モンハン用語/ドス

Last-modified: 2024-01-27 (土) 12:27:32

モンハン界における接頭語。
ドスランポス」や「ドスキレアジ」など、
『ドス+固有名詞』という用法がシリーズを通して多数見られる。
モンスターハンター2(ドス)との関係についても記載する。

目次

概要

  • その種の中でも特に大型でボス格にあるものを指す言葉。
    ボスを持つ群れの個体以外でも、単にその種の通常サイズよりも大きいものを指す時にも使われる。
    また、とにかく通常よりも大きい事が特徴であるものにも付く傾向がある。
    • 由来としては「凄そうな語感」として、下記のドスから名前を拝借したのだろうか。
      他には「超ド級」と「ボス」を組み合わせた造語と言う見方や、
      組織のトップという意味の「ドン(首領)」(とボス)から取ったという説がある。
  • 現実世界では「ドス」と言えば短刀の事を言う。
    もちろん正式な名前ではなく、主にヤクザなどが使う隠語であるが、
    ヤクザ映画や漫画などで多用された結果、知っている人も多いと思われる。
    • さらにこの「ドス」と言う隠語の由来は「脅す」から来ていると言われる。
      恐喝などをする時に恐怖を与える手段として刃物を見せ付ける事が多く、
      そこから転じて見せ付ける刃物を「ドス」、そういったものを用いて脅しつける事を
      「ドスを利かす」などと言う。
    • ちなみに、モンスターハンターの世界にも武器としての「ドス」が存在する。
      長さ的には太刀だが、見た目はともかく武器名が『匕首(ドス)』と銘打たれている。

