Builds

Last-modified: 2024-03-14 (木) 12:55:40

概要

本作のビルドは以下の4つの要素から成っている。

1. Gear / 装備

Components / コンポーネント

Augments / 増強剤

2. Mastery&Skills / マスタリー・スキル

3. Devotion / 星座

4. Attribute / 属性値(体格/狡猾性/精神力)

それぞれを組み合わせ、シナジーを生むことで高い完成度を生み出す、それがビルドです。
強さだけを求めるもの、見た目の楽しさを重視するもの等、目指す形は人それぞれです。

参考

  • ビルド例 : 当wikiに投稿されたビルド例
     
  • Classes, Skills and BuildsBuild Compendium : 公式フォーラムのビルドまとめ (英語)
     
  • Grim Dawn Build Calculator : スキルシミュレータ(画面右下の国旗で日本語化可能)
    外部の総合情報サイト: Grim Dawn Tools の一部です。
    このサイト自体については、当wiki内の 概要説明 / ビルド・エディター解説 / アイテム検索方法 のページを参考にしてください。
    この マスタリー/星座/アイテム を統合した Build Calculator の登場により、
    従来親しまれてきた Grim Calc は役割を終えたとして作者が開発を中止したので、今後は Grim Dawn Build Calculator の使用を推奨します。
  • 時々見かける質問:スキルシミュレータと実際のプレイデータとが合致しない
    スキルシミュレータ上では、スキルポイント 及び 体格/狡猾/精神への属性値(アトリビュート)ポイント については、
    クエストで追加入手できるポイント が含まれている為です(拡張AoM/FGで入手可能なポイント迄)。
    該当難易度の各クエストをクリアするまでは、その報酬分だけ数ポイント、スキルシミュレータよりも低い状態になります。
    これらの追加入手可能なポイントについては、ビルド例ページの先頭に略表がある他、
    Grim Dawn Toolsチェックリストで、 左上の"↑"ボタンからセーブデータを読み込ませて取りこぼしを確認する事が可能です。


ビルドスタイル:大別

近接型*1

片手武器+盾 両手武器 二刀流のいずれかで積極的に殴っていくオーソドックスなビルド。

片手近接武器+盾ビルド

"盾に付く各種耐性" と "盾ブロックによる被ダメージカット" によって、生存性が高く強敵相手にも安定するスタイル。
盾のメカニズムやシステム的な注意点については、「戦闘のメカニクス」ページの 及び 盾ステータスとブロックのメカニズム を参照。

確率抽選で発生する盾ブロックは、単純な殴りや射撃などの "ブロック可能な攻撃" に対して属性を問わず実数でダメージを軽減するため、
性能の良い盾を持ち、盾ブロック性能を重点強化すると非常に硬くなる。
また、盾には "物理耐性" や "装甲強化" の効果が付きやすく、敵が多用してくる物理ダメージを軽減しやすくなる。
ただし、マスタリースキルで盾ブロック性能を強化するには、ソルジャー(SO)か拡張FGオースキーパー(OK)を採用する必要がある。
メイン攻撃手段にもSOの カデンツ/ブレイド アーク/ブリッツ や、OKの 正義の熱情/ヴィールズ マイト が使われる事が多い。
また、この二つのマスタリーをどちらも含まずに 片手武器+盾 スタイルでの近接攻撃をメインにする場合は、
盾の持つ武器ダメージを生かしにくいため、火力面では両手近接武器や二刀流などのスタイルには劣る傾向がある。

  • SO/OK 以外のマスタリーでも、要求Lvの高い盾であれば基礎ブロック率が高いため、ブロックによるダメージ軽減は地味に効果が出ているが、
    盾で稼ぎやすい物理などの耐性や、マスタリースキルに対する特殊な変化効果が目的とされる事が多い。
  • OKは、報復ダメージの一部を攻撃力に追加(RAtA)する事が出来るアクティブな攻撃スキルも持つため、
    盾を持ってムチムチに防御を固め、敵に殴られて報復を返すビルドの筈なのに、殴りなどで高ダメージを叩きだす事も出来る(当ページ内「報復型」の項を参照)。


両手近接武器ビルド

両手近接武器の高いダメージ出力を活かし、一撃の重さを重視するビルド。
両手近接武器は高い体格を要求するが、そのぶん自然と重装甲の防具を装備できる。一方、狡猾性は不足しやすい。

両手近接武器ビルドでは、シャーマン(SH)の持つ各種両手武器用スキルを使用するほかに、
ソルジャー(SO)の フォースウェイブ*2 / ブレイド アーク / カデンツ
デモリッショニスト(DE)の ファイア ストライク(+シーリング マイトで強化可能) や、ナイトブレイド(NB)のアクティブスキルなどを使う構成もある。

"盾を持たない/コンポーネントと増強剤が武器枠に1個づつしか使用できない" という防御面でのビハインドは有るが、*3
両手武器から繰り出される高ダメージで「敵への与ダメージからの自ヘルスへの変換による回復(ADCtH)」を活用する事でカバーできる。
また、以下のような点も、両手武器を使用する際のビルド構築の選択肢としては覚えておこう。

  • 星座のクラーケンは、両手武器ビルドの性能を大きく引き上げる専用星座である
  • アップデートにより両手武器装備時も効果を発揮するようになった SOの排他スキル: メンヒルの防壁 は、両手武器ビルドの生存性向上には非常に有用
  • 両手武器は攻撃速度に劣るが、対象スキルが詠唱速度依存の場合は影響しづらいため欠点が出にくく、高いベースダメージを生かせる。

拡張AoMを導入している場合:

ネクロマンサー(NE)も一つの候補。
両手武器に有利な高い値の武器ダメージ参照スキルや、両手近接武器限定のスキル変化を持つため適正が高い。
インクィジター(IN) + SO/SH の組み合わせも強い。
元々SOもSHも丈夫でメイン攻撃スキルが強いため、優秀な補助スキルの多いINと組み合わせやすい。
特に雷をメインとしたSH+INの組み合わせは、資産がない状態でも安定した性能を発揮しやすく、初心者にもお勧めしやすい。


二刀流ビルド

基本はナイトブレイド(NB)が持つ二刀流専用のWPSやパッシブを用いた高火力ビルド。
攻撃速度を高めて攻撃回数を増やす事で、Mobとボスのどちらにも有効な打撃力を発揮する。
手数が増える事により、攻撃時発動系の星座スキルや装備付与スキルの発動機会も増える。
NBを入れている場合は、NBの得意な 冷気/刺突/毒酸 あたりがメイン攻撃属性に採用される事が多い。
ベースゲームでよく見られるのは NB+SOの刺突型、NB+AR/NB+SH の冷気型、NB+OCの毒酸型、NB+DEの火炎+冷気型 など。

  • NBを入れない構成も可能で、SO+OC の物理二刀流 や DE+AR の火炎二刀流 など色々できるが、
    この場合はNBが持つ二刀流専用スキル群は使えなくなる事と、二刀流にするために特定装備が必要になる。 → よくある質問:二刀流や二丁拳銃にできない

二刀流向きの装備やステータスの関係から、マスタリーの組み合わせによっては耐久力確保が難しい場合が有り、
この場合は CC/デバフ/防御スキル などでいかに被弾を減らすかが肝要。
ただし、防御面はある程度で妥協して、攻撃力と攻撃速度に全振りして、手数の多い武器攻撃によるADCtHでヘルスを維持するという思想のビルドも可能。
WPSの中には二刀装備で左右両方の武器ダメージを参照して同時出力してくれる(実質2HIT+α)物も多いため、
それらを積極的に搭載していく事が出来れば、ステータス画面での見た目上のDPS*4よりも高いダメージが出力しやすくなる事も覚えておこう。

拡張AoMを導入している場合:

  • NB+インクィジター(IN)の組み合わせも人気がある。
    冷気/刺突 へのシナジーが高く、また二刀流にありがちな脆さを補えるスキルがINに多いため、攻防両面の安定感を増しやすい。

拡張FGを導入している場合:

  • 毒酸主体ならば NB+オースキーパー(OK) の組み合わせ(ダーヴィッシュ)も強力。
    OKは、デフォルトでは 物理+火炎 の通常攻撃代替スキルと耐性減少スキルを毒酸対象に切り替えることが可能で、毒酸用の排他スキルも持つ。
    またターゲット指定無しで使用可能な貫通移動攻撃スキル*5を持つため、範囲攻撃など不利な状況からの離脱がしやすい。
  • NB+DE(サバター)に対しても、両マスタリーのスキルを同時強化や属性変換する装備が増えるため、こちらの二刀流ビルドも強力となる。


遠隔型

銃、あるいはスキルを用いて遠距離から敵を倒すビルド。
敵に近づかれなければ安全性は高いが、銃やキャスター向けのオフハンド装備を使うと体格を高め難いため、接近されると脆くなる事がある。
接近されないよう、あるいはされたときにどうするかの対応策が命運をわける。
火力に特化すれば、近距離型を凌駕する殲滅速度を出す事も可能なため、いわゆるトレハン向き。
攻撃スタイルは 銃器で射撃するタイプ と アクティブスキルを使うキャスタータイプ に大きく分かれるが、
銃器については 物理ベースに装甲貫通が付いていて刺突型に向いた物 や 火炎型/雷型 に向いた物が多い傾向となっている。
(銃を使う場合、遠隔武器装備時にのみ効果の出るTier2星座 Hydra ヒドラ がアップデートで強化されている点に注目)

遠隔武器攻撃時の弾丸が敵を貫通する効果について

v1.1.9.6 では、全ての遠隔武器から基礎性能としての武器攻撃時の弾丸貫通効果が削除されたが、
いくつかのWPSにデフォルトで弾丸貫通効果が追加された。
現時点でデフォルト貫通効果を持つマスタリースキル内のWPSは以下の5つ。


二丁拳銃ビルド

両手にピストルを装備するガンスリンガースタイル。
二丁拳銃にするには専用の装備やマスタリーを要求される。 → よくある質問:二刀流や二丁拳銃にできない

手数の多さや、WPSによる二丁連射からの派手さや爽快感が特徴。面制圧力の高いビルドを構築しやすい。
手数が増える事によって攻撃時発動系の星座スキルや装備付与スキルの発動機会も増加する。
左右両方の武器を同時発射や連射するようなWPSを多く搭載していくと高いDPSを出しやすくなるほか、
散弾発射型のWPSからの砲弾を、敵に密着して一斉にヒットさせるのも強力。
注意点としては、最序盤では片手銃のベースダメージの低さから一撃当たりの威力は低く、ダメージが通りにくく苦労する事もある。
二丁拳銃向きの装備やステータスの問題から、ディフェンス面では脆くなりがちなので、CCの活用や立ち回りが要求される場面も多い。

ベースゲームで二丁拳銃ビルドのメインに向いているのは、ソルジャー(SO)/デモリッショニスト(DE) あたり。
SO+DEで物理型や刺突型 / DE+ARで火炎型 / DE+OCでカオス+火炎型 / DE+SHで火炎+雷型 の二丁拳銃ビルドなどが構築できる。

AoMを導入時に二丁拳銃をするならば、インクィジター(IN)は大本命。
多数のWPSによって二丁拳銃による攻撃の見た目も性能も劇的に変わり、遠隔武器専用のパッシブスキルもある。
防御面をサポートする補助スキルや、刺突/エレメンタル といった二丁拳銃と相性の良い属性のスキルも多く、
IN無しの二丁拳銃とは全くの別世界と言っても過言では無い程なので、二丁拳銃大好きな方は是非AoMを導入してお試し頂きたい。
その際のマスタリーの組み合わせとしては、特にピュリファイア(DE+IN...火炎型)がビルド方向性に最適な要素が満載で人気が高い。

また、物理型では タクティシャン(SO+IN)/デスナイト(SO+NE)/ウォーロード(SO+OK)/パラディン(IN+OK) でも構築可能で、
こちらでは他の属性に比べると装備や星座の傾向的に頑丈かつ高火力に構築しやすくなっている。

両手遠隔武器ビルド

両手持ちの ライフル/クロスボウ を使って高い単発ダメージを叩き出す汎用的な遠距離ビルド。
星座のクラーケンが非常に役に立つ点は、近接型の両手武器ビルドと同様。(遠隔武器専用星座のヒドラも取得して、両方の恩恵を重ねて得るのも良い)

ファイア ストライク(+シーリング マイトで強化可能)が使えるデモリッショニスト(DE)か、
サヴィジリィ(+マイト オブ ザ ベア) や プライマル ストライクツリー が使えるシャーマン(SH)が一般的。
両手遠隔武器の高いベースダメージを、SOのカデンツによる高い武器参照率で生かすというビルドも有る。

AoMを導入している場合は、射撃用の パッシブ/WPS を持つインクィジター(IN)が有力候補。
INが持つ射撃WPS三種類は両手遠隔にも対応している為、高いベースダメージを基にした散弾などをバラまける。
特にヴィンディケイター(SH+IN)は、雷+射撃という双方の得意科目のシナジーによる高い火力と生存性を持ち、あまり複雑なビルドでなくとも高性能を出しやすいため初心者でも扱いやすい。
また、ピュリファイア(DE+IN)も、火炎+射撃の高シナジーで楽しむ事ができる。

片手銃+盾ビルド

遠隔型の中ではかなりディフェンシブに戦えるスタイル。
ベースゲームでは、デモリッショニスト(DE)/ソルジャー(SO) のどちらかを入れておいて、ファイア ストライク or カデンツ による射撃主力で戦う事が多い。

盾持ちで防御性能が上がるため、引き撃ちの必要な場面が減る点が強味(引き撃ちが減る=総戦闘時間内の合計実与ダメージは増える)。
射撃以外のアクティブスキルも比較的落ち着いて使用できるので、詠唱者用オフハンド不要の魔法系アクティブスキル+射撃 のハイブリッド型というスタイルも可能。
二丁拳銃ビルドや純キャスタービルドで育成中にだんだん防御面が辛くなってきた...と感じた場合等にも、一度このスタイルを試してみよう。

ベースゲームでスタンダードに使いやすいのは、
パイロマンサー(DE+OC...カオス+火炎型) / コマンドー(DE+SO...火炎or物理型) / ソーサラー(DE+AR...火炎型) / ウィッチブレイド(SO+OC...物理型) あたり。

AoM導入時は、インクィジター(IN)の優れた 射撃パッシブ/WPS/排他スキル/補助スキル類 が性能の底上げをしてくれる。
特にピュリファイア(DE+IN...火炎型)が、ビルド方向性に最適な要素が満載 且つ 防御と高火力の両立が出来ると人気が高い。

また、物理型では タクティシャン(SO+IN)/デスナイト(SO+NE)/ウォーロード(SO+OK)/パラディン(IN+OK) でも構築可能で、
こちらでは他の属性に比べると装備や星座の傾向的に頑丈に構築しやすくなっている。

キャスタービルド

武器攻撃ではないアクティブスキルをメインに用いて攻撃するビルド。
代表的な例としては パネッティの複製ミサイル / イーサー レイ / ドリーグの邪眼 をメインに使うビルドなど。
アルカニスト(AR)やオカルティスト(OC)が代表的なキャスター系のマスタリーだが、武器攻撃をメインに用いない戦闘方法としての解釈ならば、ほぼ全マスタリーで挑戦可能。

  • ファンタズマル ブレイズ連射型にしてメインに使うナイトブレイドや、
    火炎瓶や爆弾類を投げまくるデモリッショニスト、ラヴェナス アースを連続設置し続けるネクロマンサー、
    マスタリーを問わずに使える「コンポーネントや装備類から付与されるアクティブスキル」を連射するビルドなど。

ほとんどのアクティブスキルは複数の敵にヒットするAoEとしての性質を持つため、Mob処理能力は高い。
また、スキルポイントさえ割り振れば早くから火力が発揮できる事が多い。*8
こうしたアクティブスキルの使用間隔は詠唱速度依存の物が多く、CDが無い場合は詠唱速度を上げる事で高いDPSを得られる。

 

AoM導入時は、インクィジター(IN) と ネクロマンサー(NE) のどちらもキャスタービルドに高い適正を持つ。

  • INは エレメンタル/カオス 系攻撃スキル、エレメンタル/イーサー/カオス についての耐性減少スキル、攻防両面に優秀な補助スキル を併せ持つため、
    大抵のキャスタービルドと非常に組み合わせやすい。
  • NEは 生命力/イーサー/毒酸 といった、INと対になる範囲を広くカバーし、武器ダメージ参照部分の有るアクティブスキルによるADCtHでの回復も使用しやすい。
    • NE+ARの組み合わせによるキャスターは特にイーサーについてのシナジーがあり、高火力ビルドを作りやすい。(専用装備が揃うとARのスキルを生命力に属性変換したビルドなども可能)
    • NE+OCの組み合わせによる ラヴェナス アース 特化型の生命力+毒酸型キャスターは火力と生存性のバランスが高く人気。
  • IN/NE ともに、ARのイーサー レイに似た性質のチャネリングスキルを持ち、特化する事で高いDPSを出す事ができる。

FG導入時に追加される オースキーパー(OK) は武器攻撃主体のファイター的要素を多く持つが、
優れたサポートスキルに加えて「スキルCDを短縮する排他スキル(毒酸+生命力系)」「多属性の耐性減少効果を発揮する不死ペット」など、
キャスタービルドの構成に有用な要素も兼ね備えている。

 

