DPYes - Player/pet DPS meter & Misc util
作者 : Sleepless / 最新版 : v14e (2024/5/18)
Grim Internals に代わるツールとして登場
- 長らく多くのプレイヤーに便利ツールとして使われてきた Grim Internals (略称:GI) が GD v1.9.8.0 の代で更新停止されたため、GD v1.2 以降は利用できなくなりました。DPYesはそれに代わるものとして登場し、GIの機能の多くを実現しています。ただし、現状DPI表示の色分けや日本語表示などはできません。また、やや動作が重く、DPYes使用時はゲームが若干カクつくことがあります。
- 機能の中には、開発からチート認定されているものもあり、いくら便利でもチート認定されているような機能は使いたくない、という人はそれらの機能をオフにしてください。
- DPYes 14e では、GrimCam を有効にしている場合のピッチとヨーの制御に関する新しいオプションがいくつか追加されています。ゲーム内バインドを使用してカメラを回転するには、排他的なヨー コントロールを無効にする必要があります。
ダウンロード
フォーラムの該当スレッド から MEGA にて。
ファイルの種類
- dpyes-14e.7z (MEGA)
基本的なファイルで、これだけでも使えます。 - dpyes-14e-crucible.7z (MEGA) (オプション)
Grimarillion をベースゲーム化してクルーシブルをプレー可能にしますが、アルファ版で動作が不安定なので、セーブデータをバックアップしてから使うようにしてください。
詳しい説明は、このページの下の方 "mod でクルーシブルをプレーする" を御覧ください。 - dpyes-x64-auto-launch.7z (MEGA) (オプション)
このオプションファイルは、自動起動させたい場合に使用します。これにより、Steam または別の mod ツールを介して起動した場合でも、DPYes が Grim Dawn とともに読み込まれます。
例えば、Grim League のように専用ランチャーでプレーするmodの場合に便利です。
使用法は、winmm.dll ファイルを dpyes-x64-auto-launch.7z から Grim Dawn の x64 フォルダにコピーするだけです。
機能
機能一覧
- プレーヤーとペットの与ダメ/被ダメの DPS メーター表示
自分の構築したビルドが思ったように機能しているかどうかの判断材料として、与ダメ被ダメの種類と量の表示は大きな助けとなります。GIもそうですが、DPYesも当初はこの機能のために制作されました。
ただしゲームの処理が重くなり、貧弱なPCではクラッシュ要因となります。画面がカクカクするような場合は、この機能をオフにしてください。 - Grim Dawn の実行速度を調整(zantaiによるとチート)
- GrimInternals_TeleportList.txt を使用したテレポートが可能(zantaiによるとチート)
- GrimCam との統合
- ゲーム内の時刻を変更/固定
- ドロップアイテムの自動拾得
- 敵の頭上に名前を表示
- アイテム自動拾得 / 表示フィルター の詳細な設定
- 戦闘中はアイテムを非表示にする
- 星座画面のズームアウトの制限を拡張
サポートされているゲーム バージョン
- DPYesは Grim Dawn(Steam)版用に開発されましたが、GOGなど他の版でも動作する可能性はあります。
- v1.2.0.3 - v1.2.0.5
- v1.2.1.0 テストプレー版 ver.14115269
- 注意
- Grim Dawn 64bit版が必要です
- 今のところ DirectX11 環境のみで動きます
インストール
標準インストール
- GrimInternals と同様に、アーカイブを解凍して、両方のファイル (DPYes.exe と DPYes.dll) が Grim Dawn.exe と同じフォルダにあるようにします。
- 次に、DPYes.exe を実行すると、Grim Dawn が起動します。ゲーム起動時にいちいち DPYes.exe をクリックするのが面倒な場合は、上記のオプションファイルをインストールして自動起動させてください。
- 最初に起動したときに「ウェルカム!」ウィンドウが出ます。ざっと読んだら Dismiss (閉じる) を押してください。
DPYes v14d にようこそ!
