Journals ジャーナル (~Act2まで)

Last-modified: 2018-02-03 (土) 02:25:14
注意

このページはゲーム中に登場するジャーナル(拾ったり得たりするメモ書きなど)を掲載していますが、
その性質上ネタバレ成分を大量に含んでいます。
ゲーム内での読了を強くお勧めしますが、先に読んでしまったとしても一切責任を負うことはできません。

あくまで既に読んでいる人が改めて確認するためのページになっています。

注記1:どれが何処で手に入るか、は記載していません。
注記2:筆者等の人名の英表記が題名や本文に含まれていない場合は、併記しています。



固定ジャーナル Edit

Journal of Inquisitor Creed 尋問官クリードの日誌 Edit

※9, 10 はAoMのみ

1/10

この区域で報告された多くの奇妙な事件を調査するために、現在バーウィッチ村へ行く途中にある。
夕暮れが近づき、この地域の沼で夜に旅するのが危険だと言われているため、しぶしぶローワー クロッシングのむさ苦しい居酒屋で宿を取った。


おそらくこの慌ただしい旅に疲れているためだろうが、空気に奇妙な圧力と電気を感じる。
それはまるで雷が来そうな夏の嵐の前の静けさに似ているが、それでも太陽は輝き雲一つ見られない。
すべてがそうあるべきように見える。
だが、本能的に何か恐ろしい事が間もなく起こる気がするのだ...

2/10

バーウィッチへの旅を再開するために荷造りをしていたとき、デビルズ クロッシングの西にあるオールド グロウブの伐採キャンプで、緊急に私の援助が求められた。
三人の伐採人が、奇妙な動物の攻撃によって生気を奪われ、死んだように蒼ざめたままだというのである。


到着するとすぐに職長から陰鬱な挨拶を受け、噛まれた労働者たちは気が狂って、建物から逃げたと知らされた。
彼らは未知の言葉で喋ったという。職長は動物の死骸を見せた。
ニ匹の灰狐と猟犬が、ある種の恐ろしい疥癬に罹患し、屋外便所の後ろに急ぎ掘られた穴に横たえられていた。
職長の言によると、動物たちは労働者と対峙するや突然死んで、奇妙な緑色の蒸気がその死骸から出てきた。
そして、その後すぐに三人の伐採人は病気になり、彼らの精神状態が急速に悪化したという。
どうやら、この地域における私の存在がこの上なく必要とされるようだ。

3/10

ワイトマイア(化け物の湿地)として知られている気味の悪い地域を通過した後、ようやくバーウィッチに到着した。
長年にわたって超自然的事象の物語がワイトマイアについて広がっており、実際その名称は人を不安にさせる。
私はそういったものをあまり信用しないが、ここ最近の経験で昔話にもいくらか信頼を置くようになった。
とはいえ目的地には到着し、バーウィッチに住むデビルズ クロッシングの刑務所長は、何らかの方法で私の到着を予想したようだ。
町に入るとすぐに従僕が出迎え、クリーグの大邸宅への招待を受け入れるよう強く主張したのである。
実に奇妙なことだと分かってはいたが、大邸宅をじかに調査する最良のチャンスに思えたため、私はその申し出を受諾することにした。


ちょうど今、クリーグと会食室での夕食を共にするよう呼ばれたため、この記入は手短に済ませることにする。
調査を...解明をしなければ。

4/10

もう一週間以上クリーグの大邸宅で客として過ごしているが、ここで何か恐ろしいことが起こっているという疑いが日ごとに強まっている。
連日、なお一層の異常な犯罪や不吉な噂を調査するために、私はバーウィッチ内外のいずこかを目的地として出掛けている。
そのいくつかはごくありふれた人間の犯罪や単なる空想的な物語にすぎず、容易に退けられるものだったが、調査の多くはより暗い結論に到達するものだった。
ここには一つのパターンがあるように感じるのだが、まだピースをまとめ上げられずにいる。


だがこれらは周辺的な事件にすぎず、それに関与する主目的は、バーウィッチに長期滞在するための口実を得ることなのだ。
私の主要な調査の焦点は、クリーグその人になっていたのである。
クリーグは、本来あるべき彼とは思えず、ほぼ間違いなくある種の不自然な活動に関係しているという圧倒的な確信がある。
にもかかわらず、公式尋問を開くために使える反論の余地なき不法の証拠が見つからない。


大邸宅の大部分は閉ざされている。
クリーグと他の訪問客が出入りするのに、私が入るのを許されない部屋が上階にある。
だがもっと奇妙なのは、夜中に荷馬車の移動する軋み音で目が覚めたのに、窓から外の村を眺め降ろしても何も見えなかったことだ。
あの音はどこから来るのだろう?
いたちごっこが続くものの、今のところどちらがイタチでどちらがネズミか定かではない...

5/10

クリーグにしてやられ、私は今、彼の意のまま大邸宅の地下に投獄されている。


調査を進めるため他に方法がなく、大邸宅の鍵の掛かった部分に押し入ったのだが、そこで自分が紛れもなく恐怖の家にいることが分かった。
鍵にかけられた異常な魔術で、自分の扱っているのがはぐれオカルティストなどよりも何かずっと異常なものだということに気付くべきだったのだ。


私の捜索は、残忍な拷問か恐ろしい実験、あるいはその二つを組み合わせたものを受けた男女の、腐った死体で溢れ返った部屋を抜けて先に進んだ。
大邸宅の裏側で、エステートの地下へ降りる扉を発見したのだが、早くもそこの信じ難いほど大きなダンジョンで道に迷ったことを悟ったのである。
辺り一帯が闇の中で動くものを感じ、それが素早く近づき周りを囲むまで長くはかからなかった。
全力で戦うための準備をしたとき、クリーグの巨大な身体が陰から現れた。
無表情だった。
彼は特別なことなど何もないかのように冷静に喋り、設備の案内を誘った。
何か不快なことを企んでいるに違いないと思ったが、確かにその間、闇に集まっている生きた恐怖との対決を遅らせることになったのである。

6/10

この湿っぽく薄ら寒い留置場で丸一日、不安な昼と恐怖の夜を長々と過ごしてしまった。
クリーグは、彼らがグローリアス ドーンと呼んでいるもののために、人間の身体を保存しているプロセスを目の当たりにさせた。


私には、クリーグの中で別の意識がちらついているのが見えた。
それは彼と交わっているのか、あるいはひょっとすると支配しているのかもしれない。
彼の話す様子から、これがずっと大きな陰謀のごく小さな一部にすぎないことは明白だ。
そして、今クリーグに宿っているのに似たものに、他の多くの重要人物たちが憑依されたものと思われる。
私は、クリーグの最初の対応で傲慢になり、その力と脅威の大きさについてひどく間違った判断をしてしまった。


幸いなことに、クリーグ自身の傲慢さも同じく自己の囚人の資質について誤った判断をさせた。
私に対して、彼の大義に誓って人間性を捨てるか、あるいは防腐処理した死体リストに載るかを求めてきたのだ。
どう決定するかは私の熟慮に委ねられた。
しかし、この留置場がたとえ魔法で防御されたものであったとしても、私のような職種の者を留めておくことなどできはしないのだ。
そしてクリーグが答えを求めて戻って来るときまで、ここにいるつもりはない。

7/10

最後に記入したときから随分経った。
クリーグの実験室から脱出した後、私は時間との競争に負け、闇と炎を潜り抜けたあげくに、それと知れていた世界の荒廃を目撃することになった。


首都で鍵となる人物は、我々が今イセリアルと呼んでいる存在に憑依されている可能性が高いと思ったものの、奴らを妨害する希望が持てるのは首都の中からの支援しかないと判断した。
首都の外で始まった行動だと、それが何であれ政治的な反乱であると都合よく解釈され、真実が暴露され得る前に、帝国内の勢力によって押し潰される恐れがあったのだ。
それで私は賽を投げ、可能な限り隠密を心掛けてエルーランの中心に向かって疾走した。


到着直後から私は慎重に進み、到来事実の秘匿を怠らず西門近くの劣悪な宿に部屋を取った。
初め、私は昔馴染みを探した。性格や挙動に何か変化を検出できれば、憑依を暴くことができるかもしれないと考えたからだ。
だが、尋問官としての任務で何年も地方回りをし世間から隔絶していたままだったため、ちょっとした変化が憑依によるものなのか、単に時の経過あるいは記憶の減退によるものなのか識別できないということが、二三のぎこちない再会で痛々しいほど明らかになった。
残った唯一の賭けは、ルミナリの要塞へ報告に戻ってどうなるかを見ることである。
だが、それが行われることはなかった。


日が暮れて下の通りの群集が少なくなるまで待ってから、出発のために立ち上がったのだが、いかなる方法を使ったのか侵入者に対して仕掛けたすべての防御手段を逃れ、音もなく忍び込んだ謎の人物が部屋にいるのを目にして愕然とした。
これが、私とファースト ブレイドが協力するようになったいきさつである。