他に初心者がキャスタービルドを選択する際に知っておくべきと思われる点としては以下のようなものがある。

  • 魔術書や教典、呪物などの形をしている「詠唱者用オフハンド」は装備するために高い精神力を要求されるが、
    「高いダメージ強化値 / 詠唱速度強化 / エナジー再生強化 / スキルCDの割合短縮」といったキャスタービルドの性能を引き上げる効果が付いていて、
    主に防御性能を高める目的の物が多い「盾」とは 同じ装備箇所での対称的なアイテムとなっている。
  • 精神力の伸びづらいマスタリー同士での組み合わせの場合にはエナジー消費が問題となるケースもあり、
    「敵の呪文からのエナジー吸収」「エナジー再生強化」「消費エナジー削減」などで対応する必要がある。
  • 「スタンダードに武器で攻撃するビルド」と比較した場合に、主に防御面に仕様上のビハインドが存在する。*9
    [防御面での注意点と対策:]

    [防御面での注意点と対策:]
    防御面で不利な点としては、キャスター系の(純魔法的な)スキルに対する強化が付いた防具は軽装甲の物が多い上に、
    キャスター系装備には高い「精神力」を求められるため、ヘルス再生や防御能力へのボーナス/重装甲の装備条件 等に影響する「体格」を上昇させにくい。
    また、キャスタービルドに適性の高いマスタリーのうちいくつか(ベースゲームでは OC/AR)は 体格/ヘルス の上昇率が低目の傾向にある。

    そして、当ゲームでは一般的なRPGに比べるとアクティブなヘルス回復手段が少なく、ADCtH(与えたダメージをヘルスに変換)という回復手段が非常に重要となっているが、
    星座/装備/バフ などから基礎ステータスとして得たADCtH率*10については「武器ダメージ参照部分を含むスキル」に対してのみ有効で、
    武器ダメージが参照されない/参照率の低い 純魔法的なスキルを主体とした場合には、これを機能させにくい。*11

    • ただし、ヘルス回復についての不利については、アイテム-スキル変化機能が付いた一部の装備を使用して、
      純魔法系スキルに対して「武器ダメージ参照」や「ADCtH効果」を追加する事ができれば、緩和可能。
      スキルそのものに元から「ADCtH効果」が付いている星座スキルなどを活用するという手段もある。
    • 拡張FG発売前後のアップデートでは、ヘルス再生(秒間自動回復) の値が以前よりも上昇し、星座等でも稼ぎやすくなっているため、
      マスタリースキルでヘルス再生を強化可能な OC/DE/SH/NB/SO が片方に含まれている場合には、これを強化して生存性を上げるという選択肢も出てきている。

    被ダメージを緩和するためには全ビルド共通の前提として、属性耐性の確保や「敵ダメージ減少デバフ*12」や「被ダメージ吸収(軽減)スキル*13」の使用が効果的であるほか、
    範囲火力を強化して攻撃を多く受ける前にMob集団を先に殲滅してしまう事や、減速/凍結/混乱 といったCC(Crowd control)の活用も重要となる。*14
    また、当ゲームでは敵から物理ダメージを受ける頻度が高いため「詠唱者用オフハンドの代わりに物理耐性の上がる盾を持って対抗する」という選択も有る。
    例えば、ARならば「イーサー レイ/デヴァステイション」以外のアクティブスキルは詠唱者用オフハンド必須では無いため、
    盾持ちでも「フラッシュ フリーズ/テンペスト/スカイ シャード/複製ミサイル/エレメンタル系コンポネスキル」等で戦う事ができる。

    他には、DEのブラックウォーター カクテル・OCのドリーグの邪眼/シジル オブ コンサンプション・ARのデヴァステイションのような、
    持続性でダメージを与え続けるスキルを複数種類使いながら、その持続時間中は回避行動を取るというスタイルでビルドを構築したり、
    CDRを多く積んで「一定時間無敵になるスキル」「一定時間 耐性や被ダメージ吸収(軽減)性能を上昇させるスキル」「回復/防御 系星座スキル」などの使用頻度を上げる、
    というやり方も、防御面のビハインドを軽減するには非常に有効である。


サモナー型

召喚したペットや設置物に自律的に攻撃をさせながら、本体はその支援をしたり、共闘したりするスタイル。
ペットについての基礎知識は 戦闘のメカニクスページ:ペット / ペットの戦闘力 を参照。

召喚/設置 型スキルのうちペット扱いであるものは大別すると「ペット専用の耐性やダメージボーナスが適用される物(ペットボーナス型ペット)」と、
「キャラクター本体のダメージボーナスが適用される物(プレイヤーボーナス型ペット)」に分かれている。
マスタリースキル以外にも、アイテムから付与されるスキルや星座スキルによって 召喚/設置 されるスキルにもペット扱いのものがあり、
ペット扱いのものについては「ペットボーナスに対応する」「プレイヤーのダメージボーナスに対応する」と表記されているものが殆どとなっている。
各ペットの詳細なステータスについては、当wikiの各スキルページに記載されているほか、
外部情報サイト Grim Dawn Tools の一部である、Grim Dawn Pet Database でデータが公開されている(一部、スキル名とは違う名称を持つもの有り)。

シャーマンの扱うトーテムやインクィジターの扱うルーンなど、持続式の設置型スキルにはプレイヤーボーナス型ペット扱いのものが存在するが、
グラスピング ヴァインズ/シジル オブ コンサンプション/ラヴェナス アース などは、
ペットとしては設定されていない単なる攻撃スキルであるため、この項目での説明対象には含まない。

ペットビルド (ペットボーナス型ペット)

キャラクターの強さに依存しない、「ペットボーナス型のペット」を主体にするビルド。
マスタリースキルと星座スキルで召喚可能なペットの一覧についてはマスタリー:ペットスキルを参照。*15

このタイプのペットに攻撃を任せると敵のターゲットを取ってくれる*16ため、本体は比較的安全になる事と、
特化型にしたペットビルドは通常のビルドと同等、あるいはそれ以上の総火力を出す事も可能なため、
ビルド次第では、即死級のダメージが飛んでくる高難易度のエンドコンテンツ深層でもかなり有利に立ち回れるケースがあり、
特に v1.2.0.0 で大きなバランス調整が行われた現在の環境ではこれが顕著になっている。
ただし、ペットを強化する スキル/装備/星座 を重点して伸ばす必要性が高いため、特に育成途中や装備資産が揃うまでは、本体の耐久力は低くなりがちである。

  • 序盤での育成は、特化装備が無くてもペットがそこそこ頑張ってくれるため、肉弾接近戦型ビルド等に比べると比較的楽な部類で、
    「ペットと自分が同時に攻撃して戦うビルド」というのも構成不可能ではなく、むしろ強い部類。
    しかし高難易度に進むにつれて「耐性/ダメージボーナス がペットも自分も中途半端」という状況に陥りやすい点に注意。
    例えば敵のターゲットは防御を固めた自分が引き受けて、あまり防御を固めていないペットには攻撃だけをさせようとしても、
    殆どのボスは範囲攻撃を持つため、巻き込まれてペットがすぐに死んでしまうというケースが多い。
    このため、ペットボーナス型ペットを使う際にはペット側の耐性とダメージボーナスに特化させたビルドが多く見られる。

ゲーム仕様としては頻繁に使用できる回復スキルが少ない事もあり、特に高難易度ではペットの耐性をしっかり確保する必要が出てくる。
また、マスタリースキルだけではペットを強化できる限界が割合低目のため、最終的にはペットビルド専用装備への依存度がかなり高くなる。

  • ペットビルド専用の エピック/レジェンダリー 装備を敵からのドロップで揃えるのには、少し時間が掛かる傾向にある。*17
    そのため、育成中や装備集めの段階では「放浪者派閥 や 拡張 AoM/FG の追加派閥の名声品」や、
    「通常商人が販売している一般装備 」「特定の敵がドロップするレア等級のMI品」などの、ペットボーナスが付いているものに頼るのが良い。

スキル/装備/星座 をペットボーナス特化型にし、ペットの 耐性/ダメージボーナス さえ充分に稼いでしまえば、操作が楽な「全部ペットにお任せプレイ」も可能。

  • 最大火力を求める場合には、ペットへの一時バフスキル や 敵へのデバフスキル 満載の「操作量てんこ盛りプレイ」も出来るが、
    そもそものゲーム仕様として「ペットの敵ターゲット固定能力」については基本弱目に設定されていて、
    プレイヤーキャラクター自身は、ダメージを伴わない バフ/デバフ スキルを使用するだけでも、敵からのターゲットにされやすくなっている。
    特に、高難易度でのボス系は "各ペットの持つ挑発特性に高い抵抗力を持ち、すぐにキャラクター自身を狙ってくる" ものが多い。
    そのため、自己の防御面も補完できるビルド以外では、最初は自分はあまり手を出さずペットを先行させて、まず敵ターゲットをしっかりと取らせる事が重要になってくる。
 

ベースゲームのみ(拡張無し)の場合は、オカルティスト(OC)かシャーマン(SH)が必須。
この両者は、ペットにも効果がある範囲式のヘルス回復やヘルス再生強化スキルを持つほか、
装備品で強化しにくい [ペットの 刺突/イーサー/出血/毒酸/物理 耐性] を範囲バフスキルで稼げる点も非常に重要。
また、OC+SH(カンジュラー)で構成した場合には本体の耐久力も確保しやすくなっている。

[OC/SH 各ペットの特徴:]

[OC/SH 各ペットの特徴:]

AoMを導入している場合は、ネクロマンサー(NE)も有力候補となる。
2種類のペット召還スキルに加え、生命力/毒酸 方面をメインとしたペットの攻撃面強化スキルを持つ。
ペットの 生命力/カオス 耐性はスキルで稼げるが、ペットの ヘルス回復/再生 スキルは持たないため、
もう片方のマスタリーで補完できない場合はペットを頻繁に再召喚し続けていく形になる事が多い。

[NE 各ペットの特徴:]

[NE 各ペットの特徴:]

  • ワラワラ出せるレイズ スケルトン軍団に、攻撃系の星座スキルをアサインしての数の暴力ビルドが序盤から非常に強力。
    但し、スケルトンはNE単体のマスタリースキルでは耐性確保できない 出血/毒でトロトロ溶けてしまうので、次第に対策が必要になってくる。
    ペットの 刺突/出血/毒酸耐性 は強化できる装備品の種類が少ないため、装備資産の無い場合はOCかSHと組み合わせるのが楽。
  • 常駐/時限 どちらかの型を選べる サモン ブライト フィーンドに関しては、スキルツリーをしっかり強化すると、
    敵に対する挑発性能が他ペットよりも比較的高目となるため、これに特化させて壁役兼アタッカーとして扱うビルドも存在する。
召喚物に星座スキルをアサインした際の注意点については、Celestial Power 星座スキル ページ:召喚物と星座スキル を参照して下さい。
ペットによる攻撃ダメージ および ペットにアサインした星座スキルのダメージを対象とした属性変換については、
戦闘のメカニクスページ:ダメージタイプの変換 にある、ペットの攻撃属性の変換星座スキルの属性変換に対する補足を参照してください。

ペットボーナス型ペット使用についての全般的な注意点(クリックで展開):

  • ペットボーナス型ペットを、そのペットのスキルツリー以外の スキル/装備/星座 で強化するには、
    [ペットへのボーナス] と書かれたプロパティが必要となる。
    • 星座や装備の基礎プロパティ、バフスキルなどからステータスとして得られる [ペットへのボーナス] はペットとの距離は問われない。
    • 範囲効果の有るバフスキルについては、[ペットへのボーナス] ではない [通常のバフ] もペットボーナス型ペットに効果を及ぼす。
      もしも [通常のバフ] と [ペットへのボーナス] の両方を含む場合は、効果範囲内のペットボーナス型ペットはその両方の恩恵を受ける事になる。
    • ステータスとしての [ペットへのボーナス] が得られる星座は こちらのページ で確認可能。
      一時的な [ペットへのボーナス] が得られる星座スキルは 星座スキル一覧 のうち、系統に「ペット強化」と記載されているものが該当する。
  • 各ペットはそれぞれ固有の基本耐性を持つ(個別のスキルページに記載)。
    この基本耐性に、ステータスタブ2枚目最下部に表示される [ペットへのボーナス] による耐性が加算される。
  • ペットには各固有の武器ダメージに相当する基本攻撃力(基本ダメージ)が設定されているため、*19
    スキルに含まれる [ n% 武器ダメージ ] や [ n% ペットの基本ダメージ ] と表記される部分に対しては、これが適用される。
    各種バフ等で付与される [ 武器ダメージ参照依存の要素 ] (デバフ/ADCtH 等)に関しても、
    ペットの各攻撃手段に含まれる、ペットの基本ダメージ(武器ダメージ)の参照割合に応じた効果が出る。
    • ペットボーナスや範囲バフなどで得られる「武器ダメ―ジに追加される実数ダメージやDoT」についても、
      ペットの基本ダメージに追加されるため、その召喚数が多ければ多いほど効果が大きくなる。
  • 装備やスキルによる [ペットへのボーナス] の [+n% ダメージ補正] は [全ダメージ] を対象に強化する物が多く、
    プレイヤー自身に比べると、ペットが扱う攻撃スキルの属性が混合していても実用的なダメージ数値まで伸びやすくなっている。
  • ペットボーナス型ペットが「武器ダメージを経由して効果を発揮する ADCtH能力」を持つ場合は、そのペット自身に対しての効果となる。
  • 別個体の各ペットボーナス型ペットが出力する 毒/出血 といったDoTは同じ敵に累積可能だが、現時点ではこのDoTのダメージはCPU負荷軽減の為に全て非表示となっている。*20
  • v1.1.8.0 のアップデートにより、ペットのスキルLvに影響を与える装備を外した場合、召喚が解除されるようになった。*21


設置物ビルド (プレイヤーボーナス型ペット)

キャラクターの強さ(プレイヤーボーナス)に依存する召喚物や設置物でダメージを出すビルド。
マスタリースキルで召喚できるプレイヤーボーナス型ペットは以下の通り。

上記以外には、星座スキルでは以下の物が同様の扱いとなっている。
アルケイン カレンツ / ユゴールの黒血 / エレメンタル シーカー / リビング シャドウ / レイズ ザ デッド / アルケイン ボム
装備品で召喚出来る代表的な物としては、レリック: ネメシス(常駐型) / レリック: デスストーカー(常駐型) / レリック: アズラカーの新機軸 などのほか、
ザ ブラッド ナイト のように、セットボーナス効果でこのタイプの常駐型ペットを召喚可能となる装備もある。

これらの召喚物や設置物は、上記のペットボーナス型ペットビルドと違い、殆どが無敵(不死)の扱いだったり、
その例外の物はCDが短めで再召喚も容易なため、その耐性や回復に気を使う必要が無い。
ただし、ペットボーナス型とは違って敵が直接のターゲットに指定しないため、プレイヤーキャラの盾にするような立ち回りはできない。

ペットボーナス型ペットとの最大の違いは、召喚/設置物 の能力がペットボーナスではなく通常の [ +n% ダメージボーナス ] で強化される点。
そのため "プレイヤーキャラクター本体と平行しての強化が可能" であり、本体との同時攻撃によってダメージを高めたり、
ウェンディゴ トーテムブラッド パクトを使い、ヘルス回復効果 や ADCtH効果 で生存性を高めたりといったビルドも有る。
また、ダメージボーナスを増やす以外では、召喚/設置 の最大数を増やす事や、召喚頻度を上げる事で火力を高める事が出来る。
装備品に付いているアイテム-スキル変化によっては、召喚/設置 最大数や頻度の強化 / ダメージ追加 などで大きく火力が上げられる物も有る。

  • ヴァインズ/シジル などの「ペット扱いではない設置型攻撃スキル」との自律性以外の大きな違いは、
    ペット扱いの場合は、プレイヤーが持つ [攻撃時 n%] が発動条件スキルのトリガーにはならない、別々の同種複数設置(個体)からのDoT*22も同じ敵に累積可能 など。

これらに特化させた場合には、プレイヤーキャラクター自身が主に攻撃を担う一般的なビルドとは、また違ったスタイルでも楽しむ事も出来る。
SHの ウィンド デビルストーム トーテム 等にスキルポイントを注ぎ込んで強化した上で、
攻撃系の星座スキルをアサインし、CD短縮して複数出し続けて戦闘を任せ、本体は回避に専念する...という具合。
このような場合には、自身が被弾する場面が減る分だけ、要求されるディフェンス性能のハードルも下がる。

召喚物に星座スキルをアサインした際の注意点については、Celestial Power 星座スキル ページ:召喚物と星座スキル を参照して下さい。
ペットによる攻撃ダメージ および ペットにアサインした星座スキルのダメージを対象とした属性変換については、
戦闘のメカニクスページ:ダメージタイプの変換 にある、ペットの攻撃属性の変換星座スキルの属性変換に対する補足を参照してください。

プレイヤーボーナス型ペット使用についての全般的な注意点(クリックで展開):

