モンスター/ブラントドス

Last-modified: 2020-07-27 (月) 11:00:48
種族
魚竜種(魚竜目 有脚魚竜亜目 凍魚竜上科 ブラントドス科)
別名
凍魚竜(とうぎょりゅう)
英語表記
Beotodus
登場作品
MHW:I
狩猟地
渡りの凍て地

目次

生態・特徴

新大陸古龍調査団が調査を開始した「渡りの凍て地」にて確認された大型の魚竜種。
主に雪原で活動し、尖った頭部を用いて凍土の雪の中でも自由に泳ぎ回る姿が見られる。
過去の文献にてある程度の情報は知られていたが、渡りの凍て地での発見に伴い、
調査団ではこのモンスターを≪凍魚竜≫の別名で呼称し、調査を行っている。
左右のヒレが翼のように発達していない、腰部付近に1対の小さなヒレを有する、
目が外部から見ると白く見えるといった特徴はジュラトドスヴォルガノスに準じている。
しかし、様々な部分で差異が見られるため、上述した両者ほどの共通点はない。
体色は炭にも似た黒色を基調としており、腹部側は黄色い体表となっている。
時折雪原で体をくねらせて体表に雪を付着させる様子がみられるが、
全身を泥でほぼ覆うジュラトドスに比べ、ブラントドスは雪を付着させても露出している箇所が多い。
背中にはサメを連想させる大きな背ビレが1枚のみ突出しており、上述した二種とはシルエットが異なる。
また、頬にあるヒレも雪中を泳ぐためか鋭い構造になっている。
顔は黒く、口内には鋭く発達した牙が存在し、ブラントドスの食性を窺わせる。
そして、本種最大の特徴となるのが「前方に刃物状に鋭く伸びた頭部」である。
この頭部で雪をかき分けながら泳ぎ、雪中を意のままに移動することを可能としている。
また、この巨大な頭部自体も攻撃手段となり、眼前に居る相手に叩き付けて攻撃することがある。
食性は肉食であり、性格も獰猛。
好物である草食種のポポを雪中から急襲し、捕食する姿が見られることもある。
体が埋もれる程の深い雪にその身を沈め、身を隠しながら獲物を追い詰める狩りが特徴的で、
獲物に対して泳ぎながら接近し、脚ヒレを用いて勢いよく雪を飛ばす姿が頻繁に目撃されている。
また、特徴的な鳴き声を上げてから行うダイナミックな肉弾攻撃も脅威となる。
このように雪原の環境を活かした行動が特色であり、無策での遭遇は危険。
一方、雪中を泳ぐために特化したためか脚部が外部からの攻撃に弱いことが知られており、
ブラントドスを地上に留めることができれば勝機を見出せるだろう。
行動範囲が被る獣竜種のバフバロとは激しい縄張り争いを繰り広げる間柄であるが、
両者の実力は拮抗しているようで、痛み分けの結果になることが多いようだ。

