主に肉眼ではっきり確認できるほどの大きさを持った菌類の総称。
モンスターハンターの世界では多種多様のキノコが確認されている。
目次
概要 
現実におけるキノコ 
- 一般的には上部が傘のように広がっており、その裏面はひだ状になっているが、
実際の形状や色などは種によってそれぞれ。
我々が食べている部分はキノコが胞子を放出するための器官、つまり他の生物で言う生殖器にあたる。
- キノコといえば一般的な食材としても広く知られているが、危険な毒性を有するものも多く存在しており、
全体に占める毒キノコの割合はおよそ9割にのぼるとされる。
というより完全に無毒なキノコはほとんど無く、
シイタケ等のポピュラーな食用キノコも微弱ながら毒性を持っている為、生食すると中毒を起こす。
- 時に生死に関わる恐るべきキノコもあり、さながら生体兵器のようなものも存在する。
しかもそんな殺人キノコが地元で普通に群生しているというケースも多い。- 普段食べられているものと似通った見た目であっても、致死量の毒を有するものは数知れない。
その擬態能力はキノコを熟知している専門家でも間違える程である。
もし家の近くで見つけたら、犠牲者が出る前に家族や近所の人々に報告して危険を知らせよう。 - 専門的な項目ではないが、とりあえず詳しく知りたい際はこちら
も参照しよう。
もっと知りたい場合は専門的な図鑑をオススメする。
- 普段食べられているものと似通った見た目であっても、致死量の毒を有するものは数知れない。
- 養分豊富な森林地帯だけでなく、人工物の建物内でも繁殖は可能である。
やはり菌類なので、掃除が行き届かない部屋にキノコが生えてきたという報告は多い。
モンスターハンターにおけるキノコ 
- アイテム群の一種。フィールド上の採集ポイントや農場などで入手できる。
種によって様々な特徴や成分を持ち、その特性を調合や武具の製作に利用できる素材。
あらゆるハンターが序盤の序盤からよくお世話になるアイテムが多く、
一部の武器や戦闘スタイルにおいては生命線にもなり得る。
基本的には一般的に知られているキノコを模したアイコンで表示される。
- MHP2G以前の採集ポイントは非常に分かりやすい。見るからにキノコが生えている。
しかし、夜の沼地などでは、そのキノコの周囲に毒沼が発生することもあるため注意。
また、普段見るより一回り大きなキノコらしきものを見かけた場合、
それは被り物で擬態したチャチャブーである可能性があるため、迂闊に近寄るのは危険である。
- 武具の素材として要求されるケースは比較的稀であるが、
ガンナーの弾の素材や薬品類の調合には頻繁に必要となる。
直接食べて使用できるものは少なく、
素材として使えるキノコは説明文を読む限り、大半が毒キノコであるらしい。
よりによって食べて使用できるキノコがあからさまに毒キノコという始末である。
- 上記の通り、キノコには危険な毒を有する種も多く存在し、取り扱いには注意が必要である。
が、MH世界のキノコの危険度は、一部現実世界のそれをも凌駕する。
調合することで爆薬の原料となったり、食した瞬間毒や麻痺などのステータス異常を引き起こしたり、
中には触れただけでアウトだったり、胞子を少し吸い込むだけで幻覚に見舞われたりするものまである。
それら様々なキノコの特性を理解し、素材として活用するハンターは、実はかなりの博識なのではなかろうか。
さらにそんなのを生食する人外ハンターもいる。博識というかなんというか…。
- 素材としてだけでなく、精算アイテムやトレジャー、キッチンの食材に交易品など、
様々な形で細々と登場しており、プレイヤーが思っている以上にその種類は豊富である。
- モンスターハンターストーリーズ RIDE ONでは、食べると腹が異常に膨れて盛大におならが出る、
傘がドーナツそっくりな毒キノコ「ドーナツダケ」が登場する。
マネルガー博士特製のものは従来のものより遥かに強化されており、食べるとおならの貯蔵量が百倍になる。
キノコとモンスターの関係 
- ハンターのみならず、モンスターもキノコと関連が深い種が存在する。
- モス
- モスはキノコの類が大好物なので、モスが徘徊しているエリアではキノコが採れる場合が多い。
