武器/チェーンブレイド

Last-modified: 2023-09-06 (水) 17:54:53

MHP3で初登場した、雷属性を持つ機械仕掛けの太刀。
その刀身はチェーンソーそのものになっている。

目次

概要

  • 以前から双剣にもツインチェーンソーというチェーンソーの武器が存在したが、
    これは太刀なのでかなり大きく存在感は双剣以上。
    当然チェーンソーを模したギミック機械武器なので抜刀すると刃が動き駆動音が鳴り響く。
    ツインチェーンソー以上にチェーンソーそっくりなので抜刀しているだけで楽しくなる代物である。
  • 強化していくとチェーンブレイド改を経てランバラルムとなる。
    チェーンソー太刀の最高峰ランバラルムの性能には「全きこり達が歓喜の涙を流した。」らしい。
    まるでどこぞの映画の宣伝文句のようである。

性能

MHP3

  • 序盤でライトクリスタルが手に入れば入手できる雷属性太刀。
    作成時は攻撃力120雷属性10、スロット1を持つため痒い所に手が届く便利な性能となっている。
    斬れ味については序盤ゆえに考える事も無く、緑が付けばありがたいぐらいの心持ちで充分。
    タイミング的にはリオレイアの登場前後となるため、それに合わせて作るのも良い。
  • チェーンブレイド改に強化する際には下位素材とはいえ貴重な角竜の骨髄が必要となり、
    ランバラルムに強化するにも超電雷光虫が十匹必要だったりと強化難易度は微妙に高い。
  • だが、木こり達には残念な話だが、お世辞にもその性能は高いとは言い難い。
    攻撃力はともかく属性値が14と低く、斬れ味もデフォで斬れ味レベル+1でようやくに到達するが、
    それも非常に短い。なので手数重視の太刀としては非常に使いにくく、
    雷属性の太刀にはロストエデン王牙刀【伏雷】ライトニングワークスといった
    もっと優秀な性能のものがゴロゴロあるので残念ながらまず使われない。
    折角の面白武器なのに残念な話である。
    一応、序盤では作成難易度の割りにはそこそこ役立つため、電動のこぎり感を楽しむだけなら
    チェーンブレイドを作成して序盤をしのぎ、中盤には強化させずに売り飛ばすのも良いだろう。

MH3G

  • 強化・生産に必要な素材が変更され、採取のみで作成可能になり、
    最初の雷属性の太刀として作成したハンターは多いのではなかろうか。
    また、雷刀ジンライが用意出来ない時は、これで代用してナバルデウスに挑んでも
    十分に撃退できるだけの性能を持つなどかなりのパワーアップを遂げた。
    • ジンライ系統は作成難易度がかなり高い一方、下位のジンライ改の時点で上位武器であるランバラルムに近い性能を持つ。
      が、こちらは圧倒的に作成難易度が低いため競合はしにくい。
  • お守りテーブルの判定に一定数の古びたお守り・風化したお守りを取得する必要があった頃は、
    ゲーム開始直後にこの太刀を作り、これ1本で一気に上位までのし上がっては
    テーブルの判定とキャラリセットを繰り返すハンターが後を絶たなかった。
    このエピソードからも、この太刀がどれほどの性能なのか分かって貰えるだろう。
  • 今作ではランバラルムから刀鋸【雷斬】王刀ライキリの強化に派生する。
    • 刀鋸【雷斬】の性能は、攻撃力759・属性値150・斬れ味はデフォルトで白20で匠をつけても紫には達しない。
      そしてスロット3つ、と基本性能だけ見ればスロットだけが取り柄の半端な武器という印象は拭えない。
      しかし、この武器はG級昇格後すぐ作ることができ、必要素材もクルペッコ亜種の高圧電気石以外は、
      採掘で手に入る鉱石類と、上位でも入手できる超電雷光虫と、素材集めはさほど難しくない。
      加えて同時期には、リオレイア亜種やガノトトス亜種といった雷属性が有効なモンスターが
      キークエストに指定されているので、G級序盤を切り抜けるための一振りとしては悪くない武器なのである。
      また、G級における鉄板防具であるヘリオスZの素材となるナバルデウス亜種にも雷属性が有効だったりするため、
      これもポイントが高い。
      メラルーを一撃で撃退できて、スロットのおかげでスキルも付けやすいので炭鉱夫の武器にオススメ。
    • 一方で、王刀ライキリ派生で強化させていくと、「冥雷の宝刀」を経て、
      MH3G最強の雷属性太刀である「冥刀エンクリシス」になる。
      詳しい性能はあちらのページに任せるが、
      レア素材を用いないライキリにするだけでライバルの神雷斬破刀に匹敵する性能となる。
      したがってこちらも上位の間ほぼ常に世話になる可能性大。

