため、
      戦う機会が限られ素材を集めにくいクジュラハトゥーの代わりにこちらを作るのもアリ。
      毒無効スキルと併用しやすいという、こちら独自の利点も一応ではあるが存在する。
      オオナズチ相手に刀匠装備を組む場合は候補に挙がるだろう。
      • しかしながら、こちらは錆びクシャ以上の強敵である紅龍強化個体を斃さなければ作れない上に、
        斬れ味のSPが犠牲になってしまうため、そこまで価値があるかというと……
  • 発掘装備版のミラバルZを組み合わせることで、見た目とスキルを維持したまま体術-2を打ち消せる。
    狙ってみる価値はある。
  • 勿論作製難度も最高峰に高く、
    レア素材だと頭部位の千刃竜の鏡玉古龍の大宝玉を筆頭に、
    胴部位にラージャンハート、腕部位に不滅の炉心殻、腰部位に驚異の大爆心をそれぞれ要求される。
    唯一脚部位のみこれといったレア素材は要求されないが、その代わりなのかピュアクリスタルが3つ必要で、
    複合スキルのSPも低めとなっている。

MHXX

  • ミラバルカンの復活に伴い、ミラバルシリーズとミラバルXRシリーズが登場した。
    また、イベントクエスト「伝説との戦い」の報酬であるEX黒龍チケット・紅から
    GXミラバルシリーズが作製可能になった。
  • なお、以下の3種のシリーズのどれも頭防具には何故か黒龍の魔神眼ではなく黒龍の邪眼が要求される。
    その上、邪眼がキー素材であるため邪眼さえ手に入っていれば黒龍(紅)素材を持っていなくても作製リストに並ぶ
    作製の際は間違えないように注意。開発の設定ミスの気もするが

ミラバルシリーズ

  • デザイン、発動スキル共にMH4(G)のミラバルシリーズを踏襲しており、
    発動スキルは逆鱗斬れ味レベル+2(剣士)、通常弾・連射矢UP(ガンナー)、ランナー防御力DOWN【中】
    スロットは剣士が6、ガンナーは9に増えているので拡張性は上がっており、
    作製難易度に関しても他のモンスターのレア素材は要求されなくなったのでかなり緩和されている。
    今作は逆鱗が発動する防具がこれとゴンさんしかないので、基本的には一式での運用を求められるだろう。
    逆鱗に内包されているスキルの都合上、龍気活性とは非常に相性がいい。
    ただし、龍気の装飾品にも防御のマイナスポイントが付くのでスキル発動を装飾品のみで発動させる場合、
    防御力DOWNが【大】へと変貌し冗談抜きで防御力が終わるので一度も被弾しない立ち回りが必要になるだろう。
    ...もっとも龍気と火事場を発動させるために一度は被弾しないといけないのだが。
    そういった意味では根性も付与されてる逆鱗とは噛み合っている。
    また、龍気運用をするならば武器はアトラル・カの武器がオススメ。
    武器の3スロと防具のスロットを合わせれば丁度龍気スキルが発動でき、悪化した防御力もある程度補ってくれる。
    トドメに斬れ味レベル+2のお陰で業物も必要なしと至れり尽くせり。
    流石に使い勝手はあまりよくないが、ロマンに溢れた運用である。

ミラバルXRシリーズ

  • MH4Gの発掘レア版のデザインを踏襲しており、
    スキルは属性攻撃強化斬れ味レベル+1(剣士)、特定射撃強化(ガンナー)、根性状態異常攻撃弱化が発動する。
    一式だと斬れ味レベル+2が+1に、逆鱗から根性にランクダウンしている。
    スロットが3と少なく、属性攻撃のSPが+19とあからさまに過剰で一式では無駄が多いが、
    獰猛化素材を使ったRシリーズの特徴として各部位のSPが強烈に偏っており、組み合わせに向いている。
    中でも根性+8に1スロを備えた腕が優秀で、
    即死クラスの攻撃が降り注ぐ超特殊許可クエストに挑むハンター達からの需要は高い。

