日本 RankV 駆逐戦車 Type 99 / 99式自走155mmりゅう弾砲
概要
Update 2.33 "Air Superiority"にて追加された。99式自走155mmりゅう弾砲であり陸上自衛隊の現役装備である。
車両情報(v2.33.0)
必要経費
必要研究値(RP) | 82,000 |
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車両購入費(SL) | 240,000 |
乗員訓練費(SL) | 68,000 |
エキスパート化(SL) | 240,000 |
エース化(GE) | 990 |
エース化無料(RP) | 620,000 |
バックアップ(GE) | 50 |
護符(GE) | 1,900 |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
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バトルレーティング | 7.3 / 7.3 / 7.3 |
RP倍率 | 1.84 |
SL倍率 | 1.4 / 2.1 / 2.4 |
最大修理費(SL) | ***⇒*** / ***⇒*** / ***⇒*** |
車両性能
項目 | 数値 |
---|---|
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後) | |
砲塔旋回速度(°/s). | 14.0⇒20.9 / 9.5⇒12.0 |
俯角/仰角(°) | -2/70 |
リロード速度(秒) (初期⇒スキルMAX+エース化) | 7.5⇒7.5 |
スタビライザー/維持速度(km/h) | 無し / - |
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 20 / 20 / 20 |
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 20 / 20 / 20 |
重量(t) | 40.0 |
エンジン出力(hp) | 852⇒1049 / 531⇒600 |
2,100rpm | |
最高速度(km/h) | 54 / 50 |
実測前進~後退速度(km/h) | *** ~ -*** / *** ~ -*** |
視界(%) | 95 |
乗員数(人) | 4 |
光学装置
倍率 | 暗視装置 | 種類 | 世代 | |
---|---|---|---|---|
IR投光器 | - | 無 | - | - |
車長 | - | 無 | - | - |
砲手 | - | 無 | - | - |
操縦手 | 1.0x | 有 | 赤外線 | 第一/第二・三 |
武装
名称 | 搭載数 | 弾薬数 | 弾薬費 | |
---|---|---|---|---|
主砲 | 155 mm JSW L/52 cannon | 1 | 30 | |
機銃 | 12.7 mm M2HB機関銃 | 1 | 600 |
弾薬*1
名称 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
155 mm JSW L/52 | M107 | HE | 43.1 | 9.14 | 940 | 61 | |||||
M107(PF) | HE-VT | 43.1 | 9.14 | 940 | 61 | ||||||
L15A2 | HE | 43.5 | 14.8 | 940 | 64 | ||||||
M110 | Smoke | 40.8 | 0.05 | 940 | - |
名称 | ベルト名 | 弾種 | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||
12.7 mm M2HB | 規定 | API-T/I/ AP/API-T | 31 | 30 | 26 | 22 | 18 | 15 |
車両改良
Tier | 名称 | 必要量(RP) | 購入費(SL) | 購入費(GE) |
---|---|---|---|---|
I | 履帯 | 3,600 | *** | *** |
修理キット | 2,300 | |||
砲塔駆動機構 | 3,600 | |||
M110 | ||||
II | サスペンション | 3,200 | *** | *** |
ブレーキシステム | ||||
手動消火器 | 2,100 | |||
砲火調整 | 3,200 | |||
M107 (PF) | ||||
III | フィルター | 4,500 | *** | *** |
救急セット | ||||
昇降機構 | ||||
L15A2 | ||||
IV | 変速機 | 12,000 | *** | *** |
エンジン |
カモフラージュ
研究ツリー
解説
特徴
Type 75 SPHに比して、砲身が長くなったことにより低伸弾道化、完全自動装填による発射速度の向上、装甲材をアルミニウム合金から防弾鋼板へ変更したことに伴う防護力の向上が図られているが、後述する理由により使い勝手が改善されたとは言えない。
