概要 
DQ4、8、9、10、11に登場する防具。羽根飾りがついた可愛らしい帽子。各作品で序盤で印象に残る扱われ方をする。
DQ4 
守備力8、値段は280G。【アリーナ】・【マーニャ】・【ミネア】が装備可能。
二章では【サントハイム】のアリーナの部屋のタンスから回収可能で、【メタルスライム】のドロップである【きんのかみかざり】を除けば、これがアリーナの最強の兜となる。
これと初期装備の【きぬのローブ】のおかげでアリーナの守備力は一気に高まり、パーティ最前列を歩きやすくなるため、おてんば姫のイメージを出すのに一役買っている。
しかし、二章では一度手放すと購入不可能なので注意。一応【とさかへび】から入手可能だが、わざわざ後からドロップ率1/32を狙うくらいならば、最初から手放さない方が手間が省けるだろう。
また、FC版では攻撃力を重視して開始直後にこれを売り、【いばらのむち】を買うという選択肢もある。フレノールなどで120Gで買える【きのぼうし】の守備力差は2なので、影響は小さい。
ただし、PS以降のリメイク版ではアリーナとミネアが木の帽子を装備不可能になってしまったため、これを売って序盤の金策に使う場合は要注意。
四章では【コーミズ】・【ハバリア】で販売されており、姉妹の最強の兜となる。
しかし、守備力の割には少々値が張るため、最序盤でいきなりこれを買うくらいならば、先に【ブーメラン】(【クロスボウ】)や、より安価で守備力も高い【きぬのローブ】などを揃えた方がいいだろう。
コーミズ周辺でまず上記の装備を揃えた上で、前衛のミネアにこれを買い与えてやるぐらいまで稼いでいれば、【コーミズ西の洞窟】を安全に攻略できる目安になる。
少なくとも洞窟から帰ってくるころにはこれを2人分買い揃えるぐらいの資金は貯まるはず。
四章では木の帽子は販売されておらず、兜はこれの下は【かわのぼうし】になってしまうので、遅くとも四章最後のボス戦の前までには買っておきたい。
リメイク版では【モンバーバラ】で【ヘアバンド】が購入可能となっているため、序盤の兜はそちらで間に合わせてしまっても構わない。
さらにこの防具を最も印象深くしているのは、第五章冒頭において【山奥の村】が滅ぼされた際、 【シンシア】がいた場所(どこで死んだのか描写はないが、EDではこの場所で復活している)に落ちているという演出だろう。
【勇者】は男女問わず装備不可能なうえ、装備可能なキャラは合流時に大抵これを装備しているため、五章でこれを購入する機会はまず無く、210Gという高値で売れるので序盤の金策に使える。
しかし、シンシアの形見を売り飛ばしてなるものかと、後生大事に持ち続けた人も多いと思われる。
と言っても勇者の道具枠を圧迫し続けるのはさすがに効率が悪いので、【エンドール】に着いたら預かり所に預けてしまうのが吉。
最初に預ければ、どれがシンシアのものかわからなくなるリスクも防げる。
リメイク版では預かり所の道具預かりシステムが廃止されて【ふくろ】が登場したため、他の羽根帽子を入手したときに混ざってしまい、どれがシンシアのものかわからなくなるのは誰もが通る道。
というのも、うっかり他の羽根帽子も放り込んでしまうと「はねぼうし 2」になって完全に見分けがつかなくなるのである。
感情を度外視すれば、モノはただの市販品と同じなので、どう扱うかはまさにプレイヤー次第。
ちなみに五章序盤で金を稼ぎたいならば、さっさとエンドールへ行って【ミネア】&【マーニャ】と合流した方がいい。
まず、四章から持ち越したアイテムがあれば、売って金にできる。さらに三章で【女神像の洞窟】のアイテムを全てスルーしておけば、勇者・ミネア・マーニャの3人で楽々回収できるので、これが結構な金額になる。
わざわざ形見の品を手放さずとも、これで十分な装備と金が手に入れられるのだ。
