【グレンデル】

Last-modified: 2024-02-26 (月) 00:25:30

概要

DQ5にて初登場したモンスター。
勇猛果敢な魔獣の戦士で、鎧を着込み、大刀と盾を携えている。大きな身体とキバを活かした噛みつきや、大刀を振り回しての攻撃が得意。

作品によって設定は異なっており、魔族類と魔獣類の中間に位置する種族で、高位の悪魔が魔族と魔獣を合成して作りだしたとの説もある(この辺りの設定は【ソルジャーブル】と同じ)。
また、書籍【ドラゴンクエスト モンスターズ】の記載によると途方もなく大食らいな種族でもあり、行動のすべてが食欲に支配されているらしい。
一方で、手にした武器を振るうだけでなく、盾で身を守ったり、回復呪文を唱えるなどある程度の知能は持ち合わせているようだが、体力や習性の面では獣に近く、戦うのも餌を得るのが目的であるという。
 
色違いに【ソルジャーブル】【ゴンズ】がいる。
また、DQ10には同色のボス級モンスターの【護門将ゴウシルシャ】がいる。
 
名前の由来は北欧の昔話の怪物だろう。
北欧に伝わる叙事詩「ベオウルフ」に登場する戦士・ベオウルフと闘った同名の巨人(或いは竜)である。
 
【鳥山明 ドラゴンクエスト イラストレーションズ】に原画が掲載されているモンスターの一体。

DQ5

青年時代後半の【封印の洞窟】周辺、【ボブルの塔】の地上階に現れる。
封印の洞窟周辺の【エンカウントエリア】は、【サンタローズ】の北側を含む広範囲にはみ出しているので、下位種のソルジャーブルより先に出会う可能性もある。
攻守に優れ、身を守ったり、傷付くと【ベホイミ】を唱えて回復する。
こいつの防御行動は、全てのダメージを5分の1にする強力な性能であり、【ガメゴン】が使うものと同じ。
通常攻撃に加えて、剣を振り回して【強化攻撃】を放つことも。
全ての攻撃呪文に耐性を持ち、とくにバギには強い。【ラリホー】【ザキ】【メダパニ】【ニフラム】も効きづらく、【マホトラ】が効かない。
 
バギ系以外なら弱耐性でわりとダメージが通るので、子供たちを連れていればライデインやイオラでバシバシ削ってくれる。
守りが堅い反面、同地域の【ホークブリザード】【へびておとこ】に比べれば厄介な攻撃手段はないので、基本的に後回しでよい。
というより、倒す順番を特に意識しなくてもだいたい最後に残っていることが多い。
【おたけび】が効くので、使い手がいるなら動きを止めてから叩こう。ただし、怯えさせても防御していることがある。
守備力自体は突出して高いわけでもないので防御さえされなければ普通に打撃ダメージも通る。MPを節約したいなら普通に殴ればOK。
【マホトーン】も一応有効なので、万全を期すならベホイミも封じておこう。
 
ドロップアイテムは同じエリアのモンスターでは断トツでショボい【くさりかたびら】を落とす。この時期に入手しても換金目的ですら活用する機会は無いだろう。
下位種の方がまだマシなものを落とす。
 
開発中当初は、このグラフィック色がソルジャーブルの予定であったため、下位種が仲間になったときの歩行グラフィックはこの配色になっている。
また、同型の【ゴンズ】のグラフィックにも流用されているが、グレンデルは通常エンカウントのみなのでグレンデルとしては使用されない。
グレンデル以外にも【シュプリンガー】【ライオネック】【くさったしたい】を初めとして、仲間になるモンスターと体色が一致しない歩行グラフィックが複数あるが、彼らも開発中は【リザードマン】【シャドーサタン】であったり、あるいは色違いの上位種・下位種が仲間になる予定だったのかもしれない。

DQ10オンライン

Ver.5.0で【殺りくのグレボス】という個体がボスとして登場したのち、Ver.6.0より一般モンスターとして登場。
バイキルト、シールドチャージ、ばくれつざん、盾ガードなども使うようになった。
詳しくはをこちら参照。

DQM1&2

なぜか悪魔系モンスターとして登場。【オーク】などの獣人型のモンスターは悪魔系なので、それに合わせられたのだろうか?
【グレムリン】と獣系、悪魔系と【ドラゴンマッド】及び【けもののきし】の配合で生まれる。
覚える特技は【かえんぎり】【ドラゴンぎり】【みがわり】。今作でも武器と盾の両方を活かした特技を扱う。
ステータスはMPを除けば比較的優秀で、特に攻撃力と守備力は十分な高さ。育てるなら【まどうしのリング】を装備させると良い。成長は悪魔系なので遅め。
 