大物に対する「ドス」

  • モンハンに登場する「ドス○○」という名称全てに当てはまる事項。
    特に鳥竜種小型モンスターには「ドス」の名が付くリーダー格がいることが多く、
    それらをプレイヤーの間では「ドス鳥竜(種)」などと呼ぶ場合がある。
    これらは、小型・大型ではなく中型モンスターとして分類されることもある。
  • MHP2G以前のドス系モンスターは、モンスターによって異なるが、
    特定のアイテムや属性がものすごくよく効くと言う特徴を持つ。
    ドスファンゴなら雷属性の武器を適当に振り回すだけで討伐出来てしまうし、
    ドスランポスなどは閃光玉を使えば完全に無抵抗になる。
    その一方で、体重が軽いため落とし穴が利かず捕獲したい時はシビレ罠に頼るしか無く、
    どの箇所を攻撃しても肉質は変わらず、部位破壊できるような部位も無い。
  • MH3以降に登場、復活したドス系モンスターには上記の特徴は無く、
    閃光玉を使っても飛竜並に動き回り、落とし穴に落ち、部位破壊も可能と、
    通常の大型モンスターと同等の特性を持つ。
    ドスファンゴのそれは落ちたと言えるんだろうか…。
    またMHP2G以前のドス系モンスターは、怒ってもドスファンゴとドスガレオス以外は判り難かったが、
    MH3以降のドス系モンスターは(リメイクされたドス系も含めて)目に見える怒り状態になる。
    さらにMH3以降の中型モンスターには専用(汎用)BGM」が存在する。
    いままで汎用BGMだったのに対し、破格の扱いである。
    • ドスジャギィはモガの村の情報では大型モンスター扱いとなっている。
      またMHP3の情報誌の草食モンスターの生態から判断すると、
      ドス系モンスターも大型モンスター扱いになる。
    • MH3公式ガイドでドスジャギィ及びドスバギィの紹介がどうなるかちょっとした話題になった。
      そして遂に発売された公式ガイドでは、他の大型モンスターは計6ページに渡って詳細な情報が書かれたが、
      ドスジャギィとドスバギィは2体仲良く見開きでの紹介、ようするにそれぞれ1ページずつで紹介された。
      やはり彼らの立場はドスランポス達と大差ないのだろうか?
      もっとも彼らの扱いはともかく、大型モンスターの一匹一匹のページ数が多いのは
      3でのモンスターや武具が今までのシリーズより少なく、ページ数に余裕があったからなのだが。
      ちなみに、3Gでは他の大型モンスター6ページ(亜種がいる場合は+2ページ、希少種は別扱い)に対し、
      ドス三兄弟は2ページずつと地味~に増量されている。
  • MHWorldでは新たに牙竜種初の中型、ドスジャグラスドスギルオスが登場したが、
    後者は名前にドスが付くモンスターで初めて尻尾切断が可能なモンスターでもある。
    同作および拡張版MHW:アイスボーンで「ドス」とつくモンスターは彼らだけである。
    • またレア環境生物以外の釣れる魚すべてに「ドス」がつく巨大種が存在する。
  • MHRiseにはオサイズチというモンスターが登場し、小型のイズチを引き連れている。
    ドスという語こそ使ってないが、集団のリーダーを表す日本語のオサ(長)という言葉、
    そして英語版の名前のGreat Izuchiというドスバギィやドスフロギィと同じ命名法則から、
    「オサ」は言葉こそ違うがドスと同義で使われていると考えられる。
  • 中型モンスターのみならず、ドスガレオスのような大型モンスターの端くれに、
    ドス金魚ドス大食いマグロドスキレアジドスビスカスドスマツタケ
    ドスヘラクレスあたりまでは多分「ドスの仲間」たちである。
    こうして見ると、本来的な「ドス」の用法から外れるものは魚や魚竜の類が多いような気もする。
    • 一方で、ケルビや、クラゲ型遊泳魚といった小型モンスターには
      通常の成体個体よりさらに大きい体躯の個体が存在するが、これらは「ドス〇〇」と区別されていない。
    • なお、ドスと名のつく大型モンスターには対応する小型種が存在する。
      と、言うことは金魚とかヘラクレスとかもモンハン界に存在するのだろうか。
      新大陸ではドス小金魚ドス黄金魚も発見されている。
      • どうやらモンハンの世界にもハイビスカスは存在するようだ。
        アイルー村の長屋の管理人の衣装に付いているのがそれである。
        また村の中にも普通に生えているが、アイテムとして手に入れる事は出来ない。
        尤もハイビスカスはアオイ科フヨウ属の植物の総称なので、
        いわゆるハイビスカスという植物は存在しないのだが
        (そう呼ばれる事の多い植物にはブッソウゲという正式な名前がある)。
  • 変わり種としてMHX(X)にのみ登場するドスコインというものも存在する。決してドスコイではない。
    コイン界の親玉的存在のコイン…というわけではなく、
    単に闘技大会のドスゲネポスとドスイーオスの討伐で手に入ることに由来する。
    しかし、説明文だけ読めば「歴史あるモンスターを征した者に贈られる」とあり、
    狩猟王や撃龍王のコインに引けを取らないかもしれない…。
    確かにドスゲネポス、ドスイーオスは無印から登場する歴史あるモンスターではあるが…。
    闘技大会の内容的にはMH4G以前にもあった「鳥竜種のコイン」でよさそうな気もするが、
    アイルーヘアバンドのキーアイテムを担うために、本アイテムが登場したようである。

MH2に対する「ドス」

  • ナンバリング第2作、モンスターハンター2も2の部分を「Dos(ドス)」と読む。
    開発中タイトルを決定する際に、前作で通常の物より強いモンスターを意味した「ドス」にあやかり、
    二作目の名称をドスモンスターハンターにするかモンスターハンター2にするかでもめた結果らしい。
    2はスペイン語で「ドス」なのでまぁいい落とし所が見つかったと言うべきだろう。
    因みに、1はウノ、3はトレス、4はクアトロという。
    このスペイン語の数は、MH3以降のブナハブラ武器に受け継がれてゆく。
    • 因みに、ナンバリング第3作の「トライ」は「三つの~」を表す接頭語である
      ラテン語の「Tri」と挑戦を意味する「Try」がかかっているものと思われる。
      とすると、次のナンバリングは4(フォース:Fourth,Forth,Force:4番目、前へ、力)
      などといった感じになりそうだったが、読みは「フォー」と意外に「ドス」トレートなネーミングだった
      そして、メインシリーズのタイトルに数字(と"G")が付くのもこれが最後となった。
  • クシャルダオラテスカト種オオナズチは、
    「モンスターハンター2(dos)に登場した古龍」という意味合いで『ドス古龍』と呼ばれている。
    そのため、区別のためにも本来はタイトル画面のルビ等から「dos古龍」とでも呼ぶべきところだったのだが
    変換の煩雑さからなのか、すっかりこちらで定着してしまった。
    これらは別に大型の古龍とか古龍の群れのリーダーというわけではない。
    わざと混同させるネタまであるから非常に紛らわしい。
    • シリーズによっては「HR解放前に、ほぼ同タイミングで攻略途中に開放される古龍集クエスト群」として
      キリンも交えて「ドス古龍」扱いとされるケースが見られたりもする
      (再登場時には難易度的にも「dos古龍」群と同程度に調整されていたりもする)。
      もっとも、キリン自体はdos以前から登場しているので「dos古龍」では無いのに
      何故か「ドス古龍」扱いで一括りにされる理由については深く考えなくても良い。
      メタに補足するなら、ヤマツカミは後作では未登場、祖龍ミラボレアスは隠しモンスター待遇であり
      攻略のタイミング的に「dos古龍」と被らないため別枠と見做されている、と言うより
      キリンだけが特筆して「dos古龍」と被るタイミングで一緒に解放される流れの都合上で、
      キリンが「ドス古龍」と呼ばれる由縁は、そうした攻略上の事情による所である。
    近年では、上記4体のドス古龍(キリン除く)と共通点が多いモンスターを『ドス骨格』と呼ぶ傾向にある。
    この骨格のモンスターは移動やダウン時などで同じモーションをとる傾向にあり、
    アルバトリオンイヴェルカーナメル・ゼナ等がこれに該当する。

