武器/禍ツ弩【封】

Last-modified: 2024-04-11 (木) 12:57:16

怨虎竜から生まれた武器。この
軽弩から放たれる弾丸には、
内なる何かが宿ると言われる。
(禍ツ弩【封】)

げに恐ろしき人の怨念
無道の暴撃は凶禍となって、
寧静を壊し怨霊の封を裂く。
(禍ツ弩ノ幽鬼ドシュー)

目次

概要

  • MHRiseのメインモンスターことマガイマガドライトボウガン
    銃身の上下に刀殻をしつらえた攻撃的なデザイン。
    サイレンサー装備だと銃身に筒型のオプションが付き、
    ロングバレルでは銃身と刀殻が延びて両刃剣のような見た目になる。

性能

MHRise

  • 独自ツリーで禍ツ弩【封】Iを生産、禍ツ弩【封】IIを経て最終段階の「禍ツ弩ノ幽鬼ドシュー」となる。
    攻撃力190の会心0%と期待値では中の上程度。
    リロード「速い」は優秀だが、反動「大」とブレ「左/大」がネックとなる。
    また、ドシューに強化した時点でLV2スロットとLV1スロットが各1つ付く。
  • 本銃の特徴は、生産直後からLV1とLV3の物理弾と徹甲榴弾、および斬裂弾に対応している点と、
    拡散弾を除いた全ての弾が歩き撃ちに対応している点。
    更に、ドシューの段階でLV3通常弾とLV3貫通弾が各7発・LV3散弾が5発装填となり、
    LV3貫通弾・LV3散弾は全ライトボウガンで単独トップ
    通常弾の装填数も通常弾強化IIを施したあかしまの神弩に次ぐ2番手を誇る。
    代わりに、減気弾を除く全ての状態異常弾とLV2弾が装填不可なうえ、移動リロード対応弾も無い。
    LV1減気弾は速射に対応しているが、ほぼオマケと考えていいだろう。
  • 今作で軽くなった反動軽減を積んでLV3物理弾を撃っていくことになるだろうが、
    MHRiseでは(主にVer.2.0以降追加組の)モンスターの弾肉質が劣悪であるケースが多く、
    高LVの物理弾でも十分なダメージが出せるケースは少ない。

