32号対水上電探

Last-modified: 2021-10-22 (金) 07:56:00
No.031
32号対水上電探大型電探
装備ステータス
火力雷装
爆装対空
対潜索敵+10
命中+8回避
射程
装備可能艦種
駆逐艦軽巡洋艦重巡洋艦戦艦
軽空母正規空母水上機母艦航空戦艦
備考
開発可改修可
霞改二乙秋月型にも装備可能
天龍型改二夕張改二特/は装備不可
「うずしお」での被害を軽減
2013年4月作戦報酬*1
改修更新
32号対水上電探32号対水上電探改
高性能な大型対水上電探です。
遠距離射撃にも対応できる射撃管制が可能ですが、かなり大型で重量過大です。
これを搭載すると、そうとう目立ちます!

ゲームにおいて

  • 驚異的な索敵性能(+10)と命中補正(+8)を誇る大型電探。
    • 開発可能電探では艦これ最強の対水上電探。
    • 2015年7月17日アップデートで改修可能になった。
      • ただしネジと開発資材の消費が非常に多い。試製51cm連装砲同様に厳しいだろう。
    • 42号対空電探と同じく、開発が極めて困難。持っていないからと焦る必要は無いので気長に集めたい。

電探間の相対比較

装備の運用について

  • 索敵性能の高さ故に水上偵察機がなくても索敵成功率が高くなる、艦隊に1つは欲しいシロモノ。但し難点は存在する。
    • 2014年4月23日アップデートで実装された弾着観測射撃の影響で電探カテゴリそのものの価値が相対的に下がった。
      • 索敵値によるルート固定用としても水上偵察機カテゴリに劣る。
      • 2014年7月28日アップデートで、戦艦にフィットしない主砲を複数搭載すると命中率が落ちるようになった。
        この仕様変更により、弾着観測射撃の実装で減じた電探カテゴリの価値が向上したとされる。
        ただし同時に、巡洋戦艦(高速戦艦)でも徹甲弾カテゴリを装備可能になったので、使用頻度の増大とまではなっていない。
    • 対空能力が無い。そのため、艦隊防空ボーナスに全く寄与しない。僚艦含めて対空兵装との併用が肝要。
  • 現在大型電探の用途は、日本重巡が持つ2号砲3号砲との装備シナジー利用時を除くと、道中に渦潮があるマップ、弾着不可能な時の命中補正程度。
    • 戦艦や航戦は「主/主/水偵/徹甲弾」の装備組み合わせが主流。
      • 3スロ軽巡は弾着連撃させたければ「主/主/水偵」以外の選択肢が無い。
      • 弾着連撃の装備組み合わせでも1スロットの余裕がある重巡洋艦に搭載される事が多い。
        特に、古鷹型・青葉型の2号砲、最上型・利根型の3号砲との装備ボーナスは強力。
    • 支援艦隊であれば、通常の出撃編成より低下した命中率を底上げできるため利用価値が高い。
      • もっとも4スロとも電探搭載しても当たらない時は当たらないが。

その他

  • 艦これ初のランカー報酬のひとつだった(その他は20.3cm(3号)連装砲烈風(現名称:試製烈風 後期型))。
  • 余談として、箱の左下部分には相合い傘が描かれている。
    • 小さすぎて読み難いが、「あかぎ」と「しんでん」であると思われる。
    • 相合い傘の横には航空機の絵が描かれている。
    • 「しんでん」の部分は「ていとく」「しれえ」などの説もあるが、拡大するとそれらとは明確に異なることがわかる。

電探性能比較表(装備最大値/電探早見表/テーブルより転送)

