MH3から登場する大剣。ボルボロスの素材で作られたドラグロソードを強化していくと入手できる。
プレッシャーというと精神的圧力を想像しやすいが純粋に圧力という意味もある。
目次
概要
- 荒くれの大剣に土砂竜の素材を投入して強化、
それを上質な土砂竜や爆鎚竜の素材などで更に鍛え上げた武器。
ボルボロスの頭部を模して作られており、そのため「剣」と言うにはあまりに武骨な外観をしている。
重量感溢れる一撃は正に土砂竜の頭突きの如くあらゆるものを叩き潰す。
しかしその余りある威力と独特の形状、そして重量のために取り回しには難がある。
- ノーザンライトは、天馬で夜空を駆ける女神の軌跡を表現した、
青藍の大剣と言われており、
その美しさに大気も凍り付くという。
性能
MH3
- 荒くれの大剣→ドラグロソード→ドラグロブレイド→ボルボプレス→ボルボプレッシャー
- ボルボロスの素材をベースとした大剣の最終形態。
何と言っても目を引くのが1056という非常に高い攻撃力。
MH3に登場する全ての大剣の中で第二位である(因みに一位はグレンウォル)。
しかも斬れ味が致命的なグレンウォルと違い、非常に短いながらも青ゲージの斬れ味を持つ。
斬れ味レベル+1が発動すれば、白にこそ到達しないものの青ゲージが延び、ある程度使いやすくなる。
決して優秀とは言えないが、それでもギリギリ及第点には達しているだろう。
攻撃力の数値自体はグレンウォルと大差無いので、斬れ味の関係でこちらの方が強力に見える。
……そう、これだけだったのなら。
- この武器最大の欠点は致命的なまでに低い会心率-50%である。
さびた武器以外ではぶっちぎりの最下位である。
また、上記の通り斬れ味も決して優秀なわけではなく、
斬れ味レベル+1があってこそ実用を考えられる程度である。
スロットも無いので汎用性にも難があり、強力な組み合わせの装備はかなり限られてくる。
- ただ一つ救いがあるとすれば、この武器が大剣であった事であろう。
抜刀攻撃を100%クリティカルにする抜刀術【技】で、欠点を大幅にフォローできるのである。
普通に抜刀攻撃中心に立ち回ることもできるし、
抜刀術【技】発動時の抜刀溜め3は言うまでもなく凄まじい破壊力となる。
たとえ屈強な大型モンスターが相手でも、急所に当たればほぼ一撃で怯ませるほど。
言い換えれば、運用する場合は斬れ味レベル+1と抜刀術【技】は絶対に外せない。
しかし抜刀攻撃以外は5割の確率でバッドクリティカルとなるので、
デンプシーや強溜め斬りでのダメージに期待できず、安定性は得られない。
実用性0ではないが、歴代の武器の中でもトップクラスに扱いにくい武器である事も確かであろう。
しかしその刹那的な超火力をロマンと考え、あえてこの武器を振るうハンターもいるとかいないとか。
- 覚醒発動時には水属性が付加される。
MHP3
- 荒くれの大剣→ドラグロソード→ドラグロブレイド→ボルボプレッシャー
→アウロラルブレイド→ノーザンライト
- MHP3でもボルボロスと共に続投。
- 高めの攻撃力220、相変わらずの会心率-50%
- 斬れ味は素で青ゲージ、匠で延長
だが抜刀術【技】の仕様変更により、抜刀攻撃でも必ず会心が出る訳ではなくなったので、
MH3の時より扱い辛くなった。
上記の理由により採用率は高くはないが、ティガノアギトへ派生強化が可能であることから、
ティガノアギトを作るために一度は生産したことのあるプレイヤーも多いだろう*1。
- しかし氷砕竜ボルボロス亜種の登場に合わせ、更なる強化が可能となった。
アウロラルブレイドに強化すると攻撃力が少し落ちてしまうが、
代わりに会心率が少し改善され、氷属性20が付加される。
加えて斬れ味レベル+1によって短いながらも白ゲージの斬れ味を得られるし、一つだけだがスロットも空く。
- 最終強化となるノーザンライトは、
- 巻き返した攻撃力220、やや改善された会心率-30%
