武器/アヴニルオルゲール

Last-modified: 2023-12-12 (火) 16:16:21

太古の伝承にある、未来を予言するというオルゴール。現代技術で狩猟笛として転生した。
(アヴニルオルゲール)

最新技術で真の音を蘇らせたアヴニルオルゲール最終版。奏でる未来は破滅希望か。
(エターナルオルゲール)

MHP3から登場した狩猟笛の一つ。凄く風化した狩猟笛から復元された古の狩猟笛。
さびた塊や太古の塊から入手できる狩猟笛はこれが初である。

目次

概要

  • 古の伝承の中に登場する不思議なオルゴール。
    風化した状態で発掘されたそれを狩猟笛として復活させた逸品。
    古代文明の産物であるためか、他の狩猟笛とは違う独特な雰囲気を放つ。
    機械的な外見と金色に輝く巨大な円盤が特徴。息を吹き込むと円盤が回転して音を奏でる。
    元々風化していたために円盤が若干欠けてしまっているが、演奏や攻撃には差し支えない。
    演奏すると円盤に文字のような赤い模様が浮かび上がるが、その理由や意味は不明。
    伝承によるとこのオルゴールには未来を予言する力があるとされているが、
    それと何か関係があるのだろうか?
  • 非常に綺麗な音色を奏でるのが特徴。
    演奏の際に流れる音は英雄の証のフレーズである。
    当時は特定のBGMのフレーズを奏でる狩猟笛はかなり珍しかった。
    因みに強化前の風化した状態では、壊れているためかやや音程の外れた寂しげな音色を奏でる。
    ぎこちないながらもノスタルジックな雰囲気を醸し出す音色に惹かれ、こちらの方を好む人も多い。

性能

MHP3

  • 音色は
    演奏の効果は自分強化、攻撃力強化【大】、のけぞり無効、全旋律効果延長となっている。
    基本攻撃力は若干低めだが高い龍属性を持ち、装備すると防御力も上がるのが長所。
    低めの攻撃力も演奏効果で仲間ごと強化できるのでさほど気にならない。
    援護よりも攻めの姿勢が強い狩猟笛である。
    しかし入手は太古の塊からのみなので完全に運任せ。
    物欲センサーのお陰で狩猟笛が得意な人に限ってなかなか入手できなかったりする。
  • 攻撃力強化【大】の旋律こそあるものの、純粋な火力の点で見てみると
    攻撃力、属性値共にどういう訳かマギアチャーム=ベルに劣っている。
    仮にも神秘的な雰囲気をまとった古代文明の遺産が、
    農場で集めた虫素材から作られたファンシーで乙女チックな巨大ステッキ如きに負けているという事実に
    納得がいかない人もいるのではなかろうか?

MH3G

  • G級の強化先としてエターナルオルゲールが追加された。
    また、音色が大きく変更され、となった。
    これによって演奏可能なのは自分強化、体力回復【小】、会心率UP&体力回復【小】、聴覚保護【大】。
    強力な攻撃力強化は没収されたものの、汎用性の高い聴覚保護【大】は優秀。
    また、3スロットがついているためスキル選択に余裕が持てるのもポイントである。
  • 属性特化のマギアリア=ロッド、攻撃力重視の異獄と比較すると、オルゲールはバランス寄りの性能と言える。
    また、同じ音色を持ち、本作で猛威を振るう爆破属性のイエログラフという壁も存在する。
    それらにはない3スロットをどう使うかがポイントになるだろう。

MH4

  • またも音色が変更され、に。
    なんとこれ、かの覇笛と同じである(音色2と3の配置は逆だが)。
    自分強化、防御力強化【大】、攻撃力強化&防御力強化【小】、風圧完全無効、スタミナ減少無効【大】
    が演奏可能になった。
  • 同期でしのぎを削ってきたマギアチャーム=ベルがまさかの氷属性武器となった。
    それを受けてかどうかは知らないが、今作ではこの笛が属性特化笛を務めることに。
    高い龍属性値660は他の武器にはない長所である。反面、攻撃力は624と上位武器にしては控えめだが
    前述のとおり攻撃力強化旋律を持つため火力の底上げができる。
    もちろん、3スロットは健在。
  • 風圧完全無効の旋律や高い龍属性を最大限に活かせる相手には猛威を振るうことになる。
    リオレウスやクシャルダオラなどと戦う際は、かなり心強いだろう。

MH4G

  • G級武器としてエターナルオルゲールが復活、アヴニルオルゲール改を経由して強化することになる。
    スロット3と音色はそのままに、攻撃力と属性値を順調に伸ばしている。
    斬れ味は匠でも白ゲージどまりだが、これ以上を望むのは贅沢だろう。