長いので折りたたんでいます

装備名火力対空艦隊防空対潜索敵命中回避装甲入手方法改修装備艦分類備考追加
22号対水上電探53開発、初期装備、任務水上編集
22号対水上電探改四258初期装備、改修、任務、ランキング水上編集
22号対水上電探改四(後期調整型)1279イベント、ランキング、任務水上編集
33号対水上電探75開発、イベント水上編集
32号対水上電探108開発、ランキング水上編集
32号対水上電探改119改修、ランキング水上編集
13号対空電探20.831開発、初期装備対空編集
13号対空電探改41.6421初期装備、改修、任務、イベント対空編集
GFCS Mk.37272.86921ランキング、任務、イベント-水上・対空射程:中編集
SG レーダー(初期型)131.23886装備、ランキング水上・対空射程:中編集
21号対空電探41.642開発、初期装備対空秋月型,最上改二/に装備ボーナス編集
21号対空電探改52.0631改修、ランキング水上・対空編集
21号対空電探改二72.8744改修水上・対空秋月型,最上改二/に装備ボーナス編集
15m二重測距儀+21号電探改二183.27911初期装備、イベント、ランキング-水上・対空編集
42号対空電探62.454開発水上・対空第1期は「14号対空電探」だった編集
42号対空電探改二72.868-1ランキング水上・対空榛名改二、扶桑型改二、伊勢型改二、長門型改二、重巡級、軽巡級、駆逐艦に装備ボーナス編集
FuMO25 レーダー372.8910初期装備、イベント-水上・対空編集
SKレーダー83.21012イベント、ランキング、任務水上・対空編集
SK+SGレーダー193.61244イベント、ランキング水上・対空射程:中編集
潜水艦搭載電探&水防式望遠鏡11428イベント、ランキング潜水専用魚雷CI装備,渦潮軽減効果なし編集
潜水艦搭載電探&逆探(E27)115311初期装備、ランキング-潜水専用魚雷CI装備,渦潮軽減効果なし編集
後期型潜水艦搭載電探&逆探274131イベント-潜水専用魚雷CI装備,渦潮軽減効果なし編集
  • 装備可能艦
    • 小:海防艦以上の水上艦
    • 大:軽巡以上の水上艦*2
    • 戦:戦艦系のみ*3
    • 潜:潜水艦系のみ
  • 分類
    • 水上:素索敵値+5以上の(潜水艦装備以外の)電探。以下のトリガーとなる。図鑑上対空電探だがこの機能も持つものもある
      • 駆逐艦専用夜戦カットイン 
      • 装備ボーナスの水上電探シナジー
      • 水上電探装備数によるルート制御
    • 対空:素対空値+2以上の(潜水艦装備以外の)電探。以下のトリガーとなる
      • 対空カットイン
      • 装備ボーナスの対空電探シナジー
    • 潜水:潜水艦専用の電探。以下のトリガーとなる。渦潮軽減効果を持たず、素対空値+1でも対空カットインのトリガーとならない。
      • 潜水艦専用夜戦カットイン
      • 水上電探装備数によるルート制御(素索敵値+4でも可能)