- こちらも強化された氷属性25
- 素で青ゲージ20、匠で白ゲージ20
- スロット1
ただしノーザンライトの強化には崩竜の穿爪が必要となり、最終強化までの道程は長い。
- 氷属性の大剣としては最も使いやすい性能をしているため、氷属性弱点の相手には積極的に担いでいける。
ただし氷属性弱点のモンスターは弱点の物理肉質が柔らかい相手が多く、
無属性大剣のわんここと轟大剣【王虎】がかなり手強い。
一方で、ジエン・モーランのような龍属性も通る相手には、
龍属性大剣のアルレボが抜きん出た強さを発揮する。
氷属性大剣の中では間違いなく性能を活かしやすくはあるものの、
それ以上にライバルに包囲されがちというやや不遇な立ち位置の武器である。
- 上述のように、アウロラルブレイドに強化した際に攻撃力が下がる。
それが関係しているかは定かではないが、ボルボプレッシャーで一度6になったレア度が、
強化後のアウロラルブレイドでは5に下がるという珍しい事が起こっている。
MH3G
- 荒くれの大剣→ドラグロソード→ドラグロブレイド→ボルボプレッシャー
→アウロラルブレイド→ノーザンライト→ノーザンクロス
- MH3Gでは攻撃力が幾分か落ち着いてしまったが、会心率が-25%にまで大幅に改善された。
普通に考えればまだまだ低いはずなのに、これまでの性能のせいでやたら高く感じる。
そしてウカムルバスの素材の代わりに別のG級素材を取り入れ、ノーザンライトも続投、
更なる強化形としてノーザンクロスも登場した。
- ノーザンクロスの性能は、
- 平均的なレベルの攻撃力1152
- グンと強化された氷属性520
- 会心率-10%とボルボロスの武器にしてはかなり高い
斬れ味レベル+1が発動しても紫には到達しないが、白ゲージが大きく延びるのでこれはこれで使える。
これまでのシリーズからすると、取りまわしやすさという点では最も使いやすくなっている。
あまり入手が難しい素材を要求されない点や、G級武器にしては強化費用が安いのも地味に嬉しい。
これまでの性能に呆れてしまっていたハンター諸氏も、物は試しに作ってみてはいかがだろうか?
- 一方でボルボプレッシャー譲りの高い攻撃力は失ってしまい、平均的な数値に落ち着いてしまった。
そのため、扱いやすくはなったものの大剣というカテゴリの中では相対的に立場を落とすことになり、
より強力な物理攻撃力を持つタルタロスやネロ=アングイッシュはもちろん、
氷属性大剣でも覚醒させたマスターブレイズに一歩及ばぬ結果となった。
- 因みに今作のドラグロソードはナバルデウスの素材を投入する事により
ヴァイキングホーン系統の大剣に派生する。
MHXX
- MHXXでボルボロスの復活に合わせてこちらも再登場。亜種はいないので究極強化時の銘はボルボプレッシャーである。
生産はLV4バスターソードからの派生か、初期段階・最終強化段階のどちらでも一発生産可能。その性能は- 文句無しの攻撃力370
- ちゃっかり素で白20を獲得。匠で紫ゲージは出ない斬れ味
- 過去最低値の更新は免れたが、相変わらずの会心率-40%
- あって損はないスロット1
が、本作ではマイナス会心をそっくりメリットに入れ替えられるスキルが追加された。…そう、裏会心である。
これを発動させるだけで会心率のフォローは一切不要になるので、過去作よりも使い勝手は大きく上がった。
斬れ味に関しても、紫の弱体化で素白運用が現実的であるため問題ない。- ちなみに限界突破時期はG2到達直後。LV5への強化はG3で可能になり、
亜種派生ではないのに何故か崩竜の剛穿爪が必要なので究極強化はHR解放までお預け。
- 酷い会心率の大剣といえばやつがいるが、
あちらは素緑でこちらは素白20であるため匠や鈍器によるフォローがほぼ必要ないという利点がある。- ちなみに詳しくは該当記事を見れば分かるが、あちらにはまた別の浪漫運用方法がある。
