ルドロスの皮を表面素材として
使用した片手剣。
更なる強化が望まれる一振り。
(ルドロスネイル)
水獣の素材を用いた片手剣。
一振りごとに水しぶきを上げる
その姿は獣の心を奪うという。
(ロアルクロウ)
刃の表面に乾くことのない水の
膜をはった湧水の剣。無尽蔵の
水刃が標的を削り、斬り裂く。
(ロアルドスクロウ)
水獣ロアルドロスの素材で作られた片手剣。
目次
概要
- 刃そのものは非常に小ぶりで、持ち手の方が長いという片手剣にしては珍しい構造をしている。
ルドロス素材を大胆に用いた、独特の外見が特徴的。
- ルドロスの素材を用いたタイプ(ルドロスネイル)と、
ロアルドロス素材を用いたタイプ(ロアルクロウ以降)の2種類がある。
大抵の作品では、まず骨武器にルドロス素材を括り付けた形状で生産し、
下位中盤からはロアルドロス素材を用いて強化していくスタイルとなっている。- ロアルドロス素材を使用すると海綿質の皮が巻き付けられた形状となり、水属性武器となる。
おそらくはスポンジ状の部位に貯えられた水が水属性を付与している設定なのだろう。
また、この際に盾のトゲも骨素材っぽい突起から黒く太い水獣の爪に差し替えられる。 - MHXでは強化ツリーがそれぞれ枝分かれしており、
それぞれの形状を保ったまま最終強化を迎えられるようになった。
- ロアルドロス素材を使用すると海綿質の皮が巻き付けられた形状となり、水属性武器となる。
- 名前を間違えやすいが、ロアルドロスクロウではなくロアルドスクロウである。
強化前がルドロスクロウなので余計にややこしい。
- 同じくルドロス素材で作成できる双剣・ルドロスツインズは
左手にロアルドスクロウ、右手にルドロスネイルと同デザインの剣を持つ武器である。
右手側だけ属性が弱かったり無かったりという事は無い。
性能
MH3
- 序盤で作成可能な水片手剣。
初期状態のルドロスネイルでは無属性なので早めにルドロスクロウに強化しよう。
チャナガブル素材を足してルドロスクロウ改。村ではここで打ち止めである。
火山に行く前に作れる水片手剣なので何かと便利だが、
流石にナバルデウス素材で作られたシーストライカーには完敗するので過度の期待はしないように。
MHP3
- 覚醒削除とシーストライカー系のリストラにより、実質唯一の水片手剣の系列に。
また、ルドロスネイルの時点から水属性が付くようになった。
一応、ラスボス武器の凶宝【翠嵐】も水だが、
あちらは実質無属性片手剣におまけで水属性が付いているようなものなので、差別化を気にする必要はない。
- 後述するように、今作では新たに登場した亜種の素材からも片手剣が作れるのだが、
そちらも水属性でなおかつロアルドスクロウとは派生が分かれているため唯一のライバルとなる。
瞬間火力ではあちらの方が優秀だが、こちらにも作成時期の早さ、長い白ゲージ、スロ2など十分な強みがある。
MH3G
- 上位中盤以降は亜種素材で一本強化される形式になり、通常種武器はやはりロアルドスクロウで打ち止め。
デプスストライカーに総合性能で勝っているので、上位中盤までなら十分一線を張れる性能。
それ以降は使われなくなるが、本作では爆破片手剣が猛威を振るっているので、
立場を爆砕されないうちに引退できたのはある意味幸せかもしれない…?