MHX

  • 前作同様、音色は
    しかしスロットが没収され0となってしまった。
    今作は武器強化がLV式となっており、最終強化でエターナルオルゲールに名前が変わる。
    しかし最終強化の性能が
    • 攻撃力強化【小】が吹けるにもかかわらず攻撃力が200*1
    • 龍属性は35と龍属性狩猟笛No.2
    • おまけに防御力+15
    と今までの扱いからは考えられない程の高性能。
    更に斬れ味は素で青、匠で出るゲージは全て白MHXの龍属性笛では最高クラスの攻撃性能を持つ。
    • 一方前述の通り、自慢だった属性値は2位。
      マギアチャーム=ベルが龍属性武器として復帰し、龍属性首位を再び奪われることに。
      もっともあちらは属性強化や精霊王の加護といった旋律を持っており、差別化はしっかりとされている。
    • 攻防強化に風圧完全無効、スタミナ強化という需要の高い旋律に最高レベルの殴り性能と、
      パーティプレイでもかなりの活躍が期待できる。
      ただし、攻撃力&防御力強化の旋律はうっかりすると旋律表示が邪魔になってしまうため、
      注意が必要である。

MHXX

  • 限界突破にアルティマ結晶を使うためG級への強化はG★3に上がってからとなる。
    G★4で手に入る勇気の証XXを用いてLV5で究極強化のパーペチュアルムジカとなるが、その性能は
    • 攻撃力強化が吹ける狩猟笛ではそこそこの攻撃力310
    • 龍属性は40になったが龍属性狩猟笛No.4まで転落
    • 斬れ味は素で白50、匠でもは出ない
    • おまけ程度の防御力+20
    • 音色は引き続き
    • 残念ながらスロットは0
    と、順当に強化された。
  • …が、本作ではかの名器ミラアンセスアリストグリーorテラーが復活し、
    パッとしなかったクロノリュートがミラメノスに豹変し、白骸惑笛スピカが匠で白ゲージを得て評価が急上昇し、
    ダメ押しとばかりに新顔である赫醒笛エディウスまで現れたことにより、
    攻撃力強化が吹ける物に絞っても龍属性狩猟笛はがつくレベルの激戦区と化している。
  • これらの超強豪ぞろいのライバルがひしめき合う中、
    パーペチュアルムジカの強みはスタミナ減少無効【大】とフォロー不要な斬れ味の二つ。
    スタミナ減少無効【大】が吹けるのは龍属性狩猟笛の中ではパーペチュアルムジカと、
    氷属性防御強化【大】と高周波を生かせないとどうにもパッとしないアマスリコーダーだけとなっている。
    また匠や斬れ味補助スキルなしでも十分な継戦能力を発揮できるのは、
    この笛以外では赫醒笛エディウスとTHEグレゴリアだけであり、
    これらはそれぞれ攻撃力280、攻撃力270+会心率40%と物理性能が一段劣る。
    欠点の一つだった旋律表示が無事修正され、視界を塞がれることが無くなったのも追い風といえる。
    • 唯一の懸念材料は本作では匠スキルが前作より付けやすくなっていること。
      本武器は匠で紫が出ず、匠込みでは他の狩猟笛に物理期待値で追い抜かれてしまう事が多い*2が、
      前出の通り斬れ味絡みのスキルは一切不要なので、火力スキルを積むことによって十分巻き返しが可能。
      属性値は中堅程度であり、超会心運用はTHEグレゴリアの方が向いているため
      差別化を図るのなら物理期待値を重点的に上げるのがおすすめ。
  • また、完成時期の早さも密かな強みとなっており、HR解放前に究極強化が可能な"龍属性狩猟笛"・"の狩猟笛"の
    どちらの条件で絞っても、該当するのはパーペチュアルムジカだけである。
    前出の通り龍属性が通らない相手にも十分な物理期待値があり、音色の汎用性も高いため、
    G★4昇格直後にとりあえずこれを完成させ、それ以外の狩猟笛が揃うまでの間に存分に活躍してもらうことも可能
  • 総じて、凄く風化した狩猟笛を発掘するという唯一にして最大の問題こそ据え置きなものの、
    最終装備だけでなく、攻略用装備としても活躍が期待できる逸品となった。

凄く風化した狩猟笛

偶然発掘された風化した武器。狩猟笛に非常によく似た機構を持つ。復元加工していくと?
(凄く風化した狩猟笛)

  • 風化した武器の一つで、アヴニルオルゲールの復元前の状態。
    例によって低い攻撃力、なまくらな斬れ味、会心率-70%を併せ持っており、基本的にこのままでは使い物にはならない。

MHP3・MH3G

  • アヴニルオルゲールの復元前として初登場。
    この頃はと、音色だけは上位水準だった。

MH4(G)

  • 引き続き登場。
    この作品から音色が下位の水準のに変更された。
  • MH4ではアヴニルオルゲールへの派生のみだったが、
    MH4Gにてテオ=クエルダカルン=ダオラへの派生先が追加された。
    そして風化した笛が計三本必要となり、ヤツに呪われたカリピストたちを絶望の淵に叩き込んだ。

