武器/ガウプシカ

Last-modified: 2023-10-17 (火) 11:11:52

ガウシカの角素材を弾を撃ち出す機構に活用。
銃身を覆う毛皮が発砲の衝撃を吸収する。
(ガウプシカ)

ガウプシカの強化形態。しなやかな角が放つ銃弾は、
力強く野山を駆け抜ける。
(ヘビィガウプシカ)

目次

概要

  • MHXにて突如として現れた、ガウシカのヘビィボウガン。
    ガウシカの初登場からおよそ9年、
    飛竜から逃げ回るだけの存在だった彼らが、ついに逆襲の時を迎えたのだ。
    え? 八つ当たりなら前からしてたって?
  • ガウシカの特徴的な角をリム(弦を張る部分)として用いており、
    毛皮が発砲の衝撃を吸収するらしい。
    反動は中なのだが…
  • また、パワーバレルのデザインも特徴的で、バレルこそ普通に延長されるものの、
    それと同時にボウガン前面にデザインされているガウシカの顔が白骸になる
    残念ながらバレルだけではあちらのような超攻撃力・マイナス会心にはならず、
    武器銘も牡鹿といふ名の白骸にはならなかったが…。

性能

MHX

  • ベルダーキャノンLV2からの派生で手に入る。
    攻撃力は100で、製作時期に見合った数値。
    派生元から通常弾が4/4/5と一発ずつ減らされ、貫通弾が没収された代わりに
    散弾が扱えるようになり4/3/3とLV3までカバー。
    他にも拡散弾がLV1のみ1発、減気弾が各レベル2/1、属性弾はLV1氷結弾が4発。
    リロードはやや速いと改善されており、反動は中で防御力+10のボーナス付き。
    しゃがみ撃ちは変わらずツブテ弾だが、武器内蔵弾に鬼人弾と硬化弾が加わった。
  • 強化していくとLV4で突然故郷を思い出したのか、
    武器内蔵弾にLV2氷結弾が追加。
    そして、LV5で最終強化形「ヘビィガウプシカ」となる。
    攻撃力は190でその他の性能は据え置き。
    変化は通常弾と減気弾が各LV一発ずつ増え、
    ツブテ弾が24発内蔵・4発装填、LV2氷結弾が30発内蔵・5発装填となったくらい。
  • 途中で派生できる武器には、数少ないガレオス武器のサンドダイバーと珍しいケルビ武器のラピッドキャストがある。
    どちらも古参のヘビィで、久々の登場となる。
    また、完全新規のラングロトラ武器である、キャロムボールの派生ルートも存在する。
    …本作のアグナヘビィはアグナな事もあり、派生先を含めても微妙な武器しかないと言ってはいけない。

MHXX

  • 本作では究極強化でエクストラガウプシカという新たな銘を冠する。その性能は
    • やや低めの攻撃力310
    • 装填数は通常弾・散弾・拡散弾に氷結弾が1発増加。LV1通常弾とLV1散弾のみ2発増加
    • しゃがみ対応弾は限界突破でLV1氷結弾が追加
    • 一応倍に増えた防御ボーナス+20
    • 限界突破でスロットが1つ追加
    と、しゃがみ対応弾が追加され、より氷結弾の運用に向いたヘビィに仕上がった。
    完成時期はG★4。勇気の証XX以外はG★3までで集まるので、
    G★4緊急のバルファルクさえ倒せば究極強化が可能。
    • …が、本作では不動大名砲に性能で完全に食われてしまっているのが痛い。
      あちらは豊富なしゃがみ対応弾*1とスロット3で出来る事が非常に多く、
      攻撃力も320とこちらを上回り、地味に防御ボーナスでも負けている。
      さらに、あちらはこちらとほぼ同等*2のG★4で完成するので、製作時期でも大きく差をつける事が出来ず、
      イベクエを駆使すればG★2で完成するというおまけ付き。
    • 更に運が悪い事に、不動大名砲がLV1にしか対応しておらず、
      この武器に残されていたかに思われた散弾運用も、
      インパクト抜群の武器銘の爆砲ォー遠MAXにピンポイントで潰されてしまっている。
      あちらは攻撃力360と会心率-10%を考慮しても攻撃力でこちらを凌駕し、
      防御ボーナスが+40で、スロットも同等の1とそれ以外の点でも隙無し。
      さらに両LVの氷結弾のしゃがみに対応しており、散弾(と通常弾)の装填数もこちらを上回る。
      唯一の難点として完成時期はHR解放後という点が挙げられるが、
      HR解放前に強化可能なLV6の段階でこちらを上回る性能*3があるので…。
    この二丁のヘビィと比較すると、物理弾はおろか氷結弾の運用でも勝負にすらならず、
    エクストラガウプシカの強みはリロード速度と減気弾の運用ぐらいしかないのである…。
    一応プリマーテスロワーも氷結弾の代わりに貫通氷結弾が撃てる以外はエクストラガウプシカの上位互換に近いが、
    あちらも上位互換が強すぎる所為で立場が怪しいので忘れていいと思われる。
    • なお、上では考慮しなかったツブテ弾しゃがみも、この武器以外で対応しているの方が優秀だったりする。
    と、今作では上位互換が多いため微妙な評価に終わってしまったが、
    それほど酷い性能ではないので、
    余った素材で作ってたまには使ってみるのも一興だろう。
  • ちなみに、本作ではアグナヘビィにアグナへの派生先が追加されたので、
    派生先も軒並み微妙という状況からは脱することが出来た。