8/10

不満を扇動したり、皇帝の支配に対する真の脅威となった重要人物は、誰であろうともファースト ブレイドの訪問を受けるかもしれぬ、というのは周知のことだ。
私は一度もそんな扇動をしたことはない、とはいえ、もしそのような遭遇が起きたら立派な戦いを示すことができるよう、常にイメージはしていた。


チャンスは全くなかった。
不意打ちを食らったのだ、何が起きているのか知りさえする前に武装解除されていた。
彼が私の死を目指していたのなら、致命的な一撃が落ちるのを目撃することすらなかっただろう。
しかし、彼は殺しではなく応答にずっと興味を持っていて、私の最悪の懸念を確認する彼自身の出来事を、順を追って説明した。


ファースト ブレイドは、つい先日皇帝その人に、彼自身の命令によってナイフを向けることを強いられていた。
皇帝を保護する世俗的および神秘的な無数の予防措置にもかかわらず、彼は既にイセリアルのホストとなっていたのだ。
心の強さを通して、皇帝はファーストブレイドを召喚するのに十分なだけ憑依者を抑えつけ、アサシンに自身の処刑を命じ、彼の息子である若き王子が王座を取り戻すために安全に生き延びるよう委ねたのである。


彼の最後の命令が出されると、皇帝の意識は再びイセリアルの支配下に滑り落ち、死にもの狂いの戦いが後に続いた。
ファースト ブレイドは、皇帝とその中のイセリアルが滅びたと信じていると報告したが、かの存在に関して経験不足という状況では、確かなことは何も言えない。
彼は、密かに王子を連れて隠れ家に置いたと伝えたが、詳述するのは断った。
ファースト ブレイドは帝国の肩書を引退するつもりで、ウルグリムという名を選んだと言ったが、それは意図的に神話の人物を参照したのか興味深いところだ。


最後の厄介な細目は、皇帝逝去の布告がいまだ発表されていなかった点だ。
このことは、単にイセリアルが皇帝の死亡を隠すための十分な支配を宮殿に持っていたことを明示しただけではなく、皇帝の不在を長い間隠すことが望めない状況下で、彼らの作戦の次の段階が差し迫っていることを示唆するものだった。


私はウルグリムと夜遅くまで作戦を練り、イセリアルに反撃する計画を策定した。
だが最終的に我々は、彼らの陰謀を破るのには時間が間に合わないという点で一致した。
残った唯一のコースは、できるだけ人々と資源を集めて、身を隠し来るべき嵐を切り抜けることだった。
その後で侵略者に対抗する方法を見つけるのだ。


我々はブラック リージョンが、最も望みがあり信頼できる同盟になるだろうということで同意した。
犯罪者、債務者、反体制派らが奉仕に縛られ、徴兵された軍であるということから、イセリアルが軍の最高司令部を通して間接的に支配できたとしても、彼らに潜入する理由が何もなさそうだったからだ。
次のステップは、別々にコンタクトを取ることだった。

9/10

乗っ取られた者の助けを借りて私たちはクトーン教に深刻な打撃を与えた。
これほど莫大な勝利は維持しておきたいと思うものの、我々が小さな武力と限られた資源で活動していることを考えると、
大きな犠牲を払う事になるかもしれないと恐れている。
我々の注意が、この世界へのログホリアンの入口を塞ぐことに精力を傾けていた間も、イセリアルはもちろん怠惰ではなかった。


デビルズ クロッシングの多くの者が究極の犠牲を払ったが、戦争というのはそんなものだ。
無神経に聞こえるかもしれないが、我々はうまく対処した。
世界の終わりの先駆けになるかもしれなかった巨怪が虚無界から脱出するのを阻止する一方で、
一握りの者だけ失うことは、人類にとっては勝利なのだ。


だが私を悩ませるのは、ウルグリムを虚無界に失ったことだ。
バーボンは、私の懸念を共有しないようだ。 余裕を失った者の感傷だと見ているのだろう。
バーボンはウルグリムをただの人間として見るが、それ以上に多くのものが彼にあるのは確かだ。
私は彼を半神になった人間、アセンダントだと信じている。


ウルグリムは、陽気で慎ましい人物の側面を巧妙に演じるが、彼の眼は遥かに多くのことを語っている。
彼は、歴史的な事件について、個人的な記憶を思い起こしているような詳細さと親しみをもって無造作に言及する。
彼の外見上のおどけにもかかわらず、彼には重みがあり、多くのことを目撃したのは明確だ。
人が一生涯で経験し得るよりも多いのではないのだろうか。


だがやはり、明らかに控えめに語る努力をしているにもかかわらず、
ウルグリムは彼がそう見える中年の男にとしては、並外れた強さとエネルギーを所有する。
彼はしばしば物憂げに動き、リラックスしたカジュアルな方法で体を運ぶ。
だが稀な一瞬、私は彼が不可能な速度で反応し、動くのを見た。


彼が人間と戦うとき、持っているよりも遥かに多くのことができたのではないか感じる。
しかし、なぜそれを控えているのかははっきりしない。 我々が今それを知ることは、決してないだろう。
おそらく、バーボンは正しい。 たぶんウルグリムは虚無界に失われたのだ。
だがどういうわけか、私は彼と再会する感じがする。
もしそうなら、私の疑いを確認するために長い道を行くことになるだろう。


そしてまた、奇妙な時代がここにある。
ここで無名の不運な者が、輪縄から切り落とされて、おそらく私たちの時代で最も偉大な英雄になるために立ち上がった。


もし乗っ取られた者がこの道を継続し、この戦争から生き残るなら、おそらく彼らもまた、アセンダントの道にいるのだろう。

10/10

乗っ取られた者は、バーウィッチからグルームヴァルトを経て、
他でもないウルグリムと共に再浮上するために、まさしく虚無界そのものに下降した。
私は、彼こそが真に伝説のウルグリムであり不滅のアセンダントだ、という考えを却下するのが、今や不可能だと感じる。


この戦争で、これほど強力な同盟者がいることをありがたく思うが、
彼がその場にいるとき、私は少し神経質に感じないわけにはいかない。
ウルグリムとモグドロゲンの最近の噂との間で、私は他の神々が現世の事柄に関わり出すかもしれないことを心配している。


このことは、カイモンに関してなかなか消えない謎に私を戻す。
彼と彼の追従者が、神のような力、というか誰か、あるいは何か、からパワーを引き出していることは明白だ。
だが、彼が初めに示唆したように、彼を導くのはエンピリオンであるというカイモンの主張は、かなり疑わしい。
ホームステッドに来たカイモンの特使に感じたパワーは... 悪意に満ちていたような気がする。


カイモンは、かつて盟友尋問官だったが、グリム ドーンの数年前にはぐれ者となった。
彼がイセリアルでないのは明らかだが、未知の力と何らかの闇の協定を結んだのではないかと恐れている。
もしも伝説の最高神、エンピリオンがケアンに戻ってきたのなら、
そのような力は放浪者集団を指揮しているただ一人の熱中的狂信者より大きなスケールを感じるはずだ。


それでもやはり、たとえどんな実体がカイモンの選民の背後にあるとしても、明らかにそれは著しい力を持っている。
そして、その正体や動機が分からないのは問題である。


Crudely Scrawled Note ぞんざいに書き殴られた日記 Edit

内容

さてと、俺は上品な男じゃないし間違いなく書き物が得意じゃない。
だが、この場所が本当はどんな所なのかを知らせなきゃなんねえ。
この刑務所は、これまで入ったことも見たこともない獄だ。
ここに長いこと留置される奴はいないし、犯罪者でもないのにぶち込まれる若いもんもいる。
わかるのさ。人を見た瞬間に、そいつの目で悪いことをしたってことが見分けられるんだよ。
ここの若い奴らが怖がっているのが分かる。


俺は何度かここの刑務所長を見た。黒い防具に身を包んだでかい男だ。
よく知らない者が見れば、悪党の側にいる奴だと思うだろう。
毎日、奴とその下男はここの中庭の小屋からたくさんの囚人を外に送る。
そいつらは決して出所するわけじゃない。あとで小屋のそばに馬車がやって来る。
そしていつも満載にして去って行くんだ。


奴らはもうこれ以上俺らを留置場から出さないが、俺らの残りは多くないと言える。
ホールが静かなんだ。
俺はこの列で最後の者だ。他の連中か?昨日、一束にされて連れてかれたよ。
俺は憐れみなど求めちゃいない。あの小屋ん中で俺は終わるんだ。
だがおそらく、このメモは俺の情けない人生で一つの善行にはなるだろう...