MHX

錆すらも破壊力に還元する。脅威の発想から造り出された、凄く風化した狩猟笛の最終版。
(風化した狩猟笛)

  • 本作にも続投。
    本作ではテオ=クエルダは一発生産となり、派生先がアヴニルオルゲールとカルン=ダオラに減った。
  • …が、本作ではなんと復元せずに強化を施すことが可能になった。
    最終強化である風化した狩猟笛の性能は
    • ブッ飛んだ攻撃力260
    • 残念ながら据え置きの会心率-70%
    • 素でとなまくらだが、匠+2で緑20青30
    • 音色はMH4から引き続き
    • 残念ながらスロットは0
    と、攻撃力だけなら飛び抜けた物を手に入れることが出来た。
    …が、やはりと言うべきか現実は厳しく、なまくらな斬れ味と会心率-70%が祟って見た目ほどの火力は発揮できない。
  • おまけに高攻撃力かつなまくらな狩猟笛にははぴーという大御所がいる上に、
    こちらも続投した崩天笛イコカオンカムに加え、天嵐ノ琴【晴雲秋月】も再登場しており、
    さらには音色2がのおかげで攻撃力強化が素早く吹ける白骸の惑笛という新たなライバルまで現れたため肩身が狭い。
    一応差別点として風圧軽減が吹けるものの、本作での立場はあまりないと言えるだろう…。

MHXX

狩人の魂が呼び覚ました、凄く風化した狩猟笛の極致
(少し風化した狩猟笛)

  • 前作に引き続き風化したまま強化完了することも可能になった。
    その名も少し風化した狩猟笛
    • 全狩猟笛で単独最高値の攻撃力380
    • 腐れ縁の会心率-70%
    • 素で黄色と相変わらずのなまくらだが、匠+2で青30白10
    • 音色は引き続き
    • スロットは相変わらず0
    と、攻撃力こそ単独トップに立ったが、それ以外は相変わらずお粗末な水準と言える。
    やはりダメか…と言いたい所だが、本作ではスキル環境が大きく変わっており、新スキル「痛恨会心」の登場により、
    -70%という致命的なマイナス会心このスキル一つでプラス要素として働くようになった
    さらに紫ゲージの威力補正が下がっており、白ゲージ運用にも実用性が生まれた事で
    スキルさえ揃えればネタとは思えない超火力を発揮する。
    • この武器を生かすために必須となるスキルは斬れ味レベル+2、痛恨会心。
      それに加えて業物や剛刃研磨などの斬れ味維持スキルも必要となり、構築難易度は高い。
      反面、性質上弱点特効などの通常の火力スキルは必要ない(むしろ邪魔)ため、
      そのスキル枠に他のスキルを盛り込めるのは強み。
    • なお、素では黄色だが鈍器運用は推奨できない。
      いくら自分強化ではじかれ無効を得られるとはいえ、黄色ゲージの斬り方補正が無視できないためである。

余談

  • 今日我々がよく見るオルゴールとはだいぶ異なる形状に見えるが、これは「ディスク・オルゴール」というタイプで
    一般的なシリンダー・オルゴールが円筒に突起を付けて櫛歯を弾くことで音を出すのに対し、
    こちらは金属製のディスクに突起を設けることで同じく歯を弾いて演奏できるようにしてあるもの。
    まだ蓄音機が無い時代では、実はシリンダー型よりディスク型のほうがよく使われていた*3
    もちろん息を吹き込む必要は無い。
  • 武器の名前(avenir orgel)はフランス語で「未来のオルゴール」を意味し、
    強化後の名前(eternal orgel)は英語とフランス語の混合で「永遠のオルゴール」を意味する。
    • MHXXでの究極強化のパーペチュアルムジカ(perpetual musica)は聞きなれない響きだが、
      これは英語とラテン語の混合で「永久の音楽」を意味する。

関連項目

武器/凄く風化した○○
武器/炎妃双【悪女】 - ナナ・テスカトリ素材のピザカッター仲間。こちらは双剣。
武器/アルトエレガン - 同じく風化した武器から強化できるピザカッター仲間。こちらは剣斧。
武器/テンプス・ギア - 同じく風化した武器から強化できるピザカッター...? こちらは盾斧。
武器/ピザックス - ビストロチケットを使用する紛うことなきピザカッター。こちらも盾斧。
武器/デストネーター - 新大陸に現れたイビルジョー素材のピザカッター仲間。またしても盾斧。
武器/ラウンドホイーラー - カムラの里で作られた、ラングロトラ素材のピザカッター仲間。またもや盾斧。


*1 赤旋律のある武器に下方修正がかかっている
*2 一応、MHXXでは紫ゲージの攻撃補正が弱体化され、白ゲージとの差はそこまで無いという点はある。
*3 シリンダーに突起を付けるより、円盤にプレス加工で突起を出すほうが簡単に作れるため。またディスク型は円盤を変えれば曲の変更ができたことも理由。