概要
Ver.3.0後期で追加された【魔法の迷宮】に続く新たなランダムダンジョン。【住宅村】等と同様にサーバーは独立している。
元々は【神話の塔】という名前で公開されていたが、公開と共に変更された。
「入る度にLv1から」、「装備や道具は中で調達」という点から名前の元は【不思議のダンジョン】からだろう。
Ver.6.0で大改修され、実質的に新コンテンツとして生まれ変わった。Ver.6.0以降の不思議の魔塔はこちらへ。
成り立ち
元々塔の管理人である【チャコロット】が管理する塔であったが、魔物達に乗っ取られてしまった。
その為、塔を訪れた主人公に塔の奪回を依頼してくる。
基本システム
不思議の魔塔に挑戦するには真の【デフェル荒野】でチャコロットからクエスト【のぼれ!不思議の魔塔】を受注する必要がある。場所の都合上、【眠れる勇者と導きの盟友】(Ver.2.0シナリオ)まで攻略しているのが必須条件。シスターも配置されているので、ルーラストーンやバシルーラ屋で来られる。
進入前に【不思議のカギ】がもらえ、これを使う事でいつでも休息の間まで戻れるが、ペナルティとして10分の入場制限が付く。
塔内には装備、アイテム、ステータス、スキルは一切持ち越されず、Lv1まっさらな状態からのスタートとなる。
食事効果、温泉やバンジーなどの施設効果、【占い師ミネア】のタロット占い、【達人のオーブ】の効果も発揮されない。
1階に突入した時点で、少量の所持金と【せかいじゅの葉】3つと【まほうの小ビン】5つと【やりなおしの無限石】を所持している。
初期の所持金は1階に突入した職業によって異なり、まもの使いとどうぐ使いが50Gで、それ以外の職は200G。
また、今の職業が装備できる武器のレベル1武器が各種1つずつと【冒険者のよろいセット】+盾が支給される。
1階のみ入場時の職業になるが、5階からは塔内で転職が可能。転職した際はスキルポイントの振り分けがリセットされる。
状況に合わせて職を変えるのも攻略のポイントとなる。
なお、上位職で解放していないものがあっても塔内では制限なく職に就ける。
以下の職業は解放していても塔では使用できない(塔の専用エリア入り口に入れない)。
【占い師】
【天地雷鳴士】
【遊び人】
【デスマスター】
【魔剣士】
【180スキル】や【200スキル】は使用不可。
レベルは一応80が上限だが、基本的にただ上っていくだけなら40前後で20階に到達できる(その後レベル1に戻る)ので、よほど意図して全滅を繰り返さない限りは上限まで達することはない。
パーティはあらかじめ組んでいけるが、魔法の迷宮同様オートマッチングでも可。
マッチングされなければ塔専用のサポートが付く。サポートのレベルは1~5階が10で、以降×10となる。
「サポート仲間と行く」を選びサポートオンリーで突入する事も可能。
実装当初は魔法の迷宮同様肉2+サポ2になってしまうことも多々あり、上層になるとそれでは無理という声も挙がり続けている為、可能であれば旅立ちの間でPTを組んでから突入することが推奨されていたが、サポートオンリーで行けるようになった関係上、モンスターの強さが調整されたので現在はサポートオンリーの方が楽という声もある。
魔塔は5階刻みで攻略していく事になり、5階毎に休息の間が入り都度マッチングされる。
そのためあらかじめパーティを組んで塔へ向かう場合、進度が全員同じでないと入ることができない(例えば進度が1階、5階、10階のメンバーがいた場合、全員10階まで進むか踏破報告をして1階からやり直さないと一緒には入れない)。
塔内のマップはほとんど魔法の迷宮同様でランダムマップで数匹のモンスターが配置される。
モンスターの位置は王家の迷宮同様マップに表示される親切設計。2階層目はほぼ一直線の狭いマップになるのも同様。
唯一違うのはその階のモンスターを全滅させる必要はなく、キーモンスターと呼ばれる赤く発光しているモンスターを倒せば次の階にいける。キーモンスターの種類は階層毎固定。
ただし、キーモンスターは普通より強いので、いきなり特攻しても返り討ちにあうのが関の山。
