F4U-1D

Last-modified: 2024-04-27 (土) 12:05:27
No.233
weapon233.pngF4U-1D艦上爆撃機
装備ステータス
火力+1雷装
爆装+7対空+7
対潜+1索敵+1
命中回避+1
戦闘行動半径6
装備可能艦種
駆逐艦軽巡洋艦重巡洋艦戦艦
軽空母正規空母水上機母艦航空戦艦
備考
開発不可、改修不可、入手方法
改修更新
FM-2*1 F4U-1D
高性能艦上戦闘機として開発が進められたF4U、航空母艦での運用が難しいと思われた初期型は陸上から運用されました。
その改良戦闘爆撃機型である本機及び同後期シリーズは、機動部隊で運用され、マルチロールな活躍ぶりを発揮、戦闘爆撃機として長い間現役を務めます。

ゲームにおいて

  • 対地攻撃が可能な艦爆の一つ。図鑑説明の通り、対地対空対艦とマルチロールな活躍ぶりを発揮することだろう。
  • 零戦62型(爆戦/岩井隊)に比べ火力+1、爆装+3、対潜-2、命中-1、回避-1、半径+1
    • 対空値7は岩井爆戦と同値である。しかし、改修値が付けられる岩井爆戦の★maxが実質対空値+9.5。また、爆戦岩井は「空母夜襲CI・夜戦補正」や「敵対空射撃回避」等の特殊能力を持つ。一方でF4U-1Dは素の砲撃戦威力が高い。よって2機を使い分けるのであれば、(制空補助をしつつ)「制空・夜襲CI優先なら爆戦岩井」、「素の砲撃火力を求めるならF4U-1D」という選択肢になるだろう。
      また、対陸上型の特性も異なるため、そこも使い分けとなる。
  • 爆装7は通常の爆撃機である九九式艦爆(熟練)と同値で彗星と比較しても-1と高水準。
    • 開幕威力は小型艦の処理程度なら可能であるほど。
      砲撃火力の向上の面で見ても火力+1と合わせてかなり高められる(流星と同等)。
  • 爆撃機カテゴリで初の行動半径6。
    • 陸攻を除く攻撃機では艦攻の流星関連が半径6で最大であったがそれと並びトップタイ。
      半径6での制空調整が可能になる事は岩井爆戦 (半径5) や「爆装一式戦 隼III型改(65戦隊)」(半径5) と比較しても便利である。

入手方法について

対地特効補正について

対地特効補正について/艦上爆撃機・噴式戦闘爆撃機より転送

対地特効補正について

対地特効補正について

装備数乗算補正aキャップ後補正補足
ソフト
スキン
砲台小鬼離島棲姫港湾夏姫集積地
追加
1積み×1.0×1.5×1.4×1.3×1.0艦爆噴式機合計数で計算
2積み以上×3.0×2.45×1.32~1.62?

集積地追加のみキャップ後補正、他は火力値にかかる補正。
補正のかかる正確な位置については、対地攻撃を参照。

  • 陸上型の一部に対して対地特効が発生し、全滅時(搭載数が0に減少時)も効果は有効
    • 合計数については、対地艦爆噴式機も合わせて計算される。
      ただし、空母が対地攻撃を行うためには、対地艦爆最低1スロットに搭載する必要がある。
  • 夜間航空攻撃の場合、対地特効は発生しない

性能比較表(装備最大値/艦爆上位早見表/テーブルより転送)

長いので折りたたみ
装備名火力雷装爆装対空対潜索敵命中回避砲撃戦威力半径射撃
回避
対地国籍入手方法改修備考追加
噴式景雲改1563128.53改修射程:長、噴式編集
橘花改11121212任務、ランキング射程:長、噴式編集
試製南山11142215任務、ランキング編集
彗星二二型(六三四空/熟練)12252322.56任務、ランキング射程:長、伊勢型改二に装備ボーナス(火力+8、回避+2)編集
彗星二二型(六三四空)11142215初期装備任務、ランキング射程:長、伊勢型改二に装備ボーナス(火力+6、回避+1)編集
彗星一二型(六三四空/三号爆弾搭載機)12321122.55任務伊勢型改二に装備ボーナス(火力+7、対空+3、回避+2)編集
彗星一二型(三一号光電管爆弾搭載機)115215ランキング夜襲CI・夜戦補正有、二航戦/最上型軽空母/伊勢型改二に装備ボーナス(火力+2~+4)編集
彗星一二型甲103119.55開発、イベント、ランキング伊勢型改二に装備ボーナス編集
彗星(江草隊)131544245任務、改修飛龍改二、蒼龍改二、伊勢型改二に装備ボーナス編集
彗星(六〇一空)11411215初期装備、イベント伊勢型改二に装備ボーナス編集
九九式艦爆(江草隊)1053419.54初期装備飛龍、蒼龍に装備ボーナス編集
九九式艦爆二二型(熟練)81433153改修祥鳳型、龍鳳、飛鷹型、翔鶴型(改)に装備ボーナス編集
九九式艦爆(熟練)7142213.54初期装備編集
零式艦戦64型(熟練爆戦)167322125改修鳳翔改二/戦、龍鳳改二/戊に装備ボーナス編集
零式艦戦64型(複座KMX搭載機)34834.54初期装備大鷹型改二、鳳翔改/改二/戦、龍鳳改二/戊に装備ボーナス編集
零式艦戦63型(爆戦)55294改修、、ランキング編集
零戦62型(爆戦/岩井隊)4731127.55機種転換任務夜襲CI・夜戦補正有編集
零式艦戦62型(爆戦)4437.54開発、初期装備、ランキング編集
Ju87C改二(KMX搭載機/熟練)101023119.54イベント、ランキング射程:長 Graf Zeppelin、Aquila、大鷹型に装備ボーナス編集
Ju87C改二(KMX搭載機)9922116.54初期装備、イベント、ランキングGraf Zeppelin、Aquila、大鷹型に装備ボーナス編集
Ju87C改95116.54初期装備、ランキング編集
Re.2001 CB改364312153ランキング、改修Aquilaに装備ボーナス編集
F4U-738111042237.56イベント編集
AU-136129511366イベント編集
F4U-4261032113.56イベント編集
F4U-1D177111156初期装備任務、ランキング、改修編集
FM-222612264初期装備、ランキング編集
SB2C-52122642225.56ランキング米英正規空母・軽空母に装備ボーナス、その他の軽空母にはマイナス編集
SB2C-31112531122.55ランキング、改修米英正規空母・軽空母に装備ボーナス、その他の軽空母にはマイナス編集
SBD-51724323154ランキング、改修米空母に装備ボーナス編集
SBD1623212124開発、初期装備、イベント米空母に装備ボーナス編集
Skua42227.54初期装備、イベント編集
  • 砲撃戦威力は、空母の火力や雷装、装備補正値等と合計された後に小数点以下切捨て
  • 爆戦を示すセル表示は改修により制空値が上昇するものを判断基準とした
  • 航空戦における艦攻・艦爆の威力を比較したい場合には航空戦攻撃力早見表を参考のこと
  • 艦爆・艦攻の支援射撃時の威力を比較したい場合にはこちらの表を参考のこと
  • 制空補助等の比較には制空値早見表を参考のこと
  • 射撃回避(敵対空射撃回避)は☆>◎>◯>△の順に性能が高い(無表記のものは回避性能無し)。詳細はこちらを参照のこと
  • 装備ボーナスの詳細は個別装備ページを参照のこと

