MH3Gで登場したイベントクエスト。
いつかは配信されるだろうとみんなが思っていた、あのクエストである。
目次
概要
- 闘技場の主
- 邪なる捕食者、貪欲の象徴、地を食らう者、恐暴竜イビルジョー!
我らが闘技場に、この史上最凶のモンスターが二頭もやってきた!
果たしてどんなハンターが、立ち向かうのか?刮目してみよ!
- 闘技場内で2頭の怒り喰らうイビルジョーを同時に狩猟。
…もはや生きて帰れるかどうかも怪しいクエストである。
普通のイビルジョーを2頭同時に狩猟するクエストは「恐暴の宴」で実現されたが、
飢餓ジョーはそもそも会うこと自体が難しい非常に稀な個体であり、
仮に運良く(悪く?)遭遇する事ができたとしても、
即撤退が定石とされるほどの実力と凶暴性を合わせ持つモンスターである。
そしてそんな悪魔を2頭同時狩猟しろとは…。
- 「凍土に満ちる狂気」は、百歩譲ってそれなりの理由があったからこそ、
狩猟が公に解禁された特例であると考えられなくもなかったが、
これでは直々にギルドがハンターを公式な場所で抹殺するために用意したのではないか…と、
思わず勘繰ってしまうのも無理はない。もはや公開処刑である。
- そもそも…遭遇する事も難しい上に、ギルドが即撤退を推奨するほど危険なモンスターを、
一体どうやって2頭も調達したのだろうか?
また、運が悪ければ飢餓ジョーによる観客殺戮ショーすら始まりかねないというのに、
これを黙認しているギルドは一体全体何を考えているのか?
色々と疑問符の出るクエストである。まあそれはこっちにも言えるが。
怒ジョーやスーパーサ○ヤ人だったら闘技場の壁くらい…いや、そんな想像はやめておこう
- とりあえず、どんなにイビルジョーに慣れてるハンターであっても、3Gの同士打ち仕様故に、
気が付いたら一方の個体が魔物状態になっていることや
2体同時にブチ切れることも多々ある(これはイビルジョーの身体が大きいが故、
ダメージを受けやすいのが理由である)為、他のクエスト以上に周囲に気を配る必要がある。
- 戦闘に関しては、初見では何が起こってるかすらまともに把握できないと思われる。
閃光玉による分断が難しい今作、ソロでの難易度は屈指のレベルである。
取り敢えず、「わぁぁぁ、怒ったああ!怖えええええ」なんて言ってる余裕はない。
巨大な岩が2個同時に飛んでくるわ、クロスブレスが発生するわ、
挙句の果てに踏みつぶしをかわしたものの、震動を受けふらついた直後に
「いただきます」とばかりに飛びかかられる………
しかも、この「いただきます」が同時に発生することもある。
正直地獄絵図もいいところである。けむり玉・こやし玉も含めた入念な準備は欠かせない。
- が、けむり玉でうまく分断できたとしても、
あの長すぎる激昂時のブレスのリーチ故に邪魔が入りやすく、
分断中に怒髪となった飢餓ジョーの龍ブレスがハンターを知覚していないもう1頭に炸裂、
結果気づいたらもう1頭悪魔が降臨していた、などザラである。
闘技場自体が狭かったラージャンほどではないが、
類稀なる破壊力に悲鳴をあげるハンター絶賛続出中といった状態。
- 何より怖いのは、発見されていないほうが疲労に陥り、
もう1体を見つけて喰いかかろうとした矢先にハンターを見つけ、
ハンターがあらぬ方向からとばっちりを喰らうという可能性があること。
宴にも言えるが、これも分断を難しくしている一因である。
- 本クエストでも同士討ちが強力であることに変わりはないが、
そこはドSカプコン、体力値が他の二頭クエストに比べて高めになっている為、
「恐暴の宴」と同じ感覚で攻撃をすっぽかして逃げ回っていると時間切れになってしまう。
