◆忍◆ ニンジャ名鑑#290 【ルイナー】 ◆殺◆
なんらかの不可解なカラテの使い手。見た目上は非常に緩慢なチョップや掌打を繰り出し、その視覚的印象とは裏腹の圧倒的衝撃力を注ぎ込んで、対象を易々と破壊する。
登場エピソード 
- 「ニュー・メッセンジャー・オブ・パスト・アンド・フューチャー」
- 「ヘイル・トゥ・ザ・シェード・オブ・ブッダスピード」
- 「ゼア・イズ・ア・ライト」
- 「ステイ・アライヴ・フォー・ユア・カラテ」
- 「デス・トラップ、スーサイド・ラップ」
- 「ロンゲスト・デイ・オブ・アマクダリ」
- 「ニンジャスレイヤー:ネヴァーダイズ」
「イザって時に情けねえ野郎だ!お前はよォ!」
人物 
- サークル・シマナガシのメンバーの一人。
- メンバー間で軽口めいたやり取りも多いシマナガシの中にあって彼の口数は少なく、感情を表に出すことも殆どないため、その内面はなかなか推し量れない。しかし内には巨大な敵に対する反骨心と仲間への信頼、そして必要とあらば己の身を顧みず危険に立ち向かう熱さを秘めている。
- その経歴や背景には不明な点が多い。元はストリートギャングであり、増長に任せてモータルヤクザに喧嘩を売り続けていたが、ニンジャのサンダーファングをオヤブンに戴くサンダーファング・ヤクザクランを敵に回したことをきっかけに、そのような生活も終わりを迎えたらしい。
- 中流家庭の生まれから不良少年になった彼は、老いたカラテ・マスターと偶然出会い教えを受けた。ニンジャになる前のアナイアレイターとも不良少年時代に知り合っている。
- やがてニンジャになったルイナーはフーディーギャング「ゴズ・ダンゴウ」を結成するものの、サンダーファングによって危機に陥る。そこへ駆けつけたのがアナイアレイターであり、彼はこの時ニンジャとして覚醒した。
- その後、彼らはアナイアレイターをリーダーとして伝説のストリートギャング集団「オニ・ブリゲイド」を結成した。しかし、アナイアレイターは次第にソウルを制御出来なくなり、ソウカイヤの介入もあってチームの存続が危うくなっていく。
- ルイナーは激烈な戦いの果てにアナイアレイターを打倒して正気に戻し、オニ・ブリゲイドを解散した。
- 以上の詳細はニンジャスレイヤープラスのニンジャスレイヤー名鑑カード
及びN-FILES【ヘイル・トゥ・ザ・シェード・オブ・ブッダスピード】
を参照のこと。
外見 
- マーブル模様の都市迷彩じみた装束を着用。「ニュー・メッセンジャー・オブ・パスト・アンド・フューチャー」における地の文では「よくよく見ればニンジャ装束」と記述されており、一見しただけでは普通の服と変わらないような見た目の装束である模様。
- 物理書籍版では「乱」のカンジを象ったマークのついたキャップを目深に被り、その上からさらにパーカーのフードを被っているため陰で目の隠れたデザインになっている。また、キャップのマークと同じ意匠のネックレスを首から提げている。
- 後に本編でも「フードを目深に被った」と描写されている。
- ニンジャスレイヤープラスの身長一覧表
によると身長176cm。
元ネタ・考察 
- 名前の由来は"Ruin"の名詞形"Ruiner"か。「破壊者」「破滅させるもの」といった意味合いの名は、彼の強力なカラテを象徴するかのようである。
- アナイアレイターとは実際ほぼ同義語。付き合いも古いようで、ザ・ヴァーティゴ=サン曰く「ニンジャになる前からの顔見知り」
だそうだ。
- アナイアレイターとは実際ほぼ同義語。付き合いも古いようで、ザ・ヴァーティゴ=サン曰く「ニンジャになる前からの顔見知り」
ワザ・ジツ 
- 戦闘の状況を誰よりも早く判断し、素早く仲間のサポートに入るなど的確に行動する。
- 猪突猛進な性格のメンバーが目立つシマナガシにおいて、彼は貴重な連携役であるとも言えよう。
- また、必要であれば機械や道具にも存分に頼り、敵の持っている武器すら利用するという、己のワザに必要以上に頼らない戦い方をする。
緩慢カラテ(仮) 
- 緩慢とも思える動作からは想像出来ない破壊力を持つ無慈悲なカラテ。
- 屈強なニンジャの肉体だろうとロボ・ニンジャの鋼鉄装甲だろうと、掌で触れさえすれば泥でも掻き分けるようにして抉り取り、クナイ・ダートも指先だけで捻じ曲げてしまう。当たり所が悪ければ実際一瞬で死ぬ。
- 書籍版の登場人物名鑑では「ゆっくりとした打撃に己のカラテを乗せ続け、結果、乗算された凄まじい破壊エネルギーを相手に流し込んで叩き潰す」と説明されている。
- 劇中では相手の肩に接触させた手を上から下へ押し込むことで、プレス重機で押し潰すようにして強制的に折り畳み、圧縮死させるというワザも見せた。