その片手剣を手に入れるためのモンスターが水に弱いため、活躍はできないことも無いだろう。
MH4(G)
- ロアルドスクロウは登場せず。ただし、素材交換でルドロスネイルとロアルクロウは生産可能。
ルドロスネイルの段階で、この時点では希少な水属性片手剣になる。
斬れ味は心許ないが、テツカブラを相手取るなら十分な性能。
- 上位以降は覚醒武器のオデッセイ系統に変化してしまうので、水獣の面影はなくなる。
ルドロス武器の形状が楽しめるのは序盤までである。
MHX
最終強化型ルドロスネイル。
鋼の如く硬化させた水獣の皮を
纏った、堅牢な片手剣。
(ルドロンギア)
- ボーンククリからの派生でルドロスネイルを作り、
そこからロアルクロウに派生させてロアルドスクロウを完成させるルートと、
ルドロスネイルをそのまま強化してルドロンギアという新しい銘の武器を完成させるルートが存在する。
- まずはおなじみ、ロアルドスクロウの性能は
- 平均的な攻撃力200
- 水属性片手剣で最大の属性値36
- 素で短めの青20だが、斬れ味レベル+2で白40が追加
- 会心率0%
- 水属性片手剣唯一のスロット2
今作の水属性片手剣は群雄割拠の有様となっていてライバルは多いが、
属性値、スロット数、作成難易度からロアルドスクロウが半歩リードといった所だろうか。
匠との相性の良さからディノバルド防具と相性が良い。
ディノSシリーズと二つ名防具である燼滅刃一式のどちらを選ぶかは好みや進行状況による。
水属性攻撃強化はお守りで確保するのが効率が良いが、十分な数値のものが手に入るかは運次第なのが辛いところ。
- 一方、ルドロス素材メインで作れるルドロンギアの方はと言うと、
- やや控えめな攻撃力190
- にもかかわらずこちらは無属性
- 素で短い青20に匠でも白20しか出てこない
- おまけにスロットまで1つきり
- 一応フォローしておくと、途中で使うランポスの大爪と最後に要求される勇気の証G以外は、
小型モンスターの素材だけで作れるという強みはある。
最後まで使うことはないまでも、最序盤ならばお世話になることもあるかもしれない。
MHXX
- ロアルドスクロウ、ルドロンギア共に限界突破し、それぞれ水刻ロアルドロスと沫刻ドロンギアへと銘を改める。
- 水刻ロアルドロスは、
- 究極強化としてはやや控えめな攻撃力290
- やはり水属性トップの属性値40
- 素で白30、斬れ味レベル+2で紫40と十分な数値
- この性能に対して破格のスロット3
スロット3に高属性と来ると物理攻撃力が終わってしまっている場合もあるが、
こちらはやや控えめ程度の攻撃力に全く問題ない斬れ味を合わせ持っている大変優秀な一振りである。
究極強化もG★4と早い段階で可能。高い拡張性を活かして、HR解放後も問題無く使っていけるだろう。- 比較するならくれなゐの色天薫風扇が順当に高レベルのバランス派として君臨しており、
属性値もこちらと5しか違わない位置まで迫っている。
総合性能だと劣ると言われる部分はあるがスロット3は水属性片手剣で唯一の特徴であるため、
徹底的に属性重視の運用ならこちらに軍配が上がる。
- ……さて、心配な沫刻ドロンギアの方であるが
- 並よりやや上の攻撃力330
- やっぱり無属性のまま
- 素で白30、匠で紫20と劣悪では無い
- ひとつ増えてスロット2
流石に小型モンスター素材だけで最終強化まで行くのは無理だが、
獰猛化素材を要求されないので作成が容易というのは変わらない。- が、同攻撃力で斬れ味は素で紫、
スロットも3つでおまけに防御力ボーナスが60もつく真名ウンネフェルの完全劣化品であった…。
そのウンネフェルですら片手としてはパッとしないのでこちらはもう…
MHRise
- ルドロス、ロアルドロスの復活に伴いこの武器も復活。
今作はルドロスネイルが存在せず、いきなりロアルクロウ系統から生産できる。
- 性能はというと、
- 攻撃力160
- 水属性27
- 斬れ味青20、匠Lv4から白
- スロットは2-1-1
- 百竜強化は攻撃力強化III、属性強化【水】II、水やられ特効
- 序盤の水属性片手剣の地位をしっかりと確保しているものの、
悲しい事に上位以降は伸び悩み、オデッセイブレイドやタマミツネ系統に譲ることになる。- ただし片手剣の中では最多のスロット数を誇る為、武器スロットがとにかく必要な時はこの剣一択となるだろう。
- どうしてもこの武器形状が使いたい場合、カスタム武器の百竜剣を作成し、