【火力】
Type 75 SPHで使用できた着発信管付き榴弾のM107、VT信管付き榴弾のM107(PF)に加え、着発信管付き榴弾のL15A2が使用可能。
このL15A2は、爆薬量は9.14kgのM107系よりも5.66kg重い14.8kgであるにもかかわらず、弾頭重量は43.1kgのM107系より0.4kg重い43.5kgで済んでおり、かつ、初速は940m/sのM107系と同じである。
したがって、着発信管付き榴弾はL15A2とし、対航空機用にVT信管付き榴弾M107(PF)を携行しても、射撃時の目盛りの間隔が実用交戦距離内であれば、ほぼほぼ同じであることから、弾種を切り替えたとしてもストレスフリーで射撃出来るだろう。
また、自動装填装置が薬缶・薬嚢の装填も含めて完全自動化されたことにより、7.5秒間隔で発射できる能力を有する。
この点に限れば、火力はType 75 SPHから間違いなく進化した。
しかしながら、長砲身化に伴う低伸弾道化の影響で、Type 75 SPHでは可能であった遮蔽物越しの射撃が困難になった。
また、俯角もType 75 SPHの-5°から-2へと変化したことで、安全に稜線射撃を行うことも困難になった。
事実上、地の利を活かした戦い方が出来なくなっている。
この点に関しては、明確な弱点となっている。
【防御】
Type 75 SPHでは装甲材がアルミニウム合金であったが、均質圧延鋼板に変更となった。
しかしながら、前者がアルミニウム合金の車体・砲塔全周30mmだったのが、均質圧延鋼板の車体・砲塔全周20mmとなったため、戦車砲弾に対する防護力の向上はあまり体感出来ない。
加えて、砲塔がかなり大きいために身を隠せる遮蔽物が少ない。
このため、野戦向きの車両なのに野戦だと身を隠せず、撃破されることがある。
しかしながら、M2重機関銃の12.7mmは完徹しにくくなったので、気持ち生存性は向上している。
【機動性】
40.0tの重量に対して、26.4tの重量であるType 89のパワーパックを流用しているため、パワーウェイトレシオはABで26.2、RBで15.0と低く、結果的に最高速度はABで54km/h、RBで50km/hと遅く、Type 75 SPHと大差ない。
Type 75 SPHと同様の立ち回りが要求される。
史実
陸上自衛隊99式自走155mmりゅう弾砲は75式自走155mmりゅう弾砲に代わり採用された現役の陸上自衛隊装備である。1985年度より75式自走155mmりゅう弾砲の後継として研究開発が開始された。当初は75式の砲身長(30口径)を、39口径に換装することを検討していたが、射撃管制装置の更新などの要求が出たために、車体も1987年度から89式装甲戦闘車をベースに新規開発される事となり、車体は三菱重工業、主砲と砲塔を日本製鋼所が開発を担当した。
車体は89式装甲戦闘車を流用しつつ、履帯の転輪を前後1つ追加してある。主兵装は155mm砲、自衛装備として砲手ハッチに12.7mm重機関銃M2を1丁装備する。主兵装は75式と同じ155mm砲だが52口径まで延長され、最大射程も約30キロと75式の1.5倍へ改善している。また93式長射程りゅう弾使用時の最大射程は更に5キロ増える。
また99式自は75式に比べ更に優秀な自動装填装置を有しており75式では砲弾のみの装填であったのに比べ99式はユニ・チャージ式装薬も自動装填され、毎分6発以上の射撃を可能にした。これは他国の自走りゅう弾砲にはない装填機能であり、99式が世界的にも優秀な自走りゅう弾砲とされる理由の一つにもなっている。また99式弾薬給弾車を連結することにより継続射撃も可能である。99式は行進、射撃準備、射撃、撤去などの一連動作を機械力により大幅に自動化することで現代戦に対応している点が75式との大きな違いであるといえる。更に射撃管制装置は、陸上自衛隊の特科部隊用戦術データ・リンクシステムである野戦特科射撃指揮装置に対応しており射撃指揮所の遠隔操作による自動標定、自動照準、自動装填、自動発射が可能とされる。
第7師団を始めとする北海道を中心に配備され今日も日夜問わず日本の国土を守り続けている。
小ネタ
HE-VT弾を使用可能な本車をよく運用するプレイヤーならば、咄嗟の対空射撃で窮地を脱した経験があるのではないだろうか?
この「陸自99式155mmりゅう弾砲を用いた対空射撃」が現実のものとなる可能性がある。
2023年9月8日、防衛省は「令和5年度 事前の事業評価 評価書一覧」を発表。その中で開発研究の概要が示された17種の兵器の内のひとつが、中型・小型UAVに対応することを目的とした「統合対空信管」である。
2031年度内に試作到達・所内実験を目指すというこの信管が完成すれば、砲塔の全周旋回が可能な99式がもっぱら低高度の防空を担当し、UAV飽和攻撃に対応することになる……かもしれない。
外部リンク
コメント
【注意事項】
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