モンスター/牙竜種

Last-modified: 2021-01-04 (月) 12:39:58

MHP3より登場したモンスターの分類カテゴリーの一つ。
四足の竜の種族で、飛竜種と同じく竜盤目に属する。
長らくジンオウガとその亜種のみしか確認されていなかったが、MHWorldにてようやく新種が多数発見された。

概要

  • 該当するモンスターに共通する特徴は以下の通り。
    • 比較的短い頚と発達した四肢、長い尾を持つ
    • 陸棲で四足歩行を行う
    • 可動肢としての翼を持たない*1
    • 体表に鱗を備える*2
  • 他の種族と同様、一口に「牙竜種」といってもその姿は様々で、
    骨格が縦に躍動する哺乳類型のジンオウガやオドガロンや各小型種、
    大型になると爬虫類のように横に体をくねらせて進む賊竜グループ、
    頭部が大きく発達したドドガマルなど、バリエーションに富んでいる。
    ごく大雑把に言えば『翼を持たず、発達した四肢で四足歩行を行う竜』の種分類と言える。
    • 現状、翼を持たない点で飛竜種と、四足歩行を行う点で獣竜種と、
      鱗を持つ点で牙獣種と、骨格的な構造で海竜種や両生種や蛇竜種と異なるという、
      消去法で上記の共通点が見いだされてはいるが、
      より具体的な「牙竜種を定義する設定上の要素」は明らかになっていない。
      水中や地中に適応した種が見られないのも特徴だが、牙竜種も(世界観上の)生物学的な分類である以上、
      こうした外見的な行動による共通点は結果的なものに過ぎず、
      分類を定義する条件とはまた別の話になる。
    • アカムトルムウカムルバスは同じく四足で翼のない身体構造を持つが、
      「飛竜種やその祖先と共通する構造の外殻、爪、骨格が認められる*3」として
      飛行を行わない種でありながら「超大型の飛竜種」に分類されている。
      単純な外見や見かけの生態ではなく、より詳細な共通点に照らしての分類が為されている点から、
      モンハン世界の分類法は(現実世界を基準とすれば)比較的進歩したものであると言える*4
    • また「牙」は牙竜種でなくとも持っている器官であり、
      麻痺牙や毒牙を武器とするモンスターもさほど珍しくない。
      牙竜種だけに共通する歯列構造などの設定も明かされたことはないので、
      「牙竜」という分類名の由来はよく判っていない。
      ジンオウガトビカガチドドガマルなど、牙系の素材が得られない種も多数いる。
  • 生態樹形図では、ジンオウガが飛竜種などと同じ”竜盤目”に属することが判明している。
    それによると牙竜種は「四脚亜目」に分類されるとのこと。
    我々の世界で言うところの爬虫類、一部の恐竜に近い分類と言えば分かりやすいか。
  • 生態系上は「捕食者(プレデター)」ないし「掃除屋」に位置する事が多い。
    ただし種によって地位は大きく異なり、
    ジンオウガやオドガロン種のようにその地域における生態系の頂点*5とされる強大な種から、
    ドスジャグラスやドスギルオス、トビカガチのように中間捕食者として知られるもの*6
    シャムオスのように小型捕食者と掃除屋の立場を兼任するもの
    鉱物も食べるドドガマルなど、その幅はかなり広い。
    生態系ピラミッドに満遍なく属する、MH世界では稀有な種族である。
  • サイズを問わず好戦的な性格の持ち主が多い。
    空腹時や攻撃を受けた際は誰彼構わず襲い掛かって相手を排除しようとし、
    MHW(:I)ではそれを証明するように縄張り争いが発生する種(とその対象)がかなり多い。
    縄張り争い以外でも、ジンオウガは同等クラスの体格を持つタマミツネに積極的に勝負を挑むとされるほか、
    登場ムービーではリオレウスとディアブロスの対決に割って入る一幕がある。
    オドガロン種は通常種と亜種が文字通りの殺し合いを繰り広げるという前代未聞の登場ムービーが存在し、
    ウルグは群れでハンターを発見すると即座に襲い掛かろうとするなどかなり凶暴。
    その他、シャムオスやドスジャグラス、トビカガチ、オドガロン種は明らかに格上の相手に対しても攻撃を加え、
    時には縄張り争いを繰り広げることもある。
    岩が主食で動きの鈍いドドガマルですら、他の大型生物との戦闘に巻き込まれると
    まずは逃げずに積極的に火薬岩を吐き、追い払おうとする。
    • ただし格上のモンスターに対して勝てるというわけではなく、
      無謀な勝負を挑んだ結果、叩き伏せられるなり反撃されるなりしてあっさり敗北する事例も多い。
      この関係で、(オドガロンなどの例外はいるものの)他種との縄張り争いにおける戦績は悪い部類に入る。
      またジンオウガを除く(=オドガロン種を含む)大型牙竜種たちは軒並みイビルジョーに武器扱いされ、
      思いっきりぶん回されたり投げられたりするという悲しい宿命を背負っている。