Harbormaster's Log 港長の業務日誌 Edit

ローワー クロッシング

今年は秋霧が早く現れたが、交通量は異常に高いままだ。
マルマスや他の港区から北東まで降って行く小型船の間断ない流れがある。
これらの船は、人々の持ち物らしきものが重荷となってかろうじて浮かんでいるものもある。
時として一族丸ごとを含むこれら旅行者たちは、戦争や自然にあらざるものの奇妙な物語を運んでくる。
穏やかな都会人を苛立たせるような、くだらない話ばかりだ。
まあそんなことに文句を言ったところで仕方ない、埠頭は忙しいままなのだから。
ほとんどは西行きで、できるだけ遠くに行こうとしている。


埠頭の若者たちは、落ち着きをなくしつつある。
自分らも西に行こうと話す者も幾人か出てきたが、こんなこと全てがナンセンスであり、一過性のものだと断言できる。
若者は、その時の勢いに簡単に呑み込まれてしまうものだ。

バーウィッチ

また別の、囚人を山と積んだ船が到着した。
いつものようにワゴンが彼らを待っていたが、聞くところによると遠くから連れて来たのではないらしい。
バーウィッチから戻った荷積み少年の一人が、新しい医者を訪れた後に、ワゴンはウォードンの大邸宅の外で止まると話した。
その若者が囚人について尋ねると、訓練士の一人は「リハビリだ」と言った。
それが何を意味するか、定かではない。


何週にもわたって、このような囚人輸送が1ダース以上あった。
あの大邸宅に彼らが収容できるのか、まったく分からない。
あの場所の大きさなど知ったことではないし、自分の家が盗人に荒らされるようでは、クリーグが刑務所の価値を維持することなどできないだろう。
腑に落ちない何かおかしなことが、あそこで起こっている。
湖の上のマルマスに知らせを送らなければ。
あちらの尋問官の一人が、これに興味を持って調査しに下って来るだろう。
もっとも、彼らの尋問官にここいらをよく探って欲しいなどとは言えない。
連中は不気味だ。


Francis' Note フランシスのメモ Edit

内容

僕はここに閉じ込められている...今、この家で死ぬんだと悟ったよ。
マーガレット、君はもう死んでいるのかもしれないね。
だからあと少しで君と一緒になるのなら、これもそんなに悪くはないのかもしれない。
何か奇跡でも起きて、生きて戻りこのメモを見つけたのなら、君のことを怒ってないと知ってくれ。
僕たちの生活を後悔したことなんて一度もない。
でも、最後に別れたときに腹を立てて思いやりのないことを言ったのだけが残念だ。


これからすることで、僕のことを臆病者と思わないでほしい。
奴らがもう家にいるんだ。
この部屋にバリケードを築いたが、突破されるのも時間の問題だろう。
死に直面して今できるのは、この恐ろしいものの一つになるか生きたまま食われるくらいなら、人として死ぬ方を選ぶことだ。
いつも君を愛している...


フランシス


Missive to Wightmire Bloodbound ワイトマイア ブラッドバウンドへの信書 Edit

内容

ワイトマイアでイセリアルの強敵を攻撃するときが来た。
今もなお、我々は村での襲撃のため我らが力をバーウィッチの上の丘に結集している。
だが襲撃可能の前に、背後に敵がいないようまずはワイトマイアの安全を図らなければならない。


クトーンの名において強く忠実に死ぬ準備ができていよう。
とはいえ、そなたのブラッドバウンドが、イセリアルの存在を克服するのに足りぬのも確かだ。
我々は最近虚無から、より強力なクトーンのしもべを産み出すことにつき、大きな成功を遂げた。
ハービンジャーが一体で、ワイトマイアと、そしてデビルズ クロッシングにおいてまでイセリアルどもをすべて片づけることができたのだ。
この地域で、我々の砦として役立てることができよう。


一体のハービンジャーを産み出すには、少なくとも三人の男の血と命が要る。
適当と思う犠牲者をいくらでも集めるのだ。
旅をしている難民、放浪民のキャンプ、あるいはそなた自身のブラッドバウンドからすらもだ。
集め終えたら、成功を知らせよ。


Ulto Treig, Grand Priest
ウルト トレイグ、大司祭


Milton Hart's Note ミルトン ハートの手記 Edit

内容

残念だが、約束を破らなければならないかもしれない。
まだ諦めたわけではないが、外の状況が悪そうなのだ。
妹シビルがいるバーボンとそのグループが、デビルズ クロッシングまでの道を進む間、俺が腐った歩行者の注意を逸らそうと志願したのだが、最初の夜を生き延びたのは運が良かった。
俺はバーボンを信じているし、もしあの人たちを切り抜けさせることができる者がいるとすれば、それは彼だろう。
彼らが出発する前、俺はバーボンの目をじっと見て、彼女を安全にしてくれと言った。
彼は俺の肩に腕を置いて、穏やかに元気づける口調で話をした。
できる事は何でもしようと言ったのだ。それで俺も同じく、何かを約束しなければならなかった。
つまり、ここから生きて出ていくために最善を尽くすと。


まあ、間違いなく自分を立派な苦境に入れてしまった。
俺は確かに歩行者たちを逸らせた、けれど今度は俺が取り囲まれている。
これまでのところは、古い崩れかかった掘立小屋のひと群れに隠れて、死者があまり近くに寄って来た時には配置を変え続けている。
だが、もう前方に道を見つけることができないし、日が沈みかけているのだ。
歩行者は一般的に愚かだと思われるが、昨夜、連中は川岸を掘り返して道を洗い流す水が使えるようにしたようだ。
それは、ほとんど何かが連中に指示しているかのようにみえる。


まだ終わっちゃいないし、こんな腐った小屋で死ぬ気もない。
脱出の試みをするつもりだし、必要なら出て戦うだろう。
もし最悪の事が起きて、このメモが俺の冷たい死体にあるのを見つけたら、そうだな、どうか妹のシビルに起きたことを知らせて、彼女に勇敢であれと言ってくれ。
俺は、彼女がデビルズ クロッシングに到着することを願うばかりだ。


Dirt-Covered Note 泥で覆われたメモ Edit

内容

この前の夜、俺たちの隠れ家に馬鹿な放浪民どもが迷い込み、連中が一束手に入った。
しばしばそうであるように、奴らは武装していなかった。
もちろん、俺たちが襲い掛かったとき奴らは逃げようとしたが、逃げおおせたのは僅かだ。
今や、俺たちは鉱山で採掘する自前の奴隷を少数持っている。
だが、石炭は食えないし、食糧が尽きかけている。
放浪民は、ほとんどスクラップを持っていなかった。


バーウィッチ橋が壊されたため、俺たちはこの沼地で立ち往生しているのだ。
西にいるクロンリー一味に従わなかったのは、間違いだったのかもしれないと思い始めている。
デビルズ クロッシングの向こう側の荒地に摘み残りはあまりないかもしれないが、少なくとも数はあった。
その多くの中には、おそらく適当な大きさの猪を狩り獲ることができただろう。
ここを出るか?俺たちは、スリスと死者以外に何も手に入らなかったのだから。

Warden Krieg's Journal ウォードン クリーグの日誌 Edit

内容

私は割り当てられた容器たるこの地方の刑務所長に憑依した。
私は彼の寝室に現れ、結合することを提案した。
恐れと疑念を予期していたのだが、これら人間たちは皆、利益があると信ずる協定なら何でも受け入れる用意ができているようだ。
クリーグは特別意思堅固な人間というわけではないが、粘り強く、我が意識を常に引っ掻く。
だが私は、彼を支配下に置いている。


他者を投獄するクリーグの地位は、我らの努力を大変容易にするだろう。
彼の開放的な住居には大規模な地下室があり、我らの活動と死体の輸送を隠す地下運送施設を作るのに使えると信ずる。
グローリアス ドーンの準備に向けた仕事がたっぷりあるが、思っていた以上に私はこの物理的な身体を楽しんでいる。
これには利点がたくさんある。


Gethrand's Notes ゲスランドの記録 Edit

1/3

イセリアルたちが、何故ああも細胞組織の保存に興味があるのか不明だ。
同僚の一人は、我々の領域に彼らの種を更に持ち込むときに、憑依する容器として人間の死体を使用するつもりなのだろうと仮定した。


死体を積んだ荷馬車が昼夜流れ続けている。量の多さは驚くほどだ。
そして、噂通り彼らはただ処刑された犯罪者だけではないと思い始めている。

2/3

今日は試験の第2段階に入ったが、結果は私の予想以上のものだった。
我々の研究は、死体が極小の、大抵は外部の悪化だけで数か月、おそらく数年は耐えられる程度の段階まで進展したのだ。
イセリアルの監督官は満足しているようで、彼あるいは「それ」は不意に死体の一つに手を置いてイセリアル エナジーの火花を放った。
死体は再び生きているかのように動き始めた。
恐ろしい光景だった。


だが、はるかに困惑させられるのは、これらの死体が明らかにイセリアルの宿主としての役割を意図されていないという事だ。
彼らは生きている宿主の方を好むことが分かったのだ。
彼らがここに運んでいる死体の大多数は、ずっと悪い状況を示唆している:死者の軍隊だ。