アップデート履歴

  • 2017年 06月29日:実装。5月作戦報酬として。
  • 2017年 09月12日:任務報酬として実装。
  • 2018年 02月22日:Intrepid改の初期装備としても入手可能となった。
  • 2019年 03月28日:対地攻撃が可能となった。(運営告知)
  • 2021年 03月01日:FM-2からの更新で入手可能に。
  • 2021年 08月31日:英国に供与された機体が艦戦として実装された。
  • 2022年 08月27日:夜間戦闘機型後期生産型がそれぞれ実装された。
  • 2022年 09月11日:攻撃機型とフランス海軍向けの最終型が実装された。

小ネタ

  • 元ネタはアメリカ海軍の艦上戦闘機F4U-1D「コルセア*2*3あだなは少尉殺し*4または死の口笛*5
  • 説明文には戦闘爆撃機型と書かれているが、ヴォート社においてF4U-1D及びそれ以降の派生型が戦闘爆撃機として開発された経緯はない。
    • 大戦中での戦闘爆撃任務上または飛行隊(VBF)での分類であり、“Type”ではなく“Role”における呼称である。
    • 数多くあるF4Uの派生型の中でF(Fighter)以外であるのは、A(Attack)の符号を付けられたAU-1のみである。
  • F4Uはそれまで海軍の主力艦上戦闘機であったF2Aバッファローの後継機として1938年2月より開発開始された機体。
    開発を担当した会社はチャンス・ヴォート*6
    開発史

