アメリカ RankVII 対戦車ミサイル車両 LOSAT-CCVL 
ランチャーから発射されたミサイルは固体ロケットによって速やかに1,500m/s以上の速度まで加速する。
この高速度により敵車両に回避の隙を与えず、同時に極めて大きな運動エネルギーによって目標の装甲を貫徹する。
そのため弾頭にはタングステン合金の弾芯のみが内蔵されており、炸薬は搭載されていない。
概要 
2023年9月のイベントTokushu Heikiの上位報酬。
他に類を見ない運動エネルギーミサイル*1を搭載した車両である。
車両情報(v2.27.0) 
必要経費 
必要研究値(RP) | *** |
---|---|
車両購入費(SL) | *** |
乗員訓練費(SL) | *** |
エキスパート化(SL) | *** |
エース化(GE) | *** |
エース化無料(RP) | *** |
バックアップ(GE) | *** |
護符(GE) | *** |
BR・報酬・修理 
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
---|---|
バトルレーティング | *** / *** / *** |
RP倍率 | *** |
SL倍率 | *** / *** / *** |
最大修理費(SL) | ***⇒*** / ***⇒*** / ***⇒*** |
車両性能 
項目 | 数値 |
---|---|
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後) | |
砲塔旋回速度(°/s) | **.*⇒**.* / **.*⇒**.* |
俯角/仰角(°) | -**/** |
リロード速度(秒) (初期⇒スキルMAX+エース化) | **.*⇒**.* |
スタビライザー/維持速度(km/h) | 一軸・二軸・肩当て式・無し / *** |
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | *** / *** / *** |
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | *** / *** / *** |
重量(t) | **.* |
エンジン出力(hp) | ***⇒*** / ***⇒*** |
*,***rpm | |
最高速度(km/h) | *** / *** |
実測前進~後退速度(km/h) | *** ~ -*** / *** ~ -*** |
視界(%) | *** |
乗員数(人) | * |
レーダー 
分類 | 有無 | 距離 (km) |
---|---|---|
索敵レーダー | 有/無 | **/**/** |
追跡レーダー | 有/無 | ** |
光学索敵センサ | 有/無 | **/**/** |
光学追跡センサ | 有/無 | ** |
敵味方識別装置 | 有/無 | ** |
光学装置 
倍率 | 暗視装置 | 種類 | 世代 | |
---|---|---|---|---|
IR投光器 | - | 有/無 | - | - |
車長 | **x-**x | 有/無 | 赤外線/熱線 | 第一/第二・三 |
砲手 | **x-**x | 有/無 | 赤外線/熱線 | 第一/第二・三 |
操縦手 | 1.0x | 有/無 | 赤外線/熱線 | 第一/第二・三 |
武装 
名称 | 搭載数 | 弾薬数 | 弾薬費 (SL) | |
---|---|---|---|---|
主砲 | △△ | * | ** | ** |
機銃 | △△ | * | ** | - |
弾薬*2 
(weapon_dummyを武装ページ名に置き換えてください)
(weapon_dummyを武装ページ名に置き換えてください)
車両改良 
Tier | 名称 | 必要量(RP) | 購入費(SL) | 購入費(GE) |
---|---|---|---|---|
I | 履帯 | *** | *** | *** |
修理キット | *** | |||
砲塔駆動機構 | *** | |||