傍目にはキノコがあるように見えない場所でも、モスが立ち止っている場所を探すとキノコが見つかる場合が多い。
場合によってはモス自体から剥ぎ取れる。
また、ブルファンゴやドスファンゴもモスのようにキノコを食べている様子が見られることがある。
- オルタロス
- キノコを採取して巣に持ち帰る。
上質なキノコの場合、腹袋が青くなり、その状態で倒すと熟成キノコを落とす。
ちなみにこれは特産キノコがオルタロスの酵素で熟成されたものという設定であるが、
特産キノコを採取できないキノコの採取ポイントでもキノコのレア採取ポイントであれば熟成キノコになる。
- クンチュウ
- 未知の樹海や沼地、渓流などの一部フィールドにおいて、キノコに寄生されたと思しき死骸が確認できる。
採取オブジェクトなので、この死骸からキノコを採取する事も可能。
ただし、クンチュウの素材は入手できない。
- ババコンガ
- 尻尾でキノコをつかんでおり、腹が減るとそのキノコを食べてキノコの成分を含んだブレスを吐くようになる。
尻尾のキノコを食べた後はフィールドのキノコを食べる事もある。
この特性を考慮してか、MH4には採り尽くしても消失しないキノコのオブジェクトが存在する。
なお、特異個体が掴んでいるキノコは一目で違いが分かるほどかなり大きい。
- ウルクスス
- 疲労状態になった際、雪の中に埋めておいたキノコを掘り出して食事する様子を確認できる。
自然冷凍でシャーベット状にして食べているのであろう。
疲労しても食事する前に怒り状態に移行することが多いため、ある意味レアな行動とも言える。
なお、食事中のキノコが採取できるということはない。
- プケプケ
- 植物質のものならなんでも食べるプケプケだが、現大陸の個体はキノコが好物であるらしく、
登場ムービーでキノコを舐め回した上で捕食している。
カムラの里近辺にはドクカズラが生えていないためか、毒テングダケを捕食することで毒活性化状態へ移行するなど、
現大陸の個体はキノコからも自らが扱う毒を摂取している事が窺える。
- ドボルベルク
- 背中の苔の中にキノコが確認できる。このキノコはドボルトリュフと呼ばれており、
モガの森の個体を狩猟すると希少特産品として入手できる場合がある。
- タイクンザムザ
- 洞窟内に自生しているコナマキダケというキノコの菌糸を利用して岩を付着させており、
洞窟の岩に擬態して身を守っている。
また、外敵から攻撃を受けた際にはコナマキダケの胞子が飛び散り、煙幕のような効果をもたらす。
余談 
- RPGなどでキノコをモチーフとしたモンスターが登場することは珍しいことではない。
が、そのようなモンスターは植物系のモンスターとして扱われる場合が多い。
当記事の冒頭に書いたが、キノコはあくまで菌類であって断じて植物ではない。
では何故植物扱いなのかというと、菌類系なんて狭過ぎるカテゴリーを作る意味が無いからであろう。
なお海外では、「ファンガス」というマイナーにもほどがある種族として記されていることも。
- 毒キノコには明らかに毒ですと言わんばかりに派手なものがある一方で、
食用キノコと同じ姿をしたものもある。
その道の本物のプロ以外では判別など到底不可能なので、
素人やプロ気取りが野生のキノコに関わるのは自殺願望以外の何物でもない。要注意。- 特にドクササコという毒キノコは、「見た目が地味」「縦に裂ける」
「竹林に生える」「口当たりが良い」「香りが良い」「虫が食べる」といった、
食用キノコの見分け方の迷信を悉く覆している。- ちなみにこのドクササコ、毒キノコではあるが、それの毒自体には致死性はない。
……ないのだが、ハッキリ言って死ぬほうがまだマシという言葉をそのまま体現した恐ろしいキノコである。
では、そんなドクササコの中毒はどんなものかというと、
指先や鼻先などの体の末端が火傷を起こしたように腫れ上がると同時に、
「まるで焼けた鉄を押し当てられているよう」とまで形容される激痛が生じる
……というもの。
しかもこの症状はかなりの長期間続き、しばしば一ヶ月以上にも及ぶという外道ぶり。
こんな恐ろしい目に遭わない確実な方法はただ一つ。
兎に角野生のキノコには手を出さない。これに尽きると言える。
- ちなみにこのドクササコ、毒キノコではあるが、それの毒自体には致死性はない。