余談

  • かつては牙竜種に分類されたモンスターが雷狼竜ジンオウガとその亜種しかいなかったこともあり、
    長らく詳細な定義が不明な種族でもある。
    ジンオウガに類似する身体的特徴を持つことが分類条件と解される場合もあったが、
    現在はジンオウガとは大きく異なる特徴を持つ牙竜種が多数確認されている。
    このため、大まかな共通性と、結果論的な定義の推測こそあるものの、
    具体的にどういう生物的共通点を持ったグループなのかという点については、かえって謎が深まった。
  • 牙竜種の英語名は「Fanged Wyvern」、つまり「牙のあるワイバーン」である。
    前述したように牙竜種は”竜盤目に属する竜”、つまり鳥竜種や獣竜種と同じく
    飛竜種と共通の祖先から派生した種族であるため、この英語名は強ち間違ってはいないといえる。
    • 翼がないのにワイバーン、という表現は違和感があるかもしれないが、
      ワイバーンの起源となった紋章学において、ワイバーンは必ずしも翼を持つわけではない*7
      単に翼を欠くだけであったり、あるいはそれの頭が増えたものであったり、
      はたまた翼は持つものの今度は脚がなかったりと、
      現実世界におけるワイバーンという概念にそれほど厳密な定義はないようだ。
      その例として、モンハン世界では絶滅種であるワイバーンオリジンを祖先とする、
      翼を持たない飛竜種、アカムトルムなどが存在する。
  • 「牙竜」という単語については、MHP3での牙竜種の発見以前より
    飛竜種のベリオロスの別名として「氷牙竜」が登場している
    (因みに牙竜種と同時に実装された亜種は「風牙竜」)。
  • MHP3で登場して以降、長い間ジンオウガ系統のモンスターしか属していなかった種だが、
    MHWorldにて、ついにジンオウガとは異なる完全新規の牙竜種モンスターが多数登場した
    その総数は実に8種とMHWorldの種族の中でも上位に入る数で、長い停滞を経て大躍進した種族と言える。
    • 当のジンオウガはMHWorldでは残念ながら出番がなかったが、
      拡張コンテンツ「アイスボーン」で晴れて新大陸へ進出、
      更にアップデート第二弾でその亜種も参戦した事で二つ名の個体を除く全ての牙竜種が共演と相成った。
    そしてMHP3と同じ和の世界観を持つMHRiseにて、怨虎竜マガイマガドが10年振りに牙竜種のメインモンスターとして登場する事が判明し、
    上述の牙竜種との共演が実現するかも含めリストラされていた海竜種等に次いで注目が集まっている。
  • MHW:Iの段階で13種と特別数が多い訳ではないながらも属性のバラエティーは
    毒(トビカガチ亜種)、麻痺(ギルオス、ドスギルオス、トビカガチ亜種)、雷(ジンオウガ、トビカガチ)、
    龍(ジンオウガ亜種、オドガロン亜種)、爆破(ドドガマル)と豊富な種族になった。
    特に雷と龍属性の使い手をこの段階で複数含んでいるのは中々異例である*8
  • MHFではフォワード.3以降、獣竜種に海竜種とMH3での新種族が続々と輸入されており、
    「そろそろ牙竜種あたりも実装されるのではないか」と期待するハンターもいたが、
    後述するように何度か運営故意のミスリードらしき情報が何度か出されていた。
    しかし、それから牙竜種に関する話題がほぼ沈静化したMHF-G7初期、
    突如としてMHF-Gへの雷狼竜ジンオウガそのものの実装が発表されるというまさかの展開を迎えた。
    • MHFでの新たな牙竜種に期待するユーザーは多いらしく、
      それらしきモンスターが発表されると話題となるのが恒例。
      クアルセプスミ・ルイナガミケオアルボルなどは公開当初種族が明かされず、牙竜種と誤認されていた*9
    • 牙竜種という枠にとらわれない見方であれば、
      MHFに登場する古龍種であるエルゼリオンにはジンオウガと同じ骨格が使用されている。
      このときはまだMHWorldが発表されていなかったため、
      ジンオウガ以外の名称でジンオウガと同じ骨格を持つモンスターとしてかなり注目された。

該当モンスター

  • リンク先に一覧表あり。

*1 トビカガチは四肢の間に滑空できる程度の皮膜を持つが、膜自体に骨格や筋肉は無く羽ばたく事はできない。
*2 ウルグのように全身が体毛で覆われ、殆ど鱗が見られない種もいる。
*3 言及があるのはアカムトルムのみだが、分類上はウカムルバスも飛竜種であるため同様の特徴を有すると考えられる。
*4 現実においても、姿や生態が似ているが近縁ではなかった、逆に、似ていないのに近縁だった、といった生物学の発見は数多い。遺伝子レベルでの分析が可能になってからは、さらにそうした例が増えている。
*5 厳密に言えばオドガロンはその地域の頂点ではないが、一般的な生態系の範疇に収まるモンスターの中では紛うことなきトップである。
*6 「中間」と言っても、大型モンスターがこれらの肉食モンスターを積極的に食べているという事は殆どない。どちらかといえば強弱関係の競合者である
*7 現在でも、アメリカ陸軍の一部部隊が翼のないワイバーンを紋章に採用している。
*8 デビューから出ずっぱりにも関わらず、雷属性を扱う鳥竜種や獣竜種はアイスボーンの時点で一種ずつ(クルペッコ亜種とアンジャナフ亜種)である
*9 ミ・ルのみ未だに分類不明扱いだが、デュラガウアを基にした骨格、レックス型飛竜と共通するモーションの数々から、前例同様に飛竜種に分類されるのはほぼ確定的である。