    開発史

    • 試作機では高速艦上戦闘機の仕様をSD112-14案としてアメリカ海軍は開発要求を告知し*7、グラマン社やベル社と共に、チャンス・ヴォート社は4月に1,200馬力級エンジンを搭載するV-166A案と2,000馬力級エンジン搭載のV-166B案を提出し、後者が採用された。
      当時1000馬力が常識だったのを覆すように2000馬力ものエンジンを搭載するというまさに野心的な計画であり、アメリカ海軍もそれに同調したため6月11日にXF4U-1として海軍から試作発注がなされた。
      当時としては大きさも怪物級であり、海軍で一番大きなプロペラをつけた、海軍一重たい艦上戦闘機となった。
      • このエンジンこそP&WR2800であり、幾多のアメリカの名機達に使われた空冷エンジンである。
        なおこの時点ではまだ開発中であり、さらにアメリカ陸軍はP&W社に空冷エンジンの開発をやめて、水冷エンジンを開発するよう要請していた。
        R-2800の開発が中止になって、XF4Uがこけたら倒産のヴォート社が全力で開発に協力したのである。
      • このでかいプロペラが着陸面に接することがないように、両主翼は胴体付け根から一旦斜め下に出て、その後翼端に向かって斜め上に跳ね上がる、正面から見ると『W』型の構造となった。
        この主翼折れ曲がりの関節の部分に主脚を配置することで、短い主脚で巨大なプロペラの回転径を稼いでいるのである。*8
      • 初飛行は1940年5月29日で時速650kmを記録するなど、性能は良好であった。
      • F4Uの生産が始まったのは、41年6月30日である。チャンスボート社の最初の見込みとしては、100機か200機くらいの予定であった。
        そんな数でも中小企業のチャンスボートにとってはでかいビジネスであり、生産性には当然ながらまったく考慮していなかった。
        不具合の改修と生産性向上の改修が重なり、当初は生産はまったくはかどらず、海軍からいますぐ納入できなければすべてキャンセルすると最後通告をつきつけられたこともある。
        だが最終的に、フランス海軍向けのF4U-7の最終号機がロールアウトする1953年1月31日までに足掛け12年、1万2千機以上が生産された。
      • 量産型F4U-1の初飛行は1942年6月25日である。
        この間に欧州の戦訓を受けて武装の強化と燃料タンクの防弾化が要求され、機首の7.7mm機銃を廃止、翼の12.7mm機銃を2丁から6丁に増やした。そのため翼に燃料タンクを設けるスペースがなくなってしまった。
        F6Fほど胴体が太ければコックピットの下に燃料タンクを増設できただろうが、R2800の直径ぎりぎりの細い胴体では不可能であり、コクピットを91cm後退させそこに燃料タンクを設置することになった。
      • チャンスヴォート社だけでは製造能力が不足することが予測され、グッドイヤー社とブリュースター社にライセンス生産も手配されている。
        それぞれFG、F3Aの呼称が与えられたが、F3Aはブリュースター社の方も量産能力が低かったために生産数量はごくわずかなものとなっている。
  • これでF4U-1は海軍の主力艦上戦闘機として大活躍……する計画だったはずだったが、現実ではF6F-3、その改良型のF6F-5に主力艦載機のお株を奪われている。
    高度20,000ft(約6,000m)での速度は1型で671km/h、後の1D型で658km/hなどとF6F-3の612km/hに比べれば明らかに高速ではあったのだが……。
    • 評価が低い原因としては、低いまま後退させたコクピットのせいで前下方視界は主翼に遮られ「最悪」になってしまい母艦を捉えて周回するのも一苦労。
      着艦する際の三点姿勢を取ると飛行甲板が見えず、さらに大直径プロペラのための逆ガル翼は失速限界域では右翼が失速してバランスを崩すという艦上戦闘機としては致命的に使えない機体になってしまったのである。
    • さらにこの大直径プロペラというのが曲者で、ただでさえ空を飛ばすには出力重量比不足も甚だしいレシプロ機時代、プロペラが大直径化するとエンジンのスロットルレスポンスが悪くなり、米軍機の持ち味であるダッシュ力を殺してしまった。
      対する日本機はこの頃機体の改良が進んで急降下制限が緩くなってきており、エンジン出力も開戦時よりは2割ほど上がっており、特に低空にいるF4Uなどカモネギ状態だったろうことは想像に難くない。
    • これにより初期生産機はすべて海兵隊に引き渡されて陸上戦闘機として使われ、太平洋戦線に投入された。
      このとき最初の部隊はVMF-124であるが、不具合が多々あり改修の連続であったF4Uの生産は進まず、部隊がF4Uをすべて受け取ったのはガダルカナル島へ進出するわずか一週間前、F4Uでの飛行時間はわずか20時間しかなかったのである。
  • 初戦は1943年2月14日のブーゲンビル島航空戦で、宮野善治郎大尉(海兵65期)率いる零戦21型及び零戦32型主体の第204海軍航空隊と交戦した際、米軍側が8機(P-38 4機、B-24 2機、F4U 2機)被撃墜、日本側は零戦1機が自爆したのみという大損害を受け、「セントバレンタインデーの虐殺」と呼ばれる敗北を喫した。