- その緩慢さゆえか、格上のカラテ巧者相手には当てる前にハヤイ割り込みで潰される場面も見られ、格闘ゲームのパワー型キャラめいたアトモスフィアも感じさせる。
- その緩慢さゆえか、格上のカラテ巧者相手には当てる前にハヤイ割り込みで潰される場面も見られ、格闘ゲームのパワー型キャラめいたアトモスフィアも感じさせる。
- 一部のヘッズからはニンジャソウル由来の能力と予想されていたが、実はモータル時代にすでに習得していたカラテがソウル憑依後に発展進化したものであることが「ニチョーム・ウォー」にて明かされた。
- かえって謎が深まったような気がしないでもないが、モータルのアーツをニンジャが応用することで、単なる威力倍増に留まらず超常のジツめいた効果さえ発揮することに前例がないわけではない。
- また、似たような性質を持つカラテ奥義「ヘシキリ」との関連性を指摘する意見もある。
- ニンジャスレイヤープラスのインタビュー・ウィズ・ニンジャ PLUS版(51)
にて、ルイナーのカラテは実際ヘシキリの技であることが明言された。また、彼のセンセイはヘシキリ使いの闇のドージョーの傍流継承者である可能性が示唆された。
- ニンジャスレイヤープラスのインタビュー・ウィズ・ニンジャ PLUS版(51)
- 元ネタというわけではないが、類似する能力としてビデオゲーム『ビューティフル・ジョー』の「スロー」が存在する。これは画面全体の速度を低下させ、かつ攻撃のパワーを向上するもので、ゲーム自体と同様に映画で使われるVFX効果がモチーフとなっている。
- ルイナーの「一見緩慢だが強烈なパワーを発揮するカラテ」も、こういった映画の特殊効果がイメージソースとなっているのかもしれない。
ストーリー中での活躍 
「理解できてきた」ルイナーは呟いた。
- 初登場は「ヘイル・トゥ・ザ・シェード・オブ・ブッダスピード」。アンブッシュでいきなりアマクダリ・ニンジャのトラッカーの左半身を削ぎ落とすという衝撃的なエントリーを果たし、ヘッズを驚かせた。
- その後は他のシマナガシのメンバーと共にアマクダリに宣戦布告を行い、ニンジャスレイヤーのクロームドルフィン追跡に協力する。口数は少ないながらも、イクサにおいて確かな実力を見せた。
- 「ゼア・イズ・ア・ライト」でもシマナガシの一員として参戦し、カメレオンの大使館潜入を阻止するべくアマクダリの部隊と激闘を演じる。
- 進軍するアマクダリの装甲バスにエルドリッチと共に追いすがり活躍を見せたが、迎撃に出たファイアブランドとのイクサに敗れ、右肩を断裂しかける重傷を負い、大使館への侵攻を許してしまう。
- エピローグに位置する#0でも名前が出ず、ヘッズ達は「すでに爆発四散してしまったのではないか」と不安がった。
- エピローグに位置する#0でも名前が出ず、ヘッズ達は「すでに爆発四散してしまったのではないか」と不安がった。
- 直後の時系列である「デス・トラップ、スーサイド・ラップ」では当然右肩は完全に治癒しておらず、アナイアレイターにも「戦力外野郎」と呼ばれ、実際戦闘は不可能と思われた。
- しかし、巧みな状況判断を駆使してマンゴネルやキュイラジアー、ミスティルテインらを次々と葬り、さらにはスターゲイザーに追い詰められていたアナイアレイターの救出も危険を顧みず敢行。地の文やヘッズの予想を裏切り、八面六臂の活躍を見せる。
- だが、その活躍の最中に彼はソフトマインドのヒズキ・ジツの術中に陥っていた。撤退戦の最中にそれを悟った彼は、仲間を逃がすために囮となって一人で敵の追手を引き受けることを決断する。誰もがルイナーのオタッシャを覚悟し始めた時、彼は意外な救援者によって救われたのだった。
- また、この回は普段喋らないルイナーが普段の十倍ぐらいの勢いで喋っている。それまで無口キャラだった彼の突然の熱血キャラ化に誰もがオタッシャを恐れたが、「立てすぎたデスノボリはかえって生存ノボリ」のコトワザ通り、最終的には無事生き延びた。
- また、この回は普段喋らないルイナーが普段の十倍ぐらいの勢いで喋っている。それまで無口キャラだった彼の突然の熱血キャラ化に誰もがオタッシャを恐れたが、「立てすぎたデスノボリはかえって生存ノボリ」のコトワザ通り、最終的には無事生き延びた。
- 「ニチョーム・ウォー」にも参戦。序盤の壁外の攻防では妨害電波の発生源の襲撃に参加し、スターゲイザーらと交戦する。
- 目的を達した後はハイドラと共にスターゲイザーを足止めするが、ハイドラに急かされる形でヤグラ337の防衛に駆けつけ、難敵クリスタライズドの排除に決定的な役割を果たした。
- その後はペイシェントとハイドラを破ったスターゲイザーらと交戦し、最後まで戦い抜き勝利に貢献した。
- 「ニンジャスレイヤー:ネヴァーダイズ」では、ニチョームからツキジ・ダンジョンに増援として派遣され、襲い来るアマクダリの軍勢に応戦した。