モンスターはランダムで装備を落とすので、レベルと装備を充実させながら進むのが基本となる。
従来は戦闘に勝利すると参加者のHP・MPが全回復し、全滅のペナルティもなかったが、Ver.3.2前期からは全回復がなくなり、雑魚戦で全滅すると休息の間まで戻されるようになったので、より慎重な戦いが求められる。
経験値や入手スキルポイントは塔内独自の物となるが、最初から100ポイント所持するため、武器スキルによる攻撃力補正で序盤の雑魚なら楽に倒せるほか、また少しレベルアップすればチャージ技も使用可能となる。
戦闘中以外であればやりなおしの無限石でいつでも何回でもスキルポイントの振りなおしが可能で、やりなおしの無限石を使わなくてもスキルふりわけ画面で自由に振りなおせる。
装備は塔外では絶対に付けられないような強力な錬金効果が付いている事もある。
なお、【ぬすむ】、【エモノ呼び】などは技の有無による影響差が大きいためか使用不可。
【みやぶる】も使用不可なため、塔外で会ったことがないモンスターが出てもあきらめよう。
塔の途中にはランダムで魔法陣も配置され、以下のような効果がある。
魔法陣による戦闘は徘徊モンスターと異なり負けると再挑戦できないため、万全の態勢で挑みたい。
色 | 効果 |
白 | ホイミスライムのホミュロスが出現。出会う毎に一度だけ無料で全回復してくれる。 従来は回復アイテムか、稀にメタル系やゴールド系モンスターが出現していた |
青 | 各種装備(錬金効果数は「+2」固定) 稀に封印の箱のカギが出る |
緑 | 強化屋トロン、又は錬金屋ベビタンが登場。それぞれ無料で装備品の交換、強化ができる。 |
赤 | 強めのモンスター、または追加出現有のモンスターの群れが出現。 大抵は大量の1ウェーブか少なめの3ウェーブだが、稀に4、5ウェーブとなる場合もある。勝つとアクセサリー入手。 当然敗北すると休息の間に戻されるが、Ver.3.2以前で追加出現がある戦闘の場合はある程度フェーズが進んでいれば負けてもアクセサリーをドロップする可能性があった。 (ただし経験値はもらえない) |
ボス前の階にはよろず屋がいて各種回復アイテムを購入可能。階層が高いほど少しずつ値段が高くなる。
また、封印の箱が置いてある。極稀に各階のモンスターが落とす、または青魔法陣で出る封印の箱のカギを持っていれば開ける事が出来、非常に強力な装備・アイテムを大量に入手できる。
封印の箱のカギのドロップはパーティメンバー共通ではなく個別判定。
また、ボスを倒すと消滅する(ボス前の扉で警告が出る)ため、今より上層に持ち越すことはできないし、運よく2個以上取れたとしても1個しか使い道はない。
なお、ここにもホミュロスがおり、ボス戦前に全回復できる。
20階まで攻略可能。その先も続いているように見えるが、解放される事はなかった。
キーモンスター
いずれも同じ名前の通常モンスターに対してステータスが変更されている。またサイズが通常より一回り大きい。
なお、周辺のモンスターによる【リンク】は有効で、キーモンスターのお供を減らせる。
階層 | ボス |
1階 | 【バブルスライム】×2 |
2階 | 【ギズモ】+【おにこぞう】×2 |
3階 | 【キングスライム】 |
6階 | 【キメラ】×3 |
7階 | 【ゴーレム】+【ホイミスライム】 |
8階 | 【コトブキーノ】 |
11階 | 【たまねぎマン】+【じごくのたまねぎ】+【おばけトマト】 |
12階 | 【ワイトキング】+【しりょうのきし】×2 |
13階 | 【カバリアー】+【ライノスキング】 |
16階 | 【ひくいどり】+【ホークブリザード】 |
17階 | 【アームライオン】+【ベロニャーゴ】×2 |
18階 | 【キラーデーモン】+【ずしおうまる】 |
魔塔のボス
※いずれも討伐モンスターリストには載らない
休息の間
1階と、以降5階毎の階層は休息の間となる。
各休息の間にはNPCが存在し、転職、宿屋、よろず屋、交換屋、錬金屋で転職、装備の調達が可能。