弾薬開発1 | ||||
II | サスペンション | *** | *** | *** |
ブレーキシステム | ||||
手動消火器 | *** | |||
砲火調整 | *** | |||
弾薬開発2 | ||||
III | フィルター | *** | *** | *** |
救急セット | ||||
昇降機構 | ||||
弾薬開発3 | ||||
IV | 変速機 | *** | *** | *** |
エンジン | ||||
追加装甲 | ||||
砲撃支援 |
カモフラージュ 
研究ツリー 
解説 
特徴 
【火力】
最大完徹力は高いのだが、いかんせん俯角/仰角がISシリーズも驚きの0°。
いくらミサイルが誘導できるとはいえ、接近戦は苦手。
まず、基本的に待ち伏せ・狙撃に徹する事が必要。つまり、ひらけたマップでなければ活躍しにくいと言う事。ミサイル自体の破壊力は強いので、レオパルド2A6、T-80BVMといったガチガチ砲塔勢の装甲を貫徹、撃破することも可能。
だが、先ほども言ったように俯角/仰角が0°であるため、200m以内の目標には基本的に当たらない。また最大完徹力を発揮するにはある程度加速の時間が必要で、咄嗟の戦闘には向いていない。友軍に追随して援護するなどして、自慢のミサイルを活かしたい。なお対空も可能で、低速なヘリであれば4kmまで接近してくると撃破できる。
さらに、砲塔は全周囲ではない。車体中心から左右にそれぞれ110°程度しか傾けることができない。よってエンジンガードなどは使えないほか、後ろに敵がいた場合はいったん車体を旋回させなければならない点に注意が必要。
【防御】
複合装甲も何もない。CCVLやVFM5の車体のため、30mm程度の機関砲でも貫通されてしまう。ならば車体を隠す・・・と言っても今度は巨大な発射器が露出する。扱いが難しいが、草を貼り付けるなどして隠蔽工作をしたいところ。
簡易的に装甲の色分けをしてみたので一度ご覧になってほしい。
車体の傾斜部分はおおむね110mm程度の防御力を発揮し、本車両で一番硬い部分。だが、車体正面の垂直部(画像水色部)は20mm程度しかなく、正面戦闘ではここが一番の弱点。
後述するが、操縦手、車長、砲手が一直線に並んでいるレイアウトのため、ここを打ち抜かれると一撃で爆散する。
戦車進行方向を前としたときに、左側から見た画像。発射機の巨大さがわかるであろうか。側面は言うまでもないが紙で、小型の主砲でも死にかねない。高ランク帯に一定数いる、BT-5などに回り込まれるとまずどうしようもなくなるばかりか、相手にGODMODE!の勲章を与えてしまうことになる。
伏せ図。見事な一直線レイアウト。正面から貫徹してきた砲弾は、防ぐものがない分、瞬く間にエンジンまで貫通する。
【機動性】
良好な部類。ストック状態でも登坂、陣地転換などスムーズに行える。また平地を50km/h程度で装甲でき、加速もよい。これは軽量な装甲のない車体(19.5トン)と、高出力なエンジン(ストックで509馬力)のおかげか。PWRは驚異の38.31。これは1馬力で380kgの車体を動かしていることになり、あのM1A1 Abramsが42.59(1馬力で425kg)であることを考えると加速はかなりいい部類。ちなみに仲間のCCVLは33.9、VFM5は40.00。
史実 
成形炸薬弾を使用する通常の対戦車ミサイルと異なり炸薬は搭載せず、超高速で飛翔しミサイル本体の運動エネルギーで目標を撃破する運動エネルギーミサイルであった。実射試験などで良好な結果を残したものの、高コストだったことに加えて、ミサイル自体のサイズや重量による各種制約などの問題が存在したことから、2004年に開発中止となった。
現代の主要な対戦車兵器としては、戦車砲と対戦車ミサイルとがあり、どちらも一長一短があるが、即応性や弾速、および対戦車ミサイルの成形炸薬弾弾頭よりも戦車砲のAPFSDSの方が威力が高いために、戦車砲のほうがやや有利とされている。ただし、戦車砲はその大重量と発射時の反動があり、複雑な射撃管制装置も必要となるため、その搭載車両は大型にならざるを得なかった。そのため、特に外征型のアメリカ陸軍にとっては、機動的に展開する軽装の部隊に随伴でき、空輸が容易な軽車両に搭載できる速射性の高い新型対戦車兵器が必要とされた。その要求を満たそうとしたのがLOSATである。