まあ同士討ちだけでクリアできてしまうようでは面白みもへったくれもないわけだが。
- これらの艱難辛苦を乗り切ってようやく報酬を手にすることができるわけだが、
覇王の証が確定でもらえるほか、レア素材の滅鱗がかなり高確率で手に入る。
しかし、前述のように尋常ではない難易度を誇るクエストということもあり、
プレイヤー間ではイビルジョー飢餓の専用素材である「ドス黒い血」も大量に貰えるのでは…
という期待が広がっていた。
ところがどっこい、報酬欄に出てきたのはまさかの期待を裏切る1、2個。
勿論、確定報酬ではないので出ない時もある。
ドス黒い血を集めるならイビルジョー飢餓の単体クエストを連戦するほうがよっぽど集めやすい。
おまけに「双獅激天」とは違い天の山菜組引換券がもらえない。
これではこのクエストを連戦する意味が全くないのである。
このため、現在では完全な腕試しクエストとしての地位に落ち着いている。
まぁ人によっては4,6つ血がほいほいでるみたいだが。
余談
- クエストの内容ばかりが注目されるが、依頼内容も上記の通り結構おかしい。
こんな滅茶苦茶なクエスト内容ならきっといつもの闘技場が占領された系で、
さぞパニックになりながら依頼したのだろうと考えるかもしれないが
実はこれ、MH3、MHP3のどっかで見たことある文章がそのまま載せられている。
…一目でお分かりのとおり、緊急事態でもなんでもなく、単なる興行である。
おそらく依頼人は「(そしてどのように御馳走になるのか、)刮目してみよ!」と言いたいのだろう。- なお、通常のイビルジョーが登場する恐暴の宴の依頼人は、「落ち着きの無い村人」なる人物である。
イビルジョーが暴れて村が壊滅しそうだからと狩猟を依頼してくるのだが、
こちらは依頼人がパニクッているというのがあのクエストと一緒である。
しかも、狩猟場は闘技場と依頼文と矛盾している。
普通なら逆にするべきだろう。前作のポジションも考慮に入れるなら尚更である…。
- なお、通常のイビルジョーが登場する恐暴の宴の依頼人は、「落ち着きの無い村人」なる人物である。
- 冒頭に「いつかは配信されるだろうとみんなが思っていたクエスト」と
書いたが、これには理由がある。
イビルジョーは初登場の時からハンターに異様な存在感を見せつけ、
ポジションも「ラージャンと似ている」と言われることも多かった。
そして、「恐暴の宴」はかの有名な「最後の招待状」とそっくりだった事もあり、
「最恐の果て」のクエスト配信予告が出た時は同じくブチ切れラージャン×2のクエストである
「双獅激天」と同じ仕様ではないか、と大勢のハンターが考えたのである。
- 狙っての演出だったのか偶然だったのかは不明だが、このクエストの次に配信されたのは
「ジョジョの奇妙な冒険」とのコラボクエストであった(しかも2週連続)。
そのため、ジョー×2 → ジョージョー → ジョジョで、
次に配信されるクエストの前日譚的な位置づけだったのでは?と考えたプレイヤーもいたんだとか。
…もっとも、通常のイビルジョーでもネタとしては成立するので、
本気でそう思ってる人間はさすがにいないだろうが。
- MH4シリーズでは残念ながら(?)怒り喰らうイビルジョーの同時狩猟クエストは実装されなかったが、
MHXでは「その怒り、制止不能」のタイトルで、再び怒り喰らうイビルジョーの同時狩猟クエストが配信され、
多くのハンターたちを阿鼻叫喚の地獄へと叩き込むこととなった。
関連項目
モンスター/怒り喰らうイビルジョー
クエスト/恐暴の宴
クエスト/双獅激天
クエスト/怒髪の金獅子狩猟!
クエスト/恐怖と暴動の2頭狩り
クエスト/OP・最強の宴