MHRise

  • 同期の太刀と共に復活。ボーンシューターIIからの派生強化によって作成できる。
    作成難易度は高くはないが、面倒くさい。ガウシカの角が複数必要なのはまあいいとして、
    不足しがちな勇気の証や暖かい毛皮だけでなく、最終強化では当然のように獣玉を要求してくる。
    とはいえ獣玉以外はレア素材を要求されないので、作ろうと思えばすぐに手に入るヘビィではある。
  • 最終強化は「ヘビィガウプシカ」。
    氷牙竜の上毛皮が必要になる関係上、完成時期は集会所★6と遅め。
    その性能は、
    • 草食種武器としては頑張った攻撃力200、会心率0%
    • ブレなし、反動「やや小」、リロード「やや早い」と上出来
    • ちょっぴり嬉しい防御力ボーナス+10
    • 特殊弾は機関竜弾
    • スロットはLv1が3つと大変優秀
    • 百竜強化は防御力強化II/貫通弾追加I/散弾追加II
    • 通常弾6/5/5、放散弾5/4/4、拡散弾2/0/0、徹甲榴弾装填不可
      放散弾は全レベルが移動射撃に対応
    • 斬裂弾装填不可、竜撃弾装填不可
    • 状態異常弾は減気弾以外は装填不可
    • 属性弾は氷結弾が4発装填で移動射撃可能
  • それなりな攻撃力に加えてハイレベルにまとまった基本性能を持ち、
    ガンナーにはありがたいLv1スロットは3つ所持。とどめに特殊弾は機関竜弾に対応。
    ……とここまでは完璧なのだが、使用できる弾と装填数が微妙すぎる
    物理弾は通常弾と放散弾くらいしか使えず、装填数もいまいちパッとしない。
    百竜強化によって貫通弾と散弾が追加できるが、いずれも移動射撃は不可能で、
    装填数も貫通弾が6/6/0、散弾が5/4/4としょっぱい。
    斬裂弾や徹甲榴弾、竜撃弾が使用できないのも、弾肉質が硬い敵が多い今作では痛い。
    放散弾の性能が比較的ましな方なので、放散弾ヘビィとして扱うのが妥当なところか。
    何とも使いどころに困る性能のヘビィボウガンになってしまった感は否めない。
  • 「放散弾ヘビィなら、百竜夜行で活躍できるのでは?」とお思いの方もいるかもしれないが、
    状態異常弾が一切使えないので状態異常関連のサブ任務が達成できず、残念ながら適性は低い。
    放散弾だけでなく毒弾と麻痺弾の装填数も多い大天具・杖弩ジゾウの方が活躍できるだろう。
    サブ任務を無視して殲滅に特化させようにも、こちらよりも攻撃力が高くLv3放散弾の装填数も多い
    禍ツ大筒ノ幽鬼セッドの壁が厚く、正直なところ勝ち目は薄い。
  • スロット数が多く、放散弾の扱いに長けているという特徴から、
    採取用、もしくは小型モンスターの素材集め用のヘビィとするのが一番いい運用法になるだろうか。
    ちょこまか走り回るケルビやガウシカの素材が必要になった時は、本ヘビィを担いで
    武器説明文の通りに野山を駆け抜けてみるのも悪くないだろう。
  • ちなみに、最終強化手前でデュエルスタッブIに派生強化が可能。
    上質なねじれた角の必要本数が4本から2本になる上、
    ボーンシューターIから「攻撃力強化II」が引き継げるのでガウプシカから派生させる価値は十分にあるだろう。
    それにしても、寒冷地帯に生息するガウシカのヘビィが、乾燥した高温地帯に生息する
    ディアブロスのヘビィに派生するのは、少々納得できないものがある。
    意外と素材の親和性が高かったりするのだろうか?
    単に見た目が似ているからかもしれないが