- また、裏会心運用となれば抜刀術も必要ないためスロ1といえどスキル自由度が高いのがウリ。
火力に繋がるスキルはこの武器では必須の裏会心と、どんな大剣でもあって困らない溜め短縮のみに止めれば、
あとは自由にスキルを盛ることができる。
会心率に干渉せずに火力を上げるスキルは残念ながら乏しいが、
その場合耳栓等の立ち回りを強化するスキルをつけてもいいだろう。- 火力を出したいならやはり鏖魔シリーズだろうか。
裏会心はもちろん、両立の難しい攻撃力UP、さらに状況下で火力を上げる逆恨み、
立ち回りが強化される回避性能、とこの武器に物凄くマッチしている。
もちろん明鏡止水も大剣の狩技の使い勝手が向上したこともあって便利。
あとは溜め短縮がほしいところだが、
幸い武器スロ1のおかげで、溜め短縮5スロ3といったそこそこの護石で発動させることができる。
さすがに全員が必ず持っているとは限らないが、
この手の優秀なスキル構成に必要になりがちな溜め短縮6スロ3の護石よりは持っている人も多いだろう。- 鏖魔シリーズならやはり、逆恨みや明鏡止水がより活かせて、抜刀での立ち回りも比較的増える
ブレイヴスタイルでの運用が最適か。
- 鏖魔シリーズならやはり、逆恨みや明鏡止水がより活かせて、抜刀での立ち回りも比較的増える
- 火力を出したいならやはり鏖魔シリーズだろうか。
MHWorld
- MHWorldでボルボロスの続投により合わせてこちらも続投…しなかった。
その代わりにとして、骨ベースにボルボロスの甲殻を貼り付けた、いわゆる皮ペタの武器が登場。
派生した段階ではドラグロバスター、
強化を進めるとボルボシュレッダーという銘になる。
最終段階のボルボシュレッダーIIIの性能は- 攻撃力960
- 過去作から大幅に改善されたが低い会心率-20%
- 属性解放で麻痺属性390
- 素で青30、匠で白ゲージは出現しない
- Lv2とLv1のスロットが1つずつ
- 防御+15
が、その代償か攻撃力は少々落ちており、この武器よりも攻撃力が高く
なおかつ会心率が悪くない武器が沢山あるのでわざわざこの武器を使う必要は全くない。
ちなみに属性解放で大剣で生かせるかはともかく高数値の麻痺属性が出現する。
ボルボロスと麻痺属性の縁は遡れば初登場のMH3からだが、
そもそもの関連性は一切不明。せめて水属性だろう
MHW:I
- MHW:Iではマスターランクの強化先が追加された。
ボルボシュレッダーからボルボギガンテになる。ネルギガンテとの関係性は全くない
その性能は- 攻撃力1296
- 変わらず会心率-20%
- 属性解放で麻痺属性600
- 素で青60、匠3で白ゲージが出現
- Lv2のスロットが2つ
- 防御+25
- 属性解放が必要とはいえボルボロスは麻痺属性を全く使わないにもかかわらず
麻痺属性大剣の中では属性値がまさかのトップ。麻痺属性使いの事は忘れてください
麻痺属性大剣自体に需要が無いので、基本的には前作同様お呼びがかかることはまず無い。
だが、曲がりなりにも属性値トップ。
大剣縛りだとかであえて酔狂な事をしたいときには思わぬ性能を発揮する…かも。
MHRise
- MHRiseではドラグロソードが復活。
本作での最終強化はおなじみのドラグロブレイド。その性能は- 高めの攻撃力200
- 変わらず会心率-20%
- 素で青10、匠+4で白ゲージが出現
- スロット無し
- 百竜強化は会心率強化II、防御力強化II、痛恨の一撃
その原因は完成時期の速さにあり、この武器は★5で完成してしまうことから、
★6以降で完成する武器とは性能に絶対的な差が生まれてしまい、
最終武器争いにはそもそも参加できないという仕打ちを受けてしまったのだった。
- …というわけで、この武器は★5の段階で攻略用武器として鎬を削るしかないものの、
こちらの道でもゴシャズバァIIやカムラノ忍大剣、バルバダブレイドが強敵と言える。- ゴシャズバァIIは攻撃力200、青20、会心率-15%、氷属性17。
