[V1.2.0.3] カオス火炎ハサミムシ

Last-modified: 2023-12-23 (土) 02:53:06

※2023/12/23改訂版

レリックの原始的本能で出てくるハサミムシに特化したビルド。
ビルドの合格ラインを、SR100時間内クリアと、SR7576を8分以内クリアの両立としました。

ビルド詳細
https://www.grimtools.com/calc/nZogqdGZ
SR100時間内クリア
https://youtu.be/EhVIYcxsbAs
SR7576を8分以内クリア
https://youtu.be/IDQdDxh5zs8

◆基本的な方針。
レリックの原始的本能で召喚されるハサミムシを、ダメージソースとして最も重視します。

ハサミムシのダメージがメインなので、他のペットはバフ要員にします。
ペットのサモンスキルは1振り、ペットの攻撃技スキルも1振りで、
ハサミムシに影響するバフに、スキルポイントを集中させます。

ハサミムシの物理・火炎は、そのままだと使いづらいので変換して使います。
今回は、物理をカオスに変換し、カオス火炎で使用します。
変換に必要なパーツは、フィーンドゲイズトウムと、オカルティストのコンセクレイテッドブレイドです。
フィーンドゲイズトウムの耐性下げ、ヘルハウンドのヘルファイア、星座のフィーンド魔剣も、カオス火炎ペットの常套手段。

例えば、サモンブライアソーンにポイントを振っても、ブライアソーンしか強くならないが、
ヘルファイアにポイントを振れば、ハサミムシを含めたペット全体も強くなるし、本体も固くなる。
インファーナルブレスのダメ減も、ペットの耐久と本体の耐久を同時に底上げしている事になる。
トータルスペックを最大化するような、一粒で二度おいしい選択を優先するというのが、
カオス火炎ハサミムシビルドの基本方針です。

◆1.2.0.0の原始的本能修正の話。
ハサミムシビルドの基本方針は、
MAXバフ=MAXハサミムシパワー=WINという頭の悪い構図で、
実際、1.2.0.0以前のハサミムシであれば、
ビーストコーラー4セットのブライアソーンにMAX振りしたビルドと比べても、
全てを捨ててバフの厚さに特化したビルドであった事の良い点は、多々あったビルドかと思います。
特に、悪鬼の肉とネイチャーズガーディアンズによりSR100でも本体の被弾を許容するペットビルドである点と、
ハサミムシを出し続ける為にヘイト管理をせずに本体の手数を出し続けるプレイスタイルの噛み合いは、
ペットビルドに慣れてない人でも使いやすいペットビルドとして、十分な評価点だったかと思います。

ただ、やはり原始的本能そのものが雑に強かったので、
1.2.0.0でハサミムシそのものに弱体化を受けました。

これにより、ハサミムシがバフの量を火力に変換する効率は、かなり落ちました。
別に、ハサミムシビルドとして組んでSR7576やSR100を回る性能が落ちたわけではありません。
実際、ハサミムシビルドとして組む場合は、
ハサミムシ以外のサブ出力ペットよりも、ハサミムシにかかるバフの性能を優先したほうが強い、
という状況には、特に変わりはありません。

ただ、ハサミムシが弱体されても似たような運用ができる理由は、
ペットビルドそのものが全体的に追い風を受けているだけです。
なので、ペットビルド内で相対的に考えた時に、無理にハサミムシビルドでなくてもよく、
正直、ビーストコーラー4セットを着てサモンブライアソーンに振った方が強い場面は多くなってきました。

ただ、ハサミムシビルドそのものは非常に扱いやすいペットビルドだとは思っているので、
今回、サブ出力としてブラックスカージを採用した無難に使いやすいバージョンを掲載しておきます。
攻撃速度が高い訳ではなく、特段火力が高いというわけでもないビルドですが、
ハサミムシビルドの中では、とても扱いやすいバージョンになります。

◆星座の話。
まず、カオス火炎ペットの常套手段としてフィーンド魔剣は雑に強いので取っています。
今回の星座はティア3をネイチャーズガーディアンズのみに絞り、
その分紫方面で強い中継星座である、羊飼いの杖とテュポスを取っていった星座になります。
ビスミールの枷とラトッシュの杖とテュポスという、ペットビルド三大中継星座を総取りしています。
最後の1ポイントで水の番人ウロを取り、エレメンタル耐性を補う事で、
アミュレット指輪の増強剤を全てモグドロゲンの祝福にしてたりもします。

