MHFに登場する大剣の一種。マイギャラリーで得られる「家具チケット」が生産素材。
目次
概要
- まるで呪文のような名前が特徴の大剣。
名前と外見はさておき、まずはその性能を見てみよう。- 攻撃力1296、会心率10%と十分な威力
- 斬れ味レベル+1で白ゲージが発生
- 非常にうれしいスロット3
また、RARE10とレア度が無駄に高い。
- 数々の「家具チケットG」のほか、トギシラズ改に少々面倒な「尾晶蠍の靱尾」を1本、
マジデトギシラズには「古龍種の顎」や「古龍種の特上皮」といった古龍種汎用素材を要求される。
以前は古龍種の剛翼を要求された…という噂も。
各種ツッコミどころ
- この武器の名前は強化を追うごとに、
- トギシラズ
- トギシラズ改
- トワニトギシラズ
- マジデトギシラズ
要するに、- 研ぎ知らず
- 研ぎ知らず改
- 永久に研ぎ知らず
- 本気で研ぎ知らず
……この時点で既にツッコミどころ満載だが、解説はまだ始まったばかりである。
- この大剣、納刀時は刀身を囲う形の"砥石となる装置"が柄の部分に収められているが、
抜刀するとこの装置が刀身全体を研ぎながらグィーンと剣先へ移動する。
つまり、抜刀や納刀をすると同時に自動的に砥石をかけてくれる、画期的な装置。
これで武器を研ぐ必要などなくなった!
…わけがない。
これはあくまでもグラフィック上のギミックであって実際に
何度出し入れしても斬れ味は変わらない。
一体なんなんだ…
- そもそも研ぐことを知らないというネーミングから、
研ぐ必要がないほど強靭な刀身を開発したのかと思わせて、
実態は何度も研ぎ続ける仕掛けを取り付けたという優良誤認真逆な力技の解決法もツッコミどころ。
ヤタラトギマクルとかのほうが正しいのでは…?
- 以下はこの武器の説明文。
新開発の大剣。構えた際、可動部分が自動的に刀身を砥ぐため、斬れ味が落ち難い。
(トギシラズ、トギシラズ改、マジデトギシラズ)
斬れ味が落ちにくいやら研磨効果が向上したやらいろいろ書いてあるが、特殊機構を備えた斬れ味の落ち難い大剣。可動部分による研磨効果をさらに高めた。
(トワニトギシラズ)
残念ながら見かけ倒しの普通の大剣である。
「研ぎ知らず装置」が無理ならせめて斬れ味ゲージを全部緑とかにすればそれっぽくなったかもしれない
(これはかなり初期からある武器なのでそんな閃きは起こらなかったのかもしれないが)。
これでは何のために実装したのか、ネタ武器としても実情がぶっ飛びすぎている。
だいたい武器名に「マジで」がつくものが出るなど誰が予想しただろうか。- トワニトギシラズからマジデトギシラズに強化すると
なぜか解説文が逆戻りするが、気にしてはいけない。
恐らく設定ミスだと思われるが、MHFサービス終了に至るまで修正されることは無かった。
- トワニトギシラズからマジデトギシラズに強化すると
- とはいえ、マジデトギシラズは
マジで剛種武器に匹敵する性能を持つ
(どころか使い方次第で下手な剛種大剣も上回る)。
3つあるスロットを上手く活用することで無属性大剣として十分すぎる威力を発揮するだろう。
- サービス末期頃にはマイギャラリーにスポットがあたることがほとんどなくなったため、
この武器もなかなか過去の産物となりかけている節があった。
むしろ、この武器の詳細を知っていたプレイヤーがどれほどいるのだろうか。
- そして、この武器に何らかの手が加えられることもなく、MHFはサービス終了を迎えてしまった……。
研ぎ知らず実現への険しい道のり
- そんなわけで見掛け倒しのごく普通の大剣として終わってしまったマジデトギシラズだったが、
どうにかしてこの武器が実現できなかった夢を叶えさせようと
様々な試みに乗り出す暇人熱心なハンターも全くいないわけではなかった。
- まずはスキル面。
MHFにはマジで研ぎ知らずになりうるものが時代を追うに従い、いくつか実装されていった。
大剣技【剣王】、巧流、雌伏&雌伏強化の3つである。
これらはガードや回避をキーとして斬れ味を回復させるスキルだが、
いずれもこの武器の機構とは無関連な要素によるものであり、再現になるとは言い難い。
しかしそこまでこだわるとどうしようもないので、ある程度の妥協も必要だった。
- MHF-G以降は、何らかのスキル効果が初めから付与されている武器も多く登場してきた。
具体的には、烈種武器・始種武器、天廊武器、遷悠武器、辿異武器が挙げられる。