GXミラバルシリーズ

  • デザインに関しては例によってトカゲのバケモノミラバルZのものである。
    スキルは心剣一体(剣士)or剛弾(ガンナー)、根性属性攻撃強化体術-1
    スロットは腕に3スロットなど8個。拡張性に関しては他のミラバル系列を上回る。
  • 一式で使うことを考えると、剣士では硬い部位を属性ダメージ狙いでと考えるとそれなりに使える一方、
    ガンナーでは少々器用貧乏な印象。
    通常弾(連射矢)/貫通弾(貫通矢)/散弾(拡散矢)に属性とまんべんなく強化できるものの、
    そもそもガンナーの場合はどれかに特化したほうがいいためである。
    無理に物理弾2種以上に属性弾をもと考えるよりは別の装備でいったほうがいい。
    前述の通り腕がスロット3なので、斬術及び射手スキルのパーツとして使うのがいいだろう。
    なお、射手に関しては選択肢がミラルーツしかなく、ミラルーツの体術のポイントも打ち消してしまうので注意。
  • ミラバルXRシリーズともども各パーツの最終強化に古龍の大宝玉を要求される。
    その割にはミラ系防具の中では最終防御力が最も低い。

ラースシリーズ

  • 紅龍ミラボレアス特殊個体の素材で作られる装備。
    『ラース(wrath)』の意味は七つの大罪の激怒憤怒
    「憤怒で我を忘れた」という防具説明のように限界を超えて怒り狂う紅龍を表したものであろう。
    概要でも述べたが、紅龍特殊個体はこの装備の名前を取って『ミララース』とも呼ばれている。

MH4G

  • スキルは、一式で攻撃力UP【大】逆鱗心剣一体(剣士)・暗躍(ガンナー)・防御力DOWN【中】が発動。
    正に防御を捨てて極限まで攻撃力を高めた装備と言うに相応しいスキル構成になっている。
    また、複合スキルを複数持つという特徴を有する非常に珍しい防具でもある。
    逆鱗は火事場+2・根性、心剣一体(暗躍)は心眼・業物(装填数UP・調合成功率・隠密)の複合スキルなため、
    事実上発動している有益なスキルは5個(ガンナー版は6個)となっている。
    • これに加え匠を発動させれば実質真打と同様に攻撃力と斬れ味を上げ、
      心剣一体でその斬れ味を維持しやすくし、火事場力+2で更に強化、と非常に優秀な火力を得られる。
      もっとも匠を付けたければ最低でも匠6以上のお守りと名匠珠を入れられる3つ穴スロットが必要になるうえ、
      無理してつけるとなると他装備のほうが良いケースが多い。
  • 対して防御面は脆く、防御DOWN【中】を筆頭に耐性面でも火と雷以外が軒並みマイナス、
    肝心の龍耐性もやはり-20とドラゴンやミラバルと比べればマシだが決して無視できない数字、
    物理防御力こそ最終的には驚異の780まで到達するが、
    防御DOWNが発動するため実数値はやや劣る。装飾品をつけて攻撃力UP【超】を狙う場合は特に注意。
    • 剣士防具とガンナー防具では、ガンナー防具の方が属性耐性が全体的に優れているのが常だが、
      この防具は何故か龍耐性だけガンナー防具の方が低い
      それでもドラゴンやミラバルと比べればマシだが、相手によっては即死の恐れもあるので要注意。
      本来は剣士が-30、ガンナーが-25になる予定だった所を誤って設定してしまった可能性もある。
  • スロットも頭に2つ、腕と脚に1つずつと非常に少なく、
    防御DOWNを打ち消すことすらままならない程拡張性には乏しい。
    前述のとおり匠を発動させるには完全に武器スロ若しくはお守り頼みとなるため、実用性は薄い。
    レギオス武器マジオス武器を担ぎ、匠を選択肢から外すのも手である。
    またその性質上、素で紫の発掘武器との相性は抜群。
  • 一応逆鱗の内包スキルとして根性は発動している。
    特攻後の最後の保険といった所だろうか。
    とは言っても火事場を取るか根性を取るかという選択を迫られるので、
    超火力で挑む際は根性が意味を為さないことには注意したい。
  • そして作製難度だが、言うまでもなく高い。
    一式を揃えようと思うとレア素材だけで天剣大地の龍神玉覇導玉崩天玉、黒鎧竜の天殻
    がそれぞれ1つずつ必要。…繰り返すが、レア素材だけでの話である。
    紅龍素材も紅焔角6本や魔神眼3つを筆頭に大量に要求される。
    が、剥ぎ取り回数が多く、また全ての素材が基本報酬でも入手可能なので数さえこなせば集まるだろう。
    • とは言うものの、この装備は上記以外のスキルポイントが付いていないので混合装備での運用が厳しく、
      着たいなら一式でというような装備である為、結果的に強敵相手に連戦するハメになる。
      勿論オシャレ装備としてはこの限りでは無い。
  • デザインはMHP2Gに登場したミラバルZシリーズと同様。
    ただし色彩は大きく異なり、ミララースを体現した燃え盛る焔を思わせる紅蓮色となっている。
    簡単に言えば、憤怒に我を忘れた紅龍と全く同じ色合いをしたトカゲのバケモノである。
    胴と腰部分はそれぞれ背甲と尻尾がつくが、胴体は頭装備や髪の毛がめり込むので気をつけられたし。
    • ミラバルZシリーズがP2G時代に「着ぐるみ」と揶揄されていただけに、
      特殊個体の防具の外見には少なからず期待を寄せたハンターもいたと思われるが、現実は非情であった。
  • 数ある防具の中でも一際異彩を放つトンデモ説明文を持つ。
    全ての部位に於いて我ハ○○、○○ノ○○*4という文が最初に来る。
    剣士とガンナーで内容に違いはあるものの、全てこの形を踏襲している。
    カタカナ+漢字という形態は、奇しくも眷属と思わしい禁忌の古龍の武器名と共通する。
    • 剣士用脚の説明文には「最果ての地に赤き凶星は降る」とある。
      最果ての地は溶岩島、赤き凶星はミララースが降り注がせる隕石を指すのだろう。
  • なお、武器までラースにすることで本当の意味でラース一式にすることができる。
    業物があるため双剣との相性は悪くない。ただし、G級ではさすがに火力不足であるが。