    • 後にコルセア最初のエースとなり21機を撃墜したケネス・ウォルシュ少尉は、この時はF4Uで日本機とどう戦えば良いか、誰もわからなかったと語っている。
      F4Uは低速時の運動性と上昇性以外はすべて零戦より勝っており、速度を落としてはならないという鉄則に気がつくまでは時間がかかったが、気づいた後は、警戒していた零戦が獲物に思えたと好意的にF4Uを評価している。
      もっとも、ケネス少尉自身何度も低速で零戦と戦っており、よく生きて帰れたものだと回想している。
    • ボイントンを始めとするコルセアエース達は高度と速度を保って有利な態勢から一撃離脱を行うことで撃墜戦果を挙げているのである。
      事実、初陣は散々だったものの、VMF-124のひと月後にはVMF-213と海兵隊の戦闘機隊はF4FからF4Uに変わってゆき、ソロモン諸島における激戦の末に米軍を勝利に導いたのである。
  • 一方海軍では、VF-12が最初のF4U装備部隊に選ばれ、訓練を重ねていたがサラトガに配備される直前にF6Fに変更になった。
    公式には補給部品が用意できないためとなっているが、数々の悪評が影響したのだと思われる。サラトガ妖精なのはこれが理由だろうか。
    • また、VF-17ジョリーロジャースではF4Uにさまざまな改修を行い、それがヴォート社にフィードバックされてA型へとなってゆく。
      13フィートもある巨大プロペラも、VF-17の一部がF6F用にあった10フィートほどのプロペラと交換したところ、速度が10ノットも向上したのでこれもまたフィードバックされた*9
      なお空母バンカーヒルで訓練をしていたものの、結局陸上基地からの行動になった。
  • A型でなんとか空母に搭載できるようコクピットを高くしたり、バブルキャノピー*10を装着したり後部脚を高くしたりとして前方視界を改善するよう再設計し、1943年11月にはラバウル攻撃時にバンカーヒルに着艦し、燃料を補給、基地に帰還したが、本格的な空母運用は1944年4月に再びテストが行われたのち、空母上での実戦運用は1944年12月からである。
  • 一方、マトモな艦載機の確保に難儀していた英海軍にも供与されており、左旋回で視界を確保しながらアプローチするというアクロバティックな着艦法を編み出してまで、米海軍に先行して積極的な艦載運用が行われている。
    英軍呼称はF4U-1がコルセアMk.I、F4U-1A/1DがコルセアMk.II、F3A-1/1D*11がコルセアMk.III、FG-1/1A/1D*12がコルセアMk.IV。
    初陣は44年4月のタングステン作戦(ノルウェーに引き籠る戦艦ティルピッツへの攻撃)。
    • これらはイラストリアス級での使用に合わせ翼端が切り詰められている。
    • なお、英空母イラストリアス級のうち、格納庫を一部二段とした第二グループ(インドミタブル)および全二段とした第三グループ二隻(インプラカブル・インディファティガブル)は二段にするために格納庫の高さを削ったのが災いし、コルセアを収容できなかった。
      対して第一グループ三隻(イラストリアス・フォーミダブル・ヴィクトリアス)は一段格納庫ながらその分天井が高く、ギリギリで収容できた。
      よって大戦中にコルセアを運用したイラストリアス級は後者の三隻のみである。
  • 元ネタであるD型は水噴射装置*13*14付きR-2800-8Wエンジンを搭載して主脚を改良し、戦闘爆撃機として使えるよう1814kgもの爆弾搭載量を持たせた機体。この型から本格的に空母に搭載されるようになる。
    • 実戦では、ソロモン、ギルバート、マーシャル諸島の海兵隊航空隊で主力戦闘機となり、制空戦闘の他に地上攻撃も行った。
      海軍にも配備されているが、こちらはF6Fと比べて運動性が悪かった為空戦はF6Fに任せてF4U-1Dは地上攻撃に専念した。
      • また、海兵隊でF4U-1Dが配備されたあと、海兵隊所属のF4U-1D飛行隊は一部空母に搭載された。
        これは神風対策であり、このころアメリカはもう戦争は終わりが近いとみて、パイロット養成数を減らしていた。
        すぐに戦闘機を増やしたくても、乗せるパイロットが足りなかった。そこで急遽海兵隊のF4U航空隊が正規空母に乗ることになったのである。
        この時、艦攻や艦爆の数を減らし、その分減った攻撃力をF4Uを戦闘爆撃飛行隊として使用することで補った。
        急降下爆撃も行われたが*15、ロケット弾の使用が多くなっていた。そういった事実を反映し、艦これ内でも爆戦という項目に入れられたのかもしれない。
  • グレゴリー・ボイントン*16筆頭にエースパイロットを輩出し、特に速度ではドイツのBf109に引けを取らない高速性能など実際はF6Fより優れた部分があるのも事実である。
    F6Fと戦果を比較するとF4U側が登場は早いが*17、アメリカ海軍の公式ではF4Uは2140機もの日本軍機を撃墜を主張*18、そして反対に空戦での喪失は189機、対空砲火での喪失が349機、戦闘中にその他理由による喪失239機、陸上/艦上での破壊は164機、戦闘以外での喪失692機の計1624機を喪失している。
    • なおWW2当時のアメリカの被撃墜システムは戦闘空域で撃墜されたと認定した機を被撃墜としてカウントし、反対に不時着機や帰着後に大破された機は被撃墜にカウントしない。
    対戦した日本側の評価