概要

  • MHW:Iより新たに登場した大型モンスター。魚竜種に属する。
    全シリーズ初登場となる「雪の中を泳ぐ魚竜種大型モンスター」であり、別名も「凍魚竜」と判りやすい。
  • 既存の魚竜種では名前・外観などに「泥魚竜ジュラトドス」との共通点が見受けられる。
    また、巨大な1枚の背ビレを表に出しながら寒冷地を泳ぐその姿は
    同じく魚をモチーフとする両生種のザボアザギルを彷彿とさせる。
    丸みを帯びた見た目が多い新大陸の魚竜種と比べ、シャープな形状の部位が多いのも特徴の一つ。
    とりわけ頭部は前方に向けて刃のように突き出した形状で、目立つ部位となっている。
    この刃のような角は部位破壊でへし折ることもできる。
    • ジュラトドスは泥纏い動作で泥を纏うことがあるが、ブラントドスのそれは"付着"程度に留まる。
      雪を纏う理由などは現状不明だが、体色が黒い背部を中心に雪で覆われている様子が窺える。
      雪原で目立つ体色をカモフラージュするためだろうか?
      ゲーム的には雪が付着した部分は肉質が硬化し、ダメージを与えにくくなっている。
    • 雪原という環境に特化し、体が埋まるほどの深い雪を活かした生態を有している。
      PVの登場ムービーでは主人公一行の周りを背ビレだけ出しながら泳ぎ回る姿が描かれており、
      その様子からして「鮫」のイメージが強く感じられる。
  • 「渡りの凍て地」はMHW:Iストーリーの進行に応じて探索可能エリアが徐々に解禁されていく。
    その中でも雪のエリア群はストーリー序盤から赴くことが可能な領域であり、
    ブラントドスは渡りの凍て地にて最初に遭遇する大型モンスターとなる。
    • よって、実質的にブラントドスは「MHW:Iにおけるマスターランクの登竜門」でもある。
      ブラントドスを狩猟しないことにはMRが始まらないといって差し支えない。
      MHWのストーリーをクリアできる段階の装備を前提とした強さになっており、
      しかもMHWでは殆ど意識する必要性が無かった「氷属性やられ」を多用してくるモンスターである。
      発売前の各種ゲーム誌による実機プレイでは中々手強いとの評がみられた。
  • 縄張り争いバフバロとの間で行う。
    内容はボルボロスとジュラトドスの間で行われるものとほぼ同じで、痛み分けに終わる。
    対戦相手がボルボロスより巨躯であるため、巻き付きがやや苦しそうに見える
  • MHW:I発売当日のイベントクエスト「この魚は、食用に向かない」のターゲットでもある。
    ここでいう魚とはブラントドスとカチコチに冷凍された魚の大剣を指している。
    特にブラントドスの方は食用にはみえないが、実際はそうでもないらしい。
    凍て地に住む獣人族ボワボワとの交流の一環で、共同戦線で挑むクエストがあるが、
    その狩猟対象がブラントドスであり、クリアすると住処に丸焼きにされた巨大魚が配置される。
    特徴などは先ほど狩猟したブラントドスと一致しており、捕獲して狩猟を終えても拠点に置かれないので、
    タイミング的にそのまま持ち帰って食べたと見て間違いない。
    獣人族のみが好む肉類の前例も存在するので、
    人間はともかく彼らにとっては主要な獲物なのかもしれない。
    • この魚は発売前にもイラストで描かれており、ボワボワが食している
      また、マイハウスの家具としてこの焼き魚が実装され、ブラントドスであることが確定した。
    • また、同じくボワボワの住処には先端の尖った巨大頭骨が存在している。
      特徴がブラントドスと一致しており、彼らによって狩猟されたものと考えられる。
  • MHW:Iにて初登場であるにも関わらずいきなり受付嬢が「脚が弱点」という
    メタなアドバイスをしてくる為「なんで新種のモンスターの弱点知ってるんだ?」
    と思った人も一部いるようだが、これは同じくMHWorld初登場のゾラ・マグダラオスにも言える事だが
    「ゲームとしては初登場だが、世界観上では既知のモンスターなので情報が図鑑に載っていた」
    という事だと思われる。そもそも本当に新種ならゼノ・ジーヴァに続く大発見である。

戦闘能力

  • 雪原での活動に特化した、雪中からの肉弾攻撃が大きな特色となるモンスター。
    魚竜種モンスターとしては非常に珍しく、ブレス系の攻撃は一切持たない。
    ジュラトドスと比べると雪潜り状態では非常にアクロバティックで攻撃範囲に優れる技が多い上に、
    雪の上に出た部位は軒並み肉質が硬く、しかも攻撃後に距離が離れる技が多い。
    さらに唯一と言っていい弱点部位の脚が雪に埋もれて攻撃できない。
    このような本種をそのまま真正面から相手をするのは非常に手間がかかるため、
    いかにしてブラントドスを雪中から追い出すかが狩猟に関わってくる。
    • 雪中から出す手段についてはクラッチクローや音爆弾の使用などが言及されている。
      雪から飛び出すとしばらくは雪に潜らずそのままガノトトスのようなモーションで攻撃してくるが、
      尻尾回転も噛みつきも隙が大きく、弱点を殴り放題になる。ここで一気にダメージを稼ごう。
    • 音爆弾は常時効く訳ではなく、地面に完全に全身が埋まっているような場面で有効。
      ブラントドスは耳のように動かすヒレらしき部位が存在しており、これで物音を探っているのだろうか?
  • 「バララララララ……」と聞こえるチェーンソーのような鳴き声が特徴的で、
    頭の角や飛び上がり攻撃の前後、又は雪上に半身を出しながら高らかに鳴くことがある。
    そして魚竜種にしては珍しくバインドボイスを放つ。
    バインドボイス持ちの魚竜種はメインシリーズでは初であり、ブラントドス以外では
    フロンティアに登場する特異個体ドスガレオスとガノトトス辿異種くらいである。
  • 生態には「脚ヒレで雪を飛ばす」とあり、実際に行動に付随する形で雪を辺りに撒き散らす。
    これに当たるともちろん氷やられになってしまう。
    ちなみに初遭遇時、同行している受付嬢は「脚ヒレを破壊してください!」としきりに言うが、
    クラッチクローによるぶっとばしや音爆弾、
    或いは状態異常を使って引きずりださないと狙うのは困難である。

武具

  • 防具は「EXブラン」シリーズ。
    同種モンスターのラヴァシリーズよりもシャープなフォルムとなっていて、
    外観については公式Twitterにて披露されている。
    男性版/女性版
    体力増強や耳栓スキル、渡りの凍て地での探索に有用な水場・深雪適応を持ち、
    マスターランク駆け出しハンターにとっては非常に使いやすく心強い装備である。
    詳細はこちらで。
  • 武器は大剣・双剣・チャージアックス・操虫棍・ライトボウガンが存在する。
    近接武器は攻撃力はやや低いが、匠でさらに伸びる長い白ゲージを持ち、高めの氷属性を帯びている
    属性特化の武器となっている。
    詳しくはページを参照のこと。