第4部以降 
◆忍◆ ニンジャ名鑑#0259 【ルイナー】 ◆殺◆
緩慢な動きに破壊的なダメージを乗せて圧し潰す危険なカラテの使い手。現在は南アフリカに住み、テック遺跡を漁る者達を相手にビジネスをするかたわら、人探しを行っている。
◆ニンジャスレイヤー名鑑カードAoM-0259【ルイナー】◆(プラス記事)
登場エピソード 
「ニンジャだから何だッて? 俺もニンジャだ」
人物 
- サークル・シマナガシが自然消滅すると己のカラテのルーツを調べ、南アフリカに辿り着く。電子戦争以前に存在したカラテ・ミームの探求の中で、現地のレリックブレイカ(テック遺跡狩人)達とのコネクションが生まれ、やがて彼らをサポートしたり直接取り引きすることが生業になっていった。
- 現在は高層マンションの一室に住み、引き続き己のカラテのルーツを探し求めながらオーガニックとゼンの生活を心がけている。
- ニンジャスレイヤー名鑑カード
にて、ゴダ・ニンジャクランのグレーターニンジャのソウル憑依者であることと、モータルネームが「ヒガ・シロキ」であることが明かされた。
外見 
- 彩度の低いマーブル迷彩のフードパーカーを着用。
- UNIXを使用する際は、補助UI表示機能付きの眼鏡を使用している。
ワザ・ジツ 
- 緩慢で圧倒的な破壊力を持つカラテは健在。
ストーリー中での活躍 
- 「エリミネイト・アナイアレイター」では、スーサイドの連絡を受けてはるばるネオサイタマまで駆けつけ、アナイアレイターの救出に奮闘した。
- 「レリックブレイカ:ハードタイム」では、彼の南アフリカでの生活と、ニュービーニンジャであるヤコとの出会いが描かれている。
- ニンジャソウルの暴走で苦しむヤコの姿に自らのギャング時代を重ねたルイナーは思わず彼を救うが、そのことで騒動に巻き込まれてしまう。
- 「レリックブレイカ:ヴァーサス・エンシェント・イーヴィル」では、レリックブレイカ達に探索を依頼したことが遠因となり、古の邪悪ニンジャ・ホロウシンガーが目覚めてしまう。
- 責任の一端を感じた彼は、ホロウシンガーを封じていた一族であるオードの指導のもとで修業を行いカラテを高める。そしてヤコと共に見事ホロウシンガーを封印した。
一言コメント
- 自分から攻撃すると遅いから、相手の出方を伺ってカウンター食らわす方がいいみたいだな。しかし、あの威力でカウンター・・・サツバツ! -- 2020-03-18 (水) 18:02:44
- 「魔法使いのおじさん」「スーサイドの兄貴」ときて、「世を忍ぶ伝説のカラテ・マスター」か・・・腹筋が爆発四散するwww -- 2020-03-18 (水) 18:47:29
- シマナガシのニンジャソウル憑依者は子供とか若手に好かれるアトモスフィアでも放っているのか…?w -- 2020-03-18 (水) 20:46:37
- あのクソガキ=サンが実際クソガキなのは否定できんが、ニュービーなのにジツの出力からしてライデン・ニンジャクランのグレーター級っぽいし、案外鍛えれば化けるかもしれん。 -- 2020-03-19 (木) 18:04:36
- ローキックや膝への蹴りが重要な。敵の脚部にダメージを与え機動力を削いで緩慢カラテを避けられないようにするのか -- 2020-03-19 (木) 18:35:25
- 利害関係に巻き込まれないように立場を調節してたらしいけれど、カラテの力量は隠していたってことだろうか。直接荒事の仕事はしなくとも、カラテの強さをアッピールしておけば抑止力になりそうだけれど。彼にとってカラテは純粋に趣味や研究の対象であって、できればメイクマネーの道具にはしたくないってことかな -- 2020-03-20 (金) 09:00:16
- 強さが原因で巻き込まれる面倒もあるからでは?メンツだのソンケイだのの影響次第では抑止どころか攻撃される理由になりかねませんし -- 2020-03-23 (月) 01:56:03
- フマーの憑依者のリーダーやスーサイド=サンも昔と比べると必要に以上に力をみせつけなくなったし、強力なニンジャってバレたら目をつけられる可能性もあるからね。 -- 2020-03-23 (月) 05:59:53
- 伝授されたカラテ、もしくは変質したカラテってヘシキリだったのかな?オメガ=サンの防弾ガラスくりぬいたワザは間違いなくヘシキリっぽいが。 -- 2020-07-30 (木) 22:03:29
- レリックブレイカの問題が生じたらルイナー=サンが呼ばれることになってしまってるのか せっかく立場調節してたのに舎弟の騒動のせいかなんかめんどそうな立場に置かれてるな -- 2022-08-21 (日) 00:55:35