    対戦した日本側の評価

    • セントバレンタインデーの虐殺で交戦した大原亮治氏は「高速で逃げられたら追いつかないが、ダッシュが悪くて、空戦になると比較的捕捉しやすい」と語り、こちらが初動を間違えなければそれほど怖い相手ではないとF4Uを評価している。
    • さらに大原亮治氏以外の日本海軍パイロットも、F4Uは速度は凄まじいが急降下からの引き起こしや運動性が悪いのが明らかで、戦闘においてほとんど直進しかできないので回避は容易、こちらが攻撃する際は背後から組みやすいのでF4UはF6Fと比べて簡単な相手だったと評価している。
      • これはF4Uの空母実戦配備を遅らせた大径プロペラが原因の一端である。B-29と大差ないプロペラを回すのには、実は2000hpのP&W R-2800は出力不足だったのだ。
        そのためスロットルレスポンスが悪く、特に大気の厚い低高度に誘い込まれたら日本機に遊んでくれと言ってるようなものである。
        カタログスペックで劣るF6Fの方が対日戦では全般的に評価が高いのはこのあたりが理由である。これと対局の位置にあるのが日本陸軍の一式戦『隼』と、その後継である四式戦『疾風』である。
    • 谷水竹雄氏はF4Uに背後に付かれた際、降下して海面ギリギリで零戦の機首を引き起こして相手F4Uを海面に激突させるという荒業を時にはしていた*19
      それ以外にも谷水氏は、F4Uは機体が重いのか、降下から機首引き起こしが間に合わずジャングルや海面に激突するのも目撃している。 ただし、同時に谷水氏はF4Uの防御力の高さを褒めている。
    • その一方、ソロモン諸島方面で戦っていた第204航空隊の電文では零式艦戦52型の項にある通り、"21型の補充を拒否、当時開発中であった52型を強く要望し、さらには少数でいいから開発中の局地戦闘機を回してくれれば作戦上有利になる"とF4Uの高高度性能を脅威と見ていたことがわかる。
  • さらにF4UはR-2800エンジンの強化によって性能向上を続けていた。1944年9月に製造開始したF4U-4は水噴射時に2,380馬力を発揮、最高速度728km/hにまで達している。これが大戦に間に合った最後のタイプとなった。
  • そしてF4Uの戦闘爆撃機としての能力の高さが、第二次大戦終結後、F6Fやその後継機F8Fと明暗を分けることになった。
    ジェットエンジン搭載機の登場により、レシプロ機は制空戦闘機の座から追いやられ、戦闘爆撃機として活用されることになったからだ。
    「最強のレシプロ艦戦」とも評されるF8Fであったが、機体設計を徹底的に洗練して純粋な戦闘機としての性能を最優先としたため、爆弾搭載量や航続距離などがF6Fよりも低下したことが、「初期ジェット機時代のレシプロ機」に求められた汎用性に欠けるとして急速に陳腐化してしまったのである。
    一方、戦闘爆撃機として活用されたF4Uは1950年代まで生産が続けられ、朝鮮戦争でソ連のジェット戦闘機MiG-15を米軍機で初めて撃墜するなどの活躍を見せることになる。
    • アメリカ海軍も海兵隊も、WW2以後は金がなくF9Fとスカイレイダーの配備が遅れており*20、朝鮮戦争での主な任務の地上攻撃にF4Uが主力攻撃機として使われた。
      朝鮮戦争中に再生産されたのもFナンバーの戦闘機としてではなくAナンバーのAU-1と攻撃機としてであった。
      しかし1950年の朝鮮戦争開戦時には海軍で20個飛行隊370機*21、海兵隊で10個飛行隊223機あったF4Uも、1953年の朝鮮戦争の停戦時*22には海軍は4個飛行隊、海兵隊は3個飛行隊のみになっており、1955年にはアメリカにおいては全機退役となった。
  • 史上最後のレシプロ機同士の空中戦で本機の改良型及びライセンス生産型が参加している
    • 1969年7月17日ホンジュラス空軍のF4U-4及びF4U-5とエルサルバドル空軍のFG-1D(F4U-1Dのグッドイヤー社生産分)及びP-51Dが空戦。ホンジュラス空軍が勝利している
    • 中でもホンジュラス空軍F4U-5パイロットのフェルナンド・ソト・エンリケス大尉はこの戦闘で3機を撃墜。レシプロ機同士の空戦で最後の撃墜スコアとなっている
    • なお、この戦争は俗に「サッカー戦争」と呼ばれるもので元々険悪だった隣国同士がワールドカップの予選でヒートアップしてリアルの戦争に発展した悲劇として知られている
  • 1966年にA-4の後継機として実戦投入されたA-7艦上攻撃機の愛称が『コルセアII』である。
    これは初代コルセアを設計したチャンス・ヴォート社を買収した、リング・テムコ・ヴォート社(LTV)が設計した機体だからであるが……。
    • 実は初代『コルセア』は複葉機時代の観測機O2Uとそのエンジン換装機種O3Uであり、F4Uは2代目、A-7『コルセアII』は3代目である。
    • 当時の主力攻撃機A-4は小型軽量で操縦も整備もしやすい傑作機だったが、小型機のため行動半径と兵器搭載量が問題となっていた。
      LTV社は開発期間とコストを下げるため、F-8クルセイダーの図面をもとに改設計したのがA-7である*23
    • こうして出来上がったA-7は、「搭載量が同じならA-4の倍を飛び、飛行距離が同じならA-4の倍は積める」と好評で、ベトナム戦では戦闘機の護衛任務にも就いた*24*25
      米海軍ではベトナム戦から湾岸戦争まで戦い抜いた息の長い機体で、1969年には空軍にも採用され*26、初代の優秀さに恥じぬ戦果を挙げている。
      なお2017年現在、中古機がタイ海軍で海賊撃退任務に当たっており、「海賊という名前の機体が海賊を攻撃する」事態となっている。
    さらに余談