MH4G

  • MH4では骨刀系の一虎刀から王刀ライキリに派生するため、チェーンブレイド系は存在しなかったが、
    MH4Gにおいて復活を遂げた。
    ……ただし、イベントクエスト報酬によって作られる武器として
    エピソードクエスト我輩だ!!!!!!!!で入手できる教官チケットで作れるクロオビ武器に混じって、
    なぜかチェーンブレイドも生産できるようになる。
    G級のイベントクエストであるため、チェーンブレイドもついにG級武器になったのだ。
    全木こり達が歓喜の涙を流した。
  • 性能だが、
    • G級太刀としてはトップクラスの攻撃力924
    • 今作でも受け継いだ、匠でも紫がでず、白が伸びるだけで止まる斬れ味とスロット3
    • 可もなく不可もない会心率0%
    • ……そして、覚醒で雷520
    非常に高い属性値と攻撃力ではあるのだが、
    この武器の特徴でもあった属性を発動させるには覚醒が必要になってしまったのである。
    おそらく、同じく教官チケットを要求される他のクロオビ武器と足並みを揃えるためであろう。
  • また、他のクロオビシリーズが教官チケット1枚の消費で生産できるのに対し、
    このチェーンブレイドだけは要求数5枚とやたら多い。
    作成する場合は相応の連戦を覚悟すること。
    • さらに言うと、このチケット要求数のせいでもっと大きな問題も発生してしまっている。
      というのも、教官チケットは3話だけでなく1話、2話のクエストでも確定で1枚もらえるのだ。
      そして1話と2話はG★1ランクのためG級に上がればすぐに受注ができるのだが、基本的に1回しか受注できず、
      何度も受注できる3話のクエストはG★3のランク付けのため、必然的に5枚必要なこの武器の生産は遅れる。
      つまり、一見クロオビ武器と同時期に生産できるように見えて、
      実際はあちらの方がはるかに早く作れて、G級序盤の攻略にも使えるのである。
      対するチェーンブレイドはG★3までお預けであり、その頃になればもっといい性能の雷太刀も登場しだす。
      そんなわけで、せっかくG級武器になったにもかかわらず、残念ながら相変わらず立つ瀬はほとんどない。
      チケットの数が少なくG★1から作れていればとても頼りになる武器になっていただろうに、
      非常に勿体無い話である。
      • 一応、他の人が貼った1話、2話のクエストに参加させてもらうことができれば、
        G★1での作成も決して不可能というわけではないのだが。
  • そんな残念性能としか言いようのないチェーンブレイドだが、まだあきらめてはならない。
    そう、チェーンブレイドにはランバラルムと言う強化先が過去2作にも登場していたからである。
    微妙性能なのもきっと強化途中だから。最終強化さえできればきっと第一線に立てることだろう。
    過去作を知る木こりたちハンターたちはそう思い、強化先を確認してみる。ところが…。

    この装備はこれ以上強化できません

    なんと、ランバラルムどころかチェーンブレイド改への強化すら不可能という残酷な仕打ちである。
    現実は非情であった…。

MHX

  • MHXではガーディアンソードLv2のからの派生となった。
    何気にカブレライト鉱石が必要なため、強化可能になるのは上位に入ってからである。
    今回は覚醒スキルで雷属性が付与された前作と違い、生産した時点で雷属性がついている。ただし属性値は低め。
  • 今作の強化システムの関係上、チェーンブレイド改をすっとばし、最終強化でランバラルムとなる。
    性能は
    • 物理偏重型に相応しい攻撃力230
    • 少し低めの雷属性14
    • 斬れ味はそれなりの長い緑に匠で出るのはすべて青
    • ちょっとうれしい1スロット
    と言った感じになっている。
  • 立ち位置としては、雷属性の炎斬【灼】と言った風で、残念ながら素が緑ゲージであるため、
    他の雷属性武器に比べると、低属性値も相まってあまり使い道がない。
    緑ゲージの長さを利用して鈍器使いで補おうとしても、
    無属性武器の「骨刀【竜牙】」が同じ攻撃力230にスロット3つの上にさらに長い緑ゲージをもって君臨して
    いるため、鈍器運用ではそちらに軍配が上がる。
    • ただし、匠を発動させるなどして攻撃力を底上げし、弾かれにくい肉質の相手を選べば、
      他の雷属性武器よりも使えないということはないので、フォローさえすればわりと使える武器である。
      樵たちも、そうでない人たちも、モンスターをかみのようにバラバラにしてみよう!
  • さて、作品を追う度に乱高下する強化難度だが、今作ではジンオウガの素材を中心に
    獰猛化フルフルからしか取れない「獰猛な電気袋」と
    獰猛化ジンオウガ、獰猛化ラージャンから取れる「獰猛な帯電毛」が必要となる。
    いずれもコモン素材であるため物欲センサーに悩まされる事は無いだろうが
    だったらそれぞれの太刀を作ると言う流れとなり、難易度も性能も微妙な扱いである。
    ノヴァクリスタルやユニオン鉱石の工面も地味なネックとなるが、こちらは大した問題では無い。