3/3

私は人生を終える決心をした、だからこれが最後の記入となるだろう。
もうこのような忌まわしい実験をする気にならないのだ。
私はこれまでの行動で既に、人間として破滅しているかもしれない。
アカデミーでは長い間仲間から避けられ、イセリアルが何か偉大なことを提供してくれるのではないかと思ったのだが、これ以上ここの一部でいることなどできない。
私の死体が発見されたら、彼らは実験に使うだろう。
だから目立たないようにしなければ。
これらの...モノの一つになるなんて耐えられない。


Zanbrandt's Notes ザンブラントのメモ Edit

内容

我が同僚ゲスランドは今日自殺した - 近視眼の愚か者が。
このプロジェクトは間違ってなかったのに、彼は決して大きな絵を見ることができなかったのだ。
ゲスランドには、イセリアルの輝かしいビジョンと我々が早期の人間協力者として演ずる役割を理解することができなかった。
これは私利私欲ではないのだ。
我々は人間性を高めるだろう!
確かに大勢の命の犠牲があった。だが、進歩に犠牲は付きものだ。
イセリアルが自らを世界に明らかにするとき、汚らしい大衆どもがグローリアス ドーンの中に消滅したところで何だというのか。
イセリアルにとって我々は卑しい原始人のようなものだ、我々にとってスリスがそうであるのと同じように。
我々奉仕する者、もっと良いのはイセリアルと結びついた者は、新たな人間の未来を創り出すであろう。


Missive to Warden Krieg ウォードン クリーグへの信書 Edit

内容

ウォードン クリーグへ、


この粗野な通信形式を許してくれ。
私は遥か北にいるため、思考がそちらに届かないと思う。
将来におけるすべての実体的書簡の中で、我々は宿主の名前と普通の人間の言語形式を使うことにする。


君の行動に関する、最近の困惑する報告書について釈明を求めたい。
君がこれまでに人間たちを投獄し苦痛を与えていたというのは本当の事か?その目的は何か?
どうも宿主の偏好が、君自身の行動に影響を与えているように思えるのだが。
君はそれを、自己の支配下に置いて余計な活動を中止しなければならない。
君の役割は、死体を収集して我々の実験を促進することだ。
自らをこの項目に制限せよ、さもなくば君は呼び戻されることになるだろう。


Alister's Diary アリスターの日記 Edit

内容

第1記入

ママがこれを書けって言ったから、今私は前と同じように、家に閉じ込められてるみたい、また!
ええ、私はアビゲイルの髪を引っ張ったわ。でもそれを始めたのは彼女なの!
何で彼女は、部屋に座ってバカみたいな日記を書かなくていいわけ?


あしたは、湿地で見つかる一番大きなカエルをつかまえて、妹の部屋に置いてやるんだから。
彼女がどれだけ気に入るか見てあげよっと。


アリスターの日記-第2記入

ママが私の日記を読んでいて、それで今また家に釘付け。
カエルは妹がちょうど目にする前に、外に出て行っちゃった!
パパは何でまだ家にいないの?
今日、私をバーウィッチに連れてってくれるはずだったのに、まだ仕事から帰ってこない。


アリスターの日記-第3記入

ママは、もう外で遊んじゃダメだって言ってる。
パーキンスさんは、モンスターが湿地をうろついてんだって言っている。
でもママは、そんなことはないと言って、また噂話をしたらお玉を持ってワーッと叫んだ。
パパが家に帰っていればいいのに。バーウィッチに行きたい!


アリスターの日記-第4記入

怖いわ。本当に本当に怖いの。
ママは、私の部屋に鍵をかけて私と妹を閉じ込めて、家の裏の物音を調べに行っちゃった。
それがずっと前で、今は家の中でも同じ物音がする。
パパお願い、おうちに帰ってきて、そして騒音を消して。
もうバーウィッチなんかどうでもいいから。とにかくお願い、おうちに帰って、パパ。


Abby's Note アビーのメモ Edit

内容

町が私の周りでバラバラに壊れてる。
こういったことが至る所にあるの。
何でこんなことが起きたのか、見当もつかないわ。
バーウィッチの半分は燃えていて、それはまだ広がり続けている。
終わるまで我慢してみるなんて馬鹿げているから、すぐに立ち去るために基本的なものを詰め込んでいるところよ。
聞くところによると北はほとんど侵略されたそうだから、ワイトマイアを通って南の方へ運を試してみる。


ホーラス、このメモを読んでいるのなら、私はデビルズ クロッシングにキャンプを張るつもりよ。
最後に、良い一日で終わりますように。
でも刑務所は、こんな事ばかりある荒野にいるよりは安全そう。もしもまだ生きてたら、そこへ会いに来てね。


Nora's Note ノラの手記 Edit

内容

今月で三番目の山賊の群れだ。
最近起きたすべてのことから、人々は互いに助け合うのを少しも厭わなくなったのではと思うだろう。
だが違う、世界はまだ、悪しき状況を利用しようとする屑どもで満ち溢れているようだ。


お前がそんな屑どもの仲間なら俺を追って来い、そして死ね。
俺のベルトには、まだいくらか刻み目を付ける余地がある。
ひょっとして、お前がこれらの廃墟にさまよう地獄に落ちた霊魂にすぎぬのなら、ここで友人たちを探すな。
ここの人々はお前に安全な方角を示すよりも、僅かな銃弾のために喉を切り裂く可能性のほうが高い。
俺は最初に銃を撃つのをためらうつもりはない、そしてお前もそうすべきじゃない。


Kymon's Scripture: First Passage カイモンの聖典:第一節 Edit

内容

彼らは我らを嘲笑し、追い払った。
彼らは我らを異端者、狂人と呼んだ。
彼らは我らの偉大な予言と目的が、空想で馬鹿げたものと考えた。


苦悩は彼らにあり!
世界を創り直して不信心者どもへ届けた神の激怒をとくと見よ!
我らの予言は成就し、もはや嘲りは聞こえなくなった。
ただ死の如き沈黙を聞くのみである!


邪悪、無知、怠惰な者どもに審判が下ったのだ。
世界を浄化する天候の中で生き残り、死と腐敗の中で繁栄するために体と魂を鍛え、準備した我らのみが僅かに選ばれたのである。


そなたたちの前後、そして左右を見よ。
この聖なる探求の中で共に結びついた尊い兄弟姉妹の顔が見えよう。
我らは、腐敗の最後の残存物を抹消し、新たな夜明けが生じるよう、子孫と共に浄化された土地に再び種蒔く神聖な義務を課されたのだ!
互いに力をつけ、この神の目的を満たすよう知識をつけよ。


長きにわたって我らはこの瞬間のために準備をしてきたが、隠れている時は終わった。
我らは勇敢に北へ向かい宿命に従って前進し攻撃をするのだ。
神の怒りが訪れぬよう、我らの道に不信心者、堕落者、悪魔の側の者が立たぬようにせよ!
さあ我が子らよ集結せよ、聖戦で役に立てる親しき者たちだけが集まり、このささやかな避難所から宿命に向けて行進しよう!


Last Days of Arkovia アーコヴィア最後の日 Edit

内容

私がこれを書いている時、港から暗い煙の柱が膨らみ上昇しているのが見える。
御し難い民衆がついに沸騰して、狂ったように長い間そこに群がっているのだ。
燃え上がった商人のガレー船は、乗組員に見捨てられ、停泊所から切り離されて釣り船の一群に突っ込んで行き、木端微塵となってあっという間に帆船の間に火が広がった。
下の中庭で叫び声が、そしてそう遠くない所から鉄の相打つ音が聞こえる。
女が繰り返し金切り声をあげているが、何を言ってるのかは聞き取れない。


それは長い間、我々はいつの日か残忍な山の部族によって破滅するだろうと恐れていた。
だが、我々は自身が終焉の道具だったのであり、それはネクロマンサーの狡猾な約束によって促進させられたのである。


オリガーク(寡頭政治の支配者)となっていた者たちに導かれた大儀式が始まってから、まだ二つの月しか経っていない。
その儀式の意図は、不死をもたらしてアーコヴィアの偉大さを永続させるというものだった。
絶対的な懐疑主義者の私は、その儀式は偽物であり、せいぜい政治的な演劇にすぎぬものだと思っていた。
ところが、儀式は悲劇的な成功を収めたように思われる。


この儀式は、ウロボルークという名のネクロマンサーの発明によるものだった。
苦悶の階段に束縛され、歳を取らず、あらゆる意味において殺すことができないと言われる男である。
わがパトロンのラウドス ヴァグラを含め、三大貴族の指導者たちは、その塔に向かってまずい思いつきの旅をした。
彼の秘密を暴こうというのだ。
ここで、ウロボルークにとって不死が不利に働いた。
死ぬ事ができない者のために考え出された最も残忍で想像力豊かな方式の拷問を受けることになったからである。
最終的に、ウロボルークは彼らに儀式を教えることに同意した。
そして不死に目がくらんだオリガークたちは皆、彼の決意が破れたのだと信じ、その儀式は本物だと熱意をもって受け入れた。


