剣は、主によって色を変える。
ときには望みのままに。
ときには望みを超えて。
(百竜剣)
闇に潜む悪鬼羅刹を打ち倒し
百竜剣はなお進化を続ける。
どこまでも、止まることなく。
(百竜剣【陵谷変遷】)
MHRiseに登場する百竜武器のひとつ。
目次
概要 
- 百竜夜行の報酬で貰える百竜チケットとヌシの素材で作られる片手剣。
- 百竜武器の初期外見はいずれも赤いカムラノ武器であり、百竜剣もそれに準ずる。
この武器の場合は盾の中央部分と刀身が赤く塗られており、
結果として盾に刻まれたギルドの四つ菱がより目立つデザインに仕上がっている。- 本作におけるカスタム武器であり、赤色部分のカラーは好きな色に変更可能。
Ver3.0以降は武器見た目を好きな形状に変更可能になった。
- 本作におけるカスタム武器であり、赤色部分のカラーは好きな色に変更可能。
性能 
MHRise 
Ver.1.0 
- この時点では百竜剣IVで強化が停止。
当時はスキル環境が厳しく、斬れ味の問題から物理偏重が特に強い環境となっていた。
当時活躍の余地があった属性武器は高水準な性能と特効を兼ね備えた王牙剣、物理だけ見ても強力な手斧、
長大な青ゲージで属性武器の弱点をカバーできるハリセン扇子、
後は某バットに次ぐ期待値を誇ったせいで扱いが実質無属性武器のレイピア程度。
百竜強化を加味しても彼らに比肩する性能には至らず、物理特化はバットや昏冥に比ぶべくもない…と、
お世辞にも強力とは言い難い性能だった。
Ver.2.0 
- ヌシ・リオレウスとヌシ・ディアブロスの実装により百竜剣Vが解禁。
百竜剣自体の強化に加え、スキル環境の改善により白運用も容易となったが、
それらは他の属性片手にも全く同じことが言えてしまう。
前よりは幾分差が縮まったものの、やはり他の武器を押しのけてまで使うような代物とは呼べなかった。
そもそも、レイピアの完成や忍者の出現あと孫の手により物理側もやはり強化されているため、
ライバル達からしても目を見張るような活躍はできていない状況にあった。
明確に多用されていたのは、対オオナズチへの火属性程度だろう。
Ver.3.0 
- ヌシ・ジンオウガの素材により、最終強化である百竜剣【陵谷変遷】へと至る。
初期状態では攻撃力210、無属性、スロット無し、会心率0%、匠4から白ゲージが出現、と一般的な百竜武器と同様。
片手剣固有の百竜強化は存在せず、こちらもまた一般的なものとなっている。
ただし、手数の多さを考慮してか属性付与は通常属性がIII、状態異常属性がIIで打ち止め。
そして、百竜武器の最終強化共通の特徴として、外見を任意の武器に変更できる。
- 属性を活かす場合、百竜強化は斬れ味変更【壱型】*1/属性付与/会心率or属性値激化とするハンターが多いだろう。
どの段階の百竜強化をどの組み合わせで実施するかによって性能は変動するが、- 攻撃力190-200
- 属性値15-30
- 匠1から白ゲージ
- 会心率0%or20%
- 無属性では、組み合わせ次第で釘バットやナルガ武器と同程度の性能を実現できるのだが、
汎用性の鬼や、瞬間火力を出せる孫の手には見劣りする。
また、毒属性ながら安定した攻撃力を誇る我らが女王様の存在も大きい。- しかし、Ver.3.0で追加された奇しき赫耀のバルファルクの赫耀シリーズ一式とは相性抜群。
百竜強化斬れ味変更【壱型】/無属性強化/会心率激化にし、防具のスロットで匠Lv2を発動すると
攻撃力210、白ゲージ20、弱点攻撃時の会心率70%*2となり、
オトモの強化咆哮と合わせて、技術次第では常時会心率100%にできる。
その実用性はTA等でも採用されるほど。 - Lv2の空きスロットで超会心Lv3を発動すれば、赫耀シリーズの龍気活性+死中に活により、
逆恨みが無い状態でも轟剣【虎眼】を上回る瞬間火力を発揮する。
滅・昇竜撃を使う場合、攻撃をガードした時に赤ゲージが発生するため逆恨みも無駄にならない。
ここまでの火力を発揮した上でお守り枠はフリーなため、斬れ味フォロー等を入れることも可能。
ただし、龍気活性の発動が前提となるため、粉塵飛び交うマルチには最適とは言い難い*3。- なお、轟剣【虎眼】は匠が不要であり、その分で同じLv3スロットの攻めの守勢を採用できるため、
滅・昇竜撃のみをガンガン当てていくスタイルでは、轟剣【虎眼】がやや勝る。
その場合は斬れ味変更の代わりに攻撃力強化を採用し、こちらも攻めの守勢を導入することで、
青40の継戦能力を重きに置いた武器として差別化できる。 - ちなみに、クイーンレイピアは龍気活性により毒属性が消えてしまい、
素の会心率が100%のハイニンジャソードは弱点特効が死にスキルと化すため、
赫耀シリーズを着る場合は、必然的に無属性の百竜剣が第一候補となる。