    さらに余談

    歴史上の海賊(コルセア)が使っていた武器に「カットラス」という片刃剣があるのだが、それにちなんでか、チャンス・ヴォート社が開発したジェット艦上戦闘機に「F7Uカットラス」という機体がある……のだが、これが米海軍機最大のウィドウ・メーカー(未亡人製造機)として有名である。詳しくは検索して頂きたい。

  • ヴォート社は買収や営業譲渡で様々な会社を渡り歩き*27、2018年現在、トライアンフ・グループの一部門となって名を残している。もっともライバルのグラマンはノースロップ*28に、マグダネルはダグラスとの合併を経て*29最終的にボーイングに吸収されちまったが*30*31
    社名は表に出なくなったものの、様々な航空機のエンジニアリングや製造下請けに関与しており、その中にはあのB-1やF-22も含まれている。「先進的かつ挑戦的」な航空機を作るというヴォートの遺産が今もなお生き続けているのだ。

この装備についてのコメント

  • なんかこいつの爆走がこんな低いのはおかしい!彗星なんかより上だ!って行ってるやついるけどそれは違うだろ…こいつにゃ対艦攻撃はちと厳しいぞ…陸上型に特効かけろとかならまだ分かるけど単に爆装上げろは違う。低空での性能も悪いし急降下爆撃ができるわけでもないんだから。本職の艦爆にはどう頑張っても負けるよ。 -- 2019-09-18 (水) 03:49:35
    • 搭載能力で爆装1000ポンド二発だから…彗星より上なんだ。(元々数値の基準不明だから運営が盛ったって言ったらそこまでだし) -- 2019-09-18 (水) 04:05:40
    • そもそも彗星(一一型)→彗星一二型甲や流星→流星改で爆装や雷装が上がってるあたり、単純な搭載量でステータスが決まってるわけでもなさそうだよね…ところで爆装無しのこれを実装するとしたら対空値いくらくらいになるんだろ(型にもよるだろうけど) -- 2019-09-18 (水) 04:10:07
    • そこんとこどうなんですかリンドバーグさん、あとついでにロケットも積んでみましょうよ -- 2019-09-18 (水) 14:14:15
    • 同じ爆装でも対艦戦闘とそれ以外だと要求される性能が違うから、コルセアは数字としてはそんなに高くなくてもいいのかなと思う。コルセアの場合、パワーだだ余りだから現地で爆弾フック作ってみたよ日本軍の施設焼こうぜってのが起点なんだから対地にウェイトが置かれても面白いかもしれないね、爆戦岩井と違って地上もターゲットされるのそのあたりかもしれない -- 2019-09-22 (日) 02:08:19
  • 先月大建にて念願のサラトガ入手。突貫作業でMk.2まで改造しました。2年半越しでようやくサラトガ任務一個目を消化しF4U1-Dの二個目を入手しましたが、ここの諸兄はF6F-3とどっちを選んだ方が多いのか…いや、今まで爆戦枠一つ目をF4U1-D、二つ目をFM2にてお茶を濁していたのが爆装・制空共に強化出来るので自分の選択に後悔は無いのですが(対空12以上の艦戦が4つのみなので爆戦岩井未更新) -- 2019-11-12 (火) 21:40:37
  • 今日も今日とて練度が禿げる -- 2019-12-22 (日) 15:15:58
  • 敵対空射撃回避がないからボスマス到達時の火力も爆戦岩井に軍配が上がりそうな気がする。航空支援で使うか2つ目の爆戦がどうしても必要になった時は使えるかも・・・ -- 2020-02-24 (月) 08:27:18
    • 対地攻撃特性のことも忘れないであげてください -- 2020-02-24 (月) 09:02:17
      • 逆に対地攻撃しないようにする時にはちょっと邪魔である。 -- 2020-04-06 (月) 16:31:03
      • ↑そういう時は使わなきゃいいだけの話だろ -- 2020-04-06 (月) 17:06:40
    • 基地とかどうよ半径6の対空7で爆装一式戦より使い勝手よさそうに見える -- 2020-02-24 (月) 13:19:29
      • レイテイベのタシュ堀りで使った記憶があるわ -- 2020-03-22 (日) 20:23:54
  • Wikipedia記載のテストパイロットによるとF4U-4はF8F-1に肉薄、F4U-5はF8F-2と同等以上の性能だったとされる。これが本当なら航続距離や搭載量も含めてベアキャットが排除されるわけだな -- 2020-04-09 (木) 12:27:24
    • そもそもF8Fの実戦投入が終戦の直前だったので、終戦後に大量に余ったF4Uを使いまわしたほうが予算に優しかったのよ。というわけで、朝鮮戦争ではF4Uはもっぱら爆撃任務に使われていたし。 -- PPC林檎提督? 2020-04-17 (金) 17:12:40
      • F8Fだって改修が進めば更に高性能になったかもしれないけどジェットの時代にレシプロの純戦闘機に予算使う意義なんて無いもんなぁ -- 2020-04-30 (木) 19:52:00
    • 英米パイロットの好評価・日本側パイロットの好評価、足破損がコルセア>ヘルキャット>日本機なレベル、コルセアによる活躍エピソード…wikiよりだいぶ削られてるよね -- 2022-09-12 (月) 00:01:39
  • F4U「俺はフライングパンケーキに転換するぞ、○ョ○ョォォォ!!」 ってなことになるんかな?さすがにそれはないよな…? -- 2020-04-30 (木) 12:56:27
    • そんなアホなって言いたいけど、明石さんの装備の転換の時、まったく関係ないメーカーの機体とか使ったりするからなあ。コルセアと同じチャンス・ボート社の機体だと無理もない……ううむ? -- 2020-04-30 (木) 17:03:38
      • パンケーキ妖精さんがイントレピッドとそっくりだったし、イントレピッドの初期装備だからF4U改修可能、上位更新からの新型航空機設計図要求のフライングパンケーキとかありえそうなのが -- 2020-04-30 (木) 20:23:23
    • マジで実装されちゃったよ… -- 2020-04-30 (木) 19:33:19
    • コルセアのプロペラがフライングパンケーキに使用されてるんだっけ。コルセア改修来たら更新でパンケーキに…? -- 2020-04-30 (木) 19:42:28
    • 良いプロペラだな、ちょっと借りるぞ -- 2020-04-30 (木) 20:08:28
      • ガッデム リュウジョウ -- 2020-05-18 (月) 02:01:16
    • 二式水戦が強風になったり、オートジャイロがヘリになったりしてるからありえなくはない…コルセアのまま強化型爆戦や夜戦になるルートとフライングパンケーキになるルートに枝分かれしたりするかも? -- 2020-04-30 (木) 20:40:22
    • やっとサラトガが来て任務進められると思った矢先にこれだよ。F6F取る予定だったけどF4F改修しつつ様子見しとこ -- 2020-05-17 (日) 01:51:59
      • (F4FとF4Uを勘違いしていない?) -- 2020-05-17 (日) 12:06:50
      • いや、編成任務の報酬の話。F4Uは既に一つあるからF6F-3選ぶつもりだったけど先が分からなくなってきたから今あるF4FをF6F-5まで更新しつつ静観しようって事 -- 2020-05-18 (月) 21:02:34
    • こいつがパンケーキになるより先にFM-2がこいつになると言う良く分からない更新が実装されちゃったよw -- 2021-03-17 (水) 01:37:28
  • F4Uの他の型でないのかな?20mm搭載型とか艦上戦闘機でこないかな -- 2020-07-30 (木) 00:09:27