余談

  • 英語では「ドス」に相当する言葉には「-drome(ドローム)」という名詞が使われていた*1
    これは"広大で特別な~"と言ったニュアンスで、
    「air-drome」なら空港、「motor-drome」なら自動車競走場、「sea-drome」なら水上基地と言った具合。
    Velociprey(ランポス)の内で-drome(大きく特別な個体)でVelocidrome(ドスランポス)という訳である。
    • この「drome」は"走る"を意味するラテン語がルーツだが、
      これはランポス系のモチーフと目される『Dromaeosaurus(ドロマエオサウルス)』と同じであるため、
      「ドス鳥竜=ドロマエオサウルス科がモデルのドローム」という重複したような構成になっている。
      流石におかしいと判断されたのか、MH3以降に登場したドス系の英語名は「Great」になっている。

関連項目

登場人物/ドスプーギー
クエスト/ドスの威信を賭けた戦い
モンハン用語/ドスレンジャー
モンハン用語/ドス古龍
シリーズ/モンスターハンター2
武器/ドスバイトダガー

ドスの名を冠するアイテムや環境生物

環境生物は赤字、作品によってアイテムか環境生物かが変わるものは青字で示す。

アイテム/ドスビスカス
アイテム/ドスガレオスイカ
アイテム/ドスマツタケ
アイテム/ドスヘラクレス
アイテム/ドスはたらきバチ
アイテム/ドスクワアゲハ
アイテム/ドスツノアゲハ
アイテム/ドス金魚
アイテム/ドス銀魚
アイテム/ドス大食いマグロ
アイテム/ドスハリマグロ
アイテム/ドスキレアジ
アイテム/ドスはじけイワシ
アイテム/ドスアロワナ
アイテム/ドス眠魚
(アイテム/こんがり魚ドス)
(アイテム/こんがり魚ドスG)
アイテム/ドスゼニマス
環境生物/ドスサシミウオ
環境生物/ドスダイオウカジキ
環境生物/ドスハレツアロワナ
環境生物/ドスバクレツアロワナ
環境生物/ドスバクヤクデメキン
環境生物/ドス小金魚
環境生物/ドス黄金魚
環境生物/ドス白金魚
環境生物/ドスピンクパレクス
環境生物/ドスグラスパレクス
アイテム/ドスチャッカツオ
アイテム/ドスハッカジキ
アイテム/ドスビスマス結晶
アイテム/ドスガレコイン
アイテム/ドスコイン
アイテム/ドスドーナツ
アイテム/ドスマタタビ
アイテム/ドス黒い血

ドスの名を冠するモンスター

モンスター/ドスランポス
モンスター/ドスゲネポス
モンスター/ドスイーオス
モンスター/ドスギアノス
モンスター/ドスジャギィ
モンスター/ドスフロギィ
モンスター/ドスバギィ
モンスター/ドスマッカォ
モンスター/ドスファンゴ
モンスター/ドスガレオス
モンスター/ドスジャグラス
モンスター/ドスギルオス
モンスター/ドスアピポス
モンスター/ドスゴルルー


*1 アイテムに関してはそのままdosが使われてる