ロアルクロウの形状を貼りつけた方が、上位終盤での活躍がしやすいだろう。
属性や斬れ味を自由に変更できるので、いっそのこと今作人気の無属性にしてもいい。
MHR:S
群れを率いた水獣の矜持を刻む
片手剣。大切なものを守る時、
濁流があらゆる物を飲み込む。
(水刻ロアルドロス)
- ロアルドロスがマスターランクに続投しているため、こちらもマスターランクへの進出を果たした。
最終強化銘は水刻ロアルドロス改。
素材には同じく水属性のオロミドロの剛爪、そして傀異化したロアルドロスなどから取れる竜骨が必要となる。- ちなみにロアルドスクロウ改の一発生産も可能ではあるが、爪やイカしたトサカなど面倒な素材を強化の倍使うので、
自分の所持する素材と相談といったところか。
とは言え、天鱗などのレア素材を使わずに最終強化まで持っていけるのは嬉しい。
- ちなみにロアルドスクロウ改の一発生産も可能ではあるが、爪やイカしたトサカなど面倒な素材を強化の倍使うので、
- Rise時代は貧弱なスペックだったが、MRでは一味違った。
- 属性武器の中では高めの攻撃力330
- 残念ながら会心率は0%
- 上位から2倍近くに超強化された水属性51
- 斬れ味はデフォルトで長めの白70、匠Lv3から紫も出る
- この性能でスロットはLv3×1とLv1×2
- 百竜装飾品スロットはLv3
カムラやエルガドを守るため、暴れ回るモンスター達に水獣の矜持を刻みつけてやろう。
間違っても仲間ごと飲み込むようなことはしないように
- ライバルは圧倒的水属性値のアガメムノン。
流石に属性値こそ後塵を拝すものの、それをカバーするかのように攻撃力・斬れ味・スロット数はこちらが上。
属性武器のインフレが激しい本作ではあるが、ゲージの長さや攻撃力による物理性能の差は無視できるものではない。
スキルをそろえた瞬間的な火力ではアガメムノンだが、こちらは逆に継戦能力など総合的な戦闘力で上回れるだろう。 - 難点を挙げるとすれば紫を出すために必要な匠がLv3以上必要で重いことと、紫の量が短く維持が大変なこと。
素の白ゲージが長いためいっそ紫を諦めて斬れ味ケアを軽く済まし、そのぶんを火力スキルに回すというのもアリか。
ライバルのアガメムノンも同様に匠3から紫が出るため、剛刃研磨で維持する場合は差別化が難しいのも辛いところ。
とはいえ、白と比較して約1.1倍になる紫の属性補正は、素の属性値が高いこの武器にとっては
相対的に影響が大きいため、紫を出すか否かはよく考えよう。- 傀異錬成を進める事により斬れ味が伸びるため、これらの問題はやり込むことで解決する。
そのため、スロットを使ってそのまま紫を出すか、匠1以上を発動して使用するのかは、
自分の装備に合わせて好きなように運用するといい。
- 傀異錬成を進める事により斬れ味が伸びるため、これらの問題はやり込むことで解決する。
MHST2
- ルドロスネイルとルドロンギアが登場、スポンジ無しのルドロス片手剣の方である。
あくまで見た目がそうというだけで実際に主な素材となるのはロアルドロス。
- 上位のルドロンギアの性能は
- 攻撃力は並の片手剣より少し下回り、Lv.1で129、Lv.MAXで161の水属性。
- 会心率6%と防御力14も普通
- 水属性であることにより事情は変わってくる。
発売時点では水属性の強力なモンスターがおらず通常のタマミツネ止まりなのだが、
タマミツネの片手剣は会心率が8%あるものの攻撃力はさらに低く、期待値はルドロンギアを下回る。
- 8月のアップデートでは、薄い水属性をカバーするかの様にガイラスライサーが水属性武器として参戦したのだが…
生産時点では攻撃力129、会心率8%、防御力23とルドロンギアを微妙に上回っていた。
しかしどうしたことか、最終的な攻撃力は160と何故かルドロンギアより1低いというまさかの仕上がりに。
攻撃力では1の差、会心率では2%の差、と火力に関しては最早どっちでもいいレベル、
他に比較できるところといえば生産難度だが、考えるまでもなく完勝なのでこちらに軍配が上がるだろう。
- そしてアップデート第3段にて天眼タマミツネのさにつらう色扇の唐楓が登場したが、
あちらは攻撃力162、会心率9%、防御力20とこちらを僅かに上回っている。
たかが1、されど1である。
天眼タマミツネが狩れるようになったらあちらに出番を譲る事になるだろう。
亜種武器
紫水獣の海綿素材を纏った
片手剣。驚異の貯水力を得た、
あらゆる炎を無にする水剣。
- ロアルドロス亜種の素材で強化された片手剣。ルドロスネイルの最終形の一つ。