  • プレイヤーボーナス型は、便宜上"ペット"と記述される事も有るだけで、[ ペットへのボーナス : ] のプロパティの効果は無い。
    持続して自律的にターゲットを捉え攻撃を与えてくれる攻撃スキル、という感じで捉えるといいかもしれない。*23
  • プレイヤーボーナス型のペットがスキルを使用(攻撃)する際の命中判定には、プレイヤーのOA(Offensive Ability 攻撃能力)が使用される。*24
  • 現時点では、プレイヤーボーナス型ペットについては、通常攻撃をしているように見える場合でも、実体的には武器ダメージを含まないスキル固定値で攻撃している扱いである。
    つまり、プレイヤーボーナス型のペットが元から持つスキルダメージ値は、プレイヤーキャラクターの持つ割合でのダメージボーナスのみで強化されて、
    スキル/装備 などにより「プレイヤーキャラクターの武器ダメージへの追加」として付与される実数のボーナスは適用されない。
    • 装備品に付いているアイテム-スキル変化によって「ペットへ直接付与」される実数ダメージやDoTによる強化は可能。
    • 例外として、プレイヤーボーナス型のペットにアサインした星座スキルが武器ダメージ参照部分を持つ場合には、
      その星座スキルはプレイヤーキャラクター自身の武器ダメージを参照する。
      このため、武器ダメージ経由で効果の出るデバフやADCtH効果を活用することができる。
      (この時のADCtH効果についてはプレイヤー自身のヘルス回復となる)
  • 上記の「プレイヤーボーナス型ペットにアサインした星座スキルが持つ武器ダメージ参照部分を経由してのADCtH」以外には、
    このタイプの召喚物が直接「ADCtHの効果が付いている攻撃」を使用する場合にも、そのヘルス回復対象はプレイヤーキャラクター自身となる。
    星座スキルで召喚されるリビング シャドウによる攻撃や、装備品のアイテム-スキル変化でペット名を指定して追加されるADCtH効果*25がこれに該当する。
  • プレイヤーボーナス型のペットは、各種オーラのような範囲バフの影響を直接に受ける事は無い。*26
    プレイヤーキャラクター本体が何らかの範囲バフを受けている場合は、
    それによってプレイヤーキャラクターが強化された状態をプレイヤーボーナス型ペットが参照するため、
    バフスキルによる [割合のダメージボーナス] と [OA(攻撃能力)増加ボーナス] の恩恵を間接的に受ける形となっている。
  • 以前とは違い、このタイプの召喚物は「全て当たり判定無し」に変更された為、道を塞ぐ用途には利用出来なくなった
    また、ペットのスキルLvに影響を与える装備を外した場合、召喚が解除されるようになった*27


報復型

*報復システムの詳細は、戦闘のメカニクス:Retaliation 報復 を参照

スタンダードな報復ビルド

装備やスキルの報復ダメージをメインにして、自分からは仕掛けないタイプ。
近接攻撃をしてくる敵には滅法強い一方、遠隔攻撃やスキル攻撃しかしてこない敵には辛くなる。
職の自由度は高めだが、報復を強化する装備を整えないと、まともに戦うことはできない。

拡張無しのベースゲームのみの場合、まずは盾の使用に長けていて、パッシブスキルでも防御性能を確保しやすく、
カウンター ストライク/メンヒルの防壁 で報復を強化可能なソルジャーを軸とするのが無難。
これに、報復ダメージの強化手段有/ヘルス再生強化可能/サポートスキルが有能 である、
シャーマン/オカルティスト/デモリッショニスト あたりを組み合わせるのが構成しやすい。

自分の防御と報復によるダメージさえ充分に高めれば「手数が多く、殴りが主体」の敵は、
クロンリー派閥のネメシス:ファビウス のような強敵であっても、報復を多数浴びて勝手に死んでいくようになる。

その反面、報復によるダメージのみに特化した構成のような場合には、
「報復が発生しないスキル攻撃しかしてこない&定期的にヘルス再生/回復するスキルを持つヒーロー/ボス」を相手にすると、
「報復以外は貧弱な能動的火力の為に、いつまでたっても倒せない」というケースが実際に発生する点には注意が必要。
(ベースゲームのローグライクダンジョン:ヴァルバリー港 のラスボスや、拡張AoMのAct6に出てくるアルカニスト型のヒーロー等がその典型)
メインキャンペーンでは、相性が悪い敵は無視して進めても構わないが、Act4に出てくるブラッドロード タロニス のように、
ストーリー進行上どうしても倒さないといけないキャスター型のボスも居るほか、
DLC:坩堝 では、出現する敵を毎回全滅させる必要が有る為、キャスター型の強敵が出てくると非常にタイムロスが多くなる傾向に有る。

[補足]

  • 報復ダメージは「通常の +n% 属性ダメージ補正」では強化されず、
    「実数の報復ダメージ」を「+n% XX報復ダメージ」のプロパティのみで強化するしか無いため、
    報復ダメージ強化を重視すると、装備/星座 がそれ用のものに制限されて装備依存度が高くなり、能動的な攻撃力を強化する余地もあまり無い という傾向にある。
  • 近接攻撃で直接殴られて報復を発動する事で敵にダメージを与えるスタイルのため、防御を固める必要が有る。装甲だけでなく属性耐性も重要。
    敵からの攻撃に対する回避率もあまり高くない方が良いが、防御能力を下げ過ぎると受けるダメージが増えてしまうというデメリットがある。
    報復のみに特化した場合は攻撃ダメージのヘルス変換(ADCtH)に関しては余り期待できない事も多いため、
    ヘルス再生/ヘルス回復星座スキル 等の自動回復手段も重要。
  • 殴られる回数が非常に多いため、被打時発動系/盾ブロック時発動系 の 反撃/バフスキル 等とは相性が良い。


RAtAを組み込んだ報復ビルド

拡張DLC:Forgotten Gods(FG) を導入した場合には、マスタリースキル/星座スキル/アイテム付与スキル の一部や、
装備が持つ 特定マスタリースキルを対象としたアイテム-スキル変化 に対して、
「報復ダメージの一部をスキル攻撃ダメージに追加(RAtA)」するプロパティが多数追加される事と、
「報復強化/報復ダメージの一部を攻撃に追加」の両方に秀でている、新職のオースキーパー(OK)が追加されるため、
同じ "報復特化型ビルド" であっても、FG非導入時とではビルド傾向に大きな差が生まれてくる。
RAtA要素をビルドに取り入れた場合には報復ダメージ強化を重視するだけでも、受動的報復力と同時に 能動的攻撃力も大幅強化可能となるため、
キャスター型の強敵も容易に粉砕可能となるほか、ADCtHによるヘルス回復も活用可能となる。

オースキーパーの場合は、下記太字部分にRataプロパティが付いている。
正義の熱情 - 応報通常代替スキル*29
メンヒルの盾 - リプライザル (棘の盾)複数標的にヒットする盾投げスキル
ジャッジメント - 激怒の心円形AOE展開後に自分中心に発生するダメージオーラ
他マスタリーのスキルと星座スキルでは、下記のものにRataプロパティがデフォルト機能として付く。
ソルジャーカウンター ストライク
シャーマンエンタングリング ヴァインズ
デモリッショニストウルズインの怒り / シャタリング ブラスト
星座スキル悪臭の水たまり / ヴィールの拳 / ハイリアンの輝光 / ターゴのハンマー / トランプル

特に、ソルジャーとオースキーパーを組み合わせたような場合には、高装甲/高報復/高殴り火力 を兼ね備えた三高ビルドも構成可能で、
黙々とガチムチで殴られて相手にゴッツイ報復を返しながら、更にゴッツイ報復で殴りたいのだ という方には非常におすすめ。
高難易度のエンドコンテツを安定攻略していくビルドも比較的早い段階で作れるようになる。
また、現在では他のマスタリーでも、Rata効果を追加するアイテム-スキル変化付きの装備を活用して多彩なビルドが考案されている。

ビルドごとの育成

ビルド例などを見て、「こういうビルドにしよう!」と決めてプレイし始めた際に、スキルや装備が整うまでは微妙で使いにくい…といったことがよくあります。
そういった場合は、同クラス内の他のビルドに相乗りする格好で"育成用ビルド"に乗り換えて進みましょう。
例えばアルカニストを育てようとした際にパネッティの複製ミサイルをメインに据えるビルドを作ろうと思っても、
派生ツリーまで含めて多くのポイントを要するため、強みを発揮できるのは後半になってしまいます。
そこで序盤であれば範囲の広いフラッシュ フリーズなどを使うことで、限られたポイント数で先へ進むことが可能になります。
このように最終形に進めるマスタリー選択さえしておけば、後はスピリットガイドに頼むことでポイントを振り直せるので、
レベルが充分に上がり、装備が揃った時点でスキルを最終形に振りなおせばよいということになります。
ただしベースゲームのみの環境では、マスタリーバーに投資した分は戻せないので、最終的に目指す分以上にマスタリーを伸ばしたりしないようにしましょう。
(拡張AoMを導入することで、マスタリーバーに振った分も戻すことができるようになりますが、一度選択して確定したマスタリー自体の変更は出来ません。)

また、コロコロとスタイルを乗り換えてもスキル振り直しの際の費用が大きく膨らんでしまうため、*30
ゲームプレイに慣れてきたら、ある程度「どこでどれに乗り換える」という指針を立ててみるとスムーズに行くはずです。


キャラクターの防御性能と攻撃性能を確保する初歩的な手段については、
よくある質問ページの項目:受けるダメージを減らしたい、死なないようにしたい / 与えるダメージを増やしたい も参考にしてみて下さい。
ビルド例 にある「資産0」「初心者」「初級者」のようなタイトルがついているページでは、
低レベルのうちからの育成方法などもフォローされていて、初心者の方への良いガイドとして役立つ事があります。

また、最初のうちは、両方のマスタリーを伸ばしながら色々なスキルを試してみても当然よいです(ゲームの楽しみ方として自然な事です)が、
"出来るだけメインに使用できる強い(且つ使い易い≒頻繁に使用できる)スキルに絞ってスキルポイントをしっかりと注ぎ込みつつ"
"高Tierに有る排他スキル等の優秀なスキルを目指して、片方のマスタリーだけを積極的に伸ばして早目に取得してしまう"
ように進める方が、育成の途中でつまづく事は少ない...とよく言われる傾向にある事も、途中で困った時のために一応覚えておくと良いと思われます。


当ゲームでは高難易度へ進むにつれて敵の各種属性耐性が増加しダメージが通りにくくなってくるため、自分が扱う攻撃属性についての敵耐性減少手段が非常に重要となっています。
これについては、戦闘のメカニクスページの耐性減少の項目を確認しておくことをお勧めします。
装備の効果や星座スキルで得られる耐性減少手段も多く有りますが、
ゲームに慣れていない初期の段階では、マスタリースキルでこれを確保できるとビルド構成難易度が下がるため、
別ページの 初心者ガイド:攻撃属性と敵の耐性 / 耐性減少スキル一覧 などを参考にしてマスタリーの組み合わせを考えるのもよいでしょう。


育成中の装備品については、派閥の名声商人から購入可能な物や、特定の敵からドロップするMI品も大きな助けとなります。
特に各マスタリースキルに対するアイテム-スキル変化の付いたMI装備は、道中の チャンピオン/ヒーロー/ボス から狙って入手しやすい物もあり、
外部サイト:Grim Dawn Item Databaseアイテムのスキル修正 ページからスキルごとに閲覧可能となっています。

育成中の武器選定に関する注意点

各種武器はそれぞれ 様々な属性で構成されたベースダメージを持つことに加えて、
使うスキルや武器自体のダメージ属性を変更する「属性変換」や「装甲貫通」のプロパティが付いている物も多く有ります。

  • 「武器ダメージを参照しないスキル」をメインに使用する場合は単純に「使用スキルのダメージ属性についての [+% XXダメージ = 割合強化効果] を持っている武器」と、
    「自身の得意属性を不得意属性にしてしまう属性変換の付いていない武器」を選んでいけば ほぼ問題ありません。
     
  • 「武器ダメージを参照するスキル」をメインに使用する場合には、以下のような注意点があります。
    • ベースダメージが低い序盤では、片手武器よりも両手武器を装備する方がスムーズにゲームを進行できることがあります。
    • 物理のみに特化したビルドでは、
      「ベースダメージが物理で構成されていて、"物理からそれ以外の属性への属性変換" や "装甲貫通" が付いていない武器」で、
      [+% 物理ダメージ] が付いているものを選ぶとよいでしょう。
    • 火炎/雷/冷気/毒酸/生命力/イーサー/カオス などの属性をメインに使うビルドでは、
      「ベースダメージが得意属性になっている武器」や「ベースダメージが物理でも、"物理から得意属性への属性変換" が付いている武器」で、
      得意属性への [+% XXダメージ] が付いているものを選ぶとよいでしょう。(この場合は "装甲貫通" の有無は気にしなくてもOKです)
    • 刺突ダメージ重視ビルドの育成時には "装甲貫通" のプロパティが付いた武器が非常に役立ちます。*31


各マスタリーの組み合わせ:雑感

※実際のゲーム内での使用感などは、当ページに記述された時点以降のバージョンアップによって変わっている可能性があります。

Commando コマンドー (SO+DE)

物理 または 火炎 がメイン攻撃属性に選ばれる事の多い組み合わせ。
報復に関するシナジーもあるため、専用装備が揃うと報復特化型ビルドも可能。

ソルジャー(SO)とデモリッショニスト(DE)は互いに強力な防御系スキルを保有しているため、安定性は非常に高い。
テンパーによる物理強化はSOにとってきわめて重要な意味合いを持つ一方で、カデンツファイアストライクという優秀な通常代替スキルが、マーコヴィアンゾルハンと良好なシナジーを生む。
どちらをメインに強化しても、片手武器+盾/両手武器、近接/遠隔 のあらゆるパターンで有効な組み合わせが構築可能。
メンヒルの防壁両手近接武器装備でも使用可能になったため、高火力+高防御力 のビルドも作りやすくなった。
ヴィンディクティヴ フレイム/スクワッド タクティクス を両方伸ばすことで 攻撃/詠唱 の速度を稼ぎやすいのもポイント。

比較的装備の自由度も高く、スタンダードに構成可能なのはこのあたり。

特に装備資産の少ない段階では、比較的武器が入手しやすく序盤から範囲攻撃が強めの 物理系両手武器フォースウェイブ連射(トレマー)型 がよく推奨される。*32
火炎系ビルドもDEのマスタリースキルや星座スキルに範囲攻撃が多いため育成を進めていきやすいが、
装備資産が少ない段階では、高難易度での高火炎耐性の敵に対して耐性減少手段が やや不足気味になる点には注意。

火炎系コマンドーの完成形としては、防具に通称:正義セット + 武器にワールドイーター を使う火炎フォースウェイブビルドが古くから有名だが、武器の入手難度はかなり高目。
武器については火炎やフォースウェイブを強化するような他の物で代用してもよいだろう。
また、拡張FGを導入すると、防具に関しては上記セットを発明家のセット内変換機能で揃えやすくなる事に加えて、
比較的入手しやすい火炎系コマンドー専用装備的なMIレア両手剣サンヘラルズ クレイモアも追加されるため、
火炎変換したブレイド アーク型など、構築バリエーションが他にも広がる。

物理型コマンドーについては、ダメージが通りにくい状況は少なく*33、SOの持つスキルと星座スキルによる耐性減少だけでも大体問題無くやっていける。
ただし完成系で使えるような SO+DE 双方を物理方面で同時サポートする装備が全体的に少なく、
SO側だけをサポートしている物理ビルド用セット装備をメインに使い、DE側はサブ扱いになるような事が多い。

Witchblade ウィッチブレイド (SO+OC)

SOがファイター成分、OCがキャスター成分を担当し、うまく組み合わせることでシナジーを生み出す。
片方をメイン、片方をサブに割り切ると運用しやすい。

双方にパッシブやサポートスキルが豊富で攻防のバランス選択幅が広く、色々と試行錯誤して楽しみやすいマスタリーの組み合わせ。
物理/毒酸/出血 あたりをメイン属性に選ぶと比較的素直にビルド構成しやすい。
生命力/カオス をメイン属性に選ぶ事もできるが、レアな装備への依存度が少し高目となり、ビルド構成にもひと工夫が求められる。
ソレイルのウィッチファイア/スクワッド タクティクス を両方伸ばすことで攻撃速度を稼ぎやすいのもポイント。

SOメインの場合は物理ダメージで殴る事が多いため、OCのカースオブフレイルティーによる敵の物理耐性減少が良くマッチし、
回復&バフにはドリーグの血、攻撃速度向上にソレイルのウィッチファイアが有用。
また、SOの泣き所である星座スキルのトリガーをカースオブフレイルティーやブラディポックスで補えるなど、序盤から選択肢が増える。
OCをメインに使う場合はSO側の各種防御系スキルがOCの耐久性を補ってくれるほか、豊富なCCが緊急回避の手段として役に立つ。

良く選択されるスタイルとしては、物理カデンツ型 / 物理+出血ブレイド アーク型 / ドリーグの邪眼+毒酸武器殴り型 など。
特に物理カデンツ型ビルドの中では、装備非依存の物理耐性減少量/攻撃速度 の関係からこのマスタリーの組み合わせが(ベースゲームのみの場合は)最も火力を出しやすい。
SO側のスキルとOC側のドリーグの血ツリーから得られる報復を活用した報復型ビルドも可能で、
特に拡張FGを導入した場合には報復関連の装備が増えるため、ビルド性能が大きく上がる。

育成/トレハン段階においては、カデンツ型は装備とスキルポイントが充実する迄は本領を発揮しにくい傾向で、対集団高速殲滅戦もあまり得意ではないため、
両手近接武器使用によるフォースウェイブ連射(トレマー)型がよく推奨される。
物理+出血ブレイド アーク型のビルドも、盾+片手武器/両手武器 のどちらでも初期育成段階から最後までこのスタイルで行く事が可能。
他には、SOの攻撃スキルをOCの得意なカオスに属性変換して使うビルドも可能だが、こちらは装備依存度がかなり高目となる。