ペット向けに良いティア3星座というものは他にもたくさんあり、
ネイチャーズガーディアンズに足す形で、コルヴァークの目や瀕死の神を取得すると、
気絶や石化と言ったCC効果によりプレイングの安定感は増していきますが、
ネイチャーズガーディアンズの有無ほど大きくプレイングのミスを許容してくれる性能を持つ星座もないかと思います。

なので、ティア3をネイチャーズガーディアンズに絞った分、
単純な火力だとか、ペットの防御面なんかの安定感を底上げする方向にビルドスペックを割り振りました。
ペットのDAは意識しないと足りなくなる事が多いですが、
今回は普段より多めに確保されて非常に使いやすくなっております。

◆ペットの攻撃速度の話。
ハサミムシ自体が、接敵は遅くダメージの出始めが遅いものの、
接敵して殴り始めたらすごい火力を出すタイプなので、
攻撃速度が高いと、急に火力が高まりやすいペットではあります。
変な攻撃系スキルとかない分、シンプルに殴る事しか知らないのがハサミムシの強み。

その割にはこのビルドは攻撃速度が低めになっていて、
その分爆発的な火力が出るというタイプではない。
ただ、今回はブラックスカージを持っていて、こいつらが召喚されてハサミムシの追加サブ出力として敵を殴るだけでなく、
†エントロピックエンド†でそれなりのダメージのある範囲攻撃をしてくれるので、
元々範囲攻撃手段に乏しいハサミムシビルドには、それなりに相性がいい。
†エントロピックエンド†の範囲攻撃能力に注目するなら、
攻撃速度の数字よりも単純な単発火力を伸ばす方がシナジーが高いので、
今回はこのようなビルドになっている。
最大風速が高い訳ではないが、使用者の集中力が終わっていても扱いやすいビルドだ。

◆悪鬼の肉の話。
ハサミムシビルドの特徴とも言える要素、
フィーンドフレッシュマントとフィーンドフレッシュグリーヴの悪鬼の肉二枚によるデュアルシールド。
これによって、ハサミムシという安定して場持ちせず絶えず補充されるペットをメインにしていても、
本体がそうそうやられる事のないように組んでいる。
また、ハサミムシの生成やフィーンドゲイズトウムの耐性下げといったメインギミックが、
本体の手数に影響している為、本体が手数スキルを投げつける事を躊躇うと、
余計にメインギミックが機能不全を起こす。
だからこそ、ネイチャーズガーディアンズだとか、悪鬼の肉二枚だとか、
被弾してもなんとかなる系のスキルとハサミムシビルドは、切っても切れない関係性なのである。
だが同時に、ヘイト管理が雑でもなんとかなるビルドとして仕上がっている。

◆運用の仕方。
上記の本体の1振り攻撃系スキルの手数を考えた場合、
デヴァウリングスウォーム+グラスピングヴァインズぐらいの手数は確保しておくとよい。
これは完全な体感の話なのだが、カースオブフレイルティーは手数がそこまで多くない割にヘイトが高い気がする。
メインギミックに必要な手数を満たしつつ、
脳死で連打していても本体にターゲットが行きづらい構成としては、
デヴァウリングスウォーム+グラスピングヴァインズが、ボタン数的にもコンパクトでよいかと思われる。

上記で名前の出た三種以外の本体の手数系スキルは、
射程の制限が厳しく、近寄らないと撃てないので、SR100などでしんどい場面が多い。

ハサミムシビルドのパワーは獣の呼び声、君主、1振りカンジャープライマルスピリットなど、
押すのが面倒な時間限定ながら強力なスキルによって確保されている。
これらは、押すの自体は面倒だが、押すタイミングを選ぶ必要は特にない。
なので、運用の基本方針は、とりあえず敵を見つけたら、
デヴァウリングスウォーム+グラスピングヴァインズ+ドリーグの血
+カンジャープライマルスピリット+獣の呼び声+君主
のように、上から順番に採用してるスキルを順番に押していく事だ。
これでハサミムシの生成条件の手数を確保しながら、
それぞれの時限バフのリロード時間を体に刻み込まなくても定期的に発動できるようにする。

ハサミムシビルドは、
自信をもって人にオススメできるパワーのビルドではなくなったが、
何も考えずにSR100を回せるビルドとしては、私は満足している。