事実、アーコヴィアの人々は、ある形態の不死を得たのだが、それは残酷なもので、かの約束の捻じれた履行であることが明らかになった。
我々の身体はいまだに時間による破壊を被っており、ついには死んで腐敗する。
それなのに、我々の魂はその中に囚われたままとなり、永遠にこの土地に縛られるのだ。


私自身、病人と老人について、その事実を目撃した。儀式の時点で死の間際だったのに、まだ我々と共にいるのだ。
彼らの身体は、死体の態様で目に見えて腐敗している。
にも拘らず彼らは生きているかのように活動し続ける。動くことも話すこともできる。
まだ生きていたときの人間と、ほとんど同じなのである。


この死んだ身体はすべて、どういうわけか活動が低下し、生き生きとした思考もなくなる。
彼らは、生きていたときに最も気に懸けていた事に、意識を集中するのが難しくなってしまう。
愛していた者が死んでいるのにまだ存在するという事に対しどうすべきか分からぬ家族を見るのは、心が掻き乱されるものだ。


更に恐ろしいのは、儀式以降に生まれた赤ん坊の噂である。
奇形で、暗く不気味な羽根を身に付けた醜怪なモンスターだというのだ。
哀れな新しい父親が多数、彼らの不自然な子を腕に包み、適所に置き残すため、ブロークンヒルズへの難路を旅しているのが見られたと噂されている。


下の方では、戦い泣き叫ぶ騒音が続いている。
戦っている者たちは、どのような致命的手段でも死ぬ事ができぬゆえ、この騒音はまだずっと続くと思う。
私は本と共に座って書き物を続けるだろう、どれだけの時間が残っているにせよ...おそらく永遠に...


Theodokus Vagra, Scribe of Arkovia
セオドカス ヴァグラ,アーコヴィアの書記


Writings of Rolderathis ロルダーアティスの書き物 Edit

1/2

終末の時が来た!
西方の篝火、輝かしきアーコヴィアは、内側から崩壊している。
だが恐れるな、ブラザーよシスターよ、我らはイシュタークに選ばれし者なのだから。


ここ、我らが祖先の神聖なる土地ならば、思い上がったオリガークどもの惹き起こした荒廃の心配はないだろう。
ここならば、不死の疫病よりも長く勝ち残り、人類第二の夜明けとして表に戻る時が来るだろう。


重い心で、我らが寺院の入り口を封鎖する。
イシュタークよ、この壁を越え、忌まわしき魂に慈悲あらんことを。
彼らがここで安らぎを見つけることは、なかろうが故に。

2/2

イシュタークの祝福は我らを裏切った。
保護区は我らを護らなかった。
アーコヴィアの呪いは、ここへの道を見つけていたのだ。


我らは、死に瀕していながら死ぬ事ができぬ。
ブラザーもシスターも、拡がる狂気の中で互いを引き裂き、また一度、大虐殺をやり直すだけのために再び立ち上がる。


神々は我らを見捨て給うた。我らは救済されぬ運命だったのだ。
ここは我らの墓となるはずだったのに...


Writings of Zarthuzellan ザースゼーランの書き物 Edit

内容

ウロボルークと呼ばれし者が神々を嘲笑する。
主席死刑執行人が彼の肉を切った、ところが傷は出血を拒絶した。
彼の手足は再び生え、皮膚は炎に動ぜぬ。


あの下劣な場所へ降りて行き、余が自ら異教徒と対峙する時が来たと信ずる。
神の浄化の炎に彼奴がどう反応するか、見せてもらうとしよう。


Bozeman's Folly ボーズマンの愚行 Edit

内容

彼らは皆、マウンテン ディープの道をキャラバンで通るのは正気じゃないと言う。
正気じゃないのはただ一つ、密輸人の道を支配しているうぬぼれた糞どもに賄賂を払うことだ。
それくらいなら、帝国の関税を支払う方がましだ!


マウンテン ディープの危険はいささか大げさであり、その出口はあの山賊に悩まされる道よりも、ずっとホームステッドの近くに我々を吐き出してくれるという良い報告を耳にした。


私がバーウィッチで首から下を黄金に埋めて泳ぐとき、彼らは皆わかるだろう。
彼らは皆、ボーズマンが正しかったのだとわかるだろう。


Act1 Edit

Chthonic Heresy クトーン教批判 Edit

1/4

恐れを知れ、わが兄弟よ。

恐れよクトーニアンを、我らが罪の前兆なれば。
そのマスターが名を口にするな、悪意と下劣な意志の発現なれば。
異端者を忌み嫌え、彼らの言葉は信徒の耳に毒なれば。
邪悪なるものが魂から追放されねばならぬが如く、異端者は生けるものから追放されねばならぬ。

2/4

血を保て、わが兄弟よ。

血は本質なり、我らに命を与えるなれば。
悪魔の血を飲むなかれ、明らかなる堕落なれば。
かかる血の性質を帯びる者どもは、永遠に罰されねばならぬ。
クトーニアンの才能を忌み嫌え、その接触で魂が汚染されぬよう。
汚れ無き血が、汚れ無き魂の前触れとなるのである。

3/4

信念を持て、わが兄弟よ。

信念をシールドせよ、それはクトーニアンに対する膿んだ傷への塩が如きものなれば。
信念をガードせよ、それはそなたを明確に定めるものなれば。
異端者の書き物を忌み嫌え、嘘偽りを語るものなれば。
信念強き者は、英雄として歌われるであろう。
弱き者は、永遠に忘れられるであろう。

4/4

正義を行え、わが兄弟よ。

正義は速く無慈悲に行われねばならぬ、信念と血と恐れで鍛えられたがため。
正義は異端者に襲い掛かるであろう、容赦なく和らぐことなく。
これらクトーニアンに対して武器を取る者たちは、神罰の燃えるが如き復讐者となるであろう。
クトーンの神を呼ぶ者どもは、正義の炎を味わうであろう。
正義は行われるのである。


Criminal Records 犯歴簿 Edit

1/3

Leander "Blackwater" Greene
レアンダー "ブラックウォーター" グリーン


恐喝および殺人の容疑で指名手配された前軍人。
レアンダーは、おぞましい民間事件の後に爆破部から解任された。
レアンダーは、不許可の爆発装置を使用し、少なくとも2回脱獄した。


彼に関する目撃ないし死の知らせがバーウィッチ刑務所にて、ウォードン クリーグの面前に提出されなければならない。
レアンダー グリーンを生け捕りにして連れて来た者には、1,000 ロイヤル クラウンが与えられる。

2/3

Bloody Jack
ブラディ ジャック


異教の神、ソレイルの崇拝者として知られている向こう見ずな殺人犯。
報告書によれば、ブラディ ジャックの形跡は、切られた喉、および左胸にエッチングされたウィッチのシンボルであり、バーウィッチ近辺での出現が増えているという。


彼に関する目撃ないし死の知らせがバーウィッチ刑務所にて、ウォードン クリーグの面前に提出されなければならない。
ブラディ ジャックを生け捕りにして連れて来た者には、400 ロイヤル クラウンが与えられる。

3/3

Everett the Bloodbound
エヴェレット ザ ブラッドバウンド


異教徒の人血飲み。
周知のクトーン教団員かつ異端者の供給元である。
法と対峙したとき、エヴェレットは執行人に対して、アルケインの残虐行為を怒涛が如く放って逃走した。
極めて危険な個人である。異教の術に対する訓練をしていない者は、これを避けるよう助言する。


彼に関する目撃ないし死の知らせがバーウィッチ刑務所にて、ウォードン クリーグの面前に提出されなければならない。
エヴェレット ザ ブラッドバウンドを生け捕りにして連れて来た者には、1,200 ロイヤル クラウンが与えられる。


Gildam Arcanum ギルダム アルケイナム Edit

1/2

イーサーの流れを理解するには、まずそれ固有の危険を敏感に察することを学ばなければならない。
アルケインの術は玩具ではなく、乱用が意図された道具でもない。
無数の若きアルカニストたちが、不注意と不正行為によって自らの命を失って来た。
イーサーの適切な制御は、アルケインの術を教授研究する唯一の正式省庁たるギルダム アルケイナムの注意深い監督の下で、何年にもわたる訓練を必要とする。
ここで受ける講義を、無知蒙昧な者たちの間に共通する誤解である仮想の魔神の術と混同してはならない。
神々などというものは存在しないのだ。

2/2

アルカニストの発明の才を強化するため、我々は輝かしき帝国の第三期における実り多きマスター メイヴェンの仕事を顧みなければならない。
マスター メイヴェンは、本質的に破壊的なイーサーの流れを意思に従わせて曲げ、彼女の周囲に保護のバリアとして現すことが可能だった。
この術法は、いかにギルダム アルケイナムが絶えず努力してイーサーに関する我々の先入観を破り、アルケインの術に新たな思考の流れを作り出しているかという傑出した一例である。