SO側の フィールド コマンドスクワッド タクティクス でもペット強化ができるが、
OC側で出せるペットが二体しかいないため、このクラスでのペットビルドは あまりメジャーではない。

Blademaster ブレイドマスター (SO+NB)

SOがNBのタフネスを補強し、NBがSOにさらなるタフさと狡猾性を補強してくれる良い組み合わせ。武器による通常攻撃系スキルを使うビルドに非常に向く。
二刀/両手武器/片手+盾/銃 の全組み合わせで問題なく機能するため、どちらかメインということもなく、むしろツープラトンのように働くだろう。
ニューマチック バースト/スクワッド タクティクス を両方伸ばすことで攻撃速度を稼ぎやすいのもポイント。
SOからするとほぼ不要なオレロンの激怒の刺突強化が、ここぞとばかりにマッチするのも不思議な組み合わせだと言える。
メイン攻撃属性は、物理か刺突が無難。SOの物理強化成分をバッサリ切って基礎性能だけを使うと割り切り、その分のスキルポイントをNBに注ぎ込んで冷気特化にする手も一応有るが、
装備資産が少ない段階では、高難易度での高冷気耐性の敵に対して耐性減少手段が やや不足気味になる点には注意。*34

特に、"二刀流のブレイドマスター" は見た目も名前もスゴイカッコイイ。WPSの発動率もスゴイ確保しやすい。
ただし、見た目と名前のカッコよさとは裏腹に、かなりの初心者キラーと言える。
ソルジャーが入るとはいえ仕様を良く理解していなければ思った程の硬さは得られず、また二刀技は装備への依存度が相当高い。
完成すれば高い火力を実現可能だが、適当に装備を拾って適当に進めて……というスタイルが好きな人にはあまりオススメできない。

一方で、盾持ちの場合はスゴイカッコイイ度合と火力は下がるが、安定感はその分非常に上がり、装備構成のハードルも下がる。
また、メンヒルの防壁が両手近接武器装備でも使用可能になったため、
ソルジャーの高い武器ダメージ参照率スキルを使う両手武器スタイルでも防御性能が確保可能になっている。

Battlemage バトルメイジ (SO+AR)

物理が得意なSOとエレメンタル系が得意なAR という一見するとシナジーのない組み合わせだが、実は非常に練り込まれた味のある組み合わせ。
物理系 or エレメンタル系 がビルドの方向性としては向いている。

双方のマスタリーが豊富な攻撃スキルに加えて、
フィールド コマンド / ファイティング スピリット / イナー フォーカス / オーバーロード / エレメンタル バランス といった、
攻撃能力(OA)を強化してクリティカルを活かすためのスキルを持つ事から高火力を実現しやすい。
防御面でも、メイヴェンのスフィアオブプロテクション / メンヒルの防壁 という併用可能な割合ダメージ吸収スキルや、
ヘルス低下時発動の保険的パッシブ アルケインウィル / メンヒルの意志 のほかに、
ウォー クライによる敵ダメージ減少デバフなどがあり、両手近接武器型でも安定した性能を確保しやすい。(盾持ち時には更にオーバーガードも使える)

SOをメインにした物理型ビルドでは、AR側のスキルは主にサポート役に回る。
スタンダードにカデンツブレイド アークで殴るスタイルのほか、
フォースウェイブ連射(トレマー)型の場合は、ARのメンタル アラクリティで詠唱速度を上げてDPSを伸ばす事もできる。
また、属性変換用の装備が揃うとARの強力な攻撃スキルを物理に変換するビルドも可能で、
拡張AoM導入時には物理バトルメイジ向けの非常に強力なセット装備:スペルスカージ も追加される。

ARをメインにしたエレメンタル型やイーサー型ビルドでは、ARの高火力攻撃スキルを主力にしてSOのバフやパッシブスキルで支えるスタイルが多くなるが、
盾を持ってスカイ シャードを落としながら、SOの攻撃スキルを使って属性武器で殴るスタイルも意外に強い。
派生スキルのディスコードでエレメンタルに属性変換したカデンツについては該当スキルの解説を参照。

マスタリースキルによる敵の耐性減少手段については、SOがブレイク モラルの物理耐性減少とテリファイの全耐性減少(値が低目)を持ち、
ARがオレクスラのフラッシュ フリーズ(OFF)の火炎耐性減少と、OFFツリー後続にあるアブソリュート ゼロの物理耐性減少を持つ。
ARが持つふたつは敵をOFFで凍結させている間のみ有効だが、v1.2 でOFFに敵の凍結耐性減少効果が追加されたため、以前よりも使いやすくなっている。
ただし、最高難易度では大きく凍結耐性を下げても、ボスやネメシスなどは凍結時間が非常に短かったり、種族によっては完全に凍結しない敵も居る点に注意。

Warder ウォーダー (SO+SH)

マスタリーで体格が最も伸びる組み合わせ。一見脳筋だが、近距離担当のSOに、遠近両用のSHが加わることで、いろいろな戦い方ができるようになる。
雷/出血/生命力/ペット を伸ばしたいならSH、物理を伸ばしたいならSOをメインにするといいだろう。
ヘルスも高く、双方の常駐バフスキルおよびパッシブスキルにより攻守両面を強化できる組み合わせであり、
さらに、十分に育てたウェンディゴ トーテムがあれば、盤石の体制ができあがる。
また、両手武器用のスキルもあり、スキルで耐久面をカバーできるので、両手武器装備にも向いている。

このマスタリーの組み合わせでは、双方の得意分野の重なる物理(+出血)をメイン属性にすると、初心者から始めても「死ににくく、それなりの火力を持つビルド」が比較的作りやすい。
特に物理ウォーダー向けには、拡張AoM導入時に非常に強いセット装備:自然の復讐者 が追加されるが、
これを揃えなくとも、ヘルス再生や回復をサポートする装備や星座スキル複数と、
サヴィジリィツリーのバフ / モグドロゲンズ パクトツリー / ベテランシー / メンヒルの意志 / メンヒルの防壁 等を組み合わせると、
モリッモリに ヘルス回復/再生 して、両手武器型なのにほぼ不沈艦...みたいなビルドも構築可能。
雷や生命力をメインにすることもできるが、SO側に耐性減少手段がほぼ無いため、装備資産が少ない段階では、高難易度で高耐性の敵にダメージが通りにくい事がある。*35

このクラスでは カデンツ/サヴィジリィ が強力なため最終的なメイン攻撃スキルによく使われるが、
スキルツリー完成に必要なスキルポイントや装備が充実するまでには時間が掛かり、その間は範囲攻撃力も控えめのため、
育成/トレハン 段階では、両手近接武器使用によるフォースウェイブ連射(トレマー)型や、
両手 近接/遠隔 武器使用によるプライマル ストライク連射(サンダラス ストライク)型 等がよく推奨される。
また、SOのブレイド アークについては、比較的早い段階でスキルツリーが完成して広角の範囲効果を持ち、
このクラスが得意とする物理+出血型にマッチする事もあり、ベースダメージの高い両手武器で育成段階からこれをメインに使っていく手法もある。

Tactician タクティシャン (SO+IN)

近接のソルジャー(SO)と遠隔のインクィジター(IN)と、遠いようでいて相性の良い組み合わせ。

SOの得意な物理ビルドには、INのスチールリゾルブは相性抜群。
また、その場を動かず殴り合うのにインクィジターシールを張れば、被ダメを抑えつつ各種バフを受ける事ができる。
INをメインにすれば高い刺突と体内損傷でエレメンタルを用いない古風なガンマンスタイルも可能。
その場合は近接武器無しとなるため、ソルジャーのCCスキルの代わりにホーン オブ ガンダールが活躍する。
盾と銃を構えれば殲滅速度は落ちるものの、さながら動く要塞のように移動回避と高い防御が実現できる。

INには物理耐性減少手段が無い為、物理特化系は不利に思ってしまう方も居るかもしれないが、
SO側に物理と相性のいいスキルが多数揃っている、INのスキルには物理型でもシナジーのあるものが多い、
他の属性に比べると物理は高い耐性を持つ敵が非常に少ない、アイテム-スキル変化も視野に入れればINは物理耐性減少手段が比較的多く用意されている等の理由から、
物理型ビルドのベースとしては決して悪くない。
両マスタリが幅広い武器種に対応しており、盾+片手武器、両手武器、二丁拳銃と様々なスタイルが取りやすいのも魅力と言える。

自動発動で攻撃能力と全ダメージを上昇させる一時バフを双方のマスタリーが持つ点にも注目。
INにはクリティカルダメージを大幅に強化する手段が有る為、基礎攻撃能力を或る程度確保すれば、
ファイティング スピリットデッドリー エイム という、一時バフ二段階発動からの高倍率クリティカル連発も可能。

ビルド研究が進んだ現在では、上記の 物理/刺突 系のビルド以外にも、エレメンタル系や火炎系等の特定装備を生かしたビルドが様々考案されており、高い評価を得ている。
最終形の装備依存度と入手難易度が非常に高いが、完成すればかなり高性能な為、それを目指してトレハンするのも楽しみ方のひとつである。

育成は大体何やっても強いので自由度がかなり高いが
迷ったら、両手近接武器使用によるフォースウェイブ連射(トレマー)型なら装備も比較的入手しやすくて楽で速い、というのは他のSO入りビルドと同様である。

Death Knight デス ナイト (SO+NE)

最前線を構築する高い攻防にヘルス変換が交わり、死を乗り越えたかの如き怒涛の活躍を行う。

ダメージタイプ系統については、物理型 / イーサー型 / 物理+イーサー型 / 生命力型…と豊富で、装備スタイルも幅広いビルドが考案されている。
物理+イーサー型については、優秀なレジェンダリーセット一式:クリーグの武装が、
各部位が各固定敵からのドロップになっていて、セット装備にしては(拡張AoM内では)比較的集めやすく、
このクラスの基本性能の高さも相俟って、初心者からでもエンドコンテンツまで安心して楽しめると評価されている。

スタンダードな 盾+片手近接武器スタイルでは、オーバーガードで カチカチに防御を固めつつ、
カデンツ の間に リーピングストライク を挟むことで高いヘルスを維持することが可能。
ベースダメージの大きい両手近接武器をカデンツブレイド アークでブン回すスタイルも強い。
ソルジャー(SO)は 攻撃能力増加/敵防御能力減少 のスキルを多数持つため、下手に守るよりもクリティカルを放ちつつ攻めたほうが安定しやすい事も多くなっている。

また、特定装備で片手遠隔武器を両手に装備可能にすれば、高い火力と耐久性を兼ね備えた物理二丁拳銃スタイルのビルドも構築できる。
このスタイルではアップデートで双方が貫通効果の有るWPSを持つようになったため、以前よりも殲滅力がアップしている。
拡張FG導入時限定では、ドレイン エッセンス報復ダメージの一部を乗せる(Rata)特定装備を使うと、
エンドコンテンツでも通用する 耐久性/範囲火力/回復力 を兼ね備えた報復型キャスタービルドも構築できる。*36

NE側のペット用スキルだけではなく、SO側の フィールド コマンドスクワッド タクティクス でもペット強化ができるため、
ペット特化ビルドや主従で共闘するハイブリッド型も構築可能なのだが、OCやSHとは違いペットの耐性や回復を確保する手段が乏しいため、
ペット向け資産がかなり充実していないと、高難易度になるにつれてペットは使い捨て気味になる事が多い。

育成段階では、盾持ちカデンツ型は資産とスキルポイントが充実しないと真価を発揮しにくく、対集団殲滅速度も伸ばしにくいため、
物理 or イーサー系の両手近接武器を使用したフォースウェイブ連射(トレマー)型や、
ラヴェナス アース を使用する生命力系キャスター型などがよく推奨される。

v1.1.9.7 では、安価に作れるランダム接辞付与クラフト専用ベルトの ストーンプレート ウェストガード に、
アップデートで [ソルジャー+1] [イーサー→物理 変換] が追加されたため、デスナイトで物理特化型ビルドを作る際には役立つ事があるだろう。

Warlord ウォーロード (SO+OK)

物理属性による攻撃/盾関連の強化/報復関連の強化 に高いシナジーを持つ組み合わせ。
物理/報復 方面に特化すると、トップクラスの高装甲ガチムチさを持ちながらも比較的高火力のビルドが構築可能で、
初心者からでもエンドコンテンツ攻略を目指しやすくなっている。

双方とも攻防両面での パッシブ/バフスキル が充実していて、攻撃速度や攻撃能力(OA)についてもマスタリースキルだけでもかなり稼ぎやすい。
また、盾のダメージも参照する移動攻撃スキルが二つ存在するため、メダル増強剤の付与スキルも合わせると、移動速度が遅くてもカバー出来る。
盾に関しては、シールドブロック率/ブロック回復時間/ブロックダメージ量 を最も強化可能なマスタリーの組み合わせとなっている。
どの型のビルドでも、攻撃を直接受ける事が多くなる傾向にあるため、被打時発動やブロック時発動のスキル類との相性が良い。
そういった 星座スキル/装備品の付与スキル 等を組み込んでいくと役に立つ。

基礎スペックが高いため 近接両手武器/二刀流/二丁拳銃 でも充分強いが、まずは「近接片手武器+盾」のスタイルでの物理型ビルドが構成しやすい。*37
メイン攻撃手段にはツリー内の攻防バフが強力な 正義の熱情 が良く採用されるが、SO側の武器攻撃スキルをメインにするスタイルでも構成可能。
また、盾を持って通常代替で殴る場合には、OKの シャタリング スマッシュ への強力なスキル変化の付いた装備を採用する事で大きなアドバンテージとなる。
OKの アイ オブ レコニング に関しては、スキルツリー内のダメージ属性が 物理/火炎/雷 にバラけていて、一発毎のスキルダメージも小さいため、
物理属性でフル活用するためには属性変換とアイテム-スキル変化が付いた装備に頼る面が多くなる。

報復特化型ビルドの場合は、SOの カウンター ストライク/メンヒルの防壁、OKの 美徳の存在ツリー/アセンション などで報復を強化した上で、
OKの 正義の熱情 にスキルツリー内の 応報 で報復ダメージの一部を追加(RAtA)して殴りつつ、*38
同じくRAtA可能な、OKの メンヒルの盾/SOの カウンター ストライク を併用する事が多い。

Pyromancer パイロマンサー (DE+OC)

火炎/カオス という得意属性に対するシナジーが、この二つのクラスを結びつけている。
簡単に火力を伸ばすことができるほか、CCも豊富な組み合わせなので、火炎/カオス 属性主体の二丁拳銃には最適な組み合わせ。
(闇炎の服装という専用セット装備もベースゲームから用意されている)
マスタリーとビルドの方向性的には火力は申し分ないが、ガチムチ系棒立ち防御適性はさほど高くない点には注意が必要。

DEのBWCツリーには強力な攻撃能力デバフがついているほか、敵の全耐性減少手段もサポートする。
これとテルミットマインとの組み合わせで、敵の カオス/火炎 耐性がさらに低下する。
ここに、OCのカースオブフレイルティーツリーのエレメンタル耐性減少と、
DEのフレイムタッチによる火炎ダメージ、OCのソレイルのウィッチファイアによる カオスダメージ/攻撃速度 が加わることで、両ビルドが火力を高められる。
射撃を主体にするDEにとっては、カースの減速効果は非常に頼もしく見えるだろう。

体格が伸び辛く打たれ弱くなりがちなOCからすれば、被弾時の危険性を和らげてくれるDEの防御スキルはとても貴重。
フラッシュバン による範囲CC+ファンブルや、ヴィンディクティヴ フレイム のヘルス再生+総合速度上昇、ブラスト シールド によるヘルス低下時の防御性能上昇 等。
DEの各種 デバフ/CC スキル群とフレイムタッチは本体のみならず、ペットもサポートしてくれるが、
使役できるペット数が少ない事などから、このクラスでのペットビルドは あまりメジャーではない。

Saboteur サバター (DE+NB)

DE/NB 共に攻防に優れたスキルが揃っており、お互いシナジーする部分は多い。
DEメインの 二丁拳銃/爆弾魔 ビルド、NBメインの二刀流ビルド など、多くのビルドタイプに対応しており、
Lv1でも仕事をする スタンジャックスリングオブスチール などのCCもあるので、意外とかゆいところに手が届く。

フレイムタッチツリーニューマチック バーストで攻撃能力、ヴィンディクティヴフレイムニューマチック バーストでヘルス再生と総合速度、
どれも重要な要素をマスタリースキルだけでも それぞれかなり増強しやすいというのは大きな利点。

近接ビルドの場合は、チャージ無しで最大効果が出る通常代替スキルであるファイア ストライクのダメージを、
NBが持つ複数の二刀流WPSで強化できる点も大きな特徴。
また、以前はエンドコンテンツでの強敵集団に近接ビルドで殴りこむにはディフェンス面に やや不安が有ったが、
現在ではNBのデュアル ブレイズで得られる物理耐性や、ウルズインの怒りによるADCtHを活用などでフォロー可能となっている。

双方のマスタリーが得意とする属性は DE=火炎/雷 と NB=冷気/刺突 で一見噛み合いにくいように見えるが、
火炎と冷気を同時に扱うような場合には、武器セット:オルタス&ネックス や 装飾品セット:エレメンタル バランス がベースゲームから存在するほかに、
拡張DLC導入時は ナマディアズ ホーン(AoM) / ゲイルスライシズ マーク(FG) などをはじめとした、
DE/NB 両方のスキルボーナスや、火炎/冷気 をどちらかに寄せて強化するアイテム-スキル変化の付いた装備や、
使用属性を問わず高い防御性能を持つ汎用的防具セット:シャッタード ガーディアン(FG)、
サバターを火炎に寄せる強力な防具セット:エンバーズ コーリング(FG) などが追加されるため、
現在では両クラスの長所を活かした高い殲滅力を発揮できるビルドが構築可能となっている。