- ちなみにキノコの毒は旨み成分でもある場合が多いため、
誰が記録したやら、毒キノコは美味しい場合が多いらしい。
死ぬほど美味いならぬ死ぬけど美味いといったところか。
実際にキノコ採りの達人の中にはキノコをかじって、その味で毒キノコかを判別する猛者もいるので、
味を知っている人がいても不思議ではない。
もちろん判別後はすぐ吐きだすし、外見で判別できるものはその時点で回避するなど、
生半可ではない知識と経験があればこそできる芸当であるため、普通の人は決して真似をしてはいけない。
- 特にドクササコという毒キノコは、「見た目が地味」「縦に裂ける」
- MH世界のキノコには、毒テングダケやマヒダケなどの「~ダケ」というものが多いが、
標準和名では「~ダケ」というキノコはなく、一般にそう呼ばれるキノコでも「~タケ」が正しい。
ただし方言や流通用語・商標なども考慮すると一概に間違いとは言い切れない。
また、日本語の歴史的にはたとえ濁音であっても濁点を表記していなかった時代も長い。
- モンハン世界でも、超有名な配管工の巨大化キノコが実在するようである。
これをハンターが食しても巨大化することはないが、モンスター側が食すと…
- 下記のリストを見るとシメジが多いのが分かるが、それもその筈。
現実でも「シメジ」は
ホンシメジ(キシメジ科シメジ属)、
ブナシメジ(キシメジ科シロタモギタケ属)、
ヒラタケ(ヒラタケ科ヒラタケ属)
というそれぞれ異なるキノコの総称として扱う事が多い上、
上記の科・属にも含まれないシメジと名の付くキノコも存在するため、
分類および定義が曖昧なのである。
モンハンにおけるシメジも総称に近い呼び方である可能性が高い。
そして、ここまで読み進めた方々ならお分かりだと思うが、
名前にシメジが付くからといって食べられる保証はない。
- 石川県ではキノコの事を「コケ」と言う。
キノコ系アイテムの一覧 
- アイテム/アオキノコ
- アイテム/ウツクシメジ
- アイテム/オオマヒシメジ
- アイテム/鬼ニトロダケ
- アイテム/オニマツタケ
- アイテム/カガヤキクラゲ
- アイテム/キラメキノコ
- アイテム/ギラリエリンギ
- アイテム/ギンガダケ
- アイテム/クタビレタケ
- アイテム/グラマーキノコ
- アイテム/クロゴマキノコ
- アイテム/高層エリンギ
- アイテム/コシカケダケ
- アイテム/コナマキダケ
- アイテム/混沌茸
- アイテム/シロゴマキノコ
- アイテム/深層シメジ
- アイテム/スーパーキノコ
- アイテム/長身エリンギ
- アイテム/ツルハシイタケ
- アイテム/ドキドキノコ
- アイテム/毒テングダケ
- アイテム/ドスマツタケ
- アイテム/特産キノコ
- アイテム/トッテオキノコ
- アイテム/ドボルトリュフ
- アイテム/ニトロダケ
- アイテム/ヌメリンギ
- アイテム/ピッカエリンギ
- アイテム/美白ダケ
- アイテム/ヒンヤリダケ
- アイテム/二重シメジ
- アイテム/マヒダケ
- アイテム/マブシイタケ
- アイテム/マンドラゴラ
- アイテム/山盛り茸
- アイテム/竜茸
- アイテム/ロマンキノコ
エリンギやシメジに対応するアイテムが多い一方で、
意外にもエノキタケやナメコに対応するアイテムは未だない。
キノコ名 | アイテム名 |
---|---|
エリンギ | 長身エリンギ |
ピッカエリンギ | |
ギラリエリンギ | |
高層エリンギ | |
ヌメリンギ | |
キクラゲ | カガヤキクラゲ |
サルノコシカケ | コシカケダケ |
シイタケ | マブシイタケ |
ツルハシイタケ | |
シメジ | 二重シメジ |
ウツクシメジ | |
オオマヒシメジ | |
深層シメジ | |
キヌシメジ | |
テングタケ | 毒テングダケ |
ゲキレツ毒テング | |
トリュフ | ドボルトリュフ |
マイタケ | カリスマイタケ |
マツタケ | オニマツタケ |
ドスマツタケ |
キノコを使用した武具 
武器/混沌のゴン
武器/リュウノコシカケ
武器/リュウノトドロキ
武器/パラッシュニードル
武器/マッシュポイズン
防具/混沌のパオ
防具/マンドラ・アオノコシリーズ(公式)