    • WTで金策作戦に猛威を振るうAU-1とか?あとこの子も夜戦型あるんだっけか -- 2021-06-22 (火) 19:28:25
  • 距離6だから二式大抵ありきのE7で海兵隊ごっこしてみたがダメージ計算式上どうにもならんかった、悲しみ -- 2020-08-23 (日) 11:17:56
  • これ使ってると射撃回避がめっちゃ欲しくなってくるな……。 -- 2020-11-23 (月) 23:33:18
  • WWⅱ期の米軍機(1/72)で最初に作った機体が此れでしたね(其れ迄は日英独伊の機体が中心でした因みに此の時期の露西亜機は未だ未購入) -- 2020-12-21 (月) 01:46:48
  • 明石驚異のメカニズムがまた発揮されてしまったか -- 2021-03-02 (火) 20:11:39
  • F4Uはゲームだとそこまで強くないことが多い気がする。WTとかも基本1on1になるから日本機相手にするのは厳しい。 -- 2021-03-04 (木) 08:29:56
    • ゲームだとマルチロールって生かしにくいしな。よっぽどリアルな戦略ゲーとかじゃないと、色々つぶしがきく機体ってどうしても中途半端な性能になる。 -- 2021-05-10 (月) 21:29:54
      • 局所的に勝ちを重ねてく系統のゲームだとどうしてもマルチな性能よりもその場その場の適正に振り切ったユニットが優先されてしまうし仕方ないね。 -- 2021-06-22 (火) 20:02:27
      • 同ゲーの流星はわりとマルチロール機してるんだがのう -- 2021-12-05 (日) 00:09:42
  • こいつの射撃回避付がほしぃなぁ -- 2021-05-24 (月) 07:27:01
  • 量産できるようになったって知らなかった -- 2021-06-23 (水) 06:57:29
  • 最近米航空機新型や改良型が続いてるけどコレもF4U-4がそのうち来るんかなー?来て欲しいなー -- 2021-07-15 (木) 22:17:26
  • 次イベでイラストリアス級が実装されそうだけど、コレのバリエーション来るかなー? -- 2021-08-14 (土) 15:21:42
    • コルセアMk.ⅢかⅣが来そう -- 2021-08-31 (火) 01:41:11
  • スカイママが掘れるそうなのでこれも副産物で取れるようになるのありがたい… -- 2021-11-23 (火) 23:43:34
  • 試験と称してチョコレートアイスクリームを「密造」する「Operation Freeze flights」とか、ネタとして面白そうかも。誰か編集できる方いませんかね…? https://www.smithsonianmag.com/air-space-magazine/cool-side-tropical-warfare-180969515/#.YP9ZwXacGRk.twitter -- 2022-01-18 (火) 11:47:04
    • 編集を任せたいなら せめて 文面を 考えて -- 2022-01-18 (火) 11:52:46
      • まずアメリカ全軍でアイスクリームが士気高揚のアイテムとして重要だったこと、その例として荷物のほぼ半分近くがアイスクリームの船(アイスクリーム・バージ)を造ったこと、駆逐艦には製造機がないので大型艦から盗み出したり必要性を報告書で訴えた者もいたということ、墜落などで海に放り出されたパイロットの救出をすると体重と同じだけのアイスと交換されたこと… そういった米軍とアイスクリームの話が前提に欲しくなりそう。 -- 木主? 2022-01-18 (火) 17:05:33
      • パイロットとの「交換」は引用するならこのあたりとか。 https://trafficnews.jp/post/100540 -- 2022-01-18 (火) 17:08:00
    • ざっと読みました。確かに「ただ冷やしただけだとパサパサだったので、次に整備員たちは空気の流れで缶の中の材料を攪拌するよう改良した。そしてついにクリーミーなアイスが完成した」とか「F4Uはマルチロール機である。戦闘機であり、攻撃機であり、そしてアイスクリーム製造機でもある」とか面白い。とはいえ実際の所、たまたま機体がF4Uだったというだけで、増槽が取り付け可能ならどの機体でも可能な話っぽいので、戦争中のおもしろエピソードとしてはいいけど、F4Uのこぼれ話と言えるかってーと、やや微妙かなあ? -- 2022-01-18 (火) 17:19:34
      • 扱う場合でも折りたたんで扱われるような規模の話かな?変わった運用をされたものの話はどのあたりまで扱うか判断が難しい。エピソードとしてはなかなか面白いし、どこかでアイスクリームの話があれば持ち出したい話かも。アメリカの食の執念エピソードとしても使えそう? -- 木主? 2022-01-18 (火) 18:53:16
  • 対潜支援の制空役として対空7と最高クラスだったりする。空母潜水混合部隊を相手にする時にどうぞ。 -- 2022-06-07 (火) 21:12:18
  • コルセアって日本軍からシコルノスキーって呼ばれてたらしい P38ライトニングは めざし -- 2022-06-07 (火) 22:25:27
  • ついにF4U-4がきたっぽい? -- 2022-08-27 (土) 14:22:59
  • これF4U-4から改修できるようになるんじゃないかな、クソ高いだろうけど -- 2022-09-12 (月) 08:08:08
    • 逆だよね?F4U-4からこれに改修って誰もやらないだろうし -- 2022-09-12 (月) 08:39:46
  • E3-2の基地の切り札がこいつになるとはな -- 2022-09-20 (火) 00:00:43
  • 流星改(一航戦熟練)よりはマシだが、熟練度の上がりにくさよ。 -- 2022-09-28 (水) 20:37:39
  • 色んなコルセアが増えてたのしい -- 2022-09-29 (木) 00:58:34
    • 家族が増えたよ! -- 2022-09-29 (木) 20:46:49
  • FM2からの更新も本気で考えてたがシリーズ大増殖により中止に -- 2022-10-06 (木) 00:44:04
  • 今さらだけど、垂直尾翼と水平尾翼の位置が目に見えてはっきりズレていた。もちろん空力的なデザインと機体のバランスを取るためなんだろうけど。コルセアって言うと逆ガル翼が特徴的だけど、尾翼のデザインも独特なんだ。確かに野心的な設計だなあ。 -- 2022-10-13 (木) 03:43:27
  • 使ったこと無かったなぁ どこで使えば良いんだ ウィークリーとかは彗星22使うから -- 2023-04-06 (木) 13:21:51
    • 上位がきちゃったから、なおさらだな。それまでは普通に、6‐5で重宝していたけどな。(´・ω・`) -- 2023-04-06 (木) 13:25:52
    • 岩井隊を艦戦で運用していた時には使ってたな。強艦戦増えて爆戦にした以降はさっぱりだけど… -- 2023-04-06 (木) 14:26:23
    • 制空と対地が欲しいとこではそこそこ便利だったよ、3-5上とか4-5高速+とか。上位機種を入手出来た今だと格納庫の中でお茶すすってるけど。 -- 2023-04-06 (木) 15:31:34
    • 補強に強スパナ入れて、爆撃機のスロに使うと、大化けするでよ -- 2023-08-14 (月) 12:34:31
  • トーチ未参加組だから今回のイベント岩井爆戦と一緒に結構助かったわ -- 2023-10-19 (木) 21:19:09
  • そろそろ改修を解禁してほしいよねこれ -- 2024-04-27 (土) 12:05:24