Sorcerer/Sorceress ソーサラー/ソーサレス (DE+AR)

火炎と雷の出力に高いシナジーを持つ属性攻撃特化クラス。
どちらも火と雷をバランス良く利用し、そして強化できるビルドなので無駄なくダメージを伸ばしていけるほか、
DE全ビルドに共通した泣き所であるエナジー消費の問題をARが解決し、AR側は貧弱な装甲をDEで解決……するのではなく、むしろもっと火力を高めて殺られる前に殺ることができる。
属性攻撃ビルドの場合、ARの イナー フォーカス による攻撃能力と精神値の上昇は非常に効果が高い。
属性ダメージに夢を見る火力大好き野郎なら是非構築してみたい。

また、防御面に関しても ARの メイヴェンのスフィア オブ プロテクションツリーで被ダメージの割合吸収+CC耐性確保、エレオクテスの鏡で緊急回避、
DEの ヴィンディクティヴ フレイム でヘルス再生量強化、ブラスト シールドでヘルス低下時のピンチを凌ぐなど、
重要なスキルにポイントを適切に投入する事で確保可能となっている。

現在のソーサラーでの主流ビルドとしてよく見られるのは火炎特化型。

[火炎特化型についての詳細:]

[火炎特化型についての詳細:]
キャスター型の場合は、DEの ブラックウォーター カクテル、ARの キャリドアのテンペスト/デヴァステイション あたりがよく使われる。
火炎特化型でARのスキルをメインに使う場合は、スキルダメージに混じっているイーサーを火炎に属性変換する装備があるとダメージを伸ばしやすくなる。
また、アップデートで DEの キャニスター ボム/モーター トラップ の使い勝手が非常に向上したため、これらに特化したビルドも人気。
火炎系の遠隔コンポーネントスキルをマスタリースキルのCDを埋める通常攻撃代わりに使うのもよい。

  • 使用スキルの系統的には火炎ダメージ補正(+%)だけではなくて、燃焼ダメージ補正(+%)や燃焼持続時間を伸ばすというのも有効。
    複数スキルの持つ燃焼をスタックさせていく、いわゆるDoT特化のようなビルドも可能。

武器攻撃型の場合は、火炎系遠隔武器で DEの ファイア ストライク をメインにするのが最適。
こちらの場合はフレイムタッチで火炎フラット(実数)ダメージと火炎ダメージ補正(+%)を強化すると共に、
星座/防具/コンポネ 等で火炎フラット(実数)ダメージを更に積むのも有効。(これらの実数ダメージは武器ダメージに追加されるため)

いずれの型でもDEの テルミット マイン は敵の火炎耐性を大幅に減少させるため強力。(同じカテゴリ内で耐性減少効果を加算可能なBカテゴリ)
オレクスラのフラッシュ フリーズでも、敵を凍結させながら強烈な火炎耐性減少効果を与える事ができるが、
こちらは高難易度になるにつれてボス系全般や特定の敵には効かなくなるため、終盤では使用スキルポイントと要相談といった感じになる。

資産やスキルが揃わずディフェンス面がいまいち...と感じる段階では、キャスター型/武器攻撃型 どちらの場合も、各種スキルに 火炎/エレメンタル 攻撃系の星座スキル をアサインして、
ブラックウォーター カクテルツリーのデバフ(+耐性減少) や フラッシュバンツリーの CC/デバフ/ファンブル を有効に使いながら、強敵相手には距離を取りつつ戦うといいだろう。

火炎特化型で属性的に有効でよく使われる星座スキルはこのあたり。

ほかには、ヘルファイア マインのイーサー耐性減少効果を活かしたイーサー型ビルドも可能。
射撃ビルドの場合はイーサー型ファイア ストライクに向いた装備の種類は少な目だが、
キャスタービルドの場合はイーサー レイ向きの装備が豊富で入手しやすくなっている。

Elementalist エレメンタリスト (DE+SH)

火炎/雷 に対するシナジーの高いクラス。
火炎/雷 を得意とするDE + 雷を得意とするSH の組み合わせで、両方のマスタリーに効果加算可能なエレメンタル耐性減少手段有り。

よく構成されるビルド傾向としては、近接/遠隔 両手武器攻撃型、二丁拳銃、ストーム トーテムモーター トラップ設置型、火炎瓶&爆弾類投擲キャスター など。
両方のマスタリーに多彩な攻撃スキルがあるため、非常に色々な事ができる。

サポート系のスキルに目を向けると、SHとしては、DEが持つ フレイムタッチ がとにかく便利。
近接/遠距離/召喚物 の全ビルドで機能するほか、必要マスタリLvが安いのも長所。
ヴィンディクティブフレイム の速度強化も強力で、近接型ならサブツリーも含めて反撃スキルも役に立つ。
DEとしては、SHが持つ モグドロゲンズパクト による ヘルス/エナジー 再生強化が非常に頼りになるほか、
高い減速効果を持つ グラスピングヴァインズ のおかげで遠距離職の安定性も格段に増す。

武器攻撃を使用する場合、通常代替スキルとしては、サヴィジリィファイア ストライク が競合するが、メインソースが火か雷かで使い分ければOK。
一応SHがメインでも、ファイア ストライク型のほうが単発火力は高くなるが、サヴィジリィを使用する方がチャージ中のバフ効果を得られる利点はある。
通常代替スキルではなく、近接/遠隔 両手武器を装備して プライマル ストライク をメインにしたビルドも可能。
特に育成中や防具が揃わない内などは、雷ライフルマンスタイルにすると耐久力が少々低くとも高い範囲火力でサクサクと進める事ができる。

武器攻撃以外では、本体は フラッシュバン や 火炎瓶&爆弾類 を投げながら、
ウィンド デビルストーム トーテム にアサインした星座スキルに任せて逃げ回る...という狡いビルドも可能で、これが中々強い。
時間は掛かるが、一部の危険なスーパーボスを比較的安全に倒せるような構成も可能。

ヘルス回復手段としては、バージョンアップにより ヘルス再生全般が大幅に強化されているため、
このクラスでは ヴィンディクティヴ フレイムモグドロゲンズ パクト/ハート オブ ザ ワイルド を軸としてのヘルス再生特化型のビルドも構築しやすくなっている。*39

Purifier ピュリファイア (DE+IN)

それぞれの得意分野である遠距離武器攻撃に対するシナジーがとてつもなく高い。
特に、火炎系遠距離ビルドであれば 二丁拳銃 / 片手銃+盾 / 両手遠隔武器 どのスタイルを選んでも高い性能を発揮できる。また、INの懲戒のオーラ とも非常に高いシナジーを持つ。

通常代替スキルであるデモリッショニストの ファイア ストライク(FS) を使用時に、FSの武器ダメージ等がINの各種WPSに参照される点が嬉しく、
更に、(INのスキルページに詳細が書かれているが)ストーム スプレッドなどで、FSの 爆風/散弾 までも重複するため、通常射撃の性能がガッツリ上がる。
また、双方のマスタリーに 自攻撃能力の強化手段/敵防御能力の低下手段/攻撃速度の上昇手段 が有るため、攻撃性能の面で苦労する事は少ない。
特にエレメンタル系統の二丁拳銃ビルドをやりたい場合には、現時点で最も適性が高いマスタリーの組み合わせと思われる。
スキルポイントをうまく配分して、双方のマスタリーが持つ バフ/サポート スキルや豊富なCCを活用する事ができれば防御面でも安定するだろう。

INが得意な刺突に関しては、デフォルト状態のDEスキルでは テンパーキャニスター ボム 程度しかシナジーは無いが、
ファイア ストライクツリーの射撃への適正が非常に高いため、装甲貫通率の高い銃と、エレメンタル系ダメージを刺突ダメージに属性変換するような装備を揃えて、
INの持つWPSや デス センテンス / ホーン オブ ガンダール / 信念のオーラ あたりと組み合わせる事で、強力な刺突射撃型ピュリファイアも構築することができる。

Defiler ディファイラー (DE+NE)

少々扱いの難しいクラス。
それぞれのマスタリーが得意とする属性(DE: 火炎/雷、NE: イーサー/生命力)について、あまり相互にシナジーが存在しないため、
属性変換アイテム-スキル変化の付いた装備などを使わない場合は、どちらかの得意分野をメインに育てて、片方はサブ扱い+装備/星座 で補強する形となるだろう。

シンプルに組むならそれぞれの得意な火炎+生命型であり、装備はブレーズハート、拡張FG で導入される病害卿セット、
コンポーネントはキルリアンの粉砕した魂といったものが用意されている。
ただしこの属性同士の組み合わせは、対応したアイテムの絶対数=ビルドの幅に乏しいという難点がある。
属性変換を使うとビルドのバリエーションがだいぶ広がり、
この機能が付いた装備を活用して[火炎/生命力/イーサー/物理] のいずれかに寄せるビルドも考案されている。
但し、いずれのビルドも特定の装備への依存度が高く、それらがあってはじめて両マスタリーにシナジーが生まれるという点は共通している。
最終的な性能の天井は他のクラスに引けを取らないが、こうした装備がない素の状態でのシナジーの薄さから、
装備資産の乏しい初級者のうちに選ぶと苦労する場面が多いクラスだろう。

火力面では、属性変換装備で どちらかの得意属性に思い切り寄せた場合には意外とグーンと伸ばしやすいが、
一時的なダメージ吸収スキルが発動していない時の素のディフェンス面は結構確保しにくい傾向に有る点は覚えておいて頂きたい。
(物理系方向に向かうと、星座/装備 類の傾向から幾分確保しやすくはなる)
育成の段階でも属性面におけるシナジーの薄さがネックになりやすいが、
冷気・生命を火炎に寄せられるリフトクロウスライサーなど、いくつかのディファイラー向け装備が用意されているため利用していきたい。
すこし変わったビルドでは、DEのフレイム タッチツリーやCCスキルでNEのスケルトン軍団をサポートするペットビルド というのも可能で、*40
メインキャンペーン内程度ならば最高難易度でも充分にやれる。ただしシャッタードレルムのようなエンドコンテンツでは骨軍団が耐久力不足気味になる。

Shieldbreaker シールドブレイカー (DE+OK)

このマスタリーの組み合わせでシナジーが最も強く発揮されるのは火炎属性ビルド。
火炎属性を生かす 攻撃スキル/バフスキル/耐性減少スキル が双方に存在し、遠近武器攻撃型/キャスター型 どちらでも比較的容易に構成可能。
ただし、優秀なスキルが双方に多い為、取得スキルはある程度方向性を定めていかないとポイントが不足して中途半端になりがちな面もある。

攻撃スタイルとしては、
双方が持つ通常代替スキルのどちらかで撃つ殴るもよし、メンヒルの盾/ブラックウォーター カクテル/キャニスター ボム などを投げまくるもよし、
モーター トラップサモン ガーディアン オブ エンピリオン に任せて逃げ回る卑怯ビルドも可能。

火炎属性を含む攻撃スキルが豊富なクラスではあるが、それらには必ず物理や刺突、カオス等のダメージも多く含まれるため、
十分なダメージを出すには複数属性のダメージボーナスを持った装備の入手か、属性変換による攻撃属性の整理が必要となる。
幸い両マスタリーのスキルには、比較的入手しやすい属性変換持ちの装備が複数用意されているため、
属性変換を絡めるビルドとしては育成難度や要求資産のハードルは低いと言える。

[入手しやすい属性変換装備一例:]

[入手しやすい属性変換装備一例:]
サービターズクリーバー: 正義の熱情 物理→火炎
大型の虫のような外見をしたクトーン系の敵からドロップ。
スキルボーナスも殴り系シールドブレイカーにマッチしており使いやすい。

ザースゼーランズコデックス: ブラックウォーターカクテル カオス→火炎
Act2、苦悶の階段にいるザースゼーランからドロップ。
ボスからのドロップだが、育成の比較的早い段階で手に入れることができる。

モルテンクロウスライサー: キャニスターボム 物理→火炎
拡張FGエリアの後半等に出現する、赤い肉食恐竜のような外見の敵からドロップ。
物理属性だけでなく、刺突属性も一部を火炎に変換できる。
一部残る刺突がもったいない感もあるが、育成段階でモブを蹴散らす程度ならこれでも十分な性能。

ウグデンボーグ フレイムスロワー: グレネイド 物理→火炎 サモン ガーディアン オブ エンピリオン 物理→火炎
拡張AoMエリアに多く出現する巨大な切株型の敵からドロップする。
またローグライクダンジョン「古代の森」にいる商人からも購入可能。
後者は商人のいる場所まで辿り着ければ購入はできるので、ダンジョンボスを倒すのは厳しいキャラでも入手は問題ない。
ダンジョン内の扉をくぐってエリアを切り替える事で接辞の厳選も容易。
2つのスキルを100%火炎化する上に火炎耐性減少能力まで付き、非常に頼もしい。

どちらのマスタリーも自前のスキルで 物理/火炎 の報復ダメージを上乗せでき、
RAtA効果の付いた攻撃スキルを持っている事から、報復系ビルドとの相性も良い。
両マスタリーの特性上、防御能力や装甲値総量はある程度以上高い値にしづらい事、
遠近問わず強力なファンブルを付与するシーリングライトを持つ事などから、
ガチガチの殴り合いで直接報復を返すよりも、やや引き気味に立ち回りつつ報復ダメージの乗った攻撃を打ち込むようなビルドへの適性が高い。

 

ヘルスの回復面では武器攻撃によるADCtH以外にも、ヴィンディクティヴ フレイム を生かしたヘルス再生強化型にもできる。
更に ブラスト シールド/美徳の存在ツリー 等で基本的な生存性も確保できるが、
「割合でのダメージ吸収手段」を持たないため、高難易度での飛び抜けて分母の大きな攻撃には意外と脆い点には注意が必要。
近接型ビルドにする場合、エンドコンテンツでは「敵ダメージの割合減少デバフ」の使用や、装甲/耐性 の強化などに気を使う方が良い。


Witch Hunter ウィッチ ハンター (OC+NB)

ペラッペラの体格でダメージ出力を目指す攻撃的なビルド。
最もシナジーの高い毒酸以外では、生命力/冷気/出血 でも戦える。
毒酸/冷気 については、OC/NB 両方のマスタリーが効果加算可能な耐性減少手段 ヴァルネラビリティ/ナイツ チル を持つ。
双方の各種バフから得られる属性耐性が多彩で、稼ぎにくい物理耐性も多目にフォローできるため、*41
スキルポイントを犠牲にして防具の選択肢をかなり広めることができる。
ヘルス再生についても、双方に強化バフがあるため、関連星座などと組み合わせると かなりの再生量になる。

毒酸型ビルドを構成する場合、NB側では 刺突/冷気 ビルドではあまり使われない ニダラのジャストファイアブル エンズ / マーシレス レペトワー が活躍。
二刀流で殴る場合にはニダラのヒドゥンハンドも役に立つ。
OC側では、ドリーグの血ツリー と 排他スキル: ポゼッション の強化が非常に重要。
また、NBには星座スキルのアサイン先になる持続式スキルが少ないため、OCの ブラディポックス がかなり助かる。
二刀流で殴る以外では、OCの ドリーグの邪眼 が有力なダメージソースになる。
低レベル帯からも入手が容易なアイテム-スキル変化の付いた装備で育成しやすく、
高レベル帯では拡張 AoM/FG で追加される邪眼専用装備を集めると、非常に高火力なビルドも可能。

OCの 生命力/カオス 強化成分とNBの二刀成分を使って「生命力/カオス 属性の武器」を使う二刀流近接型も出来るが、この場合は装備依存度が高くなる傾向にある。
NBが得意な 刺突/冷気 をメインにする場合は、OC側はサブ扱いの形になる。

ウィッチハンターは傾向的に二刀流の近接攻撃型では装甲やヘルス量の面で脆くなりがちだが、
ベースゲームでは 毒刃の盟約 という毒酸二刀ウィッチハンター向けの優秀なセット装備があり(拡張AoMで上位セットも追加される)、
拡張FGを導入すると、毒酸型でも使える防御性能に優れた汎用的なセット装備 シャッタード ガーディアン が追加されるほか、
カオス二刀流用には破壊的攻撃力によるADCtHで生存性が高くなる ラー'ズィンの苦悶 という超強力なセット装備も追加されるため、
最終的にこれらを入手する事を目指して頑張ってみるのもよいだろう。

 

また、フレネティックスロウCDを0にした ファンタズマル ブレイズ を投げまくる 生命/出血 ナイフビルドもある。
こちらはOC側のスキルで手軽にダメージが伸ばせるほか、キャスターとしての引き撃ち気味の立ち回りで安定可能な意外な安牌。
エナジー消費問題さえクリアできれば、かなりの瞬間火力を出す事も可能。
防御面に要求される性能も二刀流の近接攻撃型に比べると低目で済む場面が多いため、エンドコンテンツにも挑みやすい

Warlock ウォーロック (OC+AR)

火力を伸ばしやすい純キャスタータイプのマスタリー同士の組み合わせ。
豊富なCCと持ち前の高い精神値から来る高火力を発揮する事でメインキャンペーンをどんどん進めていける。
イナーフォーカスで攻撃能力を上げ、遠距離型の戦闘スタイルを組むのが主となるだろう。
OC寄りに準ペットもできなくはないが、やはりカンジュラー(SH+OC)やカバリスト(OC+NE)等の純ペットビルドには見劣りする。