Origin of the Slith スリスの起源 Edit

1/3

我々の偉大な国の全史で、スリスと呼ぶ下劣な有害動物の創造よりも大きな極悪犯罪はなかった。
一部人間で一部蛇のスリスはアルケインが危険であることの証拠であり、ギルダム アルケイナムの設立とアルケインの実践をより厳しく制裁する背後の原動力となったのである。


スリスの存在は、一個人の行動、オズワルド ハルゲイトに負うものである。
家族の富と研究に対する情熱を後押しとして、オズワルドはアルケインの研究に彼の印を残すことを熱望した。
自分の遺産が、すべてのアルカニストとその領域に、永遠の染みを残すだろう事は、ほとんど分かっていなかった。

2/3

オズワルド ハルゲイトは、イーサーを新たな生命創造に使うことができると固く信じた。
神々に取って代わることができると確信したオズワルドは、今日に至るまで未知の場所で、極悪な研究を行い始めたのである。


彼の研究の正確な細部はあまり分かっていないものの、結果は非常に明白である。
そのスリスリと滑り進む運動と蛇のような低い身体から、自分の創造物をスリスと呼称して、オズワルドはアルケイナム学会で勝ち誇って研究結果を発表した。
その忌まわしきものは人間の胴と蛇の尾を持つが、爬虫類の鼻はいずれの種とも異なっていた。
スリスの身体に閉じ込められた心は全く鈍っていて人間の良心の兆候がなかったが、その眼は人間が悲しむ気配を伴って睨み返してきた。


出席している人々は、神々とその領域に対するあからさまな無視に衝撃を受けた。
短い裁判の後、オズワルドは社会を危険に曝した罪で告発され、人生の残りを刑務所で暮らすことになったのである。
検体は破壊され、その灰は風で四散した。オズワルドの服役とスリスの死により、悪夢は終わったと誰もが信じた。
だが、彼らは間違っていたのだ。

3/3

最初のスリスがワイトマイアとして知られている区域に出現し始めたとき.オズワルドが作ったスリスは一体だけではなかったということが明確になった。
彼の研究所がまだ見つからなかったため、当局は新種の起源について推測しただけだったのだ。
スリスは、容易に地域の食物連鎖を独占し、憂慮すべき速度で繁殖して、信じられぬほどの侵略的勢いを示した。


数を増やしつつ、集団のある特定のメンバーが残りに対する明確な権威を示すというやり方で、スリスは原始的な部族階層を改変していった。
そして、すべての中でおそらく最も憂慮すべきなのは、スリスの人口の中でシャーマン的行動が報告されたことである。
イーサーと、おそらく彼らの不自然な起源とが強く繋がっていることを示すからだ。


その種は隠れた巣ないし洞穴から新たな場所に戻るため、すべてのスリスを根絶する努力は効果がないことが分かった。
傲慢な一個人の行動が、来るべき無数の世代に渡って反響を続けていくことは間違いなかろう。


Hargate's Journal ハルゲイトの日誌 Edit

1/4

わが新研究所における最初の日だ。
まことに、始めるにあたって感激の震えが止まらない。本に鼻を突っ込む日々は終わりだ。
古い大冊の研究に限界の時が来たのである。
結局のところ、人はまだ考慮されたことのない新たな挑戦とアイデアを追い求めなければならない。
世界に印を残すことは、学者たる我々の神聖な義務なのだ!


わが妻ヘレンと最愛の娘エレナは、間もなく新しい我が家に来るだろう。
ヘレンは、私たちの小さな少女が他の子供たちから離れた研究所で育つ事を心配したが、それは私が宥めてやった。
エレナは必要な全てのものを持つだろうし、遊び友達を求めたならバーウィッチへ短時間ボートに乗れば良いだけだ。


ヘレンと私は一緒になって、アルカニストがあえて考えたこともなかった事をするつもりである...新たな生命の創造だ。
イーサーは驚くべきエナジー源であり、これまで有機素材への効果を考えなかった者などいない。
生物学の技術におけるヘレンの専門知識は、この試みに極めて価値があることを証明するに違いない。

2/4

ヘレンの勧めによって、私はみすぼらしいグリーンスワンプ クサリヘビを実験の基礎に選んだ。
その短い寿命と速い脱皮が、実験の被験体としての順応性をもたらすからだ。
最初の結果は、一見したところ有望に思われた。
高濃度のイーサーエナジーを用いて、我々は検体に様々な突然変異を注ぎ込むことができ、新たな手足の作出ないし巨大化を誘発させることができたのである。
だがあいにくなことに、それらの高次脳機能は追加された身体的要素の導入を処理する能力がなかったらしく、二週間を越えて生き残ったサンプルはなかった。


我々は第二実験群を、クサリヘビと地元の罠猟師が捕らえた少数のグローブルとで形成した。
結果は...控えめに言っても興味深いものだった。
これは私の求めていた前進ではなかったものの、我々は正しい方向に向いていると思われた。
グローブルの鈍い心は新たな身体に順応することができたが、その原始的でうんざりするほど不格好な体格は、わが同僚の笑いの種となるだろう。
それでも、私は論理的帰結のために、これを最後までやり遂げなければならない。
ヘレンはそれに難色を示すかもしれないが、次の段階で私の正しいことが明らかになるだろう...

3/4

夏の間、ヘレンとエレナを首都にいる親族の訪問に行かせ、その間、私は一人で仕事を続けた。
研究の次の段階のため、私は少数の不快な者たちに「ボランティア」を集める仕事を与えた。
いなくなっても誰も気付かぬただの放浪者と放浪民といった連中の収集である。
彼らが請求した料金はかなりのものだったが、解明までごく僅かというときだったため、いくらでも支払ったことだろう。


サンプルは真夜中に、約束通り彼らの檻で届いた。
協力者たちは金を受け取ると、何の質問もせず即座に立ち去った。
率直に言えば、彼らはやや心配している様子だった。だが、動じることなどない。
彼らは私の仕事の重要性を理解できぬ愚か者でしかないのだ。


検体たちは騒ぎ始め、その怯えた叫び声が研究所全体に朝まで響き渡った。
彼らは重要な義務のために選ばれたのであり、その生活はついに意味と目的を持つであろう、と私は説明した。
人間のカスどもは私に感謝するべきだったのに、あろうことかこの私を狂人とか犯罪者などと呪った。
私は連中の非難を却下して、仕事に取り掛かった。しなければならないことが山ほどあるのだ。

4/4

ヘレンとエレナは、旅から早く戻って来た。
居間でエレナが玩具に夢中になっている間、ヘレンは最新の研究をしている最中だった私を探すため、研究所に降りてきた。
彼女の顔に浮かんだ怯えた様子は、決して忘れることのないものだろう。
私は思慮分別のあるよう努めた。彼女が目撃したものは、ただの手段に過ぎないものだと説明してやったのだ。
我々の仕事が蛇とグローブルに浪費されないよう、男と女が死んだのだと。
だが、彼女は身じろぎもしなかった。


わが妻であり共同研究者は、この最も重要な接点において私を裏切ったのだ。
私の仕事は、情緒的な愛着が邪魔するにはあまりにも重要である。
そこで私は唯一の賢明な選択をした。わが行動の審判は、歴史に委ねよう...


始末をつけたことの残念な気分を紛らすために、私は自分の研究成果に戻った。
人間と蛇のあいのこは不安定であり、暴力的なことが判明していた。
彼らの身体的機能を調査しようと試みている間に何度か襲撃されたものの、彼らの攻撃は死の間際の噴出を越えるものではほとんどないことも証明された。
すべての検体は、形成術を施した後すぐに死んでしまった。
解剖の結果、内臓が不完全に混合形成していることが判明した。
消化器系が機能障害を起こしているため、死が避けられなかったのである。
だがおそらく、手術が成功するには被験者がいささか年を取り過ぎていたのだ。
もしもより若い志願者で初めからやり直すならば、たぶん最終的に私が求めている結果が得られるであろう...


Warning: Groble Attacks on the Rise 警告: グローブルの攻撃が増加中 Edit

内容

バーウィッチ行政長官部は、当該区域におけるグローブルの活動が増加している旨の報告を受けた。
グローブルは放置してあるスクラップや役に立つものを盗むことで知られているため、各市民は戸締りをきちんとするよう勧告する。
個々のグローブルとの遭遇から傷害に至ることは稀であるが、市民がビースト属のより大きな集団を避けることは大いに賢明である。


グローブルの野営地は、異教徒のトーテムと盗品の山によって特徴づけられる。
読者の地区でグローブル トーテムを発見した場合は、それに近寄らないこと。すぐにキャンプを該当当局に報告せよ。


Muddy Note 泥だらけのノート Edit

内容

町外の南にある忌々しい橋は、潰れたようだ。
俺は、沼地を通って運を試してみようと思った。
くそっ、それはまずい決定だった。
いま荷馬車は、この悪臭放つ沼の中で動けなくなり、俺は立ち往生だ。
バックの中には黄金と宝石が半トンほど、国王の保釈金と言って良いほどの大金がある。
俺はまだ、この富が信じられない。宝石店の店主はそこに打ち捨てて来た。
あそこに押し入ろうなんてアイデアは、俺の前には誰も思い浮かばなかったのだ。
言うまでもなく、ただ沼に沈んでいる今となっては、すべてが無駄かもしれない!