ミラバルネコシリーズ

  • MHXXより登場したオトモ用のミラバル装備。
  • 防具は「ミラバルネコヘルム」と「ミラバルネコメイル」。
    ミラルーツネコ等と並ぶトップタイの防御力を誇り、火耐性が高め。
    ただし鏖魔ネコシリーズが同等の防御力とより高い火耐性を持つので、基本的にはあちら優先か。
    • ヘルムは「着用時間に比例し、通常の思考ができなくなってくる」、
      メイルは「欲望に任せ力を求めると、いずれ鎧が身体を動かす」と非常に物騒な説明文となっている。
  • 武器は「黒滅ネコ眼剣」。デザインは黒龍ネコ眼剣の色違い。
    爆破属性の近接特化型切断武器であり、属性値は低めだが攻撃力と斬れ味に優れる。
    他の近接向き爆破武器と比べると、ニャールノヴァは攻撃力はこちらに劣るが属性値が1.7倍も高い。
    打撃武器の獰ブラキネコパンチは低い会心率とネコ眼剣の倍の属性値を持つ。
    ネコ眼剣は物理重視なので、オトモよりもニャンター向きか。使い分けは十分可能だろう。
    • オトモ武器ながら端材以外にも黒龍の紅焔角と魔神眼を要求されるので注意。
    • 説明文に「歩みを止めると、剣の瞳に睨まれ、呪い殺される」と、防具同様恐ろしいことが書かれている。

余談

  • ここでいう連射のスキルの効果は「リロード無しで弾を撃てるようになる代わりに、
    反動が弾それぞれの反動値に固定(反動軽減との併用不可)」という、MHP2Gでいう自動装填に効果が近い。
    MH3Gではリミッター解除をして全弾リロードを行ったライトボウガンにも近いといえる。
  • 「バルカン」の由来は明言されていないが、紅龍が火山に現れることから、
    ローマ神話の炎の神および火山神のウルカヌスの英語読みである
    「ヴァルカン(Vulcan)」ではないかと見られる。
    なお、有名な機関砲であるバルカンもこれに因んだ命名である。
    かつてヨーロッパの薬庫と呼ばれたバルカン半島とは関係ない。

関連項目

モンスター/ミラボレアス【紅龍】
モンスター/ミラボレアス【紅龍】特殊個体
防具/ドラゴンシリーズ
防具/ミラルーツシリーズ
防具/グリードシリーズ - 特殊個体防具が"七つの大罪"の名を冠する先輩。強欲(Greed)
防具/プライドシリーズ - こちらは後輩。傲慢(Pride)


*1 リオレウスのワールドツアー、ラオとミラの物理攻撃ほぼ全て。いずれも当たりにくいか、元々即死級かのどちらかなのでほぼ無意味と言って良い
*2 MHFでは凄腕以降は峡谷の山菜爺さんの交換を利用することで入手は比較的容易となる
*3 必要素材や入手可能時期については伏せられている。
*4 ○に入るのはそれぞれ漢字2文字。