【きこりの家】までに拾ったアイテム(【かわのよろい】+薬草×2)があれば、よほど運が悪くなければLv1のままでも逃げの一手でエンドールにたどり着ける。不安なら【ブランカ】で薬草を買い足せば良い。
スマホ版ならオートセーブ機能を利用すれば、Lv1でエンドールに到達するのが、より楽になっている。
なお、シンシアのいた足元を調べるというのは全くのノーヒントなのだが、FC版発売当時に【週刊少年ジャンプ】で紹介されていたことと、4コママンガ劇場で何度かネタにされていたこともあって、知名度は高かった。
もっとも、4コママンガなので割とギャグ的な扱いも受けていたのだが……。
また、女性キャラの中で女勇者だけが装備不可能という点も、(主に髪型関連の)ネタにされやすい。
装備者を見ると女性用装備的な位置付けに見えるが女勇者がこれを装備できないのは、序盤で一人のときに守備力6のアドバンテージはかなり大きいため男女の違いで極端な差がつかないように配慮したのだろう。
ゲームブック 
第二章の冒頭でアリーナが自室から持ち出す。「お母様の形見」とのこと。
DQ8 
DQ4の使われ方が濃かったせいか、しばらくは登場しなかったが、DQ8で久々に登場。
守備力は9で、意外にも非売品。女性専用だったDQ4とは異なり、仲間4人全員が装備できるようになった。
【マイエラ地方】の宝箱や【サザンビーク】で拾えるほか、【ナイトフォックス】がレアドロップ(1/64)する。
【皮のぼうし】+【キメラのつばさ】の錬金でも作成可能。
レシピさえわかっていれば【船着き場】到着直後から作れるうえに、製作費用が安く、この時点では中々の守備力を持つ優良アイテム。
特に兜の絶対数が少ない【ククール】にとっては、序盤の心強い防具になってくれる。
同様に【ゼシカ】にとっても有用だが、こちらは少し進めると【うさみみバンド】が錬金入手できるため、着用期間はそれまでとなる。
【主人公】も、【てつかぶと】の購入を見送って疾風のバンダナを錬金入手するまで使い続けるという手もアリだろう。
錬金素材にもなっており、3つの兜が作れる。
錬金レシピは以下の通り
このうち毛皮のフードは作る意味合いが薄い。幸せの帽子に関しては靴の方がまず手に入らない。
風の帽子については、【パルミド】のカジノで十分な量のコインが手に入れば作る機会と価値があるが、やや厳しいか。
【売値変動】システムの対象となっており、売値は5個目までなら200G、6~10個目までなら140G、11個目以降は60Gになる。
ちょっとした財テクも出来るが、儲けが出るのは10個までなうえ、同じ費用でより高い儲けを継続して出せる【ターバン】があるので用はない。
ちなみにこれの錬金レシピは【オディロ院長】の書斎で手に入るのだが、その内容は酷い。
全文は以下の通り。
"はねぼうしを錬金していて
彼女はねぼうした。
……オディロ"
完全にタダのダジャレである。
一応「錬金」という単語は入っているが、即座にこれを実のあるレシピだと理解する主人公一行はかなりスゴイ。
自動でメモしてくれるから助かるものの、そうしたシステムがなければ、いったい何人のプレイヤーがこれをレシピと見抜けただろうか。
また、内容が内容だけにレシピノートの書付もひどく、
はねぼうし=???+??? |
まったくもって作らせようという気概が感じられない。
レシピを記した文書の内容が内容なので、こうなるのは仕方がないがそれにしたって酷い。これだけだと「つくれるよ」ということしかわからない。
DQ8の錬金はノーヒントのものも少なくはなく、特に序盤は色々と釜に放り込んでみて試すのが基本ではある…とは言え、わざわざレシピが手に入っておいて、内容がこれなのはヒドいと感じるプレイヤーも多いだろう。