これ以上沈んだら、馬は引き込まれてしまうだろう。
何かしなければならない、それも早く。
誰かの助けが必要だ。確かこの方向に他の連中が逃げて来たはずだ。
僅かな宝石で話が円滑に進むだろう。


あまり遠く離れてない所に、キャンプの火が見える。
外国語のような奴らの言葉は理解できなかったが、合意に達することはできるに決まっている。
金と宝石という共通言語を理解しない者などいようか?
連中が誰で、俺が動く助けができるか行って見よう。
豚肉を料理している臭いを嗅ぐこともできるから、おそらく少しは分けて貰えるんじゃないか?


─身元不明


Burrwitch Reconnaissance Report バーウィッチ偵察報告書 Edit

内容

我々のうちの一人が、この悪夢を抜け出して報告書を届けることを祈る。
デビルズクロッシングに隠れている人々の命は、それ次第かもしれないのだ。

指示通り、私のチームはワイトマイアの荒野に勇敢に立ち向かい、バーウィッチ郊外に辿り着いた。
状況は恐れていたよりも悪い。我々は生存者に遭遇しなかった。
イセリアルは、この地域を完全に掌握した。

しかし、我々が困惑しているのは、バーウィッチそのものに敵の活動が過密に集中していることである。
以前イセリアルと遭遇したとき、彼らは焦点が合っておらず、予測できないパターンで荒野全体に広がっていた。
ところが今回の彼らの行動は、何か重要なことを監視し続けるべく支配されたかのように、ほとんど計画的なものに思われる。

我々には自由に使える大軍がないため、都市の壁を破ることすら多数の死傷者を出し、すでに苦闘している兵たちは弱まるだろう、と報告するのが残念だ。
我々が緊急事態にあり、新たな物資と食料の供給源が切望されることは完全に理解しているが、バーウィッチの敵軍と直接交戦することは推奨できない。
それは自殺任務である。

バーウィッチに集められた敵がデビルズクロッシングに動員される万一の事態に備えて、準備をする必要がある。
それが来た時に、もう一度逃げるための準備が出来ていなければならない。

─Scout Thalna
─偵察兵サルナ


Act2 Edit

Malros Khas' Journal マルロス カースの日誌 Edit

内容

私はそれを終わらせることについて考えた。
だが、あなたが試みたときに起きたことを直に見てしまった。
善良な人々が、これによって狂気に追い詰められている...この呪いによって..
この決して終わらない苦痛から逃れようとすることについて非難はしない。
たとえ、脱出がナイフの刃のような場所に見えたとしても。
だが、出る方法などない。
我々は、時間の風に吹かれて朽ちたとしても、自身の肉と骨に縛られているのだ。


他の者にとって、ナイフは我々がかつて生きていたということを鋭く思い出させる。
下向きの、退廃と堕落の螺旋の中で互いに刻み合うという、この新発見の楽しみを進んで分かち合う者たちがいる。
だが私も、彼らが道路で冷たい石の上に血を流し合っている中に参加するという誘惑を、否定することができない。
自分の腐りつつある手を見るにつれ、ひょっとしたら参加するのが遅すぎたのではないかとすら思い始めている。
この拷問はいつまで続くのだろう?
我々はついに自由となるその日まで、どれほどひどく腐敗してしまうのだろう?


Passing Judgement 裁定書 Edit

内容

これは、死霊術の実践とそれがアーコヴィア社会で目立つことに関する、最終評決の宣告書である。


大法廷は、個人的快楽と金銭的利益を得る認識および意図を持って、隣人の死亡状態の妻を甦らせ、拷問にかけて搾取するという卑劣な行為を犯したオルロークの事件を再検討した。
否定できない証拠の量と数々の証言に基づき、本法廷は、ネクロマンサー オルロークに対し、死に至るまで首を吊るよう宣告するという以外選択がなかった。


この犯罪は、我々の土地でネクロマンサーが犯した罪の井戸の中でほんの一滴にすぎない。
評議員の議論の結果、行動が必要となった。
この件並びにその他の罪により、自然に対し、神々に対し、そしてアーコヴィアに対して、古代の術で最も下劣な死霊術の実践はこれ以降、最も厳しい処罰の下にアーコヴィアの土地から禁じられると告知するものである。
この宣言について認識が不足している者は、裁判なしで、苦悶の階段に送られなければならない。
そこに送られた者は、最も深い苦悶の穴の中に、人生最後の日まで閉じ込められるであろう。


Forbidden Art 禁断の術 Edit

1/3

人々は我々が聞いてないと思うとき、我々の事を囁く。
人々は我々がすることを恐れる、そのくせそれを切望する。
人間はその性として理解できないものを恐れるが、それは我々の術についても変わらない。
アーコヴィアにおいて、死霊術は決して高い関心を持たれることがなかったが、これほど増大した憎しみをもって扱われたのは近年だけである。


最高裁判所の最近の正式な判決によると、我々は単なるのけ者ではなく、犯罪者である。
その日に犯された唯一の犯罪は、知識の追求と我々の進歩にすぎないということが、彼らには理解できないのだ。
既に彼らは見せかけの正義のもとに、我が盟友たちを駆り集め、彼らが「苦悶の階段」と呼ぶ拷問所の奥深くへ運び込んだ。
彼らが我が家の扉をノックしに来るのも、時間の問題に過ぎぬだろう。

2/3

悲痛と絶望がない交ぜになった顔つきの女が一人、今朝わが家に来た。
正直に言えば、あの熱烈なノックを聞いたとき、ついに我が自由の終わりが来たと思ったのだ。
私はドアを開けるのを恐れた。
だがそこにいたのは小さな塊を抱き、涙に覆われた女だったのである。


最も必要としている時に神々は彼女から顔をそむけてしまったと言い、彼女は私に助けを懇願した。
私は震える手で、彼女の幼子の動かぬ顔を明らかにするため、その塊の覆いを外した。
幼子は、死んでから多くとも一日以上は経っていなかった。
彼女の嘆願の目は私を捉えて離さなかったが、彼女の頼みを適えてやることはできなかった。
大きな悲しみをもって、私は彼女を拒絶したのである。


彼女の頼み通りの事をすれば子供はモンスターとなり、この世に合わぬ忌まわしきものとなってしまうだろう。
限りなき傲慢の中にあってさえ、人としてできない...してはならない事がいくつかあるのだ。

3/3

外で、彼らの騒がしい音が聞こえる。
ついに来たのだ、それも大層な数で。厚かましくも...


何世紀にもわたって、私という人物を廻って甚だ誇張された多くの作り話が語られてきた。
だが、おかげで私は虐待と干渉から自由のままでいられるという、上手い効果を出すものでもあった。
その数々の物語をもってしても、今回はアーコヴィア人たちを遠ざけられぬようだ。


もうじき私のもとに来るだろうゆえ、この記録も終えなければならぬ。
次に来ることを、私は恐れはしない。
すべてのものが終わる中で、彼らは灰となり、残るのは私だけとなるだろう...


Uroboruuk
ウロボルーク


Dust Covered Journal 埃を被った日誌 Edit

内容

この砕けた石たちに喋ることができたなら、一体どんな物語を話してくれるだろうか?
一千年の歴史は、時間の破壊で失われてしまった。
どのような驚異や恐怖を、これらの石は見たのだろう?
輝く王国の栄華と、それをすべて崩壊させた腐敗、岩の小片が語るのはそれが全部である。
今ではそのすべてが失われている。
古い墓と忘れられた場所に残っているのは、破片だけだ。
しばしば思う、ローワン国王は騙されたのだろうか、ちょうど逃げたかったという望みを王位の放棄で実現させたのだろうか?


同じく思う、どれほどの数のアーコヴィア最後の貴族たちが、帝国の崩壊から逃れるために、この昔日の大要塞に逃げ込んだのだろうか?
南の国境を守る大アーコヴィア監視。
彼らは、その貪欲と傲慢が招いた農民暴動の探索の目を逃れようと、徒労の希望をもって隠れたのだろうか?
それとも最後まで戦ったのか? 捕えられて、自身の砦の壁に吊るされたのか?
あるいは、ただ過去の遺物に囲まれて、死ぬためだけに地下墓地に逃げ込んだのだろうか?