素直にマスタリー適性通りの方向の 装備/星座 だけで組むと、ヘルス/防御能力/装甲 あたりが極端に低くなる傾向のため、
防御面も意識しておかないと拡張AoM導入時の最高難易度Act5以降で苦戦する場面が有る点には注意。
ただし、ドリーグの血 / シジル オブ コンサンプション によるヘルス維持や物理耐性の確保、
メイヴェンのスフィア オブ プロテクションポゼッション による割合でのダメージ軽減、
ナリフィケイションによるデバフ解除、エレオクテスの鏡による緊急回避 など生存性向上スキルも多種持つため、
現在ではレアリティの高い装備が揃うと、特殊なスーパーボス相手にフェイスタンクが出来るようなビルド構成も可能。

共に通常代替やWPSを持たず武器攻撃はあまり得意でない組み合わせのため、特定のレア装備類が揃うまでは、
OCのヴァルネラビリティで敵のエレメンタル耐性を下げて、ARの各種エレメンタル系攻撃アクティブスキルを主力に戦うか、
アルブレヒトのイーサー レイが強力なので、Act3で入手可能なパルシング シャードが装備できると、これ一本での育成も可能。
他には、OCのシジル オブ コンサンプションドゥーム ボルトなどで 生命力+カオス に特化して、ARはサブ扱いにするなど。
OCメインの生命力型の場合は(AR+NE用ではあるが)ARのデヴァステイションを生命力化するMIアミュレットもベースゲーム部分のAct3で入手しやすくなっているので、
スキルポイントに余裕が出てくると併用する事もできる。(※デヴァステイションが最高Tierにあるため、OCのポゼッションと併用するには両マスタリーをLv50まで上げる必要あり)
注意点としては イーサー/カオス を主力にする場合は双方のマスタリースキルにデフォルトで耐性減少手段が一切無いため、
星座スキルによる敵の耐性減少に加えて、高難易度では装備の付与スキル や アイテム-スキル変化 による耐性減少も必要となってくる。

 

ウォーロック向けの特定レア装備類に目を向ける場合では、以前は「イーサーカオス」という水と油のキワモノスタイルを目指すための「千里眼セット」という逸品が有ったが、
現在はバージョンアップによりセットの方向性が「イーサー+生命力」にシフトしている。
OCには生命力をサポートする要素が耐性減少含めて一通り揃っている事と、セット自体が非常に優秀に調整されているため、
アルブレヒトのイーサー レイを主力にした高火力ビルドで良く使用されている。
OCが入っていると、ついついカオスの方角だけを向いてしまう人には、
テインテッド パワーで カオス/生命 に染めたアルブレヒトのイーサー レイを最大限に生かす「黒炎の誓約セット」という装備も用意されている。カオスビームに全てを賭けたい方にはおすすめ。
また、拡張AoM導入時に追加される要求Lv94の「トロザンの空裂き」セットはARのトロザンのスカイ シャードへのサポートに加えて、
OCのシジル オブ コンサプション[冷気+雷] に完全変換して強化する効果を提供するため、入手できると高火力と高回復力を持つ強力なビルドが構築可能。

Conjurer カンジュラー (OC+SH)

両方にペット召喚とペットをサポートするスキルを持ち、ペットビルドへの適正が非常に高いクラス。
ファミリア/ヘルハウンド/ブライアソーン/プライマルスピリット に召喚装備を合わせれば一人大軍団が結成できる。
また、OC/SH 両方のバフスキル効果によってペットと同時に本体を非常に頑丈にすることも可能なため、
ペットビルドでエンドコンテンツ攻略を目指す際には、このクラスが選択される事が多い。
ただし、ペット関係は装備依存度が高く、スキルポイントを大量に使うため、完成が遅く+スキルの取捨選択を迫られることがしばしばある。

 

また、ペット以外も幅広いビルド構成が可能。
生命力/出血/エレメンタル に対する効果加算可能な耐性減少手段が両方のマスタリーにあるため、これらに特化させてもよく、
SH側に防御系スキルを任せておいて、OC側で毒酸を伸ばしていくのも悪くない。

キャスター型の場合には、デヴァウリング スウォームカースオブフレイルティーツリーによる耐性減少を軸にした 生命力/出血 方面では、
SH:グラスピング ヴァインズ/コラプテッド ストーム/ウェンディゴトーテム
OC:ブラディ ポックス/シジルオブコンサンプション
と豊富な 攻撃/回復 手段が揃っているほか、[毒酸→生命力] の属性変換でドリーグの邪眼を生命力に寄せるビルドもある。
また、エレメンタル型では ウィンドデビル/ストームトーテム を多重展開してDoT蓄積と星座スキル発動を重視するような構成も可能となっている。

武器による攻撃をメインにする場合は、単体での完結性が高く扱いやすい プライマルストライク をSHの得意な雷系両手遠隔武器で使用すると、
両マスタリーが持つエレメンタル耐性減少とカースオブフレイルティーによる広範囲への減速がマッチし、
組みやすさの割に高い殲滅力を実現できるため、トレハンが快適な雷型射撃ビルドとしてお勧めされる事が多い。
また、耐性減少の豊富さを活用して、ウェンディゴトーテム で回復しながら、生命力系の両手武器をサヴィジリィで振り回す近接タンク型も可能。
拡張AoM導入時に追加される、カバリスト(OC+NE)で使われる事の多い闇き者の賜物セットにはSHのスキルへのサポートも付いているため、
これとワイルドハート ヴァンガードセットをミキシングした非常に生存力の高い生命力+出血型カンジュラーなども考案されている。

Deceiver デシーヴァー (OC+IN)

[毒酸/生命力/出血/カオス] が得意なOCと、[刺突/エレメンタル/カオス] が得意なINの組み合わせ。

攻撃面では、双方のマスタリーどちらにも、防御能力を低下させるスキルと、持続式/多段ヒット系の攻撃スキルが存在するため、
ドリーグの血デッドリー エイムによる高い攻撃能力を生かして、クリティカルダメージを頻繁に与えることが可能。
防御面では、ヴィガーによるヘルスの確保や、インクィジター シールによるダメージの実数吸収に加えて、
自前で [イーサー/カオス/生命力/毒酸/物理] と豊富な耐性を確保可能であったり、両マスタリーとも防御的要素の有る排他スキルを持つなど、
実際の所かなり多岐に渡って恵まれているため、耐久力の高いビルド構築も可能である。

 

どの属性をメインに扱う事ができるかを、まずは アイテム-スキル変化属性変換の付いた装備等に依存しない状態で見ると、

  • INが豊富なエレメンタル系の攻撃手段と強力な懲戒のオーラを持ち、OCがヴァルネラビリティでエレメンタル耐性減少効果を持つため、
    IN寄りのエレメンタル(火炎/冷気/雷)系が序盤からビルド構築しやすい。
    どちらのマスタリーも通常攻撃代わりに使える攻撃スキルを持たないため、コンポーネントなどから付与される攻撃スキルを通常攻撃代わりに、
    IN側の ワード オブ ペイン や二種類のルーンを扱うキャスター型で育成される事が多い。
 

アイテム-スキル変化属性変換の付いた装備までを視野に入れた場合は、
このクラスに利用できる装備の種類が豊富なため、他とは違ったビルドを組める魅力も持っている。
十分に MI/エピック/レジェンダリー 装備を集めたなら、これらを利用してビルドしてみるのも面白い。
(ただし、このクラスに限らずであるが、スキル変化や属性変換を主眼とするビルドは装備要求が非常にシビアになる場合がある点には初心者は要注意)

[アイテム-スキル変化による属性変換を使用する詳細な例:]

[アイテム-スキル変化による属性変換を使用する詳細な例:]

また、ドリーグの血ワード オブ リニューアルという2種類の範囲ヒールを持つ組み合わせでもある。
マルチプレイでヒーラーとして立ち回れる……かもしれない。

Cabalist カバリスト (OC+NE)

生命力/毒酸/ペット という色んな得意分野を重ね合わせたクラス。
両方のマスタリーが各ダメージ補正を増加させやすい上、アクティブな回復/耐性減少/ヘルス増加 と様々なスキルが詰め込まれている。

得意属性の攻撃スキルに デバフ/CC が一体となるスキルが多い事も特徴。
生命力ならばウェイスティングブラッド ボイルで敵の攻撃能力をボロボロにできるし、
毒酸ならばテリファイング ゲイズで相手を散らせつつ、
生命力/毒酸 の双方でラヴェナス アースツリー後続のディケイによるダメージ減少が期待できる。

 

ペットビルドの場合は、ヘルス増加/総合速度強化/各種ダメージ増加 のバフをもちつつ、数も多い上に十分な 毒酸/生命力/物理 耐性の確保が可能。
CDの短い攻撃系星座スキルをレイズ スケルトンズ達にアサインする事で、数の暴力により高難易度のボス系ですら瞬殺できるビルドも存在している。

  • ただし、スケルトンをメインにしたペットカバリストの場合は、ご主人様とペットの両方ともペットカンジュラー(OC+SH)ほどの防御性能は得にくく、
    特に装備資産が少ない段階では、減ったスケルトンをどんどん補充しながら火力を楽しむようなスタイルになる事が多いため、
    「安定して死ににくいペットに大体全部任せておきたい」というプレイヤーには不向きな事がある。

また、アンステイブル アノマリーにより 時限化/CD 短縮したサモン ブライト フィーンドを連続召喚し続ける事で、
非常に安定した壁役兼火力ペットによるターゲット確保と火力を両立したビルドも評判が高い。

 

ネクロマンサーのラヴェナス アースを主軸とするビルドについては、
そもそもスキル自体が双方のマスタリーとのシナジーが高い上に、CDの短めな多段ヒット型のAoEで強力 且つ、
序盤から終盤まで、安定して入手しやすいボーンスパイクで手軽に強化が可能である。

  • 装備依存度が高くなってしまう話ではあるが、
    「どうぞカバリストでラヴェナス アースをお使い下さい」と用意されている、最終装備候補の闇き者の賜物セットは、
    各部位が各固定敵からのドロップ 且つ、ドロップ率も高目に設定されている為、
    (入手可能となるのは本編最高難易度のAct6終盤隠しエリアで敵も強いが)セット装備にしては比較的集めやすくなっている。

上記以外のスタイルを取るとしても、ネクロマンサーのハービンジャー オブ ソウルズを使用して、
攻撃ダメージヘルス変換(ADCtH)を使いこなせば武器攻撃型ビルドでも問題ないため、非常に夢のあるクラス。

Sentinel センチネル (OC+OK)

毒酸/物理/火炎 と 生命力/出血 にシナジーの有るマスタリーの組み合わせ。
近接武器で攻撃してもよいし、遠隔スキルやDoTに特化する事も出来る多芸さを持つ。
双方のマスタリーが上記のどの属性についても ダメージ出力/耐性減少 の手段を持つ為、装備や星座の自由度は高くなる。

注意点としては、バフスキルで OA/火力 と 毒酸/カオス/生命力/物理 等の耐性 は確保しやすいが、
OC側の体格が伸びにくいため、DA/ヘルス量 は意識しないと低くなりがち。
また、双方のマスタリーに優秀なスキルが多い分だけ目移りしやすくなるが、或る程度使う種類を絞っていかないとスキルポイントの配分が厳しくなってくる。

毒酸型ビルドについては、双方の攻防両面のシナジーが濃く交わり、特に構成しやすい傾向に有る。

[補足:]

[補足:]

生命力型ビルドにする場合、シジル オブ コンサンプション や生命力ダメージを与える星座スキルのADCtH安息所の治癒効果向上で強化することで耐久力が高まる。
OK側の攻撃スキルは属性変換が必要だが、100% 変換するアイテム-スキル変化が多くあるので、そちらを利用するとよい。

物理/火炎 型ビルド にした場合は、OK側のスキルをメインとした武器攻撃に傾くような形となる。
出血 に関してはデフォルトではダメージソースが少な目のため、
アイテム-スキル変化 の付いた装備を使うか、OCの ブラディ ポックス 特化でもしない限りはサブ属性扱いになりがち。

OCの得意な カオス に関しては、デフォルトでは OKの側に特にシナジーが無い事と、双方が耐性減少手段を持たない事から、
アイテム-スキル変化 の付いた装備資産が無い場合には、少しメイン属性には選び辛いかもしれない。

OKの得意な報復型のビルドにした場合には、稼ぎやすい 物理/酸 両方の報復を有効活用しやすい。
RAtA効果の付いた攻撃スキルもあるため、ADCtHによるヘルス回復も可能。
同じOCを含む報復型でも、ウィッチブレイド(OC+SO)に比べるとディフェンス面では少々劣るため、
高難易度のエンドコンテンツでボス系に常時殴られるには少し不安が出てくるかもしれないが、
特定のセット装備等を採用して上手く使う事が出来ればカバーは可能。
報復による殲滅速度を上げる為のフィーバード レイジ採用は、手持ち装備資産やビルド性能と要相談。

Spellbreaker スペルブレイカー (NB+AR)

NBとARに共通する攻撃属性は、冷気。
柔らかいが火力は高い、うまく立ち回ることで被害を抑えつつ倒す、そんなテクニカルなビルドになる事が多い。

NBメインの場合は、近接向き。
二刀流WPSで攻撃するか、シャドウストライクをメインのダメージソースとするのがいい。
短時間のバフながら武器ダメージを大きく強化するリーサルアサルトが有効。
ARメインの場合は、キャスター向き。
トロザンのスカイシャードと冷気系の装備付与スキルを併用したり、ほかのアクティブスキルを属性変換装備で冷気に寄せて使うなど。
(装備による属性変換以外にも、スターパクトではARの攻撃スキルいくつかに含まれるイーサーをある程度の割合で冷気に属性変換可能)

近接型/キャスター型 いずれの場合にも、メイヴェンのスフィア オブ プロテクションツリー / ベール オブ シャドウツリー / ニューマチック バーストツリー が役に立つ。
また、冷気を強化しつつ全てのスキル*42CDRできるARの排他スキル スターパクト を伸ばして、
エレオクテスの鏡ブレイドバリア という二つの一時無敵スキル、
ニューマチック バーストと星座スキルによる回復、CDが有る攻撃スキル などの使用頻度を上げるという手法がよく使われる。
特に育成時は ナイツチル / フラッシュフリーズ / スターパクト を大きく伸ばすとサクサクと進める事ができる。

ゲームバランス的な注意点としては、拡張AoMまではそれほど顕著ではないが、
拡張FG導入時、特にエンドコンテンツではビルドやクラスを問わず極端な高ダメージを受ける場面が多く、
元々タンク適正が低目の当クラスで安定クリアを求める場合はビルド構成が限定されがちになり、それ用の装備資産も必要になる。

Trickster トリックスター (NB+SH)

どちらも武器攻撃を得意とするクラスだが、片や二刀流、片や両手武器が得意という事で武器攻撃スキルの融通性が低い。
選ぶ装備によってどちらかがメイン、どちらかがサブとはっきりした形になりやすい。
スタンダードに殴るビルドではサヴィジリィがメイン攻撃になり、
そこから NBの二刀流用WPSを活用するスタイル または SHの両手武器用WPSを活用するスタイル に分かれるが、
ニューマチックバースト / ハートオブザワイルド / ウェンディゴトーテム などのサポートスキルはいずれの場合も役に立つ。

メイン攻撃属性としては 雷or冷気 のほか、刺突or生命力 に出血をプラス など。
いずれの場合も、特に高難易度では 両マスタリーでバラけている各スキルのダメージ属性をまとめるために属性変換の付いた装備がよく使われる。

  • 雷については、SHに ダメージソース/強化/耐性減少手段が有り、NBは強化手段がほんのり有る程度。
  • 冷気については、NBに ダメージソース/強化/耐性減少手段が有り、SHに耐性減少手段が有る。
  • 刺突については、NBに ダメージソース/強化/耐性減少手段が有り、SHにはシナジーが殆ど無い。
  • 生命力については、NBにはファンタズマルブレイズを生命力化して連射可能とするフレネティック スロウが有り、
    SHのデヴァウリング スウォームが持つ耐性減少効果とのシナジーが非常に高い。
    連射型の場合は詠唱速度増加やエナジー再生のために詠唱者用オフハンドを装備するケースが多くなるが、
    両手武器でのファンタズマルブレイズは威力が高めとなる。
  • 出血については、双方のマスタリーに ダメージソース/強化手段 が有り、SHに出血耐性減少手段が有る。
    冷気+出血 や 雷+出血 を推す装備も一部存在しているが、*43
    それ以外では装備類の問題から NBの得意な刺突 or SHの得意な生命力 と併用する事が多くなるだろう。
    ブレイド スピリット が仕様変更で最大召喚数が二(三)体になった為、
    これを沢山召喚して、各個体からの出血DoTを敵に対して累積させていたタイプのビルドはパワーダウンしてしまったが、
    時限式から常駐式に変わった点では、本体がメインにダメージ出力するビルドでの補助や星座スキル係としての使い易さとしては向上した。


Infiltrator インフィルトレイター (NB+IN)

刺突と冷気に高いシナジーを持つマスタリーの組み合わせ。
両属性とも双方のマスタリーに耐性減少手段と豊富なダメージ出力手段が存在するため、どちらを使用しても充分な火力が得られる。
刺突であれば高い狡猾から追加のダメージボーナスが得られる点にも注目。