*1 新型航空兵装資材を2個、熟練搭乗員を1個消費
*2 フランス語「corsaire」に由来する語。英単語としては慣例的にコルセアとカナ表記され海賊と訳されるが、実際の発音はコーセアに近く、意味も海賊(=pirateパイレイト)だけではなく私掠船(=privateerプライヴァティア)を含む
*3 なお、ワイルドキャットはF4Fであるのでご注意。さらにはダグラス社にはF4D、マクダネル社にはF4Hという機体があった。これは当時の海軍が、各航空機メーカーごとに番号を割り振っていたため、こういうことになったのである。1962年のアメリカ3軍の命名規則統一により、マクダネル社のF4HはF-4と改番された。そう、皆様ご存知のファントムIIである
*4 新米パイロット=少尉が事故を多々起こしたことから
*5 内翼のオイルクーラーとインタークーラー用の空気取り込み口からヒューという風切り音がしたため
*6 1939年よりユナイテッド・エアクラフトの一部門であったシコルスキーと合併し、ヴォート・シコルスキーエアクラフトに改名。ちなみに日本海軍が当時F4Uをシコルスキーと呼んだのはこのため
*7 この時の要求はもっと速く、とにかく速くというもの
*8 この特徴的な逆ガルウイングはパイロットの視界を悪くするために、現場では不評であった。が、同時にF4Uシリーズの代名詞ともいえるようにもなった。1990年代以降のレーシングカーで、ダウンフォースを得るためのフロントウイングがフロントノーズから吊り下げた形になっているものを「コルセア・ウイング」と呼ぶ人もいるが、それはもちろんこのF4Uに由来する
*9 これが、タミヤの1/72スケール『ウォーバードコレクション』のF4Uプラモデルキットに、大小2種のプロペラが入っている理由である
*10 風防全体を1枚のガラスで成形したうえ、機体シルエットから膨らませるようになっている形状の風防のことである。大戦期の機体で有名なものにP-51Dの風防がある。P-51の初期型では「ファストバック」と呼ばれる、風防が機体のシルエットと一体化したような形が取り入れられていた(日本機で言う雷電のようなデザイン)が、後方視界がないに等しく、D型では視界改善のために、機体設計を改めると同時に、後風防が支柱のないバブルキャノピーが採用された。日本機では、二式戦でそれに近い風防が取り入れられたが、風防全体を支柱なしにするほどの工業技術がまだ達成できていなかった…。現代の戦闘機では、F-16の風防が非常に分かりやすい。なお、プラモデルでは、成形の都合上、頭のてっぺんにパーティングラインが来てしまうので、丁寧なやすり掛けと磨きで奇麗に消さないとみっともないパーツである
*11 それぞれF4U-1、F4U-1D相当
*12 それぞれF4U-1、F4U-1A、F4U-1D相当
*13 過給機で圧縮した吸気は、「断熱圧縮」という現象により温度が上がってしまう。そうするとせっかく濃くした空気が熱膨張を起こして意味がなくなるばかりか、熱によってエンジンの効率が下がり、最悪エンジンブローの可能性もある。そこで、過給機を通す前の空気に水、あるいは凍結防止のメタノールを混ぜた水を噴霧することで、気化熱により断熱圧縮を抑え、なおかつさらに吸気を濃くするための装置である。水メタノール噴射装置は、日本陸軍では一式戦でその効果が認められて積極的に採用されたが、海軍では「零戦に搭載してみたけど調整が難しいし、効果がないどころか性能低下してるじゃねえか!」として、零戦への搭載は試作のみで見送られてしまった。しかし、一方で雷電紫電改には水噴射装置が搭載されている。三菱製エンジンで有効だったので慌てて中島も装備したというのが実情のようだが……
*14 有鉛ガソリン並(何度も言うけど当時日本軍の航空ガソリンは92価で、アンチノック剤(テトラ・エチール鉛)を使用しない限り当時量産できたガソリンの範囲ではハ・イ・オ・ク [heart] )の性能を発揮させるために離昇出力、戦闘時出力である公称出力など一定以上のブースト圧が掛かった時に連続して水メタノール噴射装置を使う日本と違い、アメリカは戦時緊急出力時のみ作動する。ちなみにF4U-1D型は戦時緊急出力が8~9分程度しか使用できずそれ以上使うことは水メタノールが尽きてしまうので、文字通り「緊急」用出力なのだ。ご利用は計画的に
*15 エアブレーキは無いが、主脚が頑丈だったためエアブレーキ代わりに使用された
*16 エースパイロットであると同時にVMF-214の創設者。ちなみに1944年1月3日ラバウル上空の航空戦で同じくエースパイロットである川戸正治郎上飛曹が駆ける零戦により撃墜されて捕虜となった経験がある。ちなみにWW2中彼が最後に乗っていたのはF4U-1DではなくF4U-1Aである
*17 F6Fが1943年8月、F4Uが1943年2月
*18 あくまでアメリカ側の主張であり、さらに裏付けが行われておらず戦果誤認も多数含まれている為実際の戦果は不明
*19 いわゆる「マニューバー・キル」というもので、火器によるものではないが、公式な「撃墜」として記録されている。変わったところでは、1991年の湾岸戦争にて、米空軍の電子戦機EF-111A(2機編隊)が、イラク軍のミラージュF.1に後ろから捕捉されたときに、2機ともエンジン全開で低空回避機動を行ったところ、ミラージュが付いていけずに地面に激突したという記録がある。もっとも、EF-111Aの種機であるF-111は、阻止攻撃用に設計された機体で、低空での音速飛行を行うべく、可変翼やアナログ・フライ・バイ・ワイヤー、さらには地形追随飛行能力を備えた長距離攻撃機だったのだが…
*20 制空戦闘機隊だけなんとかF9Fか大型のF2Hが配備された
*21 この段階では軽攻撃飛行隊のほぼ全て、奇しくも後述のコルセアIIと同じ任務である
*22 ジェット機にはプロペラ機のようなプロペラの回転モーメントがないので重力に素直に爆弾が落ちてゆくこともあり、制空戦闘機隊が対地攻撃任務も担当するようになった
*23 機体構造は全くの別物だが、機体組み立てにはF-8の部品も一部使用された
*24 当時の米軍は「ミサイル至上主義」であり、戦闘機は「いかに多くのミサイルを積めるか」に特化していた。ところが、ベトナム戦ではMiG-17や21といったドッグファイターに追い回され、固定武装を持たないF-4は逃げるしかなかった。固定武装として機関砲を積んでいて、なおかつ良好な運動性も持ち合わせていたA-4やA-7が、F-4を格闘戦から守るという任務も務めたのである。この戦訓から、空軍では機首にM61A1バルカン砲を積んだF-4Eを投入したが、「機首が長くなって着艦に影響が出る」という理由で、海軍では採用されなかった
*25 F-4の名誉のために付記すると、当時の米海軍ではF-8クルセイダーという格闘戦闘機も配備されており、MiGの撃墜で多大な戦果を挙げていた。F-4は燃料と兵器の搭載量が多く、要撃にも爆撃にも使えた点で優秀だったのである。問題は当時の米軍の戦術思想だったのだ
*26 空軍では「海賊」という名前が嫌がられたため、"Short, Little, Ugry, Feller"の頭文字をとって「SLUF」というあだ名が付けられた。直訳すると「チビで醜い木こり」だが、戦果を重ねていくにつれて、空軍のA-7パイロットも愛着と信頼を込めてSLUFと呼ぶようになっていった
*27 その中には、かつてのライバルだったノースロップ・グラマンも含まれている。このため、F4Uを始めとするヴォート社製航空機のライセンス管理は、2018年現在ノースロップ・グラマン社が担当している
*28 対等合併ではなく、継承法人格はノースロップ
*29 その間にF-4『ファントムII』やF-15『イーグル』などの傑作機も生み出しているが
*30 これに対して日本は三菱重工、中島飛行機→SUBARU、川崎造船→川崎重工業、愛知時計電機、川西飛行機→新明和工業、航空機以外でも日産自動車や日立製作所などWWII時の軍需産業体はバブル崩壊もリーマンショックもなんとか生き残って健在、それどころかトヨタ自動車に至っては「トヨタを知らぬは自動車を知らぬと同じ」という勢い。しかもその多くが防衛省に出入りしている。原子力も東芝が失敗こいたが三菱は虎視眈々と機会を狙っている。戦争勝ったのどっちだっけ?
*31 主な原因は航空機の量産体制にあった。大戦中に大がかりな量産体制を整え、ほぼ毎日完成機を前線に送り出していた航空機産業は、大戦終結後にはジェット機への急速な置き換えにも対応した。ベトナム戦争まではそれで生産体制を維持できていたものの、東西冷戦の終結によって航空機の性能を競い合う必要性が小さくなったことと、さらに湾岸戦争では西側の航空機が圧倒的な性能差を見せつけたことにより、「高性能機を物量で殴りつける」ビジネスモデルが過去のものとなってしまったのだ。この中で一番健全だったのは、大型爆撃機のノウハウを生かして旅客機を作り続けていたボーイングで、逆に艦載機しか作ってこなかったグラマンは深刻な財政危機に陥っていた。ここに記載がないが、ロッキードもマーティン・マリエッタを吸収している