見ての通り、素のままでは将来性も含めてドラグロブレイドの完全上位互換と言える。
唯一ドラグロブレイドが勝っている点として、あちらは匠でも白が出ない点が挙げられるものの、
上位序盤で匠+4の発動はほぼ無理なので抜き返すことは叶わないのである。 - カムラノ忍大剣は攻撃力190、青50、スロットLV2×1、LV1×1という扱いやすさを重視したスペックを持つ。
完成時期は★6で、本来なら切ない扱いが待っている。…だが、裏口から獄炎石を入手することで★5で完成する。 - バルバダブレイドは攻撃力180、青30でスロット無しと基本性能では一歩劣るものの、
上位のジャギィを狩れば完成するという規格外のお手軽さが強み。
★6昇格までは何とかなる性能があるので、こちらを作ってしまえばわざわざ他のつなぎを作る必要がないという、
立場の優位を生かして勝負を挑んて来ている。
- ゴシャズバァIIは攻撃力200、青20、会心率-15%、氷属性17。
- 本作ではドラグロソードIIからティガノアギトに派生可能。
百竜強化の引継ぎ元としてはカムラノ大剣から見ても、防御力強化II以外は下位互換orあちらが自前で賄えるものの、
痛恨の一撃を採用するつもりならばドラグロソードの内に施しておいても損はない。
あちらも強化時期の都合のせいか、本作では実に惜しい性能になっているのは内緒。
MHR:S
- MRではボルボプレスではなく、「ドラグロバスター」へ強化。
そこから傀異化素材を用いておなじみ「ボルボプレッシャー」と最終強化される。- ドラグロバスターはMHWで登場した
皮ペタ汎用デザインの銘に採用されており、
異なる見た目の武器に同じ銘が冠される珍しい事態になっている。
- ドラグロバスターはMHWで登場した
- ボルボプレッシャーの性能は、
- 圧巻の攻撃力360、いつもの会心率-20%
- 斬れ味はまさかの素で白ゲージ。匠Lv2から紫ゲージ
- 通常スロットは無し
- 百竜スロットLv2
MHR:Sの環境では100%かそれ以上に会心率を上げやすくなったこともあり、
従来からは考えられなかった会心率100%の紫ゲージでボルボプレッシャーをブン回すことが現実的になってしまった。
さらに上の攻撃力を持つ剛角剣ディアブロスや、攻撃力はやや低いが会心率0%の剛断剣タルタロス改などもいるが、
紫ゲージを出す手間を考えるとこちらも十分扱いやすい。
もちろん、デフォルトの武器スロットが0なのでスキル構築が窮屈なことには変わりない。その点は注意しよう。
- 本作では属性武器の攻撃力水準がとても高いため、
大剣であろうと属性武器を持ち出した方が総合火力が高まることが多い。
そのため、ただの無属性武器である本武器が最適解になる場面はそう多くはないが、
傀異錬成なども駆使して装備を突き詰めれば属性武器に勝るとも劣らぬ活躍をしてくれるだろう。
天彗龍など、属性が通らない一部の敵に持ち込んだりするのもよい。- 現在では会心率が5%低い以外はほぼ上位互換に近い凶剣【叢雲】が実装されるなど翳りが見える一方で、
傀異錬成や傀異スロット拡張ボーナスなどによりさらなる強化も可能になっている。
思い入れがあるならカスタマイズを施し、その高火力を思いっきりブン回してみるのもよいだろう。
- 現在では会心率が5%低い以外はほぼ上位互換に近い凶剣【叢雲】が実装されるなど翳りが見える一方で、
余談
- いわゆる三日月刀のような反り返りと土砂竜の噴気孔を思わせる突起が特徴的なこの武器だが、
実際に攻撃に使っているのは反りの外側ではなく内側である。ククリナイフのようといえば伝わるだろうか。
この形状によって対象を逃がさないように捉えつつ突起で挽いて切断する、鋸のような切り方である。
関連項目
モンスター/ボルボロス
モンスター/ボルボロス亜種
武器/ボロス武器
武器/仁剣【侠客立ち】 - 会心率-50%の大剣