マスタリースキル上には、二丁拳銃ツリーと二刀流ツリーが存在するが、発動条件に 遠隔武器 or 近接武器の縛りがある事と、
どちらのツリーもある程度ポイントを振らないと発動しにくいため、Wキーによる武器変更などで両方を併用するようなことは難しい。
現在のビルド例では 刺突/冷気 どちらかに特化した二刀流スタイルが多く見られる。

冷気型では、INの バイティング コールド で敵の防御能力を大きく下げる事で、
INの デッドリー エイム / アルケイン エンパワーメント で得られる強烈なクリティカルダメージ補正を生かした火力特化型ロマンビルドが実現可能。
ハガラッドのルーンエクセキューション のクリティカルヒット時の破壊力等は折り紙付き。
更に、懲戒のオーラナイツ チル という2種類のオーラスキルを併用すると、
立っているだけでも、周囲の エレメンタル/冷気 の耐性を大きく減少させるという反則的な火力ブーストが掛かる(しかもダメージまで毎秒入れてしまう)。

刺突型でも デュアル ブレイズ / ナイツ チル / デス センテンス / ホーン オブ ガンダール / 信念のオーラ といったスキル群で優秀なビルドが構成できる。

いずれの場合も、ニューマチック バーストで攻撃能力を上げ、デッドリー エイムで増幅させれば、
ブリザード / アサシンのマーク などのクリティカル時発動の星座スキルも安定するだろう。

ディフェンス面では、マスタリースキルで [エレメンタル/イーサー/カオス/刺突/物理] の属性耐性に加えて、[防御能力/CC耐性/装甲] なども増加可能と優秀。
ただし、このクラスに向いた装備や星座の傾向としてはガチムチタンク系の物は少ないため、
シャドウ ダンスの "回避率" や サークル オブ スローターの "ファンブル付与デバフ" などを活用しつつ、
スタイリッシュに圧倒的火力で押し切るスタイルが多くなるだろう。
生存性確保には インクィジター シールのダメージ吸収 / ベール オブ シャドウによる敵攻撃能力の低下 も役立ってくれる。
また、排他スキルが懲戒のオーラならば、敵ダメージの割合減少デバフも 自動 且つ 範囲 で入る。

注意点としては、NBの エクセキューションブレイド スピリット と、INの強力な排他スキルを両立させようとすると、
両マスタリーをLvMaxにする必要があるため、他の優秀なバフやパッシブへ振るスキルポイントが不足しがちになる。
これを補うためには、両マスタリーのスキルLvを同時にブーストしてくれるような装備を選んで使用していくと良いだろう。

Reaper リーパー (NB+NE)

誰もが待ち望んだアルカモスなりきりビルド。
両手武器型なら、高い武器ダメージを生かせるボーン ハーベスト+ハーベスター オブ デスが最高にいい仕事をしてくれる。
二刀流なら、NBのWPSによる手数と高い武器ダメージ参照率を活用できる。
どちらの場合でも、ハービンジャー オブ ソウルズADCtHが非常に役立つ。

リーサル アサルトソウル ハーベストの 冷気固定値マシマシを活用し
NB側の 冷気系攻撃スキル/冷気耐性減少スキル に寄せていくビルドのほか、生命力武器の二刀流で殴るビルドもよく見られる。

キャスター型では、ファンタズマル ブレイズフレネティック スロウを付けると、NEの得意な生命力に寄せて連射する事が可能。
(アナトミー オブ マーダーを伸ばせば、シナジーの微妙な出血を補填しつつ狡猾を上げることができる)
NEのドレイン エッセンスグレイブチルや装備の属性変換などで、NBの得意な冷気や酸に寄せて使うビルドもできる。

また、装備依存度が非常に高くなるため、あくまで参考情報だが、NBとNE 両方のマスタリースキルを強化する性能を持ったセット装備としては、
拡張AoM導入時には、生命力と冷気を毒酸に変換するビルド向けのセット装備:デスガード
拡張FG導入時には、生命力と冷気の双方を生かすビルド向けのセット装備:果て無き夜の防具 を開発がそれぞれ用意してくれている。

Dervish ダーヴィッシュ (NB+OK)

どちらも片手武器を得意とするマスタリー同士の組み合わせ。
攻撃面においては、盾を使う場合は盾のダメージも参照するスキルを多く持つOK、二刀の場合は二刀に最適化されたスキルが多いNBをメインにすると扱いやすい。
またやや変則的なビルドとなるが、どちらのマスタリーにも高い値の武器ダメージ参照を持つスキルが存在するため、
三神の道によるスキルクールダウン短縮も交えつつ両手武器の高い武器ダメージを活かす形も可能。

防御面では、主に近接ビルドに有用な防御・補助スキルが多く揃っている。
特に盾持ちの場合は安息所で盾の基本性能を大きく底上げでき、
二刀の場合はブレスオブベルゴシアンによる高頻度のヘルス回復が得られる。
OA/DA両方のバフ・デバフを持っているのも長所で、特にOAはクリティカルが条件の星座スキルや神の信任のクリティカルダメージボーナスを有効利用しやすい。

属性面ではどちらのマスタリーも毒酸との相性が良い。
この場合は、ナイツチルドリーグの接ぎ穂付きセレスチャルプレゼンスで耐性低下を与えつつ、三神の道で強力なダメージボーナスを得る形が鉄板となる。
また両マスタリーには物理、火炎、刺突属性のフラットダメージが付いてくるスキルが多いが、物理と火炎は三神の道で、
刺突はデュアルブレイズツリー内の一部スキル限定ではあるがニダラのヒドゥンハンドで、それぞれ一部を毒酸に変換できる点も魅力。
装備依存だが、スキル変化によってメンヒルの盾アイ オブ レコニングを毒酸火力の主力に据えることも可能。
冷気も双方で耐性低下手段を有しており、スキル変化以外で冷気の攻撃手段を持たないOKがサブとなりやすい。
火炎や刺突のような片方でしかサポートしていない属性をメインに据える場合は、
装備依存だがフラットダメージの属性変換や神の信任のクリティカルダメージボーナスを生かせば火力面では見劣りしないだろう。

なお、最終的にはシナジーの高い毒酸型ビルドを目指す場合でも、
育成途中においては毒酸属性の武器を常時確保する事がやや難しく、低Tierのスキルにも毒酸ダメージソースが少ないため、
ある程度レベルが上がるまでの繋ぎとして物理や刺突をメインとして採用する事も考えられる。
この場合は物理ならOK、刺突ならNBをメインとするとシナジーを得やすいので、盾/二刀のスタイルもそれに応じて合わせたい。
OK側のスキルを使う火炎型や、NB側のナイツチルを伸ばした冷気型などにして、単マスタリー特化で装備やスキルが揃ってくるLv40~50程度まで育てるのもアリ。

どちらのマスタリーもプレイヤーボーナス型ペットスキルを持つのも特徴で、
装備依存度は高いがデーモンスレイヤーの武装セットとドリーグの接ぎ穂スキルでダメージ出力を生命力に統一して、
ペットに攻撃を任せ本体は安全に立ち回る、といった芸当も可能。

Druid ドルイド (AR+SH)

このマスタリーの組み合わせでは、主に 冷気/雷 へのシナジーが高い。

キャスター型のビルドを構成する場合には、
ARの排他スキル: スター パクト によるCDRを利用し、各種スキルを回しながら、トロザンのスカイ シャードを主力に使う形で構成される事が多い。
SH側は 耐久性の補完/耐性減少/星座スキルの発動 を主目的として、
ストーム トーテム/ウィンド デビル/グラスピング ヴァインズ あたりに星座スキルを仕込んでいく。
星座スキルは 津波//エレメンタル ストーム/アルケイン ボム/ブリザード/渦巻き/ウルトスの手 等が属性的に噛み合う。
星座スキルが揃うまでは、片方のクラスのみで進めるほうが楽だろう。

また、SHをメインにして、ストーム トーテム/ウィンド デビル の特化型というビルドも可能。
他には、プライマル ストライクツリーをメインにした雷系武器攻撃型のビルドでも充分にやっていける。

AR側のスキルでエレメンタル系のダメージが伸び、SH側にエレメンタル耐性減少手段があるため、扱えるスキルの範囲が広い事も特徴。
火炎/冷気/雷 のどれかが含まれていればどうにかなり、あり合わせの装備を組み合わせて、資産がない場合でもやっていける。
ディフェンス面が充分に確保できない段階では、引き撃ちを中心にしていこう。

ARの攻撃スキルの幾つかに含まれているイーサーについても、ARの得意な火炎/SHの得意な雷 と同時に強化される装備が意外と多いため、
イーサー+火炎/イーサー+雷 といったハイブリッド型にする事も可能。
また、バージョンアップにより、スターパクトに イーサー→冷気 のグローバル属性変換が付いた事で、
排他スキルに、レックレス パワー ではなく スターパクト を選択していても、
アルブレヒトのイーサー レイデヴァステイション が有効活用出来る割合が上がった。

ただし、火炎やイーサーを混ぜて扱うハイブリッド型の場合、冷気や雷の特化型に比べると当然出力は弱く、
イーサー耐性減少の手段もマスタリースキルには無い点には注意。

Mage Hunter メイジ ハンター (AR+IN)

ARが得意な エレメンタル/イーサー 属性に対する耐性減少手段をINが持っている、シナジーの高い組み合わせ。
双方のマスタリーに、攻撃能力とクリティカルダメージを大きく伸ばす手段が有る点に注目。

どのスキルを取ってもシナジーがあるため無駄になる点が少ないが、そのぶん選択肢が非常に多いため取捨選択やどこまで伸ばすかなど扱いの難しいビルド。
体格とヘルスの伸びにくさはウォーロック(AR+OC)とほぼ同格の為、耐久面の補強に祈祷ポイントやスキルポイントの多くを使わざるを得ないのも難しさの一因となっている。

攻撃手段としては、パネッティの複製ミサイル型/キャリドアのテンペスト型 や、ADCtHが見込める遠隔武器攻撃などをメインに据えるビルドが比較的よく見られる。
また、ビルド研究が進んだ現在では、装備によるアイテム-スキル変化が多く追加された事もあり、
扱いが非常に難しいとされていた イグナファーの炎イーサー レイ を主軸に据えて高火力と高耐久を実現したビルドも考案されている。

エレメンタル系の良い片手銃が手に入れば、INのWPSを生かす銃盾ビルドも防御性能が高くなかなか良い。
どちらのマスタリーも通常代替は持たないが、Lv55からはベロナスのかけらのコンポーネントスキルが使用可能となり、
拡張FG導入時には入手しやすく接辞を選べるMI盾のスカラベ キャラペイスが役に立つ。


Spellbinder スペルバインダー (AR+NE)

イーサーをどこまでも突き詰める事が可能なマスタリーの組み合わせ。非常にハイスペックなキャスタービルドを構成可能。
ネクロマンサーの体格の伸びは高いものの、マスタリーによるヘルス増加はアルカニストと同格な点に注意。

イーサーに特化したビルドを構成する場合、
ネクロマンサー側では:

アルカニスト側では:

ビルド研究が進んだ現在では、CDRを極限まで積んだ上で、更に星座スキルの時間拡張を駆使して、
エレオクテスの鏡の無敵とマーク オブ トーメントのダメージ吸収を高回転で回しつつ、
高威力の攻撃スキルを叩き込み続けるビルドが(操作は忙しくなるが)非常に高い評価を得ている。
ただし、スター パクト に イーサー→冷気 のグローバル属性変換 が追加されたり関連装備の方向性が変更されたため、
変更前の イーサー+CDR重視型ビルド を参考とする場合には、エレメンタル系ダメージの補正もあわせて考えたり、
CDRを妥協してレックレス パワーを排他スキルに選択する などのアレンジが必要となる場合がある。

デヴァステイション についてはそのままイーサー重視のビルドで使える他に、
全て生命力化して落下持続時間が増加するスキル変化の付いたMIアミュレットもベースゲーム部分のAct3で入手しやくなっているため、
生命力重視型ビルドの育成で使ってみるのもよいだろう。こちらの方向ではディヴァイナの予見というセット装備も存在する。

Templar テンプラー (AR+OK)

イナーフォーカスオーバーロードによる攻撃能力ブースト、高い精神力による魔法系ダメージブーストを得意とする攻撃的キャスターのARと、
良好な 体格/ヘルス の伸びに加えてセーフガードを筆頭に盾の扱いに秀でた防御的アタッカ―のOKという、対照的なマスタリーの組み合わせ。
対照的故にビルドの幅は比較的広く、キャスターならARをメインにしてOKの補助スキルで脇を固める、アタッカーならその逆という形でスムーズに強化が図れる。

共通する得意属性は火炎だが、両マスタリーのスキルには純粋な火炎ダメージのみを出力するスキルが存在せず、必ず 物理/雷 といった他の属性が入るという特徴がある。
そのため、特にゲーム終盤の高レベル帯においては、複数属性のダメージボーナスを持つ エピック/レジェンダリ 装備や接辞を厳選したレア装備を使用したり、
グローバル属性変換アイテム-スキル変化を利用して出力するダメージの属性を統一するといった工夫が必要となる。

安定して敵の耐性を下げられるスキルはセレスチャルプレゼンスのみだが、永続ペット型で使い勝手がよく、
さらに派生スキルのドリーグの接ぎ穂まで含めると対応属性は七種類にも及ぶため、
属性変換を交えた様々なビルドに対応できるポテンシャルがある。

どういった形のビルドを採るにしても、複数属性へのダメージボーナス、あるいは属性変換は避けて通れず、
そのため特定の装備がなければ著しい戦力低下に繋がってしまう。
総じて、ある程度ビルド知識や装備資産のある、中級者以上向けのクラスと言えるだろう。

 

実際のビルド構築時には、属性変換で両者の得意な火炎に寄せて組むとOAやダメージ補正などのカタログスペックを優秀にしやすく、
高倍率クリティカルを連発できる火力ビルドを比較的すぐに実現できる。
火炎型テンプラー用に最適化されたセット装備としては ピランの黙想 / 覇者 程度になるが、
他のOKかARどちらかをサポートしている火炎系装備の流用や組み合わせでも、高い火力が出せる。
上記セット装備不使用時の攻撃スタイルとしては 正義の熱情EoRヴィールズ マイトメンヒルの盾 を併用のほか、
キャスタービルドでは、入手しやすいキゾッグス スカルで全火炎化したキャリドアのテンペスト連射型や、
魔女団派閥の名声を上げるとほぼ確定入手可能なヘクスフレイムで火炎に寄せたイーサー レイビルドなども可能。
注意点としては、OKのセレスチャルプレゼンスとARの高Tierスキルを併用時はスキルポイントがかなり必要になる事と、
高火炎耐性の強敵用の耐性減少手段はマスタリースキルだけでは不足のため、星座スキルと装備で補完しておくほうがよい。

また、装備入手難易度が高くなるが、本来は物理バトルメイジ(SO+AR)向けである非常に強力なセット装備:スペルスカージ を流用すると、
OK側へのサポートは得られないが、クリティカルに特化した頑丈な物理型テンプラーも構築可能。
いずれにしても、両者ともヘルスの回復スキルや再生強化は持たないため、ADCtHでうまく回復できない状況には注意する必要がある。

Vindicator ヴィンディケイター (SH+IN)

SHの強力な 雷系/両手武器関連 スキル と INの強力な エレメンタル系/補助系 スキル が更に強力なシナジーを生む。
ウォーダーがガチ殴りビルドなら、ヴィンディケイターは殴りも撃ちも出来てしまうガチ万能ビルド(雷)といえるだろう。
序盤から十分な 単体/範囲両方 での殲滅力を発揮できる事に加えて更に、最終的にはサヴィジリィツリーによるバフとの併用によって、
あまりレアリティの高い装備に依存しなくても攻防両面で高いポテンシャルを発揮できるため、初心者が資産集め用のトレハンキャラとして最初に選択するのにも向いている。
(この項目の記述が少ないのも、シンプルに強くしやすく、特に注意するべきような穴も無いため)

サヴィジリィツリーと、インクィジター シールが攻防両面の強力なバフを提供。
インクィジター シールに陣取って戦うスタイルにマッチする SHのトーテム2種類 + 豊富な耐性減少手段。
マスタリーの伸びもバランスが良い上、ヴィガーの固定値増加とハート オブ ザ ワイルドの割合増加でヘルス等の基礎値もバッチリ。
遠隔武器を使用してサヴィジリィをメインにした場合には、INの遠隔専用パッシブとWPSも有効に機能する。
プライマル ストライクツリーをメインとした雷系武器攻撃型ビルドも遠近共に可能。
ワード オブ アームズワード オブ リニューアルのリチャージ時間を短縮し、ホーン オブ ガンダールは高い武器参照と両手武器が組み合わさってくれる。

Ritualist リチュアリスト (SH+NE)

生命力ダメージに対するシナジーが高いクラス。
双方のマスタリーに デヴァウリング スウォーム/スペクトラル ラース という強力な生命力耐性減少手段が有り、NE側のバフスキルで生命力ダメージの強化が可能。
ペットに対するシナジーも双方に有るためペット特化ビルドも可能で、特に拡張FGでは、ペットリチュアリスト向けの強力なセット装備も追加される。

武器ダメージ参照の有る攻撃を使用するビルドの場合では、双方の攻撃スキルの多くが 近接/遠隔 両方の武器に対応するため、どちらでも構成できる。
また、ADCtHによるヘルス回復に非常に長けている。