設定メニューを開くホットキーは F5 です。
各DPSオーバーレイの表示位置は、設定メニューが開いているときに設定メニューで調整できます。
このメッセージは、バージョンごとに一回だけ表示されます。 - 設定ウィンドウのオンオフは、F5 で行います。
設定項目の解説
- 設定メニューには Config, Teleport, Cheats のタブがあります。
Config タブ
- DPS Meters: 与ダメ被ダメの表示設定
プレイヤー、ペットがどれだけダメージを与え/受けているかの表示について設定します。
最初は画面左側に表示されますが、ドラッグして自由に位置を変更することができます(位置は保存されます)。
- Auto loot: 自動拾得機能の各種設定
どのようなドロップアイテムを自動で拾得するかの設定。
Hide items during combat: チェックすると、戦闘中はドロップアイテムの名前を非表示にします。
- Misc:
- Game speed override
ゲームスピードの設定
走行速度が遅くてイライラする人は、これで速度を上げることができます。ただし、ゲームデザインを壊すことになるため、開発陣のzantaiはこの機能をチートとして嫌っています。 - Enemy info
敵の頭上に名前が表示されます。雑魚(Common)から表示、チャンピオン以上で表示、など対象と表示フォントの大きさを指定できます。 - Item info
アイテムの説明画面にアイテムのIDが表示されます。 - Devotion tree
星座画面のズームイン/アウトの広さの設定
標準だと星座を目一杯広げても一部しか見えないので、もう少し広く見たいという要望が出て、DPYesのデフォルトは倍率 0.5 を 0.4 にして星座画面を広げています(右図で左側がオリジナル、右側がDPYes)。より広く見たいという場合は、この Zoom min を 0.3 とか 0.2 などにします。(Zoom max はこの逆)
- Game speed override
ゲームスピードの設定
- GrimCam: 独立したツール GrimCam の各種設定
より遠くから画面を広く俯瞰したり、逆にズームインしたり角度を変えてスクリーンショットをとるなど、カメラを自由自在に操ることを可能にします。
この機能を使う場合は、予め GrimCam mod が必要です。カメラの設定の詳しい説明は GrimCam のページをご覧ください。
これらの設定はゲーム中に確認できるので、各項目の数値を変えて決定してください。なお、俯瞰距離を取りすぎるとアイテム名が見えなくなったり、PCの動作が重くなったりするので注意してください。
- Day/night cycle: 昼と夜の表示設定 このオプションが機能しない場合は、ゲームのオプション設定で昼夜サイクルが有効になっていることを確認してください。
- Font Options: 表示フォントの選択とサイズの設定
DPS 表示に使われるフォントの設定です。日本語が表示されるフォントを選んで好きな大きさに設定できます。
フォントの細かな項目は、フォントを縦長にしたいとか、太字にしたい、斜体にしたいときなどにチェックを入れます。日本語フォントだとほとんど変化のない項目もあります。
- Debug: デバッグに関する項目
デバッグは、デモの試用や不具合が出た場合の報告目的のためのもので、通常は使用しないので説明を省略します。
例えば、項目中の Dear ImGui Demo > Configuration > Style でフォントの色を変えることができますが、デモにすぎないので、細かく設定してもゲームを終えればリセットされてしまいます。
Teleport タブ
- 欲しい接辞が付いたMI品を手に入れるには何度も同じユニークモンスターに挑まなければなりませんが、そこに至る道程は全く無駄なのでそれを省き、さっさと当該モンスターの近くにテレポートしてサクッと倒してはセクションを終わらせてまた挑戦、ということを繰り返す。というプレーのための機能です。zantaiは、これもチート認定しています。
- Grim Internals で使用していた GrimInternals_TeleportList.txt が利用できます。
- また、ゲーム中にテレポート地点を保存することもできます。
Cheat タブ
- 今のところ遠隔攻撃をしてくる敵に報復効果を及ぼすかどうか、という点についてだけ設定できます。明らかにゲームデザインを破壊するため、非推奨です。Enabled のチェックを外すと Cheat タブは消えます。
Cheat タブを再度表示させたい場合は、DPYes.ini の最後に次の記述を加えてください。[Cheats]["Cheats"]
enabled=0.000000
rangedRetaliation=0.000000
mod でクルーシブルをプレーする(アルファ版: Grimarillion のみ)
- まだ動作が不安定なため、アルファ版\として提供されています。dpyes-14e-crucible.7z (MEGA)
- 通常は、DoMやGrimarillionなどのmodを利用しつつDLCのクルーシブルをプレーすることはできません。クルーシブルがmod仕様で制作されたため、カスタムゲームからクルーシブルに入ることができないからです。そこで、ゲーム起動時にdllによる特別なスクリプトを経由させることでmodを適用した状態をベースゲームとして扱う、という方策がかつてGrim Internalsというツールで実現されていました。それを模倣したのがこのアルファ版です。ただし、今のところ解明したスクリプトはGrimarillionだけで、DoMその他のmodについては未定とのことです。
※ modをベースゲームとして扱うやり方としては、Lightwieght modのページで解説したように、ゲーム起動時に mods フォルダをベースゲームとして指定する (/basemods) 方法があります。この方法を使えばどのmodでもクルーシブルができますが、その都度modsフォルダにmodのデータをすべてコピーしなければならないという手間がかかります。ただ、例えば予めmods_dom, mods_grimaril... というようにmods用フォルダを作っておいて、それぞれDoMやGrimarillionのデータをコピーし、遊ぶときにmodsとリネームするなどの工夫でいくらか手間は省けます。
コメント
- スクリーンショットとの関係でページがスッカスカ。もっと上手く表示できる人がいたら、編集お願いします。 -- Matougi? 2024-05-12 (日) 20:28:00