他、世界樹の精霊から【せかいじゅの葉】を3個になるまでもらえる(ただし、クエスト受注にて入ることのできる初回には誰もいない)。
チャコロットに話しかければ塔の攻略を中断して入り口まで戻ることが可能。
中断しても踏破報告をしない限り、中断した休息の間から再開できる。
一気に20階まで攻略するのが面倒だったり、時間に余裕が無い場合は日をまたぎながら攻略していくのも手。
ただし、月をまたいでしまうと報酬がリセットされてしまうので、あまり後回しにしていると月末に泣きを見ることになるだろう。
また、アドバイスをくれる一部のNPCはマッチングされなかったときにサポート仲間としても登場する。
サポート仲間
不思議の魔塔専用のサポート仲間。
オートマッチング時、マッチングしなかった職のメンバーが自動的にサポート仲間として補充される。
また、【肉】入りであっても回線切断や不思議のカギの使用等の理由で欠員が出た場合は即座に欠員メンバーと同じ職のサポート仲間が入る。
サポート仲間同士では滅多に同じ職でかぶる事はないが、あらかじめ同じ職を組んだ上で上記の欠員が出る現象を起こすとサポート仲間の職かぶりを起こす事が可能。
例えばバトルマスター4人の構成のうち3人が何らかの事情によりパーティから抜けるとバトルマスターのサポート仲間「ザイン」が3人補充される。
魔塔のサポート仲間も酒場で雇う時と同様にレベルアップしないが、階層によってレベルが異なる。
職・階層毎に決められた装備をしており、例えばホロナはVer.3.1の段階では16~で現れた際には必ず炎ダメージを40%(と光ダメージを20%)カットする竜のおまもりをつけている。
Ver.3.2前期からは自動全回復がなくなったのに伴い、戦闘終了時に大きくMPが回復する【不思議のカード】を装備している。これにより、サポート仲間に関しては道中のMP切れの心配が少なくなっている。
休息の間にいる時の見た目は必ずドレスアップで保っているため、見た目はどの階層で現れても変わらないが、実際の装備は階層相応に変わっている。
また、スキルポイントも必ず決められたものが決められた値だけ割り当てられている。
プレイヤーが120より上のスキル解放をしていなくても、サポート仲間は150まで解放されている。
階層 | レベル |
1~4階 | 10 |
5~9階 | 20 |
10~14階 | 30 |
15~19階 | 40 |
名前 | 職業 | NPCとしての滞在階層 |
【ダイデン】 | 戦士 | 1階 |
【ホロナ】 | 僧侶 | 1階 |
【デント】 | 魔法戦士 | 1階 |
【ビュウ】 | パラディン | 1階*1 |
【ザイン】 | バトルマスター | 5階 |
【ヨールト】 | 賢者 | 5階 |
【シダレ】 | スーパースター | 5階 |
【コロポカ】 | 魔法使い | 10階 |
【ミルエ】 | 旅芸人 | 10階 |
【マセイ】 | 盗賊 | 15階 |
【サントナ】 | まもの使い | 15階 |
【イナード】 | どうぐ使い | 15階 |
【カラツィ】 | 武闘家 | 20階 |
【フリッセ】 | レンジャー | 20階 |
【パーライ】 | 踊り子 | 20階 |
職業
- 戦士
バトルマスターより火力が劣るので道中は少し頼りないが、【魔天獅ヒッポルコ】戦では大活躍するのでパーティーに1人は欲しい。
道中は武器スキル、ボス戦はゆうかんと振り直しが重要となる。
Ver.3.4で両手剣スキルが強化されたため、道中でも十分な活躍が見込めるようになった。
- 僧侶
- 魔法使い
- 武闘家
Ver.3.2からは最初にポイント100貰える仕様と戦闘中以外ならいつでも自由にスキルポイントを動かせる仕様に、1人で自己解決していくスタイルの武闘家は非常にマッチしておりソロ攻略でもかなり使える職業。
ツメでガンガン蹴散らした後のMPを次の戦闘前にきあいに振りなおして無念夢想を使ったり、ボス戦前に守りと範囲攻撃を重視して棍に変えたりなど非常に柔軟に戦っていける。