小ネタ

  • 帝國海軍の「仮称三号電波探信儀二型」がモデル。出来る限りの高出力高性能を目指したもの。レーダー版大和。
    • 三号とあるので艦上見張用ではなく、艦上射撃用である。所謂、レーダー射撃に使用するもの。
      • 捜索用レーダーと射撃用レーダーの違いは、方位(角度)精度の違いである。レーダーは距離精度こそ正確だが、方位精度は光学観測器材に劣る*4
      • 捜索用なら、「あっちの方に、なんか反応ある」でいいのだが、射撃用ならば「右舷34度、距離32400mに艦の反応あり」ぐらい分からないといけない。
        その角度が甘い数値でしか出ないという特性を持つレーダーで、射撃の照準を付けようというのだから、難しいのである*5
    • 従来の電探では、アンテナの向きを左右に微調整しながら電波の感度が一番大きくなる方向を見つけることで相手のいる方向を測っていた(最大感度方式)。
      しかしこれには熟練の技が必要で普通では誤差が大きいため、相手からの反射波を複数の方向から受信してそれらの感度が等しくなる方向を見つけることで相手のいる方向を測ろうとしたのである(等感度方式)。*6
  • 確かにレーダーがお寒い帝國海軍にしてはかなりの高性能を誇ったのであるが、代償として重量約5トンと重くなってしまった。30km先の大型艦を探知可能。出力2kw。
    • 1944年8月に木曾に搭載してレーダー射撃実験を行っている…という資料もあるが、
      記録によれば「215号」という21号対空電探を射撃用(等感度方式)に改修したもののテストを行っていたという。故障多発であったらしいが*7
    • 増産分として60基作られたものの、レイテ沖海戦の影響で載せる艦が大幅に減少・積む余裕が無くなり結局艦載は見送られた。
      その後は沿岸砲台に使用するつもりであったらしい。それすらも実行する前に終戦となったのだが。
    • 因みにサイズは大体軽ワンボックスくらい? もうちょいデカいかも。 →file実際の写真
    • 42号対空電探の小ネタにあるように、25mm三連装機銃が1基2.8トン(弾薬も含めると倍以上)ある。
    • しかし、この時期に既に実用化されていた、米海軍のMk8射撃レーダーの後期型は出力が20~30kw。*8
      英海軍の274型射撃レーダーに至っては400~500kwもあった。文字通り出力が「桁」違いであった。
  • なお、おおまかな構造としては、三つの四角いラッパ状のものがアンテナで、その下のでかい箱にいろんな機材(と人)が詰まっている。
    • そしてそれを最下部にある回転機構で回していた。でかい箱(ていうか小屋レベル)ごとぐーるぐる。
    • なんでそんな構造にしたのかといえば、精度を上げるためである。アンテナだけを回すと機材への経路でノイズなどが混じり精度が下がるらしい。
    • 「それにしたって重さといい、もうちょっとなんとかならなかったものか」と思うかもしれないが、やはりこの辺りは開発の遅さと技術力の足り無さが響いてしまったと言えるだろう。
      • 現代のレーダーSMART-Lも6トン、SPY-1は70トン、APARは20トン。レーダーってのは元より大きく重いものではある。
      • そもそもこの時代には電子素子技術自体が成熟していなかったので、この手の高度な電子機器の小型化自体非常に難しかったのだ。
        半導体が素子として一般化したのは戦後であり、この時代は巨大な真空管などで造られていた事は考慮されるべきであろう。
    • 三つのアンテナは中央が送信用で、受信用は上述の等感度方式を用いるため左右に計二つ。
      左右の受信アンテナの導波管を回転する扇型のシャッターで交互に塞ぐことで、一つの受信機で二つのアンテナからの電波を交互に受信できるようになっていた。
      • ちなみに英米の等感度方式の対水上射撃管制レーダーでは異なる方法を採用しており、送信の段階で角度を左右にずらした二つの電波を交互に発射するようになっていた(ローブ・スイッチング)。
  • 間違えられがちであるが、コレを小型化したものは33号対水上電探ではなく31号対水上電探である。尤も、目指したところは同じ。
    • 因みに31号はパラボラ型のアンテナを使用している。小型化されたこともあって、見た目はあまり似ていない。
    • 31号電探は特1号練習艇*9にて試験中に終戦を迎えたので、一応実物は完成している。

この装備についてのコメント


*1 1~20位
*2 天龍型改二、夕張改二特/丁、Gotland、Conte di Cavourを除く。初霜改二、霞改二乙、秋月型、速吸改、神州丸改、宗谷に装備可能。
*3 Conte di Cavourを除く
*4 レーダー波が行き帰りする時間を計算すれば、正確に距離が算出できる。しかし、飛ばしたレーダー波が何かに当たって跳ね返ってきた方向を正確に観測するのは苦手
*5 光学観測器材は、レーダーとは逆に距離精度が低く、方位精度が高いという特性を持つため、昼間ならば角度成分を補うことは可能だが、別々の機器から情報を得ると誤差が大きくなる。
*6 レーダーを耳に例えるならば、それまでは片耳だけで音のする方向を探していたところを、両耳を使って探すようにしたというわけである。
*7 学研「太平洋戦史シリーズ 球磨・長良・川内型」より
*8 真珠湾から戦線復帰したウェスト・バージニア搭載のMk8 mod2の出力。同艦は、実際にレーダー条件の悪いスリガオ海峡で山城をレーダーのみで射撃している。
*9 香港で鹵獲した英駆逐艦スレイシアン