他にもDQ8のレシピには「金属1」だの「指輪1」だのといった投げやりな記載が多々見受けられるが、これはその中でも飛び切りヒドい部類に入る。
まあ、できることさえ知っていれば、「ぼうし」や「はね」という単語から連想できなくはないが…。
実は、DQ8に先駆けて、【ドラゴンクエスト4コママンガ劇場】のガンガン編3巻にて【染宮和子】が「皮の帽子にキメラのつばさを付けて羽根帽子を作る」というネタを描いている。
このネタを覚えているプレイヤーならば、あるいは推量できるのかもしれない……。
3DS版 
【ゲルダ】と【モリー】も装備可能。時期的に弱すぎるので実際装備することはないだろうが。
なお錬金レシピの内容が
「かわのぼうしとキメラのつばさを錬金していて彼女はねぼうした」
と材料を直接言明するようになった(これは本だけでなくNPCから聞けるレシピにおいて適用)。
わかりやすいことにはわかりやすいが、ダジャレ要素のほうは「錬金先の答えがダジャレ」というかなりわかりづらいものになっている。
ある意味で謎かけのような一捻りしたダジャレだと捉えれば、ダジャレに生涯をかけたオディロ院長の最高傑作かもしれない。
DQ9 
【ツォの浜】で買えるが、価格は同じ守備力の【ターバン】の2倍でやや高価。 一応攻撃魔力と回復魔力がそれぞれ5上がる点では勝っているが。
皮の帽子×1+風きりの羽根×1の錬金でも入手できる。
DQ10オンライン 
魔法の迷宮で稀に出会える【トルネコ】の頼みごとを聞くと、次に出会った時にもらえる(初回報酬)。
事実上、ドレスアップ用の【おしゃれ装備】となっている。
詳しくはこちらを参照。
DQ11 
全員が装備可能な帽子。うち直しに必要な宝珠は4個。
- | +1 | +2 | +3 | |
守備力 | 8 | 9 | 10 | |
こうげき魔力 | 5 | 6 | ||
かいふく魔力 | 5 | 6 | ||
みりょく | 12 | 13 | 14 | 16 |
【ホムラの里】や【サマディー城下町】の防具屋で280Gで売っているが、その前に鍛冶で製作可能。
レシピブックは【やさしいぼうし作り】で、【デルカダール神殿】奥にある。取るには【からくりエッグ】の乗り物に乗る必要あり。
素材は【かぜきりのはね】×1+【けものの皮】×1。【デルカダール地方】でこれらを集めていれば最初の金策になる。
序盤としてはなかなかありがたい守備力に加え、魔力も少し上がるので【ベロニカ】と【セーニャ】の分まで用意する価値がある。
【カミュ】に至ってはこれより有用な帽子が出費のかさむものばかりなので、途中で拾える【ターバン】をスルーした場合はデルカダール地方から船を手に入れるまでの長い間使い続ける可能性もある。
【デルカコスタ地方】や【ホムスビ山地】の【キャンプ】にいる【旅の商人】からかぜきりのはね、けものの皮をそれぞれ50G、100Gで購入できるが、これを制作した上で+1にすると売値が154Gと微妙に元値を上回る。
時間はかかるが、これでお金と【うちなおしの宝珠】を序盤から稼ぐテクニックもある。
また、【サマディー城】の【ファーリス】の部屋、【グロッタの町】の宿屋、【メダル女学園】など各地のタンスからも定期的に入手出来る。
加えてPS4版等では【荒野の地下迷宮】でも手に入る。鍛冶で作らずとも、これとファーリスの部屋にあるものはそのままベロニカ・セーニャに与えても良い。
DQ11S 
不思議な鍛冶の仕様変更に伴い、材料調達の手間が大幅に削減されたので最序盤の宝珠稼ぎが非常に楽になった。
一方で、資金稼ぎ目的では少し先でレシピが手に入る【てつのよろい】の方が効率が良い。
DQトレジャーズ 
【お宝】の一種として登場。
お宝No. | 213 |
レアリティ | ジャンク |
カテゴリー | ヒストリー |
コレクション | 防具 |
標準価格 | 38,000G |