余談

  • 初めての情報公開はMHW:I正式発表時のPV第1弾。バフバロ・イヴェルカーナと同時公開となった。
    E3で初出展された試遊版などや、発売前に3回行われたベータテストにおいても、
    バフバロの討伐クエストに非ターゲットとして登場している。
    これはMHW試遊版にてボルボロスのクエストに姿を見せたジュラトドスの立場と類似している。
  • 名前の由来は不明だが、フランス語で「ブラン(Blanc)」は"白"を指す言葉である。
    ブナハブラの武器の氷属性派生でも使われており、何となく思い出したハンターもいるのではないだろうか。
    また、ロシア語での「ブラン(Буран)」は"地吹雪"を意味する言葉になる。
    あと氷雪地帯に生息し「ブラン」の名前を冠するモンスターにはこいつらがいる。
    二文字動かすだけで「ドスブラント」というそれっぽい名称になる。
    ジュラトドス同様、間違えてもブラントトスと書いて恥をかかないように。
  • 別名の凍魚竜は「とうぎょりゅう」と読むようだが、これはチャナガブルの別名と全く同じ読み方になっている。
    前例にはこいつらこいつらがいるが、
    メインシリーズのモンスター同士で同じ読みの別名を持つのは地味にである。
  • MHFのアルガノスに続いて2例目となる氷を用いる魚竜種モンスターである。
    尤もあちらは麻痺+氷属性である他、古塔に住み、相方の力も有って竜巻を発生させる等、
    古龍めいたデタラメなおよそ魚竜らしくない能力を発揮している為、
    純粋な氷属性の魚竜はブラントドスが初と言っていいだろう。
  • 2019/12/5のアップデートにて導きの地に氷雪地帯が追加されたが、地下の氷の洞窟を模したエリアとなったため、
    潜って泳げる深い雪の場所がないためだろうか渡りの凍て地に出現するモンスターでは唯一登場しなかった
    いかに導きの地と言えど、森のすぐ隣を深雪の降り積もる雪原にすることは不可能だったらしい。
    この点は、泳げるような沼地エリアが存在しないために出現しなかったジュラトドスと共通する。
    その点ヴォルガノスは運が良かったのかもしれない
    まるでギルクエおけるザボアザギルの再来である。
  • 肉食性にも関わらず、前方に突き出た長い角を持つという掟破りなモンスターである。
    アイテム/角」のページに詳しいが長い角というのは草食動物には好都合でも、
    (ブラントドスが雪中から攻撃出来るとは言え)肉食動物には都合の悪い構造である。
    モンハン世界でも概ねその法則は当てはまっており、後向き横方向はともかく
    前方に発達した角を持つ肉食性モンスターは殆んどいなかった。*1
    これで獲物を串刺しにする訳では無いが、雪をかき分けるためとは言え、
    生物としては少々無茶な進化を遂げている気がしないでもない。*2
    誤って刺さった場合はどうするのだろうか…。
    • 一応ノコギリエイ、ノコギリザメ、カジキのように
      頭部の突起を武器とする肉食性の魚は存在する。
      ただしこれらの魚の突起は「吻」という口の一部が発達したものであり角ではない。
    • 因みにテングハギという角(の様な突起)を持つ魚は実在する。

素材

凍魚竜の剛角
鋭い材質で、武器によく使われる。
魚竜種で初めての素材である。一方で魚竜の定番素材であるの素材はない。
頭部の部位破壊で入手しやすい…のだが、どういう訳か落とし物でも結構手に入る。
雪纏いの後に落ちている事もあるのだが、脱皮でもしているのだろうか。
まさか「つの」ではなく「かど」何て事はないだろうな。
凍魚竜の厚鱗
ブラントドスの体に覆われた鱗。用途の幅広い汎用的な材質となっている。
凍魚竜の重殻
ブラントドスの重厚な甲殻。その丈夫な材質を利用する為防具によく使われる。
凍魚竜の特上ヒレ
ブラントドスの立派なヒレ。背中の部位破壊によって入手しやすく、材質も幅広く応用される素材である。

関連項目

武器/ブラン武器
防具/ブランシリーズ
シリーズ/モンスターハンターワールド:アイスボーン
フィールド/渡りの凍て地
モンスター/ガノトトス - 「鮫」の意匠を持つ、魚竜種の大先輩。
モンスター/ザボアザギル - 寒冷地に棲む鮫モチーフのモンスター。
モンスター/アノルパティス - 同上。


*1 明確に該当するのはアルセルタスのみ。形状で言えばブラキディオスも当てはまる。前向きの短い角ならジンオウガやセルレギオスにもある。
*2 因にザボアザキルは鎧の無い素の状態でも、氷をカチ割って潜行出来る。