少ない最大MPもためるを駆使してやりくりしていけば効率的に戦えるだろう。
Ver.5.0以降はヤリを扱えるようになり、さらに使い勝手が増した。
特にためると狼牙突き・ジゴスパークの相性は抜群で、テンションを2段階以上ためておけば大抵の雑魚やキーモンスターを一撃で倒すことができる。
ヤリ150スキルの「テンション時ダメージ+300」はステータスが低めの本コンテンツで非常に恩恵が大きいのでなるべく序盤にとっておきたいが、スキルポイントの都合上ためると併用できるのはレベル18以降になる。
バトルマスターと比較すると、ためるはとうこん討ちよりも消費MPが少なく、テンションが上がる確率が高いというメリットがある。また、耐久力・持久力に乏しい【カラツィ】がサポートに加わらなくなるのも大きい。
ただし、主力の特技はすべて攻撃力依存なので、武器はよい錬金効果がついていない限り極力レベルの高いものに更新していきたい。
- 盗賊
- 旅芸人
実装分では僧侶や賢者のベホマラー習得レベル到達がほぼ不可能な中、範囲回復のハッスルダンスは貴重。
バイシオンによる前衛のサポート、スリープダガーやボケによる足止め、ツッコミによる状態異常回復やザオによる蘇生もこなす。正に万能職の面目躍如である。
反面、後半は火力に少々見劣りし、キラージャグリングも魔塔では燃費が悪すぎるので、後半はサポート職と割り切って攻撃は他に任せてしまってもいい。
ただ、オートマッチングで入ってくるプレイヤーの中には塔外と同じような感覚で攻撃重視で挑むプレイヤーも多く、かえって足を引っ張る結果になりがち。不思議の魔塔で旅芸人を使う際は他の場所と同じ感覚で挑むダンジョンではないという事をきちんと認識して使いたい。
Ver.3.2における改革で、ハッスルダンスが最序盤から使用可能になった(ただし最大MPが足りないので、アクセサリで補うかレベルを上げる必要がある)。
更に中盤からはエンドオブシーンや戦いのビートも習得でき、万能職っぷりに磨きがかかった。
ただしキラージャグリング・ゴッドジャグリングの燃費の悪さは相変わらずなので、まほうの小ビンがよほど余っているのでない限りは使いどころを考える必要がある。
一応、短剣スキルでMP回復を狙えなくもないが、運次第な上に時間もかかるのであまり当てにはできない。
ビートは150スキルなので取得すると棍では氷結らんげきを取るのはほぼ無理になる。
ビートを取る場合は短剣のMP回復と盾のビッグシールドを取るとレベル40前後でちょうどいい感じにポイントが使いきれるのでお勧め。
- パラディン
- レンジャー
Ver.3.2からは最初にスキルポイント100貰える仕様になったおかげでフェンリルアタックとジバルンバをとりやすく使える職業になった。
どちらも武器がしょぼかろうがダメージが攻撃力に依存していないので安定した威力を保てるのがポイント。守りの霧も道中のスカルゴンやボス戦で有効に働く。
サバイバルに150振って余ったポイントは22ポイントでとれる斧の蒼天魔斬でもとっておくと手持ち無沙汰になりにくい。後半戦に差し掛かるころには【かぶと割り】までポイントを振ることも可能。
格闘スキルに振れるのもポイントが高く、道中は格闘でボス戦でサバイバルと振り分けてもいい。この場合道中の雑魚でメタルスライムが出たときもおいしく戴ける。
- 魔法戦士
- スーパースター
多彩な攻撃を持つ一方、序盤では火力が低くゴールドを消費する特技も多用できないので活躍は難しい。
Ver.5.1では、基本的に15階以降限定ではあるものの、鎌を装備して【魂狩り】を使うことでバイキルトやテンションに関係なく900以上のダメージを叩き出せるため、速攻で攻略したい場合にとても役立っていた。
しかし、Ver.5.2で魂狩りが下方修正されたことで、この方法は使い物にならなくなってしまった。
- バトルマスター
6階層までは片手剣二刀でかえん斬り、燃費の良いはやぶさ斬り、ミラクルソードによる自己回復、物理が火力不足気味になる11階層ではすてみやフリーズブレードによる突破、100スキルが使えるぐらいになる16階層では二刀ギガスラによる圧倒的火力による殲滅と、ここでも最初から最後まで主戦力になる強職。