見た目を自由に変更できる百竜剣が火力で第一候補として輝ける装備は、
この赫耀シリーズと組み合わせた時くらいのものなので、色々作って遊んでみよう。
- なお、轟剣【虎眼】は匠が不要であり、その分で同じLv3スロットの攻めの守勢を採用できるため、
- しかし、Ver.3.0で追加された奇しき赫耀のバルファルクの赫耀シリーズ一式とは相性抜群。
- 火属性では、イフリートマロウが競合相手となる。
あちらは白ゲージを出すには匠5が必要となり、事実上青運用限定の武器となっているため、
白ゲージの百竜剣、青ゲージのイフリートマロウという使い分けになるだろう。
- 水属性では、くれなゐの色扇の薄重がほぼ同等の性能*4。
非常に似通った仕上がりとなっており、白運用を前提とするならば好みで使い分けてもよいだろう。
青ゲージ運用の場合、攻撃力210(205)・水属性15(20)・会心率+20%・青40という性能になり、
くれなゐの色扇の薄重より攻撃力と会心率に優れる代わりに青ゲージが30短くなる。
属性を活かすために剣を多用する場合は青40だと物足りないので、何かしらのケアが欲しいか。
…なおあちらにも言えるのだが、根本的な問題として本作は水属性の需要が非常に乏しい。
- 雷属性では、王牙剣【折雷】と新顔の神源ノ雷裂キの壁が厚い。
いずれも基礎の物理性能ではこちらがやや勝るかと言った程度だが、
あちらには水棲・空棲の特効が揃っており差が埋まってしまう。
属性値ではあちらが勝っており、差別化はなかなかに厳しい。
一応、白ゲージに必要な匠はこちらが1、あちらがいずれも2となっている。
- 氷属性では、ゴシャガザクゥやエストレモ=ダオラにまず勝ち目がない。
前者はバット並の物理性能に百竜強化込みで実用範囲の氷属性値を併せ持つ。
後者は攻撃力こそ180と控え目ながら本作の片手剣で最高の属性値を持ち、
百竜強化込みで実質35-40%の会心率、更に匠無しで白ゲージが出る大業物。
外装変更を目的とするのでない限り、百竜剣の出る幕はないだろう。
- 龍属性では、神淵ノ風裂キと龍天剣ヴァミリオルグが強敵。
いずれも極めて優秀な斬れ味を持ち、青運用なら前者が、白運用なら後者が立ちはだかる。
百竜強化に特効も持ち合わせており、差別化は難しい。- 一応、攻撃力強化IV・属性付与【龍】II・会心率激化で攻撃力210・龍15・会心20%・青40となり、
超会心Lv3込みなら、空棲系特効の神淵ノ風裂キを上回る火力を得られる。
ただし、神淵ノ風裂キは脅威の青120によって高モーション値の穿ち斬り連携が使い放題であり、
最終的には与ダメージで抜かれてしまうだろう。
- 一応、攻撃力強化IV・属性付与【龍】II・会心率激化で攻撃力210・龍15・会心20%・青40となり、
- 毒属性では…クイーンレイピアの壁があまりにも厚すぎる。というか惨敗。
氷属性同様、外装変更が唯一の活路と言える。
- 爆破属性は、テオ=エンブレムと禍ツ剣ノ幽鬼アフティが共にそれなりの物理性能に高属性値を備えた代物。
特に、テオ=エンブレムは百竜スキルで爆破ダメージを直接強化できるため、属性特化運用では勝ち目がない。
爆破をおまけ程度に考えて物理性能を重視するのであれば活路はある…かもしれないが、
汎用性を追求すると無属性武器や毒属性のレイピアとも競合してしまう。
細かく使い分けるならともかく、やはりこちらもメインは外装変更になるか。
- 麻痺属性はVer.1.0から状況が一切変わっていない。
つまり麻痺片手なら事実上の百竜剣一択である。
属性付与Iで攻撃力10をとるか、IIで属性値5をとるかは個人の判断次第。
- 簡潔に述べると、最適解にはなりにくいが二番手にはほぼ入れるといったところ。
外装変更を利用して「少し弱くても、見た目が好きな武器を使いたい」という需要を満たすには十分すぎる性能。
結局「望みを超え」ることはできなかったが、「望みのまま」は達成できたと言っていいだろう。
外装変更という唯一無二の個性を持ちつつ、強すぎず弱すぎずな性能ということを考えると
案外バランスの良い調整具合と言えるのかもしれない。
MHR:S 
- マスターランクでは、鉱石素材派生(と里守用武器派生)共々強化先が追加されず。
なお、Ver.12ではMR武器の重ね着が追加されたのだが、着彩については変更ができない。
「主によって色を変える」という文言については、ある意味この剣独自の特徴として
保持されたと言えるだろう。
余談 
- 「陵谷変遷」とは、地形の変動に例えて、世の中が激しく変化し別物になること。
性能環境はともかく、見た目の環境については大きな変化を見せられていると言えるか。
関連項目 
システム/百竜強化 - 強化の詳細はこちら
システム/百竜夜行 - 素材の入手元
武器/百竜武器
武器/カムラノ鉄片刃