LOSATは、ごく簡潔に言えば誘導弾化したAPFSDSである。超高速で飛翔し、炸薬ではなくミサイル自身の持つ運動エネルギーにより戦車などを撃破するものである。
LOSATは高い燃焼速度と推力を持った固体推進薬と、そのような推進薬の燃焼圧力や温度、加速度に耐えうる強靭なモータケースを持った固体ロケットによって、発射後速やかに秒速1,500m以上に加速される。この高速度によって敵戦車の回避を困難にし、同時にその巨大な運動エネルギーによって目標の装甲を貫徹する。そのため、弾頭にはタングステン合金の弾芯のみが内蔵されており、炸薬は搭載されていない。
その高加速度と高速度のため通常の対戦車ミサイルで用いられるような誘導方式の採用は困難であり、ミサイル本体にシーカーその他の誘導装置を搭載しない。代わりに、発射装置のFCSの赤外線カメラにおいて目標を捕捉し、誘導信号をレーザーで飛翔中のミサイルに送ることによって目標へ誘導する。ミサイルであるために発射機構は砲よりも簡易で済み、戦車砲と比較し重量が軽減されるが、結局運用において高級なFCSを必要とし、当然ながらミサイルの価格はAPFSDSのそれに比して格段に高価になった。
搭載車両については様々な検討がなされたが、最終的にはM1114装甲強化型ハンヴィーが選定された。発射車両はキャビン上にミサイルの連装発射機を2基、計4発を搭載し、キャビン天面に照準誘導装置が備えられている。また、車両後部には再装填作業用に小型のクレーンを備える。この発射車両に予備のミサイルコンテナを積載したハンヴィーが随伴するか、もしくは発射車両が4基の連装ミサイルコンテナを積載したトレーラーを牽引することで1発射ユニットが構成される予定であった。
アメリカ陸軍は当初開発に熱心であり、開発は1989年から開始されたが、1992年には予算が削減され、1996年には一時中止となった。1998年には技術研究の一環として開発が再開され、12基の発射装置およびそれを搭載する車両と、144基のミサイルの導入が決定された。
2002年には"MGM-166"の制式名称が与えられ、ミサイル108基の生産契約が結ばれた。同年10月には各種合計12両の発射装置とその搭載車両が納入され、2003年8月から2004年3月までの間によって様々な目標に対して試射が行われた。この試験期間に18発が発射された実射試験の結果は良好で、距離2,400mで時速22マイル(約35.4km)で走行する戦車に命中させた他、4,300mの距離で低速で走行する戦車に命中させ、標準的なサイズの強化された掩体壕に命中させることができた。
しかし、高度な射撃管制装置や推進/誘導装置による価格面や、ミサイル自体の大きさと重さによる制約(大型で重いために搭載できる車両が限られ、空輸性を重視して4輪駆動車に搭載した場合、発射車両には4発しか搭載できない)が問題となり、発射装置は最初の発注分の12セットのみが、ミサイル本体は2002年8月より2004年までに低率生産により108発が生産されたのみで、それ以上の発注は行われず、2004年の7月をもって計画は中止となった。
LOSATの研究成果を利用して、より小さなサイズの小型運動エネルギーミサイル(CKEM)(Compact Kinetic Energy Missile)の開発が進められていたがこちらもキャンセルされている。
小ネタ 
炸薬の無い運動エネルギーミサイルなので当然ヒットしても炸裂することはない。そのおかげで着弾時のカメラには車両内にミサイルがそのまま侵入していくというシュールな映像が流れる。
実装当初、炸薬や信管が無い関係上、破壊可能なオブジェクトにぶつかっても自爆しないはずなのだが・・・
Gaijin社の設定ミスで、HEのように爆発してしまうバグがあった。Gaijin社は謝罪し、近いうちに修正することを約束したという。アップデート2.29.0.77
外部リンク 
コメント 
【注意事項】
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