名称や見た目のために勘違いされる事があるが、毒属性ではなく水属性の武器である。
- 刃は紫水獣の鋭爪を研ぎ澄ませたもので、盾にも何本もの鋭爪を取り付けてある。
そして本体と刃を結び付けるように、
ルドロスやロアルドロス亜種の上質な海綿質の皮を何重にも巻きつけられている。
- 内部には大水袋が仕込まれており、そこから溢れ出る冷水が海綿質を伝って刃を包む。
斬撃と同時に炸裂する大量の水飛沫はあらゆる炎を無に帰すと言われ、
その水飛沫で陸上の獲物をも溺れさせる事が出来るために「苦剣」の名を持つ。
MHP3
- 一発生産やロアルドスクロウからの派生乗っ取りではなく、ロアルクロウ改を強化して作成できる。
アメジストクロウ→苦剣アメジストレイジという強化段階を踏む。
- 水属性40*1を持つ片手剣。
この値を超えるのは本作では龍属性の2振りしかない。
属性持ちの片手剣の中では基本攻撃力も高い方で、属性も合わせてかのゴールドマロウと同値という代物。
しかし強化素材に「潤った堅胸殻」が必要となるため、強化できるのはかなり後半。
さすがにロアルドロスの素材だけでは金火竜武器とタメを張れる数値は実現できないのだろう。- 同じくルドロスネイルから強化して作られるロアルドスクロウと比べると、
攻撃力、属性値ともに苦剣アメジストレイジの方が勝っている。
代わりにあちらは上位に上がってからすぐに作成でき、さらにスロットが二つ付いている。
こちらのスロットは0なので色々なスキルを組めるようになる終盤にこそ、その点が痛くなることもある。
また、こちらと比べて匠で現れる白ゲージが長い。
このため、上位序盤はロアルドスクロウを作ってしのぎ、
潤った堅胸殻を入手できたら苦剣アメジストレイジに切り替えるのが良いだろう。
スロットは0なので色々なスキルを組めるようになる終盤にこそ、その点が痛くなることもある。
- 同じくルドロスネイルから強化して作られるロアルドスクロウと比べると、
MH3G
- 今作ではロアルクロウ改からロアルドスクロウを経てアメジストクロウへと強化される。
アメジストレイジからはG級武器となり、さらに強化先に「苦剣アメジストリム」が追加された。
アメジストリムは攻撃力322、水属性350と、
属性値はやや下がり、片手剣としても物理攻撃力は平均以下。
スロットが2つもあるが、斬れ味は匠発動でも白70。
それでも、十分すぎるほどに高い属性値を背景に水が弱点の相手には一線級で使っていける。
なんといっても作成難易度の低さがウリで、港★6(G★1)の時点で最終強化まで可能。
メランジェ鉱石5個が若干ネックとなるが、砂原や凍土の固定出現ポイントから採掘可能である。- 港★7(G★2)への登竜門となる、ブラキディオスとの相性は良好。
ただ、片手剣で主に狙うことになる足や腕には水属性の通りが10%とかなり悪いため、
サイズが大きく頭などを狙いにくい場合はダメージ効率が大きく落ちてしまうのが欠点。
しかし、後述するが港★6までに最終強化まで出来る水属性片手剣はこのアメジストリムだけであり、
片手剣で挑戦するならこの武器を担いでいくことになるだろう(毒属性という手もあるが)。
- 港★7(G★2)への登竜門となる、ブラキディオスとの相性は良好。
- 水属性の片手剣のライバルは以下の2つが挙げられるだろう。
- 皇剣アークカリオン(ナバルデウス)
- 攻撃力364に水属性240。スロット無し。
斬れ味は匠発動で紫30と優秀で、会心率10%まである。
ナバルデウス亜種の素材で強化されるが、ラギアクルスのレア素材「海竜の蒼天鱗」が必要なため
作成時期は港★7(G★2)以降。
総合的に物理寄りの性能で、肉質が柔らかめの水弱点モンスターに有効。
前述のブラキディオスとの相性はアメジストリム以上に良いが、
作成時期からわかるとおり「爆砕の連鎖」には間に合わず、
ひとつ手前のアークストライカーの性能はアメジストリムに大きく劣る。
- マスターオデッセイ
- 攻撃力336、覚醒で水480、斬れ味は匠で白60+紫30、更にスロット2つ。
全てにおいてアメジストリムを上回る超性能だが覚醒が必要。
匠と覚醒を両方発動し、更に十分なスキルを発動することができるなら
水属性片手剣としてはほぼ最強となりうる。
ただし恐ろしいことに火竜夫婦両方の天鱗、白海竜の剛角2本などという
入手困難な素材をこれでもかと要求してくる作成難易度の高さが難点。
当然港★6ではラギアクルス亜種やウラガンキン亜種(重顎が必要)と戦うことはできないため、製作不能。