私は今ここに座り、わが運命が過去の灰の間で一体どうなるのだろうと思っている。
彼らに合流し、同様に忘れられるのか?
それとも、今世界に広がっている恐ろしいものや山賊が、この隠れ場所で私を見つけバラバラに引き裂くのだろうか?
そんなことは、もうどうでもいい気がする。
私が集めた知識のすべて、巻物や大冊、そして私が書いた記録...どれも重要ではない。
世界は無くなり、大アーコヴィア帝国の時代は失せたのだ。


我々は野蛮人に身を落とし、野良犬の群れのように食物のかけらと毛布のために戦った。
我々は眠る場所のために殺し合い、虚しい安全の約束と引き換えに、友人や家族を血の教団の生贄に捧げた。
私は常に、エルーランの歴史は、我らの前のアーコヴィアと同じく時間の試練に耐えるだろうかと疑っていた。
今はむしろ、我々のことなど全く記憶に残らぬほうが良い。


─Scribe Phegan of Burrwitch
─バーウィッチの書記 フィガン


Wilkins' Note ウィルキンスのメモ Edit

内容

キャンプを廻っている知らせによると、アンデッドはついに壁の攻撃をやめたらしい。
そのことに不平はないが、なぜなのかと思わずにはいられない。
つい先日、コープスフィーンドの奴らが身体を破裂させ皆の不意を襲ったときに、西の壁で3人を失ったのだ。
奴らは見渡す限り無数にいて、俺たちが干物になるまで血を吸い取ってやがる。
くそっ、向う側のあちこちに俺たちの死体がちらほら見えた、まず間違いない。
俺は今、将軍だが、そんなのは時間の問題に過ぎなかったと思う。


ボスは、俺たちが勝ってオールド アーコヴィアはギャングの物になったと言っている。
何か祝典のようなものに参加しろとかで、副官を鉱山に呼び入れたりもしてた。
ちと時期尚早な気がすんだが、このウィルキンスの考えを聞く奴なんか誰もいない。


"The Bruiser" Romanov's Note "ザ ブルーザー" ロマノフのメモ Edit

内容

放浪民の奴らが食糧を隠したから頭蓋骨をぶち割ってやったが、その時ボスはいい事をしたと褒めてくれた。
新たな夜明けには、ボスとその兄弟たちに加わる見込みが一番あるとか。
俺はあそこの小僧たちが、肉の中に緑の水晶を入れてどんな事ができるかを見た。
奴らはパンのように男を半分に引き裂くことができたのだ。
だが、クロンリーが水晶を入れるとき、奴らが絶叫するのも聞いた。
彼が放浪民の女を抱いたときよりも嫌な叫び声だった。


だが、僅かな痛みでナイフを刺されたような弱虫になどなるものか。
ここいらで、筋力において俺に勝るブルーザー(屈強な大男)などいないのだ!


Bloodstained Note 血染めのメモ Edit

内容

隠れ家にこの青白い皮膚をした二人組、男と女、が現れたのは3回目だ。
ボスが通せと言うから、俺は奴らを通した。


この二人が現れるときはいつも、キャンプ全体が不安になる。おそらく奴らの目のせいだ。
あの気に障る緑の光は、死んだ者を思い起こさせる。


あるいは、あの二人組が周りにいるときはいつも、まるで緩く引き裂く準備をしているように、クロンリーが俺の背中に差し込んだ水晶が振動するように感じ、それで心が掻き乱されるのかもしれない。
俺が眠るときに聞こえる声は、既に男が緊張するのに十分なほどになった。他の者も同様それを聞くと言っている。
だが、俺たちの誰もその囁きが何を言っているのか、覚えてられないのだ。
もっともボスは、それは彼の輝かしい軍隊のランクの中で昇るための一部にすぎず、過ぎ去って行くだろうと言う。
ボスの新たな夜明けは、そんなことよりもずっと価値あるものなのだ。


Excerpt from the Annals of Arkovia アーコヴィア年代記からの抜粋 Edit

内容

国王が自らの意志で王位を捨てるという、奇妙な時代に遭遇した。
彼が王宮に与えた理由がまた更に奇妙である。他に表現のしようがない。
第三王朝のローワン王は、狂気に襲われていた。
アガロンド山頂の野蛮な種族に対する勝利の会戦から戻るや否や、王がモグドロゲンと呼んだうんざりする旅人との幸運な出会いについて熱弁を振るったのだ。
王は、寛大にもその老人に自分の馬を使うよう申し出た。
ここから国王の話はまったく道理を失ったものとなるのだが、男はその提案を辞退し、代わりに陛下のみ聞き取れる小声でローワンに警告を与えたのである。


老人は、我ら偉大なる民族がすぐにでも衰弱し、西のかがり火アーコヴィアそのものが崩壊するという嘘の予言を吐き出した。
彼は王に、その称号と富、背後にある身分そのものと決別するよう懇願した。
宮廷の間には、ローワンにその狂気を最後までやり遂げるよう急き立てる者もいた、この悲劇を権力掌握の好機と見たアーコヴィア貴族の貪欲な長たちである。
アーコヴィアの輝く宝石たる女王は王の前で涙を流し、再考するよう嘆願した。
だが、ローワンの決意は固かった。 国王ご乱心の知らせが、民衆の間にたちまち広がった。
私にとって大きな驚きだが、臣下の若干がローワンの指導に従い、意気消沈した支配者の後に続くために、彼らの暮らしを捨てて貧困と身分なき生活に入ったのである。


その決定的な日から6週間経った。女王は自室で亡くなり横たわっている。
王を失った悲しみのあまりに亡くなったのだと噂されているが、私はもっと秘密の原因があるのではないかと疑っている。
空位となった王座をめぐり、大貴族たちの間で口論が起き、宮廷は混沌に陥った。
明確な王位継承権がなく、果てしなき言い争いの中で、わがパトロンのラウドス ヴァグラは、アーコヴィアの選良による支配、オリガーキー(寡頭政治)体制を呼びかけたのである。


このような有様で良いことが起こるわけがない。それは確かだ。
この頃では、ローワンの予言を自己達成しつつあるのではないかと思わざるを得ない。
あるいは、おそらくこの嵐は長い時間をかけて近づいてきたのに、不明のあまりそれを見ていなかったのかもしれぬ。
私は、アーコヴィアが心配だ。彼女の魂が心配だ。


Theodokus Vagra, Scribe of Arkovia
セオドカス ヴァグラ,アーコヴィアの書記


Cronley's Notes クロンリーの手記 Edit

1/2

攻撃が止んで、イセリアルが使節を送り込んできたとき、奴らは俺たちの弱みを握ってると思ってやがった。
連中がすべきことは圧力をかけることだけであり、誰もがエルーラン オペラにふさわしい曲を奴らのために歌っただろう。
だが、奴らは一度もダリウス クロンリーと戦ったことがない。来たのは、二人のローブを着た人間だった。
唯一、連中が違ったのは目だ。
その両目は、青ざめたイーサーグリーンをしていた。
奴らは俺に降伏するチャンスを、即ち俺たちが奴らの成長しつつある軍のための容器となり、ブリーダーとして生きていくというチャンスを申し出た。
俺は、釘の上に打ち付けた頭を送り返してやった。
それで精神が生き残るか見てやろうというわけだ。


ところが、奴らは新しい条件を伴ってまた戻って来た、まあ...今度はまともな話を持ってきたが。
俺は奴らの偉大なデザインの一コマ、イーサーによって力を与えられた人間の、それも俺自身の軍のマスターとなるというのだ。
俺がしなければならないのは、奴らの大儀に自らを誓う事と、奴らの水晶の一つを鉱山の中に密かに置くという事だけだった。
残りはそのうち明らかにされるだろう、と奴らは言った。

2/2

イセリアルは去った。
奴らは忌まわしきブラックリージョンによって組織された人間の抵抗組織を潰しに、北のホームステッドに向かったのだ。
俺は自分の欲望のままに残された、ただしデビルズ クロッシングを絶滅させよ、という一つの通告を除いて。
それこそ願ったり適ったりの仕事というものだ。
バーボンの命を圧搾する方法は山ほどある、だが不幸なことにたった一つで良しとしなければならない。
おそらく、奴の滅茶苦茶になった死体の首を切り取った後、イーサーのかけらを滅多刺しにし、個人的な下僕としてこの世に呼び戻してやることになるだろう。
そうすれば、またいくらでも繰り返して奴を殺すことができる。


だが、最初に俺の輝かしい軍を仕上げなければならん。
一時間もしないうちに、熱願した手下の集団がもう一つ到着することになっている。
そいつらは、自分たちに艱難辛苦が待ち構えていることを知らない。
ときどき、処置をする間にもっと死ねばいいのにと思ったりする。
失敗した奴はとても愉快なおもちゃになるからだ、そいつらの金切声はトンネル中にこだまする。
たぶん、今日俺は思いっきり楽しむためだけに、一人の喉を切り裂くに違いない。


コメント Edit

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  • Zantaiによると、Abby's Note, Nora's Note の二つはデータとして入っているものの、ゲームからは除外されました。 -- Matougi? 2017-09-17 (日) 23:13:54
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