MHP3, MH4G, MHX, MHXXに登場する狩猟フィールドのひとつ。
目次
概要
- 凍土の最奥部、地理的にはオーロラが間近で観測できるほどの緯度に位置する。
無論とても寒いので、ここで活動するならホットドリンクは必須となる。
ベースキャンプでは奥に海が広がっている光景を見る事が出来る。
ギルドも基本的にはこの地にハンターを派遣させる事は無いが、
ウカムルバスの出現により、特例的にこの地での狩猟が解禁された。
変遷
MHP3
- 新たなウカムルバス戦専用フィールドとして登場した。
歪な楕円形のフィールドに中央部にはクレバス、自由に行き来できないベースキャンプなど、
構造はMHP2Gのウカムルバス戦専用フィールド雪山深奥によく似ているが、大きく異なる点が二つある。- 一つ目はクレバスに二カ所の段差がある事。
この段差をよじ登ったり飛び降りたりする事でクレバスの上を横切る事が出来る。 - 二つ目は天井があるという点。これが非常に厄介なものになっている。
ウカムルバスが咆哮を放つと、その振動で天井が崩落、いくつもの巨大な氷塊となって降り注ぐ。
これに当たるとダメージ+雪だるま状態になってしまうため、MHP2Gの頃より危険度が増している。
- 一つ目はクレバスに二カ所の段差がある事。
MH4G~MHXX
- MH4Gでは、ウカムルバスの復活とともに極圏も復活した。
MHP3の時は外はオーロラが輝く夜空だったが、4Gでは時間帯が昼に変わったのか日光が差し込んでおり、
高低差アクションが導入されたこともあり、MHP3時点とはだいぶ印象の異なったフィールドへと変化している。
アカムトルムの攻撃で段差が出来た溶岩島と同じくこちらもウカムルバスの攻撃で段差ができあがるが、
極圏の場合はフィールド全体が大規模に変化するようになっている。
なお、地形の変化時はあちらと同じくスキル貫通の大震動が発生するため注意。
- 以下に地形変化のパターンの概要を記述する。
- パターン1(クレバス)
- マップ中央部にクレバスが存在する、MHP3時代に最も近いパターンの地形。
当時と違うのは、クレバスが全て段差で構成され、進入不可能な場所が一切なくなったこと。
乗り越えアクションの簡易化も伴い、過去作よりも自由にクレバスの間を行き来できるようになった。
互い違いに段差が配置されているため、ジャンプ攻撃も比較的やりやすい。
クレバスの一部はハンターの身長と同じくらいの高さを持つため、段差の近くに寄れば
氷塊や岩などの投射物をやりすごすための防御壁として活用することも可能。
- パターン2(X字)
- フィールド全域に歪なX字状の段差が現れ、4つの足場に区切られたパターン。
マップ全体が階段状になっており、西→南北→東の順に低くなる。
段差が占める領域が増えたためアクセス性はやや悪くなっているが、床面自体は傾斜もなく見晴らしも良い。
西側の地面が最も広いため、基本はここを中心に立ち回ると戦いやすいだろう。
- パターン3(崖)
- エリア西部の氷盤が大きく沈降し、マップ中央に逆C字型の巨大な崖が出現するパターン。
エリア西部から移動するには武器をしまって崖を登らなければならないため、咄嗟の退避には難儀する。
一方でモンスター側は崖をものともせず突進や飛びかかりで追い詰めてくるため、
ハンターが最も苦戦を強いられる地形と言えるだろう。- この崖に関して気を付けるポイントは、ウカムルバスが突進攻撃を繰り出した時。
ウカムが突進中にこの崖に差し掛かった場合、突進を中断して崖を踏み越えるのだが、
その後に再度判定を纏って突進を再開する。
乗り越えの直後は動きが止まるためまるでフェイントのような挙動になり、
後隙を狙おうと近づいたプレイヤーをノーモーションで轢き倒す危険な行動となる。
- この崖に関して気を付けるポイントは、ウカムルバスが突進攻撃を繰り出した時。
- MHX(X)でもMH4Gと同様の仕様で登場。