  • ハービンジャー オブ ソウルズ/ブラッド パクト で、基礎的なADCtH率が確保できることに加えて、
    スキル自体にADCtH効果の付いたWPSを二種類(うちひとつは両手武器専用)を持つ。
  • これらを生かすために、SHの特性を生かせる生命力系両手武器を装備して サヴィジリィ で攻撃するスタイルがよく見られる。
    両手武器を使用する事で、高い武器ダメージ参照率を持つ ボーン ハーベスト も更に強力になる。
    (加えて、ウェンディゴ トーテムによるヘルス回復も盛り込めば、安定感が増す)
  • 特に生命力系の近接型リチュアリストでよくある注意点としては、両マスタリーの特性からヘルスは非常に高くなるが、
    高難易度のエンドコンテンツなどでは、一気にヘルスが減って→ADCtHで一気にヘルスを取り戻す という、
    ヘルスバーの上下が激しい状況になりやすいため、ADCtHが止まらないための行動阻害系デバフへの耐性が重要になる。

武器攻撃型ビルド以外では、ラヴェナス アースコラプテッド ストーム を使う生命力キャスター型ビルドも十分可能。
どれも持続型のため、星座スキルのアサイン先にも向く。(武器攻撃によるADCtHとのハイブリッドも可能)

生命力型にした場合は装備バリエーションが非常に多く、多彩な構成が楽しめるのも特徴。
カバリスト(OC+NE)やカンジュラー(OC+SH)と同様に、特定の敵から狙って入手しやすい闇き者の賜物セットも上手く活用できる。

生命力特化/ペット特化 ビルド以外では、物理に対するシナジーも双方に幾らかづつあるため、物理特化の近接型ビルドも構成可能。
装備依存度が高くなるが、非常に強いセット装備:自然の復讐者 が有ると、SH側にしかサポートは無いものの、エンドコンテンツで通用する物理リチュアリストも作れる。
また、特定の装備を入手した場合には、イーサー型 や イーサー+雷型 の キャスタービルド/射撃ビルド も可能。
ただし、充分な性能を引き出す為の要求装備を揃えるのには結構な時間が掛かる事と、
イーサー+雷の複合属性型ビルドにした場合は、単一属性特化型に比べると、やはり構成難易度が少し高くなる傾向にある。

Archon アルコン (SH+OK)

特に生命力に対して高いシナジーが有り、物理/出血 にもシナジーがある。
また、双方に 報復ダメージを強化するバフ と RAtA効果を持つスキル が有るため、報復型のビルドも構成可能。*44

生命力/出血 に関しては、マスタリースキルだけでも耐性減少量が非常に多く稼げる事と、
双方のマスタリースキルを生命力に向けて 変換/強化 するアイテム-スキル変化の付いた装備に非常に恵まれている。
それらと併せて、ベースダメージが生命力だったり大きな出血フラットダメージが付いた武器で 殴る/撃つ 等すると効果的。
物理に関しては本来ほどほどのシナジーのはずだが、非常に強いセット装備:自然の復讐者 があるため、それを目指すというのもアリ。

SHの得意な雷/OKの得意な火炎 に関しては双方に耐性減少手段が有るものの、対象属性の攻撃スキルが片方にしかないため、属性変換を使用しない場合はどちらかがサブ扱いになり気味。
ただし、OKのセレスチャル プレゼンスによる耐性減少対象属性はアップデートにより 火炎→エレメンタル三種 となったため、
以前よりも雷へのシナジーは増えていて、装備が揃うと雷特化型でも優秀なビルドが構成可能。

双方の パッシブ/バフスキル でヘルス量を確保しやすく、基礎的なステータスもそこそこ優秀。
マスタリースキルで属性耐性を確保しにくいOKを、SHの オーク スキン による 刺突/イーサー 耐性 でカバーも可能。
ただし、OAに関しては 装備/星座/狡猾性 等でかなり意識しておかないと低目になりやすい点と、
物理/出血 向けの排他スキル プライマル ボンド 以外では被ダメージを割合で軽減する手段がなく、敵ダメージの割合減少手段については双方に存在しない点に注意。

優秀なチャージ式のバフ効果を持つ サヴィジリィ / 正義の熱情 という通常代替スキルを双方が持ち、どちらでも攻撃速度が稼げるため、基本的には武器攻撃型のビルドが構成しやすい。
役割が被るため どちらかのバフ効果は諦めなければいけないが、使用する攻撃属性などで どちらを使うか選ぶとよいだろう。*45

キャスター型でビルド構築する場合は、装備による属性変換などを特に使用しないパターンだと、
デヴァウリング スウォームセレスチャル プレゼンス(ドリーグの接ぎ穂使用) で敵の耐性を下げて コラプテッド ストーム を使う生命力型や、
ウィンド デビルセレスチャル プレゼンス で敵の耐性を下げて ストーム トーテム を使う雷型など。

Apostate アポステイト (IN+NE)

拡張AoMで追加される二種類の新マスタリーを組み合わせたクラス。
アイテム-スキル変化の付いた装備を使用しないデフォルト状態での、両方のマスタリー間でのシナジーとしては、
NEの得意なイーサーには IN側で耐性減少手段が有り、INの得意な 刺突/冷気 には NE側で属性ダメージを出力するスキルが少々存在する程度。
(INは大体なんでも強くする 全ダメージ/クリティカル 強化に秀でているので、何にでもシナジーが有る とも言えるが)

育成中や資産が揃っていない段階で、装備による属性変換を絡められない場合は、
NEの ドレイン エッセンス / スペクトラル ラース / リープ スピリット をメインに使い、INの デス センテンス でイーサー耐性減少をプラスしていく生命力+イーサー型のビルド以外では、
INの ワード オブ ペイン や各種ルーンをメインにしたエレメンタル系のビルド、
NEの ラヴェナス アース を使う生命力型ビルド などが育成しやすいが、どちらもNEかINの単マスタリーに近い形になる。
両マスタリーのWPSを活用する、武器を使う近接殴りや射撃型のビルドも可能だが、
双方のマスタリーに通常代替が無い事と、使用武器が限定されやすいためか、こちらはあまりメジャーではない傾向。

トレハンを進めて属性変換ができる装備が揃うと、このクラスもデシーヴァー(OC+IN)と同様に一風変わった活躍が可能になる。
(元のマスタリー間シナジーが薄く、スキルダメージに複合属性が多いため、ある意味ここからが本領発揮といった趣もある)

  • ほかには、双方がそれぞれダメージソースを持つ エレメンタル/生命力 両方を少しづつイーサーにグローバル属性変換する装備を複数使用して、
    全てをイーサーにまとめて特化させた高性能なビルドなども考案されている。(当wikiに投稿されたビルド例)


Paladin パラディン (IN+OK)

拡張AoMで追加されるマスタリー:エレメンタル/刺突 を得意とする インクィジター(IN) と、
拡張FG で追加されるマスタリー:スキル変化を行わない基本性能としては 物理/火炎 を得意とする オースキーパー(OK) の組み合わせ。

この双方に共通する得意属性としては 火炎 が有り、これをメイン攻撃属性に据えて、OKの 正義の熱情 で武器攻撃を行いながら、
アクティブスキルの インクィジター シール/カラスターのルーン/ジャッジメント/メンヒルの盾/ヴィールズ マイト
等を使用していくというスタイルが、装備選択肢も豊富な為に構成しやすい。
また、OKのセレスチャル プレゼンスによる耐性減少対象属性はアップデートにより 火炎→エレメンタル三種 となったため、
火炎だけではなく、INのスキルに含まれている属性の 冷気/雷 を扱うビルドも構築しやすくなった。
INの イグナファーの炎 も、エナジー消費問題をクリアすれば有効に活用出来るほか、
双方が持つ耐性減少スキルが全自動である点を利用して、OKの アイ オブ レコニング で回り続けるというスタイルも有る。
それ以外の 物理や刺突属性ビルド については、全ダメージ/OA/クリティカルダメージ の強化関連を活用する事で活路を見出せる。

[攻撃面の特色:]

[攻撃面の特色:]

[防御面の特色:]

[防御面の特色:]

[排他スキルの選択基準について:]

[排他スキルの選択基準について:]

  • INの 懲戒のオーラを選択すると、敵エレメンタル耐性の減少+敵ダメージの割合減少が可能。
  • INの 信念のオーラを選択すると、物理耐性+OA の強化が可能。
  • OKの 神の信任 を選択すると、物理/火炎のダメージ強化+減速耐性 に加えて、Lv12で +35% にもなるクリティカルダメージ強化が可能。
[敵の耐性減少手段:]

[敵の耐性減少手段:]

[装備スタイルについて:]

[装備スタイルについて:]

装備依存度が高くなるが参考情報として、神話級 ヘルボーンを装備して 火炎/燃焼 系の報復ダメージを多く積み、
OKの 正義の熱情 に報復由来ダメージを追加(RAtA)しつつ、それをINの遠隔WPSの散弾で叩き込むという遠隔先制報復攻撃スタイルのほか、
良い物理片手銃が手に入れば、頑丈な物理型二丁拳銃ビルドなども構成可能。
また、INの得意な刺突+OKが少々使える出血 の組み合わせについては、異常に高い攻撃力を提供する ゴアドリンカー というセット装備が存在する。

Oppressor オプレッサー (NE+OK)

物理/生命力 にシナジーが有り、ヘルス量を多く稼ぎやすいマスタリーの組み合わせ。
双方のマスタリースキルには攻撃能力(OA)を稼ぐ手段が有るが、狡猾は低目。マスタリースキルでは耐性は稼ぎ辛い。
NEの スペクトラル バインディング ツリー と、OKの 美徳の存在ツリー はどのビルドでも活躍する。
OKのバフスキルと、NEの イル オーメン/ディケイ/マーク オブ トーメント 等で生存性も高く出来る。
NEの得意なイーサー/OKの得意な火炎 に関してはマスタリースキル上でのシナジーは存在しないので、
装備による属性変換アイテム-スキル変化を使わずに、これらをメインに据える場合には、片方のマスタリーはサブ扱いに近くなる。

装備資産にあまり依存せずに、双方の得意な部分を生かそうとした場合には、

  • 武器攻撃型では、物理 or 生命力 をメイン攻撃属性にして「OKの 正義の熱情 で殴りながら双方のアクティブスキルを使用」というスタイルが構成しやすい。
    • 物理属性に関しては、双方に自動発動の耐性減少手段(カテゴリB:加算可能)が有り、OKの側に強化手段とダメージソースが多く有る。
    • 生命力属性に関しては、双方に自動発動の耐性減少手段(カテゴリB:加算可能)が有り、NEの側に強化手段とダメージソースが多く有る。
      OKの 正義の熱情ドリーグの咎め で属性変換すると、生命力型よりも毒酸型向きになるため、
      生命力で殴りたい場合には、ドリーグの咎めは使わずに生命力がベースダメージになっている武器を使う方がよい。

※オプレッサーは100%に近い属性変換アイテム-スキル変化に完全依存するビルドとしては、もっと多種構成可能ですが、現時点ではここでは省いています。
 追記したい方が居れば自由に追記して下さい。

コメント

  • [star] v1180:ペットボーナス型ペットも装備変更で召喚解除されるようになったとパッチノートに出ていたので、その部分を書き換えました。 -- 2020-09-22 (火) 09:00:47
    • [star] 実際に確認した所、全スキル+1系では召喚解除されないので、その旨追記しました。 -- 2020-10-02 (金) 02:48:37
  • [star] v1180に絡む部分で不要になった記述数か所を変更しました。 -- 2020-10-01 (木) 21:47:55
  • 以前書いた「サモナー型」の注意点が自分でも読みにくかったので折りたたんで行の間隔をあけてみました -- 2020-10-23 (金) 21:16:44
  • バトルメイジさんの良き所を強調してみました。現状スペルスカージとか物理イーサレイ使うと凄い強くなってるんですが装備依存度強いのでそれは書いてません -- 2020-10-23 (金) 23:49:29
  • シールドブレイカーの説明をちょろっと書きました。追記があればヨロシク -- 2020-10-24 (土) 01:58:40
  • サモナー型と報復型の所を見易くしました -- 2020-10-31 (土) 06:53:13
  • トップのクエストで貰えるポイント略表はビルド例ページへ移動しました -- 2020-11-23 (月) 19:06:58
  • プレイヤーボーナス型召喚物にアサインした場合、星座スキル:ウェンデイゴのマークではプレイヤキャラクター自身が回復しないので追記しました -- 2020-12-12 (土) 04:44:45
    • ↑ を含め、召喚物に星座スキルをアサインした時の解説は「Celestial Power 星座スキル」のページにまとめて、このページでは誘導リンクだけに置き換えて見易くしました。 -- 2020-12-12 (土) 13:54:24
  • 行数が制限ギリギリになっていたので、次のバージョン以降で追記修正する人のために、見た目に影響の無い範囲でページ全体の改行を減らしました。 -- 2023-09-16 (土) 03:23:03
    • マスタリー組み合わせは独立させてリンクで接続する形などで対策いりそうですね -- 2024-03-14 (木) 12:55:39
  • ウォーロックとリーパーの説明を v1.2.0.3 時点での情報で少し追記&変更しました。 -- 2024-02-04 (日) 08:25:16

*1 Melee、あるいはFighterなど
*2 詠唱速度依存。トレマー + 両手武器 で連射可能
*3 このビハインドを緩和するためにアップデートにより物理耐性が追加された両手近接武器もある
*4 ...WPSは計算外で表示されている
*5 他のマスタリーではメダル増強剤で同じ挙動のスキルを使用可能
*6 アマラスタのブレイド バースト/プライマル ストライク
*7 装備から付与される 通常代替/武器攻撃型のアクティブスキル にはアイテム-スキル変化が適用できないため、貫通させる手段は無い
*8 特に序盤では武器が持つ基礎ダメージ値が低いが、あまりそれに依存しないスキルが多いため
*9 範囲火力の豊富さや、遠距離で立ち回れる利点に対するバランスとして、こう設定されていると思われる
*10 ステータス画面二枚目タブ:物理的要素の項目 "ライフスティール n%" に加算表示される
*11 武器参照率が低いと比例してヘルス変換率も低減するため
*12 n% 標的のダメージ減少
*13 メイヴェンのスフィア オブ プロテクション/ポゼッション など
*14 ただし高難易度のボス級にはCCが殆ど無効な点には注意
*15 装備品によるものについては更新が止まっているため、Grim Dawn Pet Database で確認してください
*16 所謂ヘイト稼ぎや挑発要素を持つ
*17 通常ビルド用よりも総数=出現率が少な目のため
*18 以前非常に強力だった基礎耐性は、アップデートで弱体化されて他ペットと同等~それ以下となった
*19 マスタリースキル:サモン ファミリア と「装備付与スキル由来ペットの一部」は特殊で、基本ダメージがゼロでペットボーナスとバフでステータスに追加されたダメージのみを武器ダメージとして その何割かだけを出力したり、武器ダメージ参照の無いスキルを基本攻撃に使う場合がある。
*20 ペットボーナス型ペットの出力するDoTの正確な与ダメージを知りたい場合は外部ツールに頼るしか無い
*21 現在、マスタリー全スキル+1 系装備の場合は外しても召喚解除されませんが、修正予定だそうです
*22 内部的にデバフスキルであるものは除く
*23 ショートカットに登録できる [ ペットの攻撃 ] コマンドでの指示は可能
*24 公式フォーラム:https://forums.crateentertainment.com/t/will-summons-like-mortar-trap-benefit-from-iees-conversion/46132/22
*25 神話級 死者の抱き付きチルウィスパーセットが持つブレイド スピリットへのスキル変化、マルマスの布告(Lv94版)が持つストーム トーテムへのスキル変化など
*26 エフェクトが表示される事はある
*27 「召喚時のみ着替えての性能ブースト」は利用出来なくなった
*28 フォーラムでも度々指摘されていたが、修正される気配が無い為、どうやらバグではなく仕様である模様
*29 *仕様上、報復ダメージを追加した通常代替で攻撃中に発生した通常変化(WPS)にも、報復ダメージは加算される。
*30 一定回数毎に必要な費用が段階的に上昇していく仕様のため
*31 「武器ダメージ参照部分を持つ攻撃に元から含まれている、最終的に未変換のままの物理ダメージ」を刺突ダメージに変換してくれるため
*32 一番装備依存度が高く、晩成型になりがちなのは物理系カデンツ型
*33 物理耐性の高い敵が全体的に少ないため
*34 物理と刺突については高耐性の敵が少ないため、困る状況は少な目
*35 物理に関しては高耐性の敵が全体的に少なく、出血に関してはSHのスキルと星座スキルによる耐性減少だけでも大体やっていける
*36 NE+OKなどでも可能だが、NE+SOの場合はSO側のスキルで耐久性を高く確保しやすくなる
*37 報復型ビルドは専用の装備や星座が揃うと強いが、序盤は特化ビルドを構成しにくい
*38 RAtAした通常代替で攻撃中に出たWPSにも報復由来ダメージは出力される
*39 この場合、Act3で入手可能な ゴラス リング が大きな助けとなる
*40 拡張FGでは、これに使えるアイテム-スキル変化付き装備も追加される
*41 二刀流の場合は デュアル ブレイズ+アスペクト オブ ザ ガーディアンで 20% 以上という高い物理耐性を得る事も可能
*42 装備付与スキルを除く
*43 コルバの激怒セット など
*44 非常に地味だが、SHの グラスピング ヴァインズ もスキルツリー内で報復ダメージを乗せる事が可能
*45 両方のチャージを維持し続けることは一応不可能ではないが、必要SPや操作含め現実的ではないだろう