おかげで現状、不思議の魔塔における物理役のほとんどはバトマスである。
その弊害で自分がバトマスでオートマッチングで行くとバトマス2人+サポ2人になる事が非常に多く、相方が立ち回り方を熟知しているか否かによって難易度が激変する。
特に19Fは大苦戦を強いられる事も多いので、場合によっては別の職で行く事も検討した方がいい。
フリーズブレードやギガスラッシュを覚えるまでは、とうこん討ちでテンションをためてトドメにもろば斬りで自滅しながら倒す戦法も戦闘勝利後に全回復する仕様とマッチするため有効であったが、Ver.3.2での仕様変更で全回復しなくなったため使い勝手が悪くなった。
Ver.3.4で両手剣が強化され、魔塔においてもぶんまわしや渾身斬り、ビッグバンで大活躍が望めるようになった。
武器スキルを150振っても22ポイントのすてみは取得可能なのもおいしい。
- 賢者
- まもの使い
Ver.5.3以前は物理職は【バトルマスター】やヤリ装備の【武闘家】が主流となっており、かなり影が薄いと言わざるを得ない職業だった。
そのVer.5.3でムチスキルが独自仕様になった事で適性が大幅に上昇した。
特に150スキルの「特技ダメージ+150」は基礎ステータスが低い故に恩恵が非常に大きく、双竜打ちはもちろんスパークショットですら馬鹿にならないダメージを叩き出せるようになる。
「行動間隔短縮」も効果は高く、他の職を使った時と比べても明らかにターンが回ってくるのが早くなる。
前述した2つの職と比べるとスパークショットによる幻惑撒き、極竜打ちで補助効果の解除と言った搦め手、そして行動回転率の高さが持ち味となる。
敵からの通常攻撃ダメージが重くなりがちな本コンテンツでは幻惑の効力は決して馬鹿には出来ないので逐一かけていくと攻略が安定しやすい。
ただし【魔天獅ヒッポルコ】には幻惑が効かないので注意。
その分すてみやためると言った自己強化手段が無いが(【ウォークライ】はスキルポイントの都合上取れない)無くても火力は十分なので取り立てて問題にはなりにくい。
ジゴスパークやビッグバンのような一撃で一掃といった戦い方がやりづらいのとMPの燃費が悪めなところが欠点と言えるか。
- どうぐ使い
- 踊り子
報酬
塔の攻略に応じて金、銀、または銅のフェザーチップを入手できる。
【金のフェザーチップ】はその月の1回目に一区切りにつき2枚ずつ、2回目以降は20階まで到達すれば8枚もらえる。
【銀のフェザーチップ】はその月の1回目に一区切りにつき5枚ずつ、ひと月に最大20枚までもらえる。
【銅のフェザーチップ】は2回目以降ならクリアした階に応じて何度でももらえる。
踏破報告、または各月1日の午前6時を経過した時点で攻略階層、およびレベル、所持品はリセットされる。
報酬は各月1日の午前6時にリセットされる。
クリアした階 | その月1回目 | 2回目以降 |
1~5階 | 銀5個、金2個 | 銅4個 |
6~10階 | 銀5個、金2個 | 銅6個 |
11~15階 | 銀5個、金2個 | 銅12個 |
16~20階 | 銀5個、金2個 | 銅20個、金8個 |
フェザーチップは以下の物と交換できる。大体の有用アクセサリーと交換できるがモノクルやアイパッチなどは交換対象に含まれていない
- 銅
もらえるもの 枚数 【理性のリング】 10枚 【はくあいのゆびわ】 10枚 【聖印のゆびわ】 10枚 【めざましリング】 10枚 【破幻のリング】 10枚 【破毒のリング】 10枚 【破呪のリング】 10枚 【まんげつリング】 10枚 【竜のおまもり】 10枚 【ロイヤルチャーム】 10枚 【ビーナスのなみだ】 10枚 【メダルがまぐち】 10枚 【白紙のカード】 20枚 【呼び寄せの筆】 20枚
- 銀