MHR:S

  • 無事に続投。MRのガウシカから採れる素材と青熊獣の豪剛毛を使用してヘビィガウプシカ改に、
    そこから更に傀異化した骨を加えることで最終強化「カローガウプシカ」となる。
    武器説明文によると、弾丸を放てば風のように強く駆け、進むらしい。風の谷のガウプシカ
  • 最終強化の性能は以下の通り。
    • 攻撃力350に会心率0%と火力は平均的
    • 装飾品スロットはLv2が2つにLv1が1つと大盤振る舞い
    • 百竜装飾品スロットはLv2
    • 通常弾6/6/6、貫通弾6/6/0、散弾5/6/5、放散弾5/6/5
    • それ以外は上位時代から変化なし
    デフォルトで貫通弾と散弾が使えるようになった他、通常弾と放散弾の装填数も強化されている。
    しかし、各弾種に特化したヘビィと比べると、放散弾以外の装填数はやや物足りない数値と言えるか。
    LV3放散弾以外のLV3物理弾が移動射撃と移動リロードに対応していないのも評価を下げる。
    やはり、上位時代と同じく放散弾ヘビィとして扱うのがベストと言えるだろう。
    装飾品スロットが更に優秀になっているので、採取用ヘビィとしての適性はより高くなっている。
    MRのレア素材は一切要求されないので、小型モンスターの素材集め用に作っておいてもいいだろう。
  • 一応、大型モンスターとの戦闘で使えないという訳でもなく、子分ごと一網打尽にできるドス鳥竜達や、
    激しく動き回る上に弱点が小さいアケノシルムウルクスス相手にはそれなりに有効。
    また、面白い所では激昂したラージャンと割といい勝負ができるヘビィだったりする。
    というのも、激昂したラージャンの場合、闘気硬化の解除方法は頭部のダメージ蓄積となっているのだが、
    ラージャンが相手だと放散弾は頭部に集中してヒットするため、適切な間合いを維持しながら放散弾を
    撃ちまくるだけで闘気硬化を解除することが出来るのだ。大きな隙や解除後のダウンには近距離なら散弾を、
    遠距離なら氷結弾を撃ち込んでいけば、6~7分で狩猟することも十分に可能である。
    普通に通常弾や散弾で頭部を狙撃した方が火力が出るというのはもちろんだが、たまには
    古龍級生物である激昂したラージャンに、ガウシカのヘビィで逆襲を仕掛けてみるのも乙というものだろう。
  • 他の放散弾ヘビィにも言えることだが、放散弾のヒットエフェクトは中々に派手であり、
    調子に乗って脳死で撃ちまくっていると、ヒットエフェクトが邪魔でモンスターの予備動作が見えずに
    反撃を受けてしまうこともある。PTプレイでは味方の邪魔になってしまうこともあり得るので、
    戦闘用として担ぐなら注意しよう。相手の様子を観察するのが重要なのは、放散弾ヘビィでも変わりない。

余談

  • MHFにはガウシカをモチーフにしたヘビィボウガン「ガウシカパルス」が古くから存在する。
    ただし厳密にいうと、ガウシカではなくトナカイモチーフである。
    毎年のクリスマス期間に配信されるイベントクエストの報酬で生産できるもので、
    ガウシカをトナカイに見立てている、ということである。
    また、それと別にHC武器でも存在しているが、
    素材面(使用しているHC素材)で言えば下位HC「ガウシカラッシュ」はドドブランゴ、
    上位HC「ガウシカアサルト」はババコンガ、
    凄腕HC「ガウシカライド」はイャンクックの武器となっている。
  • 名前の由来だが、恐らくガウシカとロシア語で大砲を意味する「プーシュカ」を捩って組み合わせたものだと思われる*4
    また同じく「プシカ」と銘打つボウガンも実は存在する。あちらはライトボウガンだが。

関連項目

モンスター/ガウシカ
武器/草食種武器


*1 LV3通常弾・LV2貫通弾・LV1水冷弾・LV1氷結弾
*2 あちらはセルレギオスを倒す必要があるので、完成は僅かに遅れる。
*3 攻撃力340・会心率-10%。散弾の装填数はLV7と同等の全LV7発
*4 綴りはпушка。有名どころだとモスクワに展示されているツァーリ・プーシュカ(意味は「大砲の皇帝」)がある。