~Ver.3.9.1

  • そのため、「サイレンサーと反動軽減LV3を積んで無反動にしたLV3徹甲榴弾でスタンを狙い、
    スタンした所で数少ない弱点にLV3物理弾や斬裂弾を撃ちダメージを稼ぐ」というのが本銃の基本的な運用方法であった
  • 更に言うと、本銃の主力弾である徹甲榴弾と斬裂弾は着弾点で炸裂するダメージが主力となる弾丸であり、
    この関係上、クリティカル距離の調整が不要であるというメリットがある。
    このため、頭部にLV3徹甲榴弾→弱点部位に斬裂弾・散弾・起爆竜弾という流れで大抵のモンスターに対応可能。
    その上、上述の装填数のおかげで徹甲榴弾と斬裂弾が尽きた後でも物理弾の素撃ちで十分戦えてしまうなど、
    ハンマーを凌駕するスタン性能と十分な攻撃性能を両立したボウガンとして注目されていた。
    番傘ガルクのおかげで全武器種でスタンが狙える環境上、ハンマーの立場が無いと言う方が近いだろう
  • しかしながら、スタンからの追撃が本分である以上、禍ツ弩が本格的に輝くのはマルチとなるだろう。
    無論ソロでも十分戦える武器ではあるが、単純に火力を突き詰めた場合は
    斬裂弾特化の王牙弩【野雷】やスキルを揃えた属性特化ボウガンに軍配が上がることは覚えておきたい。
    ドシューの強みは「大抵のモンスターを相手に同じ戦術で立ち回れる汎用性」と言える。
    とはいえ、ガンナーを名乗れる腕前があればこれ一丁で大体どうにか出来ることから、
    発売からしばらくの間はバランスブレイカーとする声もあった。
  • 優秀なボウガンではあるが、「必要なスキルが多い」のと「弾薬コストが重い」事が欠点。
    メインであるLV3徹甲榴弾は素では1発しか装填できないため、装填拡張LV3は必須と言ってよく、
    他にも徹甲榴弾の威力を上げる砲術や、反動軽減LV3に最速装填の為の装填速度LV2、
    劣悪な弾持ちを補う弾丸節約、ブレが気になるならブレ抑制
    スタンによるチャンスを増やすならKO術と、欲しいスキルがとにかく多い。
    基本的には装填拡張、弾丸節約、反動軽減、装填速度を揃えたうえで、
    手持ちの護石と相談してスキルを追加していくことになる。
    そのため、汎用火力スキルや保護・生存スキルを積む余裕はほとんどなく、
    ガンナーからすればいつものことだろうが専用構築が必要になる。
    • 加えて、LV3徹甲榴弾と斬裂弾はどちらも持ち込み数が少ないため、
      調合分も合わせて用意することになる。キャンプでの補充も視野に入れたほうが良いだろう。
      バクレツの実とザンレツの実は勿論、LV3火薬粉とその調合素材の消費も多くなるため、
      ドシューを常用するなら交易船をフル回転させることになる。
  • 既に書いたが、Ver.2.0以降の古龍やヌシ等の追加モンスター達、
    特にVer.3.0で追加された古龍たちは弾肉質が露骨に硬くなっている。
    しかし、徹甲榴弾と斬裂弾メインのドシューでは弾肉質は大して問題にならず、
    スタン耐性の高い奇しき赫耀のバルファルク相手でも
    回数こそ減るもののスタン自体は取りにいけるなど、アップデートによる影響が少ない。
    Ver.3.0アップデートの「おだんご砲撃術の効果が徹甲榴弾に乗らない」バグの修正も合わせ、
    弾肉質冷遇によるガンナー弱体化の中で、元々強力だったドシューと王牙弩【野雷】が
    変わらず幅を利かせているという調整には批判の声があがることになった。
    故に一部では百竜軽弩よりもドシューと野雷の外装を変更させてくれとの声も
  • それでも対抗馬がいないわけではなく、アンジャナフのライトボウガンである
    蛮顎弩フラムマヌバがライバルの一角。
    攻撃力230に反動軽減だけで反動小にできるためロングバレルに対応。
    徹甲榴弾の威力に関してはドシューなど目ではない
    しかし、LV1,2通常弾とLV1散弾の速射に対応しているものの、
    会心率ー30%、ブレ「左右/小」、リロード「やや遅い」、
    物理弾の装填数はからっきしというじゃじゃ馬。
    あちらは火炎弾が7発装填できるため、火属性が弱点のモンスターにはフラムマヌバ、
    そうでなければドシューという形で使い分けるといいだろう。
  • また、武器種こそ違うがVer.3.0にてラージャンヘビィの金獅子砲【重雷】が登場。
    あちらはLV3徹甲榴弾が歩き撃ち不可・斬裂弾も装填不可能だが、
    攻撃力230に百竜強化込みで全LV徹甲榴弾4発装填であり、
    調合数の点から装填拡張を切って火力スキルを積む選択が可能。
    徹甲榴弾のDPSでは重雷の圧勝となるのはもちろん、
    その火力から徹甲榴弾と竜撃弾の2種で大抵のモンスターを狩猟できてしまうため、
    途中で起爆竜弾や斬裂弾などを挟む必要のあるドシューより手軽という声もある。
    ただし、あちらは百竜ノ淵源ナルハタタヒメを倒さないと作れないため、
    それまでの徹甲榴弾運用では怨虎竜の紫玉さえ手に入ればHR7で完成するこちらの出番。
    ドシュー自体が弱体化されたわけでもないので、
    ライトボウガンの機動力や斬裂弾などで十分差別化できる範囲といえる。
  • と、ここまでは過去の話である。こう表記したのは、
    この運用が出来たのがMHRise Ver.10.0.2より前の時代であったため。

Ver.10.0.2~

  • 超大型拡張コンテンツ「サンブレイク」移行のタイトルアップデートにて、
    MHRise全体で適用される武器バランス調整が実施されたのだが、それによって
    LV3徹甲榴弾と斬裂弾の威力と反動に調整が入り、LV3徹甲榴弾に至っては無反動化できなくなった。
    つまり本銃を以前のように運用することが難しくなったのである。
    • 一方、個性の1つでもあったLV3貫通弾・散弾の装填数が多い点については、
      それぞれの威力が上方修正された事によって価値が上昇、
      本銃の主力として考える事ができるようになった。
    • しかし、貫通弾の運用については得意分野としている銃が存在している。
      そのため、貫通弾に関しては単純な運用で差別化を図るのは困難である。
    同じく弱体化した王牙弩【野雷】が通常LV2速射により生き残ったのに対し、
    こちらは上述した一部の強みことあれど「お手軽強武器」としてはお役御免とされている。
    Ver.10.0.2スタートのPS/Xbox版のプレイヤーは過去の情報を鵜呑みにしないよう注意したい。