もらえるもの 枚数 銅のフェザーチップ×5 1枚 【メダル20枚チケット】 3枚 【黄金のブローチの箱】 5枚 【輝石の竜箱】 5枚 【バトルチョーカー】 5枚 【ソーサリーリング】 5枚 【銀のロザリオ】 5枚 【悪霊の仮面】 5枚 【大地の竜玉】 5枚 【魔王のネックレス】 5枚 【ハイドラベルト】 5枚 【海魔の眼甲】 5枚 【忠誠のチョーカー】 10枚 【アクセルギア】 10枚 【幻界闘士のゆびわ】 10枚 【幻界導師のゆびわ】 10枚 【大地の大竜玉】 15枚 【金のロザリオ】 15枚 【炎光の勾玉】 15枚 【氷闇の月飾り】 15枚 【風雷のいんろう】 15枚
問題点
「ランダムダンジョン、持ち物は毎回リセット」という仕様は、名作「トルネコの大冒険」や「風来のシレン」を連想させ、実装前の期待は高いものだった。
しかし、実装された不思議の魔塔は期待に応えるものではなかった。
- ランダムダンジョンと言っても、数種類の地形から選ばれるだけで、数回周回したら見た地形の繰り返しになってしまう。
- 出てくるモンスターも階層によってほぼ固定。
- 持ち物が完全にリセットされるので、やりこみ要素が皆無(この点についてはアクセサリーが保存されることで改善された)。
- クリアにはおよそ1時間ほどかかり、時間的負担が大きい。
- 装備枠に制限があるので、宝箱のアイテムを取るか取らないかを判断しなければならず、時間がかかる。また休息の間でアイテムを強化するかを判断するのにも時間がかかる。
- 出現モンスターの数に対してマップが無駄に広い。これもテンポの悪さに拍車をかけている。
- レベルの上がり具合、装備の質、サポート仲間の職業などはぼ運なので、下手するとクリアが無理な状態でボス階に到達してしまう。やりなおしすることで強化できるようになったが、その場合さらに時間がかかる。
これらの問題から、不思議のカード完成後はほとんどのプレイヤーが敬遠する不人気コンテンツとなっていた。
プレイヤーの声が届いたか、もしくは自分でやって気付いたか、かなり早い段階で運営側も問題を把握しており、「不思議の魔塔には改修が必要」ということは共通認識になっていた。
だが問題点の多くがシステムに関するものなので、調整やデザインで対応することはできず、完全な作り直しが必要だった。いくつかの点は改善されたが、根幹は長い間そのままになっていた。
当初はVer.5期間の後半でアップデートが入る予定でVer.5期間中の【超ドラゴンクエストX TV】でも度々言及していたが、様々な事情が重なり結局Ver.5期間内でのアップデートは見送られることになった。
その後、2021年10月23日のドラゴンクエストX秋祭り2021にてVer.6での大改修の内容が発表され、事実上の新コンテンツへと変化することになった。
その他
- ここで入手した装備品は【おしゃれカタログ】に登録される。休息の間にいる交換屋にて無料で同レベルの装備と交換できるため、意外と入手する機会が少ない低レベル帯の装備(基本Lv50までだが、強化屋トロンで更に上げることが可能)をまとめて登録するのに便利である。そのため【おしゃれマスター】を目指すプレイヤーなどにも利用されている。
- 【依頼書クエスト】を達成することもできる。
【チャームバット】のような生息域が限られたモンスターをわざわざ出向かなくても達成できるのはありがたい。
ただし、魔塔のモンスターは種類はそう多くないし、出ても1匹なので、依頼実行後たまたまいたらラッキー程度に考えよう。 - Ver.3.3からは全滅してもお金と装備が残るので、わざと全滅を繰り返すことで、上限のレベル80まで装備を強化できるようになった。
- 2016年の国勢調査にて各階層ごとのクリアタイムを計測した。計測期間は2016年8月27日(土) 9:00~28日(日) 9:00の24時間。
- DQMSLにも名前が酷似した「不思議の塔」というコンテンツが2018年7月より登場した。
こちらも実装当初より不評が多く、運営もアンケートを実施するなどの処置を取っていたが、
結局2019年6月に更新が停止し、そのままサービス終了まで放置される形となってしまった。
変遷
Ver.3.1(9/1)~