トギシラズもこのシステムで復活を、と言いたいところではあった……- まず烈種武器には斬れ味系スキルを持つものがない。
その強化段階である始種武器も同様。
そもそもこのカテゴリの武器は剛種武器から派生させていくものであるため、
トギシラズが烈種・始種武器化すること自体がありえない。 - 天廊武器には天廊石を装着することで好きなスキルを発動させられるが、
その出自の関係上、トギシラズが天廊武器化することもありえない。 - 遷悠武器も上記2種と同じ理由でトギシラズとは縁がない上に、
そもそもスキルが早食いで固定なので、どのみち"マジで研ぎ知らず"にはなれない。 - 辿異武器は他の候補よりはまだ現実的なラインだが、
発動するのは一般の「スキル」とは異なる辿異スキルなので、
やはり再現にはならない。強いて言えば、巧流強化が妥当だろうか……
- まず烈種武器には斬れ味系スキルを持つものがない。
- ……と、以上のようにMHFにおいてことごとく希望が絶たれて落胆しているところ、
なんとメインシリーズのMHXXにおいて納刀すると斬れ味が回復するスキル「挑戦者の納刀」が登場。
モンスターが怒っている時に確率で発動という制約はあるが、
この武器の本来の原理を再現した画期的なスキルであり、
互いに同じ作品に登場しないのが悔やまれる。- そして時は流れ、MHWにおいてスキル「達人芸」が実装された。
このスキルはクリティカルが出た場合に斬れ味が一切消費されないという効果を持つ。
そう、この記事をここまで読んできたハンター諸氏ならお気づきだろう。
会心率さえ100%にしてしまえば絶対に斬れ味が落ちることはないのだ。マジデトギシラズ- そしてさらに時は流れ、MHFのサービスも終了してしまった後の時代。
MHRiseにおいて武器単体で会心率100%を実現できる武器と、
このスキルが並び立ってしまった。さぁ、これで真のマジデトギシラズが実現!
…かと思いきや、今度はスキルの方が斬れ味無消費の確率が最大でも80%という
弱体化というより妥当過ぎる調整を喰らってしまった。ヤヤトギシラズ
- そしてさらに時は流れ、MHFのサービスも終了してしまった後の時代。
- そして時は流れ、MHWにおいてスキル「達人芸」が実装された。
関連項目
- モンハン用語/ネタ武器
- アイテム/砥石 - 予想通り強化素材として必要
- 武器/隠刀【終焉ノ唱】 - 家具チケットを用いて生産可能な武器
- 武器/驚愕の肉球ハンマー - 同上
斬れ味関連のギミックを有する、またはマジで研ぎ知らずな斬れ味を有する武器。
- 武器/ドドン・シザー - マジで研ぎ知らずな双剣。
- 武器/レギオス武器 - MH4Gで初登場の(ギミックを使いこなせれば)マジで研ぎ知らずな武器群。
ただしMHF及びMHR:Sではギミックがオミットされている。 - 武器/キレアジセーバー - MHWで初登場の、武器自体に斬れ味関連の特殊ギミックが組み込まれた双剣。
砥石(キレアジ)繋がりでのネタ武器仲間でもある。 - 武器/デュークグレイル - 下記の旋律に加えて斬れ味消費軽減の旋律まで有する、パーティ全員マジで研ぎ知らずな狩猟笛
- 武器/バルク武器 - 強化を重ねることによって、マジで研ぎ知らずとなる龍属性武器群。ただし、色には妥協が必要。
- 武器/イブシマキヒコ武器 - 上位時点ではバルク武器に対抗出来るほどの研ぎ知らず武器群。MRだと逆に研ぎ大事となる。
マジで研ぎ知らずになれる可能性のあるスキル。ただしほとんどが後続作品初出でMHFには実装されていない。
- スキル/巧流 - どんな武器でもマジで研ぎ知らずになれる…かもしれないスキル。
- スキル/納刀研磨 - MHXXで初登場の、条件付きだがこの武器の原理を体現したスキル。
- スキル/刃鱗 - こちらもMHXXで初登場の、発動させればどんな武器でもマジで研ぎ知らずになる夢のスキル。
- スキル/達人芸 - MHWで初登場の、会心率に応じてマジで研ぎ知らずになれる夢のスキル。
- スキル/天衣無崩 - MHR:Sで初登場の、立ち回り次第でマジで研ぎ知らずになれる夢のスキル。
マジで研ぎ知らずになれる可能性のある技巧。
- システム/旋律/斬れ味継続回復 - MHR:Sで初登場の、パーティ全員マジで研ぎ知らずになれるかもしれない狩猟笛の旋律。
- システム/鉄蟲糸技 - 斬れ味消費の激しい武器の筆頭格であるガンランスと双剣には、斬れ味を回復する鉄蟲糸技がある。