MHP3時代のような夜間ではなく、やはり日中での狩猟となる。
溶岩島ともども地形変化時の強制震動が削除されているため、戦闘中にテンポを崩されることはなくなっている。
余談
- 採集や採掘ができる場所がいくつかあるが、手に入るのは石ころや砥石、氷結晶、グラシスメタルなどの鉱物ばかり。
薬草の一本も生えておらず、虫取りができる場所も無いため、
MHP3までは本当の意味でウカムルバス以外の生物が存在しないフィールドであった。- MH4Gではこのフィールドに錆びたクシャルダオラが飛来する。
G★3の高難度クエスト「不協和音の風が鳴る」において登場ムービー付きでの登場である。
これにより専用フィールドでなくなったとともに、初めてウカムルバス以外の生物の存在が確認された。
なお、P3にあった採掘ポイントはオミットされてしまった。
- MHXでは二つ名持ちモンスターを中心に様々なモンスターが登場する事態に。
過去作から一転して、非常に賑やかなフィールドになった。
似たような状況になっているフィールドとしては黒き神の出現フィールドが存在するが、
あちらは元から決戦場のような半汎用フィールドとして登場しており*1、
それだけに元は専用フィールドだった極圏の変化が際立っている。
- MH4Gではこのフィールドに錆びたクシャルダオラが飛来する。
- MHXでドスファンゴ単体と戦う時の音楽は、なんと無音である。
理由は簡単、極圏に汎用BGMが存在しないため(元はウカムルバス専用フィールドだったのだから当たり前だが)。
全くBGMが流れない中、広大な極圏でドスファンゴとどつき合うというのは非常に物寂しいが、
ドスファンゴ戦のバックで絶対零度が流れたりするのもそれはそれでアレなので仕方ない。- 続編であるXXでは氷海の汎用BGMが流れるようになった。
それはそれでどうなんだという気もするが、氷海BGMの完成度の高さも相俟って意外と映える。
ベースキャンプには海が広がっているので、違和感は無いだろう。 - なお本家氷海にドスファンゴは進出していないので、
そのBGMをバックに大猪と対決出来るのは特殊許可クエストのみである。嬉しくねぇ。
- 続編であるXXでは氷海の汎用BGMが流れるようになった。
- モンスターハンターの世界も球体の星であるため、オーロラが観測できるほど高緯度になると、
太陽高度の限界は落ち日光の入射角はかなり浅くなる。
これはゲーム中にも反映されており、極圏で出来る影は他のフィールドでハンターの足元に出来る影よりも長い。 - また、4Gでは何故か天井から氷塊を落下させたときのウカムルバスの落とし物からコスモライト鉱石が落ちる。
極圏の天井には隕石の成分でも含まれていたのだろうか?
登場モンスター
- 大型モンスター
- ウカムルバス
錆びたクシャルダオラ
大雪主ウルクスス
岩穿テツカブラ
ティガレックス(通常種/荒鉤爪)
ドスファンゴ
ガムート(通常種/銀嶺)
ベリオロス
ザボアザギル
怒り喰らうイビルジョー
- 設定としては「オーロラが見えるほどの極地」「山々の遙か奥深くに存在する地」とされており、
MHP3、MH4Gにおいては生半可なモンスターは生息することができない(登場しない)フィールドとして扱われていた。
しかしMHX(X)ではティガレックスやガムートといった通常の大型モンスターはおろか、
危険度★3のドスファンゴまでもが進出したことが確認されており、
登場当初の「(ラス)ボス級モンスター専用フィールド」という趣は微塵たりとも無くなってしまっている。
他の極地にも明らかに場違いな奴が紛れ込むパターンがやたら多いのは気のせいだろうか。- 寒冷地に二つ名を含めティガレックスが登場するということは、この付近にもポポが居る可能性があると言える。
関連項目
モンスター/ウカムルバス - 主な狩猟対象。
フィールド/雪山深奥 - 『MHP2G』におけるウカムルバス戦専用フィールド。