- 途中離脱によるペナルティが10分になった。これは今後の予定として、ボス敗北時の離脱はペナルティなしでできるようにするまでの暫定対処となり、対応後には30分に戻るもよう。
- 札交換屋ラベローから【不思議のカード】をもらえるようになり、それの強化の為の【金のフェザーチップ】をもらえるようになった。詳細は不思議のカード項にて。
Ver.3.1後期
- ボスに2回連続で負けると、ボス前の部屋に【モドール】が出現するようになった。
- パーティメンバー全員が話しかけて合意することで、途中離脱のペナルティなしで休息の間に戻ることができる。
ただし、あくまで全員の同意がないと離脱できないため、どうしても抜けたい場合はペナルティありの途中離脱をすることになるのは変わらない。
こちらによるボス敗北時のペナルティ緩和対応がなされた後でも、途中離脱のペナルティは元に戻ることはなく10分のまま。
- パーティメンバー全員が話しかけて合意することで、途中離脱のペナルティなしで休息の間に戻ることができる。
- やりなおしの無限石を使わなくても、スキルふりわけ画面で自由にスキルポイントを振りなおせるようになった。
- 「+3」がついた装備にも錬金効果を追加できるようになった。
- 【アクセサリー合成】と同様、効果を追加してから任意の効果を1つ選んで消す。
- 旅立ちの間に「預かり所パンドーラ」が配置された。
Ver.3.2前期
大リニューアルが行われた。非常に変更点が多いが、特に影響が大きいものを以下に記載。
- オートマッチングを利用せずサポートオンリーでの攻略が可能となった。
- スキルポイントを100P持った状態で始まるようになった。
- 戦闘終了時の自動回復がなくなった。
- サポート仲間は戦闘終了時にMPが大きく回復する不思議のカードを装備するようになった。
- 道中で全滅すると休息の間まで戻されるようになった。
- ボス戦で全滅した場合は従来通り、一つ前の部屋で全回復して復活。
- せかいじゅの葉の所持数が3枚になった。休息の間にいる精霊からも3枚になるまでもらえる。
- 白魔法陣またはボス部屋の前にホミュロスが出現。出会う毎に一度だけ全回復してくれる。
- 新しい錬金効果が登場(敵を倒す毎にMP回復等)。
- 5階以降の休息の間に錬金屋ミニタン出現。高額だが何度でも錬金ができる。
- 錬金屋ベビタンと強化屋トロンの役割は従来通りだが、支払うゴールドが10Gになった。
- 雑魚シンボル、またはお供でメタル系・ゴールド系モンスターが出現するようになった。
- 大幅に仕様変更されたのに伴い、休息の間にいるNPCのセリフが変更されている。また立っている位置も微妙に変わったりしている。
Ver.3.3前期
- チャコロットに報告する時に装備していたアクセサリーが次回に引き継がれるようになった。
- 全滅した場合とモドールを利用した場合はレベル・装備・どうぐ・所持金が維持されるようになった。
Ver.3.3後期
- 転職時に装備していた裝備やアクセサリーが転職後の職でも装備できるものだった場合は、転職しても裝備がキープされるようになった。
Ver.3.4前期
- 2回目以降、20階踏破報酬で金のフェザーチップが8個貰えるようになり、楽に不思議のカードの強化が出来るようになった。
- サポート仲間のスキル振りが一部変更。【イナード】は魔塔初の武器変更修正が加えられた。
- 強化屋トロンの強化レベル上限が武器・盾はレベル90、防具はレベル85まで解放された。追加された装備は交換屋で交換を行う事が出来ず強化のみ可能。
Ver.3.4後期
- 3.4前期にて追加された装備が交換屋に対応した。
Ver.4.0
- 宝箱に入っている装備品の錬金効果が表示されるようになった。
Ver.4.3
- 銅のフェザーチップとの交換アイテムに呼び寄せの筆が追加。
- 銀のフェザーチップとの交換アイテムに大地の大竜玉、金のロザリオ、炎光の勾玉、氷闇の月飾り、風雷のいんろうが追加。
Ver.6.0
先述の通り大改修され、旧仕様の不思議の魔塔では遊べなくなった。