MHXX

  • G級追加に伴いさらなる強化が可能となった。
    究極強化で刀鋸【雷斬】となる。
    • 高い攻撃力340
    • 相変わらず低い属性値18
    • 斬れ味は素で青40、匠+2で白40
    • スロット1つ
    と高い攻撃力を持つ武器になっている。
    青ゲージ武器になり、弾かれにくくなったとはいえ、やはり低めの雷属性がネック。
    匠+2での運用であれば、物理攻撃力だけでも十分押していけるが、
    その場合は匠+2で斬れ味紫の出るラージャン太刀や、素で紫ゲージを持つラギアクルス太刀がライバルとなる。
    最終強化後は炎斬【灼】の雷版といった感じであるが、あちらは匠で長い紫が出るため厳密には少し違う。
  • 難易度面では、ピュアクリスタルやアルティマ結晶の工面さえ付けば
    G級フルフルとG級ラージャンの素材だけで完成する手早さをどう評価するかと言う話となる。
    G級武器でありながら、G級獰猛化素材をひとつも使わず完成できる点は意外と大きく響き、
    本命の雷属性太刀が仕上がるまでの攻略のつなぎとしてはギリギリ及第点と言った所。
    G級ラージャンが登場する時点で、より性能の良い雷属性太刀や無属性太刀があるなら乗り換えるも良し、
    チェーンソー一刀で突っ走って来たなら、いずれ早々に手放す事も踏まえて究極強化させるのも有りだろう。
    • ちなみに、G級以降の強化では何故かジンオウガの素材をひとつも使わない。

余談

  • 最終強化の『ランバラルム』という名前から、機動戦士ガンダムに登場する
    ランバ・ラルを思い浮かべるファンも多いらしい。
    太刀とは違うのだよ!太刀とは!! …いや太刀だが。
    • そういえばあの人の部下には「タチ中尉」が…だからという訳ではないだろうが。
      加えて彼の愛機グフは、右手に高圧電流を発生させるヒートロッドという兵器が装備されている。
      まあ、だからといってこの武器が雷属性という訳でもないだろうが…。
  • 真面目に考えるならば、
    「ランバージャック」Lumberjack(英・木こり)+「ラルム」Larme(仏・涙)
    であろうが、初出となるMHP3にはもう1本狙ったような名前の狩猟笛があるため、
    もしかしたら本当にスタッフ内にファンがいたのかも知れない。
  • 言うまでもないことだが、バイオハザード4のチェーンソー男やチェーンソー姉妹、
    5のチェーンソーマジニのように相手を即死させる能力は持ち合わせていない
    (むしろ、バイオだと即死するのはこっちの方)。
    • 余談だが、バイオ7にて敵ではなくプレイヤーがチェーンソーを使えるようになった。
      しかし、威力こそ高めだが敵側のように即死させる能力はない。
  • 刀鋸【雷斬】の「雷斬」は、雷または雷神を斬ったと伝えられる日本刀の事。
    複数本存在するが、その中でも有名なのは立花道雪が使用していた物であり、
    元々は、柄に鳥の装飾があったことから「千鳥」と呼ばれていた。
    大木の下で昼寝をしていた最中、急な夕立で落雷が降りかかったが、
    枕元に立てかけていた千鳥で、その雷の中にいた雷神を斬ったとされている。
    それ故、後に千鳥から「雷切丸」と銘を変え、常に傍らに置いたといわれている。
    死後、彼の養子である立花宗茂に引き継がれ、刀身に「立花飛驒守所持」と刻まれ、金が象嵌された。

関連項目

武器/機神双鋸 - 機械鋸武器(双剣)
武器/正式採用機械牙鋸 - 機械鋸武器(片手剣)
武器/強化型機械大鋸mkII - 機械鋸武器(大剣)
武器/特別製機械大鋸・龍式 - 同上
武器/アルトエレガン - 機械鋸と丸鋸を併せ持つ剣斧