MHR:S

怨霊を宿した弩は、凄惨な戦
もたらしたが、やがて戦の
終わりと共に、も鎮まった。

(禍業物・大幽鬼ドシュー)

修羅道の果てに蒼き浄化の炎
宿した弩。放たれるのは怨嗟の
呻きを打ち払う、無常の弾丸。

(鎧怨鬼弩ドシュムル)

  • 上記の通りの調整によって一度は死んだと思われたドシューだが、
    マスターランク防具で発動するチューンアップによって往時の姿をいくらか取り戻すことができる。
    サイレンサーは勿論、反動軽減+3とチューンアップ+1を併用することによって
    LV3徹甲榴弾を最小の反動で撃てるようになるので、防具の厳選は必至。
  • 最終強化は禍業物・大幽鬼ドシュー。
    その後に、特殊個体「怨嗟響めくマガイマガド」の素材を投入して、
    真の最終強化にして特殊個体武器「鎧怨鬼弩ドシュムル」に至る。
    攻撃力は340に上がり、地味にスロットもLV3に強化される。
    その他のところはほとんどドシューと変わっておらず、主力弾は徹甲榴弾と斬裂弾のままである。
    しかし、この2種の弾が大幅に弱体化されたため、この銃の火力はかなり下がることになった。
    また、マスターランクになると気絶耐性の上昇幅が大きく上がり、
    特に傀異化モンスターでは3度目の気絶は狙う事すら難しいため価値が急落。
    加えて、体力も大幅に上昇して長期戦になりやすく、気絶中にケリをつけるのが難しいこともあって
    以前のようにオンラインマルチプレイで頻繁に見られることはなくなった。
    とはいえ、傀異化クエストに向いていないかといえばそうでもなく、弱体化されたとはいえ
    徹甲榴弾によるサポートも依然として強力ではあるし、LV3散弾も取り回しが良く
    スタンを取った時のメイン火力としても十分使える。
    徹甲榴弾、斬裂弾で肉質の渋い部位に傀異核が出来たとしても狙い撃ち出来るのも強み。
    ヤツカダX防具にチューンアップ、散弾強化も付いているので徹甲榴弾と散弾の併用も視野に入るだろう。
    • ドシュムルが真価を発揮するのは弾肉質が硬く、しかも属性弾もイマイチなモンスター。
      つまりバサルモスやクシャルダオラといった連中である。
      そういう相手を選べば十分に活躍できるのだが、汎用性という意味ではかつての面影は無いかもしれない。
      今までがどう考えても暴れすぎだったとも言える。
  • 今回のマスターランクは上位と比べて武器の選択肢が多く、
    ライトボウガンもほぼ全ての弾種に優秀な武器と実用的なシチュエーションが用意されている。
    やりこみにあたっては相当な数の武器を生産することになり、
    強化途中で羽や甲殻、激レア系の素材をこれでもかと要求されるのだが、
    MRでも弾肉質の異常とも言える偏りはほぼ改善されておらず、並みの武器で部位破壊を狙うのは極めて難しい。
    そんな中で肉質無視の徹甲榴弾と尻尾を切断可能な斬裂弾を持つドシュムルは、
    特定の素材を狙って集めるには未だに優秀な一丁と言えるだろう。
    作成時期が初期実装組で最も遅い上に、最終強化までに激レア素材を二つ要求されるのでこの武器の作成自体に手間が掛かるが...

余談

  • マガド武器の銘には恨みや怨念を表す各国の言葉が入る傾向にあるが、
    この武器の銘がそのまま該当する言葉はないように思われる。
    仇を恨むことを指す日本語の怨讐(えんしゅう・おんしゅう)にを付け、
    射撃音の如く怒讐(ドシュウ)としたのかもしれない。
    また、ヘビィボウガンが「セッ」であることを考慮すると、も掛けた多重のネーミングだろうか。
    • たまにドシューのことをゴシャハギ武器と勘違いしている人がいる。
      確かに名前が似ているゴシャドシュがいるが
      見かけたら訂正してあげるといいだろう。

関連項目

モンスター/マガイマガド
モンスター/怨嗟響めくマガイマガド
武器/マガド武器
武器/ライトボウガン - Ver.10.0.2になるまで、本武器が覇権を握っていた。