グレンデル同士を配合すると【アクバー】が誕生するため、配合素材としても多少は日の目を見ている。
この他にアクバーが誕生する組み合わせは【アークデーモン】【じごくのもんばん】があるが、グレンデルは野生でも出てくるので、コイツ2体のほうが楽と言える(アークデーモンも野生で出るが、じごくのもんばんは配合か他国マスターからしか入手できない)。前述通り、MPは低めの値だが、アクバーは一転してMPの成長がトップクラスに高いため、低い数値のまま配合しても問題にはならないだろう。
PS版ではメダルおじさんから、【ちいさなメダル】を25枚集めた後に、5枚と引き換えに手に入れることができるため、こちらを使うのも手。

1ではパーティの合計レベル59から78の時に【他国マスター】が連れることがあり、配合素材としてうってつけ。

なお、1と2では図鑑の内容が矛盾しており、グレンデル同士であってもそれぞれ別々の設定であることがはっきりと確認できる。
1での設定は、知能は高くないが剣と盾を使いこなすとなっているが、2では一転して剣と盾は飾りとなっている。
さらにPS版では、全ての武器を使いこなすとされており、GB版1よりもさらに武具の扱いが得意だとみえる。

テリワン3D

魔獣系のAランクで、ランクやモーションはゴンズと同じ。ちなみに出身作のボス補正か、ゴンズの方が位階は高い。
ラスダンの【とこやみの扉】中層に生息している他、【他国マスター】が連れていることも。
特性は【スタンダードボディ】【れんぞく】(2回)、【回復のコツ】、+25で【会心かんぜんガード】、+50で【まれにマジックバリア】
こいつ2体でアクバー…ではなくゴンズが作れる。
スキルは【アサシン】
 
スキルは攻撃的だが特性は防御寄りで、やはり武器と盾の両方を使いこなすような構成になっている。
DQ5の時のように回復呪文そのものが使えるわけではないが、その代わりか回復のコツを所持している。本作の回復技は全体的に高燃費なのでありがたく活用させて頂こう。
MPが低いのが辛いが、自動MP回復があれば手数を割かずに補給できる。
 
HPと攻撃力は高いがあとはなんだか中途半端で、HP(1529→1785)以外はなぜかゾロ目。攻888、MP444、あとは666。
究極配合で攻撃力は1000を越え、守速賢はいずれも800ジャストとまあバランス型ではある。会心かんぜんガードを持っているので【みなごろし】の誤爆も怖くない。
剣と盾の両方を使いこなすためか攻撃モーションは盾で殴って剣で斬るようなものになっている。

イルルカ

引き続き登場。
野生では出現しないが、タマゴから生まれることもある。
【新生配合】【パラメータブレイク】【メガボディ】化で【AI1~2回行動】【ギガボディ】化で【かばう】、SP版では【超ギガボディ】化で【いきなり黒い霧】を習得。

DQMJ3P

【ジャミ】【ケンタラウス】を、【ゲマ】【ネクロマンサー】を連れて復活した中、グレンデルはゴンズに連れて来られなかった。残念である。

ライバルズ

第3弾カードパック「不死鳥と大地の命動」にて実装。僧侶専用のスーパーレア。

3/2/4
におうだち
召喚時:味方リーダーのテンションを1消費する
消費した後+1/+1を得る

ククールのテンションスキルは使わずに腐ることが多いが、テンションを無駄のないように消費する優れたカード。
現在はスタン落ち済みだが、ククールを支えた1枚である。

DQタクト

2021年6月4日開催の「魔獣フェスティバル」にて、
【キングレオ】SPスカウト」のAランク枠として登場。
リーダー特性「眠り耐性+25%」
魔獣系Aランク、ぼうぎょタイプ。
とくぎは【マジックバリア】「シールドタックル」【みがわり】
覚醒スキル 10Pで「おびきよせのかまえ」を習得できる。

ロトの紋章

ロトシリーズには登場しないモンスターではあるが、DQ5の発売と連載開始時期が極めて近い(DQ5発売の翌年)こともあってか、作中に登場している。
具体的には、アリアハンでのグノン戦で戦いを止めるよう懇願するポロンの言葉に怖気づいたモンスターがグノンの鼓舞で戦意を取り戻すシーンで満身創痍状態で登場しているほか、オリビア海峡の水門突破後、変化の杖で勇者に叩きのめされたモンスターのふりをしてローラン城内に潜入するシーンでアルスがこいつに化けている。
ただし、モノクロなので厳密にはグレンデルなのかソルジャーブルなのかは不明。

ダイの大冒険

最終決戦の処刑場に【ザボエラ】が潜ませた魔界の怪物の一員としてコイツと同種のモンスターが登場している。
カラーが不明なので判別はつかないが、コイツか【ソルジャーブル】のどちらかなのは確か。
【ノヴァ】に斬られた個体もいたが、他のモンスター同様、最後は【超魔ゾンビ】のパーツになった。
 
新アニメではグレンデルの体色で登場している。